日本版 ニュースリリース

シスコシステムズとマイクロソフトは共同で,新生銀行の IP ベースのユニファイド・コミュニケーションシステムを提供






シスコシステムズ株式会社
マイクロソフト株式会社

シスコシステムズとマイクロソフトは共同で、
新生銀行のIPベースのユニファイド・コミュニケーションシステムを提供

~5年間で約9億円のシステム導入効果、10ヶ月で投資回収という測定結果を発表~

April 23, 2002
No. 2002019


 シスコシステムズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:黒澤 保樹、以下:シスコ)とマイクロソフト株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:阿多 親市、以下:マイクロソフト)は、両社共同で株式会社新生銀行(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:八城政基、以下:新生銀行)に、IP電話とUMS(ユニファイドメッセージングシステム)を組み合わせた大規模なIPベースのユニファイド・コミュニケーションシステムを提供しました。

 今回両社のコンサルティングサービス部門の協業を核に共同で新生銀行に提供したシステムは、国内の金融機関で初めてすべてインフラをIPネットワークに統一し、PBXを含む全支店の勘定系、OA系をすべてルータで接続しています。シスコのIP電話「Cisco IP Phone」、IPテレフォニーシステム「CallManager」、ユニファイドコミュニケーション製品「Cisco UnityTM」をベースに構築し、マイクロソフトプラットフォーム(Microsoft® Windows® 2000 Server、Active DirectoryTM、Microsoft Exchange 2000 Serverなど)と完全統合しています。

 今回のユニファイド・コミュニケーションシステム導入は、「行員の生産性向上」「顧客満足度向上」「意思決定の迅速化」などのビジネス効果、「運用維持費用の削減」「インフラ整備の時間短縮」「管理コストの削減」などのITサービス効果を目的に実施されました。

 また、今回の本システム導入に当たって、具体的にどれくらいの投資効果が見込めるか、両社は、新生銀行の協力の下、マイクロソフトの投資効果測定手法「Microsoft REJ(Rapid Economic Justification)」注1により投資効果の定量分析を行いました。その結果、新生銀行では5年間で約9億円の効果を出し、わずか10ヶ月で投資注2を回収できるという結果を得ました。

(注1)Microsoft REJ:ITに関する投資効果をビジネス中心のアプローチにより分析する手法で、投資コストと投資から得ることができるビジネス上のベネフィットを基にキャッシュフローを算出し現在価値(NPV)、内部収益率(IRR)、回収期間を導き出します。

(注2)今回の投資コストに含まれるものは、今回のシステムに導入したシスコおよびマイクロソフトの各種製品群のコストです。

ユニファイド・コミュニケーションシステムの概要
 従来は、専用線、TCP/IP、電話回線など数多くのネットワークでインフラを構築していましたが、本システムは、これらをすべてIPネットワークに統一、PBXを含む、全支店の勘定系、音声系、OA系をすべてルータで接続しています。このようなネットワーク構築は、国内の金融機関としては初めてのケースとなります。さらに、新しいコミュニケーションツールとして、電話機に代わってシスコのIP電話「Cisco IP Phone」を導入しました。「Cisco IP Phone」は、Windows 2000 Server上のソフトウエアスイッチで呼制御を行う「Cisco CallManager」によって動作しています。一部のPCには、ソフトウェアベースの「Cisco IP SoftPhone」を導入し、自宅や外出先からも利用できるようになっています。さらに、シスコのIPテレフォニー向けユニファイドコミュニケーションシステム「Cisco Unity」を導入しました。

 「Cisco Unity」は、Windows 2000 Server、Active Directory、Exchange 2000 Serverと統合されています。社内外から送られてくる電子メールやボイスメール、FAXなどを「Cisco Unity」からExchange 2000 Serverを経由して、サーバーのフォルダに単一のメッセージとして蓄積します。行員は、その時々の環境に応じて、PC上のMicrosoft Outlook、あるいはIP電話や携帯電話などのさまざまな機器からメッセージを引き出すことが可能となります。FAXに関しても同様に、Exchange 2000 Serverと統合されたオランダ・Fenestrae社のFAXソリューションシステム「Faxination」を採用しました。IPネットワークを利用したVoice over FAX網の構築を現在進めており、本年12月までには利用可能になります。これが稼働すると600ユーザーID以上で利用するという、世界でも稀に見る大規模なIPベースのFAXネットワークが完成します。新生銀行では、今後さらなるユニファイド・コミュニケーションシステムの拡張を計画しています。

