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この章では、Cisco ONS 15454 SDH の運用時に発生する最も一般的な問題のトラブルシューティングの手順について説明します。ONS 15454 SDH の特定のアラームのトラブルシューティングについては、 第 2 章「アラームのトラブルシューティング」 を参照してください。調べたい内容が見つからない場合は、弊社のサポート担当者に問い合わせてください。詳細は、「技術情報の入手方法」を参照してください。
この章では、ネットワークの問題に関する次の内容について説明します。
• 「ループバックによる非 DWDM 回線パスのトラブルシューティング」:ループバックおよびヘアピン回線について説明します。これらを使用してネットワークの回線パスをテストしたり、障害を論理的に切り分けることができます。
(注) Dense Wavelength Division Multiplexing(DWDM; 高密度波長分割多重)のネットワーク最終試験については、『Cisco ONS 15454 DWDM Installation and Operations Guide』の「Perform Network Acceptance Tests」の章を参照してください。SDH ネットワーク最終試験については、『Cisco ONS 15454 SDH Procedure Guide』の「Turn Up Network」の章を参照してください。
• 「ループバックによる電気回線パスのトラブルシューティング」:電気回線上の障害を特定するために、「ループバックによる非 DWDM 回線パスのトラブルシューティング」に記述されているループバック試験の使用法を説明します。
• 「ループバックによる光回線パスのトラブルシューティング」:STM-N 光回線上の障害を特定するために、「ループバックによる非 DWDM 回線パスのトラブルシューティング」に記述されているループバック試験の使用法を説明します。
• 「ループバックによるイーサネット回線パスのトラブルシューティング」:G シリーズまたは CE シリーズのイーサネット回線上の障害を特定するために、「ループバックによる非 DWDM 回線パスのトラブルシューティング」に記述されているループバック試験の使用法を説明します。
• 「ループバックによる MXP、TXP、またはFC_MR-4 回線パスのトラブルシューティング」:マックスポンダ(MXP)、トランスポンダ(TXP)またはファイバー チャネル(FC_MR)回線上の障害を特定するために、「ループバックによる非 DWDM 回線パスのトラブルシューティング」に記述されているループバック試験の使用法を説明します。
• 「ITU-T G.709 モニタリングによる DWDM 回線パスのトラブルシューティング」:DWDM 回線パス上の信号劣化を検出するために、Performance Monitoring(PM; パフォーマンス モニタリング)と Threshold Crossing Alerts(TCA; スレッシュホールド超過アラート)の使用法を説明します。
残りの項では、次のトピックに基づいて分類した症状、問題、および解決方法について説明します。
• 「CTC 診断の使用」:カードの LED 状態をチェックし、シスコ テクニカル サポート(TAC)に診断ファイルをダウンロードする手順について説明します。
• 「データベースとデフォルト設定の復元」:ソフトウェア データを復元する手順とノードをデフォルトの設定に復元する手順について説明します。
• 「PC 接続性のトラブルシューティング」:ONS 15454 SDH への PC とネットワーク接続に関するトラブルシューティングの手順について説明します。
• 「CTC の動作のトラブルシューティング」:Cisco Transport Controller(CTC)へのログインまたは操作上の問題に関するトラブルシューティングの手順について説明します。
• 「回線とタイミング」:回線の作成とエラー レポートの作成に関するトラブルシューティングの手順とタイミング基準のエラーとアラームについて説明します。
• 「光ファイバとケーブル接続」:ファイバとケーブル接続のエラーに関するトラブルシューティングの手順について説明します。
• 「電源の問題」:電源に関するトラブルシューティングについて説明します。
ループバックおよびヘアピン回線は、実トラフィックを伝送する前に、新しく作成した SDH 回線をテストしたり、ネットワーク障害の発生箇所を論理的に突き止めるために使用します。すべての ONS 15454 SDH 電気回路カード、STM-N カード、G シリーズ イーサネットカード、MXP、TXP カードおよび FC_MR-4 カードで、ループバックとヘアピン試験回線を使用できます。ループバックができない他のカードには、光ブースタ(OPT-BST)、光プリアンプ(OPT-PRE)、光サービス チャネルおよびコンバイナ/スプリッタ モジュール (OSC-CSM)、バンド光アド/ドロップ多重化(AD-xB-xx.x)、 チャネル 光アド/ドロップ多重化(AD-xC-xx.x)カードなどの、 E シリーズ イーサ ネット、ML シリーズ イーサネット、および DWDM カードがあります。
ポートにループバックを生成するには、ポートは Locked,maintenance 管理状態および Locked-Enabled,loopback & maintenance サービス状態でなければなりません。
ここでは、ファシリティ ループバック操作の全体的な情報と、ONS 15454 SDH カードのループバック動作に関する特定の情報について説明します。
ファシリティ(回線)ループバックでは、カードの Line Interface Unit(LIU; 回線インターフェイス ユニット)、Front Mount Electrical Connection(FMEC; フロント マウント電気回路接続)カードと関連するケーブル接続をテストします。ポートにファシリティ ループバックを適用した後、テスト セットを使用してループバック上でトラフィックを実行します。ファシリティ ループバックが成功すれば、ネットワークの問題の考えられる原因として LIU、FMEC カード、またはケーブル設備を切り分けることができます。図1-1 に、E1-N-14 カードでのファシリティ ループバックを示します。
図1-1 近端の E1-N-14 カードでのファシリティ(回線)ループバック パス
光カード LIU を試験するには、光テスト セットを光ポートに接続してファシリティ(回線)ループバックを実行します。回線パスに沿ったさらに遠くのカードでループバックまたはヘアピンを使用します。図1-2に、 STM-N カードでのファシリティ ループバックを示します。
図1-2 近端の STM-N カードのファシリティ(回線)ループバック プロセス
CTC では、ファシリティ ループバックを持つ STM-N にはアイコンが表示されます(図1-3 参照)。このリリースでは、ループバック アイコンは他のカードでは表示されません。
図1-3 STM-N ファシリティ ループバック インジケータ
ONS 15454 SDH のポートのループバックでは、ループバック信号を終端またはブリッジします。 表1-1 に示すように、ONS 15454 SDH では、すべてのファシリティ ループバック(光、電気回線、イーサネット、MXP、TXP、および FC_MR)は、終端されます。
ポートがファシリティ ループバック信号を終端する場合には、信号は発信元のポートにループバックされるだけで、ダウンストリームには伝送されません。ポートがループバック信号をブリッジする場合には、信号は発信元ポートにループバックされるとともに、ダウンストリームにも伝送されます。
(注) 表1-1 では、信号がブリッジされた場合は、Alarm Indication Signal(AIS; アラーム表示信号)は挿入されません。信号が終端された場合は、イーサネット カードを除くすべてのカードのダウンストリームで AIS が挿入されます。
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終端1 |
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E4 モードの STM1-E ポート(9~12)2 |
1.G シリーズのファシリティ ループバックは終端され、AIS はダウンストリームに送信されません。ただし、Cisco リンク完全性信号は引き続きダウンストリームに送信されます。 |
ループバック自体は、Conditions ウィンドウに一覧表示されます。たとえば、このウィンドウには、テスト ポートの LPBKTERMINAL 状態、または LPBKFACILITY 状態が表示されます(Alarms ウィンドウは、ループバック中のファシリティでアラームが抑制されていることを示す AS-MT を表示します)。
ループバックは、Conditions ウィンドウに表示されるだけでなく、次の動作が発生します。
• 電気回路または光ポートが Locked-enabled,disabled サービス状態の場合、AIS 信号のアップストリームとダウンストリームが挿入されます。
• ループバック テストの前に、電気回路または光ポートが Locked-enabled,maintenance サービス状態にある場合、AIS 信号が挿入される原因になるサービスに影響する障害がないかぎり、ポートはアップストリームおよびダウンストリームで AIS 信号を解除します。
MXP および TXP カードのファシリティ ループバックは、他の ONS 15454 SDH カードとは異なる動作をします。クライアント側の MXP または TXP ファシリティ ループバックでは、該当のクライアント ポートは Locked-enabled,maintenance & loopback サービス状態になりますが、残りのクライアント ポートとトランク ポートは任意の他のサービス状態にできます。トランク側のファシリティ ループバックの MXP カードと TXP カードでは、該当のトランク ポートは
Locked-enabled,maintenance & loopback サービス状態になりますが、残りのクライアント ポートとトランク ポートは任意の他のサービス状態にできます。
ここでは、ターミナル ループバック操作の全体的な情報と、ONS 15454 SDH カードのループバック動作に関する特定の情報について説明します。
ターミナル ループバックでは、XC-VXL クロスコネクト カードを通り、ループバックが設定されたカードからループバックする回線パスをテストします。図1-4 は、STM-N カードのターミナル ループバックを示しています。テスト セットのトラフィックは 電気回路カードに入り、クロスコネクト カードを経由して STM-N カードに入ります。STM-N カードのターミナル ループバックによって、信号は LIU に到達する前に向きを変え、クロスコネクト カードを経て E1-N-14 カードに返送されます。このテストはクロスコネクト カードと端子の回線パスが有効かどうかを検証しますが、STM-N カードの LIU をテストするものではありません。
図1-4 STM-N カードでのターミナル ループバック パス
CTC では、ターミナル ループバックを使用する STM-N カードにはアイコンが表示されます(図1-5参照)。このリリースでは、ループバック アイコンは他のカードでは表示されません。
図1-6は、E1-N-14 電気回路カード上のターミナル ループバックを示しています。テスト セットのトラフィックは STM-N カードに入り、クロスコネクト カードを経て E1-N-14 カードに入ります。E1-N-14 カードのターミナル ループバックによって、信号は LIU に到達する前に向きを変え、クロスコネクト カードを経て STM-N カードに返送されます。このテストはクロスコネクト カードと端子の回線パスが有効かどうかを検証しますが、E1-N-14 カードの LIU をテストするものではありません。
図1-6 E1-N-14 カードのターミナル ループバック プロセス
ONS 15454 SDH のポートのループバックでは、ループバック信号を終端またはブリッジします。 表1-2 に示すように、ONS 15454 SDH では、すべてのファシリティ ループバック(光、電気回線、イーサネット、MXP、TXP、および FC_MR-4)は、終端されます。ターミナル ループバックの実行時には、ループバック信号をブリッジする ONS 15454 SDH カードもあれば、信号を終端する ONS 15454 SDH カードもあります。
ポートがターミナルまたはファシリティ ループバック信号を終端する場合には、信号は発信元のポートにループバックされるだけで、ダウンストリームには伝送されません。ポートがループバック信号をブリッジする場合には、信号は発信元ポートにループバックされるとともに、ダウンストリームにも伝送されます。
表1-2 に、ONS 15454 SDH カードのターミナル ループバック ブリッジングと終端動作を示します。
(注) 表1-2では、信号がブリッジされた場合は、AIS 信号は挿入されません。信号が終端された場合は、イーサネット カードを除くすべてのカードのダウンストリームで適切な AIS が挿入されます。
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終端3 |
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E4 モードの STM1-E ポート(9~12)4 |
3.G シリーズ イーサネットのターミナル ループバックは終端され、イーサネット伝送は無効になります。イーサネット用の AIS は挿入されませんが、遠端イーサネット ポートで TPTFAIL アラームが発生します。 |
図1-7と図1-8に、E1-N-14 および STM-N のブリッジされたターミナル ループバックの例を示します。
図1-7 信号がブリッジされた E1-N-14 カードのターミナル ループバック
図1-8 信号がブリッジされた STM-N カードのターミナル ループバック
ターミナル ループバックされた G シリーズのイーサネット カードは、他の ONS 15454 SDH カードとは異なる PM 動作を行います(PM カウンタの詳細については、 第 5 章「パフォーマンス モニタリング」 を参照してください)。G シリーズ カードでターミナル ループバックを設定した場合、CTC カード レベルのビュー Performance > Statistics ページにある Tx Packet カウンタと Rx Packet カウンタの増加が止まらないことがあります。ループバック ポートで伝送レーザーを一時的に無効にし、受信パケットをドロップする場合でも、カウンタは増加することがあります。
Tx Packet の統計は、送信レーザーによって伝送されるパケットではなく、G シリーズ カード内部の送信信号に基づいているため、増加し続けます。通常の Unlocked-enabled ポート動作では、送信信号が記録され、送信レーザーがパケットを伝送しますが、ターミナル ループバックでは、この信号が G シリーズ カード内でループバックされ、送信レーザーはパケットを伝送しません。
G シリーズ カードにターミナル ループバックを設定すると、Rx Packet カウンタも増加します。接続デバイスの Rx パケットはドロップされ記録されませんが、内部的にループバックされたパケットは、G シリーズ カードの通常の受信パスに従うため、Rx Packet カウンタに記録されます。
MXP と TXP カードのファシリティ ループバックは、他の ONS 15454 SDH カードとは異なるサービス状態の動作と条件を持っています。カードは、同時に異なるサービス状態を保持できます。次のような動作も発生します。
• TXP および TXPP クライアント側のファシリティ ループバックに対して、クライアント ポートは Locked-enabled,maintenance & loopback サービス状態にあり、トランク ポートは
Unlocked-enabled サービス状態でなければなりません。
• クライアント側のターミナル ループバックのMXP カードと MXPP カードでは、該当のクライアント ポートは Locked-enabled,maintenance & loopback サービス状態になりますが、残りのクライアント ポートとトランク ポートは任意の他のサービス状態にできます。
• MXP または TXP トランク側のターミナル ループバックでは、トランク ポートは
Locked-enabled,maintenance & loopback サービス状態にあり、クライアント ポートは完全なループバック機能に対して Unlocked-enabled サービス状態でなければなりません。ファシリティ ループバックは集約信号に対して実行されるので、すべてのクライアント ポートに影響を与えます。
ループバック自体は、Conditions ウィンドウに一覧表示されます。たとえば、このウィンドウには、テスト ポートの LPBKTERMINAL 状態、または LPBKFACILITY 状態が表示されます(Alarms ウィンドウは、ループバック中のファシリティでアラームが抑制されていることを示す AS-MT を表示します)。
ループバックは、Conditions ウィンドウに表示されるだけでなく、次の動作が発生します。
• 電気回路または光ポートが Locked-enabled,disabled サービス状態の場合、AIS 信号のアップストリームとダウンストリームが挿入されます。
• ループバック テストの前に、電気回路または光ポートが Locked-enabled,maintenance サービス状態にある場合、AIS 信号が挿入される原因になるサービスに影響する障害がないかぎり、ポートはアップストリームおよびダウンストリームで AIS 信号を解除します。
ヘアピン回線では、トラフィックは光カードに送信されずに、電気回路ポートで送受信されます。ヘアピン回線では、特定の VC3 または VC4 回線だけがループバックされ、光ポート全体がループバックされるわけではないため、光ポートのトラフィックがすべてドロップされるのを防ぎます。ヘアピンを使用すると、実トラフィックを伝送しているノードで特定の VC 回線をテストできます。図1-9 に、E1-N-14 カードのヘアピン回線のパスを示します。
クロスコネクト(XC)ループバックでは、光ポートでのトラフィックに影響を与えずに、クロスコネクト カードを通ってテスト対象のポートにループバックする STM-N 回線パスをテストします。クロスコネクト ループバックは、ターミナル ループバックまたはファシリティ ループバックより、トラフィックに及ぼす影響が小さいです。ターミナル ループバックおよびファシリティ ループバックのテストと回線の検証を行うには、多くの場合、回線全体をダウンさせる必要があります。しかし、クロスコネクト ループバックを使用すると、VC3 以上の粒度で、サポートされているペイロードで埋め込みチャネルのループバックを作成できます。たとえば、光ファシリティ(回線)で、他の Synchronous Transport Signal(STS; 同期転送信号)回線に割り込まずに単一の STM-1、STM-4、STM-16 などをループバックできます。
このテストは、CTC インターフェイスを介してローカルやリモートで実施でき、現場要員が必要ありません。これは STM-N カード上でのみ可能で、VC(または、それ以上)回線でポートとクロスコネクト カードを介して、トラフィック パスをテストします。信号パスは、ファシリティ ループバックに似ています。
XC ループバックは既存のパスを分解し、新しいクロスコネクト(ヘアピン)を作成しますが、元のパスのソースは回線側の MS-AIS を挿入するように設定されます。図1-10に、ループバックの信号パスと AIS 挿入を示します。
図1-10 SDH クロスコネクト ループバックを使用する NE
クロスコネクト ループバックを作成する場合、次の規則を参照してください。
• 予備ポートが 1+1 保護グループで使用され、現用モードである場合を除き、動作中のすべての現用光ポートまたは予備光ポートでクロスコネクト ループバックを作成できます。
• ポートにターミナルまたはファシリティ ループバックが存在する場合は、クロスコネクト ループバックを使用することはできません。
多くの場合、ファシリティ(回線)ループバック、ターミナル(内部)ループバック、およびヘアピン回線を使用して、ネットワーク全体の回線パスをテストしたり、障害を論理的に切り分けたりします。回線パスに沿った各ポイントでループバック テストを実施することにより、考えられる障害ポイントを体系的に切り分けます。これらの手順は、DS-3 および E-1 電気回路カードに適用されます。
この項の例では、2 ノードの Multiplex Section-Shared Protection Ring(MS-SPRing; 多重化セクション共有保護リング)の 電気回線をテストします。一連のファシリティ ループバック、ターミナル ループバック、ヘアピン、可能ならばクロスコネクト ループバック(電気回線を伝送する光パス上で)を使用して、回線パスをトレースし、考えられる障害ポイントをテストして除去します。5 つのネットワーク テスト手順の論理的な進行が、次のサンプル シナリオに適用されます。
(注) 回線のテスト手順は、回線のタイプとネットワーク トポロジによって異なります。
1. 発信元ノードの電気回路カード(DS-3 または E-1)でのファシリティ(回線)ループバック
3. 宛先ノードの STM-N VC(電気回線を伝送)での XC ループバック
4. 宛先ノードの電気回路ポートでのターミナル(内部)ループバック
1. 宛先ノードの電気回路ポートでのファシリティ(回線)ループバック
3. 発信元ノードの STM-N VC(電気回線を伝送)での XC ループバック
4. 発信元ノードの電気回路ポートでのターミナル(内部)ループバック
(注) ファシリティ、ヘアピン、およびターミナル ループバック テストには、現場要員が必要です。
ファシリティ(回線)ループバック テストは、ネットワーク回線内のノードの発信元ポート(この例では、発信元ノードの E1-N-14 ポート)で実行します。このポートでのファシリティ(回線)ループバックが正常に完了すれば、ケーブル接続、電気回路カード、および FMEC カードが障害ポイントである可能性が切り分けられます。図1-11 に、発信元 E1-N-14 ポートのファシリティ ループバックの一例を示します。
図1-11 回線の発信元 E1-N-14 ポートでのファシリティ ループバック
(注) 電気ファシリティ(回線)ループバックでは、ループバックから離れる方向には AIS 状態を送信しません。AIS の代わりに、ループバックに一連の信号が伝送されます。
「発信元電気回路ポートでのファシリティ(回線)ループバックの作成」の作業を行ってから、説明に従ってループバックをテストし解除します。
ステップ 1 テストするポートに電気テスト セットを接続します。(テスト セットの使用については、製造元に問い合わせてください。)
ステップ 2 適切なケーブル接続で、電気テスト セットの送信端子と受信端子を、テストするポート用の FMEC カード コネクタまたは電気接続パネルに接続します。送信端子と受信端子は、同じポートに接続します。
ステップ 4 ノード ビューで、カードをダブルクリックしてカード ビューを表示します。
ステップ 5 Maintenance > Loopback タブをクリックします。
ステップ 6 テストするポートに対して、Admin State カラムから Unlocked,maintenance を選択します。
ステップ 7 テストするポートに対して、Loopback Type カラムから Facility (Line) を選択します。このカードがマルチポート カードの場合、テストするポートに対応する行を選択します。
ステップ 9 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
(注) ループバックのセットアップ時には、通常、 LPBKFACILITY (DS1、DS3)が表示されます。ループバックを削除すると、この状態はクリアされます。
ステップ 10 「電気回路ポート ファシリティ ループバック回線のテストと解除」の作業を行います。
ステップ 1 テスト セットからトラフィックをまだ送信していない場合は、ループバック回線にテスト用トラフィックを送信します。
ステップ 2 テスト セットで受信したトラフィックを調べます。テスト セットで検出されたエラーまたは他の信号情報を調べます。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がなければ、ファシリティ ループバックでのテストは終了です。カードをダブルクリックして、カード ビューを表示します。
ステップ 4 カードのタイプに応じて、 Maintenance > Loopback タブをクリックします。
ステップ 5 テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
ステップ 6 テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
ステップ 8 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 9 「電気回路ケーブルのテスト」の作業を行います。
ステップ 1 問題があると考えられるケーブル接続(テスト セットと、電気接続パネルまたは FMEC カードのポートの間のケーブル)を、良好なケーブルと交換します。
良好なケーブルを使用できない場合は、テスト セットを使用して問題があると考えられるケーブルをテストします。問題があると考えられるケーブルを電気接続パネルまたは FMEC カードから取り外し、テスト セットの送信端子と受信端子に接続します。トラフィックを伝送し、ケーブルが良好であるか、不良であるかを判断します。
ステップ 3 Maintenance > Loopback タブをクリックします。
(注) DS-3 Admin State は DS-1 Derived State の基本となるものです。
ステップ 4 テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
ステップ 5 テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
ステップ 7 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 8 「電気回路カードのテスト」の作業を行います。
ステップ 1 問題があると考えられるカードに対して「トラフィック カードの物理的な交換」の作業を行い、良好なカードと交換します。
ステップ 2 良好なカードを取り付けて、ループバック回線にテスト用トラフィックを再送信します。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がない場合は、カードの欠陥が問題であったと考えられます。RMA プロセスを通じて、不良カードをシスコに返送してください。詳細については、製品をお買い上げの弊社販売代理店にお問い合わせください。
ステップ 4 不良カードに対して、「トラフィック カードの物理的な交換」の作業を行います。
ステップ 5 電気回路カードのカード ビューで、Maintenance > Loopback タブをダブルクリックします。
(注) DS-3 Admin State は DS-1 Derived State の基本となるものです。
ステップ 6 テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
ステップ 7 テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
ステップ 9 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 10 「FMEC のテスト」の作業を行います。
ステップ 1 次のように FMEC カードを取り外して再度取り付け、正しく挿し込まれていることを確認します。
b. FMEC カードを固定している前面プレートのネジを緩めます。
c. 前面プレートを持って FMEC カードを引き出し、シェルフ アセンブリから取り外します。
d. 前面プレートを持って FMEC カードを内側に押し戻し、シェルフ アセンブリに再度挿し込みます。
ステップ 2 良好なケーブル接続、良好なカード、および再度取り付けた FMEC を使用して、ループバック回線にテスト用トラフィックを再送信します。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がない場合は、FMEC が正しく挿し込まれていなかったことが問題であったと考えられます。 Maintenance > Loopback タブをクリックします。
ステップ 4 テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
ステップ 5 テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
ステップ 7 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。ステップ 17 に進みます。
ステップ 8 測定の結果、回線に異常がある場合は、FMEC カードの欠陥が問題であると考えられます。RMA プロセスを通じて、不良な FMEC カードをシスコに返送してください。詳細については、製品をお買い上げの弊社販売代理店にお問い合わせください。
b. FMEC カードを固定している前面プレートのネジを緩めます。
c. 前面プレートを持って FMEC カードを引き出し、シェルフ アセンブリから取り外します。
d. 前面プレートを持って FMEC カードを内側に押し戻し、シェルフ アセンブリに再度挿し込みます。
ステップ 10 良好なケーブル接続、良好なカード、および交換した FMEC カードを使用して、ループバック回線にテスト用トラフィックを再送信します。
ステップ 11 測定の結果、回線に異常がある場合は、ファシリティ ループバックのすべての手順を繰り返します。
ステップ 12 測定の結果、回線が正常の場合は、FMEC カードの欠陥が問題であると考えられます。 Maintenance > Loopback タブをクリックします。
ステップ 13 テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
ステップ 14 テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
ステップ 16 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 17 「発信元ノードの電気回路ポートでのヘアピン テストの実行(ウェストからイースト)」の作業を行います。
ヘアピン テストは、ネットワーク回線の XC-VXL クロスコネクト カードで実行します。ヘアピン回線は、発信元と宛先の両方で同じポートを使用します。クロスコネクト カード経由でヘアピンが正常に完了すれば、クロスコネクト カードが回線不良の原因である可能性が切り分けられます。図1-12 に、発信元ノードのポートでのヘアピン ループバックの一例を示します。
(注) ONS 15454 SDH は、XC-VXL クロスコネクト カードのシンプレックス オペレーションをサポートしていません。各ノードに、同じタイプのクロスコネクト カードを 2 枚取り付ける必要があります。
「発信元ノードの電気回路ポートでのヘアピン回線の作成」の作業を行います。
ステップ 1 テストするポートに電気テスト セットを接続します。
a. 「発信元の電気回路ポートでのファシリティ(回線)ループバックの実行(ウェストからイースト)」の作業を完了したばかりであれば、発信元ノードの電気回路ポートに電気テスト セットを接続したままにします。
b. この手順を開始するときに、電気テスト セットが発信元ポートに接続されていない場合は、適切なケーブル接続で、電気テスト セットの送信端子と受信端子を、テストするポートの電気接続パネルまたは FMEC カード コネクタに接続します。送信端子と受信端子は、同じポートに接続します。
ステップ 3 CTC を使用して、次のようにテスト ポートにヘアピン回線をセットアップします。
a. ノード ビューで、 Circuits タブをクリックし、 Create をクリックします。
b. Circuit Creationダイアログボックスで、タイプとサイズを選択します(VC HO Path Circuit や回線番号 1 など)。
d. 次の Circuit Creation ダイアログボックスで、回線に「Hairpin1」のようなわかりやすい名前を指定します。
f. Bidirectional チェックボックスをオフにします。State、SD Threshold、および SF Threshold の値はデフォルトのままにします。
h. Circuit Creation 発信元ダイアログボックスで、テスト セットの接続先と同じ Node 、 Slot 、 Port 、 VC、および Tug を選択します。Use Secondary Source のチェックはオフのままにします。
j. Circuit Creation destination ダイアログボックスで、Circuit Source ダイアログボックスで使用したものと同じ Node 、 Slot 、 Port 、 VC 、および Tug を使用します。Use Secondary Destination のチェックをオフのままにします。
k. Circuit Creation circuit routing preferences ダイアログボックスでは、すべてデフォルト値のままにします。
l. VC Optimization ダイアログボックスが表示されたら、すべてデフォルト値のままにします。
ステップ 4 新しく作成した回線が Circuits タブに表示され、 Dir カラムに単方向回線として示されていることを確認します。
ステップ 5 「電気回路ポート ヘアピン回線のテストと削除」の作業を行います。
ステップ 1 テスト セットからトラフィックをまだ送信していない場合は、ループバック回線にテスト用トラフィックを送信します。
ステップ 2 テスト セットで受信したテスト用トラフィックを調べます。テスト セットで検出されたエラーまたは他の信号情報を調べます。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がなければ、ヘアピン回線でのテストは終了です。次のようにヘアピン回線を解除します。
d. Delete Circuits ダイアログボックスで Yes をクリックします。他のチェックボックスはチェックしないでください。
e. Circuits タブの一覧からヘアピン回線が削除されていることを確認します。
ステップ 4 「スタンバイ XC-VXL クロスコネクト カードのテスト」の作業を行います。
(注) この手順を実行するノードでは、XC-VXL クロスコネクト カードを 2 枚(アクティブとスタンバイ)を使用している必要があります。
ステップ 1 アクティブ カードにするために、スタンバイ クロスコネクト カードでリセットを実行します。
a. スタンバイ クロスコネクト カードを判別します。物理ノードと CTC のノード ビュー ウィンドウの両方で、スタンバイ クロスコネクトの ACT/STBY LED はオレンジであり、アクティブ カードの ACT/STBY LED はグリーンです。
b. スタンバイ クロスコネクト カードの上にカーソルを置きます。
c. 右クリックして、 RESET CARD を選択します。
d. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 2 ループバック回線を再テストする前に、クロスコネクト カードで外部切り替えコマンド(サイド切り替え)を開始します。
a. スタンバイ クロスコネクト カードを判別します。物理ノードと CTC のノード ビュー ウィンドウの両方で、スタンバイ クロスコネクトの ACT/STBY LED はオレンジであり、アクティブ カードの ACT/STBY LED はグリーンです。
b. ノード ビューで、 Maintenance > Cross Connect > Cards タブを選択します。
c. Cross Connect Cards メニューで、 Switch をクリックします。
d. Confirm Switch ダイアログボックスで Yes をクリックします。
(注) アクティブ クロスコネクト カードがスタンバイ モードになると、元のスタンバイ カードがアクティブになり、そのカードの ACT/STBY LED がグリーンに変わります。元のアクティブ カードはスタンバイになり、そのカードの ACT/STBY LED はオレンジに変わります。
ステップ 3 ループバック回線にテスト用トラフィックを再送信します。
