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目次
この章は、次の内容で構成されています。
自動インストールでは、次の 2 つの段階によって、Cisco UCS ドメイン を 1 つのパッケージに含まれるファームウェア バージョンにアップグレードすることができます。
インフラストラクチャ ファームウェアのインストール:Cisco UCS インフラストラクチャ ソフトウェア バンドルを使用して、インフラストラクチャ コンポーネント、I/O モジュール、Cisco UCS Manager などのインフラストラクチャのコンポーネントをアップグレードすることができます。
サーバ ファームウェアのインストール:Cisco UCS B シリーズ ブレード サーバ ソフトウェア バンドルを使用して、Cisco UCS ドメインまたは Cisco UCS C シリーズ ラックマウント UCS 管理対象サーバ ソフトウェア バンドル 内のすべてのブレード サーバをラック サーバにすべてアップグレードします。
この 2 つの段階は独立したものであり、異なる時刻に実行することや、実行されるようにスケジュールすることができます。
自動インストールを使用して、インフラストラクチャ コンポーネントを Cisco UCS のあるバージョンに、またサーバ コンポーネントを異なるバージョンにアップグレードすることができます。
(注) |
ドメイン内の Cisco UCS Manager が Cisco UCS 2.1(1) より前のリリースである場合は、自動インストールを使用して、Cisco UCS ドメイン内のインフラストラクチャまたはサーバをアップグレードすることはできません。 ただし、Cisco UCS Manager を Release 2.1(1) 以降にアップグレードすると、自動インストール を使用して、ファームウェア レベルの最低要件を満たしている Cisco UCS ドメイン 内の他のコンポーネントをアップグレードできます。 詳細については、自動インストールによるアップグレードに関する注意、ガイドライン、および制約事項 および該当する『Cisco UCS アップグレード ガイド』を参照してください。 |
インフラストラクチャ ファームウェアのインストール では、Cisco UCS Manager を含む Cisco UCS ドメイン内のすべてのインフラストラクチャ コンポーネントと、すべてのファブリック インターコネクトおよび I/O モジュールをアップグレードします。 すべてのコンポーネントが、選択した Cisco UCS インフラストラクチャ ソフトウェア バンドルに含まれるファームウェア バージョンにアップグレードされます。
インフラストラクチャ ファームウェアのインストール では、Cisco UCS ドメイン内の一部のインフラストラクチャ コンポーネントだけを対象とする部分アップグレードはサポートしていません。
メンテナンス時間帯に対応する特定の時刻にインフラストラクチャのアップグレードをスケジュールできます。 ただし、インフラストラクチャのアップグレードが進行中の場合、別のインフラストラクチャのアップグレードをスケジュールすることはできません。 次のアップグレードをスケジューリングするには、現在のアップグレードが完了するまで待つ必要があります。
(注) |
インフラストラクチャ ファームウェア アップグレードが今後行われる予定の場合は、キャンセルできます。 ただし、インフラストラクチャ ファームウェア アップグレードがいったん開始すると、キャンセルすることはできません。 |
サーバ ファームウェアのインストール では、ホスト ファームウェア パッケージを使用して、Cisco UCS ドメイン内のすべてのサーバおよびコンポーネントをアップグレードします。 サービス プロファイルに選択したホスト ファームウェア パッケージが含まれているサーバは、次のように、選択したソフトウェア バンドルのファームウェア バージョンにすべてアップグレードされます。
シャーシ内のすべてのブレード サーバ用の Cisco UCS B シリーズ ブレード サーバ ソフトウェア バンドル。
Cisco UCS ドメインに統合されているすべてのラックマウント サーバ用の Cisco UCS C シリーズ ラックマウント UCS 管理対象サーバ ソフトウェア バンドル。
(注) |
サーバファームウェアのインストール ウィザードの設定が完了した後で、サーバ ファームウェアのアップグレード プロセスをキャンセルすることはできません。 Cisco UCS Manager は、変更を即座に反映します。 ただし、サーバが実際にリブートされるタイミングは、サーバに関連付けられたサービス プロファイル内のメンテナンス ポリシーによって異なります。 |
Cisco UCS ドメインのすべてのコンポーネントを同じパッケージ バージョンへアップグレードする場合は、自動インストールの各ステージを次の順序で実行する必要があります。
この順序で実行すると、サーバのファームウェア アップグレードをインフラストラクチャのファームウェア アップグレードとは異なるメンテナンス時間帯にスケジュールすることができます。
Cisco UCS Manager CLI のリリースが 2.1(1) よりも古い場合、auto-install は使用できません。
(注) |
ドメイン内の Cisco UCS Manager が Cisco UCS 2.1(1) より前のリリースである場合は、自動インストールを使用して、Cisco UCS ドメイン内のインフラストラクチャまたはサーバをアップグレードすることはできません。 ただし、Cisco UCS Manager を Release 2.1(1) 以降にアップグレードすると、自動インストール を使用して、ファームウェア レベルの最低要件を満たしている Cisco UCS ドメイン 内の他のコンポーネントをアップグレードできます。 詳細については、自動インストールによるアップグレードに関する注意、ガイドライン、および制約事項 および該当する『Cisco UCS アップグレード ガイド』を参照してください。 |
ファームウェアのアップグレードとダウングレードの前提条件に記載のすべての前提条件を満たす必要があります。
