安全に関する注意事項
Cisco ASR 920-24SZ-IM、ASR-920-24SZ-M、ASR-920-24TZ-M ルータの設置を開始する前に、けがや機器の損傷を避けるために、この章の安全に関する注意事項を確認してください。
また、Cisco ASR 920-24SZ-IM、ASR-920-24SZ-M、ASR-920-24TZ-M ルータの取り付け、設定、またはメンテナンスを行う前に、『Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco ASR 920 Series Aggregation Services Router』のドキュメントに記載されている安全上の警告を確認してください。
標準の警告文
警告 |
ラックへのユニットの設置や、ラック内のユニットの保守作業を行う場合は、負傷事故を防ぐため、システムが安定した状態で置かれていることを十分に確認してください。次のガイドラインは、安全に作業を行ってもらうために用意してあります。この装置は、ラックに 1 つだけの場合は、一番下に搭載するようにしてください。ラックに複数の装置を設置する場合は、最も重い装置を一番下に設置して、下から順番に取り付けます。ラックにスタビライザが付いている場合は、スタビライザを取り付けてから、ラックに装置を設置したり、ラック内の装置を保守したりしてください。ステートメント 1006 |
警告 |
この装置は、立ち入りが制限された場所への設置を前提としています。立ち入りが制限された場所とは、特殊なツール、ロックおよびキー、または他のセキュリティ手段を使用しないと入室できない場所を意味します。ステートメント 1017 |
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本製品の最終処分は、各国のすべての法律および規制に従って行ってください。ステートメント 1040 |
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システムの過熱を防ぐため、周囲温度が推奨範囲の最大値である 158 °F(70 °C)度を超える場所ではシステムを使用しないでください。ステートメント 1047 |
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シャーシは、建物に恒久的に固定されたラックに取り付ける必要があります。ステートメント 1049 |
警告 |
安全上の重要事項:「危険」の意味です。人身事故を予防するための注意事項が記述されています。機器の取り扱い作業を行うときは、電気回路の危険性に注意し、一般的な事故防止対策に留意してください。各警告の最後に記載されているステートメント番号を基に、装置に付属の安全についての警告を参照してください。ステートメント 1071 |
警告 |
これは、クラス A 準拠装置であり、工業用の EMC 要件のために登録されます。営業担当者または購入者はこれを認識する必要があります。このタイプを誤って販売または購入した場合、住宅用途タイプと交換する必要があります。ステートメント 294 |
警告 |
本製品はクラス A 製品です。国内環境で本製品を使用すると、電波障害を引き起こす可能性があります。その場合には、ユーザが十分な対策を講じるように求められることがあります。ステートメント 340 |
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この機器は、1999/5/EC 指令の基本要件およびその他の関連規定に適合しています。ステートメント 287 |
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取り付けに適しているのは、コンクリートなど、不燃性の壁面のみです。ステートメント 345 |
個人の安全と機器の保護のための安全に関する注意事項
安全を確保して、機器を保護するため、次のガイドラインに従ってください。このリストには、生じる可能性のある危険な状況がすべて網羅されているわけではありません。そのため、注意を怠らないでください。
- システムを移動する前に、常にすべての電源コードおよびインターフェイス ケーブルを外してください。
- 回路の電源が切断されていると思い込まないで、必ず確認してください。
- 取り付けの前後に、シャーシの周辺は、できるだけ埃のない清潔な状態に保ってください。
- 工具とアセンブリ コンポーネントは、通行の邪魔にならない場所に保管してください。
- 危険を伴う作業は、1 人では行わないでください。
- 人身事故や装置障害を引き起こす可能性のある作業は行わないでください。
- シャーシに引っ掛かるような衣服は着用しないでください。
- 眼を傷つける可能性がある場合は、作業時に保護眼鏡を着用してください。
モジュールの脱着の安全上の注意事項
ルータで作業をする場合は、次の安全上の注意事項に従ってください。
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クラス 1 レーザー製品です。ステートメント 1008 |
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ビームを直視しないでください。または光学機器で直接見ないでください。ステートメント 1011 |
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目に見えないレーザー光が放射されています。ステートメント 1016 |
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接続されていない光ファイバ ケーブルやコネクタからは目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光を直視したり、光学機器を使用して直接見たりしないでください。ステートメント 1051 |
電気機器の安全な取り扱い
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シャーシの作業や電源モジュール周辺の作業を行う前に、AC 装置の電源コードを外し、DC 装置の回路ブレーカーの電源を切ってください。ステートメント 12 |
