日本版 ニュースリリース

シスコ、業界リーダとともにIPv6開発作業を加速






シスコ、業界リーダとともにIPv6開発作業を加速

~ハードウエア、ソフトウエア、そしてオペレーティングシステムを実装へ~

July 18, 2001
No. 2001046


 2001年 7月10日、米カリフォルニア州サンノゼ(SAN JOSE, Calif.)発
 世界最大手のネットワーク関連機器のプロバイダであるシスコシステムズ社 (以下:シスコ、本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、社長兼CEO:ジョン・チェンバース)は、業界各社と相互に協力して、 IPv6 (Internet Protocol version 6)の高度な機能を活用するハードウエア、ソフトウエア、およびソリューションの開発を加速することで合意に達しました。IETF (Internet Engineering Task Force)が規定しているIPv6は、より多くのIPアドレス空間を確保し、プラグアンドプレイを実現するオートコンフィグレーション機能の提供、高度なモバイル性の実現、そしてエンド・ツー・エンドでのセキュリティ機能を提供します。本年初めにシスコは、Cisco IOSソフトウエアの搭載されているルータやスイッチを通して業界で最も総合的なIPv6ネットワークインフラを提供していくことを発表いたしました。そしてシスコの業界パートナであるIBM, マイクロソフト、HP、サンマイクロシステムズ、モトローラ各社は、ビジネスアプリケーションをIPv6対応のネットワークで動かすために、ハードウエア、ソフトウエア、そしてオペレーティングシステムを実装し、顧客によるIPv6採用をサポートしていきます。

 現在、IPv6は、無線、ゲーム、ホームネットワーキング産業の早期採用顧客、全世界での研究ネットワーク、米国や各国の軍事・政治機関の関心を引き付けています。モバイル、グリーンフィールド、そして地域インターネットプロバイダは、商業向け展開に備えて現在IPv6製品やプラットフォームを評価しており、これらのプロバイダの相互接続に向けたIPv6相互接続ポイントも全世界に設置されつつあります。

 「IPv6とは、IPアドレスの需要が増えると共に、急速に成長が期待される新しい技術です。IPアドレスに対する需要は、北米と比べて登録済みのIPアドレスがずっと少ないアジア太平洋地域で最も強くなると予想しています。インターネット対応の無線デバイスやインターネットがアジア太平洋地域で広く使われるようなると予想されているので、この地域をターゲットとしているサービスプロバイダは、IPv6バックボーン・ネットワークを構築しようとしています。ガートナーは、2006年までに、この地域のキャリアの50%がそのネットワークの一部でIPv6を使うようになると予想しています」とガートナー(Gartner, Inc.)シニアアナリスト、ローレンス・オランス(Lawrence Orans)氏は述べています。

 「IPv6に関する要求が明確になりつつある現段階において、シスコと業界パートナとの整合をとった開発が、IPv6ソリューションを成功に導くためのキーとなります。市場の要求が成熟し、IPv6の採用のひろがりに合わせ、シスコは、Cisco IOSソフトウエアを通じて総合的で先進的なIPv6ケーパビリティを提供し続けます。業界パートナと協力して、今後も様々な顧客やマーケット向けの総合的なIPv6ソリューションを提供していきます」とシスコ戦略的提携担当副社長、スティーブ・スタインヒルバー(Steve Steinhilber)は述べています。

業界からのサポート
 シスコとパートナ各社は、様々な通信やコンピューティング・プラットフォームで、顧客がIPv6の多くのメリットを享受できるようなソリューションに取り組んでいます。市場は、現在進行中の開発の結果、コンピュータデスクトップから無線インターネット、バックエンドシステムまでIPv6対応ソリューションを直ぐにでも利用できるようになります。