これで、テスト用トラフィックは代替のクロスコネクト カード経由で伝送されるようになります。
ステップ 4 測定の結果、回線に異常がある場合は、クロスコネクト カードが問題の原因ではないと思われます。次のようにヘアピン回線を解除します。
d. Delete Circuits ダイアログボックスで Yes をクリックします。他のチェックボックスはチェックしないでください。
e. Circuits タブの一覧からヘアピン回線が削除されていることを確認します。
ステップ 5 元のクロスコネクト カードに問題があることを確認するには、「元の XC-VXL クロスコネクト カードの再テスト」の作業を行います。
ステップ 1 クロスコネクト カードで外部切り替えコマンド(サイド切り替え)を開始します。
a. スタンバイ クロスコネクト カードを判別します。物理ノードと CTC のノード ビュー ウィンドウの両方で、スタンバイ クロスコネクトの ACT/STBY LED はオレンジであり、アクティブ クロスコネクト カードの ACT/STBY LED はグリーンです。
b. ノード ビューで、 Maintenance > Cross Connect > Cards タブを選択します。
c. Cross Connect Cards メニューから、 Switch を選択します。
d. Confirm Switch ダイアログボックスで Yes をクリックします。
(注) アクティブ クロスコネクト カードがスタンバイ モードになると、元のスタンバイ カードがアクティブになり、そのカードの ACT/STBY LED がグリーンに変わります。元のアクティブ カードはスタンバイになり、そのカードの ACT/STBY LED はオレンジに変わります。
ステップ 2 ループバック回線にテスト用トラフィックを再送信します。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がある場合は、カードの欠陥が問題であると考えられます。RMA プロセスを通じて、不良カードをシスコに返送してください。詳細については、製品をお買い上げの弊社販売代理店にお問い合わせください。
ステップ 4 不良カードに対して、「イン サービス クロスコネクト カードの物理的な交換」の作業を行います。
d. Delete Circuits ダイアログボックスで Yes をクリックします。他のチェックボックスはチェックしないでください。
e. Circuits タブの一覧からヘアピン回線が削除されていることを確認します。
ステップ 6 「電気信号を伝送している宛先ノードの STM-N VC での XC ループバックの実行(ウェストからイースト)」の作業を行います。
XC ループバックでは、カード上のテスト対象のスパンと他のスパンとを切り分けて、回線の光スパンに問題があるかどうかをテストします。ループバックは、ネットワーク回線の XC-VXL クロスコネクト カードで行います。 図1-13 は、宛先の光ポートの XC ループバックの一例を示しています。トラフィックのパターンはターミナル ループバックと似ていますが、トラフィックは、ポート全体に影響を与えるのではなく、Synchronous Transport Signal(STS; 同期転送信号)でのみ伝送されます。
(注) 光カードでの XC ループバックは、他の回線のトラフィックに影響を及ぼしません。
(注) 回線の発信元現用ポートか、1+1 保護グループの予備ポートで、XC ループバックを実施できます。
ステップ 1 テストするポートに光テスト セットを接続します。
(注) テスト セット装置の接続、セットアップ、および使用方法については、製造元に確認してください。
a. 「発信元ノードの電気回路ポートでのヘアピン テストの実行(ウェストからイースト)」の作業が完了したばかりであれば、宛先ノードのポートに光テスト セットを接続したままにします。
b. 現在の手順を開始するときに、光テスト セットが宛先ポートに接続されていない場合は、適切なケーブル接続で、光テスト セットの送信端子と受信端子をテストするポートに接続します。送信端子と受信端子は、同じポートに接続します。
ステップ 3 CTC を使用して、テストする回線を次のようにアウト オブ サービス状態にします。
a. ノード ビューで、Circuits タブをクリックします。
c. Edit Circuit ダイアログボックスで、 State タブをクリックします。
d. Target Circuit State のドロップダウン リストから、 Locked,maintenance を選択します。
f. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 4 CTC を使用して、テストする回線に XC ループバックをセットアップします。
a. ノード ビューで、光カードをダブルクリックして、カード ビューを表示します。
b. Maintenance > Loopback > VC4 タブをクリックします。
c. テストするポートに対して、XC Loopback カラムにあるチェックボックスをオンにします。
e. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 5 「XC ループバック回線のテストと解除」の作業を行います。
ステップ 1 テスト セットからトラフィックをまだ送信していない場合は、ループバック回線にテスト用トラフィックを送信します。
ステップ 2 テスト セットで受信したテスト用トラフィックを調べます。テスト セットで検出されたエラーまたは他の信号情報を調べます。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がなければ、クロスコネクトでのテストは終了です。XC ループバックを解除します。
a. カード ビューで、 Maintenance > Loopback > VC4 タブをクリックします。
b. テスト対象の回線に対して、XC Loopback カラムにあるチェックボックスをオフにします。
d. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 4 「スタンバイ XC-VXC-10G クロスコネクト カードのテスト」の作業を行います。
ステップ 1 スタンバイ クロスコネクト カードでリセットを実行します。
a. スタンバイ クロスコネクト カードを判別します。物理ノードと CTC のノード ビュー ウィンドウの両方で、スタンバイ クロスコネクトの ACT/STBY LED はオレンジであり、アクティブ カードの ACT/STBY LED はグリーンです。
b. スタンバイ クロスコネクト カードの上にカーソルを置きます。
c. 右クリックして、 RESET CARD を選択します。
d. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 2 ループバック回線を再テストする前に、クロスコネクト カードで外部切り替えコマンド(サイド切り替え)を開始します。
a. スタンバイ クロスコネクト カードを判別します。物理ノードと CTC のノード ビュー ウィンドウの両方で、スタンバイ クロスコネクトの ACT/STBY LED はオレンジであり、アクティブ カードの ACT/STBY LED はグリーンです。
b. ノード ビューで、 Maintenance > Cross-Connect > Card タブを選択します。
c. Cross-Connect Cards 領域で Switch をクリックします。
d. Confirm Switch ダイアログボックスで Yes をクリックします。
(注) アクティブ クロスコネクト カードがスタンバイ モードになると、元のスタンバイ カードがアクティブになり、そのカードの ACT/STBY LED がグリーンに変わります。元のアクティブ カードはスタンバイになり、そのカードの ACT/STBY LED はオレンジに変わります。
ステップ 3 ループバック回線にテスト用トラフィックを再送信します。
これで、テスト用トラフィックは代替のクロスコネクト カード経由で伝送されるようになります。
ステップ 4 測定の結果、回線に異常がある場合は、クロスコネクト カードが問題の原因ではないと思われます。XC ループバック回線を解除します。
d. Delete Circuits ダイアログボックスで Yes をクリックします。他のチェックボックスはチェックしないでください。
e. Circuits タブの一覧から XC ループバック回線が削除されていることを確認します。測定の結果、回線に異常がない場合は、クロスコネクト カードに問題がある可能性があります。
ステップ 5 元のクロスコネクト カードに問題があることを確認するには、「元の XC-VXC-10G クロスコネクト カードの再テスト」の作業を行います。
(注) この手順は、STM-N および XC-VXL カードだけで実行します。
ステップ 1 クロスコネクト カードで外部切り替えコマンド(サイド切り替え)を開始します。
a. スタンバイ クロスコネクト カードを判別します。物理ノードと CTC のノード ビュー ウィンドウの両方で、スタンバイ クロスコネクトの ACT/STBY LED はオレンジであり、アクティブ カードの ACT/STBY LED はグリーンです。
b. ノード ビューで、 Maintenance > Cross-Connect > Card タブを選択します。
c. Cross-Connect Cards 領域で Switch をクリックします。
d. Confirm Switch ダイアログボックスで Yes をクリックします。
(注) アクティブ クロスコネクト カードがスタンバイ モードになると、元のスタンバイ カードがアクティブになり、そのカードの ACT/STBY LED がグリーンに変わります。元のアクティブ カードはスタンバイになり、そのカードの ACT/STBY LED はオレンジに変わります。
ステップ 2 ループバック回線にテスト用トラフィックを再送信します。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がある場合は、カードの欠陥が問題であると考えられます。RMA プロセスを通じて、不良カードをシスコに返送してください。詳細については、製品をお買い上げの弊社販売代理店にお問い合わせください。
ステップ 4 ステップ 5 に進みます。回線に不良が見られず、カードも欠陥があることを示していない場合は、テストを終了します。
ステップ 5 不良クロスコネクト カードに対して「イン サービス クロスコネクト カードの物理的な交換」の作業を行い、ステップ 6 を実行します。
ステップ 6 測定の結果、回線に異常がない場合は、クロスコネクト カードに一時的な問題があり、サイド切り替えによってその問題が解消された可能性があります。XC ループバック回線を解除します。
d. Delete Circuits ダイアログボックスで Yes をクリックします。他のチェックボックスはチェックしないでください。
ステップ 7 テストで別の問題があれば、「宛先電気回路ポートでのターミナル(内部)ループバックの実行(ウェストからイースト)」へ進んでください。
ターミナル(内部)ループバック テストは、宛先ノードの電気回路ポートなど、回線内のノードの宛先ポートで実行します。まず、発信元ノードのポートで開始し、宛先ノードの電気回路ポートでループバックする双方向回線を作成します。次に、ターミナル ループバック テストに進みます。宛先ノードの電気回路ポートへのターミナル ループバックが正常に完了すれば、回線が宛先ポートまで問題ないことが実証されます。図1-14 に、宛先 E3-12 ポートでのターミナル ループバックの一例を示します。
図1-14 宛先 E3-12 ポートでのターミナル(内部)ループバック
(注) 電気回線のターミナル ループバックは、ループバックから離れる方向には AIS 状態を送信しません。AIS の代わりに、ループバックに一連の信号が伝送されます。
「宛先の電気回路ポートでのターミナル(内部)ループバックの作成」の作業を行ってから、説明に従ってループバックをテストし解除します。
ステップ 1 テストするポートに電気テスト セットを接続します。
a. 「電気信号を伝送している宛先ノードの STM-N VC での XC ループバックの実行(ウェストからイースト)」の作業を完了したばかりであれば、発信元ノードのポートに電気テスト セットを接続したままにします。
b. この手順を開始するときに、電気テスト セットが発信元ポートに接続されていない場合は、適切なケーブル接続で、電気テスト セットの送信端子と受信端子を、テストするポートの電気接続パネルまたは FMEC カード コネクタに接続します。送信と受信の両方を同じポートに接続します。
ステップ 3 CTC のノード ビューで Circuits タブをクリックし、 Create をクリックします。
ステップ 4 Circuit Creation ダイアログボックスで、タイプとサイズを選択します(VC HO Path Circuit や回線番号 1 など)。
ステップ 6 次の Circuit Creation ダイアログボックスで、回線に「ENtoEN」のようなわかりやすい名前を指定します。
ステップ 7 Bidirectional チェックボックスは、オンの状態のままにします。State はデフォルト値のままにします。
ステップ 9 Circuit Creation source ダイアログボックスで、テスト セットの接続先と同じ Node 、 Slot 、 Port 、および VC4 を選択します。
ステップ 11 Circuit Creation destination ダイアログボックスで、同じ Node 、 Slot 、 Port 、および VC4 (宛先ノードのポート)を指定し、 Finish をクリックします。
ステップ 12 Circuits タブの Dir カラムに、新しく作成した回線が双方向回線として表示されていることを確認します。
(注) ループバックのセットアップ時には、通常、 LPBKTERMINAL (DS1、DS3)が表示されます。ループバックを削除すると、この状態はクリアされます。
(注) 電気回線のターミナル ループバックは、ループバックから離れる方向には AIS( AIS参照)を送信しません。AIS の代わりに、ループバックに一連の信号が伝送されます。
ステップ 13 テスト対象の宛先ポートに、ターミナル(内部)ループバックを作成します。
• メニュー バーから View > Go To Other Node を選択します。
• Select Node ダイアログボックスのドロップダウン リストからノードを選択し、 OK をクリックします。
b. ノード ビューで、宛先ノードの E-1 カードなど、ループバックが必要なカードをダブルクリックします。
c. Maintenance > Loopback タブをクリックします。
d. Admin State カラムから Locked,maintenance を選択します。このカードがマルチポート カードの場合、目的のポートに対応する行を選択します。
e. Loopback Type カラムから、 Terminal (Inward) を選択します。このカードがマルチポート カードの場合、目的のポートに対応する行を選択します。
g. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 14 「宛先の電気回路ポート ターミナル ループバック回線のテストと解除」の作業を行います。
ステップ 1 テスト セットからトラフィックをまだ送信していない場合は、ループバック回線にテスト用トラフィックを送信します。
ステップ 2 テスト セットで受信したテスト用トラフィックを調べます。テスト セットで検出されたエラーまたは他の信号情報を調べます。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がなければ、ループバック回線でのテストは終了です。ターミナル ループバックが設定されている宛先ノードの電気回路カードをダブルクリックします。
ステップ 4 Maintenance > Loopback タブをクリックします。
ステップ 5 テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
ステップ 6 テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
ステップ 8 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
d. Delete Circuits ダイアログボックスで Yes をクリックします。他のチェックボックスはチェックしないでください。
ステップ 10 「宛先の電気回路カードのテスト」の作業を行います。
ステップ 1 問題があると考えられるカードを良好なカードと交換します。問題があると考えられるカードに対して「トラフィック カードの物理的な交換」の作業を行い、良好なカードと交換します。
ステップ 2 良好なカードを取り付けて、ループバック回線にテスト用トラフィックを再送信します。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がない場合は、カードの欠陥が問題であると考えられます。
a. RMA プロセスを通じて、不良カードをシスコに返送してください。詳細については、製品をお買い上げの弊社販売代理店にお問い合わせください。
b. 不良カードに対して、「トラフィック カードの物理的な交換」の作業を行います。
ステップ 4 ポートのターミナル(内部)ループバック状態を解除します。
b. Maintenance > Loopback タブをクリックします。
c. テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
d. テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
f. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 5 ターミナル(内部)ループバック回線を解除します。
d. Delete Circuits ダイアログボックスで Yes をクリックします。他のチェックボックスはチェックしないでください。
ステップ 6 「宛先ノードの電気回路ポートでのファシリティ(回線)ループバックの実行(イーストからウェスト)」の作業を行います。
ファシリティ ループバック テストは、ネットワーク回線内の宛先ノードの電気回路ポートで実行します。このポートでファシリティ ループバックが正常に完了すれば、宛先ノードのケーブル接続、電気回路カード、LIU、または FMEC カードが回線不良の原因である可能性が切り分けられます。図1-15 に、宛先 E1-N-14 ポートでのファシリティ ループバックの一例を示します。
図1-15 宛先 E1-N-14 ポートでのファシリティ ループバック
(注) 電気回線のファシリティ(回線)ループバックは、ループバックから離れる方向には AIS 状態を送信しません。AIS の代わりに、ループバックに一連の信号が伝送されます。
「宛先の電気回路ポートでのファシリティ(回線)ループバック回線の作成」の作業を行います。続いて、説明に従いループバックをテストし解除します。
ステップ 1 テストするポートに電気テスト セットを接続します。
a. 「宛先電気回路ポートでのターミナル(内部)ループバックの実行(ウェストからイースト)」の作業を完了したばかりであれば、宛先ノードのポートに電気テスト セットを接続したままにします。
b. この手順を開始するときに、電気テスト セットが宛先ポートに接続されていない場合は、適切なケーブル接続で、電気テスト セットの送信端子と受信端子を、テストするポートの電気接続パネルまたは FMEC コネクタに接続します。送信と受信の両方を同じポートに接続します。
ステップ 3 ノード ビューで、宛先の電気回路カードをダブルクリックしてカード ビューを表示します。
ステップ 4 Maintenance > Loopback タブをクリックします。
ステップ 5 Admin State カラムから Locked,maintenance を選択します。
ステップ 6 テストするポートに対して、Loopback Type カラムから Facility (Line) を選択します。このカードがマルチポート カードの場合、目的のポートに対応する行を選択します。
ステップ 8 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
(注) ループバック設定時には、通常、 LPBKFACILITY (DS1、DS3)、または LPBKFACILITY(E1、E3、E4)が表示されます。ループバックを削除すると、この状態はクリアされます。
ステップ 9 「ファシリティ(回線)ループバック電気回線のテストと解除」の作業を行います。
ステップ 1 テスト セットからトラフィックをまだ送信していない場合は、ループバック回線にテスト用トラフィックを送信します。
ステップ 2 テスト セットで受信したテスト用トラフィックを調べます。テスト セットで検出されたエラーまたは他の信号情報を調べます。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がなければ、ループバック回線でのテストは終了です。カードをダブルクリックして、カード ビューを表示します。
ステップ 4 Maintenance > Loopback タブをクリックします。
ステップ 5 テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
ステップ 6 テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
ステップ 8 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 9 測定の結果、回線に異常がある場合は、電気回路カードの不良、電気回路カードから接続パネルまたは FMEC へのケーブルの接続不良が問題であると考えられます。「電気回路ケーブルのテスト」の作業を行います。
ステップ 1 問題があると考えられるケーブル(テスト セットと、電気接続パネルまたは FMEC カードのポートの間のケーブル)を、良好なケーブルと交換します。
良好なケーブルを使用できない場合は、テスト セットを使用して問題があると考えられるケーブルをテストします。問題があると考えられるケーブルを電気接続パネルまたは FMEC カードから取り外し、テスト セットの送信端子と受信端子に接続します。トラフィックを伝送し、ケーブルが良好であるか、不良であるかを判断します。
ステップ 2 良好なケーブルを取り付けて、ループバック回線にテスト用トラフィックを再送信します。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がない場合は、ケーブルの欠陥が問題であったと考えられます。不良なケーブルを交換します。
ステップ 4 カードをダブルクリックして、カード ビューを表示します。
ステップ 5 Maintenance > Loopback タブをクリックします。
ステップ 6 テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
ステップ 7 テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
ステップ 9 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 10 「電気回路カードのテスト」の作業を行います。
ステップ 1 問題があると考えられるカードに対して「トラフィック カードの物理的な交換」の作業を行い、良好なカードと交換します。
ステップ 2 良好なカードを取り付けて、ループバック回線にテスト用トラフィックを再送信します。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がない場合は、カードの欠陥が問題であると考えられます。RMA プロセスを通じて、不良カードをシスコに返送してください。詳細については、製品をお買い上げの弊社販売代理店にお問い合わせください。
ステップ 4 不良カードを交換します。不良カードに対して、「トラフィック カードの物理的な交換」の作業を行います。
ステップ 5 カードをダブルクリックして、カード ビューを表示します。
ステップ 6 Maintenance > Loopback タブをクリックします。
ステップ 7 テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
ステップ 8 テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
ステップ 10 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 11 「FMEC のテスト」の作業を行います。
ステップ 1 次のように FMEC カードを取り外して再度取り付け、正しく挿し込まれていることを確認します。
b. FMEC カードを固定している前面プレートのネジを緩めます。
c. 前面プレートを持って FMEC カードを引き出し、シェルフ アセンブリから取り外します。
d. 前面プレートを持って FMEC カードを内側に押し戻し、シェルフ アセンブリに再度挿し込みます。
ステップ 2 良好なケーブル接続、良好なカード、および再度取り付けた FMEC カードを使用して、ループバック回線にテスト用トラフィックを再送信します。測定の結果、回線に異常がない場合は、FMEC カードが正しく挿し込まれていなかったことが問題であったと考えられます。
ステップ 3 ファシリティ(回線)ループバックを解除します。
a. Maintenance > Loopback タブをクリックします。
b. テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
c. テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
e. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
電気回線パス全体が、一連の総合ループバック テストに合格しました。この回線は、実トラフィックの伝送に適しています。
ステップ 4 測定の結果、回線に異常がある場合は、FMEC カードの欠陥が問題であると考えられます。RMA プロセスを通じて、不良な FMEC カードをシスコに返送してください。詳細については、製品をお買い上げの弊社販売代理店にお問い合わせください。
ステップ 5 不良 FMEC カードに対して、「トラフィック カードの物理的な交換」の作業を行います。
ステップ 6 良好なケーブル接続、良好なカードと交換した FMEC カードを使用して、ループバック回線にテスト用トラフィックを再送信します。
ステップ 7 測定の結果、回線に異常がある場合は、ファシリティ ループバックのすべての手順を繰り返します。回線不良が続く場合は、弊社サポート担当者に問い合わせてください。詳細については、製品をお買い上げの弊社販売代理店にお問い合わせください。
ステップ 8 測定の結果、回線に異常がある場合は、FMEC カードの欠陥が問題であると考えられます。ファシリティ(回線)ループバックを解除します。
a. Maintenance > Loopback タブをクリックします。
b. テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
c. テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
e. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 9 「宛先ノードの電気回路ポートでのヘアピン テストの実行(イーストからウェスト)」の作業を行います。
ヘアピン テストはネットワーク回線のクロスコネクト カードで実行します。ヘアピン回線は、発信元と宛先の両方で同じポートを使用します。カード経由でヘアピンが正常に完了すれば、クロスコネクト カードが回線不良の原因である可能性が切り分けられます。図1-16 に、宛先ノードのポートでのヘアピン ループバックの一例を示します。
(注) ONS 15454 SDH は、XC-VXL クロスコネクト カードのシンプレックス オペレーションをサポートしていません。各ノードに、同じタイプのクロスコネクト カードを 2 枚取り付ける必要があります。
「宛先ノードのポートでのヘアピン回線の作成」の作業を行います。
ステップ 1 テストするポートに電気テスト セットを接続します。
a. 「宛先ノードの電気回路ポートでのファシリティ(回線)ループバックの実行(イーストからウェスト)」の作業を完了したばかりであれば、宛先ノードの電気回路ポートに電気テスト セットを接続したままにします。
b. この手順を開始するときに、電気テスト セットが電気回路ポートに接続されていない場合は、適切なケーブル接続で、電気テスト セットの送信端子と受信端子を、テストするポートの電気接続パネルまたは FMEC コネクタに接続します。送信端子と受信端子は、同じポートに接続します。
ステップ 3 CTC を使用して、次のようにテスト ポートにヘアピン回線をセットアップします。
a. ノード ビューで、 Circuits タブをクリックし、 Create をクリックします。
b. Circuit Creation ダイアログボックスで、タイプとサイズを選択します(VC HO Path Circuit と回線番号 1 など)。
d. 次の Circuit Creation ダイアログボックスで、回線に「Hairpin1」のようなわかりやすい名前を指定します。
e. Bidirectional チェックボックスをオフにします。State、SD Threshold、および SF Threshold の値はデフォルトのままにします。
g. Circuit Creation source ダイアログボックスで、テスト セットの接続先と同じ Node 、 Slot 、 Port 、 VC 、および Tug を選択します。Use Secondary Source のチェックはオフのままにします。
i. Circuit Creation destination ダイアログボックスで、source ダイアログボックスで使用したのと同じ Node 、 Slot 、 Port 、 VC 、および Tug を使用します。Use Secondary Destination のチェックをオフのままにします。
k. Circuit Creation circuit routing preferences ダイアログボックスでは、すべてデフォルト値のままにします。
l. VC Optimization ダイアログボックスが表示されたら、すべてデフォルト値のままにします
ステップ 4 新しく作成した回線が Circuits タブに表示され、 Dir カラムに単方向回線として示されていることを確認します。
ステップ 5 「電気ヘアピン回線のテストと削除」の作業を行います。
ステップ 1 テスト セットからトラフィックをまだ送信していない場合は、ループバック回線にテスト用トラフィックを送信します。
ステップ 2 テスト セットで受信したテスト用トラフィックを調べます。テスト セットで検出されたエラーまたは他の信号情報を調べます。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がなければ、ヘアピン回線でのテストは終了です。次のようにヘアピン回線を解除します。
d. Delete Circuits ダイアログボックスで Yes をクリックします。
e. Circuits タブの一覧からヘアピン回線が削除されていることを確認します。
ステップ 4 「スタンバイ XC-VXL クロスコネクト カードのテスト」の作業を行います。
(注) この手順を実行するノードでは、XC-VXL クロスコネクト カードを 2 枚(アクティブとスタンバイ)を使用している必要があります。
ステップ 1 アクティブ カードにするために、スタンバイ XC-VXL クロスコネクト カードでリセットを実行します。
a. スタンバイ クロスコネクト カードを判別します。物理ノードと CTC のノード ビュー ウィンドウの両方で、スタンバイ クロスコネクトの ACT/STBY LED はオレンジであり、アクティブ カードの ACT/STBY LED はグリーンです。
b. スタンバイ クロスコネクト カードの上にカーソルを置きます。
c. 右クリックして、 RESET CARD を選択します。
d. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 2 ループバック回線を再テストする前に、クロスコネクト カードで外部切り替えコマンド(サイド切り替え)を開始します。
a. スタンバイ XC-VXL クロスコネクト カードを判別します。物理ノードと CTC のノード ビュー ウィンドウの両方で、スタンバイ クロスコネクトの ACT/STBY LED はオレンジであり、アクティブ カードの ACT/STBY LED はグリーンです。
b. ノード ビューで、 Maintenance > Cross-Connect > Card タブを選択します。
c. Cross-Connect Cards 領域で Switch をクリックします。
d. Confirm Switch ダイアログボックスで Yes をクリックします。
(注) アクティブ XC-VXL クロスコネクト カードがスタンバイ モードになると、元のスタンバイ カードがアクティブになり、そのカードの ACT/STBY LED がグリーンに変わります。元のアクティブ カードはスタンバイになり、そのカードの ACT/STBY LED はオレンジに変わります。
ステップ 3 ループバック回線にテスト用トラフィックを再送信します。
これで、テスト用トラフィックは代替のクロスコネクト カード経由で伝送されるようになります。
ステップ 4 測定の結果、回線に異常がある場合は、クロスコネクト カードが問題の原因ではないと思われます。次のようにヘアピン回線を解除します。
d. Delete Circuits ダイアログボックスで Yes をクリックします。他のチェックボックスはチェックしないでください。
e. Circuits タブの一覧からヘアピン回線が削除されていることを確認します。
ステップ 5 元のクロスコネクト カードに問題があることを確認するには、「元の XC-VXL クロスコネクト カードの再テスト」の作業を行います。
ステップ 1 XC-VXL クロスコネクト カードで外部切り替えコマンド(サイド切り替え)を実行します。
a. スタンバイ クロスコネクト カードを判別します。物理ノードと CTC のノード ビュー ウィンドウの両方で、スタンバイ クロスコネクトの ACT/STBY LED はオレンジであり、アクティブ カードの ACT/STBY LED はグリーンです。
b. ノード ビューで、 Maintenance > Cross-Connect > Card タブを選択します。
c. Cross Connect Cards メニューから、 Switch を選択します。
d. Confirm Switch ダイアログボックスで Yes をクリックします。
(注) アクティブ クロスコネクト カードがスタンバイ モードになると、元のスタンバイ カードがアクティブになり、そのカードの ACT/STBY LED がグリーンに変わります。元のアクティブ カードはスタンバイになり、そのカードの ACT/STBY LED はオレンジに変わります。
ステップ 2 ループバック回線にテスト用トラフィックを再送信します。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がある場合は、カードの欠陥が問題であると考えられます。RMA プロセスを通じて、不良カードをシスコに返送してください。詳細については、製品をお買い上げの弊社販売代理店にお問い合わせください。
ステップ 4 ステップ 5 に進みます。テストの結果、回線に異常が見つからない場合は、ステップ 6 に進みます。
ステップ 5 不良なクロスコネクト カードについて、「イン サービス クロスコネクト カードの物理的な交換」の作業を行います。
ステップ 6 測定の結果、回線に異常がない場合は、クロスコネクト カードに一時的な問題があり、サイド切り替えによってその問題が解消された可能性があります。次のようにヘアピン回線を解除します。
d. Delete Circuits ダイアログボックスで Yes をクリックします。他のチェックボックスはチェックしないでください。
e. Circuits タブの一覧からヘアピン回線が削除されていることを確認します。
ステップ 7 「電気回線を伝送している発信元ノード STM-N VC での XC ループバックの実行(ウェストからイースト)」の作業を行います。
