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Cisco Unified IP Phone は、IP ネットワークを介して音声通信を行うフル装備の電話です。この機能を提供するために、IP Phone は、他の主要な Cisco Unified IP Telephony およびネットワーク コンポーネントとやり取りしています。たとえば、Cisco Unified Communications Manager、DNS および DHCP サーバ、TFTP サーバ、メディア リソース、Cisco Power over Ethernet(PoE)などです。これらの IP Phone は、デジタル ビジネス電話と同様に機能し、コールの発信や着信のほか、ミュート、保留、転送、短縮ダイヤル、コール転送などの機能も利用できます。さらに、Cisco Unified IP Phones はデータ ネットワークに接続されるため、IP テレフォニー機能が拡張され、ネットワーク情報やサービス、およびカスタマイズ可能な機能やサービスにアクセスできるようになります。ファイル認証、デバイス認証、シグナリングの暗号化、メディアの暗号化などのセキュリティ機能もサポートします。
この章では、システムで動作するように電話を設定する方法について説明します。コール パーク、コール転送、話中ランプ フィールド(BLF)、コール ピックアップ、短縮ダイヤルなどの機能を設定するには、『Feature Configuration Guide for Cisco Unified Communications Manager』を参照してください。 http://www.cisco.com/c/en/us/support/unified-communications/unified-communications-manager-callmanager/products-installation-and-configuration-guides-list.html
コマンドまたはアクション | 目的 | |
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ステップ 1 | 電話の設定 |
SIP 電話または SCCP 電話を設定するには、このタスクを実行します。 |
ステップ 2 | EnergyWise の設定 |
電力消費量を削減するには、自動的にオフ(スリープ)またはオン(ウェイク)するように電話を設定します。 |
ステップ 3 | クライアント サービス フレームワーク デバイスの設定 |
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ステップ 4 | CTI リモート デバイスの設定 |
CTI リモートデバイスを設定するには、次の手順を実行します。CTI リモート デバイスは、ユーザが Cisco UC アプリケーションで使用できるオフクラスタ電話を表すデバイス タイプです。デバイス タイプには、1 つ以上の回線(電話番号)と 1 つ以上のリモート接続先が設定されます。 |
ステップ 5 | 電話データを移行 |
別の電話に移行し、古い電話を使用する必要がなくなった場合は、次の手順を実行します。 |
ステップ 6 |
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コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | SIP 電話を設定するには、次の手順を実行します。 | Session Initiation Protocol(SIP)を使用する電話機がある場合、この手順を実行します。SIP が電話機と他のネットワーク コンポーネント間のプライマリ インターフェイスとして機能します。SIP 以外に、IP アドレス割り当ての DHCP、ドメイン名のアドレス解決に DNS、イメージや設定データをダウンロードするための TFTP など他のプロトコルがさまざまな機能に使用されます。 VPN クライアントの設定に関する詳細な手順については、http://www.cisco.com/c/en/us/support/unified-communications/unified-communications-manager-callmanager/products-installation-and-configuration-guides-list.html にある『Feature Configuration Guide for Cisco Unified Communications Manager』を参照してください。 |
ステップ 2 | SCCP 電話を設定するには、次の手順を実行します。
|
Skinny Client Control Protocol(SCCP)を使用する Cisco IP Phone を設定するには、次の手順を実行します。SCCP は IP デバイスと Cisco Unified Communications Manager 間の通信に Cisco 独自のメッセージを使用します。SCCP はマルチプロトコル環境で簡単に共存できます。登録時には、Cisco Unified IP Phone は Cisco Unified Communications Manager から回線と他のすべての設定を受信します。 VPN クライアントの設定に関する詳細な手順については、http://www.cisco.com/c/en/us/support/unified-communications/unified-communications-manager-callmanager/products-installation-and-configuration-guides-list.html にある『Feature Configuration Guide for Cisco Unified Communications Manager』を参照してください。 |
