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目次
ファミリのスイッチは、Cisco IP Phone、Cisco ワイヤレス アクセス ポイント、ワークステーション、および他のネットワーク装置(サーバ、ルータ、その他のスイッチなど)を接続することができるイーサネット スイッチです。
一部モデルのスイッチは、Cisco FlexStack-Plus テクノロジーによってスタックをサポートしています。 特に明記しない限り、 スイッチという用語は、スタンドアロン スイッチおよびスイッチ スタックを指します。
この章の内容は、次のとおりです。
スイッチ モデル |
説明 |
---|---|
Catalyst 6800IA-48FPD |
10/100/1000 Power over Ethernet Plus(PoE+)ポート(PoE 電力 740 W)X 48 および Small Form-Factor Pluggable(SFP)+ X 21 モジュール スロット。 |
Catalyst 6800IA-48TD |
10/100/1000 ポート X 48 および SFP+ モジュール スロット X 2。 |
ここでは、前面パネルにある次のコンポーネントについて説明します。
1 |
MODE ボタンとスイッチの LED |
4 |
10/100/1000 PoE+ ポート |
2 |
USB ミニタイプ B(コンソール)ポート |
5 |
RJ-45 コンソール ポート |
3 |
SFP+ モジュール スロット |
6 |
イーサネット管理ポート |
各ポートは、IEEE 802.3af、IEEE 802.3at、および ePoE に準拠した装置をサポートする PoE+ 機能を備えており、Cisco IP Phone や Cisco Aironet アクセス ポイントをサポートするシスコ独自規格の PoE 機能も備えています。
スイッチの最大出力電力は、740 W になります。 インテリジェントな電源管理により、すべてのポートで柔軟な電力の割り当てが可能です。
供給電力が 740 W のスイッチでは、次の PoE および PoE+ を給電できます。
IP フォンまたはアクセス ポイントを接続するときに、自動的に電力を供給するかどうかをポート単位で制御することができます。
PoE ポートでは、イーサネット ピン割り当ての RJ-45 コネクタを使用します。 最大ケーブル長は 328 フィート(100 m)です。 10BASE-T、100BASE-TX、1000BASE-T のトラフィックでは、カテゴリ 5、カテゴリ 5e、またはカテゴリ 6 のシールドなしツイストペア(UTP)ケーブルが必要です。 10BASE-T トラフィックでは、カテゴリ 3 ケーブルまたは カテゴリ 4 UTP ケーブルを使用できます。
シスコのインテリジェント電源管理機能には、高度な電力ネゴシエーション、電力確保、およびポート単位の電力ポリシングが含まれます。 PoE ポートの設定とモニタリングについては、Cisco.com でスイッチのソフトウェア コンフィギュレーション ガイドを参照してください。
(注) |
PoE 回路の出力は、IEC 60950-1 の有限電源(LPS)として評価されています。 |
10/100/1000 ポートでは、イーサネット ピン割り当ての RJ-45 コネクタを使用します。 最大ケーブル長は 328 フィート(100 m)です。 100BASE-TX トラフィックでは、カテゴリ 5、カテゴリ 5e、またはカテゴリ 6 のシールドなしツイストペア(UTP)ケーブルが必要です。 10BASE-T トラフィックでは、カテゴリ 3 ケーブルまたは カテゴリ 4 UTP ケーブルを使用できます。
管理ポートは、Microsoft Windows を実行している PC またはターミナル サーバにスイッチを接続します。
10/100 イーサネット管理ポート接続では、標準 RJ-45 クロス ケーブルまたはストレート ケーブルを使用します。 RJ-45 コンソール ポートの接続には、付属の RJ-45/DB-9 メス ケーブルを使用します。 USB コンソール ポート接続では、USB タイプ A/5 ピン ミニタイプ B ケーブルを使用します。 USB コンソール インターフェイス速度は、RJ-45 コンソール インターフェイス速度と同じです。
USB ミニタイプ B ポートを使用する場合は、(Microsoft Windows での動作のため)コンソールに接続されたすべての PC に Cisco Windows USB デバイス ドライバをインストールする必要があります。 Mac OS X と Linux には、特別なドライバは必要ありません。
4 ピン ミニタイプ B コネクタは 5 ピン ミニタイプ B コネクタと似ていますが、 これらに互換性はありません。 5 ピン ミニタイプ B 以外は使用しないでください。
Cisco Windows USB デバイス ドライバでは、Windows の HyperTerminal の動作に影響を与えることなく、USB ケーブルをコンソール ポートに接続または接続解除することができます。
