ソフトバンク・テクノロジーとシスコシステムズ
大規模サイト向けブロードバンド・ソリューションの開発と営業で提携
Nov. 7, 2000No. 200070
ソフトバンク・テクノロジー株式会社(東京中央区、代表取締役社長:石川憲和、以下ソフトバンク・テクノロジー)とシスコシステムズ株式会社(東京千代田区、代表取締役社長:黒澤保樹、以下シスコ)は大規模なECサイトや大規模なポータルサイト、大容量コンテンツ配信サイト、大規模データセンター向けのブロードバンドソリューションを共同で開発、販売していくことで合意しました。
<提携の狙い>
政府のIT戦略を受け、国内で光ファイバー網が広く利用可能になります。これにより、動画や音楽などの大容量コンテンツを提供する事業者が増えることが見込まれるため、ブロードバンド通信環境の実現が社会的にも必要となります。またインターネットの主要サイトにおいては、過大な設備投資を行うことなく、今まで以上に発生するであろう大量のユーザーアクセスを処理することが必要となります。
これらの課題を解決する為に、この度、インターネット⁄イントラネットの基盤となるネットワーク関連機器を提供する世界No1企業のシスコと、ネットワークとECソリューションの総合プロデューサーであるソフトバンク・テクノロジーが、両社の保有する技術とノウハウを持ち合い、共同でブロードバンドソリューションを提供していくことを合意しました。
<合意内容の概要>
- 両社の提携は、大規模ECサイト、大規模ポータルサイト、大容量コンテンツ配信サイトならびに大規模データセンター事業者向けに、常に一定した通信速度と品質を維持することを目的とします。
- 共同開発を行うソリューションは具体的に、(1)サーバー負荷分散ソリューション(後述)、(2)コンテンツ配信管理ソリューション(後述)、となります。
- シスコは、ソリューションの中核となる負荷分散装置群の供給を担当します。ソフトバンク・テクノロジーは、システム全体の販売、設計、工事、保守を担当し、特に設計においては、大規模ECサイト、大規模ポータルサイト、大容量通信サイトのアプリケーションまで踏み込んだ設計を行います。
<ソリューションの概要>
シスコのCSS11000シリーズ(OSI7層までをカバーする高機能なサーバー負荷分散システム)をベースとし、高いレスポンスと安定性を保証する以下のソリューションをご提供する予定です。
- サーバー負荷分散ソリューション
大量のユーザーアクセスに対し、複数のWebサーバーに負荷を分散させます。またアプリケーションサーバー、データベースサーバーに対するアクセスを優先制御(ユーザー別、サイト別にアクセスを制御する)で振り分けることも実現します。
ECポータルサイトや大規模ポータルサイトの下には複数のサイトが存在するため、特定のサイトにアクセスが集中すると、全体のパフォーマンス低下が発生します。しかし、この優先制御を行うことにより、サイト全体のパフォーマンスが著しく低下することを回避することができます。
- コンテンツ配信管理ソリューション
大容量コンテンツを効果的に配信するとともに、ネットワーク内の負荷分散を実現します。
動画、音楽等の大容量コンテンツの配信を効率的に行う為に、ルーター、負荷分散装置群を利用して常にレスポンスを保証する通信環境を提供します。
また、地理的に離れたサーバー群が連携しながらコンテンツを配信することで、レスポンス低下の原因となるユーザーアクセスの一極集中を回避できる環境を提供します。
大容量コンテンツ向けには、ソフトバンク・テクノロジーの子会社であるブロードバンド・テクノロジー株式会社(東京中央区、代表取締役社長:関根尚)が提供するコンテンツ配信サービスも合わせて提供する予定です。
営業の開始時期は平成12年11月で、初年度の売上目標は20億円です。