電源の供給、ネットワーク接続の検証、Cisco Unified IP Phone のネットワーク設定を実行します。ネットワーク設定の詳細は、ご使用の Cisco Unified IP Phone のモデルの『Cisco Unified IP Phone Administration Guide 』を参照してください。
SIP 電話のセキュア ポートを設定するには、次の手順に従います。Cisco Unified Communications Manager は、SIP 電話からの SIP 回線登録をリッスンするためにこの TLS ポートを使用します。
Cisco CallManager と Cisco CTL プロバイダー サービスを再起動するには、次の手順に従います。
SIP 電話をリセットします。
SIP 電話を設定する場合は、次の手順を完了します。
SCCP 電話を設定する場合は、次の手順を開始する前に完了しておく前提条件はありません。
SIP および SCCP の両方の電話について:
Cisco Unified Communications Manager データベースに電話を手動で追加するには、次の手順を実行します。自動登録を使用している場合は、次の手順を実行する必要はありません。自動登録を選択すると、Cisco Unified Communications Manager が自動的に電話を追加し、電話番号を割り当てます。自動登録の有効化の詳細については、「自動登録の設定タスク フロー」を参照してください。
SIP または SCCP 電話の場合:
エンタープライズ サブスクリプションとしてサービスが分類されていない場合は、データベースで電話にサービスを追加します。Bulk Administrative Tool(BAT)または Cisco Unified Communications セルフ ケア ポータルを使用して電話にサービスを追加できます。詳細については、http://www.cisco.com/c/en/us/support/unified-communications/unified-communications-manager-callmanager/products-maintenance-guides-list.html にある Cisco Unified Communications Manager Bulk Administration ガイド および http://www.cisco.com/c/en/us/support/unified-communications/unified-communications-manager-callmanager/products-user-guide-list.html にある、Cisco Unified Communications Self Care Portal User Guide を参照してください。 電話ボタンにサービスを割り当てることができます(電話モデルがこれらのボタンをサポートする場合)。サービスの割り当てについて詳細は、電話モデルの、Cisco Unified IP Phone ユーザ ガイドを参照してください。 VPN クライアントを設定します(任意)。
ステップ 1 | Cisco Unified CM の管理から、 を選択します。 |
ステップ 2 | 検索条件を指定し、[検索(Find)] をクリックします。 Cisco Unified Communications Manager で設定されている電話機の一覧が表示されます。 |
ステップ 3 | EnergyWise 機能を設定する電話を選択します。 |
ステップ 4 | [プロダクト固有の設定(Product Specific Configuration Layout)] セクションの EnergyWise 関連フィールドを設定します。フィールドとその設定オプションの詳細については、関連項目のセクションを参照してください。 |
ステップ 5 | [保存(Save)] をクリックします。 |
フィールド |
説明 |
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Power Save Plus の有効化(Enable Power Save Plus) |
電話を自動的に電源オフにする日付を選択します。スケジュールを設定する日をクリックしたら、Control キーを押したまま、複数の日付を選択できます。 デフォルトでは、どの日も選択されていません。 |
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電話機をオンにする時刻(Phone On Time) |
24 時間形式で時間を入力します。00:00 は午前 0 時を表します。この値は、[Power Save Plus の有効化(Enable Power Save Plus)] フィールドで選択した日に、電話の電源を自動的にオンにする時刻を決定します。
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||
電話機をオフにする時刻(Phone Off Time) |
24 時間形式で時間を入力します。00:00 は午前 0 時を表します。この値は、[Power Save Plus の有効化(Enable Power Save Plus)] フィールドで選択した日に、電話の電源を自動的にオフにする時刻を決定します。[電話をオンにする時刻(Phone On Time)] フィールドと [電話をオフにする時刻(Phone Off Time)] フィールドに同じ値が含まれている場合、電話はオフになりません。 |
||
電話機をオフにするアイドル タイムアウト(Phone Off Idle Timeout) |
電話の電源をオフにする前に、電話をアイドル状態にしておく必要がある時間の長さを示します。20 ~ 1440 分の範囲の値を指定できます。デフォルト値は 60 分です。 |
||
音声アラートを有効にする(Enable Audio Alert) |
