Unity Connection は、SIP トランク統合でのみビデオメッセージングをサポートします。MediaSense と Unity Connection では、最大 1080p(1920x1080)のビデオ挨拶とメッセージの録画が可能ですが、ビデオ対応の携帯電話との互換性は限られており、MediaSense
は 1080p 以外のビデオデバイス用に解像度を下げるビデオのトランスコードに対応していないため、サポートされていない構成です。ビデオグリーティングとメッセージを 360p に制限するために、Unity Connection は Communications
Manager のリージョン設定を利用します。Unity Connection SIP トランクは、Unity Connection を呼び出してビデオグリーティングとメッセージを受信する可能性のあるビデオ対応デバイスを含む他のすべてのリージョンと、次の関係設定を持つリージョンに配置する必要があります。
オーディオコーデック設定リスト:(デフォルトまたは管理者の設定)
最大オーディオビットレート:64 kbps
ビデオ通話の最大セッションビット レート:600kbps
イマーシブビデオ コールの最大セッションビット レート:600kbps
Unity Connection 10.5(2) 以降では、管理者は次のサポートされているビデオ解像度のいずれかを設定できます。
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360p(640 X 360)
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480p (720 X 480)
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720p(1280 X 720)
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1080p (1920 X 1080)
新しくサポートされたビデオ解像度により、Unity Connection はさまざまなビデオ対応電話ポートフォリオをサポートできますが、MediaSense はビデオトランスコーディングをサポートしません。管理者は、Cisco Unity Connection
Administration で選択されたビデオ解像度に応じて、Cisco Unified CM でビデオリージョンを設定する必要があります。ビデオ解像度を設定するには、[Cisco Unity Connection の管理(Cisco Unity
Connection Administration)]、[ポートグループ(Port Group)]、[ポートグループの基本(Port Group Basics)]、[アドバタイジングの変更(Change Advertising)]、[ビデオ解像度(Video
Resolution)] の順に選択します。
WAN 接続を介したアクティブ/スタンバイ Unity Connection クラスタ展開では、MediaSense と同じ場所に配置されていない Unity Connection サーバーへの SIP トランクに次の地域設定を使用します。これにより、セカンダリノードを使用したビデオ
グリーティングが無効になります。音声のみのグリーティングは引き続き機能します。
オーディオコーデック設定リスト:(デフォルトまたは管理者の設定)
最大オーディオビットレート:64 kbps
ビデオ通話の最大セッションビットレート:「なし」を選択
イマーシブビデオ通話の最大セッションビット レート:「なし」を選択
これらの設定により、シスコのビデオ対応電話ポートフォリオ全体で最大限の互換性が確保され、ビデオメッセージングを使用するための最適なエクスペリエンスが提供されます。
ビデオグリーティングまたはメッセージを録音する場合、オーディオとビデオの RTP ストリームは両方とも Unity Connection に直接送信されます。Unity Connection は、音声 RTP ストリームをビデオグリーティングまたはメッセージの音声専用バージョンとしてローカルに保存し、音声およびビデオ
RTP ストリームを録音のために MediaSense に分岐します。再生の場合、デバイスがビデオ対応の場合、Unity Connection は、ビデオグリーティングまたはメッセージを Unity Connection にストリーミングしてデバイスに分岐するように
MediaSense に指示します。MediaSense が使用できない場合、またはビデオグリーティングまたはメッセージを再生できない場合、または Unity Connection を呼び出しているデバイスがビデオ対応でない場合、Unity Connection
は録音したビデオグリーティングまたはメッセージの音声のみの部分を再生します。音声のみのグリーティングまたはメッセージは、ビデオグリーティングまたはビデオメッセージの音声トラックです。音声のみの発信者とビデオ対応の発信者に異なるグリーティングを設定することができます。