日本版 ニュースリリース

シスコシステムズ、ノーベル賞受賞者に対し未来のインターネットの役割をアンケート調査






シスコシステムズ

ノーベル賞受賞者に対し未来のインターネットの役割をアンケート調査

~技術革新の促進や知識の拡大、教育・人間行動の向上にインターネットが果たす役割は大きい~

December 5, 2001
No. 2001077


 2001年11月20日、カリフォルニア州サンノゼ発
 世界最大手のネットワーク関連機器のプロバイダであるシスコシステムズ社 (以下:シスコ、本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、社長兼CEO:ジョン・チェンバース)は、インターネットが導く20年後の世界とはいかなるものなか、ノーベル賞100周年を記念し、ノーベル賞受賞者に対して「教育・技術革新とインターネット:ノーベル賞受賞者の未来予想図」と題する初めての調査を行いました。

 調査の結果によると、69%の受賞者がインターネットは業績の達成に大きな役割を果たしたと考えており、93%はインターネットによって図書館や情報、教育者へのアクセスが容易になり、82%が技術革新を促進するだろうと予測しました。また、72%が世界的な生活水準の向上にインターネットが果たす役割は大きいと考えています。

 実際の調査業務は シスコに代わりPSRA(Princeton Survey Research Associates)が行い、調査には全受賞者の3分の1が答えています。

 「シスコは、インターネットには古い障壁を取り払う力があると考えています。ノーベル賞受賞者は、科学・社会・政治分野の各分野で新しい道を切り開いた人々です。インターネットの可能性や変革の力について受賞者に見解を寄せていただいたのは、そうした理由からです」とシスコ、コーポレート・マーケティング・ディレクター、キース・フォックス(Keith Fox)は述べています。

 調査結果によると、教育は、受賞者が最も関心を寄せている事柄のひとつで、教育の機会の不足と文盲は人類が直面している重要な問題である(92%)、将来、インターネットは教育の向上に良い影響を及ぼす(87%)、世界中の図書館や情報、教育者へのアクセスを容易にする(93%)、2020年までに多くの学生が仮想教室で学ぶ機会を得ることができる(74%)、という結果が出ています。
 また、インターネットが技術革新を促進し(82%)、科学知識を向上させ、さらに、69%の受賞者はインターネットが受賞者自身の業績の達成に貢献したと考えています。そして83%が、インターネットは生産性を高めるために大きな役割を果たすだろうと述べています。これらの結果から、インターネットは技術革新、科学の進歩、そして変革の速度に大きな影響を持ち、科学や医療分野での新発見をもたらすという考えを見ることができます。「今日の科学技術データへのオンラインアクセス、たとえばヒトゲノムの全容などは世界中の図書館の大半でアクセス可能なものとなり、自然科学、生物学、人類文化分野に対する人の認識に今では考えられないほどの影響を与えるでしょう」と1982年のノーベル物理学賞受賞者ケネス・ウィルソン(Kenneth Wilson)博士は述べています。

 教育や技術革新以上に、大多数の受賞者がインターネットは生活の質向上に大きな役割を果たすと考えています(72%)。その他としては、途上国の経済発展の機会となる(72%)、他国の人々とのコミュニケーションを円滑にする(93%)、異なる国や文化を持つ人々の間の国境をなくす(76%)が挙げられます。

 たとえば、1977年のノーベル平和賞を受賞したアムネスティ・インターナショナルは、そのWebサイト(www.stoptorture.org)で世界的な拷問禁止のキャンペーンを行いました。その結果、危険にさらされていた多くの人々が拘置から開放され、また、多くの人が救われました。このサイトを通じて、世界のどの地域の支援者でも危険な状態にある人に代わり責任当局へ要望や抗議を直接送ることが可能になったということを証明しました。

 「インターネットによってアムネスティ・インターナショナルのキャンペーンを大規模に、そしてより広範に、人権擁護活動に参加しようとしている人々へ拡大することができると思います」とアムネスティ・インターナショナル拷問廃止キャンペーン・コーディネータ、マーク・ヌーマン(Mark Neuman)氏は述べています。