Cisco UCS ドメインが NTP サーバを使用して時間を設定しない場合、プライマリ ファブリック インターコネクトとセカンダリ ファブリック インターコネクトの時計が同期されていることを確認します。 Cisco UCS Manager で NTP サーバを設定するか、時間を手動で同期することによってこれを行うことができます。
次の例は、インフラストラクチャを Cisco UCS インフラストラクチャ ソフトウェア バンドル バージョン 2.2(1b) のファームウェアにアップグレードし、トランザクションをコミットする方法を示しています。
UCS-A# scope firmware UCS-A /firmware # scope auto-install UCS-A /firmware/auto-install # install infra infra-vers 2.2(2b) starttime dec 15 2013 21 22 23 UCS-A /firmware/auto-install* # commit-buffer UCS-A /firmware/auto-install #
プライマリ ファブリック インターコネクトのリブートを承認します。 リブートを承認しない場合、Cisco UCS Manager はインフラストラクチャのアップグレードを完了できず、アップグレードは無期限に保留になります。
注意 |
アップグレード時の中断を最小限に抑えるには、次のことを確認する必要があります。
インフラストラクチャ ファームウェアをアップグレードした後、インフラストラクチャ ファームウェアのインストール は自動的にクラスタ設定内のセカンダリ ファブリック インターコネクトをリブートします。 ただし、プライマリ ファブリック インターコネクトのリブートは、ユーザが承認する必要があります。 リブートを承認しなかった場合、インフラストラクチャ ファームウェアのインストール はアップグレードを完了するのではなく、その承認を無期限に待ちます。 |
次に、プライマリ ファブリック インターコネクトのリブートを確認し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope firmware UCS-A /firmware # scope auto-install UCS-A /firmware/auto-install # acknowledge primary fabric-interconnect reboot UCS-A /firmware/auto-install* # commit-buffer UCS-A /firmware/auto-install #
(注) |
インフラストラクチャ ファームウェア アップグレードが今後行われる予定の場合は、キャンセルできます。 ただし、インフラストラクチャ ファームウェア アップグレードがいったん開始すると、キャンセルすることはできません。 |
次に、スケジュールされたインフラストラクチャ ファームウェアのアップグレードをキャンセルし、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope firmware UCS-A /firmware # scope auto-install UCS-A /firmware/auto-install # cancel install infra UCS-A /firmware/auto-install* # commit-buffer UCS-A /firmware/auto-install #
目次
この章は、次の内容で構成されています。
- 自動インストール によるファームウェア アップグレード
- インフラストラクチャ ファームウェアのアップグレード
- プライマリ ファブリック インター コネクトのリブートの確認
- インフラストラクチャ ファームウェアのアップグレードのキャンセル
自動インストール によるファームウェア アップグレード
自動インストールでは、次の 2 つの段階によって、Cisco UCS ドメイン を 1 つのパッケージに含まれるファームウェア バージョンにアップグレードすることができます。
インフラストラクチャ ファームウェアのインストール:Cisco UCS インフラストラクチャ ソフトウェア バンドルを使用して、インフラストラクチャ コンポーネント、I/O モジュール、Cisco UCS Manager などのインフラストラクチャのコンポーネントをアップグレードすることができます。
サーバ ファームウェアのインストール:Cisco UCS B シリーズ ブレード サーバ ソフトウェア バンドルを使用して、Cisco UCS ドメインまたは Cisco UCS C シリーズ ラックマウント UCS 管理対象サーバ ソフトウェア バンドル 内のすべてのブレード サーバをラック サーバにすべてアップグレードします。
この 2 つの段階は独立したものであり、異なる時刻に実行することや、実行されるようにスケジュールすることができます。
自動インストールを使用して、インフラストラクチャ コンポーネントを Cisco UCS のあるバージョンに、またサーバ コンポーネントを異なるバージョンにアップグレードすることができます。
(注)
ドメイン内の Cisco UCS Manager が Cisco UCS 2.1(1) より前のリリースである場合は、自動インストールを使用して、Cisco UCS ドメイン内のインフラストラクチャまたはサーバをアップグレードすることはできません。 ただし、Cisco UCS Manager を Release 2.1(1) 以降にアップグレードすると、自動インストール を使用して、ファームウェア レベルの最低要件を満たしている Cisco UCS ドメイン 内の他のコンポーネントをアップグレードできます。 詳細については、自動インストールによるアップグレードに関する注意、ガイドライン、および制約事項 および該当する『Cisco UCS アップグレード ガイド』を参照してください。
インフラストラクチャ ファームウェアのインストール
インフラストラクチャ ファームウェアのインストール では、Cisco UCS Manager を含む Cisco UCS ドメイン内のすべてのインフラストラクチャ コンポーネントと、すべてのファブリック インターコネクトおよび I/O モジュールをアップグレードします。 すべてのコンポーネントが、選択した Cisco UCS インフラストラクチャ ソフトウェア バンドルに含まれるファームウェア バージョンにアップグレードされます。