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電力系統に接続された装置で作業する場合は、事前に、指輪、ネックレス、腕時計などの装身具を外してください。金属は電源やアースに接触すると、過熱して重度のやけどを引き起こしたり、金属類が端子に焼き付いたりすることがあります。ステートメント 43 |
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雷雨中には、屋外に接続部がある機器の使用や保守を行わないでください。 雷によって感電する危険性があります。ステートメント 1088 |
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次の手順を実行する前に、DC 回路に電気が流れていないことを確認してください。ステートメント 1003 |
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設置手順を読んでから、システムを電源に接続してください。ステートメント 1004 |
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この製品は、設置する建物に短絡(過電流)保護機構が備わっていることを前提に設計されています。DC を取り付ける場合は、分岐回路ブレーカーが DC システムの最大定格である 15A であることを確認してください。AC システムの場合、200 VAC を超える電圧の場合は 15A、127 VAC 未満の電圧の場合は 20A を使用します。ステートメント 1005 |
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装置を電気回路に接続するときに、配線が過負荷にならないように注意してください。ステートメント 1018 |
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いつでも装置の電源を切断できるように、プラグおよびソケットにすぐ手が届く状態にしておいてください。ステートメント 1019 |
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感電を防ぐために、安全超低電圧(SELV)回路を電話網電圧(TNV)回路に接続しないでください。LAN ポートには SELV 回路が、WAN ポートには TNV 回路が組み込まれています。一部の LAN ポートおよび WAN ポートでは、共に RJ45 コネクタが使用されています。ケーブルを接続する際は、注意してください。ステートメント 1021 |
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容易にアクセス可能な二極切断装置を固定配線に組み込む必要があります。ステートメント 1022 |
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火災の危険性を抑えるため、必ず 26 AWG 以上の太さの電話線コードを使用してください。ステートメント 1023 |
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この装置は、アースさせる必要があります。絶対にアース導体を破損させたり、アース線が正しく取り付けられていない装置を稼働させたりしないでください。アースが適切かどうかはっきりしない場合には、電気検査機関または電気技術者に確認してください。ステートメント 1024 |
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必ず銅の導体を使用してください。ステートメント 1025 |
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この装置には複数の電源装置接続が存在する場合があります。すべての接続を取り外し、装置の電源を遮断する必要があります。ステートメント 1028 |
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怪我またはシャーシの破損を防ぐために、モジュール(電源装置、ファン、またはカードなど)のハンドルを持ってシャーシを持ち上げたり、傾けたりすることは絶対に避けてください。これらのハンドルは、シャーシの重さを支えるようには設計されていません。ステートメント 1032 |
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装置は、必ず、IEC 60950 に基づいた安全基準の安全超低電圧(SELV)の要件に準拠する DC 電源に接続してください。ステートメント 1033 |
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装置を設置または交換する際は、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。ステートメント 1046 |
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この装置は、アースさせる必要があります。絶対にアース導体を破損させたり、アース線が正しく取り付けられていない装置を稼働させたりしないでください。アースが適切かどうかはっきりしない場合には、電気検査機関または電気技術者に確認してください。ステートメント 1024 |
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装置は地域および国の電気規則に従って設置する必要があります。ステートメント 1074 |
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電源端子には危険な電圧またはエネルギーが出ている場合があります。端子が使用されていない場合は必ずカバーを取り付けてください。カバーを取り付けるときに絶縁されていない伝導体に触れないことを確認してください。ステートメント 1086 |
電気機器を取り扱う際には、次の注意事項に従ってください。
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部屋の緊急電源遮断スイッチを確認します。電気事故が発生した場合、迅速に電源をオフにすることができます。
