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この章では、クライアント アダプタのインストールまたは操作時に発生する可能性のある、一般的な問題の診断および解決方法について説明します。
この章では、クライアント アダプタのトラブルシューティングにおける基本的なヒントを示します。 より最新かつ詳細なトラブルシューティング情報については、TAC Web サイトを参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/support/index.html
[Tools & Utilities]で[Wireless Troubleshooting Center]を選択します。
クライアント アダプタには、メッセージとエラー状態を示す次の 2 つの LED があります。
• [Link Integrity/Power LED](緑色):クライアント アダプタに電源が投入されると点灯し、ネットワークに接続されるとゆっくりと点滅します。
• [Link Activity LED](オレンジ色):クライアント アダプタがデータを送信または受信しているときは速く点滅し、等間隔で点滅を繰り返している場合はエラー状態であることを示します。
表 10-1 は、正常稼動時の LED の状態と意味を説明します。 表 10-2 は、エラー時のLED の状態と意味を説明します。
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RAM の障害。 テクニカル サポート情報については、「はじめに」の「テクニカル サポート」を参照してください。 |
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設定エラーが発生している(ACU で静的な WEP が有効になっているにもかかわらず、有効な WEP キーがプログラミングされていない状態など)。 クライアント アダプタの設定を再度チェックします。 |
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フラッシュ ブート ブロックのチェックサム エラー。 テクニカル サポート情報については、「はじめに」の「テクニカル サポート」を参照してください。 |
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物理層(PHY)アクセス エラー。 テクニカル サポート情報については、「はじめに」の「テクニカル サポート」を参照してください。 |
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この項では、クライアント アダプタに問題が発生した場合のトラブルシューティングのヒントを示します。 表 10-3 を使用すると、個々のトラブルシューティング情報をすばやく見つけられます。
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Windows の[Wireless Network Connection]アイコンに接続不可が示される(Windows XP のみ) |
Windows の[Wireless Network Connection]アイコンに接続不可が示される(Windows XP のみ) |
LEAP ログイン画面は Windows ログイン画面より後に表示されます(Windows 98、98 SE、および Meのみ)。 |
LEAP ログイン画面は Windows ログイン画面(Windows 98、98 SE、および ME のみ)より前には表示されない |
[Cisco Wireless LAN Adapter Troubleshooting Utility]を使用して、クライアント アダプタでの設定および結合の問題を特定し、解決できます。 このユーティリティは、クライアント アダプタがインフラストラクチャ モードのときに、アダプタとアクセス ポイントとの接続を評価する場合にのみ使用されることを意図しています。
次の項のいずれかの手順に従って、ユーティリティを使用したクライアント アダプタの動作の診断、詳細なレポートのテキスト ファイルへの保存、またはオンライン ヘルプへのアクセスを実行してください。
ステップ 1 次のいずれかを実行して、トラブルシューティング ユーティリティを起動します。
• ACU を開始し、[Options]ドロップダウン メニューから[Troubleshooting]を選択します。
• ACM アイコンを右クリックし、ポップアップ メニューから[Troubleshooting]を選択します。
[Cisco Wireless LAN Adapter Troubleshooting]画面が表示されます(図 10-1)。
図 10-1 [Cisco Wireless LAN Adapter Troubleshooting]画面
ステップ 2 [Start]をクリックします。 このユーティリティは次の 8 つのテストを連続して実行し、クライアント アダプタの動作をチェックし、特定の問題があればそれを特定します。
3. クライアント アダプタの無線のチェック(無線がオンになっているかどうかの確認)
4. クライアント アダプタのアクセス ポイントとの結合のチェック
8. クライアント アダプタのアクセス ポイントとの接続のチェック
ユーティリティはチェックが終了するか、問題が検出されるまで実行されます。 その後、結果を表示します(図 10-2を参照)。
図 10-2 [Cisco Wireless LAN Adapter Troubleshooting]画面(テスト結果を表示)
各テストについて、次のステータス メッセージのいずれかが表示されます。
• ERROR:クライアント アダプタが正しく設定されず、アクセス ポイントとの接続を確立できないため、テストが失敗しました。
• WARNING:次のいずれかの理由により、テストが失敗しました。
–ユーティリティがクライアントの IP アドレスにアクセスできない。 正しい IP アドレスが入力されていないか、DHCP サーバから IP アドレスが受信されていません。 システム管理者にお問合わせください。
–ユーティリティがアクセス ポイントの IP アドレスにアクセスできない。 システム管理者にお問合わせください。
–正確な理由が判断できない。 システム管理者にお問合わせください。
(注) [Stop]をクリックするといつでもテストを停止できます。停止したテストは、[Restart]をクリックすると再び実行できます。
(注) クライアント アダプタが結合していない、または認証されていない場合、自動プロファイル選択が有効になっていれば、ユーティリティは連続的にテストを反復するため、クライアント アダプタを新しいプロファイルでテストできます。
ステップ 3 詳細な情報を表示するには、[Detailed Report]をクリックします。 各テストの目的と、クライアント アダプタの結果を説明するレポートが表示されます。
(注) このレポートには、必要に応じて TAC が問題の分析に使用する有効な情報が含まれています。 レポートをテキスト ファイルに保存する場合は、次の項の手順に従ってください。
ステップ 4 問題が検出された場合、レポートから可能な修正手段を知ることができます。 修正手順に慎重に従って、トラブルシューティング ユーティリティを再度実行します。
ステップ 5 [Close]をクリックして、詳細なレポートを終了します。
ステップ 6 [Cancel]をクリックして、トラブルシューティング ユーティリティを終了します。
詳細なトラブルシューティング レポートをコンピュータのハード ドライブに保存する手順は次のとおりです。
ステップ 1 詳細レポート画面で[Save]をクリックします。[Save As]画面が表示されます。 次の形式のファイル名が、[File name]フィールドに自動的に表示されます。 TSyymmddhhmm。yymmddhhmm はトラブルシューティング ユーティリティが開始した日付と時間を表します。 たとえば、TS0211211230 は、ユーティリティが 11/21/02 の 12:30 に開始したことを表します。
(注) ファイル名を変更する場合は、[File name]フィールドで新しい名前を入力します。
ステップ 2 画面上部の[Save in]ボックスに、ファイルを保存するコンピュータのハード ドライブ内の場所を指定します。 デフォルトの場所は[My Documents]です。
(注) 別の場所を指定すると、その新しい場所がその後のデフォルトになります。
ステップ 3 [Save]をクリックします。 ファイルは指定された場所にテキスト ファイルとして保存されます。
クライアント アダプタに関する一般的なトラブルシューティング情報にアクセスする手順は、次のとおりです。
ステップ 1 [Cisco Wireless LAN Adapter Troubleshooting]画面で[Help]をクリックします。 トラブルシューティング ユーティリティの概要が表示されます。
ステップ 2 画面の上部の[Help Topics]をクリックします。[Help Topics]画面から追加情報にアクセスできます。
