日本版 ニュースリリース

シスコシステムズ、2002年度第1四半期業績を発表






シスコシステムズ 2002年度第1四半期業績を発表

~前年比3%増、44億ドルの売上高~

November 07, 2001
No. 2001072


2001年11月5日、米カリフォルニア州サンノゼ(SAN JOSE, Calif.)発
 世界最大手のネットワーク関連機器のプロバイダであるシスコシステムズ社 (以下:シスコ、本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、社長兼CEO:ジョン・チェンバース)は、2001年10月27日を末日とする2002年会計年度第1四半期の業績を発表しました。

 2002年会計年度第1四半期の売上高は、2001会計年度第4四半期の43億ドルから3パーセント増の44億ドル(邦貨換算5,401億円=1US$122.75円換算)でした。これは、前年度同期の65億ドルに対して32パーセント減となります。買収関連費用、ストック・オプションの行使に対する法定福利費、対投資純益(損失)、超過在庫収益の影響を除いた2002年会計年度第1四半期の純利益(見込み)は3億3200万ドル、一株当たり0.04ドルでした。これに対し、2001年会計年度第4四半期の純利益(見込み)は1億6,300万ドル、一株当たり0.02ドル、同会計年度第1四半期の純利益(見込み)は14億ドル、一株当たり0.18ドルでした。

 2002年会計年度の第1四半期において、シスコは特定の投資家保有証券に対する8億5,800万ドルの非現金減損費用を投資ポートフォリオに記録しました。従来の利益報告方法にならい、シスコは減損費用と関連税利益を見込み収益から除外しました。シスコは、現在の市場価値での投資家保有証券をバランスシートに反映させており、現在の減損費用の経済的損失はバランスシート上では過去の四半期に未回収損失として記録されました。会計報告の規定により、非一時的な価値減少が発生した場合、企業は収益に対する損失を記録する義務があります。

 また、シスコは、Allegro Systems社およびAuroraNetics社の買収を完了しました。同四半期に記録された継承負債を含む初期購入額合計は、約1億8,900万ドルでした。さらにシスコでは、進行中の研究開発の回収不能勘定として、約3,700万ドル(一株当たり約0.01ドル)の一度限りの費用を税引き後ベースで負担しました。

 これにより2002年会計年度第1四半期当期の純損失は2億6,800万ドル、一株当たり0.04ドルでした。これに対し、2001年会計年度第4四半期の純利益は700万ドル、一株当たり0.00ドル、同会計年度第1四半期の純利益は7億9,800万ドル、一株当たり0.11ドルでした。

 「困難な経済と設備投資環境の中で、継続的受注、連続的収益増加により高利益化を実現し市場シェア拡大を遂げた堅調な四半期であったことを喜ばしく思います。特に、他社がおおむね多額の連続収益減を報告した中で、わが社が大幅な市場シェア拡大を遂げたことは朗報です。」とシスコシステムズ、ジョン・チェンバース社長兼CEO(John Chambers)は述べています。

 シスコは、あらゆる主要マーケットおよびテクノロジーに対応する、エンド・ツー・エンドのアーキテクチャーを構成する卓越した製品を提供しています。また、最近実施した組織の再編成の結果、マーケティング組織とエンジニアリング組織の合理化によって革新の推進と市場投入の迅速化を図り、テクノロジー・ソリューションを利用した顧客満足度の向上を実現していきます。

 サービス・プロバイダーのカスタマー・セグメントを対象としたシスコの戦略は、高信頼性でスケーラブルなキャリア・クラスIPテクノロジーの提供によってサービス提供コストの削減を支援し、エンタープライズ市場とコマーシャル市場におけるの知識と理解、そしてリレーションシップをサービス・プロバイダーに提供することにより、新たなサービス収益源の創出を促進するものです。

 2002年会計年度第1四半期に、シスコは全世界のサービス・プロバイダー向けパケットベース・ネットワーク機器市場で最大の市場シェアを維持しました。テクノロジーの面では、メトロおよびエッジ・ネットワーク市場向けの多数の新製品導入によってIPポートフォリオを拡大しています。シスコの新たなポートフォリオには、業界最小の10ギガビット・ルータである「Cisco 12404インターネット・ルータ」が含まれています。このルータは、最も効率性の高いプラットフォームにおいて、高帯域幅、高信頼性と、高度なスケーラビリティを提供します。またシスコは、「Cisco 12000シリーズISE(IP Services Engine)」の導入によってCisco 12000シリーズをさらに拡大し、分散処理とアダプティブ・ネットワーク・プロセッサのパワーを統合して、サービス・プロバイダーのための最大10ギガビットのパフォーマンスを実現しました。さらに、新たな「Cisco 10720インターネット・ルータ」の導入により、シスコのIPポートフォリオを完成させています。サービス・プロバイダーは、Cisco 12000シリーズ・インターネット・ルータとシスコの堅牢なパケットリング・テクノロジーである「DPT(Dynamic Packet Transport)」を基盤とするCisco 10720ルータを利用して、コスト効果の高い方法でIPネットワークをメトロ・ネットワークへと拡大し、既存のインフラストラクチャー投資を最大限に活用しながら運用の複雑性を低減させるとともに、高収益なサービスを提供することができます。シスコは、IP、オプティカル、およびアグリゲーションの分野で、Big Pipe、DACOM、Matav、Qwest、Shaanxi Tonghui、Sigma Networksなどの多数のサービス・プロバイダー・カスタマーを獲得しているほか、i-NextにおけるVoIP導入とAxeleroおよびTelia Stofaとのケーブル契約を発表しています。さらに、「Cisco 6000 IP DSLスイッチ」は、IEC(国際電気標準会議)「InfoVision 2001 Award」を受賞し、情報産業の最も革新的な製品として評価されました。