このチェックボックスをオンにすると、[電話をオフにする時刻(Phone Off Time)] で指定した時刻の 10 分前に電話で可聴アラートが再生されます。このチェックボックスが表示されるのは、[Power Save Plus の有効化(Enable Power Save Plus)] リストボックスで 1 日以上が選択されている場合だけです。 |
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EnergyWise ドメイン(EnergyWise Domain) |
電話が存在している EnergyWise ドメインを指定します。許容最大長は 127 文字です。 |
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EnergyWise シークレット(EnergyWise secret) |
EnergyWise ドメイン内でエンドポイントとの通信に使用されるセキュリティ シークレット パスワードを指定します。許容最大長は 127 文字です。 |
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EnergyWise オーバーライドを許可(Allow EnergyWise Overrides) |
Power Save Plus を無効にするには、このチェックボックスをオンにします。このチェックボックスをオンにすると、EnergyWise ドメイン コントローラ ポリシーによって、[電源をオンにする時刻(Power On Time)] および [電源をオフにする時刻(Power Off Time)] の値がオーバーライドされます。
|
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | クライアント サービス フレームワーク デバイスの追加 |
クライアント サービス フレームワークを使用するデバイスを追加します。 |
ステップ 2 | エンドユーザとデバイスの関連付け |
クライアント サービス フレームワーク デバイスにエンド ユーザのアカウントを関連付けます。 |
ステップ 1 | Cisco Unified CM の管理から、 を選択します。 |
ステップ 2 | [新規追加(Add New)] をクリックします。 |
ステップ 3 | [電話のタイプ(Phone Type)] ドロップダウン リストから、[Cisco Unified Client Services Framework] を選択します。 |
ステップ 4 | [Next] をクリックします。 |
ステップ 5 | [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウで各フィールドを設定します。フィールドとその設定オプションの詳細については、「関連項目」の項を参照してください。 |
ステップ 6 | [保存(Save)] をクリックします。 |
ステップ 7 | [関連付け(Association)] エリアで、[回線 [1] - 新規 DN を追加(Line [1] - Add a new DN)] をクリックします。 |
ステップ 8 | [電話番号(Directory Number)] フィールドに、クライアント サービス フレームワーク デバイスに関連付ける電話番号を入力します。 |
ステップ 9 | [保存(Save)] をクリックします。 |
フィールド |
説明 |
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デバイス名(Device Name) |
クライアント サービス フレームワーク デバイスを識別する名前を入力します。この名前には、最長 15 文字の英数字を指定でき、スペース、ピリオド(.)、ハイフン(-)、およびアンダースコア(_)を任意に組み合わせて含めることが可能です。
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説明 |
デバイスの簡単な説明を入力します。説明には、任意の言語で最大 50 文字を指定できますが、二重引用符(")、パーセント記号(%)、アンパサンド(&)、バックスラッシュ(\)、山カッコ(<>)は使用できません。 |
||
[デバイスプール(Device Pool)] |
このデバイスを割り当てるデバイス プールを選択します。 |
||
電話ボタンテンプレート(Phone Button Template) |
[標準クライアント サービス フレームワーク(Standard Client Services Framework)] を選択します。 |
||
[オーナーのユーザID(Owner User ID)] |
割り当てられたクライアント サービス フレームワーク デバイスのユーザのユーザ ID を選択します。ユーザ ID は、呼詳細レコード(CDR)で、このデバイスから発信されるすべてのコールに対して記録されます。 |
||
デバイスのセキュリティ プロファイル(Device Security Profile) |
[Cisco Unified Client Services Framework:標準非セキュア プロファイル(Cisco Unified Client Services Framework - Standard SIP Non-secure Profile)] を選択します。 |
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[SIPプロファイル(SIP Profile)] |
[標準 SIP プロファイル(Standard SIP Profile)] を選択します。 |
ステップ 1 | [Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified CM Administration)] で、 を選択します。 |
