この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
Enterprise License Manager の使用を開始する場合、次の手順に従います。
ステップ 1 | インストール済みアプリケーションの一覧から [Enterprise License Manager] を選択します。 | ||
ステップ 2 |
ユーザ名とパスワードを入力します。 [ログイン(Login)] をクリックします。
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次の手順では、Enterprise License Manager で製品インスタンスを追加する方法を説明します。
クラスタのパブリッシャ ノードだけを製品インスタンスとして追加できます。 ユーザを追加しようとすると、エラーが発生します。
ステップ 1 | Enterprise License Manager にログインします。 | ||||||
ステップ 2 | [インベントリ(Inventory)] > [製品インスタンス(Product Instances)] を選択します。 | ||||||
ステップ 3 | [追加(Add)] をクリックします。 製品インスタンスの追加ダイアログボックスが表示されます。 | ||||||
ステップ 4 |
次の情報を入力します。
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ステップ 5 | [OK] をクリックして、製品インスタンスを追加します。 | ||||||
ステップ 6 |
製品インスタンスが追加された時点で、製品が [製品インスタンス(Product Instances)] テーブルに表示されます。
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次の手順では、Enterprise License Manager で製品インスタンスを編集する方法を説明します。
Enterprise License Manager のインターフェイスで [モニタリング(Monitoring)] セクションの次のビューを使用すると、システム ステータスを監視できます。
ダッシュボードには、システムの概要が示されます。 ダッシュボードのリンクから、Enterprise License Manager 内の関連ページに移動できます。
(注) |
Enterprise License Manager を初めてインストールした場合は、ライセンス ファイルがインストールされるまでデモ モードで動作します。 Enterprise License Manager がデモ モードの間は、GUI の上部に警告が表示されます。 |
(注) |
Enterprise License Manager がデモ モードである場合、ライセンス ファイルがまだインストールされていないことを意味します。 ライセンス ファイルの初回インストール中に、Enterprise License Manager が Cisco ライセンス管理部門に登録され、デモ モードが終了します。 Enterprise License Manager がデモ モードの間は、Enterprise License Manager の管理対象の製品インスタンスは適合状態にありません。 製品タイプごとに(Unified CM、Unity Connection など)独自のバージョンの「デモ モード」が存在し、Enterprise License Manager のデモ モードとは関係なく動作します。 |
ダッシュボードには、次の項目があります。
製品インスタンス、最後にライセンスを更新した日時、最後に同期した日時に関する情報が示されます。
製品タイプと、これらの各製品に割り当てられたライセンス数が一覧表示されます。
製品タイプごとのアラートと、そのアラートのステータスが一覧表示されます。 次のアラートが示されます。
製品インスタンス名、失敗の理由、前回正常に同期した日時が一覧表示されます。
[ライセンスの使用状況(License Usage)] ページは、システムにインストールされているライセンスを特定し、前回の同期時にライセンスがどのように使用されていたのかを識別します。 [ライセンスの使用状況(License Usage)] ページでは、次の 2 つのビューを利用できます。
[テーブル ビュー(Table View)] には、各ライセンス タイプの次の情報が表示されます。
システムにインストールされているライセンスの 1 個を選択して、そのプロパティや使用状況を確認することもできます。 [ライセンス タイプ(License Type)] 詳細ページには次の情報が含まれています。
ライセンス タイプをまとめて表示する場合は、[ライセンスの説明(License Description)] セクションの [すべてのライセンス タイプの説明とデバイスの分類の表示(新しいウィンドウ)(View all license type descriptions on Cisco.com (new window))] リンクをクリックします。
[チャート ビュー(Chart View)] タブには、特定の製品に使用されるライセンス数が図示されます。 チャートの各バーの上にマウスを置くと、ライセンス数の情報が表示されます。 下の図は、次に該当するライセンス数をグラフ化した [チャート ビュー(Chart View)] です。
また、[チャート ビュー(Chart View)] では、ライセンスが不足しているインスタンスに赤の「x」印が付けられます。
(注) |
