シスコシステムズは、ビジネス活動のあらゆる側面で環境に配慮することを約束します。業務のエネルギー効率を高め、排出物を減らすなど、革新的な取り組みを行っていきます。例えば、ISO 14001 の認証取得を通じ、環境汚染の予防、環境規制の遵守、継続的な改善を確約します。
シスコシステムズの環境ポリシー
環境ポリシー
シスコシステムズは、資材・機器の再使用とリサイクルを推進し、原材料やエネルギー、水の節約が可能な事業プロセスを採用しています。そうして、自社のソリューション (製品・活動・サービス) を定義・設計・製造・サポート・使用する際の環境負荷を最小限に抑え、これを環境経営の骨格、すなわち環境管理システムとしています。シスコシステムズは次の3点に取り組んでいます。
- 顧客やコミュニティのニーズと期待に応えるため、環境に関連する法令や規制、その他の条件を遵守すること
- 環境汚染の防止を推進すること
- 環境マネジメント・システムを継続的に改善していくこと
シスコシステムズが推進する環境プログラム
シスコシステムズは、環境に対する負荷を最小限に抑えると同時に、積極的に環境の改善を進め、環境経営の目標を達成できるよう、様々なプログラムを実行に移しています。
廃棄物削減とリサイクル
シスコシステムズは、3つの R (Reduce、 Reuse、Recycle) をベースに廃棄物削減プログラムを継続的に実行しています。オフィスで、そして事業全体で、発生する電子機器廃棄物をどう扱うか、リサイクルをどうするかがプログラムの柱です。プログラムの達成度は、排出物のうち実際の埋め立て廃棄を免れた量 (リサイクル率)、従業員一人当たりのプログラムコストなど、いくつもの指標で測られます。シスコシステムズのサンノゼ本社では、2005年度の廃棄物量を 2001年度に比べて約 46% 削減し、2001年度には 51% だった廃棄物のリサイクル率を 2005年度には 70% にまで引き上げました。シスコシステムズは、こういった廃棄物削減とリサイクルの成果が評価され、カリフォルニア州廃棄物管理評議会 (The California Integrated Waste Management Board) から 1994年に表彰され、2000年から 2004年までの 4年間連続で再び表彰を受けています。
シスコシステムズの事業拠点での廃棄物のリサイクル率は、廃棄物削減とリサイクルのプログラムを導入した当初は 30% 以下でしたが、現在は 60 %以上にまで大きく改善されました。また、従業員一人当たりのプログラムコストも、当初の $7.50 から $3 以下にまで低減しました。この成果によって、シスコシステムズは、カリフォルニア州廃棄物管理評議会の廃棄物削減に関する表彰を 4年連続で受賞しています。
廃棄処理管理
シスコシステムズでは、不要もしくは余剰になった部品・資材・機器を、インターネット上で交換するプログラムを実施しています。CREDO (Cisco Resource Exchange and Disposal Online) と命名されたこのプログラムは、シスコシステムズの製品資産管理ツールと連動しており、会社の資産をトラッキングしながら無駄な消費を削減する目的を果たしています。
CREDO は、シスコシステムズの社内ネットワーク上に設けられたバーチャル物品交換所です。社内の部署・個人が、不要もしくは余剰になった資材や、使わなくなった機器を登録すると、早い者勝ちで希望者が入手することができます。結果的に、会社の資産を会社全体でシェアすることになるわけです。やむを得ず廃棄する場合は、同様にその廃棄物を CREDO に登録することで、認可を受けた産業廃棄物処理業者に、適宜安全な方法で処理してもらえます。その上、実際に廃棄された廃棄物は、57 のカテゴリーに分けて報告されます。また、再利用・リサイクル使用により廃棄を免れた資材や機器については、その価格と重さが管理されており、リサイクル率や、新品を購入した場合に比べて削減できたコスト、廃棄量をどれだけ減らせたか、などが計算されています。
生産者責任
シスコシステムズでは、製造する製品の環境負荷低減効果を、設計から廃棄に至るまで、全ての段階で管理しています。製品のリサイクル可能割合、使用している有害物質、エネルギー消費量などに加え、使用済み製品を適切に回収するまでが管理対象となります。 電気機器・電子機器の廃棄物を、分別して安全に処理することを求めたEUの WEEE 指令 (2005年 8月 13日発効) にすでに対応しているほか、電気機器・電子機器に含まれる特定有害物質を制限する EU の RoHS 指令 (2006年 7月 1日発効予定) への対応を進めております。 また、製品の開発段階から環境への配慮を徹底するシスコの DfE (Design for Environment) プログラムを推進します。
有害物質管理
