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接続ポイントおよびパケット フロー方向を指定してモニタ キャプチャ ポイントを指定する、またはキャプチャ ポイントに接続ポイントを追加するには、特権 EXEC モードで monitor capture コマンドを使用します。 指定した接続ポイントおよびパケット フロー方向でモニタ キャプチャをディセーブルにする、またはキャプチャ ポイント上の 1 つ以上の接続ポイントをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
monitor capture { capture-name} { interface interface-type interface-id | control-plane} { in | out | both}
no monitor capture { capture-name} { interface interface-type interface-id | control-plane} { in | out | both}
Wireshark キャプチャは設定されていません。
特権 EXEC
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS XE 3.3SE |
このコマンドが導入されました。 |
接続ポイントがこのコマンドを使用してキャプチャ ポイントに関連付けられると、方向を変更する唯一の方法は、このコマンドの no 形式を使用して接続ポイントを削除し、新しい方向に接続ポイントを再接続することです。 接続ポイントの方向は上書きできません。
接続ポイントがキャプチャ ポイントから削除され、1 つの接続ポイントのみが関連付けられている場合、キャプチャ ポイントは効率的に削除されます。
このコマンドを別の接続ポイントで再実行することで、複数の接続ポイントをキャプチャ ポイントと関連付けることができます。 次に例を示します。
複数のキャプチャ ポイントを定義できますが、一度にアクティブにできるのは 1 つだけです。 つまり、1 つ開始するには 1 つ停止する必要があります。
インターフェイスの出力方向にキャプチャされたパケットは、スイッチの書き換えによって行われた変更(TTL、VLAN タグ CoS、チェックサム、および MAC アドレス、DSCP、プレシデント、UP など)が反映されないこともあります。
特定の順序はキャプチャ ポイントを定義する場合には適用されません。任意の順序でキャプチャ ポイント パラメータを定義できます。 Wireshark CLI では、単一行のパラメータ数に制限はありません。 これはキャプチャ ポイントを定義するために必要なコマンドの数を制限します。
VRF、管理ポート、プライベート VLAN はいずれも接続ポイントとして使用することはできません。
Wireshark は宛先 SPAN ポートでパケットをキャプチャできません。
VLAN が Wireshark の接続ポイントとして使用されている場合、パケットは、入力方向でのみキャプチャされます。
ワイヤレス キャプチャの唯一の形式は CAPWAP トンネル キャプチャです。
CAPWAP トンネルをキャプチャする場合、同じキャプチャ ポイント上で他のインターフェイス タイプを接続ポイントとして使用することはできません。 また、同じキャプチャ ポイント上で可能な接続ポイントの唯一異なるタイプはコントロール プレーンです。 コントロール プレーンおよび CAPWAP トンネル接続ポイントの組み合わせは、すべてのワイヤレス関連トラフィックをキャプチャできます。
複数の CAPWAP トンネルのキャプチャがサポートされています。 各 CAPWAP トンネルの ACL は結合され、単一 ACL としてスイッチに送信されます。
コア フィルタは適用されず、CAPWAP トンネルをキャプチャする場合に省略できます。 コントロール プレーンおよび CAPWAP トンネルが混在している場合、コア フィルタはコントロール プレーン パケットにも適用されません。
CAPWAP の非データ トンネルをキャプチャするには、管理 VLAN でトラフィックをキャプチャし、適切な ACL を適用してトラフィックをフィルタします。 この ACL はコア フィルタ ACL と結合され、スイッチに単一の ACL として割り当てられることに注意してください。
物理インターフェイスを接続ポイントとして使用してキャプチャ ポイントを定義するには次を実行します。
Switch# monitor capture mycap interface GigabitEthernet1/0/1 in Switch# monitor capture mycap match ipv4 any any
(注) |
2 つ目のコマンドは、キャプチャ ポイントのコア フィルタを定義します。 これは、キャプチャ ポイントで CAPWAP トンネリング接続ポイントを使用している場合を除いて、キャプチャ ポイントが機能するために必要です。 キャプチャ ポイントで CAPWAP トンネリング接続ポイントを使用している場合、コア フィルタを使用できません。 |
複数の接続ポイントを持つキャプチャ ポイントを定義するには次を実行します。
Switch# monitor capture mycap interface GigabitEthernet1/0/1 in Switch# monitor capture mycap match ipv4 any any Switch# monitor capture mycap control-plane in Switch# show monitor capture mycap parameter monitor capture mycap interface GigabitEthernet1/0/1 in monitor capture mycap control-plane in
複数の接続ポイントで定義されたキャプチャ ポイントから接続ポイントを削除するには次を実行します。
Switch# show monitor capture mycap parameter monitor capture mycap interface GigabitEthernet1/0/1 in monitor capture mycap control-plane in Switch# no monitor capture mycap control-plane Switch# show monitor capture mycap parameter monitor capture mycap interface GigabitEthernet1/0/1 in
CAPWAP 接続ポイントでキャプチャ ポイントを定義するには次を実行します。
Switch# show capwap summary CAPWAP Tunnels General Statistics: Number of Capwap Data Tunnels = 1 Number of Capwap Mobility Tunnels = 0 Number of Capwap Multicast Tunnels = 0 Name APName Type PhyPortIf Mode McastIf ------ -------------------------------- ---- --------- --------- ------- Ca0 AP442b.03a9.6715 data Gi3/0/6 unicast - Name SrcIP SrcPort DestIP DstPort DtlsEn MTU Xact ------ --------------- ------- --------------- ------- ------ ----- ---- Ca0 10.10.14.32 5247 10.10.14.2 38514 No 1449 0 Switch# monitor capture mycap interface capwap 0 both Switch# monitor capture mycap file location flash:mycap.pcap Switch# monitor capture mycap file buffer-size 1 Switch# monitor capture mycap start *Aug 20 11:02:21.983: %BUFCAP-6-ENABLE: Capture Point mycap enabled.on Switch# show monitor capture mycap parameter monitor capture mycap interface capwap 0 in monitor capture mycap interface capwap 0 out monitor capture mycap file location flash:mycap.pcap buffer-size 1 Switch# Switch# show monitor capture mycap Status Information for Capture mycap Target Type: Interface: CAPWAP, Ingress: 0 Egress: 0 Status : Active Filter Details: Capture all packets Buffer Details: Buffer Type: LINEAR (default) File Details: Associated file name: flash:mycap.pcap Size of buffer(in MB): 1 Limit Details: Number of Packets to capture: 0 (no limit) Packet Capture duration: 0 (no limit) Packet Size to capture: 0 (no limit) Packets per second: 0 (no limit) Packet sampling rate: 0 (no sampling) Switch# Switch# show monitor capture file flash:mycap.pcap 1 0.000000 00:00:00:00:00:00 -> 3c:ce:73:39:c6:60 IEEE 802.11 Probe Request, SN=0, FN=0, Flags=........ 2 0.499974 00:00:00:00:00:00 -> 3c:ce:73:39:c6:60 IEEE 802.11 Probe Request, SN=0, FN=0, Flags=........ 3 2.000000 00:00:00:00:00:00 -> 3c:ce:73:39:c6:60 IEEE 802.11 Probe Request, SN=0, FN=0, Flags=........ 4 2.499974 00:00:00:00:00:00 -> 3c:ce:73:39:c6:60 IEEE 802.11 Probe Request, SN=0, FN=0, Flags=........ 5 3.000000 00:00:00:00:00:00 -> 3c:ce:73:39:c6:60 IEEE 802.11 Probe Request, SN=0, FN=0, Flags=........ 6 4.000000 00:00:00:00:00:00 -> 3c:ce:73:39:c6:60 IEEE 802.11 Probe Request, SN=0, FN=0, Flags=........ 7 4.499974 00:00:00:00:00:00 -> 3c:ce:73:39:c6:60 IEEE 802.11 Probe Request, SN=0, FN=0, Flags=........ 8 5.000000 00:00:00:00:00:00 -> 3c:ce:73:39:c6:60 IEEE 802.11 Probe Request, SN=0, FN=0, Flags=........ 9 5.499974 00:00:00:00:00:00 -> 3c:ce:73:39:c6:60 IEEE 802.11 Probe Request, SN=0, FN=0, Flags=........ 10 6.000000 00:00:00:00:00:00 -> 3c:ce:73:39:c6:60 IEEE 802.11 Probe Request, SN=0, FN=0, Flags=........ 11 8.000000 00:00:00:00:00:00 -> 3c:ce:73:39:c6:60 IEEE 802.11 Probe Request, SN=0, FN=0, Flags=........ 12 9.225986 10.10.14.2 -> 10.10.14.32 DTLSv1.0 Application Data 13 9.225986 10.10.14.2 -> 10.10.14.32 DTLSv1.0 Application Data 14 9.225986 10.10.14.2 -> 10.10.14.32 DTLSv1.0 Application Data 15 9.231998 10.10.14.2 -> 10.10.14.32 DTLSv1.0 Application Data 16 9.231998 10.10.14.2 -> 10.10.14.32 DTLSv1.0 Application Data 17 9.231998 10.10.14.2 -> 10.10.14.32 DTLSv1.0 Application Data 18 9.236987 10.10.14.2 -> 10.10.14.32 DTLSv1.0 Application Data 19 10.000000 00:00:00:00:00:00 -> 3c:ce:73:39:c6:60 IEEE 802.11 Probe Request, SN=0, FN=0, Flags=........ 20 10.499974 00:00:00:00:00:00 -> 3c:ce:73:39:c6:60 IEEE 802.11 Probe Request, SN=0, FN=0, Flags=........ 21 12.000000 00:00:00:00:00:00 -> 3c:ce:73:39:c6:60 IEEE 802.11 Probe Request, SN=0, FN=0, Flags=........ 22 12.239993 10.10.14.2 -> 10.10.14.32 DTLSv1.0 Application Data 23 12.244997 10.10.14.2 -> 10.10.14.32 DTLSv1.0 Application Data 24 12.244997 10.10.14.2 -> 10.10.14.32 DTLSv1.0 Application Data 25 12.250994 10.10.14.2 -> 10.10.14.32 DTLSv1.0 Application Data 26 12.256990 10.10.14.2 -> 10.10.14.32 DTLSv1.0 Application Data 27 12.262987 10.10.14.2 -> 10.10.14.32 DTLSv1.0 Application Data 28 12.499974 00:00:00:00:00:00 -> 3c:ce:73:39:c6:60 IEEE 802.11 Probe Request, SN=0, FN=0, Flags=........ 29 12.802012 10.10.14.3 -> 10.10.14.255 NBNS Name query NB WPAD.<00> 30 13.000000 00:00:00:00:00:00 -> 3c:ce:73:39:c6:60 IEEE 802.11 Probe Request, SN=0, FN=0, Flags=........