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システムで作業を開始する前に、DC メイン回路ブレーカーをオフにし、電源端子ブロックのケーブルを取り外します。
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次のときはすべての電源を切断してください。
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電源付近で作業する場合
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デバイス シャーシまたはネットワーク プロセッサ モジュールの取り付けまたは取り外しを行う場合
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ほとんどのハードウェア アップグレードを行う場合
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故障していると思われる機器は取り付けないでください。
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床が濡れていないか、アースされていない電源延長コードや保護アースの不備などがないかどうか、作業場所の安全を十分に確認してください。
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回路の電源が切断されていると思い込まないで、必ず確認してください。
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人身事故や装置障害を引き起こす可能性のある作業は行わないでください。
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電気事故が発生し、負傷しなかった場合は、次のように対処してください。
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負傷しないよう注意します。
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デバイスに対する電源をオフにしてください。
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可能であれば、医療を受けるために別の人を呼びます。それができないときは、被害者の状態を判別してから助けを呼んでください。
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負傷者に心臓マッサージが必要かどうかを判断し、適切な処置を施してください。
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電源は切断されているが、電話回線またはネットワーク ケーブルには接続されている機器を取り扱う場合は、次のガイドラインに従ってください。
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電話回線の設置または変更時には、注意してください。
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防水設計されていない電話ジャックは、湿気の多い場所に取り付けないでください。
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雷が発生しているときには、電話線の接続を行わないでください。
電源モジュールに関する考慮事項
設置場所の電源を調べ、クリーンな電力(スパイクやノイズのない電力)が供給されていることを確認してください。必要に応じて、電力調整器を取り付けてください。
ESD による損傷の防止
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この機器にはアース接続が必要です。グリーンおよびイエローの 6 AWG アース線を使用して、ホストを接地点に接続した状態で使用してください。ステートメント 383 |
静電放電(ESD)によって機器が損傷し、電子回路に不具合が生じる可能性があります。静電放電は、電気プリント基板の取り扱いが不適切な場合に生じ、障害あるいは断続的障害を引き起こします。モジュールの取り外しおよび交換時は、静電放電防止手順に必ず従ってください。
- ルータのシャーシがアースに接続されていることを確認してください。
- 静電気防止用リスト ストラップを肌に密着させて着用してください。不要な ESD 電圧をアースに流すために、シャーシ フレームの塗装されていない表面にクリップを留めます。静電破壊と感電を防ぐために、リスト ストラップとコードは効果的に使用する必要があります。
- リスト ストラップを使用できない場合、シャーシの金属部分に触れることで自分自身をアースしてください。
- コンポーネントの取り付けを行うときには、イジェクト レバーまたは非脱落型ネジを使用して、バックプレーンまたはミッドプレーンのバス コネクタに適切に固定します。これらの器具は、プロセッサの脱落を防ぐだけではなく、システムに適切なアースを提供し、バス コネクタを確実に固定させるために必要です。
- コンポーネントの取り外しを行うときには、イジェクト レバーまたは非脱落型ネジを使用して、バックプレーンまたはミッドプレーンからバス コネクタを外します。
- コンポーネントはハンドルまたは端だけを持ち、プリント基板またはコネクタには決して触れないでください。
- 取り外したコンポーネントは、基板側を上向きにして、静電気防止用シートに置くか、静電気防止用容器に入れます。コンポーネントを工場に返却する場合は、ただちに静電気防止用容器に入れてください。
- プリント基板と衣服が接触しないように注意してください。リスト ストラップは体内の静電気からコンポーネントを保護するだけです。衣服の静電気によってコンポーネントが損傷することがあります。
- 金属製フレームからプリント基板を取り外さないでください。
(注) |
機器の安全を確保するために、静電気防止用リスト ストラップの抵抗値を定期的にチェックしてください。抵抗値は、1 ~ 10 Mohm でなければなりません。 |