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アプリケーション サーバとして WebLogic を選択した場合は、前提条件として Oracle WebLogic アプリケーション サーバ ソフトウェアをマシンにインストールする必要があります。このマニュアルには、WebLogic ソフトウェアのインストール方法は記載されていません。ただし「インストール前の設定:WebLogic」の手順に従い、Service Catalog で使用できるように WebLogic サーバを準備する必要があります。Cisco Prime Service Catalog インストーラの実行後に、この章の「インストール後の設定:WebLogic」の項に戻り、残りの設定手順を行います。
この項では、Prime Service Catalog をインストールする前に Oracle WebLogic アプリケーション サーバを設定する手順を説明します。
このリリースの Prime Service Catalog では、次のオペレーティング システムと Java Development Kit で WebLogic アプリケーション サーバがサポートされています。
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サポートされているいずれかのオペレーティング システムに WebLogic Server 12c(12.2.1.2) ソフトウェアをすでにインストールしていることを前提としています。この項で説明する手順に従い、Cisco Prime Service Catalog アプリケーション専用の管理対象 WebLogic サーバを新規に作成して設定します。
次の図は、Oracle WebLogic アプリケーション サーバで Prime Service Catalog をインストールする手順を示します。
図 5-1 Oracle WebLogic アプリケーション サーバでのインストールの流れ
WebLogic ソフトウェア インストールには特定バージョンの JRockit または Oracle Java が含まれていますが、これらの JRockit や Java は使用しません。代わりに Oracle JDK 8 をダウンロードしてインストールする必要があります。次の項でこのバージョンの Oracle JDK 8 を使用するように WebLogic サーバを設定します。Windows オペレーティング システムと Linux オペレーティング システムのいずれに WebLogic サーバがインストールされているかどうかに関係なく、この項の手順を実行する必要があります。
(注) 現在、Prime Service Catalog は、IPv4 のみをサポートしています。インストレーション ボックスで、IPv6 が無効になっていることを確認します。
手順 1 Oracle JDK 8 ダウンロード Web サイトにアクセスして Oracle JDK 8 をダウンロードします。
手順 2 ご使用の OS プラットフォームに対応した正しいバージョンの Oracle JDK 8 をダウンロードしてください。サポートされている JDK 8 Update バージョンについては、 表 5-1 を参照してください。
手順 3 WebLogic ソフトウェアがインストールされているマシンに Oracle JDK 8 をインストールします。
手順 4 $JAVA_HOME を設定し、PATH に JAVA_HOME を追加します。
手順 5 無制限強度 JCE ポリシー ファイルを $JAVA_HOME/jre/lib/security ディレクトリにコピーします。既存のファイルは上書きされます。無制限強度ポリシー ファイルは「local_policy.jar」と「US_export_policy.jar」であり、次のリンクからダウンロードできます。
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/jce8-download-2133166.html
手順 6 すべての WebLogic サーバ(WebLogic Administration Server と Node Manager を含む)を再起動します。
(注) WebLogic クラスタ環境を使用している場合は、クラスタの各ノードでステップ 3 ~ 5 を実行します。
「カスタム Java ライブラリのインストール」ステップに進む前に、まず Prime Service Catalog ソフトウェアをダウンロードする必要があります。ソフトウェア イメージのダウンロードの詳細については、Prime Service Catalog ソフトウェア イメージのダウンロードを参照してください。
この項では、複数の Java ライブラリ ファイルを <ServiceCatalog_Software_Dir> から <WL_HOME> ディレクトリにコピーし、クラス パスにこれらの jar ファイルを追加します。新しい Java ライブラリを反映するため、この作業の後に WebLogic サーバを再起動する必要があります。この手順は、Windows プラットフォームと Linux プラットフォームで共通です。
手順 1 「<WL_HOME>」ディレクトリの下に「lib」というサブディレクトリを作成します。
手順 2 次の jar ファイルを「< ServiceCatalog_Software_Dir >\preinstall\weblogic\cisco_lib」ディレクトリから「< WL_HOME >\user_projects\domains\<yourdomain>\lib」ディレクトリにコピーします。
手順 3 WebLogic Administration Server と WebLogic Node Manager を再起動します。インストールしたカスタム Java ライブラリを反映するため、すべての WebLogic サーバを再起動する必要があります。
(注) WebLogic クラスタ環境を使用している場合は、クラスタの各ノードでこの手順を繰り返します。
(注) Prime Service Catalog の以前のリリースからこのリリースにアップグレードする場合でも、WebLogic 環境でこの項の手順を実行する必要があります。これには次の理由があります。
a)古いバージョンの Cisco jar ファイルを、このリリースの Prime Service Catalog に付属の新しいバージョンのファイルで上書きする必要があります。
