この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
デバイスをリセットすると、各種の設定やセキュリティ設定をリセットまたは復元したり、デバイスにエラーが発生した場合に復旧することができます。
次の手順では、実行可能なリセットのタイプについて説明します。
(注) |
この 3 つのどのリセット方法でも、ユーザ データがすべて削除され、デバイスのすべての設定がリセットされます。 |
リセットを実行すると、デバイスで次の操作が行われます。
ユーザ設定:デフォルト値にリセットされます。
ネットワーク設定:デフォルト値にリセットされます。
コール履歴:消去されます。
ロケール情報:デフォルト値にリセットされます。
セキュリティ設定:デフォルト値にリセットされます。このリセットでは、CTL ファイルが削除され、[802.1x デバイス認証(802.1x Device Authentication)] パラメータが [無効(Disabled)] に設定されます。
(注) |
初期設定へのリセット プロセスが完了するまで、デバイスの電源をオフにしないでください。 |
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Cisco DX シリーズ デバイスは、設定変更を受信すると、Cisco Unified Communications Manager からアップグレードをロードします。 次の手順は、デバイスが変更要求を処理する方法を示しています。
アクティブ コールが終了するまでの待機時間をリセットします。
デバイス画面がオンになっている場合、変更内容とリスタートの必要性をユーザに通知するポップアップ ダイアログボックスが表示されます。 このダイアログボックスでは、次のオプションを選択できます。
[再起動(Restart)]:ポップアップ ダイアログボックスを終了し、デバイスを再起動します(デフォルトの処理)。
[スヌーズ(Snooze)]:1 時間ポップアップ ダイアログボックスを閉じた状態にします。 デバイスを最大 24 時間スヌーズ状態にできます。デバイスはその時間が経過すると再起動します。
(注) |
ポップアップ ダイアログボックスは、60 秒のカウントダウン タイマーを備えています。 ユーザが対応しない場合は、デフォルトのアクションが開始されます。 デバイスをスヌーズ状態に設定した後、いつでも通知リストから手動でデバイスをリセットできます。 |
Cisco Unified Communications Manager の [デバイス設定(Device Configuration)] ウィンドウから、この機能を使ってデバイスをロックすることができます。
リモート ロック要求を受信したデバイスは、ただちにすべてのアクティブ コードを終了して、ロックされた状態になります。 デバイスが要求時にシステムに登録されていない場合、デバイスがシステムに登録される次回にデバイスがロックされます。
(注) |
リモート ロック要求を発行した後に、要求をキャンセルすることはできません。 |
Cisco Unified Communications Manager の [デバイス設定(Device Configuration)] ウィンドウから、この機能を使ってデバイス上のデータを消去することができます。
デバイスはリモート ワイプ要求を受信すると、ただちにアクティブ コールを終了し、デバイス データを消去します。 デバイスが要求時にシステムに登録されていない場合、デバイスがシステムに登録される次回にデータが消去されます。
(注) |
リモート ワイプ要求を発行した後に、要求をキャンセルすることはできません。 |
ステップ 1 | デバイスの電源をオンにし、ミュート LED が点滅するまで待ちます。 |
ステップ 2 | ミュート ボタンが赤色に点灯するまで、音量ダウン ボタンを押したままにします。 |
ステップ 3 | 音量ダウン ボタンを放し、ミュート ボタンを 3 秒間押したままにします。 |
ステップ 1 | 音量ダウン ボタンを押したままにして、デバイスの電源をオンにします。 |
ステップ 2 | ミュート ボタンが赤色に点灯したら、音量ダウン ボタンを放し、ミュート ボタンを押します。 |
ステップ 1 | 電源を取り外し、デバイスをオフにします。 |
ステップ 2 | * キーを押し、電源を接続します。 |
ステップ 3 | メッセージ LED が点灯するまで * キーを押したままにします。 |
ステップ 4 | メッセージ LED が 3 回点滅したら、* キーを放します。 デバイスは代替イメージを使用してブートします。 |
データ移行機能により、ファームウェアのアップグレードの後で既存データの非互換性がある場合、出荷時の状態へのリセットが必要とされないことが保証されます。
(注) |
ファームウェアをダウングレードした場合、データが失われる可能性があります。 新しいファームウェア リリースにアップグレードした場合、データを失うことなしに、以前のリリースに戻すことができない場合があります。 |
以前のファームウェアにダウングレードするときに、デバイスがデータを移行できない場合は、アラームを受信します。 ユーザに対しユーザ データをバック アップするように指示するか、デバイスのリモート ワイプを実行します。 デバイスが Cisco Unified Communications Manager に登録されると、デバイスは以前の初期状態へのリセットを検出し、移行をオーバーライドし、ダウングレードして再起動します。 デバイスが再起動されると、ダウングレードしたファームウェアをロードします。