• 特定の項目の情報にアクセスする場合は、[Contents]ページの[Troubleshooting Tips]をダブルクリックし、表示したい項目(「無線 LED」など)、および必要なサブ項目(「LED エラー状態メッセージ」など)をダブルクリックします。
• 特定のトピックを検索するには、 [Index] タブをクリックし、インデックス エントリを選択して、 [Display] をクリックします。
• 特定の語句を検索するには、 [Find] タブをクリックして、[Find Setup Wizard]ウィンドウの手順を実行します。
ステップ 3 [Cancel]をクリックして、[Help Topics]画面を終了します。
(注) この項は、mini-PCI カードには適用されません。
クライアント アダプタがコンピュータの PCMCIA アダプタで認識されない場合は、コンピュータの BIOS を調べ、PC カード コントローラのモードが PCIC 互換に設定されていることを確認します。
(注) コンピュータの BIOS は、製造メーカーによって異なります。 BIOS 関連の問題については、コンピュータの製造メーカーに確認してください。
(注) この項は、mini-PCI カードには適用されません。
Windows オペレーティング システムが動作するコンピュータにクライアント アダプタをインストールする際にエラーが発生した場合は、別の割り込み要求(IRQ)または I/O 範囲をアダプタに指定しなければならない場合があります。
クライアント アダプタのデフォルトの IRQ は IRQ 10 ですが、この値では動作しないシステムもあります。 ご使用のオペレーティング システムに応じた手順に従って、使用可能な IRQ を取得してください。
アダプタのドライバをインストールする際、インストール スクリプトはスキャンを実行して未使用の I/O 範囲を探します。 ドライバのインストール スクリプトによって検索された I/O 範囲が別のデバイスによって占有されているにも関わらず、Windows によって報告されていない場合は、インストール時にエラーが発生します。 デバイスが物理的には存在しても Windows で有効化されていない場合には、I/O 範囲が報告されません。 ご使用のオペレーティング システムに応じた手順に従って、使用可能な I/O 範囲を取得してください。
ステップ 1 [マイ コンピュータ]、[コントロール パネル]、および[システム]をダブルクリックします。
ステップ 2 [デバイス マネージャ]タブをクリックします。
ステップ 3 [ネットワーク アダプタ]をダブルクリックします。
ステップ 4 [Cisco Systems Wireless LAN Adapter]を選択します。
ステップ 6 [全般]画面の[デバイスの状態]フィールドに、リソースに関する問題があるかどうかが表示されます。 問題がある場合は、[リソース]タブをクリックします。
ステップ 7 [自動設定]チェックボックスを選択解除します。
ステップ 8 [リソースの設定]または[リソースの種類]で、[I/O 範囲]をクリックします。
ステップ 9 画面の下部の[競合するデバイス]を調べます。 問題の範囲が別のデバイスによって使用されている場合は、[設定の変更]ボタンをクリックします。
ステップ 10 [値]ダイアログ ボックスで範囲をスクロールし、別のデバイスと競合していない範囲を選択します。 範囲が使用中かどうかは、画面の下部の[競合の情報]ウィンドウに示されます。
ステップ 12 [リソースの設定]または[リソースの種類]で、[割り込み要求]をクリックします。
ステップ 13 画面の下部の[競合するデバイス]を調べます。 問題の IRQ が別のデバイスによって使用されている場合は、[設定の変更]ボタンをクリックします。
ステップ 14 [値]ダイアログ ボックスで IRQ をスクロールし、別のデバイスと競合していない IRQ を選択します。 IRQ が使用中かどうかは、画面の下部の[競合の情報]ウィンドウに示されます。
ステップ 1 [スタート]、[プログラム]、[管理ツール]、[Windows NT 診断プログラム]の順に選択します。
ステップ 4 使用済みの IRQ が[リソース]ウィンドウの左側に番号順に表示されます。 未使用の IRQ の番号を書き留めます。この番号は、ステップ 11で必要になります。
ステップ 6 使用済みの I/O 範囲が[リソース]ウィンドウの[アドレス]に番号順に表示されます。 未使用の I/O 範囲を書き留めます(たとえば、範囲 0100-013F の直後に 0170-0177 がある場合、0140-0169 が使用可能な範囲です)。この範囲は、ステップ 13 で必要になります。
ステップ 7 [マイ コンピュータ]、[コントロール パネル]、および[ネットワーク]をダブルクリックします。
ステップ 8 [アダプタ]タブをクリックし、[Cisco Aironet Wireless LAN Adapter]を選択します。
ステップ 10 [Property]から[Interrupt]を選択します。
ステップ 11 [Value]ドロップダウン ボックスで、ステップ 4 で書き留めた未使用の IRQ の番号を選択します。
ステップ 12 [Property]から[IO Base Address]を選択します。
ステップ 13 ステップ 6で書き留めた未使用の範囲内の値を選択します。 たとえば、未使用の範囲が 0140-0169 の場合は、0150 を選択できます。
ステップ 1 [マイ コンピュータ]、[コントロール パネル]、および[システム]をダブルクリックします。
ステップ 2 [ハードウェア]タブ、[デバイス マネージャ]をクリックします。
ステップ 3 [ネットワーク アダプタ]、[Cisco Systems Wireless LAN Adapter]をダブルクリックします。
ステップ 4 [全般]画面の[デバイスの状態]フィールドに、リソースに関する問題があるかどうかが表示されます。 問題がある場合は、[リソース]タブをクリックします。
ステップ 5 [自動設定]チェックボックスを選択解除します。
ステップ 6 [リソースの設定]または[リソースの種類]で、[I/O 範囲]をクリックします。
ステップ 7 画面の下部の[競合するデバイス]を調べます。 問題の範囲が別のデバイスによって使用されている場合は、[設定の変更]ボタンをクリックします。
ステップ 8 [値]ダイアログ ボックスで範囲をスクロールし、別のデバイスと競合していない範囲を選択します。 範囲が使用中かどうかは、画面の下部の[競合の情報]ウィンドウに示されます。
ステップ 10 [リソースの設定]または[リソースの種類]で、[割り込み要求]をクリックします。
ステップ 11 画面の下部の[競合するデバイス]を調べます。 問題の IRQ が別のデバイスによって使用されている場合は、[設定の変更]ボタンをクリックします。
ステップ 12 [値]ダイアログ ボックスで IRQ をスクロールし、別のデバイスと競合していない IRQ を選択します。 IRQ が使用中かどうかは、画面の下部の[競合の情報]ウィンドウに示されます。
(注) これらの手順は、Windows XP のカテゴリ表示ではなく、クラシック表示を使用していることを想定しています。
ステップ 1 [マイ コンピュータ]、 [コントロール パネル]、および[システム] をダブルクリックします。
ステップ 2 [ハードウェア]タブ、[デバイス マネージャ]をクリックします。
ステップ 3 [ネットワーク アダプタ]で、[Cisco Systems Wireless LAN Adapter]をダブルクリックします。
ステップ 4 [全般]画面の[デバイスの状態]フィールドに、リソースに関する問題があるかどうかが表示されます。 問題がある場合は、[リソース]タブをクリックします。
ステップ 5 [自動設定]チェックボックスを選択解除します。
ステップ 6 [リソースの設定]で、[I/O 範囲]をクリックします。
ステップ 7 画面の下部の[競合するデバイス]を調べます。 問題の範囲が別のデバイスによって使用されている場合は、[設定の変更]ボタンをクリックします。
ステップ 8 [値]ダイアログ ボックスで範囲をスクロールし、別のデバイスと競合していない範囲を選択します。 範囲が使用中かどうかは、画面の下部の[競合の情報]ウィンドウに示されます。
ステップ 10 [リソースの設定]で、[IRQ]をクリックします。
ステップ 11 画面の下部の[競合するデバイス]を調べます。 問題の IRQ が別のデバイスによって使用されている場合は、[設定の変更]ボタンをクリックします。
ステップ 12 [値]ダイアログ ボックスで IRQ をスクロールし、別のデバイスと競合していない IRQ を選択します。 IRQ が使用中かどうかは、画面の下部の[競合の情報]ウィンドウに示されます。
クライアント アダプタ をアクセス ポイントに結合できない場合は、次の手順に従います。
• 可能であれば、ワークステーションをアクセス ポイントに近い位置に移動し、再度結合を試みます。
• クライアント アダプタがコンピュータのクライアント アダプタ スロットに確実に挿入されていることを確認します。
