日本版 ニュースリリース

シスコシステムズ2002年度第4四半期および通期業績を発表






シスコシステムズ2002年度第4四半期および通期業績を発表

August 8, 2002
No. 2002042

<サマリー>
◇第4四半期売上高:48億ドル
◇第4四半期営業キャッシュフロー:16億ドル
◇第4四半期1株当たり利益:10セント(GAAPベース)、14セント(プロフォーマ・ベース)

 2002年 8月6日、米カリフォルニア州サンノゼ(SAN JOSE, Calif.)発
 世界最大手のネットワーク関連機器のプロバイダであるシスコシステムズ社 (以下:シスコ、本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、社長兼CEO:ジョン・チェンバース)は、本日、2002年7月27日終了の第4四半期および2002年会計年度通期の業績を発表しました。

 2002年度第4四半期の売上高は48億ドルとなりました。これは、前年同期の43億ドルに対して12%増に相当し、また今年度第3四半期とは同額でした。

 また、2002年度第4四半期の純利益は、一般会計基準(GAAP)ベースで7億7,200万ドル、1株当たり10セントとなりました。前年同期の純利益は700万ドル(1株当たり0セント)、今年度第3四半期は7億2,900万ドル(1株当たり10セント)でした。一方、見積(プロフォーマ)ベースでみると、買収費用、従業員ストック・オプションの行使に伴う社会保障税、一定の一時的費用項目を除外した当四半期純利益は10億ドルで、1株当たり14セントとなります。なお、前年同期のプロフォーマ・ベース純利益は1億6,300万ドル(1株当たり2セント)、今年度第3四半期は8億3,800万ドル(1株当たり11セント)でした。

 シスコは当四半期において、ハンマーヘッド・ネットワークス、ナバロ・ネットワークス両社の買収を完了しました。当期に計上された買収費用は、引継債務も含めて合計約2億6,000万ドルでした。また、進行中の研究開発に関して、税引き後ベースで2,800万ドル(1株当たり1セント未満)の一時的費用を償却処理しております。

 2002年度通期の売上高は189億ドル(邦貨換算2兆2,430億5,200万円)=1US$118.68円換算となり、前年度の223億ドルから15%減少しました。

 GAAPベースの2002年度通期純利益は19億ドル、1株当たり25セントとなりました。ちなみに前年度は10億ドル、1株当たり14セントの純損失でした。一方、プロフォーマ・ベースでは、2002年度が29億ドル(1株当たり39セント)の純利益、前年度が31億ドル(1株当たり41セント)の純利益でした。

 現金、現金同等物および投資の2002年度期末残高は215億ドルとなりました。このうち、営業活動によるキャッシュフローは第4四半期だけで16億ドル、通年で66億ドルでした。

 シスコの社長兼CEOジョン・チェンバースは、次のように述べています。「経済が減速しているなかで、わがシスコシステムズは今期も堅調な業績を達成することができました。自らコントロールできる分野に努力を集中してきた結果が自ずと表れたものといえるでしょう。わが社の業績は過去最高水準にあり、とりわけ粗利益率や純利益率の面が際立っています」

 シスコの今期業績について、チェンバース社長はさらにこうコメントしています。「我々はこの困難な時期を通して、利益、キャッシュフロー、生産性、収益につながる市場シェアという4つの主要分野に的を絞りました。そして、これらのカテゴリーそれぞれを、四半期ごとに着実に向上させてきたのです。その甲斐あって、第4四半期の純利益はプロフォーマ・ベースで10億ドルを突破し、営業キャッシュフローは16億ドルとなり、生産性は前年同期に比べ22%も上昇しています。さらに売上高についても、競合会社上位10社が44%も落ち込む中で、12%の成長を遂げることができました」

 さらに、チェンバース社長は次のように付け加えています。「世界中のリーディングカンパニーがシスコ・ネットワークをベースとするインターネット・ビジネス・ソリューションを次々と採用し、生産性の改善を実現しています。当社は、顧客企業の生産性向上の基盤となるルーティングやスイッチングのコア技術に加え、IP電話、ストレージ、セキュリティやモビリティといった、生産性向上における次なるうねりを引き起こすと思われる新興の技術市場でも革新を怠らない所存です」

各市場の最新情報

エンタープライズ市場
 顧客企業は、慎重な姿勢を崩してはいませんが、確実に投資を行っています。シスコの戦略は、顧客企業が従来の企業の枠組みを越えて拡大することを支援する、市場トップクラスの技術を搭載したソリューションの提供に焦点を当てています。

 前四半期に続き、シスコは、エンタープライズ向けルーティング、スイッチング、セキュリティ、VoIP(Voice-over-IP)市場でトップ・シェアを獲得し、これらすべてのカテゴリーで新製品を投入しました。この勢いは、各企業が、将来への準備を進めつつ、現在のIT投資を最大限活かすことを模索してきた結果です。一例として、シスコのIPテレフォニー・ソリューションを導入予定のブルガリアの運輸通信省、シスコの技術を用いてIP SAN(Storage Area Network)を実装予定のフランスのFINAMA Asset Managementがあります。カナダでは、20を超える学校、大学、教育機関がシスコの音声ソリューションを実装しています。

