日本版 ニュースリリース

シスコシステムズ2003年度第1四半期業績を発表






シスコシステムズ2003年度第1四半期業績を発表



November 7, 2002
No. 2002058

<サマリー>
  • 第1四半期売上高:48億ドル
  • 第1四半期営業キャッシュフロー:11億ドル
  • 第1四半期1株当たり利益:8セント(GAAPベース)、14セント(プロフォーマ・ベース)

 2002年 11月6日、米カリフォルニア州サンノゼ(SAN JOSE, Calif.)発
 世界最大手のネットワーク関連機器のプロバイダであるシスコシステムズ社 (以下:シスコ、本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、社長兼CEO:ジョン・チェンバーズ)は、本日、10月26日終了の会計年度2003年第1四半期の業績を発表しました。

 2003年度第1四半期の売上高は、前年同期の44億ドルから9パーセント増加し、48億ドル(邦貨換算6,019億2,000万円=1US$125.40円換算)となりました。なお、前年第4四半期の売上高は、同額の48億ドルでした。

 2003年度第1四半期の純利益は、一般会計基準(GAAP)ベースで6億1,800万ドル(1株当たり8セント)でした。前年同期の純損失は2億6,800万ドル(1株当たり4セント)、前年第4四半期の純利益は7億7,200万ドル(1株当たり10セント)でした。一方、買収費用、従業員ストックオプションの行使に伴う社会保障税、公開株式投資の損失と特定の一時的費用項目を除外したプロフォーマ(見積り)ベースの当四半期純利益は、10億ドルで1株当たり14セントでした。なお、前年同期のプロフォーマ・ベース純利益は3億3,200万ドルで1株当たり4セント、前年度第4四半期は10億ドルで1株当たり14セントでした。

 シスコは、2003年度第1四半期において、特定の投資家保有証券に対する4億1,200万ドルの非現金減損費用を投資ポートフォリオに記録しました。この減損費用と関連税利益は、見込み収益から除外されています。この処理方法は、2002年第1四半期にシスコが記録した、特定の投資家保有証券に対する8億5,800万ドルの非現金減損費用の報告と同様です。シスコは、現在の市場価値での投資家保有証券をバランスシートに反映させています。会計報告の規定により、非一時的な価値減少が発生した場合、企業は収益に対する損失を記録する義務があります。

 シスコは、当四半期に、AYR Networks社の買収を完了しました。当期に計上された引継債務を含む買収費用は、約9,700万ドルでした。

 2003年度第1四半期の営業活動によるキャッシュフローは、前年第4四半期の16億ドルに対し、11億ドルとなりました。当四半期末の現金、現金同等物および投資の残高は、212億ドルでした。なお、前年度末の残高は、215億ドルでした。

 シスコシステムズ、社長兼CEOジョン・チェンバーズは次のように述べています。「厳しい市場状況の中で、当社は今期も堅調な業績を達成し、競合企業をリードすることができました。支配力と波及力の強い分野に注力することにより、前年の純利益、売上総利益と市場占有率を大幅に拡大するとともに、確実な収益増加を達成しています。前期に引き続き、今期の営業活動によるキャッシュフローが10億ドルを超えたという事実にも、当社の収益増大が反映されています。今後も、業績のさらなる改善が期待されます」

 さらにチェンバーズは、次のように述べています。「先月は、8ヶ国17都市で多数の顧客と政府・行政リーダーを訪ね、ネットワークが生産性向上のための長期的・戦略的投資であることを再認識しました。景気が回復すれば、消費が再び活発化します。シスコは、伝統的な市場はもちろん、ストレージ・ネットワーキング、セキュリティ、ワイヤレスLANやIPテレフォニーといった新しい成長市場においても、優位性を堅持しています」

各市場の最新情報

エンタープライズ市場
 世界各国のエンタープライズ市場の顧客は、生産性向上とビジネスの回復力強化のためのソリューションを慎重に配備しています。シスコはスイッチの分野において、「Catalyst」シリーズのスイッチを追加導入しました。その例として、「Catalyst 4500」シリーズや、「Catalyst 6500」シリーズの新オプションが挙げられます。さらに、コストパフォーマンスを向上させ、新型の3スロットシャーシ、統合型セキュリティ、VPNとコンテンツ・ネットワーキング・サービス・モジュールを導入しています。

 セキュリティ、音声やストレージなどの潜在的成長分野では、数種類の新製品を発表しました。また、新型のセキュリティ・ハードウェア・モジュールに加えて、新たな統合型ソフトウェア・セキュリティ機能を導入しています。さらに、侵入検知システムの誤検出を低下させる技術を持ったセキュリティ企業、Psionic Software社の買収計画を発表しました。音声市場では、Ernst & Young LLPが、ニューヨーク本社サイトでの4,300台のシスコIPフォンの配備を決定しています。ストレージ・ネットワーキング市場では、Andiamo Systems社の買収計画を発表するとともに、「Cisco MDS 9000」マルチレイヤ・ディレクタおよびファブリック・スイッチ・ファミリーを発売しました。