XC ループバックでは、カード上のテスト対象のスパンと他のスパンとを切り分けて、回線の光スパンに問題があるかどうかをテストします。また、クロスコネクト カードが問題のある回線の障害原因になっているかどうかを切り分けます。ループバックは、ネットワーク回線の XC-VXL クロスコネクト カードで行います。 図1-17 に、発信元 STM-N ポートの XC ループバックの一例を示します。
(注) STM-N カードでの XC ループバックは、他の回線のトラフィックに影響を及ぼしません。
(注) 回線の発信元現用ポートか、1+1 保護グループの予備ポートで、XC ループバックを実施できます。
図1-17 発信元 STM-N ポートでの XC ループバック
「電気回線を伝送する発信元の光ポートでの XC ループバックの作成」の作業を行います。
ステップ 1 テストするポートに光テスト セットを接続します。
(注) テスト セット装置の接続、セットアップ、および使用方法については、製造元に確認してください。
a. 「宛先ノードの電気回路ポートでのヘアピン テストの実行(イーストからウェスト)」の作業が完了したばかりであれば、発信元ノードのポートに光テスト セットを接続したままにします。
b. 現在の手順を開始するときに、光テスト セットが発信元ポートに接続されていない場合は、適切なケーブル接続で、光テスト セットの送信端子と受信端子をテストするポートに接続します。送信端子と受信端子は、同じポートに接続します。
ステップ 3 CTC を使用して、テストする回線を次のようにアウト オブ サービス状態にします。
a. ノード ビューで、Circuits タブをクリックします。
c. Edit Circuit ダイアログボックスで、 State タブをクリックします。
d. Target Circuit State ドロップダウン リストから、Locked,maintenance を選択します。
f. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 4 CTC を使用して、テストする回線に XC ループバックをセットアップします。
a. ノード ビューで、報告されているカードをダブルクリックして、カード ビューを表示します。
b. Maintenance > Loopback > VC4 タブをクリックします。
c. テストされるポートの XC Loopback カラムのチェックボックスをクリックします。
e. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 5 「XC ループバック回線のテストと解除」の作業を行います。
ステップ 1 テスト セットからトラフィックをまだ送信していない場合は、ループバック回線にテスト用トラフィックを送信します。
ステップ 2 テスト セットで受信したテスト用トラフィックを調べます。テスト セットで検出されたエラーまたは他の信号情報を調べます。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がなければ、クロスコネクトでのテストは終了です。XC ループバックを解除します。
a. カード ビューで、 Maintenance > Loopback > VC4 タブをクリックします。
b. テスト対象の回線に対して、XC Loopback カラムにあるチェックボックスをオフにします。
d. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 4 「スタンバイ XC-VXL クロスコネクト カードのテスト」の作業を行います。
ステップ 1 スタンバイ クロスコネクト カードでリセットを実行します。
a. スタンバイ クロスコネクト カードを判別します。物理ノードと CTC のノード ビュー ウィンドウの両方で、スタンバイ クロスコネクトの ACT/STBY LED はオレンジであり、アクティブ カードの ACT/STBY LED はグリーンです。
b. スタンバイ クロスコネクト カードの上にカーソルを置きます。
c. 右クリックして、 RESET CARD を選択します。
d. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 2 ループバック回線を再テストする前に、クロスコネクト カードで外部切り替えコマンド(サイド切り替え)を開始します。
a. スタンバイ クロスコネクト カードを判別します。物理ノードと CTC のノード ビュー ウィンドウの両方で、スタンバイ クロスコネクトの ACT/STBY LED はオレンジであり、アクティブ カードの ACT/STBY LED はグリーンです。
b. ノード ビューで、 Maintenance > Cross-Connect > Card タブを選択します。
c. Cross-Connect Cards 領域で Switch をクリックします。
d. Confirm Switch ダイアログボックスで Yes をクリックします。
(注) アクティブ クロスコネクト カードがスタンバイ モードになると、元のスタンバイ カードがアクティブになり、そのカードの ACT/STBY LED がグリーンに変わります。元のアクティブ カードはスタンバイになり、そのカードの ACT/STBY LED はオレンジに変わります。
ステップ 3 ループバック回線にテスト用トラフィックを再送信します。
これで、テスト用トラフィックは代替のクロスコネクト カード経由で伝送されるようになります。
ステップ 4 測定の結果、回線に異常がある場合は、クロスコネクト カードが問題の原因ではないと思われます。XC ループバック回線を解除します。
d. Delete Circuits ダイアログボックスで Yes をクリックします。他のチェックボックスはチェックしないでください。
e. Circuits タブの一覧から XC ループバック回線が削除されていることを確認します。測定の結果、回線に異常がない場合は、クロスコネクト カードに問題がある可能性があります。
ステップ 5 元のクロスコネクト カードに問題があることを確認するには、「元の XC-VXL クロスコネクト カードの再テスト」の作業を行います。
(注) この手順は、STM-N および XC-VXL カードだけで実行します。
ステップ 1 クロスコネクト カードで外部切り替えコマンド(サイド切り替え)を開始します。
a. スタンバイ クロスコネクト カードを判別します。物理ノードと CTC のノード ビュー ウィンドウの両方で、スタンバイ クロスコネクトの ACT/STBY LED はオレンジであり、アクティブ カードの ACT/STBY LED はグリーンです。
b. ノード ビューで、 Maintenance > Cross-Connect > Card タブを選択します。
c. Cross-Connect Cards 領域で Switch をクリックします。
d. Confirm Switch ダイアログボックスで Yes をクリックします。
(注) アクティブ クロスコネクト カードがスタンバイ モードになると、元のスタンバイ カードがアクティブになり、そのカードの ACT/STBY LED がグリーンに変わります。元のアクティブ カードはスタンバイになり、そのカードの ACT/STBY LED はオレンジに変わります。
ステップ 2 ループバック回線にテスト用トラフィックを再送信します。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がある場合は、カードの欠陥が問題であると考えられます。RMA プロセスを通じて、不良カードをシスコに返送してください。詳細については、製品をお買い上げの弊社販売代理店にお問い合わせください。
ステップ 4 回線に不良が見られず、カードも欠陥があることを示していない場合は、テストを終了します。
ステップ 5 不良クロスコネクト カードに対して「イン サービス クロスコネクト カードの物理的な交換」の作業を行い、ステップ 6 を実行します。
ステップ 6 測定の結果、回線に異常がない場合は、クロスコネクト カードに一時的な問題があり、サイド切り替えによってその問題が解消された可能性があります。XC ループバック回線を解除します。
d. Delete Circuits ダイアログボックスで Yes をクリックします。他のチェックボックスはチェックしないでください。
ステップ 7 問題が解決しなければ、「発信元ノードの電気回路ポートでのターミナル(内部)ループバックの実行(イーストからウェスト)」へ進みます。
ターミナル(内部)ループバック テストは、発信元ノードの 電気回路ポートなど、回線内のノードの発信元ポートで実行されます。まず、宛先ノードの電気回路ポートで開始し、発信元ノードの電気回路ポートでループバックする双方向回線を作成します。次に、ターミナル ループバック テストに進みます。発信元ノードのポートへのターミナル ループバックが正常に完了すれば、回線が発信元の電気回路ポートまで問題ないことが実証されます。図1-14 に、発信元の電気回路ポートでのターミナル ループバックの一例を示します。
図1-18 発信元電気回路ポートでのターミナル(内部)ループバック
(注) 電気回線のターミナル ループバックは、ループバックから離れる方向には AIS 状態を送信しません。AIS の代わりに、ループバックに一連の信号が伝送されます。
「発信元ノードのポートでのターミナル(内部)ループバックの作成」の作業を行います。
ステップ 1 テストするポートに電気テスト セットを接続します。
a. 「電気回線を伝送している発信元ノード STM-N VC での XC ループバックの実行(ウェストからイースト)」の作業を完了したばかりであれば、発信元ノードの電気回路ポートに電気テスト セットを接続したままにします。
b. この手順を開始するときに、電気テスト セットが電気回路ポートに接続されていない場合は、適切なケーブル接続で、電気テスト セットの送信端子と受信端子を、テストするポートの電気パネルまたは FMEC コネクタに接続します。送信と受信の両方を同じポートに接続します。
ステップ 3 CTC のノード ビューで Circuits タブをクリックし、 Create をクリックします。
ステップ 4 Circuit Creation ダイアログボックスで、タイプとサイズを選択します(VC HO Path Circuit と回線番号 1 など)。
ステップ 6 次の Circuit Creation ダイアログボックスで、回線に「ENtoEN」のようなわかりやすい名前を指定します。
ステップ 7 Bidirectional チェックボックスは、オンの状態のままにします。
ステップ 9 Circuit Creation source ダイアログボックスで、テスト セットの接続先と同じ Node 、 Slot 、 Port 、および VC4 を選択します。
ステップ 11 Circuit Creation destination ダイアログボックスで、source ダイアログボックスで使用したのと同じ Node 、 Slot 、 Port 、 VC 、および Tug を使用します。
ステップ 12 Next をクリックして、以下の作業を行います。
a. Circuit Creation circuit routing preferences ダイアログボックスでは、すべてデフォルト値のままにします。
b. VC Optimization ダイアログボックスが表示されたら、すべてデフォルト値のままにします。
ステップ 13 Dir カラムに、新しく作成した回線が双方向回線として表示されていることを確認します。
(注) ループバックのセットアップ時には、通常、 LPBKTERMINAL (DS1、DS3)が表示されます。ループバックを削除すると、この状態はクリアされます。
(注) 電気回線のターミナル ループバックは、ループバックから離れる方向には AIS( AIS参照)を送信しません。AIS の代わりに、ループバックに一連の信号が伝送されます。
ステップ 14 テスト対象の宛先ポートに、ターミナル(内部)ループバックを作成します。
• View メニューから Go To Other Node を選択します。
• Select Node ダイアログボックスのドロップダウン リストからノードを選択し、 OK をクリックします。
b. ノード ビューで、宛先ノードの電気回路カードなど、ループバックが必要なカードをダブルクリックします。
c. Maintenance > Loopback タブをクリックします。
d. Admin State カラムから Locked,maintenance を選択します。このカードがマルチポート カードの場合、目的のポートに対応する行を選択します。
e. Loopback Type カラムから、 Terminal (Inward) を選択します。このカードがマルチポート カードの場合、目的のポートに対応する行を選択します。
g. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 15 「電気回路ポート ターミナル(内部)ループバック回線のテストと解除」の作業を行います。
ステップ 1 テスト セットからトラフィックをまだ送信していない場合は、ループバック回線にテスト用トラフィックを送信します。
ステップ 2 テスト セットで受信したテスト用トラフィックを調べます。テスト セットで検出されたエラーまたは他の信号情報を調べます。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がなければ、ループバック回線でのテストは終了です。ターミナル ループバックが設定されている宛先ノードの電気回路カードをダブルクリックします。
ステップ 4 Maintenance > Loopback タブをクリックします。
ステップ 5 テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
ステップ 6 テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
ステップ 8 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
d. Delete Circuits ダイアログボックスで Yes をクリックします。他のチェックボックスはチェックしないでください。
ステップ 10 「発信元の電気回路カードのテスト」の作業を行います。
ステップ 1 問題があると考えられるカードに対して「トラフィック カードの物理的な交換」の作業を行い、良好なカードと交換します。
ステップ 2 良好なカードを取り付けて、ループバック回線にテスト用トラフィックを再送信します。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がない場合は、カードの欠陥が問題であったと考えられます。RMA プロセスを通じて、不良カードをシスコに返送してください。詳細については、製品をお買い上げの弊社販売代理店にお問い合わせください。
ステップ 4 不良カードに対して、「トラフィック カードの物理的な交換」の作業を行います。
ステップ 5 ポートのターミナル(内部)ループバック状態を解除します。
a. ターミナル ループバックが設定されている宛先ノードの電気回路カードをダブルクリックします。
b. Maintenance > Loopback タブをクリックします。
c. テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
d. テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
f. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 6 ターミナル(内部)ループバック回線を削除します。
d. Delete Circuits ダイアログボックスで Yes をクリックします。他のチェックボックスはチェックしないでください。
多くの場合、ファシリティ(回線)ループバック、ターミナル(内部)ループバック、およびクロスコネクト ループバック回線を使用して、ネットワーク全体の回線パスをテストしたり、障害を論理的に切り分けたりします。回線パスに沿った各ポイントでループバック テストを実施することにより、考えられる障害ポイントを体系的に切り分けます。
この章で説明する手順は、光カードに適用されます(G シリーズのイーサネット カードの手順については、「ループバックによるイーサネット回線パスのトラブルシューティング」へ進んでください。MXP および TXP カードのトラブルシューティングについては、「ループバックによる MXP、TXP、またはFC_MR-4 回線パスのトラブルシューティング」へ進んでください)。ここで扱う例では、3 ノード MS-SPRing 上の光回線をテストします。ファシリティ、クロスコネクト、およびターミナル(内部)ループバックを組み合わせて、例に示しているシナリオでは、回線パスをトレースし、考えられる障害箇所を検証して除去します。この工程は、7 つのネットワーク試験手順で構成されます。
(注) 回線のテスト手順は、回線のタイプとネットワーク トポロジによって異なります。
1. 発信元ノードの STM-N ポートでのファシリティ(回線)ループバック
2. 発信元ノードの STM-N ポートでのターミナル(内部)ループバック
3. 発信元 STM-N ポートでのクロスコネクト ループバック
4. 中間ノードの STM-N ポートでのファシリティ(回線)ループバック
5. 中間ノードの STM-N ポートでのターミナル(内部)ループバック
6. 宛先ノードの STM-N ポートでのファシリティ(回線)ループバック
7. 宛先ノードの STM-N ポートでのターミナル(内部)ループバック
(注) ファシリティ、ヘアピン、およびターミナル ループバック テストには、現場要員が必要です。
ファシリティ(回線)ループバック テストは、ネットワーク回線内のノードの発信元ポートで実行します。次のテスト例では、発信元ノード内の発信元 STM-N ポートが対象です。このポートでのファシリティ(回線)ループバックが正常に完了すれば、光ポートが障害ポイントである可能性が切り分けられます。図1-19 に、回線の発信元 STM-N ポートでのファシリティ ループバックの一例を示します。
図1-19 回線の発信元 STM-N ポートでのファシリティ ループバック
「発信元光ポートでのファシリティ(回線)ループバックの作成」の作業を行います。
ステップ 1 テストするポートに光テスト セットを接続します。
(注) テスト セット装置の接続、セットアップ、および使用方法については、製造元に確認してください。
適切なケーブルを使用して、光テスト セットの送信端子と受信端子をテスト対象のポートに接続します。送信端子と受信端子は、同じポートに接続します。必要に応じてテスト セットを調節します。
ステップ 2 CTC のノード ビューで、カードをダブルクリックし、カード ビューを開きます。
ステップ 3 Maintenance > Loopback > Port タブをクリックします。
ステップ 4 テストするポートに対して、Admin State カラムから Locked,maintenance を選択します。このカードがマルチポート カードの場合、目的のポートに対応する行を選択します。
ステップ 5 テストするポートに対して、Loopback Type カラムから Facility (Line) を選択します。このカードがマルチポート カードの場合、目的のポートに対応する行を選択します。
ステップ 7 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
(注) ループバックのセットアップ時には、通常、 LPBKFACILITY(STM1E、STMN)が表示されます。ループバックを削除すると、この状態はクリアされます。
ステップ 8 「ファシリティ(回線)ループバック回線のテストと解除」の作業を行います。
ステップ 1 テスト セットからトラフィックをまだ送信していない場合は、ループバック回線にテスト用トラフィックを送信します。
ステップ 2 テスト セットで受信したトラフィックを調べます。テスト セットで検出されたエラーまたは他の信号情報を調べます。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がなければ、ファシリティ ループバックでのテストは終了です。ファシリティ ループバックを解除します。
a. Maintenance > Loopback > Port タブをクリックします。
b. テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
c. テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
e. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 4 「光カードのテスト」の作業を行います。
ステップ 1 問題があると考えられるカードに対して「トラフィック カードの物理的な交換」の作業を行い、良好なカードと交換します。
ステップ 2 良好なカードを取り付けて、ループバック回線にテスト用トラフィックを再送信します。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がない場合は、カードの欠陥が問題であると考えられます。RMA プロセスを通じて、不良カードをシスコに返送してください。詳細については、製品をお買い上げの弊社販売代理店にお問い合わせください。
ステップ 4 不良カードに対して、「トラフィック カードの物理的な交換」の作業を行います。
ステップ 5 ファシリティ(回線)ループバックを解除します。
a. Maintenance > Loopback > Port タブをクリックします。
b. テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
c. テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
e. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 6 「発信元ノードの光ポートでのターミナル(内部)ループバックの実行」の作業を行います。
ターミナル(内部)ループバック テストは発信元ノードの光ポートで実行されます。次の例の回線では、発信元ノード内の宛先 STM-N ポートが対象です。まず、発信元ノードの光ポートで開始し、宛先ノードの光ポートでループバックする双方向回線を作成します。次に、ターミナル ループバック テストに進みます。宛先ノードのポートへのターミナル ループバックが正常に完了すれば、回線が宛先ポートまで問題ないことが実証されます。図1-20 に、発信元ノードの STM-N ポートでのターミナル ループバックの一例を示します。
図1-20 発信元ノードの STM-N ポートでのターミナル ループバック
ターミナル ループバック状態の STM-N カードには、図1-21に示すように、CTC の GUI でアイコンが表示されます。
「発信元ノードの光ポートでのターミナル(内部)ループバックの作成」の作業を行います。
ステップ 1 テストするポートに光テスト セットを接続します。
(注) テスト セット装置の接続、セットアップ、および使用方法については、製造元に確認してください。
a. 「発信元ノードの光ポートでのファシリティ(回線)ループバックの実行」の作業が完了したばかりであれば、発信元ノードのポートに光テスト セットを接続したままにします。
b. 現在の手順を開始するときに、光テスト セットが発信元ノードのポートに接続されていない場合は、適切なケーブル接続で、光テスト セットの送信端子と受信端子をテストするポートに接続します。送信と受信の両方を同じポートに接続します。
ステップ 3 CTC を使用して、テストするポートにターミナル(内部)ループバック回線をセットアップします。
a. ノード ビューで、 Circuits タブをクリックし、 Create をクリックします。
b. Circuit Creation ダイアログボックスで、タイプとサイズを選択します(VC HO など)。
d. 次の Circuit Creation ダイアログボックスで、回線に「STMN1toSTMN2」のようなわかりやすい名前を指定します。
e. Bidirectional チェックボックスは、オンの状態のままにします。State はデフォルト値のままにします。
g. Circuit Creation source ダイアログボックスで、テスト セットの接続先と同じ Node 、 Slot 、 Port 、 VC、および Tug を選択します。
i. Circuit Creation destination ダイアログボックスで、source ダイアログボックスで使用したのと同じ Node 、 Slot 、 Port 、 VC 、および Tug を使用します。
j. Circuit Creation circuit routing preferences ダイアログボックスでは、すべてデフォルト値のままにします。
k. VC Optimization ダイアログボックスが表示されたら、すべてデフォルト値のままにします。
ステップ 4 新しく作成した回線が Circuits タブに表示され、 Dir カラムで双方向回線として表示されていることを確認します。
(注) ループバックのセットアップ時には、通常、 LPBKTERMINAL(STM1E、STMN)が表示されます。ループバックを削除すると、この状態はクリアされます。
ステップ 5 テスト対象の宛先ポートに、ターミナル(内部)ループバックを作成します。
a. ノード ビューで、発信元ノードの光カードなど、ループバックが必要なカードをダブルクリックします。
b. Maintenance > Loopback > Port タブをクリックします。
c. Admin State カラムから Locked,maintenance を選択します。このカードがマルチポート カードの場合、目的のポートに対応する行を選択します。
d. Loopback Type カラムから、 Terminal (Inward) を選択します。このカードがマルチポート カードの場合、目的のポートに対応する行を選択します。
f. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 6 「ターミナル ループバック回線のテストと解除」の作業を行います。
ステップ 1 テスト セットからトラフィックをまだ送信していない場合は、ループバック回線にテスト用トラフィックを送信します。
ステップ 2 テスト セットで受信したテスト用トラフィックを調べます。テスト セットで検出されたエラーまたは他の信号情報を調べます。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がなければ、ループバック回線でのテストは終了です。ポートのターミナル ループバック状態を解除します。
a. ターミナル ループバックが設定されている発信元ノードのカードをダブルクリックします。
b. Maintenance > Loopback > Port タブをクリックします。
c. テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None をクリックします。
d. テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
f. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
d. Delete Circuits ダイアログボックスで Yes をクリックします。他のチェックボックスはチェックしないでください。
ステップ 5 「光カードのテスト」の作業を行います。
ステップ 1 問題があると考えられるカードに対して「トラフィック カードの物理的な交換」の作業を行い、良好なカードと交換します。
ステップ 2 良好なカードを取り付けて、ループバック回線にテスト用トラフィックを再送信します。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がない場合は、カードの欠陥が問題であると考えられます。RMA プロセスを通じて、不良カードをシスコに返送してください。詳細については、製品をお買い上げの弊社販売代理店にお問い合わせください。
ステップ 4 不良カードに対して、「トラフィック カードの物理的な交換」の作業を行います。
ステップ 5 ネットワーク パスの次のセグメントの試験に進む前に、発信元カード ポートのターミナル ループバックを解除します。
a. ターミナル ループバックが設定されている発信元ノードのカードをダブルクリックします。
b. Maintenance > Loopback > Port タブをクリックします。
c. テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
d. テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
f. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
d. Delete Circuits ダイアログボックスで Yes をクリックします。他のチェックボックスはチェックしないでください。
ステップ 7 「発信元の光ポートでの XC ループバックの実行」の作業を行います。
(注) この手順は、STM-N カードとクロスコネクト カードだけで実行します。
(注) 回線の発信元現用ポートか、1+1 保護グループの予備ポートで、XC ループバックを実施できます。
クロスコネクト(XC)ループバック テストは、ネットワーク回線の XC-VXL クロスコネクト カードで行われます。クロスコネクト カードを介して光カードからの XC ループバックが正常に完了すると、不良な回線の障害原因として、そのクロスコネクト カードを取り除けます。図1-22 に、発信元の STM-N ポートの XC ループバック パスの一例を示します。
図1-22 発信元 STM-N ポートでの XC ループバック
「発信元 STM-N ポートでの XC ループバックの作成」の作業を行います。
ステップ 1 テストするポートに光テスト セットを接続します。
(注) テスト セット装置の接続、セットアップ、および使用方法については、製造元に確認してください。
a. 「発信元ノードの光ポートでのターミナル(内部)ループバックの実行」の作業が完了したばかりであれば、発信元ノードのポートに光テスト セットを接続したままにします。
b. 現在の手順を開始するときに、光テスト セットが発信元ポートに接続されていない場合は、適切なケーブル接続で、光テスト セットの送信端子と受信端子をテストするポートに接続します。送信端子と受信端子は、同じポートに接続します。
ステップ 3 CTC を使用して、テストする回線を次のようにアウト オブ サービス状態にします。
a. ノード ビューで、Circuits タブをクリックします。
c. Edit Circuit ダイアログボックスで、State タブをクリックします。
d. Target Circuit State ドロップダウン リストから、Locked,maintenance を選択します。
f. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 4 CTC を使用して、テストする回線に XC ループバックをセットアップします。
a. ノード ビューで、報告されているカードをダブルクリックして、カード ビューを表示します。
b. Maintenance > Loopback > VC4 タブをクリックします。
c. テストするポートに対して、XC Loopback カラムにあるチェックボックスをオンにします。
e. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 5 「XC ループバック回線のテストと解除」の作業を行います。
ステップ 1 テスト セットからトラフィックをまだ送信していない場合は、ループバック回線にテスト用トラフィックを送信します。
ステップ 2 テスト セットで受信したテスト用トラフィックを調べます。テスト セットで検出されたエラーまたは他の信号情報を調べます。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がなければ、クロスコネクトでのテストは終了です。XC ループバックを解除します。
a. カード ビューで、 Maintenance > Loopback > VC4 タブをクリックします。
b. テスト対象の回線に対して、XC Loopback カラムにあるチェックボックスをオフにします。
d. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 4 「スタンバイ XC-VXL クロスコネクト カードのテスト」の作業を行います。
ステップ 1 スタンバイ クロスコネクト カードでリセットを実行します。
a. スタンバイ クロスコネクト カードを判別します。物理ノードと CTC のノード ビュー ウィンドウの両方で、スタンバイ クロスコネクトの ACT/STBY LED はオレンジであり、アクティブ カードの ACT/STBY LED はグリーンです。
b. スタンバイ クロスコネクト カードの上にカーソルを置きます。
c. 右クリックして、 RESET CARD を選択します。
d. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 2 ループバック回線を再テストする前に、クロスコネクト カードで外部切り替えコマンド(サイド切り替え)を開始します。
a. スタンバイ クロスコネクト カードを判別します。物理ノードと CTC のノード ビュー ウィンドウの両方で、スタンバイ クロスコネクトの ACT/STBY LED はオレンジであり、アクティブ カードの ACT/STBY LED はグリーンです。
b. ノード ビューで、 Maintenance > Cross-Connect > Card タブを選択します。
c. Cross-Connect Cards 領域で Switch をクリックします。
d. Confirm Switch ダイアログボックスで Yes をクリックします。
(注) アクティブ クロスコネクト カードがスタンバイ モードになると、元のスタンバイ カードがアクティブになり、そのカードの ACT/STBY LED がグリーンに変わります。元のアクティブ カードはスタンバイになり、そのカードの ACT/STBY LED はオレンジに変わります。
ステップ 3 ループバック回線にテスト用トラフィックを再送信します。
これで、テスト用トラフィックは代替のクロスコネクト カード経由で伝送されるようになります。
ステップ 4 測定の結果、回線に異常がある場合は、クロスコネクト カードが問題の原因ではないと思われます。XC ループバック回線を解除します。
d. Delete Circuits ダイアログボックスで Yes をクリックします。他のチェックボックスはチェックしないでください。
e. Circuits タブの一覧から XC ループバック回線が削除されていることを確認します。測定の結果、回線に異常がない場合は、クロスコネクト カードに問題がある可能性があります。
ステップ 5 元のクロスコネクト カードに問題があることを確認するには、「元の XC-VXL クロスコネクト カードの再テスト」の作業を行います。
(注) この手順は、STM-N および XC カードだけで実行します。
ステップ 1 クロスコネクト カードで外部切り替えコマンド(サイド切り替え)を開始します。
a. スタンバイ クロスコネクト カードを判別します。物理ノードと CTC のノード ビュー ウィンドウの両方で、スタンバイ クロスコネクトの ACT/STBY LED はオレンジであり、アクティブ カードの ACT/STBY LED はグリーンです。
b. ノード ビューで、 Maintenance > Cross-Connect > Card タブを選択します。
c. Cross-Connect Cards 領域で Switch をクリックします。
d. Confirm Switch ダイアログボックスで Yes をクリックします。
(注) アクティブ クロスコネクト カードがスタンバイ モードになると、元のスタンバイ カードがアクティブになり、そのカードの ACT/STBY LED がグリーンに変わります。元のアクティブ カードはスタンバイになり、そのカードの ACT/STBY LED はオレンジに変わります。
ステップ 2 ループバック回線にテスト用トラフィックを再送信します。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がある場合は、カードの欠陥が問題であると考えられます。RMA プロセスを通じて、不良カードをシスコに返送してください。詳細については、製品をお買い上げの弊社販売代理店にお問い合わせください。
ステップ 4 ステップ 5 に進みます。回線に不良が見られず、カードも欠陥があることを示していない場合は、テストを終了します。
ステップ 5 不良クロスコネクト カードに対して「イン サービス クロスコネクト カードの物理的な交換」の作業を行い、ステップ 6 を実行します。