ステップ 2 | [ユーザを次の条件で検索(Find Users Where)] フィールドで適切なフィルタを指定した後、[検索(Find)] をクリックしてユーザのリストを取得します。 |
ステップ 3 | ユーザを一覧から選択します。 |
ステップ 4 | [デバイス情報(Device Information)] セクションを探します。 |
ステップ 5 | [デバイスの割り当て(Device Association)] をクリックします。 [ユーザ デバイス割り当て(User Device Association)] ウィンドウが表示されます。 |
ステップ 6 | デバイスを探して選択します。 |
ステップ 7 | 関連付けを完了するには、[選択/変更の保存(Save Selected/Changes)] をクリックします。 |
ステップ 8 | [関連リンク(Related Links)] ドロップダウン リスト ボックスで [ユーザの設定に戻る(Back to User)] を選択し、[移動(Go)] をクリックします。 [エンド ユーザの設定(End User Configuration)] ウィンドウが表示され、選択し、割り当てたデバイスが、[制御するデバイス(Controlled Devices)] ペインに表示されます。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |
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ステップ 1 | CTI リモート デバイスの設定 |
CTI リモート デバイスを作成します。 |
ステップ 2 | デバイスへの電話番号の追加 |
CTI リモート デバイスを登録するには、そのデバイスに電話番号を追加する必要があります。 |
ステップ 3 | リモート接続先の設定 |
CTI リモート デバイスと関連付けるリモート接続先を設定します。 |
ステップ 1 | Cisco Unified CM の管理から、 を選択します。 |
ステップ 2 | [新規追加(Add New)] をクリックします。 |
ステップ 3 | [電話のタイプ(Phone Type)] ドロップダウン リストから [CTI リモート デバイス(CTI Remote Device)] を選択して、[次へ(Next)] をクリックします。 |
ステップ 4 | [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウで各フィールドを設定します。フィールドとその設定オプションの詳細については、「関連項目」の項を参照してください。 |
ステップ 5 | [保存(Save)] をクリックします。 |
フィールド |
説明 |
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登録 |
CTI リモート デバイスの登録ステータスを指定します。 |
デバイスの状態(Device Status) |
デバイスがアクティブか非アクティブかを指定します。 |
デバイスの信頼 |
デバイスが信頼できるかどうかを指定します。 |
アクティブなリモート接続先 |
アクティブなリモート接続先かどうかを指定します。CTI クライアントは、任意の 1 つの時点で 1 つのリモート接続先を指定できます。着信コールと Dial via Office(DVO)コールは、アクティブなリモート接続先に転送されます。 |
[オーナーのユーザID(Owner User ID)] |
ドロップダウン リストから、割り当てられた電話ユーザのユーザ ID を選択します。ユーザ ID は、このデバイスから発信されるすべてのコールの呼詳細レコード(CDR)に記録されます。 |
デバイス名(Device Name) |
所有者のユーザ ID に基づいて自動的に入力される CTI のリモート デバイスの名前を指定します。 デバイス名の形式は、デフォルトで CTIRD<OwnerUserID> です。 このフィールドは編集できます。デバイス名は最大 15 文字で指定できます。使用できる文字は、英字、数字、ダッシュ(-)、ピリオド、スペース、およびアンダースコアです。 |
説明 |
CTI リモート デバイスの説明テキストを入力します。 このフィールドには、128 文字までの値を入力できます。二重引用符(")、山カッコ(<>)、バックスラッシュ(\)、アンパサンド(&)、パーセント記号(%)を除くすべての文字を使用できます。 |
[デバイスプール(Device Pool)] |
CTI のリモート デバイスの一般的な特性を定義するデバイス プールを選択します。 デバイス プールを設定する方法の詳細については、「デバイス プール設定」を参照してください。 |
[コーリングサーチスペース(Calling Search Space)] |
ドロップダウン リストから、コーリング サーチ スペースを選択するか、コーリング サーチ スペースをデフォルトの [なし(None)] のままにします。 |
ユーザ保留 MOH 音源(User Hold MOH Audio Source) |
ドロップダウン リストから、ユーザが保留操作を開始したときの保留音(MOH)に使用するオーディオ ソースを選択します。 |
ネットワーク保留 MOH 音源(Network Hold MOH Audio Source) |
ドロップダウン リストから、ネットワークが保留操作を開始したときの MOH に使用するオーディオ ソースを選択します。 |
参照先 |
ドロップダウン リストから、デバイス プール内の電話およびゲートウェイと関連付けられている場所を選択します。 |
[発呼側トランスフォーメーションCSS(Calling Party Transformation CSS)] |
この設定により、デバイスの発信者番号をローカライズできます。選択した発呼側トランスフォーメーション CSS に、このデバイス プールに割り当てる発呼側トランスフォーメーション パターンが含まれていることを確認してください。 |