• PCI クライアント アダプタを使用している場合は、アンテナが固定されていることを確認します。
• アクセス ポイントに電源が入っており、稼働していることを確認します。
• クライアント アダプタとアクセス ポイントの両方に、すべてのパラメータが正しく設定されていることを確認します。 パラメータには、SSID、EAP 認証、WEP の有効化、ネットワーク タイプ、チャネルなどがあります。
• リソース競合がある場合は、前項の手順に従って解決します。 Windows NT を使用中の場合、イーサネット ポートを無効にすることができます。
• 以上の処置を講じても、クライアント アダプタを結合できない場合は、「はじめに」の「テクニカル サポート」にあるテクニカル サポート情報を参照してください。
クライアント アダプタが 40 ビット カードで、LEAP または EAP が有効に設定されている場合は、128 ビットの暗号化を使用するアクセス ポイントに対し、結合はできても認証を得ることはできません。 128 ビットの暗号化を使用するアクセス ポイントから認証を得るには、次の 2 つの方法があります。
• 128 ビットのクライアント アダプタを購入します。 これは最も安全な方法です。
• クライアント アダプタの静的な WEP を無効にし、アダプタとアクセス ポイントを混合セルに結合するように設定します。 この方法では、データが RF ネットワークを介して送信されるため、暗号化されません。そのため、セキュリティ上のリスクが伴います。
適切なファームウェア、ドライバ、クライアント ユーティリティ、セキュリティ モジュールをインストールしてあるにもかかわらず、ネットワークへの接続障害が生じた場合は、IS 担当者にお問い合わせください。 ネットワークに接続するには、プロキシ サーバ、ネットワーク プロトコル、追加の認証情報などが必要な場合があります。
Windows 2000 または XP が動作するコンピュータで、複数のネットワーク アダプタが有効になっている場合(Cisco Aironet クライアント アダプタとイーサネット カードなど)、ネットワーク接続に優先順位を割り当てることで、使用するアダプタを選択することができます。
(注) Windows 98、98 SE、NT、および Me では、1 度に有効にできるネットワーク アダプタは 1 つだけであるため、次の手順は適用されません。
ネットワークの接続の優先順位を設定する手順は次のとおりです。
ステップ 1 デスクトップの[My Network Places]アイコンを右クリックします。
ステップ 3 画面の上部の[Advanced]メニュー オプションを選択します。
ステップ 4 [Advanced Settings]を選択します。 ネットワーク接続は、[Adapters and Bindings]タブの
[Connections]ボックスに表示されます。
ステップ 5 [Connections]ボックスの横の矢印を使用して、使用するネットワーク接続を先に移動します。
Windows NT は mini-PCI カードの復帰をサポートしていないので、クライアント アダプタが一時停止モードから復帰するときアクセス ポイントとの結合が失われます。 この障害が発生したら、クライアント アダプタを再起動して再結合します。
[Profile Manager]画面でグレー表示されているパラメータは、システム管理者が管理ツールを使用して無効にしたものである可能性があります。 この場合、これらのパラメータを選択することはできません。
Windows XP が動作するコンピュータで、ACU を使用してクライアント アダプタを設定した場合、Windows システム トレイの[Windows Wireless Network Connection]アイコンに赤い X が表示され、ワイヤレス接続が存在する場合でも接続の使用不可が示されることがあります。 この状態は ACU と Windows XP のワイヤレス ネットワーク設定の競合が原因です。 Windows のアイコンを無視し、ACM アイコンからクライアント アダプタのワイヤレス接続のステータスを確認してください。
Windows 98、98 SE、または Me を使用しており、ログインが自動的にプロンプトされる LEAP 認証を使用するようクライアント アダプタが設定されている場合は、リブート後、LEAP ログイン画面が Windows 画面より前に表示されます。 Windows 画面が最初に表示される場合は、次の手順に従ってください。
ステップ 1 Windows のデスクトップで、[マイ ネットワーク]アイコンを右クリックします。
ステップ 3 [Network - Configuration]画面で、[優先的にログオンするネットワーク]ボックスの右側の矢印をクリックします。
ステップ 4 [Cisco Aironet Wireless Logon]を選択し、[OK]をクリックします。
ステップ 5 コンピュータを再起動するよう求めるプロンプトが表示されたら、[はい]をクリックします。
Windows 98、または 98 SE デバイスでインストール時に LEAP セキュリティ モジュールを選択すると、LEAP の使用に関連した 2 つの問題を修正するため、Microsoft ホット フィックスがインストールされます。 このホット フィックスに関する説明とそれにより解決される問題については、次に示す Microsoft の URL を参照してください。
http://support.microsoft.com/support/kb/articles/Q247/8/05.asp
(注) インストールされるのは、英語版のホット フィックスのみです。 これらのオペレーティング システムの他言語版には、各言語専用のホット フィックスが必要です。 Microsoft Product Support Services に連絡し、英語以外の言語向けのホット フィックスを入手してください。 ホット フィックスをインストールしないと、Windows ログイン プロンプトでクレデンシャルの入力を求めるプロンプトが 2 回表示されることがあります。 この問題を回避するには、ログイン クレデンシャルを再度入力します。
この項では、クライアント アダプタのインストール、設定、または使用中に表示される可能性のあるエラー メッセージを示します。 エラー メッセージは 4 つの項目(一般、LEAP 認証、PEAP 認証、EAP-SIM 認証)に分けられます。 エラー メッセージは項目別にアルファベット順に並んでおり、メッセージごとにその意味と推奨される対処方法が示されています。 表 10-4 により、必要なエラーメッセージを素早く配置できるようになります。
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この項では、常に表示される認証の試みとは関係のない一般的なエラー メッセージを示します。
エラーメッセージ Bad Firmware Image File (filename)説明 選択したファームウェア ファイルは破損しているので、クライアント アダプタに送信されません。
推奨アクション 別のファームウェア ファイルを選択し、再びロードしてください。
エラーメッセージ Card Removed at xx:xx説明 コンピュータからクライアント アダプタが取り出されました。
推奨アクション ワイヤレス通信を再開するには、クライアント アダプタを再挿入してください。
エラーメッセージ An error occurred while trying to make the selected profile active.説明 ACM でプロファイルを選択するとエラーが発生しました。
推奨アクション ACU でプロファイルの設定パラメータを確認するか、新しいプロファイルを選択します。
エラーメッセージ Error Reading filename説明 ファームウェア ファイルをディスクから読み込む際に、問題が発生しました。
推奨アクション ファームウェア ファイルをフロッピー ディスクまたはコンピュータのハード ドライブにコピーし直して再びロードするか、別のファームウェア ファイルを選択してロードしてください。
エラーメッセージ Error Writing to Flash Memory推奨アクション クライアント アダプタを取り出し、再挿入してください。 クライアント アダプタが正しく動作する場合は、ファームウェアは適切にフラッシュされています。 クライアント アダプタが動作しないか、不適切に動作する場合は、クライアント アダプタの修理が必要になることがあります。 「はじめに」の「「TAC(Technical Assistance Center)」」を参照して、TAC にお問い合せください。
エラーメッセージ Firmware Incompatible with Hardware説明 選択したファームウェア ファイルがクライアント アダプタで使用できません。
推奨アクション 別のファームウェア ファイルを選択し、再びロードしてください。