コマーシャル市場
 シスコは、当四半期に、ネットワークの最大活用を支援するテクノロジー、ソリューションと専門技術をSMBカスタマーに提供するためのイニシアティブを導入しました。SMB支援計画には、セキュリティ、モビリティ、IPテレフォニーの分野のネットワーキング・ソリューションと、ウェブベースのリセラー・リソース・プログラムおよびインターネット・ビジネス・ロードマップにおける11の新規産業コンポーネントが含まれています。この計画の実行により、シスコとパートナーによるSMBのビジネス・ニーズへの完全対応が可能になります。AMI-Partnersによれば、2002年に全世界のSMBカスタマーがネットワーキング・ハードウェアに投入する金額は、140億ドルにのぼる見込みです。競争的インテリジェンス企業であるCurrent Analysis社は、このイニシアティブを、SMBと業界にとって非常に重要な意味を持つ建設的な計画として評価しています。

 SMBカスタマーは、「Cisco 1700」、「2600」、「3600」および「3700」シリーズ・ルータを含むシスコのアクセスルータ・プラットフォームを利用して、引き続きVPNテクノロジーを利用できます。この動向は、コネクティビティにおけるVPNの重要性の増大と、支社オフィスに簡単にインストールできる、統合型多機能ルータ製品に対する需要を反映しています。

サービス・プロバイダ市場
 サービス・プロバイダ市場における売上は、資本支出の減少により、依然として低迷傾向にあります。シスコでは、資本支出の問題に対応するために、サービス・プロバイダ・カスタマーの収益性向上を以下の方法で支援しています。

  • 設置済み装置を使った新サービスの構築、テストと開発の支援による新たな収益源の提供
  • 社内および業務の生産性向上を支援
  • 定評ある全世界的なサービス・アクセラレーション・プログラムを通じた、シスコのエンタープライズおよびSMBカスタマーによるサービス需要の創出
  • 継続的なテクノロジー革新による運営コスト削減の支援。増分投資と新アーキテクチャの効率性を活かし、既存インフラストラクチャを最大活用するための新たな手段を提供します。例えば、シスコが発表した「Cisco ONS 15600」マルチサービス・スイッチング・プラットフォームは、導入コスト削減と所要時間短縮を実現する製品です。


 今期、シスコは、数社の新規顧客との契約締結を発表しました。その例として、Telecom Italia(シスコの音声ソリューションを配備し、収束型「VoIP/MPLS」ネットワーク上での音声通話を実現)、China Telecom(北部ChinaNet IPバックボーン・ネットワーク拡大のため、「Cisco 12000」シリーズ・ルータと「Cisco 7000」ルータを購入)、Charter Communications(シスコのエンド・ツー・エンド型ケーブル・ネットワークの配備を決定)が挙げられます。さらに今期には、新たなMPLS(Multiprotocol Label Switching)帯域幅プロテクション・ソリューションを発表しました。このソリューションは、SONET/SDHに代わる、コスト効果の高いプロテクションを実現します。また、サービス・プロバイダによるネットワーク全体の帯域幅プロテクションの最大化を支援し、ネットワークの回復力を強化します。さらに、「キャリアクラス」のサービスレベル・アグリーメント(SLA)に対して、コスト効果の高いグローバルな帯域幅プロテクションを提供し、収益の機会を拡大します。

シスコシステムズ社について
Cisco Systems Inc.(NASDAQ:CSCO)は、インターネット/イントラネットの基盤となるネットワーク関連機器を提供する世界的なプロバイダです。1984年米国カリフォルニア州サンノゼに設立されました。シスコはネットワークの「エンド・ツー・エンド」の製品を提供しており、ルータ「Cisco」シリーズ、LANスイッチ「Catalyst」をはじめ、ATM、フレーム・リレー等のハードウエアから、世界のデファクト・スタンダードとなっているルータ制御用ソフトウェア「Cisco IOS」やネットワーク新技術「VoIP」等を、幅広くかつ多国籍に提供しております。シスコ社の会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
http://www.cisco.com/

*Cisco、Cisco IOS、Cisco Systems、CatalystおよびCisco Systemsのロゴマークは、米国およびその他の地域における、Cisco Systems Inc.及び関係会社の登録商標です。その他、記載されている製品名、社名は各社の商標または登録商標です。

**当資料は、2002年11月6日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳に、日本版独自の情報を付加したものです。

***財務諸表の参照は下記のWebサイトをご参照下さい。
http://newsroom.cisco.com/dlls/fin_110602.html