 これらのシステムは、マイクロソフト、シスコが支援をしつつ、新生インフォメーション・テクノロジー株式会社が構築しました。

導入の効果
ビジネス効果:UMSの導入効果は、電話、ファックス、電子メールといった様々なメッセージング環境を単一のインターフェイス(Microsoft Outlook)に統合し、FAX送受信やボイスメールのやり取りを楽にして行員の生産性向上を促すことです。検索、転送、一斉配信などの機能により、情報共有に関する時間を大幅短縮します。また旧来の電話やFAXに比べてメッセージへのアクセス性が格段に向上しているため、外出先や他支店でのメッセ-ジを確認してシームレスに業務を遂行するなど、生産の向上を図ります。

 IP電話の導入効果は、所属以外の支店、外出先や自宅からも電話が自分のオフィスと同じように使用できること、電話会議を簡単に開催できるなど非常に便利になります。これは、すばやい顧客対応による顧客満足度向上や行員の生産性を促します。また移設や新設作業に時間がかからないため、行員を場所にこだわらず素早く最適配置できます。IP電話をバーチャルコールセンターで利用することで、実際のコールセンターでの許容量を超えた電話が届いた場合などは、銀行の支店に着信するほか、夜間は行員が在宅のまま対応できるようになります。

ITサービス効果:旧来の電話やFAXに比べ、初期投資額が小さく、運用管理コストが3分の1になります。新生銀行は、新しい顧客サービスに対応するため、機動的に組織を編成していますが、レイアウト変更や人事異動に伴う電話の設定変更が簡単にできるようになり、且つ自社でできるため配線工事やPBX設定のコストを大幅に削減できます。また、順次、旧来のシステムを撤去するため、PBXやFAX装置の保守費用も不要となります。大きな効果として、IP電話とUMSのスケーラビリティの高さと、IPネットワークベースであるための取り扱いの容易さと拡張性に優れている点があげられます。

 新生銀行の本システムの詳細については、4月24日(水)~26日(金)に開催される「Computer Telephony World Expo2002」(場所:東京ビッグサイト)http://www.idg.co.jp/expo/ctw/の、マイクロソフトブース内シスコシステムズコーナーと、26日(金)に開催される「Microsoft One day Poweredセミナー」において紹介します。
http://www.microsoft.com/japan/business/ct/event/ctw2002.asp

 また、マイクロソフトテクノロジーセンターでは、新生銀行のユニファイド・コミュニケーションシステム(IP Telephony+ユニファイドメッセージングシステム)と同様のシステムをデモンストレーションとしてご覧いただけます。(シスコおよびFenestrae両社の協力により、5月15日(水)より公開予定。)

※マイクロソフトテクノロジーセンター (MTC):マイクロソフト新宿オフィス11階
http://www.microsoft.com/japan/business/mtc/

*Microsoft、Windows、Active Directoryは、米国Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標または商標です。
*その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

【本件に関するお問合せ】

<一般の方からのお問合せ先>
●シスコシステムズ株式会社
シスココンタクトセンター
TEL: 03-6655-4433

●マイクロソフト株式会社
カスタマー インフォメーションセンター
TEL: 東京:03-5454-2300 / 大阪:06-6347-9300

<報道関係各位からのお問合せ先>
●シスコシステムズ株式会社
コーポレート・コミュニケーション部 伊原、松田、石川、天野
TEL: 03-5549-6500(代表)
E-mail : press-jp@cisco.com

●マイクロソフト株式会社
コーポレートマーケティング本部 広報部 岡部・山口
TEL: 03-4523-3210(部門代表)
E-mail : mskkpr@microsoft.com