目次
Cisco UCS Central、Release 1.0 リリース ノート
内容
マニュアルの変更履歴
はじめに
システム要件
リリース 1.0 の新しいソフトウェア機能
未解決の不具合
関連資料
マニュアルの入手方法およびテクニカル サポート
Cisco UCS Central、Release 1.0 リリース ノート
初版発行日:2012 年 11 月 20 日
最終更新日:2012 年 11 月 20 日
OL-28314-01-J
このマニュアルでは、Cisco UCS Central ソフトウェア リリース 1.0 のシステム要件、新機能、イメージ バンドル情報、解決済みの不具合、既知の不具合および回避策を説明しています。このマニュアルでは、次の項目も含まれています。
• 技術マニュアルがパブリッシュされた後に使用可能になった、現在の情報
このリリース ノートは、ドキュメント ロード マップ( http://www.cisco.com/go/unifiedcomputing/b-series-doc )で示す他のマニュアルとの補足として使用します。
必ず Cisco.com の利用可能なその他の資料を参照して、Cisco UCS Central の最新の情報を取得してください。
マニュアルの変更履歴
表 1 にマニュアルの変更履歴を示します。
表 1 オンライン変更履歴
OL-25363-01
A0
1.0(1a)
12/11/20
Cisco UCS Central Release 1.0 のリリース ノートを作成
はじめに
UCS Central を使用することで、IT 管理者は、1 つのロケーションからの単一インターフェイスを介して個々の UCS Manager で管理される複数の UCS ドメインを管理できるようになります。UCS Central は UCS Manager と緊密に連携して動作し、複数の UCS インストール環境で、統合された管理機能を提供します。これは UCS Manager と同様のポリシー管理フレームワークを使用しますが、複数の UCS ドメイン全体に、より広いスコープでこれらのポリシーを提供します。また、ハードウェアおよびファームウェアのインベントリ、障害、ID プールなどのデータの統合が提供されます。この製品は、複数の UCS Manager と連携して動作する仮想マシンとして導入されます。UCS Central は複数の UCS ドメインに分散された UCS ファブリック インターコネクトに統合された、数千の物理ブレードおよびラック サーバを管理します。UCS Central では、ユーザ アクセス用に直感的な Web ベース GUI とそれに付随する CLI が提供されています。また、UCS Manager にあるような XML API により、自動化およびより高レベルのシステム管理ツールとの統合機能も提供されています。
システム要件
ブラウザ ベースの Cisco UCS Central GUI にアクセスするには、ご使用のコンピュータが次の最小システム要件を満たすか、それ以上でなければなりません。
• Windows
– IE(9 以上)
– Firefox(15 以上)
– Chrome(22 以上)
• Linux
– Firefox(15 以上)
– Chrome(22 以上)
• MacOS
– Safari(6 以上)
– Firefox(15 以上)
– Chrome(22 以上)
Chrome ブラウザでは、バンドルされた Flash プレーヤーを削除してから Adobe Flash プレーヤーをインストールします。
リリースされた OVA は ESX 4.0u2、ESX 4.1u1、または ESX 5.0 で使用する必要があります。
UCS Central によって管理される Cisco UCS のインスタンスは、Cisco UCS ソフトウェア バージョン 2.1 以降を使用している必要があります。
リリース 1.0 の新しいソフトウェア機能
リリース 1.0(1a)は、次をサポートしています。
• UCS ドメイン グループ
• 統合ダッシュボード
– UCS ドメイン
– ファブリック インターコネクト、シャーシ、IO モジュール、ブレードおよび統合ラック サーバ インベントリ
– ドメイン レベルのサービス プロファイルとテンプレート
– ファームウェア
– 障害、監査、イベント ログ
– FSM ステータス
• グローバル ID 管理
– WWPN、WWNN、WWxN プール
– IP プール
– MAC プール
– UUID 接尾辞プール
– IQN プール
– グローバル ID の使用のトラッキング
• 中央集中型のファームウェア管理
– Cisco.com の自動ファームウェア ダウンロードおよびイメージ リポジトリ
– メンテナンス ポリシーおよびスケジュール
– ホスト ファームウェア パック、インフラストラクチャ ファームウェア パック、カタログ
• グローバルな動作ポリシー
– DNS、タイムゾーン、Call Home、SNMP
– HTTP、Telnet、Web セッション、CIM XML、管理インターフェイス モニタリング、SSH
– LDAP、TACACS、RADIUS、ロール、ロケール、トラスト ポイント、認証ドメイン
– 障害、コア エクスポート、Syslog
– 電力割り当て、PSU、SEL
– グローバル Backup/Export ポリシー
– UCS Manager ポリシーのグローバル化
• バックアップ リポジトリと復元
• UCS Manager KVM と GUI の相互起動
