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この章は、次の項で構成されています。
Cisco UCS Manager 2.2 では、NC-SI を使用して C シリーズ ラックマウント サーバ と Cisco UCS Manager を統合するオプションがサポートされています。このオプションを使用すれば、Cisco UCS Manager を有効化して、管理トラフィックとデータ トラフィックの両方に単一のケーブルを使用し、C シリーズ ラックマウント サーバを管理することができます。共有 LOM モードでは 2 つのポートを使用しますが、SingleConnect モードを使用する場合は、FEX 上の 1 つのホスト対面ポートで、1 台のラックマウント サーバを十分に管理できます。そのため、さらに多くのラックマウント サーバを Cisco UCS Manager と接続して、統合サーバを管理できます。Cisco UCS Manager との統合のための正しいサーバ ファームウェアを使用していることを確認してください。使用していない場合は、サーバ ファームウェアをアップグレードしてから、サーバを Cisco UCS Manager に統合してください。C シリーズ サーバのファームウェアのアップグレードを参照してください。
![]() (注) |
C シリーズ ラックマウント サーバ C200、C210、C250 では、SingleConnect をサポートしていません。 |
SingleConnect には、次の注意事項と制限事項があります。
Cisco UCS Managerに対して SingleConnect を有効にするには、ラック サーバの SingleConnect に割り当てられた特定のスロットに取り付けられている、Cisco UCS VIC 1225Cisco UCS VIC 1225T、Cisco UCS VIC 1227、Cisco UCS MLOM 1227T、Cisco UCS VIC 1385、Cisco UCS MLOM 1387 が必要です。VIC が特定のスロットにある場合、SingleConnect は機能しません。
VIC 1225 は特に UCSC-PCIE-CSC-02 を指します。
VIC 1225T は特に UCSC-PCIE-C10T-02 を指します。
VIC 1227T MLOM は特に UCSC-MLOM-C10T-02 を指します。
VIC 1385 は特に UCSC-PCIE-C40Q-03 を指します。
VIC 1387 MLOM は特に UCSC-MLOM-C40Q-03 を指します。
Cisco UCS VIC 1225Cisco UCS VIC 1225T、Cisco UCS VIC 1227、Cisco UCS VIC 1227T、Cisco UCS VIC 1385、Cisco UCS MLOM 1387 は、デュアルワイヤ管理もサポートします。これらの VIC がインストールされている場合は、SingleConnect またはデュアルワイヤ管理を接続オプションとして選択できます。デュアルワイヤ選択している場合、LOM も接続されていることを確認します。
![]() (注) |
Cisco VIC 1225T は、C220-M3、C240-M4、C220-M4、C460-M4、および C240-M3 サーバでのみサポートされます。Cisco MLOM 1227 および 1227T は、統合ソリューションの C240-M4 および C220-M4 サーバでのみサポートされます。Cisco UCS VIC 1385 と Cisco UCS MLOM 1387 は、C220 M4、C240 M4、および C460 M4 サーバでのみサポートされます。 |
C シリーズ ラックマウント サーバの物理接続を Cisco UCS ドメイン で確立する場合は、Cisco UCS Manager GUI または Cisco UCS Manager CLI の接続モードと管理ポリシーを指定する必要があります。管理ポリシーは、接続されているすべての C シリーズ ラックマウント サーバ全体に対して適用されます。接続モードでは、Cisco UCS Manager のラックサーバ ディスカバリを検出します。直接接続は、サイドバンド接続のみをサポートします。
次に挙げるラック サーバ用の接続ポリシーのいずれか 1 つを指定できます。
自動応答:これは推奨モードであり、C シリーズ ラックマウント サーバ のデフォルトの接続モードです。接続モードが物理接続を確立した直後に自動応答した場合、Cisco UCS Manager はラック サーバを検出し、指定管理ポリシーに基づいてサーバを管理し始めます。
ユーザ確認:接続モードがユーザ確認の場合、物理接続が確立されると、ユーザが手動で接続を確認し、Cisco UCS Manager GUI または Cisco UCS Manager CLI で接続モードを指定し、検出を開始する必要があります。Cisco UCS Manager は、ユーザが接続モードを指定するまで C シリーズ ラックマウント サーバの検出を開始しません。
![]() (注) |