b)このリリースの Prime Service Catalog には新しいバージョンの JDBC ドライバが含まれています。
c)JAVA_HOME が JDK バージョン 1.8 を指すことを確認します。
この項では、Prime Service Catalog 専用の管理対象 WebLogic サーバを新規に作成します。
手順 1 WebLogic Administration Console にログインします。
手順 2 WebLogic が PRODUCTION モードでインストールされている場合は、変更作業を行えるようにするため [ロックして編集(Lock & Edit)] をクリックします。それ以外の場合は、このステップを省略できます。
手順 3 [環境(Environment)] > [サーバ(Servers)] を選択します。
手順 4 [新規(New)] をクリックします。[新規サーバの作成(Create a New Server)] パネルが表示されます。
手順 5 サーバ名を入力します(例:「server1」)。7001 以外のポート番号(例:8001)を入力します。これは、ポート 7001 は WebLogic Administration Server によってすでに使用されている可能性が最も高いポート番号であるためです。[いいえ、これはスタンドアロンサーバです(No, this is a stand-alone server)] オプションを選択します。
手順 6 [終了(Finish)] をクリックします。新規に作成した WebLogic サーバがリストに表示されます。
手順 7 新規に作成したサーバ「 server1 」をクリックしてそのプロパティを表示します。
手順 8 [設定(Configuration)] > [一般(General)] を選択します。
図 5-3 [設定(Configuration)] - [一般設定(General Settings)]
手順 9 [マシン(Machine)] ドロップダウン リストで、WebLogic サーバを実行するマシン(ノード マネージャ マシンなど)を選択し、[保存(Save)] をクリックします。
手順 10 [設定(Configuration)] > [キーストア(Keystores)] を選択します。
手順 11 [キーストア(Keystores)] フィールドの横にある [変更(Change)] ボタンをクリックします。ドロップダウン リストから [カスタム ID および Java 標準トラスト(Custom Identity and Java Standard Trust)] を選択します。[保存(Save)] をクリックします。
Java 仮想マシンの引数を設定するには、次の手順を実行します。
手順 1 [コンフィグレーション(Configuration)] > [サーバの起動(Server Start)] を選択します。
Request Center の場合:-server -Xms4096m -Xmx4096m -XX:NewRatio=1 -XX:ReservedCodeCacheSize=256m -XX:+TieredCompilation -XX:+HeapDumpOnOutOfMemoryError -XX:HeapDumpPath=/tmp -Dweblogic.http.enableRemoteUserHeader=true -XX:CompileCommand=exclude,com/newscale/bfw/signon/filters/AuthenticationFilter,doFilt er -XX:CompileCommand=exclude,org/apache/xml/dtm/ref/sax2dtm/SAX2DTM,startElement -XX:CompileCommand=exclude,org/exolab/castor/xml/Marshaller,marshal -XX:CompileCommand=exclude,org/apache/xpath/compiler/XPathParser,UnionExpr -XX:CompileCommand=exclude,org/apache/oro/text/regex/Perl5Compiler,__parseAtom -XX:+PrintGCDetails -Xloggc:/tmp/WL12c_RC_Baseline.log -XX:+PrintGCTimeStampsUser
Service Link の場合:-server -Xms2048m -Xmx2048m -XX:NewRatio=1 -XX:ReservedCodeCacheSize=256m -XX:+TieredCompilation -XX:+HeapDumpOnOutOfMemoryError -XX:HeapDumpPath=/tmp -Dweblogic.http.enableRemoteUserHeader=true -XX:CompileCommand=exclude,com/newscale/bfw/signon/filters/AuthenticationFilter,doFilter -XX:CompileCommand=exclude,org/apache/xml/dtm/ref/sax2dtm/SAX2DTM,startElement -XX:CompileCommand=exclude,org/exolab/castor/xml/Marshaller,marshal -XX:CompileCommand=exclude,org/apache/xpath/compiler/XPathParser,UnionExpr -XX:CompileCommand=exclude,org/apache/oro/text/regex/Perl5Compiler,__parseAtom -XX:+PrintGCDetails -Xloggc:/tmp/WL12c_SL_Baseline.log -XX:+PrintGCTimeStamps
ここで、Linux の場合は -Xloggc:/tmp/WL12c_SL_Baseline.log 、Windows の場合は -Xloggc:c:\WL12c_SL_Baseline.log です。
手順 4 WebLogic が PRODUCTION モードでインストールされている場合は [変更を有効にする(Activate Changes)] をクリックします。それ以外の場合は、このステップを省略できます。
