日本版 ニュースリリース

シスコ、目に見えるROIを実現する企業向けIPテレフォニー製品を発表






シスコ 目に見えるROIを実現する企業向けIPテレフォニー製品を発表

~シスコ・統合ネットワークの導入により、H.B. Fuller 社等数百万ドルの節減に成功~

October 30, 2001
No. 2001066


2001年 10月29日、米カリフォルニア州サンノゼ(SAN JOSE, Calif.)発
 世界最大手のネットワーク関連機器のプロバイダであるシスコシステムズ社 (以下:シスコ、本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、社長兼CEO:ジョン・チェンバース)は、Cray社やH.B. Fuller社など、企業ユーザのネットワークのTCO(総所有コスト)の削減、ROI(投資利益率)の最大化を実現する、音声、映像、データを統合したネットワークを活用した新しい12種のIPテレフォニー製品を発表しました。

 今回発表されたさまざまなコール処理、インフラストラクチャ新製品によって、シスコの幅広い成熟した音声製品がさらに強化されます。ソフトウエアについては、近日中に「Cisco Conference Connection」、「Cisco CallManager 3.2」、「Cisco Emergency Responder(緊急電話番号サービス)」、Cisco 2600/3600ルータ対応「Media Gateway Control Protocol(MGCP)」、「Cisco Internet Service Node(ISN)1.0」、「Cisco IP Contact Center Bundle」が順次発表される予定です。新しいインフラストラクチャ製品には、「Cisco VG248ボイス アナログゲートウェイ」、「システム ネットワーク アーキテクチャ(SNA)および インターネット パケット エクスチェンジ(IPX)搭載Cisco Catalyst 4200」、「Cisco 7200ルータ対応サバイバル⁄スタンバイ リモートサイト テレフォニー(SRST)」、「高密度アナログ音声⁄ファックス ネットワーク モジュール(NM-HDA)」、「アドバンスト インテグレーション モジュール(AIM)Voice-30」、「Cisco IP Phone Expansion Module 7914(IP電話拡張モジュール)」が含まれます。これらすべての製品で、今日のインターネット・ビジネスソリューションに対応したインテリジェントなネットワーク・インフラストラクチャを提供する企業向けアーキテクチャであるシスコの「AVVID(Architecture for Voice, Video and Integrated Data)」が用いられています。

ROIの最大化を実現したH.B. Fuller社
 IPテレフォニーシステムへの移行を検討している企業にとって、ネットワークの総所有コストの削減と投資利益率の向上はともに業務上大きな要因となっています。精密化学品の世界的な製造・販売業者であるH.B. Fuller社では、PBX(構内交換機)をベースとするテレフォニーシステムからシスコの統合IPテレフォニーネットワークへの移行により、今後5年間で約200万ドルものコストを削減できると期待されています。同社では、3,000台のIP電話や、Cisco ユニファイド メッセージング システムといったシスコのIPテレフォニー製品の導入直後から36か月間、投資回収額を推計してきました。
 「弊社では、シスコのIPテレフォニー・ソリューションほどROIの高い製品はないと考えています。弊社自身の分析によるコスト削減額は非常に控えめな数字です。弊社は企業として、常にコストの削減と世界各地の拠点間の通信の向上を追求しています。ROIに貢献する主な要因は、年間ネットワーク管理・トレーニングコストの60,000ドル削減、年間の事務所間の通話料を大幅に削減、1拠点だけで配線コストの52,000ドル削減、PBXの更新に伴うコスト85パーセントの節約等が挙げられます。さらに、移転、増設、変更にかかるコストを、年間で37,000ドル削減できます。従来のテレフォニーよりも経済的なソリューションであるIPテレフォニーのおかげで、弊社はこの目標を達成することが可能になるのです」とH.B. Fuller社、グローバルネットワークサービス担当マネージャ、ケビン・ウェツエル(Kevin Wetzel)氏は述べています。