 インターネットの大きな可能性を考える一方で、受賞者はいくつかの懸念も示しています。プライバシー侵害の増加(65%)、人と人の交流の希薄化(51%)、政治的経済的格差が広がる可能性(44%)などを挙げています。
 総合的に見ると、調査に参加した受賞者の大多数がインターネットは仕事や生活に良い影響を与えているとの考えを示しました(85%)。また、多くの受賞者がコンピュータを使い(88%)、インターネットやeメールを利用しています(89%)。

 「調査に参加していただいた受賞者の多くがコンピュータやインターネットを使わずに育ったことを考えると、この調査の結果は非常に興味深いものです。事実、調査に参加していただいた受賞者の年齢平均値は72歳です」とPSRAバイスプレジデント、メアリー・マッキントッシュ(Mary McIntosh)氏は述べています。

 調査の結果は、インターネットは知識や教育の幅を広げ、技術革新を促進するという シスコの考えに沿ったものとなりました。シスコはeラーニングの分野での自社技術の応用や多くの成果で広く知られています。90%のシスコ社員は情報を得るためにeラーニングを利用しています。1997年、シスコはシスコ・ネットワーキングアカデミー・プログラムを開設し、これまでに世界中の8000以上の教育機関に最新のオンライン教育カリキュラム提供を実現しました。このeラーニングプロジェクトは現在ではバングラデシュ、カンボジア、マリ、チャド、コンゴなど133の国で232,000人の学生に利用されています。

 「さまざまな格差をなくす最大の方法は教育です。インターネットを利用すれば、これまでのどの方法よりも多くの人々に早く教育を提供すること可能になります」とシスコ、キース・フォックス・ディレクターは続けています。

 電話、オンライン、メールを利用して、71人の受賞者が本調査に参加しました。参加者はノーベル賞の全分野を網羅し、そのうち医学、物理学、科学分野の受賞者が半数以上を占めています。

 調査結果の詳細は、以下のWebサイト(wwww.cisco.com/nobel)を参照してください。

ノーベル-シスコインターネットイニシアチブの背景
 2001年12月に迎えるノーベル賞100周年にあたり、ノーベル財団は専任のインターネット技術パートナーとしてシスコを選択しました。この長期のパートナーシップの一部として、シスコはノーベル財団にネットワーク技術及び専門知識を提供し、人類の発展に貢献する科学、文学、平和など各分野での多くの功績に対し一般の認識を進めることに協力しています。特に、シスコはノーベルeミュージアム・ウェブサイトのリニューアルと拡張のサポートを行うとともに、財団運営に関する事務処理を支えるネットワーク技術、設備やサービスの提供を行い、さらには、ノーベル平和コンサートとパネルディスカッションのスポンサーとしても協力しています。

シスコシステムズ社について
 Cisco Systems Inc.(NASDAQ: CSCO)は、インターネット/イントラネットの基盤となるネットワーク関連機器を提供する世界的なプロバイダです。1984年米国カリフォルニア州サンノゼに設立されました。シスコはネットワークの「エンド・ツー・エンド」の製品を提供しており、ルータ「Cisco」シリーズ、LANスイッチ「Catalyst」をはじめ、ATM、フレーム・リレー等のハードウエアから、世界のデファクト・スタンダードとなっているルータ制御用ソフトウェア「Cisco IOS」やネットワーク新技術「VoIP」等を、幅広くかつ多国籍に提供しております。シスコ社の会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。http://www.cisco.com/

*Cisco、Cisco IOS、Cisco Systems、CatalystおよびCisco Systemsのロゴマークは、米国およびその他の地域で、Cisco Systems Inc.の登録商標です。その他、記載されている製品名、社名は各社の商標または登録商標です。

**当資料は、2001年11月20日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳に、日本版独自の情報を付加したものです。