コンソール出力は、常に RJ-45 および USB コンソール コネクタの両方に送られますが、コンソール入力は、一方のコンソール コネクタだけがアクティブになります。 USB コンソールは、RJ-45 コンソールよりも優先されます。 ケーブルが USB コンソール ポートに接続されているときは、RJ-45 コンソール ポートが非アクティブになります。 逆に、USB ケーブルを USB コンソール ポートから取り外すと、RJ-45 ポートがアクティブになります。
コマンドライン インターフェイス(CLI)を使用して、非アクティブ タイムアウトを設定できます。これを設定すると、USB コンソールがアクティブになっている場合、指定された時間内に USB コンソールで入力アクティビティが発生しないと、RJ-45 コンソールが再度アクティブ化されます。
非アクティブが原因で USB コンソールが非アクティブ化された後は、CLI を使用して再アクティブ化できません。 USB コンソールを再アクティブ化するには、USB ケーブルを取り外して再接続してください。 CLI を使用して USB コンソール インターフェイスを設定する方法については、ソフトウェア ガイドを参照してください。
スイッチには、SFP モジュールと SFP+ モジュールの両方をサポートする 2 つの 10 ギガビット SFP+ モジュール スロットがあります。
互換性マトリクスを含む Cisco SFP および SFP+ モジュールのマニュアルについては、次の URL を参照してください。http://www.cisco.com/en/US/products/hw/modules/ps5455/products_device_support_tables_list.html
LED を使用することで、スイッチの動作やパフォーマンスをモニタできます。
RPS LED2 |
STACK LED |
||
PoE LED3 |
|||
USB ミニタイプ B(コンソール)ポート LED |
|||
11 |
CONSOLE LED |
||
6 |
マスター LED |
12 |
ポート LED |
オレンジに点滅 |
システムがスリープ モードです。 |
RPS LED は、RPS ポートを備えるスイッチ モデルでのみ使用できます。
各ポートおよびモジュール スロットには、ポート LED が 1 つずつあります。 これらの LED には、グループとして、または個別に、スイッチやポートについての情報が示されます。
モードを選択または変更するには、目的のモードが強調表示されるまで MODE ボタンを押します。 ポート モードを変更すると、ポートの LED カラーの意味も変わります。
ポート モード |
ポート LED のカラー |
意味 |
---|---|---|
PoE |
消灯 |
PoE がオフになっています。 AC 電源から電力が供給されている装置をスイッチ ポートに接続しても、ポート LED は点灯しません。 |
緑 |
PoE がオンになっています。 LED がグリーンに点灯するのは、スイッチ ポートが電力を供給している場合だけです。 |
|
グリーンとオレンジに交互に点滅 |
受電デバイスへの供給電力がスイッチの電力容量を超えるため、PoE が無効になっています。 |
|
オレンジに点滅 |
障害により PoE がオフになっています。 不適合なケーブル配線または装置が原因で、PoE ポートに障害が発生している可能性があります。 必ず規格に適合したケーブル配線で、シスコ独自規格の IP Phone およびワイヤレス アクセス ポイント、または IEEE 802.3af に準拠した装置に接続してください。 PoE 障害の原因となっているケーブルや装置は取り外す必要があります。 |
|
オレンジ |
ポートの PoE がディセーブルになっています (PoE はデフォルトでイネーブルになっています)。 |
|
STAT (ポート ステータス) |
消灯 |
リンクが確立されていないか、ポートが管理上の理由でシャットダウンされました。 |
緑 |
リンクが確立されています。 |
|
緑色に点滅 |
アクティブな状態です。 インターフェイスはデータを送信中または受信中です。 |
|
グリーンとオレンジに交互に点滅 |
リンク障害が発生しています。 エラー フレームが接続に影響を与えている可能性があります。過度のコリジョン、巡回冗長検査(CRC)エラー、アライメント/ジャバー エラーなどがモニタされ、リンク障害が表示されています。 |
|
オレンジ |
ポートがスパニングツリー プロトコル(STP)によってブロックされており、データを転送していません。 ポートを再設定すると、STP がスイッチでループを調べます。その間、ポート LED はオレンジに点灯します(最大 30 秒)。 |
|
オレンジに点滅 |
ポートは STP によってブロックされていますが、データを送信中または受信中です。 |
|
SPEED |
10/100/1000 ポート |
|
消灯 |