7か月で投資を回収したCray社
 ハイエンド・スーパーコンピュータの世界的な大手企業であるCray社では、650台のIP電話の導入・展開後、7か月で投資を回収し、ネットワークサポートの生産性を33パーセント向上しました。
 「最初の年で、従来のPBXシステムの移転、増設、変更によって生じたであろうコストを30,000ドル削減することができました。弊社の通話パターンに基づけば、新しい統合ネットワークを用いることで、事務所間の通話コストを年間で25,000ドル節減することができます。シスコのテレフォニー・データ製品とPBXを選択した場合のコストを比較すると、先行投資額は同じでした。しかしながら、追加コストや、シスコの統合ネットワークによる生産性の向上といった要因を加味した場合、シスコのIPテレフォニーソリューションに移行するという事業決定は非常に明白でした」とCray社ネットワークインフラストラクチャ担当マネージャ、トム・ステフェンズ(Tom Stephens)氏は述べています。

新しいシスコ製コール処理製品
 シスコは今回、さまざまなコール処理製品を追加しました。たとえば、「Cisco Emergency Responder」ソフトウエア アプリケーションを「Cisco CallManager」と併用すれば、構内での「Cisco IP Phone」からの通話は適切な「PSAP(Public Safety Answering Point)」に送られ、発信者の位置が正確にPSAPに通知されます。その他、自動ロケーショントラッキングデータベース、現場作業者へのリアルタイム警告、設定の監査、拡張レポート機能などの特徴があります。手動での電話の処理が減ることで、構内の安全性やセキュリティが向上し、ロケーション データベース サービスプロバイダへの更新回数が減り、お客様の時間の短縮とコストの削減につながります。

 「Cisco CallManagerバージョン 3.2」の新機能 - シスコ社のIPテレフォニーソリューションを実現するコール処理エンジンには、10種の新しい言語を追加したクライアント・インターフェースのローカライズ、ステーション間通信、ドロップ ラスト カンファレンスパーティ、ウイルスチェック認証、Cisco Intrusion Detection System Host Sensorソフトウエア認証が含まれます。

 コンタクトセンター製品の強化点については、「Cisco ISN 1.0」と「Cisco IPCC Bundle」を参照してください。「ISN 1.0」は、IPルーティングと結合され、IPおよび従来のテレフォニーネットワークのサービスを転送するウェブベースの音声応答録音装置(IVR)機能を搭載しています。ISNは、データインフラストラクチャを再利用して、ネットワークでIVRコールキューをより効率的に分散することにより、大幅なコスト削減を実現したいと考えているサービスプロバイダや大企業を対象にしています。一方、Cisco IPSCC Bundleは、中小規模のコンタクトセンター、ヘルプデスク、略式のコールセンター向けに事前設定されたコンタクトルーティング・キューイングソリューションです。「Cisco IPCC Bundle」は「Cisco CallManager」プラットフォームを用いて、統合された自動コール分散機能とスキルをベースとする先進のルーティングを提供し、導入企業は1週間以内で新しいコンタクトセンター製品を展開することができます。

 シスコはまた、1つの音声・データ・映像ネットワークを用いて接続コストを削減することで、アウトソーシングに対して短期間にコスト削減を実現する、初の音声会議システムを発表しました。この「Cisco Conference Connection」では、「Cisco IP Phone」のボタンを押すだけで、会議日程を設定することができます。電話をウェブベースの会議スケジューラのエントリポイントとして使用することにより、会議の参加者に通知することなく、会議の日程を設定し、出席することができます。

 音声会議システム以外にも、「Cisco IP Phone 7960」には、「Cisco IP Phone Expansion Module 7914」に加えて14の回線表示、スピードダイアル機能が追加されています。2つの拡張モジュールを使用することで、最大34の回線、33のスピードダイアル、または1つの回線表示とスピードダイアルボタンの組み合わせをユーザに提供します。回線を表すマルチカラーボタンと大型LCDディスプレイにより、ユーザは回線の状況を即座に特定することができます。