シスコシステムズは、有害性・毒性のある原材料について、適切に使用・貯蔵・輸送し、廃棄の際には安全性が確保されるよう徹底した管理を行います。また、有害物質管理プログラムには、関連法令や法的規定、社内外の取り扱い規則を厳守することも含まれています。
エネルギー管理
シスコシステムズでは、施設の設計や建設をはじめ、事業運営上の様々な場面においてエネルギー効率を計算したり、過去のベストプラクティスを活用したりするなどして、エネルギー節約のための本格的取り組みを行っています。例えば、サンノゼの本社では、数々の省エネルギー対策を実施した結果、年間約 49,000,000 kW・h、一般家庭およそ 5,000 世帯分にも上るエネルギーの節約に成功しました。また、エネルギー管理チームを設置して、オフィスの温度管理や研究施設でのエネルギー節約も含む、数多くの省エネルギー対策を進めており、実質的な効果を上げています。 シスコシステムズは 2007年までに、さらに 1,000万から 1,200万kwh の年間エネルギー消費量を削減するため、より明確な方法を打ち出すことも目標にしています。
移動の削減
シスコシステムズでは、情報ネットワークの整備や雇用条件の整備により、従業員がオフィスへ通勤しなくても業務を行える環境を創り出しています。2004年 9月に発表された、米国環境保護庁による、従業員に快適な就業環境を提供する企業ランキングでは、シスコシステムズは、フォーチュン 500社の第 3位にランクされました。シスコシステムズは、このように通勤という物理的移動を削減している他、物流ルートを最適化するといった輸送管理の徹底を推進し、エネルギーの節約と環境負荷の軽減に貢献しています。
温室効果ガスの削減
シスコシステムズは、G8 気候変動ラウンドテーブル (G8 Climate Change Roundtable) やサステイナブル シリコンバレー プログラムなど、気候温暖化に関するポリシーを検討する会議に参加しています。また、オフィスや研究所のエネルギー効率を管理 / 改善する戦略をいくつか打ち出しています。さらには、会社全体で保有するエネルギーや温室効果ガスの目録を管理し、オフィスの設計 / 改良時のエネルギー効率向上施策を開発するほか、必要なオフィススペースを減らすために、オフィスの生産性を改善し、勤務形態のフレキシブル化を進めています。売上高あたりの二酸化炭素排出量は、2002年度から 2005年度でわずか3%の増加、2003年度から 2005年度で見ると 6% の削減となっています。2003年度からの大幅な改善は、既存施設の効率的活用と省エネルギープログラムの導入によってもたらされました。
ISO 14001 の認証取得
ISO 14001 認証をより多くの拠点で取得
ISO 14001 は、1996年に国際標準化機構 (International Standard Organization) によって制定され、何度か改訂を重ねてきている、環境マネジメント・システムの国際標準規格で、環境管理システムに関する世界的共通フレームワークとなっており、第三者による監査、ISO 14001 認証の基盤にもなっています。シスコシステムズは、この ISO 14001 認証の取得にも、積極的に取り組んでいます。
ISO 14001 による環境管理システムでは、計画-実施-点検-改善のサイクルプロセスからなる、企業の環境管理の仕組みが導入されます。また、環境に関わる課題の解決、環境負荷の軽減、環境プログラムの実施、環境規制遵守のコミットメントなども、計画―実施―点検―改善の実施対象となります。ISO 14001 による環境管理システムを実行することで、次のような効果を上げることができます。
- 環境パフォーマンスの改善
- 環境に関する法令・規制遵守の推進
- 顧客・社会からのより高い信頼を獲得
- 従業員の志気向上
- 事故発生頻度の抑制と低減
- コストの削減
シスコシステムズが ISO 14001 を取得している拠点
ISO 14001 認証をより多くの拠点で取得することも、シスコシステムズが環境を護るために続けている取り組みの一つです。現在、下記の拠点で ISO 14001 認証を取得済みもしくは取得予定となっています。これらの拠点で働く従業員数を合わせると、シスコシステムズ全従業員の約 60% にのぼり、既にシスコシステムズ従業員の過半数が、ISO 14001 認証による管理下にあるということができます。
- カリフォルニア州、サンノゼ本社: 2000年取得
- イタリア、モンツァ: 2002年取得
- ノースカロライナ州、リサーチトライアングルパーク: 2003年取得
- ニューイングランド開発センター (ボックスボロー) : 2004年取得
- テキサス州、リチャードソン: 2004年取得
- オランダ、アムステルダム: 2005年中に取得予定
- 英国、ロンドン : 2005年中に取得予定
- テキサス州、オースチン: 2005年中に取得予定