 エンタープライズ・カスタマー・セグメントでは、「Cisco AVVID(Architecture for Voice, Video and Integrated Data)」の普及がさらに拡大しています。同四半期に、シスコはIPテレフォニー分野の先導を続け、エンタープライズ・クラスのユニファイド・メッセージング・ソリューションである「Cisco Unity® 3.0」に加え、IPフォン、インフラストラクチャー、IPコンタクト・センターで構成された包括的なIPポートフォリオに18の製品および新機能を追加しました。Cray社やH.B. Fuller 社など、CiscoIPテレフォニー・ソリューションを最近導入したエンタープライズ・カスタマーは、音声、ビデオ、データの統合ネットワークを利用して、ネットワークのTOC削減とROI(投資収益率)の最大化を図っています。

 ネットワーク・セキュリティ・ソリューションの分野では、最近猛威をふるったNIMDAやCode Redなどの影響で、e-ビジネスのインフラストラクチャー保全のための包括的なアプローチの重要性に対して顧客の認識が高まっています。シスコは今後も、徹底したセキュリティを提供するソリューション・ポートフォリオにより、SAFEブループリントをさらに強化していきます。シスコは当四半期、新たなファイアウォール、侵入探知システム、VPN(Virtual Private Network)高速化という3つの重要技術の導入によるセキュリティ・ポートフォリオ強化と、Volkswagen of AmericaやMajor League Soccerなどの数社の新規顧客獲得を発表しました。また、顧客が業界初の商用iSCSIプラットフォームであるCisco SN 5420ストレージ・ルータの導入を開始していることをふまえ、ストレージ市場の継続的拡大を予測しています。この分野の主な顧客として、Komatsu、ヒューストン大学、Data Peerがあげられます。シスコは、Brocade、Intel、McData、Veritasなどの有力ストレージ・ベンダー10社と自社ストレージ・ソリューションの相互運用性の保証を発表しています。

 次世代スイッチングおよびルーティングの分野では、Deutsche Telekom、Lehman Brothers、Lockheed Martin、Motorolaといった新規顧客による製品導入が、最も広範なソリューション提供のポートフォリオを持つシスコの継続的リーダーシップを裏付けています。シスコは、Cisco 7000シリーズ・ルータの機能強化製品であるCisco 7300、7603、および7606を発表しています。また、今四半期には、幅広い情報機器に対するコンテンツ配信を可能にする「Cisco CTE 1400シリーズ・コンテンツ・トランスフォメーション・エンジン」を発表し、さらに、業界初の10ギガビット・イーサネット・モジュールを発表し、出荷を開始しました。

 コマーシャル・カスタマー・セグメントでは、ワイヤレス・アクセス製品、スイッチ、および統合型通信システムを利用したネットワーク・ソリューションの提供により、中小企業(SMB)および主要な垂直的市場の顧客による収益拡大と従業員の生産性向上の支援を続けていきます。現在、「Cisco Mobile Officeプログラム」を通じて、移動中や自宅、オフィスでの安全で高速な企業ネットワークへのアクセスを求めるビジネスの専門家が増加しています。シスコと東芝は、オフィスや公共の場での高速で安全なワイヤレスLAN(Local Access Network)の導入および可用性を加速するために、他社に先駆けてToshiba Tecra 900シリーズおよびPortege 4000シリーズのノートPCに「Cisco Aironet® 350シリーズWi-Fi(IEEE 802.11b)」テクノロジーと、IEEE 802.1xセキュリティ標準のための即時活用が可能なワイヤレス・ネットワーク・サポートを搭載することを発表しました。さらにシスコは、アクセスポイントおよびブリッジを備えた、「Cisco Aironet 350」シリーズ・ポートフォリオのための初のmini-PCI組み込み型製品を発表しました。テレワーキング・プログラムの役割拡大による顧客の需要増大に応え、シスコとVerizonは協力して高速、安全で信頼性の高い「ワーク・アット・ホーム」サービスを市場提供しています。両社は、家庭でも会社と同程度のネットワーク・アクセスを必要とする、米国のFortune 1000企業および政府関連の顧客を対象としたサービスと製品の提供に注力しています。

 「わが社の転向戦略の発展を嬉しく思います。経済的環境は厳しいものですが、シスコは市場シェア拡大における重要な進展を遂げ、確実な財政的地位をさらに強化し、顧客との強固な関係構築を続けることができました。」とチェンバース社長兼CEOは、結んでいます。

シスコシステムズ社について
 Cisco Systems Inc.(NASDAQ: CSCO)は、インターネット/イントラネットの基盤となるネットワーク関連機器を提供する世界的なプロバイダです。1984年米国カリフォルニア州サンノゼに設立されました。シスコはネットワークの「エンド・ツー・エンド」の製品を提供しており、ルータ「Cisco」シリーズ、LANスイッチ「Catalyst」をはじめ、ATM、フレーム・リレー等のハードウエアから、世界のデファクト・スタンダードとなっているルータ制御用ソフトウエア「Cisco IOS」やネットワーク新技術「VoIP」等を、幅広くかつ多国籍に提供しております。シスコ社の会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
http://www.cisco.com/

*Cisco、Cisco IOS、Cisco Systems、CatalystおよびCisco Systemsのロゴマークは、米国およびその他の地域における、Cisco Systems Inc.及び関係会社の登録商標です。その他、記載されている製品名、社名は各社の商標または登録商標です。

**当資料は、2001年11月5日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳に、日本版独自の情報を付加したものです。

***財務表の参照は右記のWebサイトをご参照下さい。http://newsroom.cisco.com/dlls/fin_110501.html