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シスコシステムズ 「Cisco Compatible Extensions」プログラムを開始 企業向け無線LANのエコシステムの構築において業界をリード


シスコシステムズ 「Cisco Compatible Extensions」プログラムを開始
企業向け無線LANのエコシステムの構築において業界をリード

~「Cisco Compatible Extensions」プログラムは、業界有力企業であるAgere Systems、Atheros、Atmel、HP、IBM、Intel、Intersil、Marvell、Texas Instrumentsの各社によりサポート~

February 26, 2003
No. 2003011



2003年2月24日、カリフォルニア州サンノゼ発
 世界最大手のネットワーク関連機器のプロバイダであるシスコシステムズ社(以下シスコ、本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、社長兼CEO:ジョン チェンバーズ)は、サードパーティ製クライアントアダプタ、モバイル用デバイスとCisco Aironet無線LANインフラストラクチャとの相互運用を可能にする無償ライセンス供与契約を発表しました。

 このプログラムは「Cisco Compatible Extensions」と呼ばれ、内蔵型およびスタンドアロン型無線LAN設計を行っている精鋭かつ戦略的半導体メーカー数社に供与されます。ノートPC、デスクトップPC、PDA、携帯電話機、さらに産業用端末の内蔵モジュールからPCカード、PCI、コンパクトフラッシュ型クライアントアダプタにいたるまでをカバーする今日の市場において、業界最大手のAgere Systems、Atheros、Atmel、Intel、Intersil、Marvell、Texas Instruments各社による無線LAN設計の合計シェアは、90%を超えています。

 「Cisco Compatible Extensions」プログラムに賛同する半導体メーカーとHP、IBMなど、本日、発表されたODM(Original Design Manufacturer)メーカー、PCのOEM(Original Equipment Manufacturer)メーカーの指定を受けた独立系試験ラボ機関で実施されたテストにより、シスコの互換性が検証されています。「Cisco Compatible Extensions」プログラムにより、顧客は、数々の「Cisco Compatible」ブランドのクライアントアダプタやモバイル・デバイスを使用して、確実に無線LANを配備できるようになります。

 「無線用途に対する草の根的なニーズが従業員や管理者らの間で急速に拡大しているため、企業向けITメーカーは、企業クラスのセキュリティ、管理、信頼性を確実にする方針や規格の構築に前向きに取り組むようになってきています。ネットワークに接続する無線デバイスの台数が急増するにつれ、企業向けITメーカーは、規格に準拠し相互運用が可能で、配備や管理を簡素化し運用保持コストを低減できるソリューションを求めています」とMETAグループ社、上級リサーチアナリスト、クリス・コザップ(Chris Kozup)氏は述べています。

 「Cisco Compatible Extensions」プログラムにより、シスコはクライアントアダプタ、最終的にはモバイル・デバイスにAironetの革新的な機能を組み込むためのライセンスを無償で供与します。Cisco無線LANインフラストラクチャとの相互運用試験が徹底して行われ、これにパスしたアダプタまたはデバイスには「Cisco Compatible」というブランド名が贈られます。このブランド名は、「Cisco Compatible Extension」プログラムで定めているすべての機能をサポートしていることを意味します。「Cisco Compatible Extensions」プログラムのバージョン1では次のような機能を規定しています。
  • Wi-Fi規格およびIEEE 802.11規格に対する完全準拠
  • Cisco Wireless Security Suite(シスコ・ワイヤレス・セキュリティ・スイート)の準拠
  • 無線LANクライアントをVLAN(仮想LAN)へ割り当てるCisco方式との互換性
 今後、続々と定められる業界標準をリードしながら規格に先行する姿勢で革新的な技術を展開するため、シスコは、「Cisco Compatible Extensions」プログラムの新バージョン、拡張バージョンを定期的に導入していきます。「Cisco Compatible Extensions」プログラムのバージョン2は、今後30~60日以内に賛同各社に公開されますが、このバージョンでは下記をサポートします。
  • IEEE 802.1X認証タイプのPEAPと様々なIEEE 802.1X認証タイプを使用する環境におけるWPA(Wi-Fi Protected Access)への準拠。これには、EAP(Extensible Authentication Protocol)タイプである「Cisco LEAP」も含みます。
  • ローミング性能および無線LAN管理機能を向上させるCisco無線LANインフラストラクチャの新機能

