この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この手順では、ACI スイッチの SNMP ポリシーを設定し、有効にします。
SNMP 通信を有効にするには、以下の設定が必要です。
SNMP トラップの設定
この手順では、SNMP トラップ通知を受信する SNMP マネージャのホスト情報を設定します。
(注) | ACI は最大 10 個のトラップ レシーバをサポートします。10 個より多く設定すると、一部では通知が受信されません。 |
この手順では、ファブリック内のソース オブジェクトを選択して有効にし、SNMP トラップ通知を生成します。
コンテキスト固有 MIB へのアクセス
各コンテキスト(プライベート ネットワーク)は、コンテキスト固有 MIB の独自のインスタンスをサポートします。どの MIB がコンテキスト固有かを確認するには、『Cisco ACI MIB Support List』を参照してください。
この手順では、テナント(VRF)内のコンテキストと関連付けられた SNMP コンテキストを作成します。
コンテキスト(プライベート ネットワーク)は、コンテキスト固有 MIB の独自のインスタンスをサポートします。snmpwalk コマンドを使用してコンテキスト固有 MIB にアクセスできます。
以下の例では、サンプル設定を使用してコンテキスト固有 BGP MIB にアクセスする方法を示します。
SNMP バージョンは SNMPv2c です(snmpwalk -v2c によって指定されます)。
サンプルコミュニティ名は cisco1 です。
GUI による SNMP コンテキストと VRF の関連付けで説明されている手順を使用して、SNMP コンテキストが設定され、「snmp-t2-context2」という名前が付けられています。
SNMP コンテキストの設定手順には、SNMP コンテキスト(snmp-t2-context2)と既存のコミュニティ プロファイル(cisco1)を関連付けるオプションの手順が含まれています。以下の例には、この手順を使用する例と使用しない例が含まれています。
コンテキストの SNMP エージェントは 192.20.0.123 です。
次に、「ifTable」という非コンテキスト固有 MIB を取得する例を示します。
linuxhost:> snmpwalk -v2c -c cisco1 192.20.0.123 ifTable
次に、SNMP コンテキストがコミュニティ名と関連付けられていない場合に「bgp」というコンテキスト固有 MIB を取得する例を示します。この場合は、コンテキストが community-name@snmp-context-name 形式でアドレス指定される必要があります。
linuxhost:> snmpwalk -v2c -c cisco1@snmp-t2-context2 192.20.0.123 bgp
次に、SNMP コンテキストがコミュニティ名と関連付けられている場合に「bgp」というコンテキスト固有 MIB を取得する例を示します。この場合は、SNMP コンテキスト名を省略することができ、コンテキストはコミュニティ名のみを使用してアドレス指定されます。
linuxhost:> snmpwalk -v2c -c cisco1 192.20.0.123 bgp