コマンド |
説明 |
モニタ キャプチャ(WireShark)のバッファを設定します。 |
|
モニタ キャプチャ(WireShark)ストレージ ファイル属性を設定します。 |
|
モニタ キャプチャを表示します。 |
モニタ キャプチャ(WireShark)のバッファを設定するには、特権 EXEC モードで monitor capture buffer コマンドを使用します。 モニタ キャプチャ バッファをディセーブルにする、またはバッファを循環バッファからデフォルトの線形バッファに戻すには、このコマンドのno 形式を使用します。
monitor capture { capture-name} buffer { circular [ size buffer-size ] | size buffer-size}
no monitor capture { capture-name} buffer [ circular ]
capture-name | バッファが設定されるキャプチャの名前。 |
circular | バッファが循環タイプであることを指定します。 循環タイプのバッファは、バッファが消費された後も以前にキャプチャされたデータを上書きすることでデータのキャプチャを継続します。 |
size buffer-size | (任意)バッファのサイズを指定します。 範囲は 1 ~ 100 MB です。 |
線形バッファが設定されます。
特権 EXEC
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS XE 3.3SE |
このコマンドが導入されました。 |
最初に WireShark のキャプチャを設定すると、小規模の循環バッファが提案されます。
1 MB のサイズの循環バッファを設定する場合は次を実行します。
Switch# monitor capture mycap buffer circular size 1
コマンド |
説明 |
接続ポイントおよびパケット フロー方向を指定して、モニタ キャプチャ(WireShark)を設定します。 |
|
モニタ キャプチャ(WireShark)ストレージ ファイル属性を設定します。 |
|
モニタ キャプチャを表示します。 |
モニタ キャプチャ(WireShark)バッファをクリアするには、特権 EXEC モードで monitor capture clear コマンドを使用します。
monitor capture { capture-name} clear
capture-name | バッファがクリアされるキャプチャの名前。 |
バッファのコンテンツはクリアされません。
特権 EXEC
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS XE 3.3SE |
このコマンドが導入されました。 |
キャプチャ中、または 1 つ以上の最終条件が満たされたか monitor capture stop コマンドを入力したためにキャプチャが停止された後に、monitor capture clear コマンドを使用します。 キャプチャが停止した後に monitor capture clear コマンドを入力した場合、バッファにキャプチャされたパケットがないため、ファイルへのキャプチャされたパケットのコンテンツの保存に使用された monitor capture export コマンドには影響はありません。
パケットをバッファ内に保存する複数のキャプチャがある場合、メモリ ロスを避けるため、新しいキャプチャを開始する前にバッファをクリアしてください。
mycap をキャプチャするためにバッファ コンテンツをクリアするには次を実行します。
Switch# monitor capture mycap clear
ファイルにモニタ キャプチャ(WireShark)をエクスポートするには、特権 EXEC モードで monitor capture export コマンドを使用します。
monitor capture { capture-name} export file-location : file-name
capture-name | エクスポートするキャプチャの名前。 |
file-location : file-name |
|
キャプチャされたパケットは保存されません。
特権 EXEC
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS XE 3.3SE |
このコマンドが導入されました。 |
ストレージの宛先がキャプチャ バッファである場合にのみ monitor capture export コマンドを使用します。 ファイルはリモートにもローカルにも保存できます。 キャプチャ中またはパケット キャプチャ停止後にこのコマンドを使用します。 パケット キャプチャは、1 つ以上の終了条件が満たされた場合、または monitor capture stop コマンドを入力すると停止します。
(注) |
サポートされていないデバイスまたはアクティブなスイッチに接続されていないデバイスにパケット キャプチャを保存しようとするとエラーが発生する可能性があります。 |
キャプチャ バッファの内容を flash ドライブの mycap.pcap にエクスポートするには次を実行します。
Switch# monitor capture mycap export flash:mycap.pcap
モニタ キャプチャ(WireShark)ストレージ ファイル属性を設定するには、特権 EXEC モードで monitor capture file コマンドを使用します。 ストレージ ファイルの属性を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
monitor capture { capture-name} file{ [ buffer-size temp-buffer-size ] [ location file-location : file-name ] [ ring number-of-ring-files ] [ size total-size ] }
no monitor capture { capture-name} file{ [ buffer-size ] [ location ] [ ring ] [ size ] }
capture-name | 変更するキャプチャの名前。 |
buffer-size temp-buffer-size | (任意)一時バッファのサイズを指定します。 temp-buffer-size の範囲は 1 ~ 100 MB です。 これはパケット損失を削減するために指定されます。 |
location file-location : file-name |
|
ring number-of-ring-files | (任意)キャプチャが循環ファイル チェーンに保存されること、およびファイル リング内のファイル数を指定します。 |
size total-size | (任意)キャプチャ ファイルの合計サイズを指定します。 |
なし
特権 EXEC
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS XE 3.3SE |
このコマンドが導入されました。 |
ストレージの宛先がファイルである場合にのみ monitor capture file コマンドを使用します。 ファイルはリモートにもローカルにも保存できます。 パケット キャプチャの停止後にこのコマンドを使用します。 パケット キャプチャは、1 つ以上の終了条件が満たされた場合、または monitor capture stop コマンドを入力すると停止します。
(注) |
サポートされていないデバイスまたはアクティブなスイッチに接続されていないデバイスにパケット キャプチャを保存しようとするとエラーが発生する可能性があります。 |
フラッシュ ドライブに保管されているファイル名が mycap.pcap であることを指定するには次を実行します。
Switch# monitor capture mycap file location flash:mycap.pcap
コマンド |
説明 |
接続ポイントおよびパケット フロー方向を指定して、モニタ キャプチャ(WireShark)を設定します。 |
|
モニタ キャプチャ(WireShark)のバッファを設定します。 |
|
モニタ キャプチャを表示します。 |
キャプチャ制限を設定するには、特権 EXEC モードで monitor capture limit コマンドを使用します。 キャプチャ制限を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
monitor capture { capture-name} limit { [ duration seconds] [ packet-length size] [ packets num] }
no monitor capture { capture-name} limit [ duration] [ packet-length] [ packets]
capture-name | キャプチャ制限を割り当てられるキャプチャの名前。 |
duration seconds | (任意)キャプチャ期間(秒)を指定します。 範囲は 1 ~ 1000000 です。 |
packet-length size | (任意)パケット長(バイト)を指定します。 実際のパケットが特定の長さより長い場合、数がバイト引数によって示される最初のセットのバイトのみが保存されます。 |
packets num | (任意)キャプチャに対して処理されるパケット数を指定します。 |
キャプチャ制限は設定されません。
特権 EXEC
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS XE 3.3SE |
このコマンドが導入されました。 |
60 秒のセッション制限および 400 バイトのパケット セグメント長を設定するには次を実行します。
Switch# monitor capture mycap limit duration 60 packet-len 400
(注) |
CAPWAP トンネルをキャプチャする場合は、このコマンドを使用しないでください。 また、コントロール プレーンおよび CAPWAP トンネルが混在している場合、このコマンドには効果がありません。 |
モニタ(Wireshark)キャプチャに対して明示的にインライン コア フィルタを定義するには、特権 EXEC モードで monitor capture match コマンドを使用します。 このフィルタを削除するには、コマンドの no 形式を使用します。
monitor capture { capture-name} match { any | mac mac-match-string | ipv4 { any | host | protocol} { any | host} | ipv6 { any | host | protocol} { any | host} }
no monitor capture { capture-name} match
capture-name | コア フィルタを割り当てられるキャプチャの名前。 |
any | すべてのパケットを指定します。 |
mac mac-match-string | レイヤ 2 パケットを指定します。 |
ipv4 | IPv4 パケットを指定します。 |
ホスト | ホストを指定します。 |
protocol | プロトコルを指定します。 |
ipv6 | IPv6 パケットを指定します。 |
コア フィルタは設定されていません。
特権 EXEC
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS XE 3.3SE |
このコマンドが導入されました。 |
ソースまたは宛先上の任意の IP バージョン 4 パケットに一致するキャプチャ ポイントに対してキャプチャ ポイントおよびコア フィルタを定義するには、次を実行します。
Switch# monitor capture mycap interface GigabitEthernet1/0/1 in Switch# monitor capture mycap match ipv4 any any
トラフィック トレース ポイントでパケット データのバッファへのキャプチャを開始するには、特権 EXEC モードで monitor capture start コマンドを使用します。
monitor capture { capture-name} start
capture-name | 開始するキャプチャの名前。 |
バッファのコンテンツはクリアされません。
特権 EXEC
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS XE 3.3SE |
このコマンドが導入されました。 |
キャプチャ ポイントが定義された後にパケット データ キャプチャをイネーブルにするには、monitor capture clear コマンドを使用します。 パケット データのキャプチャを停止するには、monitor capture stop コマンドを使用します。
CPU およびメモリなどのシステム リソースがキャプチャの開始前に使用可能であることを確認します。
バッファ コンテンツのキャプチャを開始するには次を実行します。
Switch# monitor capture mycap start
トラフィック トレース ポイントでパケット データのキャプチャを停止するには、特権 EXEC モードで monitor capture stop コマンドを使用します。
monitor capture { capture-name} stop
capture-name | 停止するキャプチャの名前。 |
パケット データ キャプチャが進行中です。
特権 EXEC
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS XE 3.3SE |
このコマンドが導入されました。 |
monitor capture stop コマンドを使用して、monitor capture start コマンドによって開始したパケットのキャプチャを停止します。 線形および循環の 2 つのタイプのキャプチャ バッファを設定できます。 線形バッファがいっぱいになった場合、データ キャプチャは自動的に停止します。 循環バッファがいっぱいになると、データ キャプチャは最初から開始し、データは上書きされます。
バッファ コンテンツのキャプチャを停止するには次を実行します。
Switch# monitor capture mycap stop
ポート間のトラフィック分析のために、イーサネット スイッチド ポート アナライザ(SPAN)セッションまたはリモート スイッチド ポート アナライザ(RSPAN)セッションのコンフィギュレーションを新規作成するか、既存のセッションのコンフィギュレーションに追加するには、monitor session グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。 SPAN セッションまたは RSPAN セッションをクリアするには、このコマンドの no 形式を使用します。
monitor session session-number { destination | filter | source}
no monitor session { session-number [ destination | filter | source] | all | local | range session-range | remote}
すべてのローカル モニタ セッションをクリアします。 |
|
range session-range |
指定された範囲のモニタ セッションをクリアします。 |
リリース |
変更内容 |
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Cisco IOS XE 3.3SE |
このコマンドが導入されました。 |
設定を確認するには、 show monitor 特権 EXEC コマンドを入力します。 show running-config 特権 EXEC コマンドを入力すると、スイッチの SPAN、RSPAN、FSPAN、および FRSPAN の設定を表示することができます。 SPAN 情報は出力の最後付近に表示されます。
次に、ローカル SPAN セッション 1 を作成して Po13(Etherchannel ポート)のトラフィックをモニタし、セッションの SPAN トラフィックを VLAN 1281 のみに限定する例を示します。 出力トラフィックは送信元を複製します。入力転送はイネーブルになりません。
Switch(config)# monitor session 1 source interface Po13 Switch(config)# monitor session 1 filter vlan 1281 Switch(config)# monitor session 1 destination interface GigabitEthernet2/0/36 encapsulation replicate Switch(config)# monitor session 1 destination interface GigabitEthernet3/0/36 encapsulation replicate
次に、これらのセットアップ手順を完了した後の、show monitor session all コマンドの出力を示します。
Switch# show monitor session all
Session 1
---------
Type : Local Session
Source Ports :
Both : Po13
Destination Ports : Gi2/0/36,Gi3/0/36
Encapsulation : Replicate
Ingress : Disabled
Filter VLANs : 1281
...