 「現在、シスコでは、無線製品で培われてきた弊社の技術力ならびに企業間のネットワーキングにおける優位性と、業界大手の賛同メーカーが提供する低価格で可用性の高いモバイル・デバイスを組み合わせることにより、無線インターネットのCiscoバージョンの実現に向けて大きな一歩を踏み出しているところです。このプログラムにより、今日、弊社のユーザーが求めているモバイル事業におけるニーズを完全に満たす幅広い無線ソリューションを生み出すだけでなく、今後の製品計画を明確にすることができます」と、シスコシステムズ副社長兼ワイヤレス・ネットワーキング・ビジネスユニット・ディレクター、ビル・ロッシ(Bill Rossi)は述べています。

「Cisco Compatible」モバイル・デバイスの広範囲に及ぶ可用性
 統合された無線接続性、規格に準拠したセキュリティのサポート、Cisco Aironet無線インフラストラクチャとの相互運用性を提供できるように設計されたまったく新しい世代のモバイル・デバイスがまもなく、現行の「Cisco Compatible」に賛同するメーカー各社から発売されます。
 Ciscoグローバル戦略に賛同しているIntelは、シスコとの関係を拡大すると共に、「Cisco Compatible Extensions」プログラムへの賛同を発表しました。Intelは、この共同プログラムの開発におけるリーダーとして、Cisco社と密接に関わってきました。このプログラムには下記のメーカーが賛同しています。

  • Agere Systems ― Agere社は規格の制定に古くから携わってきており、相互運用可能な無線LAN製品を提供することになっています。「Cisco Compatible Extensions」プログラムは、シームレスなローミングと802.11a、b、g規格のサポートを可能にするAgere社の新しい高速マルチモードソリューションにおける重要な位置を占めることになります。

  • Atheros ― Atheros社はすでに、HP、IBMなど、世界5大PCメーカーのうち、4社が製造するノートPCにAtheros社のマルチモード(2.4GHz IEEE 802.11bまたはb/g、5GHz IEEE 802.11a)無線LAN技術が組み込まれると発表しています。「Cisco Compatible Extensions」プログラムをサポートしたAtheros社のマルチモード設計を採用するメーカーは、Cisco Aironetインフラストラクチャをサポートする「Cisco Compatible」プラットフォームを第2四半期から出荷できるようになります。

  • Atmel ― 無線LANをどこでも配備できるように成長させていくというAtmelの取組みでは、「Cisco Compatible Extensions」プログラムへの弊社の賛同およびサポートが最重要視されています。2003年第2四半期に投入されるAtmel次世代製品は、無線LANのセキュリティを定めているIEEE諸規格だけでなく、「Cisco Compatible Extensions」プログラムをフルにサポートします。

  • HP ― HPはビジネス向けノートPCとタブレット無線通信戦略における重要な要素として「Cisco Compatible Extensions」プログラムを支持し、シスコとのグローバル戦略における提携を強調しました。「Cisco Compatible Extensions」プログラムをサポートする製品としては、今後、Intel CentrinoTM を搭載したノートPCの次期モデルがHPより発売されます。モバイル技術および内蔵型無線デバイスの拡張されたポートフォリオをサポートするノートPCとタブレットの設計によって、安全性と高性能を備え、業界標準に準拠した企業向けの無線通信を可能にします。