エラーメッセージ Firmware Upgrade Failed推奨アクション クライアント アダプタを取り出し、再挿入してください。 クライアント アダプタが正しく動作する場合は、ファームウェアは適切にフラッシュされています。 クライアント アダプタが動作しないか、不適切に動作する場合は、クライアント アダプタの修理が必要になることがあります。 「はじめに」の「TAC(Technical Assistance Center)」を参照して、TAC にお問い合せください。
エラーメッセージ The installation will complete and applications will be installed when a wireless LAN client adapter is inserted. If an adapter is already inserted, remove and reinsert the adapter or reboot the machine.説明 インストール プログラムは、ほとんどの場合、クライアント アダプタをコンピュータに挿入せずに実行されます。
推奨アクション コンピュータのクライアント アダプタのスロットにクライアント アダプタを挿入します。 インストール プログラムが実行されます。 クライアント アダプタがすでにコンピュータに挿入されている場合は、アダプタを取り出し、再挿入するか、コンピュータをリブートします。
エラーメッセージ LEAP support has not been installed on this computer. You will not be able to authenticate with this or any other profile configured to use LEAP.説明 LEAP プロファイルが ACM での使用のために選択されていますが、インストール中に LEAP セキュリティ モジュールが選択されていません。 したがって、クライアント アダプタはこのプロファイル(あるいは LEAP に設定された他のプロファイル)を使用して認証できません。
推奨アクション 再びインストール プログラムを実行し、LEAP セキュリティ モジュールを有効にします。
エラーメッセージ Maximum power save mode will be temporarily disabled while you are running this application!説明 ACU の実行中、クライアント アダプタは[Max PSP]モードで動作しません。
推奨アクション ユーザのアクションは不要です。 ACU の実行中、クライアント アダプタは自動的に[Fast PSP]モードで動作します。
エラーメッセージ No Cisco Aironet client adapters have been installed on this computer.説明 ACM は起動しましたが、インストールされたクライアント アダプタが見つかりません。
推奨アクション の手順に従ってクライアント アダプタをインストールします。
エラーメッセージ No Wireless LAN Client Adapters Found説明 クライアント アダプタがコンピュータに挿入されていません。
推奨アクション ワイヤレス通信を開始するには、クライアント アダプタを挿入してください。
エラーメッセージ No Wireless LAN Client Adapters Installed!説明 クライアント アダプタがコンピュータに挿入されていない状態で、ACU を起動しようとしました。 ACU は、クライアント アダプタに対する読み取りおよび書き込みが必要なため、アダプタが挿入されていないと実行できません。
推奨アクション クライアント アダプタを挿入し、ACU を起動してください。
エラーメッセージ Please close ACU in order to use it with the Wireless LAN Adapter you selected using the System Tray Icon.説明 1 度に実行できる ACU のインスタンスは 1 つだけです。 ACU がすでに実行されている場合、2 番目のクライアント アダプタで ACU の起動が試みられました。
推奨アクション [OK]をクリックして、ACU を閉じ、必要なアダプタについて ACU を起動します。
エラーメッセージ This program is already running.説明 ACM の別のインスタンスが実行している間に ACM が起動しました。
推奨アクション ユーザのアクションは不要です。 ACM の新しいインスタンスは終了します。
エラーメッセージ Reauthenticate Failed説明 ACU の[Commands]ドロップダウン メニューから[Reauthenticate]オプションが選択されていますが、再認証に失敗しました。
推奨アクション ユーザ名とパスワードを再入力し、再び認証を試みるか、別の EAP プロファイルを選択します。
エラーメッセージ Restarting the client adapter will cause you to lose your network connection. Are you sure you want to restart your client adapter?説明 ACU の[Commands]ドロップダウん メニューから、ネットワーク接続が失われる場合がある[Restart Card]オプションが選択されています。
推奨アクション クライアント アダプタを再初期化する場合は、[Yes]をクリックします。 それ以外の場合は、[No]をクリックします。
エラーメッセージ Unable to Open filename推奨アクション ファームウェア ファイルをフロッピー ディスクまたはコンピュータのハード ドライブにコピーし直して再びロードするか、別のファームウェア ファイルを選択してロードしてください。
エラーメッセージ Wireless Connection Unavailable. ÅiWindows XP ÇÃÇ›Åj説明 Windows XP で ACU を使用してクライアント アダプタが設定されましたが、Windows XP の[Windows を使ってワイヤレス ネットワークの設定を構成する]チェックボックスが選択されています。 このメッセージは、クライアント アダプタがアクセス ポイントに結合していても表示されます。
推奨アクション Windows XP で[Windows を使ってワイヤレス ネットワークの設定を構成する]チェックボックスを選択解除すると、正しいステータスを表示できます。
エラーメッセージ You cannot run a link test because your client adapter is not associated.説明 クライアント アダプタがアクセス ポイントまたは他のワイヤレス デバイスに結合していない状態で、リンク テストを実行しようとしました。
推奨アクション クライアント アダプタがアクセス ポイントまたは他のワイヤレス デバイスに結合した後で、リンク テストを実行してください。
エラーメッセージ You cannot run a link test because your client adapter's radio is turned off.説明 クライアント アダプタの無線がオフの状態で、リンク テストを実行しようとしました。
推奨アクション [Commands]ドロップダウン メニューから[Radio On]を選択してクライアント アダプタの無線をオンに切り替え、その後、リンク テストを実行してください。
エラーメッセージ You must specify an IP address before running a link test.説明 RF リンクのテストを行うアクセス ポイントまたは他のワイヤレス デバイスの IP アドレスが指定されていない状態で、リンク テストを実行しようとしました。
推奨アクション [Linktest]画面の[IP Address of Access Point]フィールドに、RF リンク テストを行うアクセス ポイントまたは他のワイヤレス デバイスの IP アドレスを入力してください。
エラーメッセージ You need to be an administrator or a user with administrative rights to install Aironet Client Utility. Please log on as a different user and try again.説明 管理者権限を持たないユーザが ACU をインストールしようとしました。 ACU インストール プログラムは中止されます。
推奨アクション 別のユーザとしてログオンし、インストール プロセスを再試行してください。
エラーメッセージ Your Wireless LAN Adapter is not inserted!説明 2 つの状況のうちの1つが発生しています。 1) クライアント アダプタ がコンピュータに挿入されていない。または、2) ACU が、クライアント アダプタのある種類(たとえば PCM342)が挿入されて開始し、次にそれが取り出されて、別の種類のもの(たとえばPCM352)が挿入されている。
推奨アクション 次のいずれかを実行します。 1) クライアント アダプタが無い場合は、コンピュータにそれを挿入する。または、2) ACU をシャットダウンして再起動する。