インフラストラクチャ ファームウェアのインストール では、Cisco UCS ドメイン内の一部のインフラストラクチャ コンポーネントだけを対象とする部分アップグレードはサポートしていません。
メンテナンス時間帯に対応する特定の時刻にインフラストラクチャのアップグレードをスケジュールできます。 ただし、インフラストラクチャのアップグレードが進行中の場合、別のインフラストラクチャのアップグレードをスケジュールすることはできません。 次のアップグレードをスケジューリングするには、現在のアップグレードが完了するまで待つ必要があります。
(注)
インフラストラクチャ ファームウェア アップグレードが今後行われる予定の場合は、キャンセルできます。 ただし、インフラストラクチャ ファームウェア アップグレードがいったん開始すると、キャンセルすることはできません。
サーバ ファームウェアのインストール
サーバ ファームウェアのインストール では、ホスト ファームウェア パッケージを使用して、Cisco UCS ドメイン内のすべてのサーバおよびコンポーネントをアップグレードします。 サービス プロファイルに選択したホスト ファームウェア パッケージが含まれているサーバは、次のように、選択したソフトウェア バンドルのファームウェア バージョンにすべてアップグレードされます。
シャーシ内のすべてのブレード サーバ用の Cisco UCS B シリーズ ブレード サーバ ソフトウェア バンドル。
Cisco UCS ドメインに統合されているすべてのラックマウント サーバ用の Cisco UCS C シリーズ ラックマウント UCS 管理対象サーバ ソフトウェア バンドル。
(注)
サーバファームウェアのインストール ウィザードの設定が完了した後で、サーバ ファームウェアのアップグレード プロセスをキャンセルすることはできません。 Cisco UCS Manager は、変更を即座に反映します。 ただし、サーバが実際にリブートされるタイミングは、サーバに関連付けられたサービス プロファイル内のメンテナンス ポリシーによって異なります。
インフラストラクチャ ファームウェアのアップグレード
Cisco UCS Manager CLI のリリースが 2.1(1) よりも古い場合、auto-install は使用できません。
(注)
ドメイン内の Cisco UCS Manager が Cisco UCS 2.1(1) より前のリリースである場合は、自動インストールを使用して、Cisco UCS ドメイン内のインフラストラクチャまたはサーバをアップグレードすることはできません。 ただし、Cisco UCS Manager を Release 2.1(1) 以降にアップグレードすると、自動インストール を使用して、ファームウェア レベルの最低要件を満たしている Cisco UCS ドメイン 内の他のコンポーネントをアップグレードできます。 詳細については、自動インストールによるアップグレードに関する注意、ガイドライン、および制約事項 および該当する『Cisco UCS アップグレード ガイド』を参照してください。
はじめる前に手順ファームウェアのアップグレードとダウングレードの前提条件に記載のすべての前提条件を満たす必要があります。
Cisco UCS ドメインが NTP サーバを使用して時間を設定しない場合、プライマリ ファブリック インターコネクトとセカンダリ ファブリック インターコネクトの時計が同期されていることを確認します。 Cisco UCS Manager で NTP サーバを設定するか、時間を手動で同期することによってこれを行うことができます。
次の作業次の例は、インフラストラクチャを Cisco UCS インフラストラクチャ ソフトウェア バンドル バージョン 2.2(1b) のファームウェアにアップグレードし、トランザクションをコミットする方法を示しています。
UCS-A# scope firmware UCS-A /firmware # scope auto-install UCS-A /firmware/auto-install # install infra infra-vers 2.2(2b) starttime dec 15 2013 21 22 23 UCS-A /firmware/auto-install* # commit-buffer UCS-A /firmware/auto-install #プライマリ ファブリック インターコネクトのリブートを承認します。 リブートを承認しない場合、Cisco UCS Manager はインフラストラクチャのアップグレードを完了できず、アップグレードは無期限に保留になります。
プライマリ ファブリック インター コネクトのリブートの確認
手順
注意
アップグレード時の中断を最小限に抑えるには、次のことを確認する必要があります。
ファブリック インターコネクトとサービス プロファイルの両方がフェールオーバー用に設定されていることを確認します。
プライマリ ファブリック インターコネクトのリブートを承認する前に、セカンダリ ファブリック インターコネクトからデータ パスが正常に復元されていることを確認します。 詳細については、データ パスの準備が整っていることの確認 を参照してください。
インフラストラクチャ ファームウェアをアップグレードした後、インフラストラクチャ ファームウェアのインストール は自動的にクラスタ設定内のセカンダリ ファブリック インターコネクトをリブートします。 ただし、プライマリ ファブリック インターコネクトのリブートは、ユーザが承認する必要があります。 リブートを承認しなかった場合、インフラストラクチャ ファームウェアのインストール はアップグレードを完了するのではなく、その承認を無期限に待ちます。
インフラストラクチャ ファームウェアのアップグレードのキャンセル
手順
(注)
インフラストラクチャ ファームウェア アップグレードが今後行われる予定の場合は、キャンセルできます。 ただし、インフラストラクチャ ファームウェア アップグレードがいったん開始すると、キャンセルすることはできません。