  • IBM ― IBMはCiscoグローバル戦略に賛同しており、Cisco Compatibleソリューションを採用したThinkPadシリーズのノートPCを今年中に実現するため、弊社の技術協力企業と共同で取組みを行います。IBMでは、今後もノートPC ThinkPadのX、T、Rシリーズの限定モデルには、Cisco Aironet技術の搭載を継続します。

  • Intel ― Intel® CentrinoTM モバイル技術については、次世代ノートPC向けにCisco Compatibleを組み込む計画です。詳細および発売時期については、Intel CentrinoTM モバイル技術の開始時期に公表する予定です。

  • Intersil ― Intersilは「Cisco Compatible Extensions」プログラムの実現に向けてシスコと密接に関わっており、自社のPRISM GTTM (802.11g)とPRISM DuetteTM(802.11a/b/g)デュアルバンド無線LANソリューションにこれを導入する予定です。このプログラムにより、2.4 GHzおよび5 GHz帯向けにIntersilが開発した多機能、高速無線LANソリューションは、Cisco Aironetインフラストラクチャをフルに活用し、相互運用できるようになります。

  • Texas Instruments ― Texas Instrumentsはこのプログラムに関してシスコと密接に関わっており、「Cisco Compatible Extensions」プログラムを採用した製品を内蔵型モバイル市場、中小企業市場、PC市場に投入するため、OEM最大手と共同で開発を行っています。

 「企業向け無線LANを共同で成長させていくという方針のもとに、Intelは『Cisco Compatible Extensions』プログラムのリーダーとして積極的に活動します。IntelとCiscoがチームを組むことにより、企業向けおよびクライアント無線LAN技術における大手メーカーが、信頼正の高いエンド・ツー・エンドなソリューションを企業向け市場に提供できるというメリットが生まれるでしょう」とIntel Corporation、副社長兼ネットワークプラットフォームグループ・ジェネラル・マネージャ、ジム・A・ジョンソン(Jim A. Johnson)氏は述べています。

 「弊社では、IBM ThinkPadノートPCシリーズに『Cisco Compatible Extensions』プログラムを採用する計画です。これは、現行の内蔵型Cisco Aironet製品を補完し、IBMの幅広い無線ソリューションをさらに推進するためのものです。無線コンピューティングの大手として、IBMとCiscoはもっとも安全な無線アクセス製品を幅広い選択肢から選べるようにします。グローバル戦略における提携関係にある両社は、世界中の顧客にエンド・ツー・エンドなイービジネスソリューションをお届けする計画です」と、IBMパーソナルコンピューティング事業部Think Offeringsジェネラル・マネージャ、ピーター・ホルテンシャス(Peter Hortensius)氏は述べています。

 「Cisco Compatible」ブランドは、Ciscoならびに賛同各社により共同で推進されています。「Cisco Compatible」製品が市場で発売される時点で、その製品のハイライトニュースを以下のウェブサイト、でも発表します。
http://www.cisco.com/go/ciscocompatible/wireless

シスコシステムズ社について
Cisco Systems Inc.(NASDAQ:CSCO)は、インターネット/イントラネットの基盤となるネットワーク関連機器を提供する世界的なプロバイダです。1984年米国カリフォルニア州サンノゼに設立されました。シスコはネットワークの「エンド・ツー・エンド」の製品を提供しており、ルータ「Cisco」シリーズ、LANスイッチ「Catalyst」をはじめ、ATM、フレーム・リレー等のハードウェアから、世界のデファクト・スタンダードとなっているルータ制御用ソフトウェア「Cisco IOS」やネットワーク新技術「VoIP」等を、幅広くかつ多国籍に提供しております。シスコ社の会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
http://www.cisco.com/

*Cisco、Cisco IOS、Cisco Systems、CatalystおよびCisco Systemsのロゴマークは、米国およびその他の地域における、Cisco Systems Inc.及び関係会社の登録商標です。その他、記載されている製品名、社名は各社の商標または登録商標です。

**当資料は、2003 年2月24日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳に、日本版独自の情報を付加したものです。