収益性を確保するためのゲートウェイ
 インフラストラクチャに関して、シスコは、音声ゲートウェイ製品シリーズの機能を、2600~3600 Seriesルータから、中小企業から大企業までを対象にIPテレフォニー機能を提供するCisco 7200 Seriesルータに拡張しました。「Cisco Catalyst 4200 SNA/IPXアクセスゲートウェイスイッチは、統合ドIP音声、映像、データルーティング・スイッチング機能を1つの2ラックユニットボックスから展開することで、支店のTCOを縮小します。「Catalyst 4200」には、銀行の支店が自動窓口機(ATM)を運転するためのSNA、IPXプロトコルといった新機能が搭載されています。

 「Cisco VG248アナログ電話ゲートウェイ」は、アナログ電話、ファクシミリ、モデム、音声メールシステム、スピーカフォンを「Cisco CallManager」上で動作する企業向け統合音声システムに統合することで、これらに対する投資を保護する高密度ゲートウェイです。48のアナログ電話回線を、コンパクトな19インチラックマウントシャーシに収められた「Cisco CallManager」システムの内線電話として使用することができます。また、支店でCisco 2600/3600 Seriesマルチサービスルータプラットフォームをメディアゲートウェイ制御プロトコル(MGCP)音声ゲートウェイとして展開することで、レガシーシステムに対する投資を保護することができます。交換、転送、会議、保留を含むMGCP機能に加えて、すでにネットワークに展開された2600/3600ルータを新しいワールドテレフォニーアプリケーションのゲートウェイとして使用することもできます。

 「サバイバル⁄スタンバイ リモートサイト テレフォニー(SRST)」をCisco 7200 Seriesルータに拡張することにより、先進のサービス品質(QoS)機能、高速パケット処理、音声ゲートウェイ機能を持つ大規模AVVIDネットワークが1台の3ラックユニットコンパクトルータに収まりました。新しいSRST機能を搭載した「Cisco 7200」では、1拠点に付き最大500の電話回線を有し、WANで異常が発生した場合はダイアルトーンに切り替えるIPテレフォニーネットワークを展開することができます。

 「高密度アナログ音声⁄ファックス ネットワーク モジュール(NM-HDA)」は、企業の本社および支店、サービスプロバイダを対象に、高密度アナログ公衆交換電話網(PSTN)トラフィックや、PBX、ファクシミリ、既存のCisco 2600/3600 Seriesルータに接続されたキーシステムのようなレガシーアナログテレフォニーシステムに直接接続可能な機能を提供します。これにより、テレフォニートールバイパス、新しいIPテレフォニーアプリケーション、フル音声ゲートウェイ統合を使用できるという利点があります。今回発表された音声アドバンスド統合モジュール(AIM-VOICE-30)では、Cisco 2600や3660のネットワークモジュールを使用しなくても、最大30の音声⁄ファックスチャネルを展開することができます。

シスコシステムズ社について
 Cisco Systems Inc.(NASDAQ:CSCO)は、インターネット/イントラネットの基盤となるネットワーク関連機器を提供する世界的なプロバイダです。1984年米国カリフォルニア州サンノゼに設立されました。シスコはネットワークの「エンド・ツー・エンド」の製品を提供しており、ルータ「Cisco」シリーズ、LANスイッチ「Catalyst」をはじめ、ATM、フレーム・リレー等のハードウエアから、世界のデファクト・スタンダードとなっているルータ制御用ソフトウエア「Cisco IOS」やネットワーク新技術「VoIP」等を、幅広くかつ多国籍に提供しております。シスコ社の会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
http://www.cisco.com/

*Cisco、Cisco IOS、Cisco Systems、CatalystおよびCisco Systemsのロゴマークは、米国およびその他の地域における、Cisco Systems Inc.及び関係会社の登録商標です。その他、記載されている製品名、社名は各社の商標または登録商標です。

**当資料は、2001年10月29日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳に、日本版独自の情報を付加したものです。