プレゼンテーション インジケータを無視(内線コールのみ)(Ignore Presentation Indicators (internal calls only)) |
コール単位でコール表示制限を設定する場合は、このチェックボックスをオンにします。このチェックボックスをオンにすると、Cisco Unified CM は内線コールに対して受信したすべての表示制限を無視します。 |
フィールド |
説明 |
---|---|
[発呼側トランスフォーメーションCSS(Calling Party Transformation CSS)] |
この設定により、デバイスの発信者番号をローカライズできます。選択した発呼側トランスフォーメーション CSS に、このデバイスに割り当てる発呼側トランスフォーメーション パターンが含まれていることを確認してください。 |
[デバイスプールの発呼側トランスフォーメーションCSSを使用(Use Device Pool Calling Party Transformation CSS)] |
このデバイスに割り当てられているデバイス プールに設定されている発信側変換 CSS を使用する場合は、このチェックボックスをオンにします。このチェックボックスをオンにしない場合、デバイスは [トランクの設定(Trunk Configuration)] ウィンドウで設定した発信側変換 CSS を使用します。 |
フィールド |
説明 |
---|---|
プレゼンス グループ(Presence Group) |
プレゼンス機能でこのフィールドを設定します。 このアプリケーション ユーザをプレゼンス機能とともに使用していない場合は、プレゼンス グループの設定をデフォルトの [なし(None)] のままにします。 ドロップダウン リストから、アプリケーション ユーザのプレゼンス グループを選択します。選択したグループは、IPMASysUserなどのアプリケーション ユーザが監視できる宛先を指定します。 |
[SUBSCRIBEコーリングサーチスペース(AAR Calling Search Space)] |
プレゼンス機能によってサポートされる SUBSCRIBE コーリング サーチ スペースは、Cisco Unified Communications Manager がエンド ユーザから発信されたプレゼンス要求をルーティングする方法を決定します。この設定では、エンド ユーザのプレゼンス(SUBSCRIBE)要求のコール処理サーチ スペースと別にコーリング サーチ スペースを適用できます。 ドロップダウン リストから、エンド ユーザのプレゼンス要求に使用する SUBSCRIBE コーリング サーチ スペースを選択します。Cisco Unified CM の管理で設定するすべてのコーリング サーチ スペースが、[SUBSCRIBE コーリング サーチ スペース(SUBSCRIBE Calling Search Space)] ドロップダウン リストに表示されます。 ドロップダウン リストから、エンド ユーザ用に別のコーリング サーチ スペースを選択しない場合、SUBSCRIBE コーリング サーチ スペースのデフォルトは [なし(None)] に設定されます。 この目的専用の SUBSCRIBE コーリング サーチ スペースを設定するには、他のコーリング サーチ スペースと同様に新しいコーリング サーチ スペースを設定します。 |
再ルーティング用コーリング サーチ スペース(Rerouting Calling Search Space) |
ドロップダウン リストから、再ルーティングに使用するコーリング サーチ スペースを選択します。 リファラーの再ルーティング コーリング サーチ スペースを使用して、参照先へのルートが検索されます。再ルーティング コーリング サーチ スペースが原因で参照メッセージが失敗すると、Refer Primitive は「405 Method Not Allowed」メッセージを表示して要求を拒否します。 リダイレクト(3xx)プリミティブおよび転送機能も再ルーティング コーリング サーチ スペースを使用して、リダイレクト先または転送先を検索します。 |
フィールド |
説明 |
---|---|
[サイレント(Do Not Disturb)] |
リモート デバイスのサイレント機能をイネーブルにする場合は、このチェックボックスをオンにします。 |
DND オプション(DND Option) |
電話機で DND を有効にすると、[着信拒否(Call Reject)] オプションの指定により、着信コール情報がユーザに表示されなくなります。[DND着信呼警告(DND Incoming Call Alert)] パラメータの設定に応じて、電話はビープを再生するか、コールの点滅通知を表示します。 |
CTI リモート デバイスを登録するには、そのデバイスに電話番号を追加する必要があります。電話番号のない CTI リモート デバイスを登録することはできません。CTI リモート デバイスには最大 5 つの電話番号を追加できます。
ステップ 1 | Cisco Unified CM の管理から、 を選択します。 |
ステップ 2 | フィルタ条件を指定して、電話番号を関連付ける CTI リモート デバイスをクリックします。 |
ステップ 3 | [関連付け(Association)] ペインで、[新しい DN を追加(Add a new DN)] リンクをクリックします。 |
ステップ 4 | [電話番号の設定(Directory Number Configuration)] ウィンドウのフィールドを設定します。フィールドとその設定オプションの詳細については、オンライン ヘルプを参照してください。 |
ステップ 5 | [保存(Save)] をクリックします。 |