ラック サーバが Cisco UCS Manager によって検出され、管理されているときに、C シリーズ ラックマウント サーバの既存の接続モードを変更するには、サーバを停止して再稼働し、新しい接続モードを指定する必要があります。その後にのみ、Cisco UCS Manager は、新しい接続モードでサーバを検出できます。 |
クラスタ セットアップの要件
クラスタ セットアップで C シリーズ ラックマウント サーバと Cisco UCS Manager のシングルワイヤの統合を作成するには、次の項目が必要です。
Cisco UCS Manager2.2 以降を実行している Cisco UCS システム。
次の表に記載されている任意の C シリーズ ラックマウント サーバと対応する CIMC と UCS Manager のリリース バージョン。
サーバ |
CIMC |
BIOS |
UCS Manager |
---|---|---|---|
Cisco UCS C22 M3 サーバ |
1.4(6) |
1.4.7a |
2.1(2a) |
Cisco UCS C24 M3 サーバ |
1.4(6) |
1.4.7a |
2.1(2a) |
Cisco UCS C220 M3 サーバ |
1.4(6) |
1.4.7a |
2.1(2a) |
Cisco UCS C220 M4 サーバ(2.2.3 以降が必要) |
2.0(3d) |
2.0.3 |
2.2(3a) |
Cisco UCS C240 M3 サーバ |
1.4(6) |
1.4.7a |
2.1(2a) |
Cisco UCS C240 M4 サーバ(2.2.3 以降が必要) |
2.0(3d) |
2.0.3 |
2.2(3a) |
Cisco UCS C260 M2 サーバ |
1.4(6) |
1.4.7 |
2.1(2a) |
Cisco UCS C420 M3 サーバ |
1.4(7) |
1.4.8 |
2.1(2a) |
Cisco UCS C460 M2 サーバ |
1.4(6) |
1.4.7 |
2.1(2a) |
Cisco UCS C460 M4 サーバ |
1.5(7a) |
1.5.7 |
2.2(2a) |
サーバに、Cisco UCS VIC 1225 または Cisco VIC 1227 または Cisco VIC 1225T または Cisco VIC 1227T または Cisco VIC 1385 または Cisco VIC 1387 MLOM がインストールされている必要があります。Cisco UCS VIC 1225 または Cisco VIC 1227 のファームウェアおよびブート ローダのバージョンは次の通りです。
Cisco UCS 1225 および 1227 カードの場合:
Cisco UCS 1225T および 1227T カードの場合: Cisco UCS VIC 1385 および Cisco MLOM 1387 カードの場合:Cisco UCS 1225、Cisco UCS 1225T、Cisco UCS 1227T、Cisco UCS 1227、Cisco UCS 1385、Cisco UCS 1387 VICs は、SingleConnect をサポートしています。SingleConnect に Cisco UCS VIC を使用している場合、カードが次の表で説明されているいずれかのスロットに挿入されていることを確認してください。
サーバ |
PCIe スロット |
---|---|
Cisco UCS C22 M3 サーバ |
1 |
Cisco UCS C24 M3 サーバ |
1 |
Cisco UCS C220 M3 サーバ |
1 |
Cisco UCS C220 M4 サーバ |
MLOM、1 |
Cisco UCS C240 M3 サーバ |
2 |
Cisco UCS C240 M4 サーバ |
|
Cisco UCS C260 M2 サーバ |
7 |
Cisco UCS C420 M3 サーバ |
4 |
Cisco UCS C460 M2 サーバ |
1 |
Cisco UCS C460 M4 サーバ |
4 |
![]() (注) |
Cisco UCS 1225、1225T、および 1385 は、PCIe ベースのアダプタ、Cisco VIC 1227、Cisco VIC 1227T、Cisco VIC 1387 は、MLOM ベースです。 |
Cisco UCS 6100 シリーズまたは 6200 シリーズ FI × 2。ファブリック エクステンダ(FEX)を接続するスイッチ ポートはサーバ ポートとしてマークする必要があります。
Cisco Nexus 2232PP FEX X 2。
![]() (注) |
FEX の 2 つの電源装置それぞれに電源コードを接続する必要があります。電源が接続されていて、ハードウェアに問題がある場合は、電源投入時自己診断テスト(POST)の途中で「重大な」障害が報告されることがあります。たとえば、次のエラーが表示されることがあります。「Power supply 1 in fex 6 power: error」。不足している電源コードを FEX 電源装置に接続すると、エラーを解消できます。 |
10-Gb Small Form-Factor Pluggable(SFP)ケーブル x 4。
アップリンクで SFP タイプを混在使用しないでください。アップリンクで SFP のタイプを混在させると、「Discovery Failed」のエラーが表示されます。