ポートは 10 Mb/s で動作しています。 |
|
緑 |
ポートは 100 Mb/s で動作しています。 |
|
緑色に点滅 |
ポートは 1000 Mb/s で動作しています。 |
|
SFP+ モジュール ポート |
||
消灯 |
ポートは動作していません。 |
|
緑色に点滅 |
ポートは 10 Gb/s で動作しています。 |
|
緑 |
ポートは 1 Gb/s で動作しています。 |
|
STACK (スタック メンバ) |
消灯 |
メンバ番号を持つスタック メンバはありません。 |
緑色に点滅 |
スタック メンバの番号です。 |
|
緑 |
他のスタック メンバ スイッチのメンバ番号です。 |
スイッチをスタックしていて、いずれかのスイッチの MODE ボタンを押した場合、すべてのスイッチで選択したモードが表示されます。 たとえば、スタック マスターで SPEED を表示する MODE ボタンを押すと、その他のスタック メンバにも SPEED が表示されます。
STACK LED には、スタックのメンバ スイッチのシーケンスが示されます。 最大で 8 台のスイッチを同じスタックのメンバーにすることができます。 1 ~ 8 番目のポート LED には、スイッチのメンバー番号が示されます。 たとえば、MODE ボタンを押して STACK を選択すると、ポート 1 の LED はグリーンに点滅します。 ポート 2 と 3 の LED はグリーンに点灯し、これらが別のスタック メンバのメンバ番号であることを表します。 そのスタックにはもうメンバが含まれていないため、その他のポート LED は消灯します。
STACK LED を選択すると、(スイッチ背面パネルの)スタック ポートがアップの状態であれば対応する STACK LED がグリーンに点灯します。ポートがダウンの状態であれば、対応する STACK LED がオレンジに点灯します。 スイッチの SFP+ モジュール ポートの LED 1 および 2 には、それぞれスタック ポート 1 および 2 のステータスが示されます。
スタック内のすべてのスイッチでポート LED がグリーンに点灯している場合、そのスタックは全帯域幅で動作中です。 いずれかの LED がグリーンでない場合、そのスタックは全帯域幅で動作していません。
コンソール LED はコンソール ポートが使用中であることを示します。 ケーブルをコンソール ポートに接続している場合は、自動的に、そのポートがコンソール通信に使用されます。 2 本のコンソール ケーブルを接続している場合は、USB コンソール ポートが優先されます。
Catalyst 6800IA スイッチの背面パネルには、FlexStack-Plus ポート、ファン排気口、RPS コネクタ、および AC 電源コネクタがあります。
1 |
FlexStack-Plus ポート |
3 |
RPS コネクタ |
2 |
ファン排気口 |
4 |
AC 電源コネクタ |
Catalyst 6800IA スイッチは、スイッチ背面パネルの FlexStack ポートと 0.5 m の FlexStack ケーブル ポートを使用したスタック構成をサポートします。
1 |
スタック ポート 1 の LED |
2 |
スタック ポート 2 の LED |
スイッチ |
スタック内のスイッチの数 |
帯域幅 |
---|---|---|
Catalyst 6800IA スイッチを使用するスタック |
3 | 80 G |
Cisco RPS 2300(モデル PWR-RPS2300)は、Catalyst 6800IA スイッチをサポートしています。
警告 |
RPS レセプタクルには Cisco RPS モデル RPS2300 だけを接続してください。 ステートメント 370 |
Cisco RPS 2300 は、同時に 6 台の外部ネットワーク装置をサポートし、障害が発生した 1 台または 2 台の装置に電力を供給できる冗長電源システムです。 接続先の装置の内部電源装置の障害を検知し、障害が発生した装置に電力を供給することでネットワーク トラフィックの損失を防ぎます。 詳細については、Cisco.com の次の URL から『Cisco Redundant Power System 2300 Hardware Installation Guide』を参照してください。http://www.cisco.com/en/US/products/ps7148/prod_installation_guides_list.html
Cisco RPS 2300 には、2 つの出力レベル(–52 V と 12 V)があり、合計出力は最大 2300 W です。
サポートされているすべての接続先スイッチは、RPS 2300 と同時に通信を行うことができます。 スイッチのソフトウェアから次の RPS 2300 機能を設定できます。
スイッチは、内蔵の電源装置から電力を供給されます。 内蔵 AC 電源装置は、入力電圧 100 ~ 240 VAC に対応するオートレンジング ユニットです。 付属の AC 電源コードを使用して、AC 電源コンセントに接続します。