 「インターネットが成長し、各企業がコスト削減とビジネスパートナ価値を享受するために、WWW(World Wide Web)とそのビジネスシステムを統合し、ビジネスモデルを変換している現在、IPv6のような業界標準が重要になっています。IBMのオペレーティングシステム、マイクロエレクトロニックス、アプリケーション、そしてミドルウェアをIPv6対応にすることによって、顧客は管理経費を削減し、高度なセキュリティを入手し、複雑さを抑えることができます。それは特に無線ネットワークの管理において有効となります。」とIBMエンタープライズ・トランザクション・システムズ(IBM Enterprise Transaction Systems)ディレクタ、デビッド・チャウ(David Chew)氏は述べています。

 「IPv6は、インターネットの成功を加速する代表的なアーキテクチャ・プリンシプルになっています。当社は、自社製品においてIPv6をサポートし、IPv6フォーラムとシスコ両者の作業を高く評価します。インターネット上でのネットワーク・デバイスの数が急速に増えてくることで、顧客、パートナ、そして開発者がこのIPv6のメリットを全面的に享受できるようにすることがますます重要になっています」とマイクロソフト(Microsoft)Windowsネットワーキング通信担当副社長ジャワッド・カーキ(Jawad Khaki)氏は述べています。

 「IPv6によって、IPアドレスに対する需要や高度機能に対する需要に応えることができるようになります。IPv6によって、HP-UX11iサーバは、多数のIPアドレスをサポートできるようになり、またオートコンフィグレーション機能によって管理や構成が簡単になります。我々は、既存のアプリケーションとの互換性のために、IPv4およびIPv6デュアルスタックを追加しました」とHPビジネスシステム、テクノロジオーガニゼーション担当マーケッティングマネージャ、マイク・ワードリー(Mike Wardley)氏は述べています。

 「当社は、Solaris 8が最初にリリースされた18ヶ月前にIPv4-IPv6デュアルスタック・アーキテクチャを実装しています。デュアルスタック・アーキテクチャにより、インターネットにアクセスするユーザやデバイスの数の増加を始めとする将来の需要ばかりでなく、現在の需要に応えることができます。ネットワークインフラにIPv6を提供するシスコの努力は、IPv6普及への道を切り開きました」とサンマイクロシステムズ(Sun Microsystems)Solarisマーケッティング担当副社長アンディ・イングラム(Andy Ingram)氏は述べています。

 「無線インターネットの急速な成長により、スマートフォン、スマートオートモビール、スマートアプライアンス、スマートビルディングが急速に普及しています。無線デバイスの猛烈な成長により、無線スペースで真のエンド・ツー・エンドのアプリケーションをサポートするために多数のIPアドレスに対する明確なニーズが生まれています。また、IPv6は、QoS(Quality of Service)への組み込みサポート、セキュリティの改善、NAT(Network Address Translation)に対するニーズの消滅など、アプリケーションを改善し、ネットワーク管理を容易にする、新しいアプリケーションのために新しいメリットを提供します。当社は、IPv6の意義を完全に認識しており、当社の持つすべてのシステムアーキテクチャでIPv6を最大限に活用していきます」とモトローラ(Motorola Corp)コーポレートストラテジー担当副社長兼ディレクタ、アル・ザバスキー(Al Zabarsky)氏は述べています。

シスコシステムズ社について
Cisco Systems Inc.(NASDAQ:CSCO)はインターネット/イントラネットの基盤となるネットワーク関連機器を提供する世界的なプロバイダです。1984年米国カリフォルニア州サンノゼに設立されました。シスコはネットワークの「エンド・ツー・エンド」の製品を提供しており、ルータ「Cisco」シリーズ、LANスイッチ「Catalyst」をはじめ、ATM、フレーム・リレー等のハードウエアから、世界のデファクト・スタンダードとなっているルータ制御用ソフトウエア「Cisco IOS」やネットワーク新技術「VoIP」等を、幅広くかつ多国籍に提供しております。
シスコ社の会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
http://www.cisco.com/

* Cisco、Cisco IOS、Cisco Systems、CatalystおよびCisco Systemsのロゴマークは、米国およびその他の地域における、Cisco Systems Inc.及び関係会社の登録商標です。その他、記載されている製品名、社名は各社の商標または登録商標です。

** 当資料は、2001年7月10日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳に、日本版独自の情報を付加したものです。