この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Cisco ONS 15454、ONS 15327、ONS 15310-CL、ONS 15310-MA、および ONS 15600 の schedule(SCHED)コマンドについて説明します。
(Cisco ONS 15454、ONS 15327、ONS 15310-CL、ONS 15310-MA、ONS 15600)10GFC、10GIGE、1GFC、1GFICON、2GFC、2GFICON、CLNT、D1VIDEO、DS1、DV6000、E1、E3、E4、EC1、ESCON、ETRCLO、FSTE、G1000、GFPOS、GIGE、HDTV、ISC1、OC12、OC192、OC3、OC48、OCH、OMS、OTS、POS、STS1、STS12C、STS18C、STS192C、STS24C、STS36C、STS3C、STS48C、STS6C、STS9C、T1、T3、VC12、VC3、VT1、または VT2 の Schedule Performance Monitoring Report(SCHED-PMREPT-<MOD2>)コマンドは、回線ファシリティまたは Synchronous Transport Signal(STS; 同期転送信号)パスの Performance Monitoring(PM; パフォーマンス モニタリング)データを自動 REPT PM メッセージを使用して定期的に報告するようにNetwork Element(NE; ネットワーク要素)をスケジュールまたは再スケジュールします。このコマンドでは、以前作成したスケジュールを削除することもできます。
プラットフォーム別にサポートされる修飾子については、表27-1を参照してください。
このコマンドによってスケジュールされた自動 PM 報告は、デフォルト設定で抑制されています。ALW-PMREPT-ALL を使用すると、NE は PM 報告を送信できます。INH-PMREPT-ALL を使用すると、NE が PM 報告を送信しないようにできます。NE に対して作成されたスケジュールは、RTRV-PMSCHED コマンドで検索できます。
自動 PM 報告のスケジュールを削除するには、NUMREPT パラメータを 0 にして SCHED-PMREPT-<MOD2> を発行します。
(注) • 現在 NE に作成が許可されるスケジュールの最大数は、1000 です。すでにこの数のスケジュールが作成されている NE に、さらにスケジュールを作成しようとすると、エラー メッセージ「Reach Limits Of MAX Schedules Allowed Can Not Add More(スケジュールの最大許可数に達しています。これ以上は追加できません)」というエラー メッセージが返されます。自動 PM 報告を頻繁に使用すると、NE のパフォーマンスが著しく低下します。
• スケジュールに関連付けられたカードがプロビジョニングされていない場合、またはスケジュールに関連付けられたクロスコネクトが作成されていない場合は、スケジュールを作成できません。ただし、カードがプロビジョニングされていない場合、またはクロスコネクトが作成されていない場合でも、スケジュールの削除は可能です。
• スケジュールに関連付けられたカードがスロットに物理的に挿入されていなければ、未処理 PM 報告カウンタ(NUMREPT)が減少しないので、スケジュールされた自動 PM 報告は開始されません。
• 期限が切れたスケジュールは自動的には削除されません。期限が切れたスケジュールを削除するには、NUMREPT パラメータを 0 にして SCHED-PMREPT コマンドを発行する必要があります。
• NE に同一のスケジュールは設定できません。同一の AID、MOD2 タイプ、パフォーマンス モニタ タイプ、パフォーマンス モニタ レベル、場所、方向および期間を指定すると、2 つのスケジュールは同一とみなされます。
既存のスケジュールと重複するスケジュールを作成しようとすると、「Duplicate Schedule(重複するスケジュール)」というエラー メッセージが返されます。ただし、既存のスケジュールの期限が切れた場合(RTRV-PMSCHED コマンドで検索されたときに NUMINVL パラメータが 0 のとき、つまり、それ以上 PM 報告が送信されないとき)、同一のパラメータを持つ新しいスケジュールが既存のスケジュールに置き換わります。
• 電気回路カードまたは光カードが DLT-EQPT コマンドによってプロビジョニング解除されたとき、または DLT-CRS コマンドによってクロスコネクトが削除されたとき、そのカードまたはクロスコネクトに関連付けられているスケジュールは、何の表示もなく NE によって削除されます。この削除によって、同じ AID を持つ別のタイプのカードやクロスコネクトが、そのNE にプロビジョニングされないようにします。また、NE が既存のスケジュールに基づいて自動 PM 報告を送信するのを防止します。
カードやクロスコネクトは、CTC を介してプロビジョニング解除または削除できます。そのカードやクロスコネクトに関連付けられたスケジュールも、何の表示もなく NE によって削除されます。
• VT1 レベル スケジュールは光ポートに作成できません。VT レベルの PM はパスの終端ポートでのみモニタされます。
• ONS 15327 XTC カードでスケジュールを作成する場合、現用 XTC カード(スロット 6)のスケジュールだけが許可されます。スロット 5 の保護 XTC カードでスケジュールを作成しようとすると、「Can Not Create Schedule On Protect Card(保護カードにはスケジュールが作成できません)」というエラー メッセージが返されます。
RTRV-PM-<MOD2>:[<TID>]:<AID>:<CTAG>::[<MONTYPE>],[<MONLEV>],[<LOCN>],
[<DIRECTION>],[<TMPER>],[<DATE>],[<TIME>];