この項では LEAP 認証の間に発生するエラー メッセージをとりあげます。
エラーメッセージ The client adapter doesn't support LEAP. Please make sure that you have installed the correct client adapter and updated your firmware.説明 クライアント アダプタのファームウェアで LEAP がサポートされていないため、LEAP 認証が失敗しました。
推奨アクション 正しいクライアント アダプタをインストールし、Install Wizard ファイル内のファームウェアを使用していることを確認します。
エラーメッセージ The client adapter doesn't support WEP, so LEAP cannot be run. Please make sure that you have installed the correct client adapter and purchased WEP support.説明 クライアント アダプタのファームウェアで LEAP がサポートされていないため、LEAP 認証が失敗しました。
推奨アクション 正しいクライアント アダプタをインストールし、Install Wizard ファイル内のファームウェアを使用していることを確認します。
エラーメッセージ The combination of domain name and user name exceeds the maximum number of characters (32) that LEAP supports. Please uncheck Include Windows Logon Domain with User Name in ACU or use shorter names.説明 Windows ログイン画面または LEAP ログイン画面でユーザ名とドメイン名として入力した文字の組み合わせが、LEAP で許可される最大文字数(32 文字)を超えています。
– ACU の[LEAP Settings]画面で、[Include Windows Logon Domain With User Name]チェックボックスを選択解除します。
– 少ない文字数のクレデンシャルの組み合わせ(ユーザ名、パスワード、ドメイン名)を入力します。
エラーメッセージ The current profile is not configured for LEAP.説明 ACU で[Manual LEAP Login]オプションが選択されたにもかかわらず、アクティブ プロファイルが LEAP 用に設定されていません。 LEAP 認証プロセスは中止されます。
推奨アクション クライアント アダプタで LEAP 認証を行うには、LEAP 用に設定されたプロファイルを選択してください。
エラーメッセージ The LEAP password entered exceeds the maximum number of characters (32) that LEAP supports. Please use a shorter password.説明 入力したパスワードが LEAP でサポートされる最大文字数、32 文字を超えています。
推奨アクション 32 文字以下になるように注意して、パスワードを再入力します。
エラーメッセージ The xxx profile was disabled because LEAP authentication failed during your last logoff. You can re-enable the profile by selecting the Reauthenticate option.説明 LEAP 用に設定したプロファイルが、最後のログオフ プロセス中に認証に失敗し、無効になっています。 ログオフ プロセスの間はエラー メッセージを表示できないため、このメッセージは次のログオンの後に表示されます。
推奨アクション ACM または ACU の[Commands]ドロップダウン メニューから
[Reauthenticate]を選択して、プロファイルを再度有効にします。
説明 現在のプロファイルのユーザ名とパスワードが期限切れ、または無効となっています。 新しいユーザ名とパスワードの入力を要求するプロンプトが表示された LEAP ログイン画面が表示されたときに、[Cancel]を選択しました。 後で誤って認証が行われるのを防ぐために、プロファイルが無効にされています。
推奨アクション [No]をクリックし、LEAP ログイン画面が再表示されたら新しいユーザ名とパスワードを入力し、[OK]をクリックしてください。 クライアント アダプタでは新しいクレデンシャルを使用して認証が行われます。 プロファイルで保存されたクレデンシャルが使用されている場合は、ACU で[LEAP Settings]画面のユーザ名とパスワードを変更することでプロファイルを編集し、その変更を保存してください。 ([Yes]クリックした場合、ACM または ACU の[Commands]ドロップダウン メニューから[Reauthenticate]を選択し、システムをリブートするか、カードを取り出して再挿入するまでプロファイルは無効です。)
説明 Windows XP が動作するコンピュータで、インストール時に LEAP セキュリティ モジュールが選択されました。その後、Windows XP の[ユーザ アカウント]で[ユーザのログオンやログオフの方法の変更]オプションが選択されました。
推奨アクション インストール時に LEAP セキュリティ モジュールが選択されている場合、Windows XP の高速ユーザ切り替え機能を使用できません。 高速ユーザ切り替え機能を使用し、LEAP を使用しない場合、インストール プログラムを再び実行し、[LEAP]セキュリティ モジュールを選択解除してください。
エラーメッセージ The saved user name and password entered for this profile are no longer valid and have failed the LEAP authentication process. Please enter a new user name and password. Remember to change them permanently in the profile using the ACU Profile Manager.説明 保存されたクレデンシャルを使用している現在のプロファイルのユーザ名とパスワードが期限切れまたは無効であるため、クライアント アダプタは LEAP 認証できません。
推奨アクション LEAP ログイン画面が表示されたら、新しいユーザ名とパスワードを入力し、[OK]をクリックします。 クライアント アダプタでは新しいクレデンシャルを使用して認証が行われます。[LEAP Settings]画面のユーザ名とパスワードを変更することで ACU のプロファイルを編集し、その変更を保存してください。
エラーメッセージ To run LEAP successfully, you will have to apply Microsoft Q241052 Update for the language version of your operating system as documented on http://support.microsoft.com/support/kb/articles/Q247/8/05.asp . Please contact Microsoft Product Support Services to obtain the fix.説明 Windows 98、または 98 SE デバイスでインストール時に LEAP セキュリティ モジュールを選択すると、LEAP の使用に関連した 2 つの問題を修正するため、Microsoft ホット フィックスがインストールされます。 ただし、インストールされるのは英語版のホット フィックスのみです。 これらのオペレーティング システムの他言語版には、各言語専用のホット フィックスが必要です。
推奨アクション Microsoft Product Support Services に連絡し、英語以外の言語向けのホット フィックスを入手してください。 ホット フィックスをインストールしないと、Windows ログイン プロンプトでクレデンシャルの入力を求めるプロンプトが 2 回表示されることがあります。 この問題を回避するには、ログイン クレデンシャルを再度入力します。
エラーメッセージ Unable to LEAP authenticate. Please make sure you have entered the correct user name and password and try again.–LEAP ユーザ名とパスワードを再入力するか、LEAP 認証をキャンセルしてください。
–別の LEAP 認証プロセスを開始するには、ACM または ACU の[Commands]ドロップダウン メニューから[Reauthenticate]を選択し、ログオフして再度ログインするか、ACU の[Commands]ドロップダウン メニューから[Manual LEAP Login]を選択します。