コマンド |
説明 |
FSPAN または FRSPAN 宛先セッションを設定します。 |
|
FSPAN または FRSPAN セッション フィルタを設定します。 |
|
FSPAN または FRSPAN 送信元セッションを設定します。 |
|
すべての SPAN および RSPAN セッションに関する情報を表示します。 |
新規にスイッチド ポート アナライザ(SPAN)セッションまたはリモート SPAN(RSPAN)宛先セッションを開始し、ネットワーク セキュリティ デバイス(Cisco IDS Sensor アプライアンスなど)の宛先ポート上の入力トラフィックをイネーブルにし、既存の SPAN または RSPAN セッションでインターフェイスを追加または削除するには、monitor session destination グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。 SPAN または RSPAN セッションを削除したり、SPAN または RSPAN セッションから宛先インターフェイスを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
monitor session session-number destination { interface interface-id [ , | -] [ encapsulation { replicate | dot1q} ] { ingress [ dot1q | untagged] } | { remote} vlan vlan-id
no monitor session session-number destination { interface interface-id [ , | -] [ encapsulation { replicate | dot1q} ] { ingress [ dot1q | untagged] } | { remote} vlan vlan-id
SPAN または RSPAN セッションの宛先または送信元インターフェイスを指定します。 有効なインターフェイスは物理ポート(タイプ、スタック メンバー、モジュール、ポート番号を含む)です。 送信元インターフェイスの場合は、ポート チャネルも有効なインターフェイス タイプであり、指定できる範囲は 1 ~ 128 です。 |
|
、 |
(任意)複数のインターフェイスまたは VLAN を指定します。または、前の範囲からインターフェイスまたは VLAN の範囲を分離します。 カンマの前後にスペースを入れます。 |
- |
(任意)インターフェイスまたは VLAN の範囲を指定します。 ハイフンの前後にスペースを入れます。 |
(任意)宛先インターフェイスが送信元インターフェイスのカプセル化方式を複製することを指定します。 選択しない場合のデフォルトは、ネイティブ形式(タグなし)でのパケットの送信です。 次のキーワードは、ローカル SPAN にだけ有効です。 RSPAN、RSPAN VLAN ID は元の VLAN ID を上書きするため、パケットは常にタグなしで送信されます。 encapsulation オプションは、 no 形式では無視されます。 |
|
encapsulation dot1q |
(任意)宛先インターフェイスが IEEE 802.1Q カプセル化の送信元インターフェイスの着信パケットを受け入れるように指定します。 次のキーワードは、ローカル SPAN にだけ有効です。 RSPAN、RSPAN VLAN ID は元の VLAN ID を上書きするため、パケットは常にタグなしで送信されます。 encapsulation オプションは、no 形式では無視されます。 |
(任意)指定された VLAN をデフォルト VLAN として、IEEE 802.1Q カプセル化された着信パケットを受け入れます。 |
|
untagged |
(任意)指定された VLAN をデフォルト VLAN として、タグなしカプセル化された着信パケットを受け入れます。 |
リモート |
RSPAN 送信元または宛先セッションのリモート VLAN を指定します。 指定できる範囲は 2 ~ 1001 または 1006 ~ 4094 です。 RSPAN VLAN は VLAN 1(デフォルトの VLAN)、または VLAN ID 1002 ~ 1005(トークンリングおよび FDDI VLAN に予約済)になることはできません。 |
ローカル SPAN の宛先ポートで encapsulation replicate が指定されなかった場合、パケットはカプセル化のタグなしのネイティブ形式で送信されます。
all、local、range、session-range、または remote を no monitor session コマンドとともに指定して、それぞれ SPAN と RSPAN セッションすべて、ローカル SPAN セッションすべて、一定範囲のセッション、RSPAN セッションをクリアできます。
リリース |
変更内容 |
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Cisco IOS XE 3.3SE |
このコマンドが導入されました。 |
8 つのローカル SPAN セッションおよび RSPAN 送信元セッションを組み合わせた最大値を設定することができます。 スイッチまたはスイッチ スタック上で、合計 66 の SPAN および RSPAN セッションを保有できます。
SPAN または RSPAN の宛先は物理ポートである必要があります。
スイッチまたはスイッチ スタック上で、最大 64 の宛先ポートを保有できます。
各セッションには複数の入力または出力の送信元ポートまたは VLAN を含めることができますが、1 つのセッション内で送信元ポートと送信元 VLAN を組み合わせることはできません。 各セッションは複数の宛先ポートを保有できます。
VLAN-based SPAN(VSPAN)を使用して、VLAN または一連の VLAN 内のネットワーク トラフィックを解析する場合、送信元 VLAN のすべてのアクティブ ポートが SPAN または RSPAN セッションの送信元ポートになります。 トランク ポートは VSPAN の送信元ポートとして含まれ、モニタリングされた VLAN ID のパケットだけが宛先ポートに送信されます。
1 つのポート、1 つの VLAN、一連のポート、一連の VLAN、ポート範囲、VLAN 範囲でトラフィックをモニタできます。 [ , | -] オプションを使用して、複数または一定範囲のインターフェイスまたは VLAN を指定します。
一連の VLAN またはインターフェイスを指定するときは、カンマ(,)の前後にスペースが必要です。 VLAN またはインターフェイスの範囲を指定するときは、ハイフン( -)の前後にスペースが必要です。
EtherChannel ポートは、SPAN または RSPAN 宛先ポートとして設定することはできません。 EtherChannel グループのメンバである物理ポートは、宛先ポートとして使用できます。ただし、SPAN の宛先として機能する間は、EtherChannel グループに参加できません。
宛先ポートとして使用しているポートは、SPAN または RSPAN 送信元ポートにすることはできません。また、同時に複数のセッションの宛先ポートにすることはできません。
SPAN または RSPAN 宛先ポートであるポート上で IEEE 802.1x 認証をイネーブルにすることはできますが、ポートが SPAN 宛先として削除されるまで IEEE 802.1x 認証はディセーブルです。 IEEE 802.1x 認証がポート上で使用できない場合、スイッチはエラー メッセージを返します。 SPAN または RSPAN 送信元ポートでは IEEE 802.1x 認証をイネーブルにすることができます。
入力トラフィック転送がネットワーク セキュリティ デバイスでイネーブルの場合、宛先ポートはレイヤ 2 でトラフィックを転送します。
他のキーワードなしで、 monitor session session_number destination interface interface-id を入力した場合、出力のカプセル化はタグなしとなり、入力転送はイネーブルになりません。
monitor session session_number destination interface interface-id ingress を入力した場合は、出力カプセル化はタグなしで、入力カプセル化はそのあとに続くキーワードが dot1q と untagged のいずれであるかによって決まります。
その他のキーワードを指定せずに、 monitor session session_number destination interface interface-id encapsulation replicate を入力した場合は、出力カプセル化は送信元インターフェイス カプセル化を複製し、入力トラフィック転送はイネーブルにはなりません。 (これはローカル SPAN だけに適用します。RSPAN はカプセル化の複製をサポートしていません)。
monitor session session_number destination interface interface-id encapsulation replicate ingressを入力した場合は、出力カプセル化は送信元インターフェイスのカプセル化を複製し、入力カプセル化はそのあとに続くキーワードが dot1q と untagged のいずれであるかによって決まります (これはローカル SPAN だけに適用します。RSPAN はカプセル化の複製をサポートしていません)。
設定を確認するには、 show monitor 特権 EXEC コマンドを入力します。 show running-config 特権 EXEC コマンドを入力すると、スイッチの SPAN、RSPAN、FSPAN、および FRSPAN の設定を表示することができます。 SPAN 情報は出力の最後付近に表示されます。
次の例では、ローカル SPAN セッション 1 を作成し、スタック メンバ 1 の送信元ポート 1 からスタック メンバ 2 の宛先ポート 2 に送受信するトラフィックをモニタリングする方法を示します。
Switch(config)# monitor session 1 source interface gigabitethernet1/0/1 both Switch(config)# monitor session 1 destination interface gigabitethernet1/0/2
次の例では、宛先ポートを既存のローカル SPAN セッションから削除する方法を示します。
Switch(config)# no monitor session 2 destination interface gigabitethernet1/0/2
次の例では、ある送信元インターフェイスをモニタリングする RSPAN 送信元セッション 1 を設定し、さらに宛先 RSPAN VLAN 900 を設定する方法を示します。
Switch(config)# monitor session 1 source interface gigabitethernet1/0/1 Switch(config)# monitor session 1 destination remote vlan 900 Switch(config)# end
次の例では、モニタリングされたトラフィックを受信するスイッチに、RSPAN 宛先セッション 10 を設定する方法を示します。
Switch(config)# monitor session 10 source remote vlan 900 Switch(config)# monitor session 10 destination interface gigabitethernet1/0/2
次の例では、IEEE 802.1Q カプセル化をサポートするセキュリティ装置を使用して、VLAN 5 の入力トラフィックに対応する宛先ポートを設定する方法を示します。 出力トラフィックは送信元のカプセル化を複製します。入力トラフィックは IEEE 802.1Q カプセル化を使用します。
Switch(config)# monitor session 2 destination interface gigabitethernet1/0/2 encapsulation dot1q ingress dot1q vlan 5
次の例では、カプセル化をサポートしないセキュリティ デバイスを使用して、VLAN 5 上の入力トラフィックの宛先ポートを設定する方法を示します。 出力トラフィックおよび入力トラフィックはタグなしです。
Switch(config)# monitor session 2 destination interface gigabitethernet1/0/2 ingress untagged vlan 5
コマンド |
説明 |
新しい SPAN または RSPAN セッションを設定します。 |
|
FSPAN または FRSPAN セッション フィルタを設定します。 |
|
FSPAN または FRSPAN 送信元セッションを設定します。 |
|
すべての SPAN および RSPAN セッションに関する情報を表示します。 |
特定の VLAN にフローベース SPAN(FSPAN)セッションまたはフローベース RSPAN(FRSPAN)送信元または宛先セッションを新しく開始するには、monitor session filter グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。 SPAN または RSPAN セッションからフィルタを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
monitor session session-number filter { vlan vlan-id [ , | -] }
no monitor session session-number filter { vlan vlan-id [ , | -] }
SPAN 送信元トラフィックを特定の VLAN に制限するため、トランクの送信元ポート上のフィルタとして VLAN のリストを指定します。 vlan-id で指定できる範囲は 1 ~ 4094 です。 |
|
(任意)複数の VLAN を指定します。または VLAN 範囲を前の範囲から区切ります。 カンマの前後にスペースを入れます。 |
|
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS XE 3.3SE |
このコマンドが導入されました。 |
1 つの VLAN、または複数のポートや VLAN、特定範囲のポートや VLAN でトラフィックをモニタできます。 複数または一定範囲の VLAN を指定するには、[ , | -] オプションを使用します。
