日本版 ニュースリリース

シスコシステムズ、2001年度第3四半期業績を発表






シスコシステムズ2001年度第3四半期業績を発表

~前年同期比4%減、47億3千万ドルの売上高~

May. 9, 2001
No. 2001033


 2001年 5月8日、米カリフォルニア州サンノゼ(SAN JOSE, Calif.)発
 世界最大手のネットワーク関連機器のプロバイダであるシスコシステムズ社 (以下:シスコ、本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、社長兼CEO:ジョン・チェンバース)は、2001年4月28日を末日とする2001会計年度第3四半期の業績を発表しました。

 当社第3四半期売上高は47億3,000万ドル(邦貨換算5,868億380万円=1US$124.06円換算)になり、前年同期の49億3,000万ドルに比べ、4%減でした。

 買収関連費用やストック・オプションの行使に対する法定福利費、業務改善に関わる諸経費および特別経費、過剰在庫費用、少数株主持分からの純利益の影響を除いた、当期純利益(見込み)は、2億3,000万ドル、一株当たり0.03ドルとなり、前年同期の10億ドル、一株当たり0.13ドルに比べ、それぞれ77%と77%の減少となります。

 2001会計年度第3四半期中にシスコは、負債引受を含めて、総計で約6億2,100万ドルの購入価格により、Active Voice Corporation、Radiata Inc.、ExiO Communications Inc.の買収を完了し、購入した進行中の研究開発に対し、税引後ベースで1億900万ドル、一株当たり約0.01ドルの一括償却費用を計上しました。さらに当社は、人員削減、過剰設備の統合、かつビジネス機能のリストラクチャリング・プログラムを発表しました。リストラクチャリング・プログラムの実施および予想売上高の減少の結果、リストラクチャリング・プログラムのコストならびに他の特別費用として11億7,000万ドル、過剰在庫費用として22億ドルを計上しました。

 2001会計年度第3四半期の純利益は、前年同期6億4,100万ドル、1株当たり0.08ドルの純益に対して、当四半期は26億9,000万ドル、1株当たり0.37ドルの純損失でした。

 2001会計年度第1四半期から第3四半期までの合計売上高は、前年同期売上高132億1,000万ドルに対して、36%の増の179億9,000万ドルでした。2001会計年度第1四半期から第3四半期までの合計純益(見込み)は、前年同期27億2,000万ドル、1株当たり0.37ドルに対し、それぞれ8%および5%増の29億2,000万ドル、1株当たり0.39ドルでした。

 2001会計年度第1四半期から第3四半期の合計純利益は、前年同期18億7,000万ドル、1株当たり0.25ドルの純益に対し、10億2,000万ドル、1株当たり0.14ドルの純損失でした。

 「2001年度の年初4か月は、当社にとって大きな試練となりました。11月には前年比で70%を超えていた受注の伸びが、数か月の間に30%のマイナス成長へと転じました。これは当社並の規模のいかなる会社もかつて経験したことのない、最も急速な減速かもしれません。当社が直面する難局は主にマクロ経済ならびに資本投下の問題に起因するのものですが、自らの企業運営の中にも改善の余地が常にあります。私たちは、経済が山を駆け上がったり谷を急速に降りたりと変化するなかで、強い企業はより強くなるだろうと信じています。インターネットおよび関連アプリケーションがインターネット経済をドライブし続けるなかで、当社が有効な実行策を打てれば、他をリードするよりよい位置にいると信じています」とジョン・チェンバース社長兼CEO(John Chambers)は述べています。

 シスコは、顧客を成功に導くため、下記の各主要マーケット分野全般で「エンド・ツー・エンド」のアーキテクチャーに向けた最良の製品を顧客に提供しています。

 サービス・プロバイダー向け市場においてシスコは、最高の製品を提供し、サービス・プロバイダーの顧客から選ばれるパートナーになることにより、IPにおけるリーダーシップと専門的技術をさらに推し進め、サービス・プロバイダーに新たな収入の機会をもたらすデータサービスの構築を実現しています。サービス・プロバイダー市場での継続的なオプティカルの勢いを示すものとしてシスコはOC-48 SONET機器セグメント中、第1位の市場占有率を獲得し、「Cisco 7600 オプティカル・サービス・ルータ」および「Cisco ONS 15200 Metro DWDM Solution」の導入により、IP+オプティカル分野でリーダーシップをさらに拡張しました。

 IPの分野では、シスコは、「Cisco 10000」のエッジ・ルーティング・プラットフォームでVPN能力を有する10,000ポート以上のダイナミック・パケット・トランスポート製品を150社以上の顧客に出荷しました。シスコは、グローバルクロッシング(Global Crossing)、エルパソ グローバルネットワーク(El Paso Global Networks)、チャイナネット(China Net)およびテリア(Telia)にコアIP技術を供給するプロバイダーに選ばれました。またコジェント(Cogent)、タッチ アメリカ(Touch America)、アビスタ(Avista)各社向けにオプティカル・ネットワーキング技術を提供するプロバイダーとして選ばれました。さらに、Qウエスト(Qwest)社へのコンテント・ネットワーキング・ソリューションのプロバイダーにも選ばれています。