エラーメッセージ Unable to LEAP authenticate in the specified amount of time. The network infrastructure might be down. You may also want to increase the LEAP timeout value for this profile.説明 クライアント アダプタは、LEAP 認証タイムアウト値で指定された時間以内に LEAP 認証を実行できませんでした。
推奨アクション [LEAP Settings]画面で LEAP 認証タイムアウト値を増やします。 次に LEAP ユーザ名とパスワードを再入力します。
エラーメッセージ The user name and password entered are no longer valid and have failed the LEAP authentication process. Please enter a new user name and password.説明 現在のプロファイルのユーザ名とパスワードが期限切れまたは無効であるため、クライアント アダプタは LEAP 認証できません。
推奨アクション LEAP ログイン画面が表示されたら、新しいユーザ名とパスワードを入力し、[OK]をクリックします。 クライアント アダプタでは新しいクレデンシャルを使用して認証が行われます。
エラーメッセージ The user name entered is not valid or exceeds the maximum number of characters (32) that LEAP supports.この項では PEAP 認証の間に発生するエラー メッセージをとりあげます。 メッセージは PEAP で使用されるデータベースのタイプに基づき、6 つのサブ項目に分けられます。 表 10-5 を使用すると、お使いのデータベースのエラー メッセージを素早く見つけることができます。
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説明 初期化の間に PEAP 認証プロセスが失敗しました。おそらく、指定されたルート証明書がシステムで見つからないことが原因です。
推奨アクション PEAP および Trusted Root Certificate Authority 証明書が正しくインストールされていることを確認します。
エラーメッセージ You have connected to a server that is signed by Root Certification Authority xxx, which is different than the specified trusted CA. Do you want to accept this connection? Warning: Connecting to a server signed with untrusted CA might compromise your security.説明 クライアント アダプタが、指定された信頼できる CA 以外の証明サーバとの接続を確立しました。
推奨アクション セキュリティ上のリスクがありますが、クライアント アダプタとこのサーバとの接続を許可する場合は、[Yes]をクリックします。 それ以外の場合は、[No]をクリックします。
エラーメッセージ You have connected to server xxx. Do you want to accept the connection? Warning: Connecting to an unsecured server might compromise your security.説明 クライアント アダプタが指定されたサーバとの接続を確立しました。
推奨アクション セキュリティ上のリスクがありますが、クライアント アダプタとこのサーバとの接続を許可する場合は、[Yes]をクリックします。 それ以外の場合は、[No]をクリックします。
説明 [Change Password]画面の[New Password]フィールドと[Confirm New Password]フィールドに、異なる値を入力しています。 2 つのフィールドの値は一致していなければなりません。
推奨アクション 両方のフィールドに新しいパスワードを再入力します。
エラーメッセージ The old password you supplied doesn't match what you entered previously. Please try it again.説明 [Change Password]画面の[Old Password]フィールドに入力したパスワードが、それまでに使用されていたパスワードと一致しません。
推奨アクション [Old Password]フィールドに古いパスワードをもう一度入力します。
エラーメッセージ Your domain password has been successfully changed on the server. To synchronize any Windows password that might be locally cached, you must also manually change the password in Windows.説明 [Static Password]画面でドメイン パスワードの変更に成功しました。 ただし、Windows パスワードをローカルにキャッシュしている場合は、ドメイン パスワードと同期するためにキャッシュされたパスワードを手動で変更する必要があります。
推奨アクション Ctrl-Alt-Delete を押し、[Change Password]を選択し、古いパスワードを 1 度入力してから新しいパスワードを 2 度入力します。
説明 [Chenge PIN]画面で PIN を変更しようとしましたが、ソフトウェア トークン プログラムの問題により失敗しました。
推奨アクション ソフトウェア トークン プログラムを実行し、再度 PIN を変更してください。
エラーメッセージ Invalid PIN. Please try again. エラーメッセージ New PIN and Confirm New PIN do not match. Please try them again.説明 [Change PIN]画面の[New PIN]フィールドと[Confirm New PIN]フィールドに、異なる値を入力しています。 2 つのフィールドの値は一致していなければなりません。
推奨アクション 両方のフィールドに新しい PIN を再入力します。
エラーメッセージ New PIN is invalid. Please try it again.説明 [Change PIN]画面の[New PIN]フィールドに入力した PIN は無効です。
エラーメッセージ The old PIN you supplied is invalid. Please try it again.説明 [Change PIN]画面で入力した古い PIN は無効です。
エラーメッセージ Please check either Support Hardware Token or Support Software Token. One of them must be selected.説明 クライアント アダプタが PEAP 認証用に設定されている場合、[Generic Token Card Properties]画面で[One Time Password]オプションが選択され、[Support Hardware Token]オプションも[Support Software Token]オプションも選択されていません。
推奨アクション [Support Hardware Token]チェック ボックスか[Support Software Token]チェック ボックス、または両方のチェック ボックスを選択します。
エラーメッセージ Your PIN has expired. Please change your PIN.推奨アクション 「PIN の有効期限後(OTP データベースのみ)」の手順に従って、PIN を変更します。
説明 [Generic Token Card Properties]画面で入力したパスに、SofToken.exe が見つかりません。
推奨アクション SofToken が正しくインストールされていることを確認し、プログラム パスを再入力します。
エラーメッセージ Error getting data from SofToken server. Please make sure SofToken is installed correctly and the correct program path is entered.説明 SofToken サーバからデータを取得する際にエラーが発生しました。
推奨アクション SofToken が正しくインストールされ、正しいプログラム パスが入力されていることを確認します。