複数の VLAN を指定するときは、カンマ(,)の前後にスペースが必要です。 VLAN の範囲を指定するときは、ハイフン( -)の前後にスペースが必要です。
VLAN のフィルタリングは、トランクの送信元ポート上で選択された一連の VLAN のネットワーク トラフィック解析を参照します。 デフォルトでは、すべての VLAN がトランクの送信元ポートでモニタリングされます。 monitor session session_number filter vlan vlan-id コマンドを使用すると、トランク送信元ポートの SPAN トラフィックを指定された VLAN だけに限定できます。
VLAN のモニタリングおよび VLAN のフィルタリングは相互に排他的な関係です。 VLAN が送信元の場合、VLAN のフィルタリングはイネーブルにできません。 VLAN のフィルタリングが設定されている場合、VLAN は送信元になることができません。
設定を確認するには、 show monitor 特権 EXEC コマンドを入力します。 show running-config 特権 EXEC コマンドを入力すると、スイッチの SPAN、RSPAN、FSPAN、および FRSPAN の設定を表示することができます。 SPAN 情報は出力の最後付近に表示されます。
次の例では、既存のセッションの SPAN トラフィックを指定の VLAN だけに制限する方法を示します。
Switch(config)# monitor session 1 filter vlan 100 - 110
次に、ローカル SPAN セッション 1 を作成してスタック メンバ 1 の送信元ポート 1 とスタック メンバ 2 の宛先ポートの送受信両方のトラフィックをモニタし、FSPAN セッションでアクセス リスト番号 122 を使用して IPv4 トラフィックをフィルタする例を示します。
Switch(config)# monitor session 1 source interface gigabitethernet1/0/1 both Switch(config)# monitor session 1 destination interface gigabitethernet1/0/2 Switch(config)# monitor session 1 filter ip access-group 122
コマンド |
説明 |
新しい SPAN または RSPAN セッションを設定します。 |
|
FSPAN または FRSPAN 宛先セッションを設定します。 |
|
FSPAN または FRSPAN 送信元セッションを設定します。 |
|
すべての SPAN および RSPAN セッションに関する情報を表示します。 |
スイッチド ポート アナライザ(SPAN)セッションまたはリモート SPAN(RSPAN)送信元セッションを開始する、または既存の SPAN または RSPAN セッションでインターフェイスを追加または削除するにはには、monitor session source グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。 SPAN または RSPAN セッションを削除したり、SPAN または RSPAN セッションから送信元インターフェイスを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
monitor session session_number source { interface interface-id [ , | -] [ both | rx | tx] | [ remote] vlan vlan-id [ , | -] [ both | rx | tx]}
no monitor session session_number source { interface interface-id [ , | -] [ both | rx | tx] | [ remote] vlan vlan-id [ , | -] [ both | rx | tx]}
SPAN または RSPAN セッションの送信元インターフェイスを指定します。 有効なインターフェイスは物理ポート(タイプ、スタック メンバー、モジュール、ポート番号を含む)です。 送信元インターフェイスの場合は、ポート チャネルも有効なインターフェイス タイプであり、指定できる範囲は 1 ~ 48 です。 |
|
(任意)複数のインターフェイスまたは VLAN を指定します。または、前の範囲からインターフェイスまたは VLAN の範囲を分離します。 カンマの前後にスペースを入れます。 |
|
(任意)モニタリングするトラフィックの方向を指定します。 トラフィックの方向を指定しない場合、送信元インターフェイスは送受信のトラフィックを送信します。 |
|
(任意)RSPAN 送信元または宛先セッションのリモート VLAN を指定します。 指定できる範囲は 2 ~ 1001 または 1006 ~ 4094 です。 RSPAN VLAN は VLAN 1(デフォルトの VLAN)、または VLAN ID 1002 ~ 1005(トークンリングおよび FDDI VLAN に予約済)になることはできません。 |
|
vlan vlan-id |
ingress キーワードだけで使用された場合、入力トラフィックにデフォルトの VLAN を設定します。 |
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS XE 3.3SE |
このコマンドが導入されました。 |
送信元ポートまたは送信元 VLAN を出入りするトラフィックは、SPAN または RSPAN を使用してモニタできます。 送信元ポートまたは送信元 VLAN にルーティングされるトラフィックはモニタできません。
物理ポート、ポート チャネル、VLAN が送信元になることができます。
各セッションには複数の入力または出力の送信元ポートまたは VLAN を含めることができますが、1 つのセッション内で送信元ポートと送信元 VLAN を組み合わせることはできません。 各セッションは複数の宛先ポートを保有できます。
VLAN-based SPAN(VSPAN)を使用して、VLAN または一連の VLAN 内のネットワーク トラフィックを解析する場合、送信元 VLAN のすべてのアクティブ ポートが SPAN または RSPAN セッションの送信元ポートになります。 トランク ポートは VSPAN の送信元ポートとして含まれ、モニタリングされた VLAN ID のパケットだけが宛先ポートに送信されます。
1 つのポート、1 つの VLAN、一連のポート、一連の VLAN、ポート範囲、VLAN 範囲でトラフィックをモニタできます。 [ , | -] オプションを使用して、複数または一定範囲のインターフェイスまたは VLAN を指定します。
一連の VLAN またはインターフェイスを指定するときは、カンマ(,)の前後にスペースが必要です。 VLAN またはインターフェイスの範囲を指定するときは、ハイフン( -)の前後にスペースが必要です。
個々のポートはそれらが EtherChannel に参加している間もモニタリングすることができます。また、RSPAN 送信元インターフェイスとして port-channel 番号を指定することで EtherChannel バンドル全体をモニタリングすることができます。
宛先ポートとして使用しているポートは、SPAN または RSPAN 送信元ポートにすることはできません。また、同時に複数のセッションの宛先ポートにすることはできません。
SPAN または RSPAN 送信元ポートでは IEEE 802.1x 認証をイネーブルにすることができます。
設定を確認するには、 show monitor 特権 EXEC コマンドを入力します。 show running-config 特権 EXEC コマンドを入力すると、スイッチの SPAN、RSPAN、FSPAN、および FRSPAN の設定を表示することができます。 SPAN 情報は出力の最後付近に表示されます。
次の例では、ローカル SPAN セッション 1 を作成し、スタック メンバ 1 の送信元ポート 1 からスタック メンバ 2 の宛先ポート 2 に送受信するトラフィックをモニタリングする方法を示します。
Switch(config)# monitor session 1 source interface gigabitethernet1/0/1 both Switch(config)# monitor session 1 destination interface gigabitethernet1/0/2
次の例では、複数の送信元インターフェイスをモニタリングする RSPAN 送信元セッション 1 を設定し、さらに宛先 RSPAN VLAN 900 を設定する方法を示します。
Switch(config)# monitor session 1 source interface gigabitethernet1/0/1 Switch(config)# monitor session 1 source interface port-channel 2 tx Switch(config)# monitor session 1 destination remote vlan 900 Switch(config)# end
コマンド |
説明 |
新しい SPAN または RSPAN セッションを設定します。 |
|
FSPAN または FRSPAN 宛先セッションを設定します。 |
|
FSPAN または FRSPAN セッション フィルタを設定します。 |
|
すべての SPAN および RSPAN セッションに関する情報を表示します。 |
すべてのスイッチド ポート アナライザ(SPAN)およびリモート SPAN(RSPAN)セッションに関する情報を表示するには、EXEC モードで show monitor コマンドを使用します。
show monitor [ session { session_number | all | local | range list | remote} [ detail]]
(任意)一定範囲の SPAN セッションを表示します。 list は有効なセッションの範囲です。 range は単一のセッション、または 2 つの数字を小さい数字からハイフンで区切ったセッションの範囲です。 カンマ区切りのパラメータ間、またはハイフン指定の範囲にスペースは入力しません。
|
|||
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS XE 3.3SE |
このコマンドが導入されました。 |
次に、 show monitor ユーザ EXEC コマンドの出力例を示します。
Switch# show monitor Session 1 --------- Type : Local Session Source Ports : RX Only : Gi4/0/1 Both : Gi4/0/2-3,Gi4/0/5-6 Destination Ports : Gi4/0/20 Encapsulation : Replicate Ingress : Disabled Session 2 --------- Type : Remote Source Session Source VLANs : TX Only : 10 Both : 1-9 Dest RSPAN VLAN : 105
次の例では、ローカル SPAN 送信元セッション 1 に対する show monitor ユーザ EXEC コマンドの出力を示します。
Switch# show monitor session 1 Session 1 --------- Type : Local Session Source Ports : RX Only : Gi4/0/1 Both : Gi4/0/2-3,Gi4/0/5-6 Destination Ports : Gi4/0/20 Encapsulation : Replicate Ingress : Disabled
次の例では、入力トラフィック転送をイネーブルにした場合の show monitor session all ユーザ EXEC コマンドの出力を示します。
Switch# show monitor session all Session 1 --------- Type : Local Session Source Ports : Both : Gi4/0/2 Destination Ports : Gi4/0/3 Encapsulation : Native Ingress : Enabled, default VLAN = 5 Ingress encap : DOT1Q Session 2 --------- Type : Local Session Source Ports : Both : Gi4/0/8 Destination Ports : Gi4/012 Encapsulation : Replicate Ingress : Enabled, default VLAN = 4 Ingress encap : Untagged
コマンド |
説明 |
新しい SPAN または RSPAN セッションを設定します。 |
|
FSPAN または FRSPAN 宛先セッションを設定します。 |
|
FSPAN または FRSPAN セッション フィルタを設定します。 |
|
FSPAN または FRSPAN 送信元セッションを設定します。 |
ディスプレイ モニタ キャプチャ(WireShark)の内容を表示するには、特権 EXEC モードで show monitor capture file コマンドを使用します。
show monitor capture [ capture-name [ buffer ] | file file-location : file-name ] [ brief | detailed | display-filter display-filter-string ]
capture-name | (任意)表示するキャプチャの名前を指定します。 |
buffer | (任意)指定されたキャプチャに関連するバッファが表示されることを指定します。 |
file file-location : file-name | (任意)表示するキャプチャ ストレージ ファイルのファイル位置と名前を指定します。 |
brief | (任意)表示内容の概要を指定します。 |
detailed | (任意)詳細な表示内容を指定します。 |
display-filter display-filter-string | display-filter-string に従って表示内容をフィルタします。 |
すべてのキャプチャの内容を表示します。
特権 EXEC
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS XE 3.3SE |
このコマンドが導入されました。 |