CTI のリモート デバイスに 1 つ以上のリモート接続先を設定できます。リモート接続先とは、リモート接続先ピックアップ(ユーザのデスクの電話機から転送を受け入れる)を実行し、Cisco Unified Mobility の着信コールを受け入れるように、設定できるモバイルなどの電話機です。CTI のリモート デバイスに関連付けられているリモート接続先では、リモート デバイスに到達するための電話番号を指定します。CTI のリモート デバイスに設定可能なリモート接続先の最大数は、オーナーのユーザ ID に設定されたリモート接続先の制限値で決まります。
リモート接続先には次のデバイスを登録できます。
ステップ 1 | Cisco Unified CM の管理から、 を選択します。 |
ステップ 2 | フィルタ条件を指定して、リモート接続先を設定する CTI のリモート デバイスをクリックします。 |
ステップ 3 | [関連付けられたリモート接続先(Associated Remote Destinations)] ペインで [新規リモート接続先の追加(Add a New Remote Destination)] を選択します。
あるいは、 メニュー パスを使用して、リモート接続先を設定できます。 |
ステップ 4 | [リモート接続先の設定(Remote Destination Configuration)] ウィンドウで各フィールドを設定します。フィールドとその設定オプションの詳細については、関連項目のセクションを参照してください。 |
ステップ 5 | [保存(Save)] をクリックします。 |
フィールド |
説明 |
---|---|
[名前(Name)] |
リモート接続先の名前を入力します。 |
宛先番号 |
企業内からダイヤルする番号を入力します。外部の回線に到達するために必要な市外局番および追加するすべての桁を含めます。最大フィールド長は、24 文字で、文字には 0 ~ 9、*、#、+ の値を使用できます。リモート接続先の発信者 ID を設定することを推奨します。 |
[オーナーのユーザID(Owner User ID)] |
ドロップダウン リストから、リモート接続先のオーナーを選択します。 |
[Unified Mobility 機能を有効にする(Enable Unified Mobility features)] |
Unified Mobility 機能を有効にするにはチェックボックスをオンにします。 |
リモート宛先プロファイル |
ドロップダウン リストから、設定したプロファイルを選択します。 |
[シングル ナンバー リーチを有効にする(Enable Single Number Reach)] |
リモート接続先のシングル ナンバー リーチを有効にするには、このチェックボックスをオンにします。 |
[携帯電話への移動を有効にする(Enable Move to Mobile)] |
これはオプションのフィールドです。電話機が携帯電話の場合は、このチェックボックスをオンにします。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | Cisco Spark リモート デバイスの設定 |
Cisco Spark リモート デバイスを作成します。 |
ステップ 2 | Cisco Spark デバイスへの電話番号の追加 |
Cisco Spark リモート デバイスを登録するには、そのデバイスに電話番号を追加する必要があります。 |
ステップ 1 | Cisco Unified CM の管理から、 を選択します。 |
ステップ 2 | [新規追加(Add New)] をクリックします。 |
ステップ 3 | [電話のタイプ(Phone Type)] ドロップダウン リストから、[Cisco Spark リモート デバイス(Cisco Spark Remote Device)] を選択して、[次へ(Next)] をクリックします。 |
ステップ 4 | [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウのフィールドを設定します。フィールドとその設定オプションの詳細については、「関連項目」の項を参照してください。 |
ステップ 5 | [保存(Save)] をクリックします。 |
フィールド |
説明 |
||||
---|---|---|---|---|---|
[デバイス情報(Device Information)] |
|||||
登録 |
Cisco Spark リモート デバイスの登録ステータスを指定します。 |
||||
デバイスの状態(Device Status) |
デバイスがアクティブか非アクティブかを指定します。 |
||||
[デバイスの信頼性(Device Trust)] |
デバイスを信頼できるか信頼できないかを指定します。 |
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[アクティブなリモート接続先(Active Remote Destination)] |
リモート接続先がアクティブであるかどうかを指定します。デフォルトでは、Cisco Spark クライアントのアクティブなリモート接続先は 1 つだけです。着信コールはすべてアクティブなリモート接続先にルーティングされます。このフィールドは、アクティブなリモート接続先に関連付けられている場合でも [なし(None)] に設定されます。 |
||||
[オーナーのユーザID(Owner User ID)] |
ドロップダウン リストから、割り当てられた電話ユーザのユーザ ID を選択します。ユーザ ID は、このデバイスから発信されるすべてのコールの呼詳細レコード(CDR)に記録されます。 |
||||
デバイス名(Device Name) |
[オーナーのユーザ ID(Owner User ID)] に基づいて自動的に入力される Cisco Spark リモート デバイスの名前を使用します。 デフォルトでは、デバイス名の形式は SparkRD<OwnerUserID> です。デフォルトのデバイス名 SparkRD は変更できません。 このフィールドは編集できます。デバイス名は最大 15 文字で指定できます。使用できる文字は、英字、数字、ダッシュ(-)、ピリオド、スペース、およびアンダースコアです。 |