デバイスまたはデバイス グループ用に、デバッグ ログのプロファイルをリモートで有効にすることができます。
デバイスの一部の機能を正常に使用するには、ユーザがシステム管理者やシステム管理者のネットワーク チームから情報を入手したり、サポートを受けるためにシステム管理者に問い合わせたりできる必要があります。 支援を求める際の連絡先の担当者の名前、およびそれらの担当者に連絡する手順をエンド ユーザに提供しておく必要があります。
シスコでは、社内のサポート サイトに、ユーザにデバイスに関する重要な情報を提供するための Web ページを作成することを推奨しています。
Cisco DX シリーズ デバイスでは、内蔵のレポート ツール(問題レポート ツール)により、デバイス関連の問題に対応することができます。 ツールにアクセスするには、 を選択します。
(注) |
問題レポート ツールのログは、Cisco TAC で Cisco DX シリーズ デバイスの問題をトラブルシューティングするときに必要になります。 |
これらのデバイスから通知を発行するには、ユーザが問題レポート ツールにアクセスし、次の情報を入力します。
問題が発生した日付(このフィールドには、ツールが起動された日付が自動入力されます)
問題が発見された時刻(このフィールドには、ツールが起動された時刻が自動入力されます)
問題のあるアプリケーション 問題のあるアプリケーションが不明な場合は、[なし(None)] を選択します。
問題の説明(検出された予期しない動作について、およびそれが発生する前に行った操作手順についての簡潔な説明を含む)
電子メール アドレスが設定されているが、それがリリース 10.2(3) 以降を搭載した拡張モードのデバイスでのみ機能する場合、問題レポート ツールは管理者にログを電子メールで送信します。問題レポート ツールでは、ログとデバッグ データをサーバに直接アップロードできます。 これは、[デバイス UI プロファイル(Device UI Profile)] が [簡易(Simple)] モードまたは [パブリック(Public)] モードに設定され、電子メール クライアントが利用できない場合に特に役立ちます。
管理者またはエンド ユーザは、PRT 画面の [カスタマー サポートのメールアドレス(Customer support email address)] に URL 文字列を入力することで、アップロード機能を使用できます。 例:http://your-server.example.com/prt_upload_example.php
ユーザが [問題レポートを作成(Create problem report)] ボタンをタップすると、問題レポート ツールはフィールドをチェックし、それが "http://" から始まっている場合は、電子メールの代わりにアップロード機能を使用します。
エンド ユーザは PRT 画面でこの URL を直接入力できます。また、管理者は、Cisco Unified Communications Manager の個々のデバイス設定ページ、[共通の電話プロファイル(Common Phone Profile)] ページ、および [エンタープライズ電話の設定(Enterprise Phone Configuration)] ページで、[カスタマー サポート用電子メール アドレス(Email address for customer support)] フィールドに値を入力できます。
(注) |
Https はサポートされません。 |
管理者は、問題レポート ツールのファイルを受信するためのアップロード スクリプトをサーバ(または既存のサーバを使用)に設定できます。 これらのファイルはフォルダに保持できます。また、スクリプトを複雑にして通知メカニズムを使用することにより、新しい Problem Report Tool のレポートがアップロードされたことを管理者に通知することもできます。
スクリプト例を次に示します。 このスクリプトは参考用の目的のみに掲載されています。 シスコでは、お客様のサーバにインストールされたアップロード スクリプトをサポートしていません。
<?php // NOTE: you may need to edit your php.ini file to allow larger // size file uploads to work. // Modify the setting for upload_max_filesize // I used: upload_max_filesize = 20M // Retrieve the name of the uploaded file $filename = basename($_FILES['prt_file']['name']); // Get rid of quotes around the device name, serial number and username if they exist $devicename = $_POST['devicename']; $devicename = trim($devicename, "'\""); $serialno = $_POST['serialno']; $serialno = trim($serialno, "'\""); $username = $_POST['username']; $username = trim($username, "'\""); // where to put the file $fullfilename = "/var/prtuploads/".$filename; // If the file upload is unsuccessful, return a 500 error and // inform the user to try again if(!move_uploaded_file($_FILES['prt_file']['tmp_name'], $fullfilename)) { header("HTTP/1.0 500 Internal Server Error"); die("Error: You must select a file to upload."); } ?>