none
mycap という名前のキャプチャのキャプチャを表示するには次を実行します。
Switch# show monitor capture mycap
Status Information for Capture mycap
Target Type:
Interface: CAPWAP,
Ingress:
0
Egress:
0
Status : Active
Filter Details:
Capture all packets
Buffer Details:
Buffer Type: LINEAR (default)
File Details:
Associated file name: flash:mycap.pcap
Size of buffer(in MB): 1
Limit Details:
Number of Packets to capture: 0 (no limit)
Packet Capture duration: 0 (no limit)
Packet Size to capture: 0 (no limit)
Packets per second: 0 (no limit)
Packet sampling rate: 0 (no sampling)
コマンド |
説明 |
接続ポイントおよびパケット フロー方向を指定して、モニタ キャプチャ(WireShark)を設定します。 |
|
モニタ キャプチャ(WireShark)のバッファを設定します。 |
|
モニタ キャプチャ(WireShark)ストレージ ファイル属性を設定します。 |
スイッチでネットワーク管理システム(NMS)にインフォーム要求やさまざまなトラップの簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)通知を送信可能にするには、snmp-server enable traps グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。 デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server enable traps [ auth-framework [ sec-violation] | bridge | call-home | cluster | config | config-copy | config-ctid | copy-config | cpu | dot1x | energywise | entity | envmon | errdisable | event-manager | flash | fru-ctrl | license | mac-notification | port-security | power-ethernet | rep | snmp | stackwise | storm-control | stpx | syslog | transceiver | tty | vlan-membership | vlancreate | vlandelete | vstack | vtp ]
no snmp-server enable traps [ auth-framework [ sec-violation] | bridge | call-home | cluster | config | config-copy | config-ctid | copy-config | cpu | dot1x | energywise | entity | envmon | errdisable | event-manager | flash | fru-ctrl | license | mac-notification | port-security | power-ethernet | rep | snmp | stackwise | storm-control | stpx | syslog | transceiver | tty | vlan-membership | vlancreate | vlandelete | vstack | vtp ]
auth-framework |
(任意)SNMP CISCO-AUTH-FRAMEWORK-MIB トラップをイネーブルにします。 |
sec-violation |
(任意)SNMP camSecurityViolationNotif 通知をイネーブルにします。 |
bridge |
(任意)SNMP STP ブリッジ MIB トラップをイネーブルにします。* |
call-home |
(任意)SNMP CISCO-CALLHOME-MIB トラップをイネーブルにします。* |
クラスタ |
(任意)SNMP クラスタ トラップをイネーブルにします。 |
config |
(任意)SNMP 設定トラップをイネーブルにします。 |
config-copy |
(任意)SNMP 設定コピー トラップをイネーブルにします。 |
config-ctid |
(任意)SNMP 設定 CTID トラップをイネーブルにします。 |
copy-config |
(任意)SNMP コピー設定トラップをイネーブルにします。 |
cpu |
(任意)CPU 通知トラップをイネーブルにします。* |
dot1x |
(任意)SNMP dot1x トラップをイネーブルにします。* |
energywise |
(任意)SNMP energywise トラップをイネーブルにします。* |
entity |
(任意)SNMP エンティティ トラップをイネーブルにします。 |
envmon |
(任意)SNMP 環境モニタ トラップをイネーブルにします。* |
errdisable |
(任意)SNMP エラー ディセーブル トラップをイネーブルにします。* |
event-manager |
(任意)SNMP 組み込みイベント マネージャ トラップをイネーブルにします。 |
flash |
(任意)SNMP フラッシュ通知トラップをイネーブルにします。* |
fru-ctrl |
(任意)エンティティ現場交換可能ユニット(FRU)制御トラップを生成します。 スイッチスタックでは、このトラップはスタックにおけるスイッチの挿入/取り外しを意味します。 |
license |
(任意)ライセンス トラップをイネーブルにします。* |
mac-notification |
(任意)SNMP MAC 通知トラップをイネーブルにします。* |
port-security |
(任意)SNMP ポート セキュリティ トラップをイネーブルにします。* |
power-ethernet |
(任意)SNMP パワー イーサネット トラップをイネーブルにします。* |
rep |
(任意)SNMP レジリエント イーサネット プロトコル トラップをイネーブルにします。 |
snmp |
(任意)SNMP トラップをイネーブルにします。* |
stackwise |
(任意)SNMP StackWise トラップをイネーブルにします。* |
storm-control |
(任意)SNMP ストーム制御トラップ パラメータをイネーブルにします。 |
stpx |
(任意)SNMP STPX MIB トラップをイネーブルにします。* |
syslog |
(任意)SNMP syslog トラップをイネーブルにします。 |
transceiver |
(任意)SNMP トランシーバ トラップをイネーブルにします。* |
tty |
(任意)TCP 接続トラップを送信します。 この設定はデフォルトでイネーブルになっています。 |
vlan-membership |
(任意)SNMP VLAN メンバーシップ トラップをイネーブルにします。 |
vlancreate |
(任意)SNMP VLAN 作成トラップをイネーブルにします。 |
vlandelete |
(任意)SNMP VLAN 削除トラップをイネーブルにします。 |
vstack |
(任意)SNMP スマート インストール トラップをイネーブルにします。* |
vtp |
(任意)VLAN トランキング プロトコル(VTP)トラップをイネーブルにします。 |
SNMP トラップの送信をディセーブルにします。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS XE 3.3SE |
このコマンドが導入されました。 |
上記の表のアスタリスクが付いているコマンド オプションにはサブ コマンドがあります。 これらのサブ コマンドの詳細については、関連コマンドの項を参照してください。
snmp-server host グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、トラップを受信するホスト(NMS)を指定します。 トラップ タイプを指定しない場合は、すべてのトラップ タイプが送信されます。
snmp-server enable traps コマンドは、トラップまたは情報がサポートされている場合に、これらの送信をイネーブルにします。
(注) |
コマンドラインのヘルプ ストリングに表示される場合でも、fru-ctrl、insertion および removal キーワードはスイッチでサポートされません。 snmp-server enable informs グローバル コンフィギュレーション コマンドは、サポートされていません。 SNMP 情報通知の送信をイネーブルにするには、snmp-server enable traps グローバル コンフィギュレーション コマンドと snmp-server host host-addr informs グローバル コンフィギュレーション コマンドを組み合わせて使用します。 |
(注) |
SNMPv1 では、情報はサポートされていません。 |
複数のトラップ タイプをイネーブルにするには、トラップ タイプごとに snmp-server enable traps コマンドを個別に入力する必要があります。
次に、複数の SNMP トラップ タイプをイネーブルにする例を示します。
Switch(config)# snmp-server enable traps cluster Switch(config)# snmp-server enable traps config Switch(config)# snmp-server enable traps vtp
コマンド |
説明 |
STP ブリッジ MIB トラップを生成します。 |
|
SNMP CISCO-CALLHOME-MIB トラップをイネーブルにします。 |
|
CPU 通知をイネーブルにします。 |
|
SNMP 環境トラップをイネーブルにします。 |
|
SNMP errdisable 通知をイネーブルにします。 |
|
SNMP フラッシュ通知をイネーブルにします。 |
|
ライセンス トラップをイネーブルにします。 |
|
SNMP MAC 通知トラップをイネーブルにします。 |
|
SNMP ポート セキュリティ トラップをイネーブルにします。 |
|
SNMP PoE トラップをイネーブルにします。 |
|
SNMP トラップを有効にします。 |
|
SNMP StackWise トラップをイネーブルにします。 |
|
SNMP ストーム制御トラップ パラメータをイネーブルにします。 |
|
SNMP STPX MIB トラップをイネーブルにします。 |
|
SNMP トランシーバ トラップをイネーブルにします。 |
|
SNMP スマート インストール トラップをイネーブルにします。 |
|
SNMP 通知動作の受信者(ホスト)を指定します。 |
STP ブリッジ MIB トラップを生成するには、グローバル コンフィギュレーション モードで snmp-server enable traps bridge コマンドを使用します。 デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server enable traps bridge [ newroot] [ topologychange]
no snmp-server enable traps bridge [ newroot] [ topologychange]
newroot |
(任意)SNMP STP ブリッジ MIB 新規ルート トラップをイネーブルにします。 |
topologychange |
(任意)SNMP STP ブリッジ MIB トポロジ変更トラップをイネーブルにします。 |
ブリッジ SNMP トラップの送信はディセーブルになります。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS XE 3.3SE |
このコマンドが導入されました。 |
snmp-server host グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、トラップを受信するホスト(NMS)を指定します。 トラップ タイプを指定しない場合は、すべてのトラップ タイプが送信されます。
(注) |
SNMPv1 では、情報はサポートされていません。 |
複数のトラップ タイプをイネーブルにするには、トラップ タイプごとに snmp-server enable traps コマンドを個別に入力する必要があります。
次の例では、NMS にブリッジ新規ルート トラップを送信する方法を示します。
Switch(config)# snmp-server enable traps bridge newroot
SNMP CISCO-CALLHOME-MIB トラップをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで snmp-server enable traps call-home コマンドを使用します。 デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server enable traps call-home [ message-send-fail | server-fail]
no snmp-server enable traps call-home [ message-send-fail | server-fail]
message-send-fail |
(任意)SNMP メッセージ送信失敗トラップをイネーブルにします。 |
server-fail |
(任意)SNMP サーバ障害トラップをイネーブルにします。 |
SNMP CISCO-CALLHOME-MIB トラップの送信はディセーブルになります。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS XE 3.3SE |
このコマンドが導入されました。 |
snmp-server host グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、トラップを受信するホスト(NMS)を指定します。 トラップ タイプを指定しない場合は、すべてのトラップ タイプが送信されます。