TelePresence Room は他のライセンス タイプとは別で、他から借りることはできません。 |
ライセンスの代用とは、超過になる下位ティアのライセンス タイプの代わりに上位ティアのタイプを使用できる、Enterprise License Manager の機能です。 上図の [チャート ビュー(Chart View)] の例では、50 個の予備 Basic ライセンスが Essential に貸与されています。 この例では、この 50 個の予備 Basic ライセンスによって、Essential 全体の超過が補われています。 ユーザが Essential ライセンスを追加するライセンス ファイルをインストールすると、今後 Basic が必要になったとき、予備 Basic ライセンスを利用できるようになります。
製品インスタンスが追加されたら(「製品インスタンスの追加」を参照)、続いてライセンス要件を確認し、それに応じて計画を立てる必要があります。
(注) |
最初に [ダッシュボード(Dashboard)] または [ライセンスの使用状況(License Usage)] ページを確認すると、製品に必要なライセンスを判断できます。 [ダッシュボード(Dashboard)] や [ライセンスの使用状況(License Usage)] ページの詳細については、「システム ステータス情報」を参照してください。 |
Enterprise License Manager には、ライセンスの履行を実行する 2 つのオプションがあります。
電子履行は、2 つの中で迅速かつ容易なオプションです。しかし、インターネット接続が利用できない導入環境(ロックダウンされたラボなど)では、手動履行が唯一のオプションである場合があります。
電子履行によって新しいライセンスを追加するには、次の手順を使用します。
(注) |
[ライセンスを PAK から履行(Fulfill Licenses from PAK)] オプションの横に [その他の履行オプション(Other Fulfillment options)] というタイトルの別のオプションがあります。 このオプションの下にあるドロップダウン矢印を選択すると、[ライセンスをファイルから履行(Fulfill Licenses from File)] と [ライセンス要求の作成(Generate License Request)] の 2 つのオプションが表示されます。 これらのオプションは、手動履行で使用できるオプションと同じものです。 |
場合によっては、部分履行を実行するオプションがない可能性があります。 この場合、すべてのライセンスがインストールされます。
(注) |
[内容を確認(Review Contents)] セクションにライセンスが [すでに履行済み(Already Fulfilled)] とリストされている場合、これらのライセンスはこの Enterprise License Manager または別の Enterprise License Manager によって履行されています。 |
PAK の履行を調整
電子履行モードで、次の手順を使用して、その Enterprise License Manager ですでに部分履行された特定の PAK の部分履行を実行できます:
(注) |
編集(鉛筆)のアイコンは、部分履行をサポートする PAK を示します。 |
(注) |
履行数は増やすことはできますが、減らすことはできません。 |
手動履行ではライセンスの履行を実行する追加の手順が必要になります。 インターネット接続が使用できない状態では、手動履行が使用できる唯一の方法です。 手動履行は、次に説明するようにライセンスの移行に必要です。
Enterprise License Manager がデモ モードになっている場合は、複数の移行要求を作成しないでください。 2 つ目の移行を開始する前に、ライセンスのインストールを含め、最初の移行を完了します。 移行要求が複数のライセンス ファイルに分かれる場合は、先に進む前に、すべてのライセンス ファイル順番にをインストールします。
ユーザの実行する移行パスは、いくつかの要因によって異なります(たとえば、製品タイプ、サーバに以前のバージョンのデータが含まれているかどうかなど)。 次のフロー チャートは、移行を正常に完了するために必要な意思決定に関するガイドを提供します。 移行プロセスのより広範囲なビューについては、『Release Notes for Cisco Unified Communications Manager, Release 9.1(2)』を参照してください。
Unified CM は、特定の移行パスに従います。
Unity Connection の場合は、別の移行パスに従う必要があります。
新しいライセンスの追加を計画するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 | Enterprise License Manager の [ライセンス管理(License Management)] > [ライセンス計画(License Planning)] ページで [ライセンスの追加(Add Licenses)] ボタンをクリックします。 |
ステップ 2 | ライセンスの追加ウィザードのウィンドウが表示されます。 最初に、製品タイプを選択します。 ドロップダウン メニューの [製品の選択(Choose Product)] セクションで、ライセンスを追加する製品のタイプとバージョンを選択し、 [次へ(Next)] をクリックします。 |
ステップ 3 |
