日本版 ニュースリリース

Japan News






沖電気・シスコ・日本IBMが
インターネット・インフラで戦略的な協業を展開

~サービス・プロバイダー・一般企業に向け共同でソリューション開発~

Oct.11, 2000
No. 200064


沖電気工業株式会社(社長:篠塚勝正、以下 沖電気)、シスコシステムズ株式会社(社長:黒澤保樹、以下 シスコ)、日本IBM株式会社(社長:大歳卓麻、以下日本IBM)の3社は11日、音声・ビデオ・データの統合など、インターネットのインフラ環境が急速に変化しているなか、サービス・プロバイダーおよび一般企業が企業競争力の強化を実現する先進的e-ビジネスを構築するための、インターネット・インフラ分野での協業を開始し、ソリューション開発等を共同で展開することを発表しました。そのために各社は各々コンピテンス・センターを設立し、それらのセンターが連携してお客様の支援にあたります。

インターネットの拡張により、サービス・プロバイダーによる次世代IPサービスの提供は加速しています。そこで、新たな情報サービスや付加価値サービスの提供に向けて、インターネット・アプリケーションを迅速に市場に提供していく必要が増大しています。一方、企業では、EC, SCM, CRM等のe-ビジネス実践を支える通信インフラとしてのインターネットと、IP-VPN(注1)やロードバランシング(注2)等に代表される、高度なセキュリティ・高機能化を提供するネットワーク・ソリューションをいかに活用していくかが今後の成功の鍵となっています。そして先進企業ではビデオ・ストリーミング、マルチキャスティング、音声統合などをコールセンター等のアプリケーションに統合していく動きがみられます。

(注1)IP-VPN:インターネットなどのIPネットワーク上に仮想的な自営網を構築する技術、およびそのネットワーク。企業がインターネットやエクストラネットなどのIP通信をするためサービスプロバイダーのサービスを利用することにより、自社で構築したプライベート網と同様に使用できるネットワーク。MPLSはそれを実現するための最も有力な技術の一つ。

(注2)ロードバランシング (Load balancing):相手先アドレスへのルーティングメトリックが同じであるポートをルータが複数持つ場合、それぞれのポートにトラフィックを等しく分配するルーターの機能。負荷バランシングのアルゴリズムは回線レートと信頼性に関する情報を使う。ネットワークセグメントの利用効率が向上するため、ネットワーク帯域幅の利用効率も高めることができる。「負荷バランシング」とも呼ばれる。

このような潮流を受け、e-ビジネスの展開に向けて、沖電気、シスコ、日本IBMの3社は、各社が得意分野とするインターネット・インフラのソリューションを共同利用、それに基づいた戦略を立案し、さらに新たなソリューションおよびサービスの開発・導入で協力していきます。最初のステップとして、次の3つのエリアからスタートします。IPバックボーン、AVVID、MAN(補足資料ご参照)。また将来的には共同でマーケティング活動を展開する予定です。
展開にあたっては、各社が設立するコンピテンス・センターを有機的にネットワークで接続し、お客様のビジネス・モデルに合わせたエンド・ツー・エンドのソリューションを提案、構築支援し、お客様がITを企業競争の強化ツールとして利用できるよう支援していきます。また、協業を推進するためのプロジェクト・オフィスを、日本IBMの箱崎事業所内に設置します。

各社の役割と強み

  • 沖電気は、従来から培ってきた情報通信ノウハウを生かした「ネットワークソリューション」を1998年6月に発表し、ネットワーク社会とネットワーク・インフラをつなぐ「サービスブリッジ」をキャリア、金融、公共事業、一般企業などに広く提供しています。今回の協業では、先進的な音声ソリューションと、キャリア系企業のお客様における経験・実績を活用します。

  • シスコは、企業のインターネット・インフラ、そしてキャリア、サービスプロバイダにおけるIPバックボーンのネットワーク・ソリューションに加え、IPコンタクト・センタ、AVVIDに基づく音声・ビデオ・データ統合とアプリケーションとの連動を実現するソリューションを提供しています。今回の協業では、ネットワーク市場における圧倒的なシェアと実績を活用します。

  • 日本IBMは、企業システム構築における豊富なノウハウと、開発・製造から製品・サービスまでを一括して提供できる総合力を活かしてe-ビジネス・ソリューション提供のリーダー企業としてお客様を支援しています。今回の協業ではe-ビジネス構築のノウハウ・実績を活用しつつ、ソリューション提供に際してのエンド・ツー・エンドのインテグレーションを担当します。

なお、3社の取り組みに賛同いただき、新たなビジネス・モデルによる事業展開を考えている企業に対しては、共同で具体的なシステム構築を実施していきます。

補足資料

3社は協業の最初のステップとして、次の3つのエリアについてコンピテンス・センターでの提案活動・システム構築支援を実施していきます。

IPバックボーン-MPLSを中核としたキャリア・クラスの通信インフラ
MPLS:Multi Protocol Label Switching

IPアドレスを逐一見て転送するのではなく、データに「ラベル」を付け、このラベルを基に高速のスイッチング処理をすることにより、広域ネットワーク全体のパフォーマンスを向上させる技術。また、高速・高機能ネットワークに必要とされる、セキュリティや拡張性も提供する。IP-VPNソリューションの基盤を成す。

AVVIDベースの、企業とキャリアを融合した音声・ビデオ・データの統合インフラ AVVID:Architecture for Voice,Video and Integrated Data

従来の音声・データ統合の目的は、電話回線費用の削減が中心でしたが、現在では、e-ビジネスを実現するために、音声とデータを統合した新たなアプリケーションを構築することが大きな目的とされています。このためには、IPネットワークをベースとして、音声・映像・データ等を統合したマルチメディア・サービスを統合するアーキテクチャーが必要です。シスコシステムズ社の「AVVID」はこのためのアーキテクチャーです。

MAN-都市ワイドのネットワークインフラ
MAN:Metropolitan Area Network

企業・大学などの敷地内または一つの建物内に限定されたネットワークであるLANを、都市全体の広域まで構築できるように拡張したネットワーク。IEEE802.6で標準化が進められ、音声・データ・画像を統合して扱え、50kmの範囲をカバーする。光ファイバーを伝送媒体とし、伝送制御方式としてDQDB(Distributed Queue Dual Bus)を用いる。

本リリースに関する報道関係者お問い合わせ先:

沖電気工業株式会社 広報部 西森
TEL:03-3580-8950 URL:http://www.oki.co.jp/

シスコシステムズ株式会社 コーポレートマーケティング本部 広報 平尾
TEL:03-5219-6000 E-Mail:press-jp@cisco.com URL:http://www.cisco.com/jp/
または 共同PR株式会社業務2局 石川
TEL:03-3571-5171 E-Mail:ciscopr@kyodo-pr.co.jp

日本IBM株式会社 広報 石田
TEL:03-5563-4307 URL:http://www.jp.ibm.com/