(注) |
SNMPv1 では、情報はサポートされていません。 |
複数のトラップ タイプをイネーブルにするには、トラップ タイプごとに snmp-server enable traps コマンドを個別に入力する必要があります。
次に、SNMP メッセージ送信失敗トラップを生成する例を示します。
Switch(config)# snmp-server enable traps call-home message-send-fail
CPU 通知をイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで snmp-server enable traps cpu コマンドを使用します。 デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server enable traps cpu [ threshold]
no snmp-server enable traps cpu [ threshold]
threshold |
(任意)CPU しきい値通知をイネーブルにします。 |
CPU 通知の送信はディセーブルになります。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS XE 3.3SE |
このコマンドが導入されました。 |
snmp-server host グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、トラップを受信するホスト(NMS)を指定します。 トラップ タイプを指定しない場合は、すべてのトラップ タイプが送信されます。
(注) |
SNMPv1 では、情報はサポートされていません。 |
複数のトラップ タイプをイネーブルにするには、トラップ タイプごとに snmp-server enable traps コマンドを個別に入力する必要があります。
次に、CPU しきい値通知を生成する例を示します。
Switch(config)# snmp-server enable traps cpu threshold
SNMP 環境トラップをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで snmp-server enable traps envmon コマンドを使用します。 デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server enable traps envmon [ fan] [ shutdown] [ status] [ supply] [ temperature]
no snmp-server enable traps envmon [ fan] [ shutdown] [ status] [ supply] [ temperature]
fan |
(任意)ファン トラップをイネーブルにします。 |
shutdown |
(任意)環境シャットダウン モニタ トラップをイネーブルにします。 |
status |
(任意)SNMP 環境ステータス変更トラップをイネーブルにします。 |
supply |
(任意)環境電源モニタ トラップをイネーブルにします。 |
temperature |
(任意)環境温度モニタ トラップをイネーブルにします。 |
環境 SNMP トラップの送信はディセーブルになります。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS XE 3.3SE |
このコマンドが導入されました。 |
snmp-server host グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、トラップを受信するホスト(NMS)を指定します。 トラップ タイプを指定しない場合は、すべてのトラップ タイプが送信されます。
(注) |
SNMPv1 では、情報はサポートされていません。 |
複数のトラップ タイプをイネーブルにするには、トラップ タイプごとに snmp-server enable traps コマンドを個別に入力する必要があります。
次に、ファン トラップを生成する例を示します。
Switch(config)# snmp-server enable traps envmon fan
エラー ディセーブルの SNMP 通知をイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで snmp-server enable traps errdisable コマンドを使用します。 デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server enable traps errdisable [ notification-rate number-of-notifications]
no snmp-server enable traps errdisable [ notification-rate number-of-notifications]
notification-rate number-of-notifications |
(任意)通知レートとして 1 分当たりの通知の数を指定します。 受け入れられる値の範囲は 0 ~ 10000 です。 |
エラー ディセーブルの SNMP 通知送信はディセーブルになります。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS XE 3.3SE |
このコマンドが導入されました。 |
snmp-server host グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、トラップを受信するホスト(NMS)を指定します。 トラップ タイプを指定しない場合は、すべてのトラップ タイプが送信されます。
(注) |
SNMPv1 では、情報はサポートされていません。 |
複数のトラップ タイプをイネーブルにするには、トラップ タイプごとに snmp-server enable traps コマンドを個別に入力する必要があります。
次に、エラー ディセーブルの SNMP 通知数を 2 に設定する例を示します。
Switch(config)# snmp-server enable traps errdisable notification-rate 2
SNMP フラッシュ通知をイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで snmp-server enable traps flash コマンドを使用します。 デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server enable traps flash [ insertion] [ removal]
no snmp-server enable traps flash [ insertion] [ removal]
insertion |
(任意)SNMP フラッシュ挿入通知をイネーブルにします。 |
removal |
(任意)SNMP フラッシュ取り出し通知をイネーブルにします。 |
SNMP フラッシュ通知の送信はディセーブルです。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS XE 3.3SE |
このコマンドが導入されました。 |
snmp-server host グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、トラップを受信するホスト(NMS)を指定します。 トラップ タイプを指定しない場合は、すべてのトラップ タイプが送信されます。
(注) |
SNMPv1 では、情報はサポートされていません。 |
複数のトラップ タイプをイネーブルにするには、トラップ タイプごとに snmp-server enable traps コマンドを個別に入力する必要があります。
次に、SNMP フラッシュ挿入通知を生成する例を示します。
Switch(config)# snmp-server enable traps flash insertion
ライセンス トラップをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで snmp-server enable traps license コマンドを使用します。 デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server enable traps license [ deploy] [ error] [ usage]
no snmp-server enable traps license [ deploy] [ error] [ usage]
deploy |
(任意)ライセンス導入トラップをイネーブルにします。 |
error |
(任意)ライセンス エラー トラップをイネーブルにします。 |
usage |
(任意)ライセンス使用トラップをイネーブルにします。 |
ライセンス トラップの送信はディセーブルになります。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS XE 3.3SE |
このコマンドが導入されました。 |
snmp-server host グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、トラップを受信するホスト(NMS)を指定します。 トラップ タイプを指定しない場合は、すべてのトラップ タイプが送信されます。
(注) |
SNMPv1 では、情報はサポートされていません。 |
複数のトラップ タイプをイネーブルにするには、トラップ タイプごとに snmp-server enable traps コマンドを個別に入力する必要があります。
次に、ライセンス導入トラップを生成する例を示します。
Switch(config)# snmp-server enable traps license deploy
SNMP MAC 通知トラップをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで snmp-server enable traps mac-notification コマンドを使用します。 デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server enable traps mac-notification [ change] [ move] [ threshold]
no snmp-server enable traps mac-notification [ change] [ move] [ threshold]
change |
(任意)SNMP MAC 変更トラップをイネーブルにします。 |
move |
(任意)SNMP MAC 移動トラップをイネーブルにします。 |
threshold |
(任意)SNMP MAC しきい値トラップをイネーブルにします。 |
SNMP MAC 通知トラップの送信はディセーブルになります。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS XE 3.3SE |
このコマンドが導入されました。 |
snmp-server host グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、トラップを受信するホスト(NMS)を指定します。 トラップ タイプを指定しない場合は、すべてのトラップ タイプが送信されます。
(注) |
SNMPv1 では、情報はサポートされていません。 |
複数のトラップ タイプをイネーブルにするには、トラップ タイプごとに snmp-server enable traps コマンドを個別に入力する必要があります。
次に、SNMP MAC 通知変更トラップを生成する例を示します。
Switch(config)# snmp-server enable traps mac-notification change
SNMP ポート セキュリティ トラップをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで snmp-server enable traps port-security コマンドを使用します。 デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server enable traps port-security [ trap-rate value]
no snmp-server enable traps port-security [ trap-rate value]
trap-rate value |
(任意)1 秒間に送信するポート セキュリティ トラップの最大数を設定します。 指定できる範囲は 0 ~ 1000 です。デフォルトは 0 です(制限はなく、トラップは発生するたびに送信されます)。 |
ポート セキュリティ SNMP トラップの送信はディセーブルになります。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS XE 3.3SE |
このコマンドが導入されました。 |
snmp-server host グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、トラップを受信するホスト(NMS)を指定します。 トラップ タイプを指定しない場合は、すべてのトラップ タイプが送信されます。
(注) |
SNMPv1 では、情報はサポートされていません。 |
複数のトラップ タイプをイネーブルにするには、トラップ タイプごとに snmp-server enable traps コマンドを個別に入力する必要があります。
次に、1 秒当たり 200 の速度でポート セキュリティ トラップをイネーブルにする例を示します。
Switch(config)# snmp-server enable traps port-security trap-rate 200
SNMP の Power over Ethernet(PoE)トラップをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで snmp-server enable traps power-ethernet コマンドを使用します。 デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server enable traps power-ethernet { group number | police }
no snmp-server enable traps power-ethernet { group number | police }