 エンタープライズ向け市場においては、当社が提唱している、「Cisco AVVID(音声、ビデオ、データ統合アーキテクチャー)」が引き続き注目を集め、今日のインターネット・ビジネス・ソリューションのインテリジェントな技術のベースとなっています。シスコではさらに、標準化を推進するため、AVVIDベースのインフラを通じて、セキュリティとVPN、ネットワーク管理、IPテレフォニー、ストレージ・サービスを提供する128社のパートナーシップ「Cisco AVVID Partner Program」を発表しました。当社はさらに、「Cisco ONS 15540 Extended Services Platform」を導入しました。この製品は、企業とサービス・プロバイダー双方の環境で、ハイエンドなネットワーキング・アプリケーション向けに設計されたメトロDWDM製品です。さらに当社はストレージ業界の主要パートナーのサポートを得て、「Cisco SN 5420 Storage Router」と呼ばれる製品でストレージ・ネットワーキング市場に参入しました。この製品は、IP(iSCSI)ネットワークで繋ぐ世界初の小規模コンピュータ・システムです。シスコはさらにVoIP市場でのリーダーシップと、革新性を発揮し、7種の新しいIPテレフォニー関連製品を導入しました。これらは、個人の生産性を向上し、管理上のコストを減少させ、企業の本社と支店間にビジネス上の柔軟性をもたらします。世界各国で当社のIPテレフォニーのソリューションが採用されています。その中には、オーストラリアのスウィンバーン工業大学(Swinburne University)との11,000席の契約や、コネチカット州政府、アーカンソー大学パインブラフ校との契約が含まれています。

 コマーシャル市場においては、シスコが、中小規模ビジネスがインターネットの使用で最大限の可能性を発揮できるよう支援を続けています。「Long-Reach Ethernet」(ロング・リーチ・イーサーネット)の技術の発表がその一つです。これはストラクチャード・ケーブリングを展開させることができない集合建物向けの高機能ブロードバンド・ソリューションです。当社はさらに、LREの技術と既設電話線を利用してホテルの顧客、従業員に安全でかつ高速なインターネットアクセスと次世代サービスを提供するためにスターウッド・ホテル(Starwood Hotels and Resorts Worldwide Inc.)との戦略的な提携を発表しました。またシスコはマイクロソフトと802.11準拠の無線LANインフラストラクチャー上の企業認証とセキュリティ・アーキテクチャーを開発し展開させるために、共同作業を行うことを発表しました。シスコはまた、重要な戦略パートナーであるマイクロソフト社のキャンパス内で、ワイヤレスLANソリューションでネットワークをつなぎ、最大のワイヤレスLAN利用環境においてシスコAironetの拡張性を実証しました。マイクロソフト社では、社内のラップトップPCに接続する無線LANカードを現在約7,000人の従業員が利用し、キャンパス内に約3,000のアクセス・ポイントを有しています。シスコAironetワイヤレスLANソリューションは、雑誌「Network World」の「World Class Award」を含む数種の賞を受賞しました。当社の顧客のうち、高等教育市場ではハーバード大学、ダートマス・カレッジ、ハワード大学など、またミルウォーキーのチルドレンズ・ホスピタル(Children's Hospital)、ニューオーリンズのオシュナー・メディカル・インスティチュート (Ochsner Medical Institute )、オシュナー・クリニック・アンド・ホスピタル(Ochsner Clinic & Hospital)のような医療機関など多数が、ワイヤレスLAN技術を採用しています。

 「私たちがこの数年にわたってはっきり見たものは、この新しい経済が両方向に移動することができる速度です。これまで数四半期あるいは数年かけて起こった変化は、数か月で起こり得ます。今私たちに明らかになったことは、この新しい経済においてピークはさらに高く、また、谷ははるかに低く、加えてピークと谷との間の移動ははるかに速くなるということです。私たちは今、誰も予想しなかった深い谷にいます。また、私たちは、基礎的な問題がマクロ経済および資本投資に関連するものであると信じています。私たちは、さらにこの新しい経済の長期見通し、およびインターネットおよびシスコがこの新しい経済において演じる役割が変わっていないと信じます」とチェンバース社長兼CEOは結んでいます。

シスコシステムズ社について
Cisco Systems Inc.(NASDAQ:CSCO)はインターネット/イントラネットの基盤となるネットワーク関連機器を提供する世界的なプロバイダです。1984年米国カリフォルニア州サンノゼに設立されました。シスコはネットワークの「エンド・ツー・エンド」の製品を提供しており、ルータ「Cisco」シリーズ、LANスイッチ「Catalyst」をはじめ、ATM、フレーム・リレー等のハードウエアから、世界のデファクト・スタンダードとなっているルータ制御用ソフトウエア「Cisco IOS」やネットワーク新技術「VoIP」等を、幅広くかつ多国籍に提供しております。シスコ社の会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
http://www.cisco.com/