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問題がデバイス障害かアプリケーションの問題かどうかを評価します。 問題がアプリケーション関連である場合、サポート センターに直接お問い合わせください。
目次
- メンテナンス
- デバイスのリセット
- オプションのリセットとアップグレードのロード
- リモート ロック
- デバイスのリモートロック
- リモート ワイプ
- リモートでのデバイスのワイプ
- Cisco DX70 の代替イメージのブート
- Cisco DX80 の代替イメージのブート
- Cisco DX650 の代替イメージのブート
- データの移行
- デバッグ ログのプロファイル
- 呼処理のデバッグ ログ プロファイルの設定
- デバッグ ログ プロファイルのデフォルトへのリセット
- ユーザ サポート
- 問題レポート ツール
- カスタマー サポートのアップロード URL の設定
- Web ブラウザからのスクリーンショットの取得
- デバイスからのスクリーンショットの取得
- アプリケーションのサポート
デバイスのリセット
手順デバイスをリセットすると、各種の設定やセキュリティ設定をリセットまたは復元したり、デバイスにエラーが発生した場合に復旧することができます。
次の手順では、実行可能なリセットのタイプについて説明します。
(注)
この 3 つのどのリセット方法でも、ユーザ データがすべて削除され、デバイスのすべての設定がリセットされます。
リセットを実行すると、デバイスで次の操作が行われます。
ユーザ設定:デフォルト値にリセットされます。
ネットワーク設定:デフォルト値にリセットされます。
コール履歴:消去されます。
ロケール情報:デフォルト値にリセットされます。
セキュリティ設定:デフォルト値にリセットされます。このリセットでは、CTL ファイルが削除され、[802.1x デバイス認証(802.1x Device Authentication)] パラメータが [無効(Disabled)] に設定されます。
(注)
初期設定へのリセット プロセスが完了するまで、デバイスの電源をオフにしないでください。
次のいずれかの操作でデバイスをリセットできます。 状況に応じて適切な操作を選択します。オプションのリセットとアップグレードのロード
Cisco DX シリーズ デバイスは、設定変更を受信すると、Cisco Unified Communications Manager からアップグレードをロードします。 次の手順は、デバイスが変更要求を処理する方法を示しています。
アクティブ コールが終了するまでの待機時間をリセットします。
デバイス画面がオンになっている場合、変更内容とリスタートの必要性をユーザに通知するポップアップ ダイアログボックスが表示されます。 このダイアログボックスでは、次のオプションを選択できます。
[再起動(Restart)]:ポップアップ ダイアログボックスを終了し、デバイスを再起動します(デフォルトの処理)。
[スヌーズ(Snooze)]:1 時間ポップアップ ダイアログボックスを閉じた状態にします。 デバイスを最大 24 時間スヌーズ状態にできます。デバイスはその時間が経過すると再起動します。
(注)
ポップアップ ダイアログボックスは、60 秒のカウントダウン タイマーを備えています。 ユーザが対応しない場合は、デフォルトのアクションが開始されます。
デバイスをスヌーズ状態に設定した後、いつでも通知リストから手動でデバイスをリセットできます。
- デバイス画面がオフになっている場合、アクティブなオーディオが存在すると、要求は待機し続けます。
データの移行
データ移行機能により、ファームウェアのアップグレードの後で既存データの非互換性がある場合、出荷時の状態へのリセットが必要とされないことが保証されます。
(注)
ファームウェアをダウングレードした場合、データが失われる可能性があります。 新しいファームウェア リリースにアップグレードした場合、データを失うことなしに、以前のリリースに戻すことができない場合があります。
以前のファームウェアにダウングレードするときに、デバイスがデータを移行できない場合は、アラームを受信します。 ユーザに対しユーザ データをバック アップするように指示するか、デバイスのリモート ワイプを実行します。 デバイスが Cisco Unified Communications Manager に登録されると、デバイスは以前の初期状態へのリセットを検出し、移行をオーバーライドし、ダウングレードして再起動します。 デバイスが再起動されると、ダウングレードしたファームウェアをロードします。
デバッグ ログのプロファイル
呼処理のデバッグ ログ プロファイルの設定
手順
デバッグ ログ プロファイルのデフォルトへのリセット
手順
ユーザ サポート
問題レポート ツール
Cisco DX シリーズ デバイスでは、内蔵のレポート ツール(問題レポート ツール)により、デバイス関連の問題に対応することができます。 ツールにアクセスするには、 を選択します。