ステップ 6 測定の結果、回線に異常がない場合は、クロスコネクト カードに一時的な問題があり、サイド切り替えによってその問題が解消された可能性があります。XC ループバック回線を解除します。
d. Delete Circuits ダイアログボックスで Yes をクリックします。他のチェックボックスはチェックしないでください。
ステップ 7 「中間ノードでの光ポートのファシリティ(回線)ループバックの実行」の作業を行います。
中間ノードでファシリティ(回線)ループバック試験を実行することにより、そのノードが回線障害の原因かどうかを切り分けることができます。図1-23に、中間 STM-N ポートでテストが実行される状況を示します。
図1-23 中間ノードの STM-N ポートでのファシリティ ループバック パス
「中間ノードの光ポートでのファシリティ(回線)ループバックの実行」の作業を行います。
ステップ 1 テストするポートに光テスト セットを接続します。
(注) テスト セット装置の接続、セットアップ、および使用方法については、製造元に確認してください。
a. 「発信元の光ポートでの XC ループバックの実行」の作業が完了したばかりであれば、発信元ノードのポートに光テスト セットを接続したままにします。
b. 現在の手順を開始するときに、光テスト セットが発信元ノードのポートに接続されていない場合は、適切なケーブル接続で、光テスト セットの送信端子と受信端子をテストするポートに接続します。送信と受信の両方を同じポートに接続します。
ステップ 3 CTC を使用して、次のようにテスト ポートにファシリティ(回線)ループバックをセットアップします。
a. ノード ビューで、 Circuits タブをクリックし、 Create をクリックします。
b. Circuit Creation ダイアログボックスで、タイプとサイズを選択します(VC HO など)。
d. 次の Circuit Creation ダイアログボックスで、回線に「STMN1toSTMN3」のようなわかりやすい名前を指定します。
e. Bidirectional チェックボックスは、オンの状態のままにします。State はデフォルト値のままにします。
g. Circuit Creation 発信元ダイアログボックスで、テスト セットの接続先と同じ Node 、 Slot 、 Port 、 VC、および Tug を選択します。
i. Circuit Creation destination ダイアログボックスで、source ダイアログボックスで使用したのと同じ Node 、 Slot 、 Port 、 VC 、および Tug を使用します。
k. Circuit Creation circuit routing preferences ダイアログボックスでは、すべてデフォルト値のままにします。
l. VC Optimization ダイアログボックスが表示されたら、すべてデフォルト値のままにします。
ステップ 4 新しく作成した回線が Circuits タブに表示され、Dir カラムで双方向回線として表示されていることを確認します。
(注) 通常、 LPBKFACILITY(STM1E、STMN)が表示されます。ループバックを削除すると、この状態はクリアされます。
ステップ 5 テスト対象の宛先ポート上でファシリティ(回線)ループバックを作成します。
• View メニューから Go To Other Node を選択します。
• Select Node ダイアログボックスのドロップダウン リストからノードを選択し、 OK をクリックします。
b. ノード ビューで、ループバックが必要な中間ノードのカードをダブルクリックします。
c. Maintenance > Loopback > Port タブをクリックします。
d. Admin State カラムから Locked,maintenance を選択します。このカードがマルチポート カードの場合、目的のポートに対応する行を選択します。
e. Loopback Type カラムから、 Facility (Line) を選択します。このカードがマルチポート カードの場合、目的のポートに対応する行を選択します。
g. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 6 「ファシリティ(回線)ループバック回線のテストと解除」の作業を行います。
ステップ 1 テスト セットからトラフィックをまだ送信していない場合は、ループバック回線にテスト用トラフィックを送信します。
ステップ 2 テスト セットで受信したトラフィックを調べます。テスト セットで検出されたエラーまたは他の信号情報を調べます。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がなければ、ファシリティ ループバックでのテストは終了です。ポートのファシリティ ループバック状態を解除します。
a. Maintenance > Loopback > Port タブをクリックします。
b. テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
c. テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
e. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 4 ファシリティ(回線)ループバック回線を解除します。
d. Delete Circuits ダイアログボックスで Yes をクリックします。他のチェックボックスはチェックしないでください。
ステップ 5 「光カードのテスト」の作業を行います。
ステップ 1 問題があると考えられるカードに対して「トラフィック カードの物理的な交換」の作業を行い、良好なカードと交換します。
ステップ 2 良好なカードを取り付けて、ループバック回線にテスト用トラフィックを再送信します。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がない場合は、カードの欠陥が問題であると考えられます。RMA プロセスを通じて、不良カードをシスコに返送してください。詳細については、製品をお買い上げの弊社販売代理店にお問い合わせください。
ステップ 4 不良カードに対して、「トラフィック カードの物理的な交換」の作業を行います。
ステップ 5 ポートのファシリティ(回線)ループバックを解除します。
a. Maintenance > Loopback > Port タブをクリックします。
b. テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
c. テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
e. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
d. Delete Circuits ダイアログボックスで Yes をクリックします。他のチェックボックスはチェックしないでください。
ステップ 7 「中間ノードの光ポートでのターミナル(内部)ループバックの実行」の作業を行います。
次のトラブルシューティング テストでは、中間ノードのポートに対してターミナル ループバックを実行することにより、宛先ポートが回線障害の原因となっているかどうかを切り分けます。図1-24に示す例の状況では、ターミナル ループバックを、回線内の中間光ポートに対して実行します。まず、発信元ノードの光ポートで開始し、ノードの宛先ポートでループバックする双方向回線を作成します。次に、ターミナル ループバック テストに進みます。ノードでのターミナル ループバックが正常に完了すれば、このノードを回線障害の原因から除外します。
図1-24 中間ノードの STM-N ポートでのターミナル ループバック パス
ファシリティ ループバック状態の STM-N カードには、図1-25に示すようにアイコンが表示されます。
「中間ノードの光ポートでのターミナル ループバックの作成」の作業を行います。
ステップ 1 テストするポートに光テスト セットを接続します。
(注) テスト セット装置の接続、セットアップ、および使用方法については、製造元に確認してください。
a. 「中間ノードでの光ポートのファシリティ(回線)ループバックの実行」の作業が完了したばかりであれば、発信元ノードのポートに光テスト セットを接続したままにします。
b. 現在の手順を開始するときに、光テスト セットが発信元ポートに接続されていない場合は、適切なケーブル接続で、光テスト セットの送信端子と受信端子をテストするポートに接続します。送信と受信の両方を同じポートに接続します。
ステップ 3 CTC を使用して、次のようにテスト ポートにターミナル(内部)ループバックをセットアップします。
a. ノード ビューで、 Circuits タブをクリックし、 Create をクリックします。
b. Circuit Creation ダイアログボックスで、タイプとサイズを選択します(VC HO など)。
d. 次の Circuit Creation ダイアログボックスで、回線に「STM1toSTM4」のようなわかりやすい名前を指定します。
e. Bidirectional チェックボックスは、オンの状態のままにします。State はデフォルト値のままにします。
g. Circuit Creation 発信元ダイアログボックスで、テスト セットの接続先と同じ Node 、 Slot 、 Port 、 VC、および Tug を選択します。
i. Circuit Creation destination ダイアログボックスで、source ダイアログボックスで使用したのと同じ Node 、 Slot 、 Port 、 VC 、および Tug を使用します。
k. Circuit Creation circuit routing preferences ダイアログボックスでは、すべてデフォルト値のままにします。
l. VC Optimization ダイアログボックスが表示されたら、すべてデフォルト値のままにします。
ステップ 4 新しく作成した回線が Circuits タブに表示され、 Dir カラムで双方向回線として表示されていることを確認します。
(注) ループバックのセットアップ時には、通常、 LPBKTERMINAL(STM1E、STMN)が表示されます。ループバックを削除すると、この状態はクリアされます。
ステップ 5 テスト対象の宛先ポート上でターミナル ループバックを作成します。
• View メニューから Go To Other Node を選択します。
• Select Node ダイアログボックスのドロップダウン リストからノードを選択し、 OK をクリックします。
b. ノード ビューで、ループバックが必要なカードをダブルクリックします。
c. Maintenance > Loopback > Port タブをクリックします。
d. Admin State カラムから Locked,maintenance を選択します。このカードがマルチポート カードの場合、目的のポートに対応する行を選択します。
e. Loopback Type カラムから、 Terminal (Inward) を選択します。このカードがマルチポート カードの場合、目的のポートに対応する行を選択します。
g. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 6 「光ターミナル ループバック回線のテストと解除」の作業を行います。
ステップ 1 テスト セットからトラフィックをまだ送信していない場合は、ループバック回線にテスト用トラフィックを送信します。
ステップ 2 テスト セットで受信したテスト用トラフィックを調べます。テスト セットで検出されたエラーまたは他の信号情報を調べます。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がなければ、ループバック回線でのテストは終了です。ポートのターミナル ループバックを解除します。
a. ターミナル ループバックが設定されている中間ノードのカードをダブルクリックします。
b. Maintenance > Loopback > Port タブをクリックします。
c. テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
d. テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
f. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
d. Delete Circuits ダイアログボックスで Yes をクリックします。他のチェックボックスはチェックしないでください。
ステップ 5 「光カードのテスト」の作業を行います。
ステップ 1 問題があると考えられるカードに対して「トラフィック カードの物理的な交換」の作業を行い、良好なカードと交換します。
ステップ 2 良好なカードを取り付けて、ループバック回線にテスト用トラフィックを再送信します。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がない場合は、カードの欠陥が問題であると考えられます。RMA プロセスを通じて、不良カードをシスコに返送してください。詳細については、製品をお買い上げの弊社販売代理店にお問い合わせください。
ステップ 4 不良カードに対して、「トラフィック カードの物理的な交換」の作業を行います。
ステップ 5 ポートのターミナル ループバックを解除します。
a. ターミナル ループバックが設定されている発信元ノードのカードをダブルクリックします。
b. Maintenance > Loopback > Port タブをクリックします。
c. テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
d. テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
f. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
d. Delete Circuits ダイアログボックスで Yes をクリックします。他のチェックボックスはチェックしないでください。
ステップ 7 「宛先ノードの光ポートでのファシリティ(回線)ループバックの実行」の作業を行います。
宛先ポートでファシリティ(回線)ループバック試験を実行することにより、ローカル ポートが回線障害の原因かどうか判別します。図1-26に、STM-N ポートでのファシリティ ループバックの一例を示します。
図1-26 宛先ノードの STM-N ポートでのファシリティ ループバック パス
「宛先ノードの光ポートでのファシリティ(回線)ループバックの作成」の作業を行います。
ステップ 1 テストするポートに光テスト セットを接続します。テスト セットの使用方法については、製造元に確認してください。
a. 「中間ノードの光ポートでのターミナル(内部)ループバックの実行」の作業が完了したばかりであれば、発信元ノードのポートに光テスト セットを接続したままにします。
b. 現在の手順を開始するときに、光テスト セットが発信元ポートに接続されていない場合は、適切なケーブル接続で、光テスト セットの送信端子と受信端子をテストするポートに接続します。送信と受信の両方を同じポートに接続します。
ステップ 3 CTC を使用して、次のようにテスト ポートにヘアピン回線をセットアップします。
a. ノード ビューで、 Circuits タブをクリックし、 Create をクリックします。
b. Circuit Creation ダイアログボックスで、タイプとサイズを選択します(VC HO など)。
d. 次の Circuit Creation ダイアログボックスで、回線に「STMN1toSTMN5」のようなわかりやすい名前を指定します。
e. Bidirectional チェックボックスは、オンの状態のままにします。State はデフォルト値のままにします。
g. Circuit Creation source ダイアログボックスで、テスト セットの接続先と同じ Node 、 Slot 、 Port 、 VC 、および Tug を選択します。
i. Circuit Creation destination ダイアログボックスで、source ダイアログボックスで使用したのと同じ Node 、 Slot 、 Port 、 VC 、および Tug を使用します。
k. Circuit Creation circuit routing preferences ダイアログボックスでは、すべてデフォルト値のままにします。
l. VC Optimization ダイアログボックスが表示されたら、すべてデフォルト値のままにします。
ステップ 4 新しく作成した回線が Circuits タブに表示され、Dir カラムで双方向回線として表示されていることを確認します。
(注) ループバックのセットアップ時には、通常、 LPBKFACILITY(STM1E、STMN)が表示されます。ループバックを削除すると、この状態はクリアされます。
ステップ 5 テスト対象の宛先ポート上でファシリティ(回線)ループバックを作成します。
• View メニューから Go To Other Node を選択します。
• Select Node ダイアログボックスのドロップダウン リストからノードを選択し、 OK をクリックします。
b. ノード ビューで、宛先ノードの光、G シリーズ、MXP、または TXP カードなど、ループバックが必要なカードをダブルクリックします。
c. Maintenance > Loopback > Port タブをクリックします。
d. Admin State カラムから Locked,maintenance を選択します。このカードがマルチポート カードの場合、目的のポートに対応する行を選択します。
e. Loopback Type カラムから、 Terminal (Inward) を選択します。このカードがマルチポート カードの場合、目的のポートに対応する行を選択します。
g. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
(注) ループバックのセットアップ時には、通常、 LPBKFACILITY(STM1E、STMN)が表示されます。ループバックを削除すると、この状態はクリアされます。
ステップ 6 「ファシリティ(回線)ループバック回線のテストと解除」の作業を行います。
ステップ 1 テスト セットからトラフィックをまだ送信していない場合は、ループバック回線にテスト用トラフィックを送信します。
ステップ 2 テスト セットで受信したトラフィックを調べます。テスト セットで検出されたエラーまたは他の信号情報を調べます。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がなければ、ファシリティ ループバックでのテストは終了です。ポートのファシリティ ループバックを解除します。
a. Maintenance > Loopback > Port タブをクリックします。
b. テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
c. テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
e. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
d. Delete Circuits ダイアログボックスで Yes をクリックします。他のチェックボックスはチェックしないでください。
ステップ 5 「光カードのテスト」の作業を行います。
ステップ 1 問題があると考えられるカードに対して「トラフィック カードの物理的な交換」の作業を行い、良好なカードと交換します。
ステップ 2 良好なカードを取り付けて、ループバック回線にテスト用トラフィックを再送信します。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がない場合は、カードの欠陥が問題であると考えられます。RMA プロセスを通じて、不良カードをシスコに返送してください。詳細については、製品をお買い上げの弊社販売代理店にお問い合わせください。
ステップ 4 不良カードに対して、「トラフィック カードの物理的な交換」の作業を行います。
ステップ 5 ポートのファシリティ(回線)ループバックを解除します。
a. Maintenance > Loopback > Port タブをクリックします。
b. テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
c. テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
e. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
d. Delete Circuits ダイアログボックスで Yes をクリックします。他のチェックボックスはチェックしないでください。
ステップ 7 「宛先ノードの光ポートでのターミナル ループバックの実行」の作業を行います。
宛先ノードのポートでのターミナル ループバックは、回線トラブルシューティング プロセスの中でローカルなハードウェア エラーを除去する最後の手順です。テストが成功すれば、回線が宛先ポートまで正常であることがわかります。図1-27に、宛先ノードの宛先 STM-N ポートでのターミナル ループバックの一例を示します。
図1-27 宛先ノードの STM-N ポートでのターミナル ループバック パス
「宛先ノードの光ポートでのターミナル ループバックの作成」の作業を行います。
ステップ 1 テストするポートに光テスト セットを接続します。
(注) テスト セット装置の使用については、製造元に問い合わせてください。
a. 「宛先ノードの光ポートでのファシリティ(回線)ループバックの実行」の作業が完了したばかりであれば、発信元ノードのポートに光テスト セットを接続したままにします。
b. 現在の手順を開始するときに、光テスト セットが発信元ポートに接続されていない場合は、適切なケーブル接続で、光テスト セットの送信端子と受信端子をテストするポートに接続します。送信と受信の両方を同じポートに接続します。
ステップ 3 CTC を使用して、次のようにテスト ポートにターミナル ループバックをセットアップします。
a. ノード ビューで、 Circuits タブをクリックし、 Create をクリックします。
b. Circuit Creation ダイアログボックスで、タイプとサイズを選択します(VC HO など)。
d. 次の Circuit Creation ダイアログボックスで、回線に「STMN1toSTMN6」のようなわかりやすい名前を指定します。
e. Bidirectional チェックボックスは、オンの状態のままにします。State のデフォルト値を変更しないでください。
g. Circuit Creation source ダイアログボックスで、テスト セットの接続先と同じ Node 、 Slot 、 Port 、 VC、および Tug を選択します。
i. Circuit Creation destination ダイアログボックスで、source ダイアログボックスで使用したのと同じ Node 、 Slot 、 Port 、 VC 、および Tug を使用します。
k. Circuit Creation circuit routing preferences ダイアログボックスでは、すべてデフォルト値のままにします。
l. VC Optimization ダイアログボックスが表示されたら、すべてデフォルト値のままにします。
ステップ 4 新しく作成した回線が Circuits タブに表示され、Dir カラムで双方向回線として表示されていることを確認します。
(注) ループバックのセットアップ時には、通常、 LPBKTERMINAL(STM1E、STMN)が表示されます。ループバックを削除すると、この状態はクリアされます。
ステップ 5 テスト対象の宛先ポート上でターミナル ループバックを作成します。
• View メニューから Go To Other Node を選択します。
• Select Node ダイアログボックスのドロップダウン リストからノードを選択し、 OK をクリックします。
b. ノード ビューで、宛先ノードの光、G シリーズ、MXP、または TXP カードなど、ループバックが必要なカードをダブルクリックします。
c. Maintenance > Loopback > Port タブをクリックします。
d. Admin State カラムから Locked,maintenance を選択します。このカードがマルチポート カードの場合、目的のポートに対応する行を選択します。
e. Loopback Type カラムから、 Terminal (Inward) を選択します。このカードがマルチポート カードの場合、目的のポートに対応する行を選択します。
g. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 6 「光ターミナル ループバック回線のテストと解除」の作業を行います。
ステップ 1 テスト セットからトラフィックをまだ送信していない場合は、ループバック回線にテスト用トラフィックを送信します。
ステップ 2 テスト セットで受信したテスト用トラフィックを調べます。テスト セットで検出されたエラーまたは他の信号情報を調べます。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がなければ、ループバック回線でのテストは終了です。ポートのターミナル ループバックを解除します。
a. ターミナル ループバックが設定されている中間ノードのカードをダブルクリックします。
b. Maintenance > Loopback > Port タブをクリックします。
c. テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
d. テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
f. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
d. Delete Circuits ダイアログボックスで Yes をクリックします。他のチェックボックスはチェックしないでください。
ステップ 5 回線パス全体が、一連の総合ループバック テストに合格しました。この回線は、実トラフィックの伝送に適しています。測定の結果、回線に異常がある場合は、カード不良が問題であると考えられます。
ステップ 6 「光カードのテスト」の作業を行います。
ステップ 1 問題があると考えられるカードに対して「トラフィック カードの物理的な交換」の作業を行い、良好なカードと交換します。
ステップ 2 良好なカードを取り付けて、ループバック回線にテスト用トラフィックを再送信します。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がない場合は、カードの欠陥が問題であると考えられます。RMA プロセスを通じて、不良カードをシスコに返送してください。詳細については、製品をお買い上げの弊社販売代理店にお問い合わせください。
ステップ 4 不良カードに対して、「トラフィック カードの物理的な交換」の作業を行います。
ステップ 5 ポートのターミナル ループバックを解除します。
a. ターミナル ループバックが設定されている発信元ノードのカードをダブルクリックします。
b. Maintenance > Loopback > Port タブをクリックします。
c. テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
d. テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
f. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
d. Delete Circuits ダイアログボックスで Yes をクリックします。他のチェックボックスはチェックしないでください。
回線パス全体が、一連の総合ループバック テストに合格しました。この回線は、実トラフィックの伝送に適しています。
ターミナル ループバック、ヘアピン回線、ターミナル ループバックは、ここで順序だって示されているように、G シリーズ カードのイーサネット回線パスのトラブルシューティングに使用できます。E シリーズと ML シリーズは、Software Release 6.0 では、この機能を持っていません。ここで扱う例では、3 ノード MS-SPRing 上の G1000 回線をテストします。例に示しているシナリオでは、ファシリティ(回線)ループバックとターミナル(内部)ループバックを組み合わせて、回線パスをトレースし、考えられる障害箇所を検証して切り分けます。この工程は、6 つのネットワーク試験手順で構成されます。
(注) 回線のテスト手順は、回線のタイプとネットワーク トポロジによって異なります。
1. 発信元のイーサネット ポートでのファシリティ(回線)ループバック
2. 発信元ノードのイーサネット ポートでのターミナル(内部)ループバック
3. 中間ノードのイーサネット ポートでのファシリティ(回線)ループバック
4. 中間ノードのイーサネット ポートでのターミナル(内部)ループバック
5. 宛先ノードのイーサネット ポートでのファシリティ(回線)ループバック
6. 宛先ノードのイーサネット ポートでのターミナル(内部)ループバック
(注) ファシリティおよびターミナル ループバック テストには、現場要員が必要です。
ファシリティ(回線)ループバック テストは、ネットワーク回線内のノードの発信元ポートで実行します。このテスト状況では、発信元ノード内の発信元 G1000 ポートが対象です。このポートでのファシリティ(回線)ループバックが正常に完了すれば、G1000 ポートが障害ポイントである可能性が切り分けられます。図1-28 に、回線の発信元のイーサネット ポートでのファシリティ ループバックの一例を示します。
図1-28 発信元ノードのイーサネット ポートでのファシリティ(回線)ループバック
ステップ 1 テストするポートに光テスト セットを接続します。(テスト セット装置の使用については、製造元に問い合わせてください。)
適切なケーブルを使用して、光テスト セットの送信端子と受信端子をテスト対象のポートに接続します。送信端子と受信端子は、同じポートに接続します。
ステップ 3 CTC のノード ビューで、カードをダブルクリックし、カード ビューを開きます。
ステップ 4 Maintenance > Loopback タブをクリックします。
ステップ 5 テストするポートに対して、Admin State カラムから Locked,maintenance を選択します。このカードがマルチポート カードの場合、目的のポートに対応する行を選択します。
ステップ 6 テストするポートに対して、Loopback Type カラムから Facility (Line) を選択します。このカードがマルチポート カードの場合、目的のポートに対応する行を選択します。
ステップ 8 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
(注) ループバックのセットアップ時には、通常、 LPBKFACILITY (G1000)が表示されます。ループバックを削除すると、この状態はクリアされます。
ステップ 9 「ファシリティ(回線)ループバック回線のテストと解除」の作業を行います。
ステップ 1 テスト セットからトラフィックをまだ送信していない場合は、ループバック回線にテスト用トラフィックを送信します。
ステップ 2 テスト セットで受信したトラフィックを調べます。テスト セットで検出されたエラーまたは他の信号情報を調べます。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がなければ、ファシリティ ループバックでのテストは終了です。ファシリティ(回線)ループバックを解除します。
a. Maintenance > Loopback タブをクリックします。
b. テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
c. テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
e. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 4 「イーサネット カードのテスト」の作業を行います。
ステップ 1 問題があると考えられるカードに対して「トラフィック カードの物理的な交換」の作業を行い、良好なカードと交換します。
ステップ 2 良好なカードを取り付けて、ループバック回線にテスト用トラフィックを再送信します。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がない場合は、カードの欠陥が問題であったと考えられます。RMA プロセスを通じて、不良カードをシスコに返送してください。詳細については、製品をお買い上げの弊社販売代理店にお問い合わせください。
ステップ 4 不良カードに対して、「トラフィック カードの物理的な交換」の作業を行います。
ステップ 5 ファシリティ(回線)ループバックを解除します。
a. Maintenance > Loopback タブをクリックします。
b. テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
c. テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
e. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 6 「発信元ノードのイーサネット ポートでのターミナル(内部)ループバックの実行」の作業を行います。
ターミナル(内部)ループバック テストは発信元ノードのイーサネット ポートで実行されます。この例の回線では、発信元ノードの発信 G1000 ポートです。まず、宛先ノードの G1000 ポートで開始し、発信元ノードの G1000 ポートでループバックする双方向回線を作成します。次にターミナル ループバック テストに進みます。発信元ノードのポートへのターミナル ループバックが正常に完了すれば、回線が発信元ポートまで問題ないことが実証されます。図1-29 は、G シリーズポートのターミナル ループバックの一例を示しています。
図1-29 G シリーズ ポートでのターミナル(内部)ループバック
ステップ 1 テストするポートに光テスト セットを接続します。
(注) テスト セット装置の使用については、製造元に問い合わせてください。
a. 「発信元ノードのイーサネット ポートでのファシリティ(回線)ループバックの実行」の作業が完了したばかりであれば、発信元ノードのイーサネット ポートに光テスト セットを接続したままにします。
b. 現在の手順を開始するときに、光テスト セットが発信元ポートに接続されていない場合は、適切なケーブル接続で、光テスト セットの送信端子と受信端子をテストするポートに接続します。送信と受信の両方を同じポートに接続します。
ステップ 3 CTC を使用して、次のようにテスト ポートにターミナル(内部)ループバックをセットアップします。
a. ノード ビューで、 Circuits タブをクリックし、 Create をクリックします。
b. Circuit Creation ダイアログボックスで、タイプとサイズを選択します(VC_HO と回線番号 1 など)。
d. 次の Circuit Creation ダイアログボックスで、回線に「G1K1toG1K2」のようなわかりやすい名前を指定します。
e. Bidirectional チェックボックスは、オンの状態のままにします。
g. Circuit Creation source 発信元ダイアログボックスで、テスト セットの接続先と同じ Node 、 Slot 、 Port 、 VC、および Tug を選択します。
i. Circuit Creation destination ダイアログボックスで、source ダイアログボックスで使用したものと同じ Node 、 Slot 、 Port 、 VC、および Tug を使用します。
k. Circuit Creation circuit routing preferences ダイアログボックスでは、すべてデフォルト値のままにします。 Finish をクリックします。
ステップ 4 Circuits タブに、新しく作成した回線が双方向回線として表示されていることを確認します。
(注) ループバックのセットアップ時には、通常、 LPBKTERMINAL (G1000)が表示されます。ループバックを削除すると、この状態はクリアされます。
ステップ 5 テスト対象の宛先ポートに、ターミナル(内部)ループバックを作成します。