group number |
指定したグループ番号に対するインライン パワー グループベース トラップをイネーブルにします。 受け入れられる値の範囲は 1 ~ 9 です。 |
police |
インライン パワー ポリシング トラップをイネーブルにします。 |
Power over Ethernet の SNMP トラップの送信はディセーブルになります。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS XE 3.3SE |
このコマンドが導入されました。 |
snmp-server host グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、トラップを受信するホスト(NMS)を指定します。 トラップ タイプを指定しない場合は、すべてのトラップ タイプが送信されます。
(注) |
SNMPv1 では、情報はサポートされていません。 |
複数のトラップ タイプをイネーブルにするには、トラップ タイプごとに snmp-server enable traps コマンドを個別に入力する必要があります。
次に、グループ 1 の Power over Ethernet(PoE)トラップをイネーブルにする例を示します。
Switch(config)# snmp-server enable traps poower-over-ethernet group 1
SNMP トラップをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで snmp-server enable traps snmp コマンドを使用します。 デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server enable traps snmp [ authentication ] [ coldstart ] [ linkdown ] [ linkup ] [ warmstart]
no snmp-server enable traps snmp [ authentication ] [ coldstart ] [ linkdown ] [ linkup ] [ warmstart]
authentication |
(任意)認証トラップをイネーブルにします。 |
coldstart |
(任意)コールド スタート トラップをイネーブルにします。 |
linkdown |
(任意)リンクダウン トラップをイネーブルにします。 |
linkup |
(任意)リンクアップ トラップをイネーブルにします。 |
warmstart |
(任意)ウォーム スタート トラップをイネーブルにします。 |
SNMP トラップの送信をディセーブルにします。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS XE 3.3SE |
このコマンドが導入されました。 |
snmp-server host グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、トラップを受信するホスト(NMS)を指定します。 トラップ タイプを指定しない場合は、すべてのトラップ タイプが送信されます。
(注) |
SNMPv1 では、情報はサポートされていません。 |
複数のトラップ タイプをイネーブルにするには、トラップ タイプごとに snmp-server enable traps コマンドを個別に入力する必要があります。
次に、ウォーム スタートの SNMP トラップをイネーブルにする例を示します。
Switch(config)# snmp-server enable traps snmp warmstart
SNMP StackWise トラップをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで snmp-server enable traps stackwise コマンドを使用します。 デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server enable traps stackwise [ GLS] [ ILS] [ SRLS] [ insufficient-power] [ invalid-input-current] [ invalid-output-current] [ member-removed] [ member-upgrade-notification] [ new-master] [ new-member] [ port-change] [ power-budget-warning] [ power-invalid-topology] [ power-link-status-changed] [ power-oper-status-changed] [ power-priority-conflict] [ power-version-mismatch] [ ring-redundant] [ stack-mismatch] [ unbalanced-power-supplies] [ under-budget] [ under-voltage]
no snmp-server enable traps stackwise [ GLS] [ ILS] [ SRLS] [ insufficient-power] [ invalid-input-current] [ invalid-output-current] [ member-removed] [ member-upgrade-notification] [ new-master] [ new-member] [ port-change] [ power-budget-warning] [ power-invalid-topology] [ power-link-status-changed] [ power-oper-status-changed] [ power-priority-conflict] [ power-version-mismatch] [ ring-redundant] [ stack-mismatch] [ unbalanced-power-supplies] [ under-budget] [ under-voltage]
GLS |
(任意)StackWise スタック電源 GLS トラップをイネーブルにします。 |
ILS |
(任意)StackWise スタック電源 ILS トラップをイネーブルにします。 |
SRLS |
(任意)StackWise スタック電源 SRLS トラップをイネーブルにします。 |
insufficient-power |
(任意)StackWise スタック電源の不平衡電源トラップをイネーブルにします。 |
invalid-input-current |
(任意)StackWise スタック電源の無効入力電流トラップをイネーブルにします。 |
invalid-output-current |
(任意)StackWise スタック電源の無効出力電流トラップをイネーブルにします。 |
member-removed |
(任意)StackWise スタック メンバ削除トラップをイネーブルにします。 |
member-upgrade-notification |
(任意)StackWise メンバのアップグレード用リロード トラップをイネーブルにします。 |
new-master |
(任意)StackWise の新規マスター トラップをイネーブルにします。 |
new-member |
(任意)StackWise の新規メンバ トラップをイネーブルにします。 |
port-change |
(任意)StackWise のスタック ポート変更トラップをイネーブルにします。 |
power-budget-warning |
(任意)StackWise スタック電源バジェット警告トラップをイネーブルにします。 |
power-invalid-topology |
(任意)StackWise スタック電源の無効トポロジ トラップをイネーブルにします。 |
power-link-status-changed |
(任意)StackWise スタック電源リンク ステータス変更トラップをイネーブルにします。 |
power-oper-status-changed |
(任意)StackWise スタック電源ポート動作ステータス変更トラップをイネーブルにします。 |
power-priority-conflict |
(任意)StackWse スタック電源のプライオリティ競合トラップをイネーブルにします。 |
power-version-mismatch |
(任意)StackWise スタック電源のバージョン不一致トラップをイネーブルにします。 |
ring-redundant |
(任意)StackWise のリング冗長トラップをイネーブルにします。 |
stack-mismatch |
(任意)StackWise スタック不一致トラップをイネーブルにします。 |
unbalanced-power-supplies |
(任意)StackWise スタック電源の不平衡電源トラップをイネーブルにします。 |
under-budget |
(任意)StackWise スタック電源の不足バジェット トラップをイネーブルにします。 |
under-voltage |
(任意)StackWise スタック電源の不足電圧トラップをイネーブルにします。 |
SNMP StackWise トラップの送信はディセーブルになります。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS XE 3.3SE |
このコマンドが導入されました。 |
snmp-server host グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、トラップを受信するホスト(NMS)を指定します。 トラップ タイプを指定しない場合は、すべてのトラップ タイプが送信されます。
(注) |
SNMPv1 では、情報はサポートされていません。 |
複数のトラップ タイプをイネーブルにするには、トラップ タイプごとに snmp-server enable traps コマンドを個別に入力する必要があります。
次に、StackWise スタック電源の GLS トラップを生成する例を示します。
Switch(config)# snmp-server enable traps stackwise GLS
SNMP ストーム制御トラップ パラメータをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで snmp-server enable traps storm-control コマンドを使用します。 デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server enable traps storm-control { trap-rate number-of-minutes}
no snmp-server enable traps storm-control { trap-rate}
trap-rate number-of-minutes |
(任意)SNMP ストーム制御トラップ レートを分単位で指定します。 受け入れられる値の範囲は 0 ~ 1000 です。 |
SNMP ストーム制御トラップ パラメータの送信はディセーブルになります。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS XE 3.3SE |
このコマンドが導入されました。 |
snmp-server host グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、トラップを受信するホスト(NMS)を指定します。 トラップ タイプを指定しない場合は、すべてのトラップ タイプが送信されます。
(注) |
SNMPv1 では、情報はサポートされていません。 |
複数のトラップ タイプをイネーブルにするには、トラップ タイプごとに snmp-server enable traps コマンドを個別に入力する必要があります。
次に、SNMP ストーム制御トラップレートを 1 分あたり 10 トラップに設定する例を示します。
Switch(config)# snmp-server enable traps storm-control trap-rate 10
SNMP STPX MIB トラップをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで snmp-server enable traps stpx コマンドを使用します。 デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server enable traps stpx [ inconsistency][ loop-inconsistency][ root-inconsistency]
no snmp-server enable traps stpx [ inconsistency][ loop-inconsistency][ root-inconsistency]
inconsistency |
(任意)SNMP STPX MIB 矛盾更新トラップをイネーブルにします。 |
loop-inconsistency |
(任意)SNMP STPX MIB ループ矛盾更新トラップをイネーブルにします。 |
root-inconsistency |
(任意)SNMP STPX MIB ルート矛盾更新トラップをイネーブルにします。 |
SNMP STPX MIB トラップの送信はディセーブルになります。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS XE 3.3SE |
このコマンドが導入されました。 |
snmp-server host グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、トラップを受信するホスト(NMS)を指定します。 トラップ タイプを指定しない場合は、すべてのトラップ タイプが送信されます。
(注) |
SNMPv1 では、情報はサポートされていません。 |
複数のトラップ タイプをイネーブルにするには、トラップ タイプごとに snmp-server enable traps コマンドを個別に入力する必要があります。
次に、SNMP STPX MIB 矛盾更新トラップを生成する例を示します。
Switch(config)# snmp-server enable traps stpx inconsistency