[ライセンス数の指定(Specify License Counts)] セクションが表示されます。 このセクションで各タイプのライセンスに割り当てるライセンスの数を調整し、[保存(Save)] をクリックしてそのライセンス タイプに対する変更を保存します。 また、[コンプライアンス チェックの実行(Run Compliance Check)] ボタンをクリックしてコンプライアンス チェックを実行したり、[値のリセット(Reset Values)] ボタンをクリックしてライセンスの値をリセットしたりすることも可能です。 ライセンス数が設定されたら、[次へ(Next)] をクリックします。 各ライセンス タイプの横の矢印をクリックすると、そのライセンス タイプの詳細情報が表示されます。 |
ステップ 4 | [要約と次の手順(Summary and Next Steps)] セクションが表示されます。 このセクションでは、行った変更の要約を確認して保存できます。 また、独自の要約名と説明を入力することも可能です。 |
ステップ 5 | 要約を表示するには、[要約の表示(View Summary)] をクリックします。 デフォルトで、[Enterprise License Manager に要約を保存(Save Summary in Enterprise License Manager)] オプションが選択されます。 [名前(Name)] フィールドにも要約のデフォルト名が <製品名>-add-<日時スタンプ> の形式で表示されます。 発注やライセンスの履行に関する説明も、このセクションに表示されます。 [終了(Finish)] をクリックして、ライセンスの追加ウィザードを完了します。 |
新しいライセンスを取得するには(手動履行を使用)、[ライセンス管理(License Management)] > [ライセンス(Licenses)] ページで最初にライセンス要求を生成してから、生成された情報を使用して要求を送信します。 その後、電子メールでライセンス ファイルが送信されます。 ライセンス要求を作成するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 | Enterprise License Manager にログインします。 |
ステップ 2 | [ライセンス管理(License Management)] > [ライセンス(Licenses)] ページで [その他の履行オプション(Other Fulfillment options)] ドロップダウン リストから [ライセンス要求の作成(Generate License Request)] を選択します。 |
ステップ 3 | [ライセンス要求と次の手順(License Request and Next Steps)] ウィンドウが表示されます。 選択したテキストをクリップボードにコピーするか、[コンピュータにライセンス要求ファイルを保存します(Save the License Request File to your computer)] をクリックします。 |
クリップボードまたはコンピュータにライセンス要求情報を保存する場合は、Cisco License Registration サイトにアクセスし、該当するフィールドに情報を貼り付ける必要があります。 電子メールでライセンス ファイルを受け取ったら、ライセンスのインストールの手順を使用して Enterprise License Manager に新しいライセンス ファイルをインストールします。
ライセンスのアップグレード ウィザードを使用したライセンスの移行またはライセンス要求の作成の手順を使用してライセンスを取得したら、Enterprise License Manager にライセンスをインストールできます。 ライセンスをインストールするには、次の手順を実行します。
(注) |
この手順は、手動履行に主に適用されます。 電子履行の使用時は、[ライセンスのインストール(Install Licenses)] 機能を使用する必要はありません。 |
Enterprise License Manager がデモ モードになっている場合、追加ライセンスの履行前に生成された最初のライセンスの履行をインストールする必要があります。
ステップ 1 | Enterprise License Manager にログインします。 |
ステップ 2 | [ライセンス管理(License Management)] > [ライセンス(Licenses)] を選択します。 |
ステップ 3 | [ライセンスのインストール(Install Licenses)] ボタンをクリックします。 |
ステップ 4 | 新規ライセンス ファイルのインストール ウィンドウが表示されます。 [参照(Browse)] ボタンをクリックします。 |
ステップ 5 | アップロードしてインストールするライセンス ファイルを選択し、[開く(Open)] をクリックします。 |
ステップ 6 | [ライセンス ファイル(License File)] フィールドにライセンス ファイルが表示されます。 [インストール(Install)] ボタンをクリックします。 |
ステップ 7 | ライセンスが正常にインストールされると、インストールが成功したことを示すメッセージが表示されます。 [閉じる(Close)] をクリックして、[ライセンス(Licenses)] ページに戻ります。 |
次の CLI コマンドは、Enterprise License Manager で利用できます。
これらのコマンドの詳細情報および CLI の追加情報については、『Command Line Interface Reference Guide for Cisco Unified Solutions』を参照してください。
次の CLI コマンドが Enterprise License Manager リリース 9.1(2)に追加されました。