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説明 |
Cisco Spark リモート デバイスの説明テキストを入力します。 このフィールドには、128 文字までの値を入力できます。二重引用符(")、山カッコ(<>)、バックスラッシュ(\)、アンパサンド(&)、パーセント記号(%)を除くすべての文字を使用できます。 |
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[デバイスプール(Device Pool)] |
Cisco Spark リモート デバイスの共通の特性を定義するデバイス プールを選択します。 デバイス プールの設定方法の詳細については、「デバイス プールの構成時の設定」を参照してください。 |
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[コーリングサーチスペース(Calling Search Space)] |
ドロップダウン リストから、コーリング サーチ スペースを選択するか、コーリング サーチ スペースをデフォルトの [なし(None)] のままにします。 |
||||
ユーザ保留 MOH 音源(User Hold MOH Audio Source) |
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||||
ネットワーク保留 MOH 音源(Network Hold MOH Audio Source) |
|
||||
参照先 |
ドロップダウン リストから、デバイス プール内の電話およびゲートウェイと関連付けられている場所を選択します。 |
||||
[発呼側トランスフォーメーションCSS(Calling Party Transformation CSS)] |
この設定により、デバイスの発信者番号をローカライズできます。選択した発呼側トランスフォーメーション CSS に、このデバイス プールに割り当てる発呼側トランスフォーメーション パターンが含まれていることを確認してください。 |
||||
プレゼンテーション インジケータを無視(内線コールのみ)(Ignore Presentation Indicators (internal calls only)) |
コール単位でコール表示制限を設定する場合は、このチェックボックスをオンにします。このチェックボックスをオンにすると、Cisco Unified CM は内線コールに対して受信したすべての表示制限を無視します。 |
||||
[コールルーティング情報(Call Routing Information)] |
|||||
着信コールと発信コールの情報 |
|||||
[発呼側トランスフォーメーションCSS(Calling Party Transformation CSS)] |
この設定により、デバイスの発信者番号をローカライズできます。選択した発呼側トランスフォーメーション CSS に、このデバイスに割り当てる発呼側トランスフォーメーション パターンが含まれていることを確認してください。 |
||||
[デバイスプールの発呼側トランスフォーメーションCSSを使用(Use Device Pool Calling Party Transformation CSS)] |
このデバイスに割り当てられているデバイス プールに設定されている発呼側トランスフォーメーション CSS を使用する場合は、このチェックボックスをオンにします。このチェックボックスをオンにしない場合、デバイスは [トランクの設定(Trunk Configuration)] ウィンドウで設定した発呼側トランスフォーメーション CSS を使用します。 |
||||
[プロトコル固有情報(Protocol Specific Information)] |
|||||
プレゼンス グループ(Presence Group) |
プレゼンス機能でこのフィールドを設定します。 このアプリケーション ユーザをプレゼンス機能とともに使用していない場合は、プレゼンス グループの設定をデフォルトの [なし(None)] のままにします。 ドロップダウン リストから、アプリケーション ユーザのプレゼンス グループを選択します。選択したグループで、そのアプリケーション ユーザ(IPMASysUser など)がモニタできる接続先を指定します。
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||||
[SUBSCRIBEコーリングサーチスペース(AAR Calling Search Space)] |
プレゼンス機能によってサポートされる SUBSCRIBE コーリング サーチ スペースによって、Cisco Unified Communications Manager がエンド ユーザから発信されるプレゼンス要求をルーティングする方法が決まります。この設定では、エンド ユーザのプレゼンス(SUBSCRIBE)要求のコール処理サーチ スペースとは別にコーリング サーチ スペースを適用できます。 ドロップダウン リストから、エンド ユーザのプレゼンス要求に使用する SUBSCRIBE コーリング サーチ スペースを選択します。Cisco Unified CM の管理で設定するすべてのコーリング サーチ スペースが、[SUBSCRIBE コーリング サーチ スペース(SUBSCRIBE Calling Search Space)] ドロップダウン リストに表示されます。 ドロップダウン リストから、エンド ユーザ用に別のコーリング サーチ スペースを選択しない場合、SUBSCRIBE コーリング サーチ スペースのデフォルトは [なし(None)] に設定されます。 この目的専用の SUBSCRIBE コーリング サーチ スペースを設定する場合は、他のコーリング サーチ スペースと同様に新しいコーリング サーチ スペースを設定できます。