 また、シスコはこの四半期中、新しいエンタープライズ向けIPストレージ、コンテンツ・スイッチング、ネットワーク管理ソリューションを投入し、100万台目のIPフォンを出荷するという大きな目標を達成しました。さらに引き続き、シスコのVoIP技術は世界中の800万以上の音声ポートに採用されています。

サービス・プロバイダ市場
 世界中のサービス・プロバイダ市場は、依然として厳しい状況が続いており、通信事業者はコストを管理しながら収益を上げる革新的な方法を模索しています。このようなニーズに対処するため、シスコは、複数のサービス・プロバイダと連携して、収益性の高いサービスを特定して展開し、同時に、組織内の生産性を向上させて、コストの削減に貢献しました。

 また、サービス・プロバイダは、シスコに対し、顧客企業のニーズを満たす、収益性の高いサービスの開発とマーケティングでの支援を求めています。今年度の初頭に発表したシスコとスプリントとの提携は、このような連携の一例です。スプリントは、前四半期中、カリフォルニア州チコにある小売業者、Coast Dental Services, Inc.、メレディス大学、イーロン大学、Starwood Hotels and Resorts Worldwideを含む大手企業5社を顧客として獲得しました。

 シスコは、サービス・プロバイダのTCO(総所有コスト)を削減し、資金を既存のサービスの拡大と将来のサービスの基礎に活用できる、複数の新しい技術革新を取り入れました。その一例が、2つの新しい先進のマルチサービス・スイッチ、Cisco MGX® 8950とCisco MGX 8830です。通信事業者は、これらのスイッチを用いて、IP VPN、IPテレフォニーなどの新しいパケットベースのサービスを、既存のATMまたはMPLS(Multiprotocol Label Switching)インフラストラクチャ上で提供できます。

 さらに、シスコは、MPLS VPN上でサービスを一括管理できる、業界で最も包括的な技術ポートフォリオを投入しました。Cisco IOSソフトウェアに搭載されたこれらの新技術は、レイヤ3のMPLS VPNアーキテクチャの簡素化と機能の向上を実現し、サービス・プロバイダは接続サービスを超える付加価値のあるサービスを顧客に提供できます。

コマーシャル市場
 前四半期に続き、コマーシャル市場は、ネットワーク導入やインテリジェント・ネットワーク・ソリューションの展開で好調な伸びを示しました。ネットワーク・セキュリティ、モビリティ、収束音声、データ・ソリューションを含む急成長市場は、特に中小企業(SMB)の関心を集めています。

 シスコは、中規模ネットワークへのインテリジェント・サービスの提供をさらに推進し、Cisco Catalyst® 3550、2950シリーズ・インテリジェント・イーサネット・スイッチで拡張セキュリティ・サービスを投入しました。これらのサービスは、さらに安全性の高いネットワーク管理、強力なユーザ認証、セキュリティ管理の向上をもたらします。

 AMI-Partnersという第三者機関が行った調査では、LANを導入している世界中の1,400万以上の中小企業(SMB)のうち、約900社が複数の事務所を構えていると推計されています。AMIによれば、各地の事務所をネットワーク化して生産性を向上するため、WAN、SAN、VPNを導入する世界中の中小企業(SMB)の数は、次の第3~4四半期中に、年間20~50%の割合で増加すると予想されています。この傾向は、SMB市場での、シスコのネットワーキング・インフラストラクチャ・ソリューション・ポートフォリオに対する持続的な需要にも表れています。

 前四半期に続き、コマーシャル市場では、コストを削減し、生産性を向上する収束データ、音声ネットワークに関心が集まりました。中小企業は、コスト効率の高い手段としてのIPテレフォニーの利点を活かして、競争力を獲得しようと考えているため、新しいアクセス・ルータと構内設備の導入が増えると思われます。

シスコシステムズ社について
Cisco Systems Inc.(NASDAQ:CSCO)は、インターネット/イントラネットの基盤となるネットワーク関連機器を提供する世界的なプロバイダです。1984年米国カリフォルニア州サンノゼに設立されました。シスコはネットワークの「エンド・ツー・エンド」の製品を提供しており、ルータ「Cisco」シリーズ、LANスイッチ「Catalyst」をはじめ、ATM、フレーム・リレー等のハードウエアから、世界のデファクト・スタンダードとなっているルータ制御用ソフトウェア「Cisco IOS」やネットワーク新技術「VoIP」等を、幅広くかつ多国籍に提供しております。シスコ社の会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
http://www.cisco.com/

*Cisco、Cisco IOS、Cisco Systems、CatalystおよびCisco Systemsのロゴマークは、米国およびその他の地域における、Cisco Systems Inc.及び関係会社の登録商標です。その他、記載されている製品名、社名は各社の商標または登録商標です。

**当資料は、2002年8月6日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳に、日本版独自の情報を付加したものです。

***財務表の参照は下記のWebサイトをご参照下さい。http://newsroom.cisco.com/dlls/fin_080602.html