SNMP トランシーバ トラップをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで snmp-server enable traps transceiver コマンドを使用します。 デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server enable traps transceiver { all}
no snmp-server enable traps transceiver { all}
all |
(任意)すべての SNMP トランシーバ トラップをイネーブルにします。 |
SNMP トランシーバ トラップの送信はディセーブルになります。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS XE 3.3SE |
このコマンドが導入されました。 |
snmp-server host グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、トラップを受信するホスト(NMS)を指定します。 トラップ タイプを指定しない場合は、すべてのトラップ タイプが送信されます。
(注) |
SNMPv1 では、情報はサポートされていません。 |
複数のトラップ タイプをイネーブルにするには、トラップ タイプごとに snmp-server enable traps コマンドを個別に入力する必要があります。
次に、すべての SNMP トランシーバ トラップを設定する例を示します。
Switch(config)# snmp-server enable traps transceiver all
SNMP スマート インストール トラップをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで snmp-server enable traps vstack コマンドを使用します。 デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server enable traps vstack [ addition][ failure][ lost][ operation]
no snmp-server enable traps vstack [ addition][ failure][ lost][ operation]
addition |
(任意)クライアントによって追加されたトラップをイネーブルにします。 |
failure |
(任意)ファイルのアップロードとダウンロード障害トラップをイネーブルにします。 |
lost |
(任意)クライアントの損失トラップをイネーブルにします。 |
operation |
(任意)動作モード変更トラップをイネーブルにします。 |
SNMP スマート インストール トラップの送信はディセーブルになります。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS XE 3.3SE |
このコマンドが導入されました。 |
snmp-server host グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、トラップを受信するホスト(NMS)を指定します。 トラップ タイプを指定しない場合は、すべてのトラップ タイプが送信されます。
(注) |
SNMPv1 では、情報はサポートされていません。 |
複数のトラップ タイプをイネーブルにするには、トラップ タイプごとに snmp-server enable traps コマンドを個別に入力する必要があります。
次に、SNMP スマート インストール クライアント追加トラップを生成する例を示します。
Switch(config)# snmp-server enable traps vstack addition
SNMP のローカル コピーまたはリモート コピーに名前を設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで snmp-server engineID コマンドを使用します。
snmp-server engineID { local engineid-string | remote ip-address [ udp-port port-number] engineid-string}
local engineid-string | SNMP コピーの名前に 24 文字の ID 文字列を指定します。 後続ゼロが含まれる場合は、24 文字のエンジン ID すべてを指定する必要はありません。 指定するのは、エンジン ID のうちゼロのみが続く箇所を除いた部分だけです。 |
remote ip-address | リモート SNMP コピーを指定します。 SNMP のリモート コピーを含むデバイスの ip-address を指定します。 |
udp-port port-number | (任意)リモート デバイスのユーザ データグラム プロトコル(UDP)ポートを指定します。 デフォルトは 162 です。 |
なし
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS XE 3.3SE |
このコマンドが導入されました。 |
なし
次の例では、ローカル エンジン ID 123400000000000000000000 を設定します。
Switch(config)# snmp-server engineID local 1234
簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)通知操作の受信者を指定するには、スイッチで snmp-server host グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。 指定されたホストを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server host { host-addr } [ vrf vrf-instance ] [ informs | traps] [ version { 1 | 2c | 3 { auth | noauth | priv} } ] { community-string [ notification-type] }
no snmp-server host { host-addr } [ vrf vrf-instance ] [ informs | traps] [ version { 1 | 2c | 3 { auth | noauth | priv} } ] { community-string [ notification-type] }
host-addr |
ホスト(ターゲットとなる受信側)の名前またはインターネット アドレスです。 |
||
vrf vrf-instance |
(任意)仮想プライベート ネットワーク(VPN)ルーティング インスタンスとこのホストの名前を指定します。 |
||
informs | traps |
(任意)このホストに SNMP トラップまたは情報を送信します。 |
||
version 1 | 2c | 3 |
(任意)トラップの送信に使用する SNMP のバージョンを指定します。 1:SNMPv1。 情報の場合は、このオプションを使用できません。 2c:SNMPv2C 3:SNMPv3。 認証キーワードの 1 つ(次の表の行を参照)が、バージョン 3 キーワードに従っている必要があります。 |
||
auth | noauth | priv |
auth:(任意)Message Digest 5(MD5)および Secure Hash Algorithm(SHA)によるパケット認証をイネーブルにします。 noauth(デフォルト):noAuthNoPriv セキュリティ レベル。 auth | noauth | priv キーワードの選択が指定されていない場合、これがデフォルトとなります。 priv(任意):データ暗号規格(DES)によるパケット暗号化をイネーブルにします(privacy とも呼ばれます)。 |
||
community-string |
通知処理にともなって送信される、パスワードと類似したコミュニティ ストリングです。 snmp-server host コマンドを使用してこのストリングを設定できますが、このストリングを定義するには、snmp-server community グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用してから、snmp-server host コマンドを使用することを推奨します。
|
||
notification-type |
(任意)ホストに送信される通知のタイプです。 タイプが指定されていない場合、すべての通知が送信されます。 通知タイプには、次のキーワードの 1 つまたは複数を指定できます。
|
||
|
このコマンドは、デフォルトでディセーブルになっています。 通知は送信されません。
キーワードを指定しないでこのコマンドを入力した場合は、デフォルトで、すべてのトラップ タイプがホストに送信されます。 情報はこのホストに送信されません。
version キーワードがない場合、デフォルトはバージョン 1 になります。
バージョン 3 を選択し、認証キーワードを入力しなかった場合は、デフォルトで、noauth(noAuthNoPriv)セキュリティ レベルになります。
(注) |
fru-ctrl キーワードは、コマンドラインのヘルプ ストリングには表示されていますが、サポートされていません。 |
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS XE 3.3SE |
このコマンドが導入されました。 |
SNMP 通知は、トラップまたは情報要求として送信できます。 トラップを受信しても受信側は確認応答を送信しないため、トラップは信頼できません。 送信側では、トラップが受信されたかどうかを判別できません。 ただし、情報要求を受信した SNMP エンティティは、SNMP 応答 PDU を使用してメッセージに確認応答します。 送信側が応答を受信しない場合、インフォーム要求を再送信して、インフォームが目的の宛先に到達する可能性を向上できます。
ただし、情報はエージェントおよびネットワークのリソースをより多く消費します。 送信と同時に廃棄されるトラップと異なり、インフォーム要求は応答を受信するまで、または要求がタイムアウトになるまで、メモリ内に保持する必要があります。 また、トラップの送信は 1 回限りですが、情報は数回にわたって再試行が可能です。 再送信の回数が増えるとトラフィックが増加し、ネットワークのオーバーヘッドが高くなる原因にもなります。
snmp-server host コマンドを入力しなかった場合は、通知が送信されません。 SNMP 通知を送信するようにスイッチを設定するには、snmp-server host コマンドを少なくとも 1 つ入力する必要があります。 キーワードを指定しないでこのコマンドを入力した場合、そのホストではすべてのトラップ タイプがイネーブルになります。 複数のホストをイネーブルにするには、ホストごとに snmp-server host コマンドを個別に入力する必要があります。 コマンドには複数の通知タイプをホストごとに指定できます。
ローカル ユーザがリモート ホストと関連付けられていない場合、スイッチは auth(authNoPriv)および priv(authPriv)の認証レベルの情報を送信しません。
同じホストおよび同じ種類の通知(トラップまたは情報)に対して複数の snmp-server host コマンドを指定した場合は、後に入力されたコマンドによって前のコマンドが上書きされます。 最後の snmp-server host コマンドだけが有効です。 たとえば、ホストに snmp-server host inform を入力してから、同じホストに別の snmp-server host inform コマンドを入力した場合は、2 番めのコマンドによって最初のコマンドが置き換えられます。
snmp-server host コマンドは、snmp-server enable traps グローバル コンフィギュレーション コマンドと組み合わせて使用します。 グローバルに送信される SNMP 通知を指定するには、snmp-server enable traps コマンドを使用します。 1 つのホストでほとんどの通知を受信する場合は、このホストに対して、少なくとも 1 つの snmp-server enable traps コマンドと snmp-server host コマンドをイネーブルにする必要があります。 一部の通知タイプは、snmp-server enable traps コマンドで制御できません。 たとえば、ある通知タイプは常にイネーブルですが、 別の通知タイプはそれぞれ異なるコマンドによってイネーブルになります。
キーワードを指定しないで no snmp-server host コマンドを使用すると、ホストへのトラップはディセーブルになりますが、情報はディセーブルになりません。 情報をディセーブルにするには、no snmp-server host informs コマンドを使用してください。
次の例では、トラップに対して一意の SNMP コミュニティ ストリング comaccess を設定し、このストリングによる、アクセス リスト 10 を介した SNMP ポーリング アクセスを禁止します。
Switch(config)# snmp-server community comaccess ro 10 Switch(config)# snmp-server host 172.20.2.160 comaccess Switch(config)# access-list 10 deny any
次の例では、名前 myhost.cisco.com で指定されたホストに SNMP トラップを送信する方法を示します。 コミュニティ ストリングは、comaccess として定義されています。
Switch(config)# snmp-server enable traps Switch(config)# snmp-server host myhost.cisco.com comaccess snmp
次の例では、コミュニティ ストリング public を使用して、すべてのトラップをホスト myhost.cisco.com に送信するようにスイッチをイネーブルにする方法を示します。
Switch(config)# snmp-server enable traps Switch(config)# snmp-server host myhost.cisco.com public
設定を確認するには、show running-config 特権 EXEC コマンドを入力します。
コマンド |
説明 |
snmp-server enable traps |
スイッチが NMS にインフォーム要求やさまざまなトラップの SNMP 通知を送れるようにします。 |