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再ルーティング用コーリング サーチ スペース(Rerouting Calling Search Space) |
ドロップダウン リストから、再ルーティングに使用するコーリング サーチ スペースを選択します。 リファラーの再ルーティング コーリング サーチ スペースを使用して、参照先へのルートが検索されます。再ルーティング コーリング サーチ スペースが原因で参照メッセージが失敗すると、Refer Primitive は「405 Method Not Allowed」メッセージを表示して要求を拒否します。 リダイレクト(3xx)プリミティブおよび転送機能も再ルーティング コーリング サーチ スペースを使用して、リダイレクト先または転送先を検索します。 |
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サイレントの情報 |
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[サイレント(Do Not Disturb)] |
リモート デバイスのサイレント機能を有効にするには、このチェックボックスをオンにします。
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DND オプション(DND Option) |
電話機で DND を有効にすると、[着信拒否(Call Reject)] オプションの指定により、着信コール情報がユーザに表示されなくなります。[DND着信呼警告(DND Incoming Call Alert)] パラメータの設定に応じて、電話はビープを再生するか、コールの点滅通知を表示します。
|
Cisco Spark リモート デバイスを登録するには、そのデバイスに電話番号を追加します。電話番号のない Cisco Spark リモート デバイスを登録することはできません。Cisco Spark リモート デバイスには最大 5 つの電話番号を追加できます。
ステップ 1 | Cisco Unified CM の管理から、 を選択します。 |
ステップ 2 | フィルタの条件を指定して、電話番号を関連付ける Cisco Spark のリモート デバイスをクリックします。 |
ステップ 3 | [関連付け(Association)] ペインで、[新規 DN を追加(Add a new DN)] リンクをクリックします。 |
ステップ 4 | [電話番号の設定(Directory Number Configuration)] ウィンドウのフィールドを設定します。フィールドとその設定オプションの詳細については、オンライン ヘルプを参照してください。 |
ステップ 5 | [保存(Save)] をクリックします。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | 電話テンプレートの作成 |
一括管理ツール(BAT)で、データを移行する電話モデルおよびプロトコルの電話テンプレートを作成します。 |
ステップ 2 | 電話データを移行 |
別の電話に電話データを移行します。 |
ステップ 1 | Cisco Unified CM の管理から、 を選択します。 |
ステップ 2 | [新規追加(Add New)] をクリックします。 [新しい電話テンプレートの追加(Add a New Phone Template)] ウィンドウが表示されます。 |
ステップ 3 | [電話タイプ(Phone Type)] ドロップダウンリストから、テンプレートを作成する電話モデルを選択します。[Next] をクリックします。 |
ステップ 4 | [デバイス プロトコルの選択(Select the device protocol)] ドロップダウンリストから、デバイス プロトコルを選択します。[Next] をクリックします。 [電話テンプレートの設定(Phone Template Configuration)] ウィンドウに、選択したデバイス タイプのフィールドとデフォルト エントリが表示されます。 |
ステップ 5 | [電話テンプレートの設定(Phone Template Configuration)] ウィンドウの各フィールドを設定します。フィールドとその設定オプションの詳細については、オンライン ヘルプを参照してください。 |
ステップ 6 | [保存(Save)] をクリックします。 |
ステップ 1 | Cisco Unified CM の管理から、 を選択します。 |
ステップ 2 | 検索条件を指定して、[検索(Find)] をクリックします。 |
ステップ 3 | 移行する電話設定を選択してクリックします。 |
ステップ 4 | [関連リンク(Related Links)] ドロップダウンリストで [電話を移行(Migrate Phone)] を選択します。 [電話の移行設定(Phone Migration Configuration)] ウィンドウが表示されます。 |
ステップ 5 | ドロップダウン リストから、電話設定を移行する電話モデルの電話テンプレートを選択します。 |
ステップ 6 | 設定を移行する新しい Cisco Unified IP Phone の [Media Access Control(MAC)アドレス(Media Access Control (MAC) address)] を入力します。MAC アドレスは、12 桁の 16 進数文字を含んでいる必要があります。 |
ステップ 7 | (オプション)新しい電話の説明を入力します。説明には、任意の言語で最大 50 文字を指定できますが、二重引用符(")、パーセント記号(%)、アンパサンド(&)、バックスラッシュ(\)、山カッコ(<>)は使用できません。 |
ステップ 8 | [保存(Save)] をクリックします。 |
ステップ 9 | 新しい電話機は機能が失われる可能性があるという警告が表示されたら、[OK] をクリックします。 |
新しい電話機をネットワークに接続し、デバイスを登録します。