日本版 ニュースリリース

シスコシステムズ ケーブル事業者向けのデジタル映像関連機器を発売開始






シスコシステムズ

ケーブル事業者向けのデジタル映像関連機器を発売開始

~リマックス方式によりケーブル事業者は独自の柔軟なサービスの提供が可能に~

March 14, 2002
No. 2002012



 インターネット向けネットワーキング機器ベンダーの最大手であるシスコシステムズ株式会社(代表取締役社長:黒澤 保樹、資本金22億2千万円、東京都港区赤坂2-14-27、以下「シスコ」)は、ケーブル事業者向けにケーブルテレビのデジタル化に向けて必要な機能であるMPEG2で圧縮されたデジタル映像信号に対するプログラミング機能を提供する「Cisco 6920 RateMUX」を4月1日から発売開始することを発表しました。

 Cisco 6920 RateMUXは先端的なMPEG信号処理を柔軟性のあるDSPアーキテクチャにより実現し、これまで困難であった、高度な以下のMPEG信号処理を行なっております。

  1. 再統計多重化
    異なったシステムで統計多重化された可変長のMPEG2ビデオ信号(VBR)を1つの所望する伝送路帯域に再統計多重化することはこれまで非常に困難でした。Cisco 6920 RateMUXではこれらのVBR信号を再統計多重化し、ケーブル事業者における独自のチャンネル編成を実現いたします。

  2. レート削減
    Cisco 6920 RateMUXでは再統計多重化を行なのと同時に源画像の品質を損なうことなくビットレートの削減を20~30%の範囲内で実施します。これによりケーブルテレビ事業者は1QAMチャンネル内に新たな帯域を確保でき、これまでの単純な多重化に比べ、多くのチャンネルでの放送が可能となります。

  3. デジタルプログラム挿入
    MPEG2レベルでの番組の差し替えはMPEG2アルゴリズムの性質よりこれまでは困難であるとされてきました。Cisco 6920 RateMUX は高度なMPEG信号処理を行なうことによりMPEG2レベルでのデジタル番組の差し替えを実現し、ビデオサーバーと組み合わせたコマーシャル等の挿入が可能になり、ケーブル事業者は更なる収益源を確保することが可能になります。

  4. データ信号の挿入
    PSI/SI等の番組、放送制御用の信号、BML等のデータ放送用信号、その他データ信号については何の処理も行なわず、多重化しそのままパススルーすることが出来ますので、将来的なシステムの変更、データ放送の追加、新たな双方向サービスの提供に柔軟に対応します。


 Cisco 6920 RateMUXを用いることにより、ケーブル事業者は帯域を有効に活用しつつ、BS、CSデジタル放送波、地上デジタル放送波、コミュニティーチャンネル等のローカル放送、ビデオ・オン・デマンド放送などを組み合わせて、独自性があり、かつ柔軟性のある放送を行なうことが可能になります。

 本製品は米国のデジタルケーブル化を実施している多くのMSO(Multiple Service Operator)に既に広く採用されており、米国におけるケーブルテレビのデジタル化に寄与して参りました。日本国内においても日本ケーブルラボを中心として、ケーブルテレビのデジタル化の標準化作業が進んでおり、本製品をご利用頂くことにより、ケーブルテレビのデジタル化推進の一助になると確信しております。
 また、シスコシステムズは今後も先進的なIPネットワークとCisco 6920 RateMUXで培った技術を元にビデオ信号のネットワーク化に向けて新たなソリューション開発を継続的に行なって参ります。

シスコシステムズ株式会社について
インターネット/イントラネットの基盤となるネットワーク関連機器を提供する世界的なプロバイダ米国Cisco Systems Inc.(NASDAQ:CSCO)の日本法人です。1992年に設立されました。シスコはネットワークの「エンド・ツー・エンド」の製品を提供しており、ルータ「Cisco」シリーズ、LANスイッチ「Catalyst」をはじめ、ATM、フレーム・リレー等のハードウエアから、世界のデファクトスタンダードとなっているルータ制御用ソフトウエア「Cisco IOS」やネットワーク新技術「VoIP」等を、幅広くかつ多国籍に提供しております。シスコシステムズ株式会社の会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
http://www.cisco.com/jp/