エラーメッセージ Initialization of SofToken library failed. Please make sure SofToken is installed correctly and the correct program path is entered.推奨アクション SofToken が正しくインストールされ、正しいプログラム パスが入力されていることを確認します。
エラーメッセージ The program path entered exceeds the maximum length allowed (255).説明 [Generic Token Card Properties]画面で入力したプログラム パスに、フィールドで許可される文字数よりも多くの文字が指定されています。
推奨アクション 255 文字以下でパスを再入力します。 必要に応じて、SofToken.exe を短いパスのディレクトリに移動します。
エラーメッセージ Program path must be specified for SofToken Version 1.3.説明 [Generic Token Card Properties]画面の[Supported Type]ドロップダウン ボックスから[Secure Computing SofToken Version 1.3]が選択されていますが、SofToken プログラム パスが入力されていません。
推奨アクション [SofToken Program Path]フィールドに SofToken プログラムのパスを入力します。
エラーメッセージ SofToken is not set up to allow processing from SofToken calls. Calls have been disabled from the SofToken Manager, the SofToken program does not have any valid users yet, or the last person to use SofToken was not initialized correctly.説明 SofToken プログラムは、SofToken API 呼び出しを処理するように設定されていません。
推奨アクション SofToken が SofToken 呼び出しを有効にするように設定され、有効なユーザとして設定されていることを確認します。
エラーメッセージ Unable to launch SofToken.exe. Please make sure SofToken is installed correctly and the correct program path is entered.推奨アクション SofToken が正しくインストールされ、正しいプログラム パスが入力されていることを確認します。
エラーメッセージ Unable to load SofToken library. Please make sure that SofToken is installed correctly.説明 ユーザの OTP パスワードを取得する際に、エラーが発生しました。
推奨アクション SofToken II プログラムを実行し、ユーザが正しく設定されていることを確認します。
エラーメッセージ Failed to load data from the OTP database for User ID: xxxx. Run SofToken II to ensure the user is set up correctly.説明 指定されたユーザの OTP データベースからデータをロードしているときに、エラーが発生しました。
推奨アクション SofToken II プログラムを実行し、指定されたユーザが正しく設定されていることを確認します。
エラーメッセージ Here is the hint you entered when you created your PIN: xxxx.推奨アクション ヒントを手がかりに PIN を思い出してください。その PIN を再入力します。
エラーメッセージ Unable to load SofToken II library. Please make sure that SofToken II is installed correctly.説明 RSA SecurID プログラムからユーザの OTP パスワードを取得する際に、エラーが発生しました。
推奨アクション RSA SecurID プログラムを実行し、ユーザが正しく設定されていることを確認します。
エラーメッセージ Unable to load RSA library. Please make sure that RSA SecurID Software Token is installed correctly.説明 RSA SecurID プログラムでエラーが発生しました。
推奨アクション SofToken II が正しくインストールされていることを確認します。
エラーメッセージ Unable to open RSA Token service.この項では EAP-SIM 認証の間に発生するエラー メッセージをとりあげます。
エラーメッセージ Client_handleResponseIdentity error.説明 EAP-SIM サプリカントに認証の実行が要求され、SIM カードからネットワーク ユーザ名を取り出す際にエラーが発生しました。 このエラーは、カード リーダーに無効な SIM カード(モバイル電話用の SIM カードなど)が挿入された場合、または Windows で処理上のエラーが発生した場合に起こります。
(注) 問題をトラブルシュートする技術的なサポートとして、メッセージ内の 8 桁の 16 進数エラー コードを参照してください。
推奨アクション ワイヤレス ネットワーク アクセス用に提供された SIM カードが有効かどうか、またカードが正しく挿入されているかどうかを確認します。 1 行で問題が何度も発生する場合、コンピュータをリブートします。
エラーメッセージ For the changes to take effect, please restart your WLAN card (or your computer) NOW.説明 [SIM Authentication Properties]画面で行った変更は、完全に認証を実行した場合にのみ有効になります。 それ以外の場合、ワイヤレス ネットワーク接続は「Validating identity」状態でスタックされて表れる場合があります。
推奨アクション クライアント アダプタの無線をオフにし、数秒間待機し、無線をオンに戻します。 手順については、「クライアント アダプタの無線のオン/オフ」を参照してください。
エラーメッセージ GetUserPin returned error.説明 PIN の入力要求中、または PIN の取り出し中に Windows でエラーが発生しました。
(注) 問題をトラブルシュートする技術的なサポートとして、メッセージ内の 8 桁の 16 進数エラー コードを参照してください。
推奨アクション システムがクライアント アダプタの認証を再び試み(約 30 ~ 60 秒)、有効な PIN を入力するまで待ちます。[Cancel]をクリックしないでください。[Cancel]をクリックすると、Windows の通常の動作が妨害されます。 問題が残る場合は、コンピュータをリブートします。
エラーメッセージ Maximum length of PIN is 8 characters.説明 8 文字よりも長い PIN を入力しようとしました。 SIM カードの PIN は、最大文字数が 8 文字の英数字に制限されています。
推奨アクション [PIN]フィールドから 1 文字または複数の文字を削除するか、入力した文字をすべて削除し、完全な PIN を再入力します。
エラーメッセージ Network authentication aborted.説明 PIN の入力が要求されたときに、[Canecel]ボタンをクリックして、認証プロセスを取り消しています。 EAP-SIM サプリカントはネットワークへの認証を試みません。
(注) システムは 30 ~ 60 秒以内に自動的に認証を試みます。
推奨アクション ネットワークに認証を実行し、ワイヤレス ネットワーク接続を設定する場合、使用している SIM カードの有効な PIN を入力します。 接続を設定しない場合は、オフにすると、クライアント アダプタを取り出します。このようにしなければ 30 ~ 60 秒おきにシステムから PIN の入力が要求されます。
エラーメッセージ Network rejected user authentication.説明 サービス プロバイダのネットワークが認証を拒否しました。 おそらく、SIM カードの有効期限が過ぎているか、無効であるか、または無効なアカウントの使用が原因です。 ただし、現在の場所のサービス プロバイダがその加入者に対してネットワークへのアクセスを許可していない場合にも発生します。
推奨アクション アカウントが良好な状態で、有効な SIM を使用していることを確認します。 現在の場所で有効な SIM カードに切り替えて、再び認証を試みてください。