• OVA、ISO、BIN 形式で複数のハイパーバイザをサポート(ESX、Hyper-V)
未解決の不具合
表 2 リリース 1.0(1a) の未解決の不具合
CSCud25795
UCS Central で完全な復元を実行すると、後続の登録が完了しない場合あります。登録ステータスは「shared-secret mismatch」と表示され、動作は再試行されません。共有秘密が正しく入力されていても共有秘密の障害が発生する場合は、CA 証明書を受信しなかったことが原因である場合があります。
管理者は、共有秘密を再入力し、UCS Central での登録プロセスを再起動できます。復元後に httpd が起動したときに、取得証明書が再取得され、登録が続行されます。
CSCud26491
Hyper-V ホスト上に導入された UCS Central では、重大なディスク読み取り速度の障害が表示されます。
None.テストでは、Hyper-V のゲストで測定したディスク読み取り速度は、同じデータ ストアの ESX で動作しているゲストと比較して低速でした。通常、これによる機能上の影響は発生しませんでした。
CSCud20882
scp、sftp で、IP を使用した config-all インポートが失敗します。
UCS Central の DNS の設定が誤っているか、到達不可能である場合、ファイルのインポートによりタスクが失敗し、次のように表示されます。「End point timed out.Check for IP, password, space or access related issues.」
DNS 設定を修正または削除します
CSCub26954
UCS ドメインで定義されたメンテナンス ポリシーにより保留されている user-ack は UCS Central に表示されません。
UCS Central で保留されている user-ack を表示し、確認するには、UCS Central に定義されているスケジュールを使用します。UCS Central が所有するスケジュールを参照するように、メンテナンス ポリシーを変更します。
CSCuc98962
カスタム カラム値は一時停止ステート カラムでは変更されません。
これは、クエリーがすでに GUI フレームワークにキャッシュされている場合に見られます。
値をアップデートするには、ブラウザをリフレッシュします。
CSCtz35499
UCS Central の IP アドレスが変更されている場合、登録されている UCS ドメインがこの更新を受信しない場合があります。UCS ドメインは lost-visibility ステートになります。
UCS Central で UCS ドメインの登録を解除し、再登録します。
CSCuc94589
CLI を使用してメンテナンス ポリシーを作成するときに、リブート ポリシーの値を「Immediate」に設定すると、リブート ポリシーは保存されません。
メンテナンス ポリシーを作成してから、リブート ポリシーを「Immediate」に設定します。
CSCuc96920
NTP サーバを作成し、NTP サーバを保存する前に Call Home をイネーブルにした場合、NTP サーバは作成されません。
Call Home を編集または Call Home のプロパティに有効な値を入力する前に、NTP サーバまたはそれまでに変更されたポリシーを保存します。
CSCud21949
full-state インポートおよび erase samdb の実行後、[equipment] タブがロード中のままになります。
ブラウザのキャッシュをクリアします。
CSCud26193
[Tech Support Files] ページ([Administration] > [Diagnostics] > [Tech Support Files])の [Overall Status] 列が、tech-support 収集プロセスが完了しても [in-progress] から [available] に変更されません。
UCS Central GUI の別のページをクリックしてから、[Tech Support Files] ページに戻ります。
CSCud26790
スタティック IP が UCS ドメイン内の個々のサーバに割り当てられると、それが Cisco UCS Central の KVM コンソールのセクションに表示されません。
Cisco UCS Central から Cisco UCS Manager GUI を起動します。Cisco UCS Manager の起動ページで、Manager で [Launch KVM Manager] をクリックします。
CSCud27361
次の操作は、Cisco UCS Central GUI で使用できません。
• ホスト名の変更
• IP アドレスの変更
• 共有秘密の変更
Cisco UCS Central CLI から、ホスト名、IP アドレスまたは共有秘密を変更できます。
マニュアルの入手方法およびテクニカル サポート
マニュアルの入手方法、テクニカル サポート、その他の有用な情報について、次の URL で、毎月更新される『 What's New in Cisco Product Documentation 』を参照してください。シスコの新規および改訂版の技術マニュアルの一覧も示されています。
http://www.cisco.com/en/US/docs/general/whatsnew/whatsnew.html
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