(注)
問題レポート ツールのログは、Cisco TAC で Cisco DX シリーズ デバイスの問題をトラブルシューティングするときに必要になります。
これらのデバイスから通知を発行するには、ユーザが問題レポート ツールにアクセスし、次の情報を入力します。
問題が発生した日付(このフィールドには、ツールが起動された日付が自動入力されます)
問題が発見された時刻(このフィールドには、ツールが起動された時刻が自動入力されます)
問題のあるアプリケーション 問題のあるアプリケーションが不明な場合は、[なし(None)] を選択します。
問題の説明(検出された予期しない動作について、およびそれが発生する前に行った操作手順についての簡潔な説明を含む)
電子メール アドレスが設定されているが、それがリリース 10.2(3) 以降を搭載した拡張モードのデバイスでのみ機能する場合、問題レポート ツールは管理者にログを電子メールで送信します。問題レポート ツールでは、ログとデバッグ データをサーバに直接アップロードできます。 これは、[デバイス UI プロファイル(Device UI Profile)] が [簡易(Simple)] モードまたは [パブリック(Public)] モードに設定され、電子メール クライアントが利用できない場合に特に役立ちます。
管理者またはエンド ユーザは、PRT 画面の [カスタマー サポートのメールアドレス(Customer support email address)] に URL 文字列を入力することで、アップロード機能を使用できます。 例:http://your-server.example.com/prt_upload_example.php
ユーザが [問題レポートを作成(Create problem report)] ボタンをタップすると、問題レポート ツールはフィールドをチェックし、それが "http://" から始まっている場合は、電子メールの代わりにアップロード機能を使用します。
エンド ユーザは PRT 画面でこの URL を直接入力できます。また、管理者は、Cisco Unified Communications Manager の個々のデバイス設定ページ、[共通の電話プロファイル(Common Phone Profile)] ページ、および [エンタープライズ電話の設定(Enterprise Phone Configuration)] ページで、[カスタマー サポート用電子メール アドレス(Email address for customer support)] フィールドに値を入力できます。
デバイスは、HTTP フォーム ベースのアップロードに類似したパラメータと共に HTTP POST 機能を使用します。 アップロードには次のパラメータが含まれます(マルチパート MIME 符号化を使用)。
(注)
Https はサポートされません。
管理者は、問題レポート ツールのファイルを受信するためのアップロード スクリプトをサーバ(または既存のサーバを使用)に設定できます。 これらのファイルはフォルダに保持できます。また、スクリプトを複雑にして通知メカニズムを使用することにより、新しい Problem Report Tool のレポートがアップロードされたことを管理者に通知することもできます。
サンプル スクリプト
スクリプト例を次に示します。 このスクリプトは参考用の目的のみに掲載されています。 シスコでは、お客様のサーバにインストールされたアップロード スクリプトをサポートしていません。
<?php // NOTE: you may need to edit your php.ini file to allow larger // size file uploads to work. // Modify the setting for upload_max_filesize // I used: upload_max_filesize = 20M // Retrieve the name of the uploaded file $filename = basename($_FILES['prt_file']['name']); // Get rid of quotes around the device name, serial number and username if they exist $devicename = $_POST['devicename']; $devicename = trim($devicename, "'\""); $serialno = $_POST['serialno']; $serialno = trim($serialno, "'\""); $username = $_POST['username']; $username = trim($username, "'\""); // where to put the file $fullfilename = "/var/prtuploads/".$filename; // If the file upload is unsuccessful, return a 500 error and // inform the user to try again if(!move_uploaded_file($_FILES['prt_file']['tmp_name'], $fullfilename)) { header("HTTP/1.0 500 Internal Server Error"); die("Error: You must select a file to upload."); } ?>