SCHED-PMREPT-OC3:NE-NAME:FAC-3-1:123::60-MIN,15-30,100,,1-UP,NEND,,15-MIN,0-0-15;
アクセス ID( ALLを参照)。ヌルにはできません。 |
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報告間隔。報告が生成され、該当する OS(オペレーティング システム)に送信される頻度です。PM 報告を生成する頻度を指定します。形式は VAL-UN(VAL は有効な値、UN は時間の単位)です。UN が DAY であれば VAL は 1 ~ 31、HR であれば 1 ~ 24、MIN であれば 1 ~ 1,440 です。10-DAY、12-HR、100-MIN のように指定します。入力がヌル値の場合は、デフォルトで 15-MIN になります。REPTINVL はストリングです。 (注) PM スケジュール処理は 5 分ごとに実行されます。このため、REPTINVL を 5 分以下に設定しても、最短の 5 分間隔で処理されます。 |
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PM 報告の開始時刻。形式は HOD-MOH で、HOD(24 時間制)の範囲は 0 ~ 23、MOH(分)の範囲は 0 ~ 59 です。開始時刻の入力値が現在の時刻より小さい場合、たとえば、入力値が 5-30(午前 5:30)で、現在の時刻が 10:30 の場合、報告は翌日の 5:30 に開始するようスケジュールされます。ヌル値の場合は、デフォルトで 24 時間制の現在の時刻になります。REPTSTATM はストリングです。 |
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スケジュールで作成される報告の数。既存の同一スケジュールを削除するには、0 の値を使用します。NUMREPT がヌル値の場合は、スケジュールは削除されるまで有効なままです。自動 PM 報告が抑制されている場合でも、NUMREPT の値は減り続けます。NUMREPT は整数です。 |
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要求されたモニタ対象パラメータの識別レベル。スケジュールされた PM 報告のすべての MONTYPE に適用されます。入力がヌル値の場合は、デフォルトで 1-UP になります。MONTYPE はストリングです。形式は LEV-DIRN で、LEV の有効な範囲は 10 進数値、DIRN の有効な値は次のようになります。 |
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特定のコマンドに関連付けられた場所。PM モードを検索する場所を識別します。入力がヌル値の場合は、デフォルトで NEND になります。FEND はどの MOD2 タイプでもサポートされません。パラメータ タイプは LOCATION で、アクションが発生する場所です。 |
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(任意)パフォーマンス カウンタの累積時間。デフォルトは 15-MIN です。パラメータ タイプは TMPER(パフォーマンス マネジメント センタの累積時間)です。 |
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パフォーマンス パラメータ累積間隔:24 時間単位。SONET PM データの場合、1 日分の履歴データだけが使用可能です。Remote Monitoring(RMON)管理対象 PM データの場合、7日間の履歴データが使用可能です。 |
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パフォーマンス パラメータ累積間隔:1 時間単位。RMON 管理対象 PM データにだけ適用されます。24 時間の履歴データが使用可能です。 |
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パフォーマンス パラメータ累積間隔:1 分単位。RMON 管理対象 PM データにだけ適用されます。60 分間の履歴データが使用可能です。 |
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パフォーマンス パラメータ累積間隔:15 分単位。この累積間隔では、32 個の 15 分バケットの履歴データが使用可能です。 |
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パフォーマンス パラメータ累積間隔。カウンタが最後にクリアされたときから開始されます。RMON 管理対象 PMだけに適用されます。 |
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報告/診断/実行の間の時間オフセット。最後の累積期間の終了から TMPER で指定された累積期間の始めまでです。形式は DAY-HR-MIN で、DAY(日)の有効な範囲は 0 ~ 99、HR(時)の有効な範囲は 0 ~ 23、MIN(分)の有効な範囲は 1 ~ 59 です。ヌル値の場合は、デフォルトで 0-0-0 になります。このパラメータのグループ化はサポートされていません。 指定した値がシステムに保存されている PM 履歴の最大長より大きい場合、PM スケジュールの PM 報告は生成されません。たとえば、OC48 の PM スケジュールが TMOFST の 2-1-0(日-時-分の形式)で作成された場合、報告は生成されません。システムは 2 日分の PM 履歴しか保存できないからです。15-MIN スケジュールを設定すると、システムには 15 分のバケットが 32 個、つまり合計 8 時間だけ保存されます。このため、0-8-0 よりも大きいスケジュールの場合は PM スケジュールが生成されません。TMOFST はストリングです。 |