エラーメッセージ Please check your smartcard reader and insert your SIM card.説明 EAP-SIM サプリカントで認証の実行が要求されたときに、適切な時間内(すなわち最初の試行で 90 秒、以降の試行で 5 分)にスマートカード リーダーを初期化できませんでした。 おそらく、リーダーが電源に正しく接続されていないか、コンピュータがリーダーを認識しないためです。
(注) 問題をトラブルシュートする技術的なサポートとして、メッセージ内の 8 桁の 16 進数エラー コードを参照してください。
ステップ 1 スマートカード リーダーを挿入していない場合は、挿入します。
ステップ 2 リーダーがインストールされたら、PCMCIA スロット(PCMCIS モデル)に完全に挿入されているかどうか、または接続ケーブルがシリアル コネクタまたは USB コネクタ(シリアル/USB ポート モデル)に正しく挿入されていることを確認します。
ステップ 3 システムがリーダーを認識することを確認します。 これは Windows のデバイス マネージャの Smart カード リーダーに表示されます。 リーダーが表示されていない場合は、リーダーを取り出して再度挿入するか(PCMCIA モデル)、ケーブルを切断して再度接続します(シリアル/USB ポート モデル)。
ステップ 4 コンピュータがまだリーダーを認識しない場合は、リーダーをインストールした状態でコンピュータをリブートします。
説明 EAP-SIM サプリカントがスマートカード関連の一般的なエラー(すなわち、この項で示す特定のエラー以外)を検出し、認証プロセスを中断しました。
(注) 問題をトラブルシュートする技術的なサポートとして、タイトル内の 8 桁の 16 進数エラー コードを参照してください。
ステップ 1 スマートカード リーダーが正しくインストールされ、SIM カードが正しく挿入されていることを確認します。
ステップ 2 次の「Please check your smartcard reader and try again」エラー メッセージの「Recommended Action」の手順を実行してください。
ステップ 3 Please insert your SIM card and try again.の「Please insert your SIM card and try again」エラー メッセージの「Recommended Action」の手順を実行してください。
ステップ 4 リーダーとカードがいずれも正しく挿入されているのが確認されたら、システムが再び認証を開始するまで待ちます。 これは 30 ~ 60 秒を要します。
ステップ 5 問題が解消しない場合、クライアント アダプタの再起動またはコンピュータのリブートを行ってください。
説明 Windows でシステムのスマートカード リーダーが検出されませんでした。 リーダーをインストールしていない可能性があります。また Windows を一時中止か休止から再開した後に起こります。
ステップ 1 スマートカード リーダーを挿入していない場合は、挿入します。
ステップ 2 リーダーがインストールされたら、PCMCIA スロット(PCMCIS モデル)に完全に挿入されているかどうか、または接続ケーブルがシリアル コネクタまたは USB コネクタ(シリアル/USB ポート モデル)に正しく挿入されていることを確認します。
ステップ 3 システムがリーダーを認識することを確認します。 これは Windows のデバイス マネージャの Smart カード リーダーに表示されます。 リーダーが表示されていない場合は、リーダーを取り出して再度挿入するか(PCMCIA モデル)、ケーブルを切断して再度接続します(シリアル/USB ポート モデル)。
ステップ 4 コンピュータがまだリーダーを認識しない場合は、リーダーをインストールした状態でコンピュータをリブートします。
説明 1 行に間違った PIN を多く入力しているため、SIM カードのリトライ制限を超えました。
推奨アクション サービス プロバイダのカスタマ サービス センターに問い合わせ、カードのブロックを解除してもらってください。 センターの電話番号は SIM カードに印刷されています。
エラーメッセージ Please do not switch SIM cards after authenticating.説明 EAP-SIM サプリカントで、現在挿入された SIM カードに保存されたネットワーク ユーザ名が以前の認証で使用されたユーザ名と異なることが検出されました。 この不一致により、認証が失敗する場合があります。
推奨アクション 現在挿入された SIM カードがネットワークで認識される場合、認証はネットワーク設定により失敗する場合があります。 クライアント アダプタが認証される場合、このメッセージを無視してかまいません。 認証されない場合、現在挿入されている SIM カードを最初の認証で使用された SIM カードと交換し、システムが再びクライアント アダプタの認証を試みるまで待ちます(約 30 ~ 60 秒)。 またクライアント アダプタを再起動するか、新しい SIM カードでコンピュータをリブートし、再度認証を試みることができます。
エラーメッセージ Please enter a PIN (1 to 8 characters).説明 PIN の入力が要求されたときに、PIN を入力する前に[OK]ボタンをクリックしています。
推奨アクション SIM カードへのアクセスに要求される PIN を入力します。 この時点で認証を行わない場合、または使用可能な PIN がない場合、[Cancel]ボタンをクリックします。
エラーメッセージ Please insert your SIM card and try again.説明 システムのスマートカード リーダーで SIM カードを検出できませんでした。
推奨アクション SIM カードがリーダーに正しく挿入されていることを確認します。 リーダーに完全に挿入し、PCMCIA スロットに隙間が残らないようにしてください。 カードの取り出しと再挿入を試みてください。 ラッチが収まるように感じられ、取り出すときに多少の抵抗があるはずです。
エラーメッセージ SimOpenSession error.説明 ネットワーク ユーザ名の取得が要求された場合、EAP-SIM サプリカントが SIM カードとの接続を設定できませんでした。 これは SIM カードがリーダーに挿入されていない、SIM カードが正しく挿入されていない、間違った SIM カードが挿入されている、のいずれかの場合に起こります。
推奨アクション 有効な SIM カードを使用していることを確認します(すなわち、モバイル電話用の SIM カードではなく、ワイヤレス ネットワークへのアクセス用に提供された SIM カード)。 これでエラーが修正されない場合、SIM カードがリーダーに正しく挿入されていることを確認します。 リーダーに完全に挿入し、PCMCIA スロットに隙間が残らないようにしてください。 カードの取り出しと再挿入を試みてください。 ラッチが収まるように感じられ、取り出すときに多少の抵抗があるはずです。
エラーメッセージ Time-out waiting for smartcard reader initialization.説明 EAP-SIM サプリカントで認証の実行が要求されたときに、適切な時間内(すなわち最初の試行で 90 秒、以降の試行で 5 分)にスマートカード リーダーを初期化できませんでした。 おそらく、リーダーが電源に正しく接続されていないか、コンピュータがリーダーを認識しないためです。
(注) 問題をトラブルシュートする技術的なサポートとして、メッセージ内の 8 桁の 16 進数エラー コードを参照してください。
ステップ 1 スマートカード リーダーを挿入していない場合は、挿入します。
ステップ 2 リーダーがインストールされたら、PCMCIA スロット(PCMCIS モデル)に完全に挿入されているかどうか、または接続ケーブルがシリアル コネクタまたは USB コネクタ(シリアル/USB ポート モデル)に正しく挿入されていることを確認します。
ステップ 3 システムがリーダーを認識することを確認します。 これは Windows のデバイス マネージャの Smart カード リーダーに表示されます。 リーダーが表示されていない場合は、リーダーを取り出して再度挿入するか(PCMCIA モデル)、ケーブルを切断して再度接続します(シリアル/USB ポート モデル)。
ステップ 4 コンピュータがまだリーダーを認識しない場合は、リーダーをインストールした状態でコンピュータをリブートします。
説明 SIM カードが入力した PIN を確認できませんでした。 間違った PIN を入力しているはずです。
推奨アクション 正しい PIN を入力してください。 PIN に文字を使用している場合、PIN は大文字と小文字を区別するため、正しい文字で入力してください。 間違って Caps Lock キーを押していないかどうかを確認してください。 また、正しい SIM カードを挿入していることを確認してください。
(注) ほとんどの SIM カードには 1 行に間違った PIN を入力する回数に制限があります。 あと何回入力できるかを示すエラー メッセージが表示されます。 正しい PIN を入力すると、入力制限が元の値にリセットされます。 ただし、リトライ回数を超えると、SIM カードはロックされ、使用できなくなります。