Cisco UCS Manager および C シリーズ ラック マウント サーバとともに、サーバを非クラスタ セットアップで統合する場合、次のコンポーネントが必要になります。
Cisco UCS 6100 シリーズまたは 6200 シリーズ FI x 1。ファブリック エクステンダ(FEX)を接続するスイッチ ポートはサーバ ポートとしてマークする必要があります。
Cisco Nexus 2232PP FEX x 1。
10 Gb SFP ケーブル x 3。
Cisco UCS Manager と統合するには、サーバの CIMC が工場出荷時の設定に設定されていることを確認してください。
サーバに接続する前に、Cisco UCS VIC 1225、Cisco UCS VIC 1225T、Cisco UCS VIC 1227T、Cisco UCS VIC 1227、Cisco UCS VIC 1385 または Cisco UCS VIC 1387 が Cisco UCS Manager と統合するための適切なスロットに装着されていることを確認します。カードが正しいスロットに装着されていないと、サーバのシングルワイヤ管理を有効にできません。
ステップ 1 | ラックにサーバを設置します。使用しているサーバの『Install and Upgrade Guide』を参照してください。インストール ガイドは、Install and Upgrade Guides の URL から入手できます。http://www.cisco.com/en/US/products/ps10493/prod_installation_guides_list.html |
ステップ 2 | FEX にデータ トラフィックと管理トラフィックの両方を伝送するパスを接続します。 |
ステップ 3 |
FEX から FI へのパスを接続します。
|
ステップ 4 | 電源コードをサーバの各電源装置に接続し、次に接地された AC 電源コンセントにコードを接続します。 |
ステップ 5 | サーバをリブートします。 |
次の図では、C シリーズ ラックマウント サーバと Cisco UCS ドメイン、および Cisco UCS Manager Release 2.1 以降との物理的な接続の例について説明します。この図は、Cisco UCS Manager と C シリーズ ラックマウント サーバの統合のための配線設定を示しています。金色で示されたパスでは、管理トラフィックとデータ トラフィックの両方が伝送されます。
1 |
Cisco UCS 6100 シリーズまたは 6200 FI(ファブリック A) |
4 |
Cisco Nexus 2232PP FEX(ファブリック B) |
||
2 |
Cisco Nexus 2232PP FEX(ファブリック A) |
5 |
C シリーズ ラックマウント サーバ |
||
3 |
Cisco UCS 6100 シリーズまたは 6200 FI(ファブリック B) |
6 |
サポートされる PCIe スロットまたは MLOM スロットの Cisco UCS VIC。
|
「クラスタ セットアップでの C シリーズ サーバと Cisco UCS ドメインとの接続」での説明と同じステップに従います。FI と FEX を 2 つずつ接続する代わりに、FI と FEX を各 1 つのみ接続します。
次の図は、シングルワイヤ管理での非クラスタ セットアップの例です。
1 |
Cisco UCS 6100 シリーズまたは 6200 FI(ファブリック A) |
4 |
C シリーズ ラックマウント サーバ |
||
2 |
SingleConnect 接続 |
5 |
サポートされる PCIe スロットまたは MLOM スロットの Cisco UCS VIC。
|
||
3 |
Cisco Nexus 2232PP FEX(ファブリック A) |
Cisco UCS ドメイン を使用して、Cisco UCS Managerに統合されているすべてのラックマウント サーバを管理およびモニタすることができます。統合後は、ラックマウント サーバの管理タスクはすべて、Cisco UCS Manager GUI または Cisco UCS Manager CLI のサービス プロファイルからのみ実行します。C シリーズ ラックマウント サーバの Cisco IMC は、Cisco UCS Manager によるサーバの管理を開始すると、使用できなくなります。
Cisco UCS Manager は、検出した各ラックマウント サーバの情報、エラー、および障害を提供します。
C シリーズ ラックマウント サーバの Cisco UCS Manager からの管理の詳細については、各リリースの『Cisco UCS Manager Configuration Guide』の「Managing Rack-Mount Servers」の章を参照してください。
Cisco UCS Manager ソフトウェアを使用して Cisco UCS C シリーズ サーバを管理すると、そのサーバに UCS Manager サービス プロファイルが関連付けられます。C シリーズ サーバをスタンドアロン モードに戻す(すなわち CIMC ソフトウェアで管理できるようにする)場合は、UCS Manager で次の処理を行う必要があります。