a. ノード ビューで、発信元ノードの G1000 カードなど、ループバックが必要なカードをダブルクリックします。
b. Maintenance > Loopback タブをクリックします。
c. Admin State カラムから Locked,maintenance を選択します。このカードがマルチポート カードの場合、目的のポートに対応する行を選択します。
d. Loopback Type カラムから、 Terminal (Inward) を選択します。このカードがマルチポート カードの場合、目的のポートに対応する行を選択します。
f. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 6 「イーサネット ターミナル ループバック回線のテストと解除」の作業を行います。
ステップ 1 テスト セットからトラフィックをまだ送信していない場合は、ループバック回線にテスト用トラフィックを送信します。
ステップ 2 テスト セットで受信したテスト用トラフィックを調べます。テスト セットで検出されたエラーまたは他の信号情報を調べます。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がなければ、ループバック回線でのテストは終了です。ポートのターミナル ループバック状態を解除します。
a. ターミナル ループバックが設定されている発信元ノードのカードをダブルクリックします。
b. Maintenance > Loopback タブをクリックします。
c. テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
d. テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
f. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
d. Delete Circuits ダイアログボックスで Yes をクリックします。他のチェックボックスはチェックしないでください。
ステップ 5 「イーサネット カードのテスト」の作業を行います。
ステップ 1 問題があると考えられるカードに対して「トラフィック カードの物理的な交換」の作業を行い、良好なカードと交換します。
ステップ 2 良好なカードを取り付けて、ループバック回線にテスト用トラフィックを再送信します。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がない場合は、カードの欠陥が問題であったと考えられます。RMA プロセスを通じて、不良カードをシスコに返送してください。詳細については、製品をお買い上げの弊社販売代理店にお問い合わせください。
ステップ 4 不良カードに対して、「トラフィック カードの物理的な交換」の作業を行います。
ステップ 5 ネットワーク回線パスの次のセグメントの試験に進む前に、ポートのターミナル ループバックを解除します。
a. ターミナル ループバックが設定されている発信元ノードのカードをダブルクリックします。
b. Maintenance > Loopback タブをクリックします。
c. テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
d. テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
f. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 6 ネットワーク回線パスの次のセグメントの試験に進む前に、ターミナル ループバック回線を解除します。
d. Delete Circuits ダイアログボックスで Yes をクリックします。他のチェックボックスはチェックしないでください。
ステップ 7 「中間ノードのイーサネット ポートでのファシリティ(回線)ループバックの実行」の作業を行います。
中間ノードでファシリティ(回線)ループバック試験を実行することにより、そのノードが回線障害の原因かどうかを切り分けることができます。これを図1-30に示します。
図1-30 中間ノードのイーサネット ポートでのファシリティ(回線)ループバックの実行
ステップ 1 テストするポートに光テスト セットを接続します。
(注) テスト セット装置の使用については、製造元に問い合わせてください。
a. 「発信元ノードのイーサネット ポートでのターミナル(内部)ループバックの実行」の作業が完了したばかりであれば、発信元ノードのポートに光テスト セットを接続したままにします。
b. 現在の手順を開始するときに、光テスト セットが発信元ポートに接続されていない場合は、適切なケーブル接続で、光テスト セットの送信端子と受信端子をテストするポートに接続します。送信と受信の両方を同じポートに接続します。
ステップ 3 CTC を使用して、次のようにテスト ポートにファシリティ(回線)ループバックをセットアップします。
a. ノード ビューで、 Circuits タブをクリックし、 Create をクリックします。
b. Circuit Creation ダイアログボックスで、タイプとサイズを選択します(VC_HO と回線番号 1 など)。
d. 次の Circuit Creation ダイアログボックスで、回線に「G1K1toG1K3」のようなわかりやすい名前を指定します。
e. Bidirectional チェックボックスは、オンの状態のままにします。
g. Circuit Creation source ダイアログボックスで、テスト セットの接続先と同じ Node 、 Slot 、 Port 、 VC 、および Tug を選択します。
i. Circuit Creation destination ダイアログボックスで、source ダイアログボックスで使用したのと同じ Node 、 Slot 、 Port 、 VC 、および Tug を使用します。
k. Circuit Creation circuit routing preferences ダイアログボックスでは、すべてデフォルト値のままにします。 Finish をクリックします。
ステップ 4 Circuits タブに、新しく作成した回線が双方向回線として表示されていることを確認します。
(注) ループバックのセットアップ時には、通常、 LPBKFACILITY (G1000)が表示されます。ループバックを削除すると、この状態はクリアされます。
ステップ 5 テスト対象の宛先ポート上でファシリティ(回線)ループバックを作成します。
• メニュー バーから View > Go To Other Node を選択します。
• Select Node ダイアログボックスのドロップダウン リストからノードを選択し、 OK をクリックします。
b. ノード ビューで、ループバックが必要な中間ノードのカードをダブルクリックします。
c. Maintenance > Loopback タブをクリックします。
d. Admin State カラムから OOS,MT を選択します。このカードがマルチポート カードの場合、目的のポートに対応する行を選択します。
e. Loopback Type カラムから、 Facility (Line) を選択します。このカードがマルチポート カードの場合、目的のポートに対応する行を選択します。
g. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 6 「ファシリティ(回線)ループバック回線のテストと解除」の作業を行います。
ステップ 1 テスト セットからトラフィックをまだ送信していない場合は、ループバック回線にテスト用トラフィックを送信します。
ステップ 2 テスト セットで受信したトラフィックを調べます。テスト セットで検出されたエラーまたは他の信号情報を調べます。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がなければ、ファシリティ(回線)ループバックでのテストは終了です。ポートからファシリティ ループバックを解除します。
a. Maintenance > Loopback タブをクリックします。
b. テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
c. テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
e. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 4 ファシリティ(回線)ループバック回線を解除します。
d. Delete Circuits ダイアログボックスで Yes をクリックします。他のチェックボックスはチェックしないでください。
ステップ 5 「イーサネット カードのテスト」の作業を行います。
ステップ 1 問題があると考えられるカードに対して「トラフィック カードの物理的な交換」の作業を行い、良好なカードと交換します。
ステップ 2 良好なカードを取り付けて、ループバック回線にテスト用トラフィックを再送信します。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がない場合は、カードの欠陥が問題であったと考えられます。RMA プロセスを通じて、不良カードをシスコに返送してください。詳細については、製品をお買い上げの弊社販売代理店にお問い合わせください。
ステップ 4 不良カードに対して、「トラフィック カードの物理的な交換」の作業を行います。
ステップ 5 ポートからファシリティ(回線)ループバックを解除します。
a. Maintenance > Loopback タブをクリックします。
b. テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
c. テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
e. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
d. Delete Circuits ダイアログボックスで Yes をクリックします。他のチェックボックスはチェックしないでください。
ステップ 7 「中間ノードのイーサネット ポートでのターミナル(内部)ループバックの実行」の作業を行います。
次のトラブルシューティング テストでは、中間ノードのポートに対してターミナル ループバックを実行することにより、宛先ポートが回線障害の原因となっているかどうかを切り分けます。図1-31に示す例の状況では、ターミナル ループバックを、回線内の中間イーサネット ポートに対して実行します。まず、発信元ノードのイーサネット ポートで開始し、中間ノードのポートでループバックする双方向回線を作成します。次に、ターミナル ループバック テストに進みます。ノードでのターミナル ループバックが正常に完了すれば、このノードを回線障害の原因から除外します。
図1-31 中間ノードのイーサネット ポートでのターミナル ループバック
「中間ノードのイーサネット ポートでのターミナル ループバックの作成」の作業を行います。
ステップ 1 テストするポートに光テスト セットを接続します。
(注) テスト セット装置の使用については、製造元に問い合わせてください。
a. 「中間ノードのイーサネット ポートでのファシリティ(回線)ループバックの実行」の作業が完了したばかりであれば、発信元ノードのポートに光テスト セットを接続したままにします。
b. 現在の手順を開始するときに、光テスト セットが発信元ポートに接続されていない場合は、適切なケーブル接続で、光テスト セットの送信端子と受信端子をテストするポートに接続します。送信と受信の両方を同じポートに接続します。
ステップ 3 CTC を使用して、次のようにテスト ポートにターミナル(内部)ループバックをセットアップします。
a. ノード ビューで、 Circuits タブをクリックし、 Create をクリックします。
b. Circuit Creation ダイアログボックスで、タイプとサイズを選択します(VC_HO と回線番号 1 など)。
d. 次の Circuit Creation ダイアログボックスで、回線に「G1K1toG1K4」のようなわかりやすい名前を指定します。
e. Bidirectional チェックボックスは、オンの状態のままにします。
g. Circuit Creation 発信元ダイアログボックスで、テスト セットの接続先と同じ Node 、 Slot 、 Port 、 VC、および Tug を選択します。
i. Circuit Creation destination ダイアログボックスで、source ダイアログボックスで使用したのと同じ Node 、 Slot 、 Port 、 VC 、および Tug を使用します。
k. Circuit Creation circuit routing preferences ダイアログボックスでは、すべてデフォルト値のままにします。 Finish をクリックします。
ステップ 4 新しく作成した回線が Circuits タブに表示され、Dir カラムで双方向回線として表示されていることを確認します。
(注) ループバックのセットアップ時には、通常、 LPBKTERMINAL (G1000)が表示されます。ループバックを削除すると、この状態はクリアされます。
ステップ 5 テスト対象の宛先ポート上でターミナル ループバックを作成します。
• メニュー バーから View > Go To Other Node を選択します。
• Select Node ダイアログボックスのドロップダウン リストからノードを選択し、 OK をクリックします。
b. ノード ビューで、ループバックが必要なカードをダブルクリックします。
c. Maintenance > Loopback タブをクリックします。
d. Admin State カラムから Locked,maintenance を選択します。このカードがマルチポート カードの場合、目的のポートに対応する行を選択します。
e. Loopback Type カラムから、 Terminal (Inward) を選択します。このカードがマルチポート カードの場合、目的のポートに対応する行を選択します。
g. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 6 「イーサネット ターミナル ループバック回線のテストと解除」の作業を行います。
ステップ 1 テスト セットからトラフィックをまだ送信していない場合は、ループバック回線にテスト用トラフィックを送信します。
ステップ 2 テスト セットで受信したテスト用トラフィックを調べます。テスト セットで検出されたエラーまたは他の信号情報を調べます。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がなければ、ループバック回線でのテストは終了です。ポートからターミナル ループバックを解除します。
a. カード ビューを表示するために、ターミナル ループバックが設定されている中間ノードのカードをダブルクリックします。
b. Maintenance > Loopback タブをクリックします。
c. テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
d. テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
f. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
d. Delete Circuits ダイアログボックスで Yes をクリックします。他のチェックボックスはチェックしないでください。
ステップ 5 「イーサネット カードのテスト」の作業を行います。
ステップ 1 問題があると考えられるカードに対して「トラフィック カードの物理的な交換」の作業を行い、良好なカードと交換します。
ステップ 2 良好なカードを取り付けて、ループバック回線にテスト用トラフィックを再送信します。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がない場合は、カードの欠陥が問題であったと考えられます。RMA プロセスを通じて、不良カードをシスコに返送してください。詳細については、製品をお買い上げの弊社販売代理店にお問い合わせください。
ステップ 4 不良カードに対して、「トラフィック カードの物理的な交換」の作業を行います。
ステップ 5 ポートのターミナル ループバックを解除します。
a. ターミナル ループバックが設定されている発信元ノードのカードをダブルクリックします。
b. Maintenance > Loopback タブをクリックします。
c. テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
d. テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
f. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
d. Delete Circuits ダイアログボックスで Yes をクリックします。他のチェックボックスはチェックしないでください。
ステップ 7 「宛先ノードのイーサネット ポートでのファシリティ(回線)ループバックの実行」の作業を行います。
宛先ポートでファシリティ(回線)ループバック試験を実行することにより、ローカル ポートが回線障害の原因かどうか判別します。図1-32に、イーサネット ポートでのファシリティ ループバックの一例を示します。
図1-32 宛先ノードのイーサネット ポートでのファシリティ(回線)ループバック
ステップ 1 テストするポートに光テスト セットを接続します。
(注) テスト セット装置の使用については、製造元に問い合わせてください。
a. 「中間ノードのイーサネット ポートでのターミナル(内部)ループバックの実行」の作業が完了したばかりであれば、発信元ノードのポートに光テスト セットを接続したままにします。
b. 現在の手順を開始するときに、光テスト セットが発信元ポートに接続されていない場合は、適切なケーブル接続で、光テスト セットの送信端子と受信端子をテストするポートに接続します。送信と受信の両方を同じポートに接続します。
ステップ 3 CTC を使用して、次のようにテスト ポートにヘアピン回線をセットアップします。
a. ノード ビューで、 Circuits タブをクリックし、 Create をクリックします。
b. Circuit Creation ダイアログボックスで、タイプとサイズを選択します(VC_HO と回線番号 1 など)。
d. 次の Circuit Creation ダイアログボックスで、回線に「G1K1toG1K5」のようなわかりやすい名前を指定します。
e. Bidirectional チェックボックスは、オンの状態のままにします。
g. Circuit Creation source ダイアログボックスで、テスト セットの接続先と同じ Node 、 Slot 、 Port 、 VC、および Tug を選択します。
i. Circuit Creation destination ダイアログボックスで、source ダイアログボックスで使用したのと同じ Node 、 Slot 、 Port 、 VC 、および Tug を使用します。
k. Circuit Creation circuit routing preferences ダイアログボックスでは、すべてデフォルト値のままにします。 Finish をクリックします。
ステップ 4 Circuits タブに、新しく作成した回線が双方向回線として表示されていることを確認します。
(注) ループバックのセットアップ時には、通常、 LPBKFACILITY (G1000)が表示されます。ループバックを削除すると、この状態はクリアされます。
ステップ 5 テスト対象の宛先ポート上でファシリティ(回線)ループバックを作成します。
• メニュー バーから View > Go To Other Node を選択します。
• Select Node ダイアログボックスのドロップダウン リストからノードを選択し、 OK をクリックします。
b. ノード ビューで、ループバックが必要なカードをダブルクリックします。
c. Maintenance > Loopback タブをクリックします。
d. Admin State カラムから Locked,maintenance を選択します。このカードがマルチポート カードの場合、目的のポートに対応する行を選択します。
e. Loopback Type カラムから、 Facility (Line) を選択します。このカードがマルチポート カードの場合、目的のポートに対応する行を選択します。
g. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 6 「ファシリティ(回線)ループバック回線のテストと解除」の作業を行います。
ステップ 1 テスト セットからトラフィックをまだ送信していない場合は、ループバック回線にテスト用トラフィックを送信します。
ステップ 2 テスト セットで受信したトラフィックを調べます。テスト セットで検出されたエラーまたは他の信号情報を調べます。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がなければ、ファシリティ ループバックでのテストは終了です。ポートからファシリティ(回線)ループバックを解除します。
a. Maintenance > Loopback タブをクリックします。
b. テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
c. テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
e. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 4 ファシリティ(回線)ループバック回線を解除します。
d. Delete Circuits ダイアログボックスで Yes をクリックします。他のチェックボックスはチェックしないでください。
ステップ 5 「イーサネット カードのテスト」の作業を行います。
ステップ 1 問題があると考えられるカードに対して「トラフィック カードの物理的な交換」の作業を行い、良好なカードと交換します。
ステップ 2 測定の結果、回線に異常がない場合は、カードの欠陥が問題であったと考えられます。RMA プロセスを通じて、不良カードをシスコに返送してください。詳細については、製品をお買い上げの弊社販売代理店にお問い合わせください。
ステップ 3 不良カードに対して、「トラフィック カードの物理的な交換」の作業を行います。
ステップ 4 ポートのファシリティ(回線)ループバックを解除します。
a. Maintenance > Loopback タブをクリックします。
b. テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
c. テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
e. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
d. Delete Circuits ダイアログボックスで Yes をクリックします。他のチェックボックスはチェックしないでください。
ステップ 6 「宛先ノードのイーサネット ポートでのターミナル ループバックの実行」の作業を行います。
宛先ノードのポートでのターミナル ループバックは、回線トラブルシューティング プロセスの中でローカルなハードウェア エラーを除去する最後の手順です。テストが成功すれば、回線が宛先ポートまで正常であることがわかります。図1-33に、中間ノードの宛先イーサネット ポートでのターミナル ループバックの一例を示します。
図1-33 宛先ノードの イーサネット ポートでのターミナル ループバック
「宛先ノードのイーサネット ポートでのターミナル ループバックの作成」の作業を行います。
ステップ 1 テストするポートに光テスト セットを接続します。
(注) テスト セット装置の使用については、製造元に問い合わせてください。
a. 「宛先ノードのイーサネット ポートでのファシリティ(回線)ループバックの実行」の作業が完了したばかりであれば、発信元ノードのポートに光テスト セットを接続したままにします。
b. 現在の手順を開始するときに、光テスト セットが発信元ポートに接続されていない場合は、適切なケーブル接続で、光テスト セットの送信端子と受信端子をテストするポートに接続します。送信と受信の両方を同じポートに接続します。
ステップ 3 CTC を使用して、次のようにテスト ポートにターミナル ループバックをセットアップします。
a. ノード ビューで、 Circuits タブをクリックし、 Create をクリックします。
b. Circuit Creation ダイアログボックスで、タイプとサイズを選択します(VC_HO と回線番号 1 など)。
d. 次の Circuit Creation ダイアログボックスで、回線に「G1K1toG1K6」のようなわかりやすい名前を指定します。
e. Bidirectional チェックボックスは、オンの状態のままにします。
g. Circuit Creation source ダイアログボックスで、テスト セットの接続先と同じ Node 、 Slot 、 Port 、 VC、および Tug を選択します。
i. Circuit Creation destination ダイアログボックスで、source ダイアログボックスで使用したのと同じ Node 、 Slot 、 Port 、 VC 、および Tug を使用します。
k. Circuit Creation circuit routing preferences ダイアログボックスでは、すべてデフォルト値のままにします。 Finish をクリックします。
ステップ 4 Circuits タブに、新しく作成した回線が双方向回線として表示されていることを確認します。
(注) ループバックのセットアップ時には、通常、 LPBKTERMINAL (G1000)が表示されます。ループバックを削除すると、この状態はクリアされます。
ステップ 5 テスト対象の宛先ポート上でターミナル ループバックを作成します。
• メニュー バーから View > Go To Other Node を選択します。
• Select Node ダイアログボックスのドロップダウン リストからノードを選択し、 OK をクリックします。
b. ノード ビューで、ループバックが必要なカードをダブルクリックします。
c. Maintenance > Loopback タブをクリックします。
d. Admin State カラムから Locked,maintenance を選択します。このカードがマルチポート カードの場合、目的のポートに対応する行を選択します。
e. Loopback Type カラムから、 Terminal (Inward) を選択します。このカードがマルチポート カードの場合、目的のポートに対応する行を選択します。
g. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 6 「イーサネット ターミナル ループバック回線のテストと解除」の作業を行います。
ステップ 1 テスト セットからトラフィックをまだ送信していない場合は、ループバック回線にテスト用トラフィックを送信します。
ステップ 2 テスト セットで受信したテスト用トラフィックを調べます。テスト セットで検出されたエラーまたは他の信号情報を調べます。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がなければ、ループバック回線でのテストは終了です。ポートからターミナル ループバックを解除します。
a. ターミナル ループバックが設定されている中間ノードのカードをダブルクリックします。
b. Maintenance > Loopback タブをクリックします。
c. テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
d. テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
f. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
d. Delete Circuits ダイアログボックスで Yes をクリックします。他のチェックボックスはチェックしないでください。
回線パス全体が、一連の総合ループバック テストに合格しました。この回線は、実トラフィックの伝送に適しています。
ステップ 5 測定の結果、回線に異常がある場合は、カード不良が問題であると考えられます。
ステップ 6 「イーサネット カードのテスト」の作業を行います。
ステップ 1 問題があると考えられるカードに対して「トラフィック カードの物理的な交換」の作業を行い、良好なカードと交換します。
ステップ 2 良好なカードを取り付けて、ループバック回線にテスト用トラフィックを再送信します。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がない場合は、カードの欠陥が問題であったと考えられます。RMA プロセスを通じて、不良カードをシスコに返送してください。詳細については、製品をお買い上げの弊社販売代理店にお問い合わせください。
ステップ 4 不良カードに対して、「トラフィック カードの物理的な交換」の作業を行います。
ステップ 5 ポートのターミナル ループバックを解除します。
a. ターミナル ループバックが設定されている発信元ノードのカードをダブルクリックします。
b. Maintenance > Loopback タブをクリックします。
c. テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
d. テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
f. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
d. Delete Circuits ダイアログボックスで Yes をクリックします。他のチェックボックスはチェックしないでください。
回線パス全体が、一連の総合ループバック テストに合格しました。この回線は、実トラフィックの伝送に適しています。
回線パス障害に対するループバックによる MXP、TXP、およびFC_MR-4 ループバック テストは、ループバック テストが回線の作成を必要としない点で、電気、光、およびイーサネット回線のテストとは異なります。MXP、TXP、および FC_MR-4 クライアント ポートは、固定的にトランク ポートにマッピングされ、ループバックをテストするためにクロスコネクト カード(回線内で)を信号が経由する必要がありません。
この手順を、トランスポンダ カード(TXP、TXPP)、マックスポンダ カード(MXP、MXPP)、および FC_MR-4 カードで実行できます。ここで扱う例では、3 ノードの MS-SPRing 上で回線をテストします。例に示しているシナリオでは、ファシリティ(回線)ループバック、ヘアピン回線、ターミナル(内部)ループバックを組み合わせて、回線パスをトレースし、考えられる障害箇所を検証して切り分けます。この工程は、6 つのネットワーク試験手順で構成されます。
1. 発信元ノードの MXP/TXP/FC_MR-4 ポートでのファシリティ(回線)ループバック
2. 発信元ノードの MXP/TXP/FC_MR-4 ポートでのターミナル(内部)ループバック
3. 中間ノードの MXP/TXP/FC_MR-4 ポートでのファシリティ(回線)ループバック
4. 中間ノードの MXP/TXP/FC_MR-4 ポートでのターミナル(内部)ループバック
5. 宛先ノードの MXP/TXP/FC_MR-4 ポートでのファシリティ(回線)ループバック
6. 宛先ノードの MXP/TXP/FC_MR-4 ポートでのターミナル(内部)ループバック
(注) ループバックは、このリリースでは DWDM カードでは使用できません。
(注) MXP および TXP カードのクライアント ポートは、プロビジョニングされていなければ、
Maintenance > Loopback タブには表示されません。TXP および TXP の Pluggable Port Module(PPM; 着脱可能なポート モジュール)をプロビジョニングする方法については、『Cisco ONS 15454 DWDM Installation and Operations Guide』の「Provision Transponder and Muxponder Cards」の章を参照してください。
(注) 回線のテスト手順は、回線のタイプとネットワーク トポロジによって異なります。
(注) ファシリティ、ヘアピン、およびターミナル ループバック テストには、現場要員が必要です。
ファシリティ(回線)ループバック テストは、ネットワーク回線内のノードの発信元ポートで実行します。次のテスト例では、発信元ノードの発信元マックスポンダまたはトランスポンダ MXP/TXP/FC_MR-4 ポートが対象です。このポートでのファシリティ(回線)ループバックが正常に完了すれば、MXP/TXP/FC_MR-4 ポートが障害ポイントである可能性が切り分けられます。図1-34 に、回線の発信元 MXP/TXP/FC_MR-4 ポートでのファシリティ ループバックの一例を示します。
図1-34 回線の発信元 MXP/TXP/FC_MR-4 ポートでのファシリティ(回線)ループバック
ステップ 1 テストするポートに光テスト セットを接続します。
(注) テスト セット装置の使用については、製造元に問い合わせてください。
適切なケーブルを使用して、光テスト セットの送信端子と受信端子をテスト対象のポートに接続します。送信端子と受信端子は、同じポートに接続します。
ステップ 3 CTC のノード ビューで、カードをダブルクリックし、カード ビューを表示します。
ステップ 4 Maintenance > Loopback タブをクリックします。
ステップ 5 テストするポートに対して、Admin State カラムから Locked,maintenance を選択します。このカードがマルチポート カードの場合、目的のポートに対応する行を選択します。
ステップ 6 テストするポートに対して、Loopback Type カラムから Facility (Line) を選択します。このカードがマルチポート カードの場合、目的のポートに対応する行を選択します。
ステップ 8 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
(注) ループバックのセットアップ時には、通常、 LPBKFACILITY(FCMR)が表示されます。ループバックを削除すると、この状態はクリアされます。
ステップ 9 「MXP/TXP/FC_MR-4 ファシリティ(回線)ループバック回線のテストと解除」の作業を行います。
ステップ 1 テスト セットからトラフィックをまだ送信していない場合は、ループバック回線にテスト用トラフィックを送信します。
ステップ 2 テスト セットで受信したトラフィックを調べます。テスト セットで検出されたエラーまたは他の信号情報を調べます。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がなければ、ファシリティ ループバックでのテストは終了です。ファシリティ(回線)ループバックを解除します。
a. Maintenance > Loopback タブをクリックします。
b. テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
c. テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
e. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 4 「MXP/TXP/FC_MR-4 カードのテスト」の作業を行います。
ステップ 1 問題があると考えられるカードに対して「トラフィック カードの物理的な交換」の作業を行い、良好なカードと交換します。
ステップ 2 良好なカードを取り付けて、ループバック回線にテスト用トラフィックを再送信します。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がない場合は、カードの欠陥が問題であったと考えられます。RMA プロセスを通じて、不良カードをシスコに返送してください。詳細については、製品をお買い上げの弊社販売代理店にお問い合わせください。
ステップ 4 不良カードに対して、「トラフィック カードの物理的な交換」の作業を行います。
ステップ 5 ファシリティ(回線)ループバックを解除します。
a. Maintenance > Loopback タブをクリックします。
b. テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
c. テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
e. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 6 「発信元ノードの MXP/TXP/FC_MR-4 ポートでのターミナル(内部)ループバックの実行」の作業を行います。
ターミナル(内部)ループバック テストは、発信元ノードの MXP/TXP/FC_MR-4 ポートで実行します。この例の回線では、発信元ノードの発信元 MXP/TXP/FC_MR-4 ポートです。発信元ノードのポートへのターミナル ループバックが正常に完了すれば、回線が発信元ポートまで問題ないことが実証されます。図1-35 に、発信元の MXP/TXP/FC_MR-4 ポートでのターミナル ループバックの一例を示します。
図1-35 発信元ノードの MXP/TXP/FC_MR-4 ポートでのターミナル(内部)ループバック
ステップ 1 テストするポートに光テスト セットを接続します。
(注) テスト セット装置の使用については、製造元に問い合わせてください。
a. 「発信元ノードの MXP/TXP/FC_MR-4 ポートでのファシリティ(回線)ループバックの実行」の作業が完了したばかりであれば、発信元ノードの MXP/TXP/FC_MR-4 ポートに光テスト セットを接続したままにします。
b. 現在の手順を開始するときに、光テスト セットが発信元ポートに接続されていない場合は、適切なケーブル接続で、光テスト セットの送信端子と受信端子をテストするポートに接続します。送信と受信の両方を同じポートに接続します。
ステップ 3 ノード ビューで、発信元ノードの STM-N カードなど、ループバックが必要なカードをダブルクリックします。
ステップ 4 Maintenance > Loopback タブをクリックします。
ステップ 5 Admin State カラムから Locked,maintenance を選択します。このカードがマルチポート カードの場合、目的のポートに対応する行を選択します。
ステップ 6 Loopback Type カラムから、 Terminal (Inward) を選択します。このカードがマルチポート カードの場合、目的のポートに対応する行を選択します。
ステップ 8 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 9 「MXP/TXP/FC_MR-4 ポートのターミナル ループバック回線のテストと解除」の作業を行います。
ステップ 1 テスト セットからトラフィックをまだ送信していない場合は、ループバック回線にテスト用トラフィックを送信します。
ステップ 2 テスト セットで受信したテスト用トラフィックを調べます。テスト セットで検出されたエラーまたは他の信号情報を調べます。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がなければ、ループバック回線でのテストは終了です。ポートのターミナル ループバック状態を解除します。
a. ターミナル ループバックが設定されている発信元ノードのカードをダブルクリックします。
b. Maintenance > Loopback タブをクリックします。
c. テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
d. テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
f. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 4 「MXP/TXP/FC_MR-4 カードのテスト」の作業を行います。
ステップ 1 問題があると考えられるカードに対して「トラフィック カードの物理的な交換」の作業を行い、良好なカードと交換します。
ステップ 2 良好なカードを取り付けて、ループバック回線にテスト用トラフィックを再送信します。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がない場合は、カードの欠陥が問題であったと考えられます。RMA プロセスを通じて、不良カードをシスコに返送してください。詳細については、製品をお買い上げの弊社販売代理店にお問い合わせください。
ステップ 4 不良カードに対して、「トラフィック カードの物理的な交換」の作業を行います。
ステップ 5 ネットワーク回線パスの次のセグメントの試験に進む前に、ポートのターミナル ループバックを解除します。
a. ターミナル ループバックが設定されている発信元ノードのカードをダブルクリックします。
b. Maintenance > Loopback タブをクリックします。
c. テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
d. テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
f. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 6 「中間ノードの MXP/TXP/FC_MR-4 ポートでのファシリティ(回線)ループバックの実行」の作業を行います。
中間ノードでファシリティ(回線)ループバック試験を実行することにより、そのノードが回線障害の原因かどうかを切り分けることができます。図1-36に、中間 MXP/TXP/FC_MR-4 ポートでテストが実行される状況を示します。
図1-36 中間ノードの MXP/TXP/FC_MR-4 ポートでのファシリティ(回線)ループバック
ステップ 1 テストするポートに光テスト セットを接続します。
(注) テスト セット装置の使用については、製造元に問い合わせてください。
a. 「発信元ノードの MXP/TXP/FC_MR-4 ポートでのターミナル(内部)ループバックの実行」の作業が完了したばかりであれば、発信元ノードのポートに光テスト セットを接続したままにします。
b. 現在の手順を開始するときに、光テスト セットが発信元ポートに接続されていない場合は、適切なケーブル接続で、光テスト セットの送信端子と受信端子をテストするポートに接続します。送信と受信の両方を同じポートに接続します。
ステップ 3 ノード ビューで、ループバックが必要な中間ノードのカードをダブルクリックします。
ステップ 4 Maintenance > Loopback タブをクリックします。
ステップ 5 Admin State カラムから Locked,maintenance を選択します。このカードがマルチポート カードの場合、目的のポートに対応する行を選択します。
ステップ 6 Loopback Type カラムから、 Facility (Line) を選択します。このカードがマルチポート カードの場合、目的のポートに対応する行を選択します。
ステップ 8 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 9 「MXP/TXP/FC_MR-4 ポート ファシリティ(回線)ループバック回線のテストと解除」の作業を行います。
ステップ 1 テスト セットからトラフィックをまだ送信していない場合は、ループバック回線にテスト用トラフィックを送信します。
ステップ 2 テスト セットで受信したトラフィックを調べます。テスト セットで検出されたエラーまたは他の信号情報を調べます。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がなければ、ファシリティ(回線)ループバックでのテストは終了です。ポートからファシリティ ループバックを解除します。
a. Maintenance > Loopback タブをクリックします。
b. テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
c. テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
e. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 4 「MXP/TXP/FC_MR-4 カードのテスト」の作業を行います。
ステップ 1 問題があると考えられるカードに対して「トラフィック カードの物理的な交換」の作業を行い、良好なカードと交換します。
ステップ 2 良好なカードを取り付けて、ループバック回線にテスト用トラフィックを再送信します。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がない場合は、カードの欠陥が問題であったと考えられます。RMA プロセスを通じて、不良カードをシスコに返送してください。詳細については、製品をお買い上げの弊社販売代理店にお問い合わせください。
ステップ 4 不良カードに対して、「トラフィック カードの物理的な交換」の作業を行います。
ステップ 5 ポートからファシリティ(回線)ループバックを解除します。
a. Maintenance > Loopback タブをクリックします。
b. テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
c. テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
e. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 6 「中間ノードの MXP/TXP/FC_MR-4 ポートでのターミナル(内部)ループバックの実行」の作業を行います。
次のトラブルシューティング テストでは、中間ノードのポートに対してターミナル ループバックを実行することにより、宛先ポートが回線障害の原因となっているかどうかを切り分けます。図1-37に示す例の状況では、ターミナル ループバックが回線内の中間 MXP/TXP/FC_MR-4 ポートに対して実行されます。ノードでのターミナル ループバックが正常に完了すれば、このノードを回線障害の原因から除外します。
図1-37 中間ノードの MXP/TXP/FC_MR-4 ポートでのターミナル ループバック
ステップ 1 テストするポートに光テスト セットを接続します。
(注) テスト セット装置の使用については、製造元に問い合わせてください。
a. 「中間ノードの MXP/TXP/FC_MR-4 ポートでのファシリティ(回線)ループバックの実行」の作業が完了したばかりであれば、発信元ノードのポートに光テスト セットを接続したままにします。
b. 現在の手順を開始するときに、光テスト セットが発信元ポートに接続されていない場合は、適切なケーブル接続で、光テスト セットの送信端子と受信端子をテストするポートに接続します。送信と受信の両方を同じポートに接続します。
ステップ 3 テスト対象の宛先ポート上でターミナル ループバックを作成します。
• メニュー バーから View > Go To Other Node を選択します。
• Select Node ダイアログボックスのドロップダウン リストからノードを選択し、 OK をクリックします。
b. ノード ビューで、ループバックが必要なカードをダブルクリックします。
c. Maintenance > Loopback タブをクリックします。
d. Admin State カラムから Locked,maintenance を選択します。このカードがマルチポート カードの場合、目的のポートに対応する行を選択します。
e. Loopback Type カラムから、 Terminal (Inward) を選択します。このカードがマルチポート カードの場合、目的のポートに対応する行を選択します。
g. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 4 「MXP/TXP/FC_MR-4 ターミナル ループバック回線のテストと解除」の作業を行います。
ステップ 1 テスト セットからトラフィックをまだ送信していない場合は、ループバック回線にテスト用トラフィックを送信します。
ステップ 2 テスト セットで受信したテスト用トラフィックを調べます。テスト セットで検出されたエラーまたは他の信号情報を調べます。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がなければ、ループバック回線でのテストは終了です。ポートからターミナル ループバックを解除します。
a. カード ビューを表示するために、ターミナル ループバックが設定されている中間ノードのカードをダブルクリックします。
b. Maintenance > Loopback タブをクリックします。
c. テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
d. テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
f. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 4 「MXP/TXP/FC_MR-4 カードのテスト」の作業を行います。
ステップ 1 問題があると考えられるカードに対して「トラフィック カードの物理的な交換」の作業を行い、良好なカードと交換します。
ステップ 2 良好なカードを取り付けて、ループバック回線にテスト用トラフィックを再送信します。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がない場合は、カードの欠陥が問題であったと考えられます。RMA プロセスを通じて、不良カードをシスコに返送してください。詳細については、製品をお買い上げの弊社販売代理店にお問い合わせください。
ステップ 4 不良カードに対して、「トラフィック カードの物理的な交換」の作業を行います。
ステップ 5 ポートのターミナル ループバックを解除します。
a. ターミナル ループバックが設定されている発信元ノードのカードをダブルクリックします。
b. Maintenance > Loopback タブをクリックします。
c. テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
d. テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
f. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 6 「宛先ノードの MXP/TXP/FC_MR-4 ポートでのファシリティ(回線)ループバックの実行」の作業を行います。
宛先ポートでファシリティ(回線)ループバック試験を実行することにより、ローカル ポートが回線障害の原因かどうか判別します。図1-38に、MXP/TXP/FC_MR-4 ポートでのファシリティ ループバックの一例を示します。
図1-38 宛先ノードの MXP/TXP/FC_MR-4 ポートでのファシリティ(回線)ループバック
ステップ 1 テストするポートに光テスト セットを接続します。
(注) テスト セット装置の使用については、製造元に問い合わせてください。
a. 「中間ノードの MXP/TXP/FC_MR-4 ポートでのターミナル(内部)ループバックの実行」の作業が完了したばかりであれば、発信元ノードのポートに光テスト セットを接続したままにします。
b. 現在の手順を開始するときに、光テスト セットが発信元ポートに接続されていない場合は、適切なケーブル接続で、光テスト セットの送信端子と受信端子をテストするポートに接続します。送信と受信の両方を同じポートに接続します。
ステップ 3 テスト対象の宛先ポート上でファシリティ(回線)ループバックを作成します。
• メニュー バーから View > Go To Other Node を選択します。
• Select Node ダイアログボックスのドロップダウン リストからノードを選択し、 OK をクリックします。
b. ノード ビューで、ループバックが必要なカードをダブルクリックします。
c. Maintenance > Loopback タブをクリックします。
d. Admin State カラムから Locked,maintenance を選択します。このカードがマルチポート カードの場合、目的のポートに対応する行を選択します。
e. Loopback Type カラムから、 Facility (Line) を選択します。このカードがマルチポート カードの場合、目的のポートに対応する行を選択します。
g. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 4 「MXP/TXP/FC_MR-4 ファシリティ(回線)ループバック回線のテストと解除」の作業を行います。
ステップ 1 テスト セットからトラフィックをまだ送信していない場合は、ループバック回線にテスト用トラフィックを送信します。
ステップ 2 テスト セットで受信したトラフィックを調べます。テスト セットで検出されたエラーまたは他の信号情報を調べます。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がなければ、ファシリティ ループバックでのテストは終了です。ポートからファシリティ(回線)ループバックを解除します。
a. Maintenance > Loopback タブをクリックします。
b. テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
c. テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
e. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 4 「MXP/TXP/FC_MR-4 カードのテスト」の作業を行います。
ステップ 1 問題があると考えられるカードに対して「トラフィック カードの物理的な交換」の作業を行い、良好なカードと交換します。
ステップ 2 良好なカードを取り付けて、ループバック回線にテスト用トラフィックを再送信します。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がない場合は、カードの欠陥が問題であったと考えられます。RMA プロセスを通じて、不良カードをシスコに返送してください。詳細については、製品をお買い上げの弊社販売代理店にお問い合わせください。
ステップ 4 不良カードに対して、「トラフィック カードの物理的な交換」の作業を行います。
ステップ 5 ポートのファシリティ(回線)ループバックを解除します。
a. Maintenance > Loopback タブをクリックします。
b. テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
c. テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
e. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 6 「宛先ノードの MXP/TXP/FC_MR-4 ポートでのターミナル ループバックの実行」の作業を行います。
宛先ノードのポートでのターミナル ループバックは、回線トラブルシューティング プロセスの中でローカルなハードウェア エラーを除去する最後の手順です。テストが成功すれば、回線が宛先ポートまで正常であることがわかります。図1-39に、中間ノードの宛先 MXP/TXP/FC_MR-4 ポートでのターミナル ループバックの一例を示します。
図1-39 宛先ノードの MXP/TXP/FC_MR-4 ポートでのターミナル ループバック
ステップ 1 テストするポートに光テスト セットを接続します。
(注) テスト セット装置の使用については、製造元に問い合わせてください。
a. 「宛先ノードの MXP/TXP/FC_MR-4 ポートでのファシリティ(回線)ループバックの実行」の作業が完了したばかりであれば、発信元ノードのポートに光テスト セットを接続したままにします。
b. 現在の手順を開始するときに、光テスト セットが発信元ポートに接続されていない場合は、適切なケーブル接続で、光テスト セットの送信端子と受信端子をテストするポートに接続します。送信と受信の両方を同じポートに接続します。
ステップ 3 Circuits タブに、新しく作成した回線が双方向回線として表示されていることを確認します。
(注) ループバック セットアップ時には、通常、 LP-ENCAP-MISMATCH、または LPBKFACILITY(FCMR) が表示されます。ループバックを削除すると、この状態はクリアされます。
ステップ 4 テスト対象の宛先ポート上でターミナル ループバックを作成します。
• メニュー バーから View > Go To Other Node を選択します。
• Select Node ダイアログボックスのドロップダウン リストからノードを選択し、 OK をクリックします。
b. ノード ビューで、ループバックが必要なカードをダブルクリックします。
c. Maintenance > Loopback タブをクリックします。
d. Admin State カラムから Locked,maintenance を選択します。このカードがマルチポート カードの場合、目的のポートに対応する行を選択します。
e. Loopback Type カラムから、 Terminal (Inward) を選択します。このカードがマルチポート カードの場合、目的のポートに対応する行を選択します。
g. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 5 「MXP/TXP/FC_MR-4 ターミナル ループバック回線のテストと解除」の作業を行います。
ステップ 1 テスト セットからトラフィックをまだ送信していない場合は、ループバック回線にテスト用トラフィックを送信します。
ステップ 2 テスト セットで受信したテスト用トラフィックを調べます。テスト セットで検出されたエラーまたは他の信号情報を調べます。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がなければ、ループバック回線でのテストは終了です。ポートからターミナル ループバックを解除します。
a. ターミナル ループバックが設定されている中間ノードのカードをダブルクリックします。
b. Maintenance > Loopback タブをクリックします。
c. テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
d. テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
f. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
ステップ 4 測定の結果、回線に異常がある場合は、カード不良が問題であると考えられます。
ステップ 5 「MXP/TXP/FC_MR-4 カードのテスト」の作業を行います。
ステップ 1 問題があると考えられるカードに対して「トラフィック カードの物理的な交換」の作業を行い、良好なカードと交換します。
ステップ 2 良好なカードを取り付けて、ループバック回線にテスト用トラフィックを再送信します。
ステップ 3 測定の結果、回線に異常がない場合は、カードの欠陥が問題であったと考えられます。RMA プロセスを通じて、不良カードをシスコに返送してください。詳細については、製品をお買い上げの弊社販売代理店にお問い合わせください。
ステップ 4 不良カードに対して、「トラフィック カードの物理的な交換」の作業を行います。
ステップ 5 ポートのターミナル ループバックを解除します。
a. ターミナル ループバックが設定されている発信元ノードのカードをダブルクリックします。
b. Maintenance > Loopback タブをクリックします。
c. テストするポートに対して、Loopback Type カラムから None を選択します。
d. テストするポートに対して、Admin State カラムから、適切な状態( Unlocked 、 Locked,disabled 、 Unlocked,automaticInService )を選択します。
f. 確認用ダイアログボックスで Yes をクリックします。
回線パス全体が、一連の総合ループバック テストに合格しました。この回線は、実トラフィックの伝送に適しています。
ここでは、ITU-T G.709『Network Node Interface for the Optical Transport Network』に規定されている Optical Transport Network(OTN ; 光転送ネットワーク)の概要を説明し、PM と TCA を使用した ITU-T G.709 OTN の DWDM 回線パスのトラブルシューティング手順を説明します。
ITU-T 勧告 G.709 は、OTN の全機能をカバーした勧告集の一部をなしています。ITU-T G.709 では、単一波長の SDH 技術にさらに透過型光波長ベースの技術を追加し、これを使用したネットワークが可能になります。また、既存の SDH、イーサネット、または ATM(非同期転送モード)ビット ストリームに、パフォーマンス管理と改善のオーバーヘッドが追加されます。
ITU-T G.709 では、SONET/SDH の Operations, Administration, Maintenance, and Provisioning(OAM&P; 運用、管理、保守、およびプロビジョニング)機能を DWDM 光ネットワークに追加します。
ITU-T G.709 の光ネットワークは、従来の SDH ネットワークのようにレイヤ設計されています(図1-40 参照)。この構造によって、ネットワーク障害の切り分けと問題解決に役立つローカルのモニタリングが可能になります。
Optical Channel(OCh; 光チャネル)レイヤは OTN の最も外側の部分で、クライアントからクライアントへのスパンとなります。光チャネルは、次のように構築されます。
1. SDH、ギガビット イーサネット、IP、ATM、ファイバ チャネル、Enterprise System Connection(ESCON)などのクライアント記号が、クライアントのペイロード領域にマッピングされ、オーバーヘッドと結合されて、Optical Channel Payload Unit(OPUk; 光チャネル ペイロード ユニット)となります。
2. OPUk ユニットに更にオーバーヘッドが追加されて、Optical Channel Data Unit(ODUk; 光チャネル データ ユニット)となります。
3. ODUk に Forward Error Correction(FEC; 前方エラー訂正)を含む 3 番めのオーバーヘッドが追加されて、Optical Channel Transport Unit(OTUk; 光チャネル トランスポート ユニット)となります。
OTN の Optical Multiplex Section(OMS; 光多重化セクション)によって、キャリアが DWDM ネットワーク セクションで発生するエラーを識別できるようになります。OMS レイヤは、ペイロードとオーバーヘッド(OMS-OH)で構成されます。また、ネットワークの多重化部分をモニタする機能もサポートします。たとえば、32 チャネル マルチプレクサ(奇数チャネル[32 MUX-O])のような光マルチプレクサと、32 チャネル デマルチプレクサ(奇数チャネル[32 DMX-O])のようなデマルチプレクサの間のスパンです。
Optical Transmission Section(OTS; 光伝送セクション)は、ネットワークの多重化セクションの部分のモニタリングをサポートしています。このレイヤは、ペイロードとオーバーヘッド(OTS-OH)で構成され、次に示す 2 つの光ネットワークの要素間の伝送スパンとなります。
• 32MUX-O のようなマルチプレクサと OPT-PRE のような増幅器
PM カウンタとスレッシュホールド超過アラート(TCA)は、ITU-T G.709 光転送ネットワークの障害検出や解析に使用されます。ITU-T 勧告 M.2401 は、次のように、ODUk レイヤで監視される PM パラメータを勧告しています。
• SES(重大エラー秒数)は、30 パーセント以上のエラー ブロック、または 1 つまたは複数の障害が発生した秒数です。SES はエラー秒(ES)パラメータのサブセットで、エラー ブロック、または 1 つまたは複数の障害が発生した秒数です。
• BBE(バックグラウンド ブロック エラー カウンタ)は、SES の一部として発生しなかったエラー ブロックです。BBE はエラー ブロック(EB)パラメータのサブセットで、1 つまたは複数のビットがエラーであるブロックです。
異なるPM カウンタのパラメータが、ネットワーク内の異なる読み取りポイントと対応付けられます。図1-41 は、障害となった DWDM 回線ポイントを識別するための PM の読み取りポイントを示しています。 第 5 章「パフォーマンス モニタリング」 では、すべての PM パラメータについて説明します。また、信号のエントリ ポイント、出口ポイント、個々の回線カード間の相互接続についての図を示します。これらの仕様と照らし合わせて、どの PM パラメータが、CTC や TL1 で監視したりプロビジョニングしたりしたいシステム ポイントと対応付けられているかを確認してください。モニタリング ポイントは、各システムの設定に応じて異なります。
TCA は、あらかじめ設定されたスレッシュホールドを超過したり、伝送(レーザー伝送など)が劣化していないかを示し、管理インターフェイスを介してパフォーマンスをモニタするのに使用されます。TCA は重大度のレベルには対応付けられません。これらは、通常トランスポンダのモニタリング ポイントで使用できるレート、カウンタ、およびパーセント パラメータと対応付けられます。 第 5 章「パフォーマンス モニタリング」 は、これらのアラートに関する情報を示しています。ネットワークのパラメータにしたがって、次に示すプロビジョニングの手順を選択し実行します。
TXP カードに対するデフォルトのノード ODUk BBE と SES PM スレッシュホールドをプロビジョニングするために、次の手順を実行します。
ステップ 1 ノード ビューで、Provisioning > Defaults タブをクリックします(図1-42 参照)。
図1-42 デフォルト BBE/SES カードのスレッシュホールド設定
ステップ 2 Defaults Selector フィールドで、プロビジョニングするトランスポンダまたはマックスポンダ カードをクリックしてから、opticalthresholds > trunk > warning > 15min をクリックします。
個々の TXP カードに対して、CTC の BBE または SES PM スレッシュホールドをプロビジョニングする手順を実行します。
ステップ 1 ノード ビューで、TXP_MR_2.5G カードをダブルクリックします。
(この例では、TXP_MR_10G、TXPP_MR_2.5G、MXP_2.5G_10G などの他のトランスポンダやマクスポンダにも適用可能です。)
ステップ 2 Provisioning > OTN > G.709 Thresholds タブをクリックします(図1-43 参照)。
図1-43 カードの BBE/SES スレッシュホールドのプロビジョニング
ステップ 3 Directions 領域で、Near End をクリックします。
ステップ 4 Intervals 領域で、15 Min をクリックします。
ステップ 5 Types 領域で、 PM (ODUk) をクリックします。
ステップ 6 SES および BBE フィールドで、たとえば、スレッシュホールド数として 500 と 10000 を入力します。
ステップ 2 TL1 コマンドラインで、次のシンタックスを入力します。
• パラメータ thlev は任意で、スレッシュホールドを超過する前に超えられるエラー数であるスレッシュホールドのカウンタ値です。
• パラメータ tmper は任意で、パフォーマンス カウンタの累積時間で、有効な値は 1-DAY、1-HR、1-MIN、15-MIN、および RAW-DATA です。
(注) TL1 コマンドの一覧は、『Cisco ONS 15454 TL1 Command Guide』を参照してください。
ステップ 1 ノード ビューで、Provisioning > Optics Thresholds タブをクリックします(図1-44 参照)。
図1-44 光 TCA スレッシュホールドのプロビジョニング
ステップ 2 Types 領域で、TCA をクリックします。
ステップ 3 Intervals 領域で、15 Min をクリックします。
ステップ 4 Laser Bias High (%) フィールドに、スレッシュホールド、たとえば 81.0 パーセントを入力します。
DWDM スパンでは、FEC(前方エラー訂正)は、信号の品質を維持するために、時間再調整、再整形、再生成(3R)の量を減らします。次の 2 つの PM パラメータは、FEC と対応付けけられます。
• BIEC:PM 期間に DWDM トランク回線で修正されたビット エラーの数(Bit errors corrected)
ステップ 1 ノード ビューで、TXP_MR_2.5G をダブルクリックしてカード ビューを開きます。
(この例では、TXP_MR_10G、TXPP_MR_2.5G、MXP_2.5G_10G などの他のトランスポンダやマクスポンダにも適用可能です。)
ステップ 2 Provisioning > OTN > FEC Thresholds タブをクリックします(図1-45 参照)。
図1-45 カード FEC スレッシュホールドのプロビジョニング
ステップ 3 Bit Errors Corrected フィールドに、たとえば、225837 などのスレッシュホールド数を入力します。
ステップ 4 Intervals 領域で、15 Min をクリックします。
PM および TCA を使用して、劣化ポイントを切り分けられます。問題の解決の例を、次に示します。
現象 単一のトランスポンダ ペア上に BBE TCA があります。
対処方法 トランスポンダの入力電源を調べます。入力電源は、仕様/許容範囲でなければなりません。
考えられる原因 トランスポンダに汚れたトランク コネクタがあります。
考えられる原因 トランスポンダと DWDM ポート間に劣化したトランク パッチ コードがあります。
対処方法 トランスポンダ DWDM ポートのパッチ コードを調べます。
考えられる原因 チャネル アド/ドロップ(ADxC)伝送ポートに汚れたクライアント コネクタがあるか、デマルチプレクサが近端 TCA を超過しています。
対処方法 ADxC の OCH ポートのコネクタを調べます。
考えられる原因 ADxC 受信ポート上に汚れたクライアント コネクタがあるか、マルチプレクサが遠端の TCA ポイントを超過しています。
対処方法 回線に光チャネルのバイパスがあれば、コネクタを調べます。
現象 バンド アド/ドロップ カード(ADxB)に接続されたすべてのトランスポンダ上に BBE TCA があります。
対処方法 トランスポンダの入力電源を調べます。入力電源は、仕様/許容範囲でなければなりません。
考えられる原因 4MD ポート上に汚れたコネクタがあります。
対処方法 ADxB のドロップ ポートのコネクタを調べます。
考えられる原因 ADxB のドロップ ポートに汚れたコネクタがあるか、近端の TCA ポイントを超過しています。
考えられる原因 ADxB のドロップ ポートに汚れたコネクタがあるか、遠端の TCA ポイントを超過しています。
対処方法 4MD または AD1B のパッチ コードを調べます。
考えられる原因 ADxB と 4MD 間に劣化したパッチ コードがあります。
対処方法 回線に光帯域のバイパスがあれば、帯域コネクタを調べます。
現象 OCH が、単一の OTS セクションを通過するすべてのトランスポンダに BBE TCA があります。
考えられる原因 トランスポンダやチャネルに関係した問題はありません。
対処方法 トランスポンダの前のキャビネット内の信号パスに問題があります。この領域の設定や受信テストの詳細については、『Cisco ONS 15454 DWDM Installation and Operations Guide』を参照してください。
現象 単一のトランスポンダに 1 つの LBC TCA があります。
対処方法 問題は、レーザー回路内にあります。OPT-PRE や OPT-BST 光増幅器のカードを調べます。このカードの設定については、『Cisco ONS 15454 DWDM Installation and Operations Guide』を参照してください。
• 機械語の診断ファイルのダウンロード(弊社サポート担当が使用)
ASIC の検証やスタンバイ カード動作などの機能が、バックグラウンドで監視されています。Alarms and Conditions ウィンドウに、システムの変化や問題の通知が表示されます。カード LED の確認や、シスコの技術サポート担当者が使用する診断ファイルのダウンロードなどの機能が、ノード ビューの Maintenance > Diagnostic タブで使用できます。ユーザが使用できる診断機能を、次の項に示します。
LED 点灯テストでは、カードレベルの LED が動作可能かを調べます。この診断テストは、ONS 15454 SDH の初期ターンアップまたは定期メンテナンス作業の一環として実施するか、あるいは LED の動作に疑いがあるときに随時実施します。メンテナンス ユーザ、またはより高い権限を持つユーザは、LED 動作を確認するために、次のような作業を行うことができます。
ステップ 1 ノード ビューで、 Maintenance > Diagnostic タブをクリックします(図1-46 参照)。
ステップ 3 すべてのポート LED が数秒間同時に点灯することを確認します。
ステップ 4 Lamp Test Run ダイアログボックスで OK をクリックします。
前述の例外を除き、STM-N または電気回路ポートの LED が点灯しない場合、LED に障害があります。RMA プロセスを通じて、不良カードをシスコに返送してください。詳細については、製品をお買い上げの弊社販売代理店にお問い合わせください。
(注) G シリーズ カードおよび FC_MR-4 カードの場合、点灯テスト時にカードレベルの LED は点灯しますが、ポートレベルの LED は点灯しません。
ステップ 1 「一般的なカード LED の動作確認」の作業を行い、カードレベルの LED が動作することを確認します。
ステップ 2 次のガイドラインを参照し、G シリーズ イーサネット ポートの LED が正しく動作しているかどうかを物理的にテストします。ポートが記載の状態のときに LED が記載の点灯状態であれば、LED は正しく機能しているとみなすことができます。次のガイドラインを使用します。
•透明なポート LED:受信リンクの損失(リンクの切断や GBIC が外れている場合など)が発生した場合にのみ点灯します。ポートには LOS アラームが発生している可能性があります。
•オレンジのポート LED:ポートは無効であるがリンクが接続状態の場合、またはポートは有効でリンクは接続状態である転送障害がある場合にのみ点灯します。ポートには TPTFAIL アラームが発生している可能性があります。
•グリーンのポート LED:ポートが有効で、かつポートにエラーがないか、ポートにトラフィックが流れている場合に点灯します。ポートが有効で、エラーがなく、点滅速度に応じたトラフィックが流れている場合にも点灯します。トラフィックに影響のあるポート アラームは発生していません。
ステップ 3 ポートの状態を判断できない場合は、製品をお買い上げの弊社販売代理店にお問い合わせください。
(注) E シリーズおよび ML シリーズ カードでは、点灯テスト時にカードレベルの LED は点灯しますが、ポートレベルの LED は点灯しません。
(注) ML シリーズのカードの詳細については、『Ethernet Card Software Feature and Configuration Guide for the Cisco ONS 15454, Cisco ONS 15454 SDH, and Cisco ONS 15327』を参照してください。
ステップ 1 「一般的なカード LED の動作確認」の作業を行い、カードレベルの LED が動作することを確認します。
ステップ 2 次のガイドラインを参照し、E シリーズまたは ML シリーズ イーサネット カードの各ポートの LED が正しく動作しているかどうかを物理的にテストします。ポートが記載の状態のときに LED が記載の点灯状態であれば、LED は正しく機能しているとみなすことができます。
•透明なポート LED:受信リンクの損失(リンクの切断や GBIC が外れている場合など)が発生した場合、またはトラフィックが一方の方向(送信方向または受信方向)に流れている場合にのみ点灯します。ポートには CARLOSS アラームが発生している可能性があります。
•オレンジのポート LED:リンクが接続されていて、送受信トラフィックが物理ポートを流れている場合に限り点灯します。
•グリーンのポート LED:リンクが動作中で、かつポートをトラフィックが流れていない場合に点灯します。
ステップ 3 ポートの状態を判断できない場合は、製品をお買い上げの弊社販売代理店にお問い合わせください。
Maintenance ウィンドウで Retrieve Diagnostics File ボタンをクリックすると、CTC にシステム データを取り込むことができます。メンテナンス担当のユーザ、またはより高い権限を持つユーザは、トラブルシューティングのためにそのシステム データをローカルのディレクトリにオフロードし、それを弊社サポート担当に送ることができます。診断ファイルは機械語で記録され、容易に読むことはできませんが、弊社テクニカル サポート担当者が問題解析に利用できます。診断ファイルをオフロードするために、次の作業を行います。
(注) 機械語の診断ファイルに加えて、ONS 15454 SDH は、ユーザ ログイン、リモートのログイン、システムの設定や変更などのすべてのシステム イベントの監査トレールを保存します。この監査トレールは、トラブルシューティング機能というよりも、記録機能と考えられます。機能についての詳細は、『Cisco ONS 15454 SDH Procedure Guide』の「Maintain the Node」の章を参照してください。
ステップ 1 ノード ビューで、 Maintenance > Diagnostic タブをクリックします(図1-46 参照)。
ステップ 2 Retrieve Tech Support Log をクリックします。
ステップ 3 Saving Diagnostic File ダイアログボックスで、ファイルを保存したいディレクトリ(ローカルまたはネットワーク)に移動します。
ステップ 4 File Name フィールドに名前を入力します。
アーカイブ ファイルには特定の拡張子を付ける必要がありません。WordPad、Microsoft Word
(imported)など、テキスト ファイルをサポートするアプリケーションであれば、読み込み可能です。
Get Diagnostics status ウィンドウは、ファイルの格納の進行状況を進行バーで表示し、完了すると「Get Diagnostics Complete」が表示されます。
ここでは、ソフトウェア データまたはデフォルトのノード設定の復元を必要とするノードの動作エラーに関するトラブルシューティングについて説明します。
現象 1 つまたは複数のノードが正しく機能していない、またはそのデータが不正です。
考えられる原因 ノード データベースが不正または破壊されている。
対処方法 『 Cisco ONS 15454 SDH Procedure Guide 』の「Maintain the Node」の章の手順に従って、データベースを復元してください。
ここでは、R6.0 の最小システム要件、サポートされるプラットフォーム、ブラウザ、および JRE について、また、ONS 15454 SDH への PC とネットワークの接続性に関するトラブルシューティング手順について説明します。
Windows プラットフォームで ONS 製品用 CTC R6.0 を運用するワークステーションの最小要件は次のとおりです。
Sun ワークステーションで ONS 製品用 CTC R6.0 を運用するワークステーションの最小要件は次のとおりです。
ソフトウェア R6.0 CTC は次のプラットフォームをサポートします。
ソフトウェア R6.0 CTC は次のブラウザと JRE をサポートします。
• Netscape 7 ブラウザ(Solaris 8 または 9、Java Plug-in 1.4.2 使用)
• Java Plug-in 1.4.2 の PC プラットフォーム
• Internet Explorer 6.0(Java Plug-in 1.4.2 使用の PC プラットフォーム)
• Mozilla アプリケーション スイート(Solaris のみ)
(注) ブラウザは次の URL から入手することができます。
Netscape:http://channels.netscape.com/ns/browsers/default.jsp
Internet Explorer:http://www.microsoft.com
Mozilla:http://mozilla.org
(注) 必要な JRE バージョンは JRE 1.4.2 です。
(注) Windows および Solaris 対応の JRE 1.4.2 は、ソフトウェア R6.0 の製品 CD 内にあります。
次のプラットフォームは、ソフトウェア R6.0 ではサポートされません。
次のブラウザと JRE は、ソフトウェア R6.0 ではサポートされません。
• Solaris 上の Netscape 4.76 はサポートされていません。
• Solaris 8 または 9 上の Netscape 7 は、JRE 1.4.2 と併用する場合を除いてサポートされません。
現象 PC を ONS 15454 SDH に接続するときに、IP 設定を確認するために PC の IP アドレスで発行した ping コマンドが正常に実行されない。
対処方法 PC の ping コマンドに指定した IP アドレスが、システムから取り込んだ Windowsの IP 設定情報に示された IP アドレスと一致するか確認します。「使用 PC の IP 設定の確認」を参照してください。
対処方法 PC の IP 設定を確認します。「使用 PC の IP 設定の確認」を参照してください。この手順で解決しない場合には、ネットワーク管理者に PC の IP 設定を訂正する方法を尋ねてください。
ステップ 1 [スタート]メニューで、[スタート]>[ファイル名を指定して実行]を選択して、DOS コマンド ウィンドウを開きます。
ステップ 2 [名前]フィールドに、 command と入力し、 OK をクリックします。DOS コマンド ウィンドウが表示されます。
ステップ 3 DOS ウィンドウのプロンプトに、次のコマンドの中で該当するものを入力します。
•Windows 98、NT、2000、および XP では、 ipconfig と入力し、 Enter キーを押します。
(注) 現在ネットワークに接続されていれば、winipcfg コマンドは IP 設定情報のみを戻します。
IP アドレス、サブネット マスク、デフォルト ゲートウェイなど Windows の IP 設定情報が表示されます。
ステップ 4 DOS ウィンドウのプロンプトに、 ping に続けて、Windows IP 設定情報内の IP アドレスを入力します。
ステップ 5 Enter キーを押すことにより、コマンドを実行します。
DOS ウィンドウに複数(通常は 4 つ)の応答が戻った場合は、IP 設定は正常に機能しています。
応答が戻らなかった場合は、IP 設定が正しくない可能性があります。この場合は、ネットワーク管理者に PC の IP 設定を訂正する方法を尋ねてください。
現象 「Java アプレットを読み込み中」のメッセージの表示がなく、初期ログイン時に JRE が起動しない。
考えられる原因 PC のオペレーティングシステムとブラウザが正しく設定されていない。
対処方法 PC オペレーティングシステムの Java Plug-in コントロール パネル設定とブラウザ設定をやり直します。「PC オペレーティングシステムの Java Plug-in コントロール パネルの再設定」と「ブラウザの再設定」を参照してください。
ステップ 1 Windows の[スタート]メニューで、[設定]>[コントロール パネル]をクリックします。
ステップ 2 [Java Plug-in コントロール パネル]が表示されない場合は、JRE が PC にインストールされていない可能性があります。次の手順を実行します。
a. Cisco ONS 15454 SDH ソフトウェア CD を実行します。
b. CD ドライブ:\Windows\JRE フォルダを開きます。
c. j2re-1_4_2-win アイコンをダブルクリックすることにより、JRE インストール ウィザードを起動します。
ステップ 3 Windows の[スタート]メニューで、[設定]>[コントロール パネル]をクリックします。
ステップ 4 [Java Plug-in コントロール パネル]ウィンドウで、 Java Plug-in 1.4.2 アイコンをダブルクリックします。
ステップ 5 [Java Plug-in コントロール パネル]の[詳細]タブをクリックします。
ステップ 6 Java Run Time Environment メニューから、 C:\ProgramFiles\JavaSoft\JRE\1.4.2 の JRE 1.4 を選択します。
ステップ 8 [Java Plug-in コントロール パネル]ウィンドウを閉じます。
ステップ 1 [スタート]メニューから、ブラウザ アプリケーションを起動します。
ステップ 2 Netscape Navigator を使用している場合
a. Netscape Navigator のメニューバーで、[編集]>[設定]メニューをクリックします。
b. [設定]ウィンドウで、[詳細]>[プロキシ]カテゴリをクリックします。
c. [プロキシ]ウィンドウで、[インターネットに直接接続する]チェックボックスにチェックマークを付け、[OK]をクリックします。
d. Netscape Navigator のメニューバーで、[編集]>[設定]メニューをクリックします。
e. [設定]ウィンドウで、[詳細]>[キャッシュ]カテゴリをクリックします。
f. [キャッシュ フォルダ]フィールドに次のいずれかのパスが設定されていることを確認します。
• Windows 98/ME では、 C:\ProgramFiles\Netscape\Communicator\cache
• Windows NT/2000/XP では、 C:\ProgramFiles\Netscape\<username>\Communicator\cache
g. [キャッシュ フォルダ]フィールドの設定が正しくない場合は、[フォルダを選択]をクリックします。
h. ステップ f に示したファイルまで移動し、[OK]をクリックします。
i. [設定]ウィンドウで[OK]をクリックし、ブラウザを終了します。
ステップ 3 Internet Explorer を使用している場合
a. Internet Explorer のメニューバーで、[ツール]>[インターネット オプション]メニューをクリックします。
b. [インターネット オプション]ウィンドウで[詳細設定]タブをクリックします。
c. [設定]メニューで、Java(Sun)までスクロールダウンし、[<applet> に Java 2 v1.4.2 を使用(要再起動)]チェックボックスをクリックします。
d. [インターネット オプション]ウィンドウで[OK]をクリックし、ブラウザを終了します。
ステップ 4 コンピュータでウィルススキャン ソフトウェアが起動している場合は、一時的に無効にします。
「TCC2/TCC2P カードから CTC JAR ファイルをダウンロード中にブラウザが停止」を参照してください。
ステップ 5 コンピュータに Network Interface Card(NIC; ネットワーク インターフェイス カード)が 2 枚インストールされていないことを確認します。NIC が 2 枚インストールされている場合は、1 つを削除します。
ステップ 6 ブラウザを起動し、ONS 15454 SDH にログインします。
現象 PC を ONS 15454 SDH に接続しているとき、リンク LED が点灯も点滅もしていないため、NIC 接続が正しく機能していることを確認できない。
対処方法 ケーブルの両端が正しく挿入されているか確認します。ロック クリップが破損しているためケーブルが完全に挿入できない場合は、ケーブルを交換してください。
考えられる原因 Category-5 ケーブルが破損している。
対処方法 ケーブルが良好な状態か確認します。疑わしい場合には、良品に交換します。ケーブルは引っ張ったり曲げたりすると破損する恐れがあります。
考えられる原因 Category-5 ケーブルとして誤ったタイプのケーブルが使用されている。
対処方法 ONS 15454 SDH を直接ラップトップ/PC またはルーターに接続する場合は、Category-5 のストレート ケーブルを使用します。ONS 15454 SDH をハブまたは LAN スイッチに接続する場合は、Category-5 のクロス ケーブルを使用します。Category-5 ケーブルのタイプについての詳細は、「交換用 LAN ケーブルの圧着交換」を参照してください。
対処方法 Personal Computer Memory Card International Association(PCMCIA; パーソナル コンピュータ メモリ カード国際協会)ベースの NIC を使用している場合、NIC を抜き差しして、きちんと挿入されていることを確認します。NIC がラップトップ/PC に組み込まれている場合は、NIC に故障がないか確認します。
対処方法 NIC の機能が正常か確認します。ネットワーク(または他のノード)との接続に問題がない場合は、NIC の機能は正常と考えられます。ネットワーク(または他のノード)との接続が困難な場合は、NIC に故障の可能性があり、交換が必要です。
現象 TCP/IP 接続が確立し、その後切断された。CTC に「DISCONNECTED」一時アラームが表示された。
考えられる原因 PC と ONS 15454 SDH の間の接続が切断された。
対処方法 標準の ping コマンドを使用して、PC と ONS 15454 SDH の TCC2/TCC2P カードとの間の TCP/IP 接続を確認します。ping コマンドは、PC が直接 TCC2/TCC2P カードと接続している場合、または LAN カードを介して TCC2/TCC2P カードにアクセスしている場合に有効です。「ONS 15454 SDH への ping 送信」を参照してください。
a. Microsoft Windows オペレーティングシステムを使用している場合は、[スタート]メニューから[ファイル名を指定して実行]を選択し、[ファイル名を指定して実行]ダイアログボックスの[名前]フィールドに command prompt と入力し、[OK]をクリックします。
b. Sun Solaris オペレーティング システムを使用している場合は、Common Desktop Environment(CDE; 共通デスクトップ環境)から Personal Application タブをクリックし、 Terminal をクリックします。
ステップ 2 オペレーティングシステムが Sun の場合も、Microsoft の場合も、プロンプトで次のように入力します。
ステップ 3 ワークステーションが ONS 15454 SDH と接続していれば、ping コマンドは正常に実行され、IP アドレスからの応答が表示されます。ワークステーションが正しく接続されていなければ、「Request timed out」のメッセージが表示されます。
ステップ 4 ping コマンドが成功すれば、TCP/IP 接続が有効であることを示します。CTC を再起動します。
ステップ 5 ping コマンドが失敗し、ワークステーションが LAN 経由で ONS 15454 SDH と接続している場合は、ワークステーションの IP アドレスが、ONS ノードと同じサブネットにあることを確認します。
ステップ 6 ping コマンドが失敗し、ワークステーションが ONS 15454 SDH と直接接続している場合は、ワークステーションの NIC 上のリンク LED が点灯していることを確認します。
現象 ノードの IP アドレスが不明なため、ログインできない。
考えられる原因 ノードにデフォルトの IP アドレスが設定されていない。
対処方法 シェルに 1 枚の TCC2/TCC2P カードを残します。残した TCC2/TCC2P カードに PC を直接接続し、カードのハードウェア リセットを実行します。リセット後、TCC2/TCC2P カードは IP アドレスを送信するので、ログイン用の IP アドレスを取得することができます。「不明ノード IP アドレスの取得」を参照してください。
ステップ 1 アクティブな TCC2/TCC2P カードの前面プレート上のイーサネット ポートに PC を接続します。
ステップ 2 PC で Sniffer アプリケーションを起動します。
ステップ 3 アクティブな TCC2/TCC2P カードをいったん抜き、再度挿入することによりハードウェア リセットを実行します。
ステップ 4 TCC2/TCC2P カードは、リセット後、その IP アドレスをブロードキャストにより送信します。PC の Sniffer ソフトウェアは、ブロードキャストされた IP アドレスを取得します。
ここでは、CTC のログインまたは動作に伴う問題を解決するためのトラブルシューティング手順について説明します。
現象 ユーザが Netscape を削除し、Internet Explorer を使用して CTC を起動したあと、CTC ヘルプを起動できず、「MSIE is not the default browser」というエラーメッセージを受け取る。
考えられる原因 ブラウザ ファイルとヘルプ ファイルの関連付けがされていない
対処方法 CTC ソフトウェアと Netscape がインストールされると、ヘルプ ファイルはデフォルトで Netscape と関連付けられます。Netscape を削除しても、ヘルプ ファイルは、デフォルトのブラウザとして Internet Explorer に自動的には関連付けられません。CTC がヘルプ ファイルを正しいブラウザと関連付けるように、Internet Explorer をデフォルトのブラウザとして再設定します。CTC ヘルプ ファイルを正しいブラウザに関連付ける方法については、「Internet Explorer を CTC 用のデフォルトのブラウザとして再設定する手順」を参照してください。
ステップ 1 Internet Explorer ブラウザを開きます。
ステップ 2 メニューバーから、[ツール]>[インターネット オプション]をクリックします。[インターネット オプション]ウィンドウが表示されます。
ステップ 3 [インターネット オプション]ウィンドウで、[プログラム]タブをクリックします。
ステップ 4 [Internet Explorer の起動時に、通常使用するブラウザを確認する]チェックボックスをクリックします。
ステップ 6 起動しているすべての CTC アプリケーションおよび Internet Explorer アプリケーションを終了します。
ステップ 7 Internet Explorer を起動し、新しい CTC セッションを開きます。これにより、CTC ヘルプにアクセスすることができます。
現象 大規模な複数ノード MS-SPRing をアクティブにすると、いくつかのノードがグレーで表示される。ユーザが新しい CTC にログインすると、いずれのワークステーションからもいずれのノードでもノード ビューをネットワーク ビューに変更することができない。また、java ウィンドウには「Exception occurred during event dispatching: java.lang.OutOfMemoryError」というメッセージが表示される。
考えられる原因 大規模な複数ノード MS-SPRing では、GUI 環境変数用にメモリの追加が必要です。
対処方法 システムまたはユーザ CTC_HEAP 環境変数を再設定し、メモリの上限を大きくします。CHC_HEAP 変数の変更を可能にする方法については、「Windows 用 CTC_HEAP 環境変数の再設定」または「Solaris 用 CTC_HEAP 環境変数の再設定」を参照してください。
(注) この問題が通常影響を及ぼすのは、多数のノードおよび回線を管理するために追加メモリを必要とするような大規模ネットワークです。
ステップ 1 起動しているすべての CTC アプリケーションおよび Netscape アプリケーションを終了します。
ステップ 2 Windows のデスクトップで、[マイ コンピュータ]を右クリックし、ショートカット メニューから[プロパティ]を選択します。
ステップ 3 [システムのプロパティ]ウィンドウで、[詳細]タブをクリックします。
ステップ 4 [環境変数]をクリックし、[環境変数]ウィンドウを開きます。
ステップ 5 [ユーザー環境変数]フィールドまたは[システム環境変数]フィールドの下にある[新規]をクリックします。
ステップ 6 [変数名]フィールドに CTC_HEAP と入力します。
ステップ 7 [変数値]フィールドに 256 と入力し、[OK]をクリックすることにより、変数を作成します。
ステップ 8 [環境変数]ウィンドウで[OK]をクリックし、変更を確認します。
ステップ 9 [システム プロパティ]ウィンドウで[OK]をクリックし、変更を確認します。
ステップ 10 ブラウザと CTC ソフトウェアを再起動します。
ステップ 1 ユーザ シェル ウィンドウで、すべての CTC アプリケーションを終了します。
ステップ 2 Netscape アプリケーションを終了します。
ステップ 3 ユーザ シェル ウィンドウで、環境変数を設定することによりヒープ サイズを大きくします。
ステップ 4 同じユーザ シェル ウィンドウでブラウザと CTC ソフトウェアを再起動します。
現象 TCC2/TCC2P カードから CTC Java アーカイブ(JAR)ファイルをダウンロード中にブラウザが停止またはハングアップした。
考えられる原因 McAfee VirusScan ソフトウェアは、上記の処理に影響を及ぼすことがあります。この問題は、McAfee VirusScan 4.5 以上で VirusScan Download Scan を有効にしているときに発生します。
対処方法 VirusScan Download Scan 機能を無効にします。「VirusScan Download Scan の無効化」を参照してください。
ステップ 1 Windows の[スタート]メニューから、[プログラム]>[Network Associates]>[VirusScan コンソール]を選択します。
ステップ 2 [VirusScan コンソール]ダイアログボックスに表示された VShield アイコンをダブルクリックします。
ステップ 3 [タスクのプロパティ]ウィンドウの下部にある[設定]をクリックします。
ステップ 4 [システム スキャンのプロパティ]ダイアログボックスの左側にある[ダウンロード スキャン]アイコンをダブルクリックします。
ステップ 5 [インターネットダウンロードスキャンを有効]チェックボックスのチェックマークを外します。
ステップ 6 警告メッセージが表示されたら、[はい]をクリックします。
ステップ 7 [システム スキャンのプロパティ]ダイアログボックスで[OK]をクリックします。
ステップ 8 [タスクのプロパティ]ウィンドウで[OK]をクリックします。
ステップ 9 McAfee VirusScan ウィンドウを閉じます。
現象 CTC が起動せず、ログイン ウィンドウが表示される前にエラー メッセージが表示される。
考えられる原因 Netscape ブラウザのキャッシュが無効なディレクトリを指している可能性がある。
対処方法 Netscape のキャッシュを有効なディレクトリにリダイレクトします。「有効なディレクトリへの Netscape キャッシュのリダイレクト」を参照してください。
ステップ 3 左側の[カテゴリ]カラム上で、[詳細]カテゴリを展開し、[キャッシュ]タブを選択します。
ステップ 4 ディスク キャッシュ フォルダを、キャッシュ ファイルの場所を指すように変更します。
キャッシュ ファイルの場所は通常は、C:\ProgramFiles\Netscape\Users\ yourname \cache です。ファイル場所にある yourname の部分は、多くの場合、ユーザー名と同じです。
現象 CTC 動作の遅延または CTC へのログイン時に障害発生
対処方法 CTC キャッシュ ファイルを削除します。この操作により、ONS 15454 SDH は新しい JAR ファイル セットをコンピュータのハードドライブに強制的にダウンロードします。「CTC キャッシュ ファイルの自動削除」または「CTC キャッシュ ファイルの手動削除」を参照してください。
ステップ 1 ブラウザの URL フィールドに ONS 15454 SDH の IP アドレスを入力します。ブラウザの初期ウィンドウに、 Delete CTC Cache ボタンが表示されます。
ステップ 2 開いているすべての CTC セッションとブラウザ ウィンドウを閉じます。PC のオペレーティングシステムの機能により、使用中のファイルを削除することはできません。
ステップ 3 ブラウザの初期ウィンドウで Delete CTC Cache をクリックすることにより、CTC キャッシュをクリアします。図1-47 に Delete CTC Cache ウィンドウを示します。
ステップ 1 JAR ファイルを手動で削除するには、Windows の[スタート]メニューから[検索]>[ファイルやフォルダ]を選択します。
ステップ 2 [検索結果]ダイアログボックスの[ファイルまたはフォルダの名前]フィールドに ctc*.jar または cms*.jar と入力し、[検索開始]をクリックします。
ステップ 3 [検索結果]ダイアログボックスの[日付]カラムをクリックすることにより、TCC2/TCC2P カードからファイルをダウンロードした日付と一致する JAR ファイルを探します。
ステップ 4 対象のファイルを強調表示させ、キーボードの Delete キーを押します。
ステップ 5 確認用ダイアログボックスで[はい]をクリックします。
現象 CTC のネットワーク ビューで、1 つまたは複数のノード アイコンがグレー表示となり、ノード名の表示がない。
考えられる原因 CTC のリリースが異なると、それぞれを認識できない。
対処方法 「異なる CTC リリースが相互に認識できない」で説明する方法により、コア バージョン ビルドを訂正します。
対処方法 「ユーザ名またはパスワードが一致しない」で説明する方法によりユーザー名とパスワードを訂正します。
対処方法 通常は、イーサネット固有のアラームも発生します。「イーサネット接続」で説明する方法により、イーサネット接続を確認します。
対処方法 通常は EOCのアラームも発生します。「EOC アラームのクリア」で説明する方法により、EOC アラームをクリアして DCC 接続を確認します。
現象 ブラウザ ウィンドウに IP アドレスを入力後、「Unable to launch CTC due to applet security restrictions」というエラーメッセージが表示される。
考えられる原因 R4.0 以前の CTC ソフトウェアを実行しているノードにログインしようとしている。R4.1 より前のリリースでは、CTC JAR ファイルをコンピュータにダウンロードできるように、java.policy ファイルを変更することが必要です。変更された java.policy ファイルがコンピュータ上に存在していない可能性があります。
対処方法 ログイン先のノードのリリースに対応するソフトウェア CD をインストールしてください。CTC セットアップ ウィザードを実行します(Setup.exe をダブルクリックします)。カスタム インストールを選択してから、Java Policy オプションを選択します。詳細については、『 Cisco ONS 15454 SDH Procedure Guide 』の「Connect to the PC and Log Into the GUI」の章にある CTC のインストールの説明を参照してください。ソフトウェア CD を利用できない場合には、使用コンピュータで java.policy ファイルを手動で編集することが必要です。「java.policy ファイルの手動編集」を参照してください。
ステップ 1 コンピュータ上から java.policy ファイルを探し、テキスト エディタ(メモ帳またはワードパッド)で開きます。
ステップ 2 ファイルの最後の行が次のとおりであることを確認します。
ステップ 3 この 5 行がファイルにない場合には、手動で入力します。
ステップ 4 ファイルを保存し、Netscape を再起動します。
ステップ 5 エラーメッセージが引き続き表示される場合は、java.policy ファイルを( .java.policy )として保存します。Win98/2000/XP PC の場合は、ファイルの保存先を C:\Windows フォルダにします。WinNT4.0 PC の場合は、C:\Winnt\profiles\joeuser など PC 上のすべてのユーザ フォルダにこのファイルを保存します。
考えられる原因 互換性のある Java 2 JRE がインストールされていない。
対処方法 JRE には、Java プログラミング言語で作成されたプログラムを実行するために必要な Java 仮想マシン、ランタイム クラス ライブラリ と Java アプリケーション ランチャが格納されています。ONS 15454 SDH の CTC は Java アプリケーションです。Java アプリケーションは、アプレットとは異なり、Web ブラウザのみでインストールとランタイム サービスを完全に実行することができません。Java プログラミング言語で作成されたアプリケーションを実行するときには、正しい JRE をインストールすることが必要です。各 CTC ソフトウェア リリースに必要な正しい JRE は、Cisco ONS 15454 SDH ソフトウェア CD と Cisco ONS 15454 SDH documentation CD に格納されています。「CTC の起動によるコア バージョン ビルドの訂正」を参照してください。ネットワークで複数の CTC ソフトウェアを実行している場合は、コンピュータにインストールされている JRE と各種ソフトウェア リリースとの間に互換性がなければなりません。 表1-3 に、JRE と ONS 15454 SDH ソフトウェア リリースの互換性を示します。
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ONS 15454 SDH Release 4.05 |
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5.ソフトウェア R4.0 は、旧バージョンの JRE が PC または UNIX ワークステーションで実行されている場合には、ユーザに通知します。 |
ステップ 1 現在の CTC セッションを終了し、ブラウザを完全に閉じます。
ステップ 3 アラームを報告したノードの ONS 15454 SDH の IP アドレスを入力します。このアドレスは、ログインしたときに指定した当初の IP アドレスである場合と、当初の IP アドレスとは異なる場合があります。
ステップ 4 CTC にログインします。ブラウザが、JAR ファイルを CTC からダウンロードします。
現象 この状況は多くの場合、INCOMPATIBLE-SW 一時アラームが発生する。
考えられる原因 接続しているワークステーションにロードされたソフトウェアと TCC2/TCC2P カード上のソフトウェアに互換性がない。
対処方法 この状況は、TCC2/TCC2P カード ソフトウェアがアップグレードされたにもかかわらず、PC 側で互換性のある CTC JAR ファイルにアップグレードされていない場合に発生します。また、互換性のあるソフトウェアが搭載されたログイン ノードが、ネットワーク内でさらに新しいバージョンのソフトウェアが搭載された別のノードと接続したときにも発生します。「CTC の起動によるコア バージョン ビルドの訂正」を参照してください。
(注) 最初にログインするノードは、最新の CTC コア バージョンが搭載された ONS ノードであることを確認してください。CTC コア バージョンが 2.2 以前の ONS ノードに最初にログインして、同じネットワーク内でそれより新しい CTC コア バージョンの別の ONS ノードにログインしようとすると、古い方のバージョンのノードは新しい方のバージョンのノードを認識できません。
ステップ 1 現在の CTC セッションを終了し、ブラウザを完全に閉じます。
ステップ 3 アラームを報告したノードの ONS 15454 SDH の IP アドレスを入力します。このアドレスは、ログインしたときに指定した当初の IP アドレスである場合と、当初の IP アドレスとは異なる場合があります。
ステップ 4 CTC にログインします。ブラウザが、JAR ファイルを CTC からダウンロードします。
現象 多くの場合 NOT-AUTHENTICATED 一時アラームと同時に発生する不一致
考えられる原因 入力されたユーザ名またはパスワードが TCC2/TCC2P カードに登録された情報と一致しない。
対処方法 ネットワーク内のすべての ONS ノードを表示するには、すべての ONS ノードに同じユーザ名とパスワードが登録されていることが必要です。ネットワーク内で、ログインしようとするユーザのユーザ名とパスワードが登録されていない ONS ノードにはログインすることができません。ONS 15454 SDH に最初にログインするときには、CISCO15 というユーザ名を大文字で入力して、 Login をクリックし、パスワードとして「otbu+1」と入力します(パスワードは大文字と小文字が区別されます)。「正しいユーザ名とパスワードの確認」を参照してください。ノードが RADIUS 認証(R6.0 の新機能)を使用するように設定されていた場合、ユーザ名とパスワードは、ローカル ノード データベース内のセキュリティ情報ではなく、
RADIUS サーバ データベースと照合されます。RADIUS セキュリティの詳細については、『 Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual 』の「Security」の章を参照してください。
ステップ 1 キーボードの Caps Lock キーがオフで、ユーザ名とパスワードの大文字と小文字の区別に影響を与えないことを確認します。
ステップ 2 システム管理者に正しいユーザ名とパスワードを尋ねます。
ステップ 3 弊社のサポート担当に連絡をとり、システムにログインして、新しいユーザ名とパスワードを作成するよう依頼します。詳細については、製品をお買い上げの弊社販売代理店にお問い合わせください。
現象 ノードのアイコンがグレーとなり、通常はアラームが発生する。
対処方法 通常は、イーサネット固有のアラームも発生します。「イーサネット接続」で説明する方法により、イーサネット接続を確認します。
現象 通常はノードにアラームが発生し、ネットワーク ビューにそのノードがグレー表示される。この症状は通常 EOC アラームを伴う。
対処方法 通常は EOC アラームを伴います。「EOC」で説明する方法により、EOC アラームをクリアして DCC 接続を確認します。
現象 回線作成中に、「Path in Use」エラーが発生したため、回線作成を終了できない。
考えられる原因 他のユーザが別の回線を作成するために同じ発信元ポートをすでに選択している。
対処方法 回線のプロビジョニングが終了するまで、CTC は使用可能なカードとポートのリストから、カードやポートを削除しません。2 人のユーザが回線作成のために同じ発信元ポートを同時に選択すると、最初に回線のプロビジョニングを終了したユーザがポートの使用権を得ます。他方のユーザには「Path in Use」エラーが戻ります。回線作成を取り消してやり直すか、回線作成の最初のウィンドウに戻るまで Back ボタンをクリックします。選択した発信元ポートは、すでにプロビジョニングが終了した回線の一部となっているため、使用可能なポートのリストからは外されています。別の使用可能なポートを選択し、回線作成プロセスをもう一度開始します。
現象 ONS 15454 SDH の IP サブネットの計算や設計ができない。
考えられる原因 ONS 15454 SDH の IP 機能では、IP サブネットを正しく設計するために固有の計算が必要となる。
対処方法 シスコは、IP サブネットの計算と設計を行うための無料のオンライン ツールを提供しています。 http://www.cisco.com/techtools/ip_addr.html にアクセスしてください。ONS 15454 SDH の IP 機能の詳細については、『 Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual 』の「Management Network Connectivity」の章を参照してください。
現象 イーサネット接続に問題がある可能性がある、または正しく機能していない。
対処方法 イーサネット ネットワークでの接続問題のほとんどは、いくつかのガイドラインを守ることにより解決することができます。図1-48を参照して、「イーサネット接続の確認」 を行ってください。
ステップ 1 アラーム フィルタが OFF であることを確認します。
ステップ 2 VLAN 1 を伝送している VC に SDH/MXP/TXP/FC_MR-4 アラームが発生していないか確認します。 第 2 章「アラームのトラブルシューティング」 を参照して、アラームをすべてクリアします。
ステップ 3 イーサネット固有のアラームの有無を確認します。 第 2 章「アラームのトラブルシューティング」 を参照して、発生しているアラームをすべてクリアします。
ステップ 4 イーサネット カード上の ACT LED がグリーンであることを確認します。
ステップ 5 ノード 1 上のポート 1 と 3 およびノード 2 上のポート 1 と 2 のグリーンのリンク整合 LED が点灯していることを確認します。
ステップ 6 いずれかのポートのグリーンのリンク整合 LED が点灯していない場合、次の項目を実行します。
b. イーサネット カード上でポートが有効に設定されていることを確認します。
c. 正しいイーサネット ケーブルが使用され、その結線が正しいことを確認します。または、ケーブルを良品のイーサネット ケーブルと交換します。
d. イーサネット カードの前面プレート上のステータス LED で、カードが正しくブートされていることを確認します。この LED がグリーンで連続点灯であれば正常です。必要に応じて、カードをいったん外して再度挿入することにより、リブートさせます。
e. イーサネット ポートが正しく機能していても、リンク LED 自体が故障している可能性もあります。「G シリーズ イーサネット カードまたは FC_MR-4 カードの LED の動作確認」 または 「E シリーズおよび ML シリーズ イーサネット カードの LED の動作確認」 の手順を適宜行います。
ステップ 7 ローカル接続のデバイス A とデバイス C の間で ping をやり取りすることにより、これらデバイス間の接続を確認します(PC から ONS 15454 SDH への接続の確認(ping)を参照してください)。ping が失敗した場合、次の項目を実行します。
a. デバイス A とデバイス C が同じ IP サブネットにあることを確認します。
b. CTC カード ビューでイーサネット カードを開き、 Provisioning > VLAN タブをクリックすることにより、カード上のポート 1 とポート 3 がどちらも同じ VLAN に割り当てられていることを確認します。
c. いずれかのポートが正しい VLAN に割り当てられていない場合は、該当する VLAN 行のポート カラムをクリックし、そのポートを Tagged または Untag に設定します。
ステップ 8 デバイス B および D についてステップ 7 を繰り返します。
ステップ 9 VLAN 1 が使用するイーサネット回線がプロビジョニング済みであり、ノード 1 ポートとノード 2 ポートも VLAN 1 を使用していることを確認します。
現象 1 つの ONS 15454 SDH イーサネット カード ポートが Tagged に設定され、別の
ONS 15454 SDH イーサネット カードが Untag に設定された VLAN があるネットワークでは、Untag ポートに接続されたネットワーク デバイスに対して Address Resolution Protocol(ARP)を実装することが困難な場合がある(図1-49)。このようなネットワークでは、Untag ポートに接続されたネットワーク デバイスでのラント パケット カウントが通常よりも大きくなる。この症状または制限は、同じカード内のポートまたは同じシャーシ内のポートが、Tagged と Untagged が混在した状態で同じ VLAN 上に配置された場合にも発生する。
考えられる原因 Tagged に設定された ONS 15454 SDH では IEEE 802.1Q タグが追加され、Untag に設定された ONS 15454 SDH ではバイトの置換なしに Q タグが削除される。ネットワーク デバイスの NIC は、パケットをラント(大きい)として分類し、このパケットを削除する。
考えられる原因 パケットの破棄は、ARP が、Untag ポートに接続されたネットワーク デバイスの IP アドレスと、ネットワーク アクセス層が必要とする物理 MAC アドレスの照合を試みたときにも発生する。
対処方法 VLAN のどちらのポートも Tagged に設定することにより、データパケットから 4 バイトが削除されることを防止するとともに、ネットワーク アクセス デバイス内の NIC カードがパケットをラント(大きい)と認識して破棄することを防止することで解決します。IEEE 802.1Q に準拠している NIC カードを持つネットワーク デバイスは、タグ付きパケットを受け付けます。IEEE 802.1Q に準拠していない NIC カードを持つネットワーク デバイスは、この場合でもタグ付きパケットを破棄します。この問題を解決するには、ネットワーク デバイスの IEEE 802.1Q に準拠しない NIC カードを、IEEE 802.1Q に準拠した NIC カードにアップグレードします。VLAN 上の両方のポートを Untag に設定することも可能ですが、この場合、IEEE 802.1Q に準拠しなくなります。
図1-49 Tagged と Untag が混在したイーサネット ポートがある VLAN
ステップ 1 ノード ビューで、問題の VLAN にあるイーサネット カードをダブルクリックします。カード ビューが表示されます。
ステップ 2 Provisioning > VLAN タブをクリックします(図1-50)。
図1-50 各イーサネット ポートの VLAN メンバーシップの設定
ステップ 3 ポートが Tagged に設定されている場合には、引き続き VLAN 内の他のカードとそのポートから、 Untag に設定されたポートを探します。
ステップ 4 Untag に設定された VLAN ポートが見つかったら、そのポートをクリックし、 Tagged を選択します。
(注) 接続された外部デバイスは、IEEE 802.1Q VLAN を認識できることが必要です。
ステップ 5 各ポートが適切な VLAN に配置されたら、 Apply をクリックします。
ここでは、回線作成や回線報告に関するエラー、および一般的なタイミング基準エラーやアラームが発生した場合の解決方法を説明します。
現象 ある状態から別の状態への自動または手動による回線の遷移の結果、OOS-PARTIAL 状態が発生する。回線の少なくとも 1 つの接続が Unlocked-enabled サービス状態にあり、他の少なくとも 1 つの接続が Locked-enabled,maintenance、Locked-enabled,disabled または
Unlocked-disabled,automaticInService サービス状態にあります。
考えられる原因 手動移行時、CTC が該当ノードのいずれかと通信できないか、または該当ノードのいずれかで使用されているソフトウェアが新しい状態モデルをサポートしていないバージョンである。
対処方法 手動の移行操作を繰り返します。PARTIAL(不完全)状態が解消されない場合は、回線内のノードのうち、目的の状態に遷移しないノードを特定します。「回線ノード状態の表示」を参照してください。目的の状態に遷移しない回線ノードにログインし、ソフトウェアのバージョンを確認します。
(注) ノードのソフトウェアを R6.0 にアップグレードできない場合は、旧ソフトウェア バージョンでサポートされていた回線状態のみを使用することにより、PARTIAL 状態を解消できます。
考えられる原因 自動遷移時、回線で何らかのパスレベルの障害またはアラームが検出された。
対処方法 回線内のノードのうち、目的の状態に遷移しないノードがどれであるかを特定します。「回線ノード状態の表示」を参照してください。目的の状態に遷移しない回線ノードにログインし、この回線でパスレベルの障害、回線終端不良、またはアラームの有無を調べます。アラームをクリアして、回線の設定を変更する手順については、『 Cisco ONS 15454 SDH Procedure Guide 』の「Manage Alarms」の章を参照してください。回線ノードの障害またはアラーム(またはその両方)を解決してクリアし、回線全体が目的の状態に遷移することを確認します。
ステップ 2 Circuits タブのリストから、OOS-PARTIAL 状態の回線を選択します。
ステップ 3 Edit をクリックします。Edit Circuit ウィンドウが表示されます。
ステップ 4 Edit Circuit ウィンドウの State タブをクリックします。
State タブ ウィンドウに、回線内の各ノードの Node(ノード名)、CRS End A(CRS 終端 A)、CRS End B(CRS 終端 B)、および CRS State(CRS 状態)が表示されます。
現象 DS3i-N-12 カードで外部機器や回線側からの MS-AIS が報告されない。
対処方法 このカードはバックプレーンでポート信号を終端するため、外部機器や回線側から VC MS-AIS は報告されません。DS3i-N-12 カードには、DS3 ヘッダー モニタリング機能があり、DS3 パス上で PM を行うことができます。しかし、VC パスの MS-AIS は表示できません。
DS3i-N-12 カードの PM 機能の詳細については、『 Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual 』の「Electrical Cards」の章を参照してください。
考えられる原因 ONS 15454 SDH では、STM-1 および DCC の使用に制限がある
対処方法 STM-1 および DCC の制限事項については、『 Cisco ONS 15454 SDH Procedure Guide 』の「Turn Up Network」の章を参照してください。
考えられる原因 光入力または BITS 入力がタイミング ソースから Loss Of Signal(LOS; 信号消失)、Loss Of Frame(LOF; フレーム同期損失)、または AIS アラームを受信した。
考えられる原因 Sync Status Messaging(SSM; 同期ステータス メッセージング)メッセージが Do Not Use for Synchronization(DUS)に設定されている。
考えられる原因 Synchronous Status Messaging(SSM; 同期ステータス メッセージング)が Stratum 3 またはより低いクロック品質を示している。
考えられる原因 入力周波数に 15 ppm を超えるずれがある。
考えられる原因 入力クロックが安定せず、30 秒間に 3 回を超えるスリップがある。
考えられる原因 2 分以上の間、正しくないタイミング基準があった。
対処方法 ONS 15454 SDH の内部クロックは、Stratum 3E レベルの精度で動作します。これにより、ONS 15454 SDH は、±4.6 ppm のフリーラン同期精度を実現し、24 時間以内のスリップ数が 255 未満または 1 日あたりスリップ数が 3.7 x 10 -7 未満というホールドオーバー(長時間)安定性を実現しています(温度による変動を含む)。ONS 15454 SDH のフリーラン同期は、Stratum 3 の内部クロックを基準としています。長期間にわたる場合、高い品質の(Stratum 1 または Stratum 2 の)タイミング ソースを使用すると、低い品質の(Stratum 3 の)タイミング ソースを使用した場合に比べて、タイミング スリップ数が少なくなります。
現象 クロックが通常と異なる周波数で動作している状態で、ホールドオーバー同期(HLDOVRSYNC)状態が発生する。
対処方法 クロックは、良好であることが明らかな最新の基準入力の周波数で動作しています。このアラームは最新の基準入力が失敗したときに発生します。このアラームの詳細については、 HLDOVRSYNC を参照してください。
(注) ONS 15454 SDH は、外部(BITS)タイミングを使用するようにプロビジョニングされている場合、ITU 準拠のホールドオーバー タイミングをサポートします。
現象 クロックが通常と異なる周波数で動作している状態で、フリーラン同期モード(FRNGSYNC)状態が発生する。
対処方法 クロックは、内部オシレータを唯一の周波数基準として使用しています。この状態は、信頼できる以前のタイミング基準が使用できない場合に発生します。この状態の詳細については、 FRNGSYNC を参照してください。
考えられる原因 デイジーチェーン接続した BITS ソースは ONS 15454 SDH でサポートされていない。
対処方法 デイジーチェーン接続した BITS を使用するとネットワーク内に余計な構造が増えるため、デイジーチェーン接続した BITS はサポートしていません。代わりに、タイミング信号発生器を使用して BITS クロックを複数作成し、それらを各 ONS 15454 SDH に個別にリンクしてください。
現象 カードを取り付けた後、STAT LED が 60 秒を超える間点滅し続ける。
考えられる原因 Power On Shelf Test(POST; 電源投入時セルフテスト)診断に不合格だったため、カードをブートできない。
対処方法 STAT LED の点滅は、POST 診断が実行中であることを示します。この LED が 60 秒を超える間点滅し続ける場合、カードが POST 診断テストに不合格だったため、ブートに失敗したことを示します。カードが実際に失敗していれば、該当のスロット番号に対して、EQPT アラームが「Equipment Failure(装置障害)」の説明とともに発生します。Alarm タブを見て、カードを取り付けたスロットに対してこのアラームが表示されていないか調べます。この状態から回復するには、カードをいったん取り外してから再取り付けし、カードのブート プロセスを確認します。カードのブートが失敗する場合は、カードを交換してください。「トラフィック カードの物理的な交換」の作業を行います。
対処方法 回線を修復します。「回線の修復」を参照してください。
ステップ 1 ノード ビューで、 Circuits タブをクリックします。表示されたすべての回線が PARTIAL であることに注意してください。
ステップ 2 ノード ビューで、 Tools ドロップダウンのリストから、 Repair Circuits を選択します。Circuit Repair ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 3 Circuit Repair ダイアログボックスの指示を読みます。ダイアログボックスに示されたすべての処理が終わったら、 Next をクリックします。古い MAC アドレスと新しいアドレスを確認します。
ステップ 4 Node MAC Addresses ダイアログボックスが表示されます。
a. Node ドロップダウンのリストから、AIE にしたノードの名前を選択します。
b. Old MAC Address フィールドに 古い MAC アドレスを入力します。
ステップ 5 Repair Circuit ダイアログボックスが表示されます。ダイアログボックスの指示を読んで、 Finish をクリックします。
(注) CTC セッションは、すべての回線が修復されるまでフリーズします。回線の修復は、プロビジョニングされている回線数に応じて、5 分以上かかります。
回線の修復が完了すると、Circuits Repaired ダイアログボックスが表示されます。
ステップ 7 新しいノードのノード ビューで、 Circuits タブをクリックします。表示されたすべての回線が
DISCOVERED であることに注目してください。表示されたすべての回線が DISCOVERED 状態であれば、弊社サポート担当に連絡し Return Material Authorization (RMA) を開くよう依頼します。
ここでは、主にケーブル接続エラーが原因で発生する問題について説明します。そのほか、CAT-5 ケーブルを圧着する手順について説明し、光ファイバ接続レベルの一覧も示します。
現象 トラフィック カードで複数のビット エラーが発生した。
考えられる原因 ケーブル接続に誤りがあるか、光回線レベルが低い。
対処方法 一般に、回線(トラフィック)カードのビット エラーは、ケーブル接続の問題か、または光回線レベルが低すぎることが原因で発生します。このエラーは、同期の問題が原因で発生します。特に、Pointer Justification(PJ; ポインタ位置調整)エラーが報告される場合に発生します。エラーの発生していない別のスロットにカードを移すことにより、原因を特定できます。これらエラーの原因としては ONS 15454 SDH に接続されている外部ケーブル、光ファイバ、または外部機器が考えられるため、可能であれば必ずテスト セットを使用します。ケーブル接続にかかわる問題のトラブルシューティングについては、「ループバックによる非 DWDM 回線パスのトラブルシューティング」を参照してください。光レベルが低い場合のトラブルシューティングについては、「光ファイバ接続障害」を参照してください。
現象 回線カードで SDH アラームや信号エラーが複数発生した。
対処方法 光ファイバ接続に障害があると、SDH アラームや信号エラーの原因になります。「光ファイバ接続の確認」を参照してください。
対処方法 Category-5 ケーブル不良があると、SDH アラームや信号エラーの原因になります。「交換用 LAN ケーブルの圧着交換」を参照してください。
対処方法 GBIC に障害があると、SDH アラームや信号エラーの原因になります。「障害の発生した GBIC または SFP コネクタの交換」を参照してください。
警告 接続されていない光ファイバ ケーブルやコネクタからは目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光を直視したり、光学機器を使用して直接見たりしないでください。
警告 レーザー放射は目に見えない障害を引き起こしますので、レーザー光線の被曝を避けてください。レーザーの安全な取り扱いに習熟していて、この装置を扱う前に、適切な目の保護を行わなければなりません。
ステップ 1 シングルモードの光ファイバが ONS 15454 SDH 光カードに接続されていることを確認します。
光ファイバ スパン ケーブルに、「SM」または「SM Fiber」と印字されているはずです。ONS 15454 SDH の 光カードでは、マルチモード ファイバは使用しません。
ステップ 2 SC ファイバ コネクタのコネクタ キーの位置が正しいこと、正しくロックされていることを確認します。
ステップ 3 シングルモード光ファイバのパワー レベルが指定の範囲内であることを確認します。
a. 障害発生の疑いのある光ファイバの受信終端を取り外します。
b. 障害発生の疑いのある光ファイバの受信終端をファイバ用光パワー メーター(GN Nettest LP-5000 など)に接続します。
c. ファイバ用光パワー メーターを使用してファイバのパワー レベルを調べます。
d. ファイバ用光パワー メーターがテスト対象の光カードに適した波長(カードにより、1310 nm または 1550 nm)に設定されていることを確認します。
e. パワー レベルがテスト対象カードに指定された範囲内であることを確認します。詳細は、「光カードの送受信レベル」を参照してください。
ステップ 4 パワー レベルが指定範囲未満の場合は、次の手順を実行します。
a. ファイバ パッチ コードの汚れを取り除くか、交換します。現場の方法に従って、または、現場の方法がない場合は、『 Cisco ONS 15454 SDH Procedure Guide 』の「Maintain the Node」の章の手順に従って、ファイバを清掃します。可能であれば、使用中の光カードと遠端のカードで実施してください。
b. カードの光コネクタの汚れを取り除きます。現場の方法に従って、または、現場の方法がない場合は、『 Cisco ONS 15454 Procedure Guide 』の「Maintain the Node」の章の手順に従って、コネクタを清掃します。可能であれば、使用中の光カードと遠端のカードで実施してください。
c. 遠端の送信カードが ONS 15454 SDH IR カードでないことを確認します(ONS 15454 SDH LR カードが適切な場合)。IR カードは、LR カードよりも小さな出力パワーで送信します。
d. 遠端の送信光カードのトランスミッタの劣化が障害原因かどうかを確認するため、遠端の送信光カードを交換します。
e. 光ファイバとカードを交換してもパワー レベルが指定範囲に満たない場合は、パワー レベルが減衰して Link Loss(LL; リンク損失)の原因になる次の 3 つの要因を調べます。
• ファイバ距離の超過。シングルモードのファイバの場合、約 0.5 dB/km で減衰します。
• ファイバ コネクタ数の超過。コネクタごとに約 0.5 dB の減衰が発生します。
• ファイバ接合部位数の超過。接合部位ごとに約 0.5 dB の減衰が発生します。
(注) 上記の値は標準的な減衰値です。製品のマニュアルを見て実際の値を確かめるか、Optical Time Domain Reflectometer(OTDR)を使用して正確なリンク損失およびバジェット要件を確定してください。
ステップ 5 ファイバのパワー レベルが表示されない場合は、ファイバが不良であるか、光カードのトランスミッタに障害があります。
a. 送信ファイバと受信ファイバが逆になっていないことを確認します。一般に、LOS および EOC アラームは、送信ファイバと受信ファイバが逆になっているときに発生します。逆になっている送信ファイバと受信ファイバを正しい状態にすることにより、アラームはクリアされ、信号は回復します。
b. ファイバ パッチ コードの汚れを取り除くか、交換します。現場の方法に従って、または、現場の方法がない場合は、『 Cisco ONS 15454 SDH Procedure Guide 』の「Maintain the Node」の章の手順に従って、ファイバを清掃します。可能であれば、使用中の光カードと遠端のカードで実施してください。
d. 光ファイバを交換してもパワー レベルが表示されない場合は、光カードを交換します。
ステップ 6 光ファイバのパワー レベルがテスト対象カードに指定された範囲より高い場合は、ONS 15454 SDH IR カードが正しいにもかかわらず ONS 15454 SDH LR カードが使用されていないか確認します。
LR カードは、IR カードよりも大きな出力パワーで送信します。光ファイバの距離が短い場合、LR トラッスミッタでは、受信光カードのレシーバに対して光量が大きすぎます。
レシーバの最大光量を超えると、レシーバに過負荷が発生します。
ヒント レシーバの過負荷を防ぐには、ONS 15454 SDH 光カードのトランスミッタとレシーバを接続するファイバに減衰器を取り付けます。ONS 15454 SDH 光カードの受信トランスミッタに減衰器を取り付けてください。具体的な手順については、減衰器のマニュアルを参照してください。
ヒント ほとんどの場合、2 本のより線ファイバのうちの 1 本だけに文字が印刷されています。この文字を見て、送信に接続するファイバと受信に接続するファイバを区別します。
用意した LAN ケーブルを圧着して、ONS 15454 SDH で使用することができます。
Category-5 ケーブル RJ-45 T-568B、カラー コード(100 MBps)、および圧着工具を使用します。
ONS 15454 SDH をハブ、LAN モデム、またはスイッチに接続するときはクロス ケーブルを使用し、ONS 15454 SDH をルータやワークステーションに接続するときは LAN ケーブルを使用します。
図1-51 に、RJ-45 コネクタのレイアウトを示します。
図1-52 に、LAN ケーブルのレイアウトを示します。
表1-4 に、LAN ケーブルのピン配置を示します。
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図1-53 に、クロス ケーブルのレイアウトを示します。
表1-5 に、クロス ケーブルのピン配置を示します。
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(注) 奇数番号のピンは、必ず白地に色つきの縞が入った線と接続します。
GBIC および SFP はホットスワップ対応であるため、カードやシェルフ アセンブリが通電されて動作中の状態での取り付けや、取り外しが可能です。
警告 接続されていない光ファイバ ケーブルやコネクタからは目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光を直視したり、光学機器を使用して直接見たりしないでください。
GBIC と SFP は、ギガビット イーサネット カードまたは MXP カードにプラグインされる入出力装置で、ポートを光ファイバ ネットワークにリンクするために使用します。GBIC または SFP のタイプにより、カードから次のネットワーク装置までのイーサネット トラフィックの最大伝送距離が決まります。
(注) GBIC および SFP は両端でタイプが一致している必要があります。一方が SX の場合はもう一方も SX であることが必要です(同様に LX には LX、ZX には ZX が対応)。
GBIC には 2 タイプのモデルがあります。一方の GBIC モデルには、E1000-2-G または G シリーズ カードのスロットに GBIC を固定するためのクリップが 2 つ(GBIC の各側面に 1 つずつ)あります。もう一方のモデルにはロック ハンドルがあります。図1-54 に両モデルを示します。
イーサネット カードおよび FC_MR-4 カードで使用可能な GBIC および SFP カードのリストについては、『 Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual 』の「Ethernet Cards」の章を参照してください。TXP および MXP カードで使用可能な SFP については、『Cisco ONS 15454 DWDM Installation and Operations Guide』を参照してください。
(注) GBIC の外観はよく似ています。取り付ける前に、GBIC のラベルを慎重に確認してください。
警告 接続されていない光ファイバ ケーブルやコネクタからは目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光を直視したり、光学機器を使用して直接見たりしないでください。
ステップ 1 GBIC SC コネクタまたは SFP LC デュプレックス コネクタからネットワーク ファイバ ケーブルを取り外します。
ステップ 2 両側にある 2 つのプラスチック タブを同時に引っ張ることにより、GBIC または SFP をスロットから外します。
ステップ 3 GBIC または SFP をスライドさせて、ギガビット イーサネット モジュール スロットから抜き取ります。ギガビット イーサネット カードのコネクタを保護するため、GBIC または SFP スロットのフラップが閉じます。
ステップ 4 GBIC の取り外しについては、「クリップによる GBIC の取り付け」または「ハンドルによる GBIC の取り付け」を参照してください。SFP を交換するには、「障害の発生した GBIC または SFP コネクタの交換」を参照してください。
ステップ 2 ラベルを調べて、GBIC がネットワークに適したタイプ(SX、LX、または ZX)であることを確認します。
ステップ 3 取り付けようとしている GBIC 同士に互換性がある(SX と SX、LX と LX、ZX と ZX など)ことを確認します。
ステップ 4 親指と人差し指で GBIC の両側を持ち、E1000-2、E1000-2-G、または G シリーズ カードのスロットに GBIC を挿入します(図1-55)。
(注) GBIC は誤った取り付けを防ぐ形状になっています。
ステップ 5 開口部を保護するフラップを通り抜けて、カチッと音がするまで、GBIC をスライドさせます。カチッという音は、GBIC がスロットにロックされたことを示します。
ステップ 6 ネットワーク光ファイバ ケーブルを接続する準備が整ったら、GBIC から保護プラグを取り外します。プラグはあとで使用できるよう保管しておきます。
ステップ 2 ラベルを調べて、GBIC がネットワークに適したタイプ(SX、LX、または ZX)であることを確認します。
ステップ 3 取り付けようとしている GBIC 同士に互換性がある(SX と SX、LX と LX、ZX と ZX など)ことを確認します。
ステップ 4 SC タイプのコネクタから保護プラグを取り外します。
ステップ 5 親指と人差し指で GBIC の両側を持ち、E1000-2-G または G シリーズ カードのスロットに GBIC を挿入します。
(注) GBIC は誤った取り付けを防ぐ形状になっています。
ステップ 6 ハンドルを押し下げて閉じることにより、GBIC を所定の位置にロックします。SC タイプのコネクタが隠れない状態になっていれば、ハンドルは正しく閉じられた位置になっています。
各 STM-N カードの前面プレートに送受信コネクタがあります。各カードの送受信レベルを 表1-6 に示します。
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現象 電源断または低電圧により、トラフィック損失が発生し、LCD クロックがデフォルトの日時にリセットされた。
対処方法 ONS 15454 SDH が正しく動作するには、一定電圧の DC 電源が必要です。入力電力は DC -48V です。必要な電力範囲は DC -42~-57 V です。新しく設置した ONS 15454 SDH は、電源に正しく接続されていなければ動作しません。電源の問題は、特定の ONS 15454 SDH に限定される場合も、設置場所の複数の装置に影響が及ぶ場合もあります。電源断または低電圧の状態になると、トラフィック損失が発生し、ONS 15454 SDH の LCD クロックがデフォルトの日時(1970 年 1 月 1 日 00 時 04 分 15 秒)にリセットされることがあります。クロックを再設定するには、ノード ビューで Provisioning > General > General タブをクリックし、Date フィールドと Time フィールドを変更してください。「電源問題の原因の特定」を参照してください。
警告 この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。
警告 作業中は、カードの ESD 破壊を防ぐため、必ず静電気防止用リスト ストラップを着用してください。感電する危険があるので、手や金属工具がバックプレーンに直接触れないようにしてください。
ステップ 1 1 台の ONS 15454 SDH に電源変動や電源断の兆候がみられる場合は、次の作業を行います。
a. DC -48V の #8 電源端子がヒューズ パネルに正しく接続されていることを確認します。これらの電源端子は、バックプレーンの FMEC カード下部の透明プラスチック カバーの下にあります。
b. 電源ケーブルが #12 または #14 AWG であり、状態が良好であることを確認します。
c. 電源ケーブルが正しく圧着されていることを確認します。より線 #12 または #14 AWG の場合、Staycon タイプのコネクタに正しく圧着されないことがあります。
d. ヒューズ パネルで 20 A のヒューズが使用されていることを確認します。
f. ラックアース ケーブルが ONS 15454 SDH の FMEC の Frame-Ground Terminal(FGND; フレーム アース端子)に接続されていることを確認します。このケーブルを現地の規約に従ってアース端子に接続します。
g. DC 電源容量が電源負荷に対して十分であることを確認します。
• 出力電力が十分な大きさであることを確認します。必要な電力範囲は DC -42~-57 V です。
• 電池の寿命を確認します。電池のパフォーマンスは、時間が経つにつれて低下します。
• 電池にオープンや短絡がないか確認します。オープンや短絡があると、電力の出力に悪影響があります。
• 電圧低下が発生している場合は、電力負荷およびヒューズが供給電源に対して高すぎることが考えられます。
ステップ 2 設置場所の複数の装置に電源変動や電源断の兆候がみられる場合は、次の作業を行います。
a. 装置に電源を供給している Uninterruptible Power Supply(UPS; 無停電電源装置)または整流器を調べます。具体的な手順については、UPS 製造者提供のマニュアルを参照してください。
b. 他の装置(発電機など)による過剰な電力消費がないか確認します。
c. 代替電源が使用されている場合は、バックアップ用の電源システムまたは電池で過剰な電源需要が発生していないか確認します。
対処方法 電源については、『 Cisco ONS 15454 SDH Reference Manual 』の付録「Specifications」を参照してください。