手順 5 [コントロール(Control)] タブを開きます。
手順 6 WebLogic サーバ「 server1 」を選択し、[起動(Start)] をクリックします。「State=RUNNING」と表示されるまで待ちます。
これで、新規 WebLogic サーバが、Oracle JDK 8 とこの項でインストールした Cisco Java ライブラリを使用するように設定されました。
Prime Service Catalog 製品は「Service Catalog」と「Service Link」という名前の 2 つのコンポーネント アプリケーションで構成されます。ただし Prime Service Catalog インストーラでは、Service Catalog と Service Link アプリケーションは WebLogic サーバに自動的に展開されません。インストーラは 2 つの WAR ファイルを生成します(Service Catalog コンポーネント アプリケーション用の RequestCenter.war と Service Link コンポーネント アプケーション用の ISEE.war)。これらのファイルは、WebLogic 環境用にカスタマイズされています。Prime Service Catalog インストーラの実行後に、この章で後述する手順に従って RequestCenter.war と ISEE.war を WebLogic サーバに手動で展開する必要があります。
RequestCenter.war ファイルと ISEE.war ファイルは 2 つの異なるコンポーネント アプリケーションですが、同一の WebLogic サーバに展開することができます。ただし複数のノードからなる WebLogic クラスタ環境(各ノードが個々のコンピュータ)をセットアップする場合には、次のように追加の設定を行う必要があります。
手順 1 クラスタの各ノード(各コンピュータ)で、Java のインストールとカスタム Java ライブラリのインストールで説明する作業を実行します。
手順 2 管理対象 WebLogic サーバの作成の説明に従い、各ノードで WebLogic サーバを作成し、サーバをクラスタに追加する前に各サーバの JVM 引数を設定します。
手順 3 同一ポート番号を使用するようにクラスタ内の各 WebLogic サーバを設定する必要があります。たとえばクラスタに 2 つのノードが含まれているとします。ホスト 1 の WebLogic サーバがポート 8001 を使用して稼働する場合、ホスト 2 の WebLogic サーバもポート 8001 を使用して稼働する必要があります。
手順 4 RequestCenter.war ファイルは WebLogic クラスタに展開されます。ただし ISEE.war ファイルを同じクラスタに展開することはできません。このファイルは、いずれのクラスタのメンバーでもないスタンドアロン WebLogic サーバに展開する必要があります。したがってクラスタ WebLogic 環境を使用している場合は ISEE.war ファイルに使用するスタンドアロン WebLogic サーバ(クラスタ メンバーではないサーバ)を追加で作成する必要があります。この章のこれ以降の部分では、このスタンドアロン WebLogic サーバを「Service Link WebLogic サーバ」と呼びます。このスタンドアロン「Service Link WebLogic サーバ」の JVM 引数を次のように設定できます。
手順 5 スタンドアロン「Service Link WebLogic サーバ」が別のマシンにインストールされている場合は、Java のインストールとカスタム Java ライブラリのインストールで説明する作業をその WebLogic マシンで実行してください。スタンドアロン「Service Link WebLogic サーバ」がクラスタ ノードのいずれかと同じマシンにインストールされている場合は、クラスタが使用するポート番号とは異なるポート番号を使用して設定されていることを確認してください。
この項では、JMS サーバと、Prime Service Catalog により使用される JMS キューを設定します。
(注) RequestCenter.war と ISEE.war をスタンドアロンまたはクラスタの WebLogic サーバに展開する場合、その「Service Link WebLogic サーバ」でもこの項で説明する JMS 設定が実行されます。
手順 1 ご使用のコンピュータで <WL_HOME> ディレクトリに移動します。
手順 2 CiscoFileStore というサブディレクトリを作成します。
手順 3 WebLogic Administration Console にログインします。
手順 4 WebLogic が PRODUCTION モードでインストールされている場合は [ロックして編集(Lock & Edit)] をクリックします。それ以外の場合は、このステップを省略できます。
手順 5 [サービス(Services)] > [永続ストア(Persistent Stores)] を選択します。
手順 6 [新規(New)] > [ファイルストアの作成(Create FileStore)] をクリックします。[新規ファイルストアの作成(Create a New File Store)] パネルが表示されます。
手順 7 [名前(Name)] フィールドに CiscoFileStore と入力します。
手順 8 [ターゲット(Target)] ドロップダウン リストでご使用の WebLogic サーバを選択します。
手順 9 [ディレクトリ(Directory)] テキスト ボックスに、ステップ 2 で作成した CiscoFileStore ディレクトリのフルパス(例:/opt/Oracle/Middleware/wlserver_10.3/CiscoFileStore)を入力します。
手順 1 WebLogic Administration Console で、[サービス(Services)] > [メッセージング(Messaging)] > [JMSモジュール(JMS Modules)] を選択します。
手順 2 [新規(New)] をクリックします。[新規 JMS サーバの作成(Create a New JMS Server)] パネルが表示されます。
手順 3 [名前(Name)] フィールドに「 CiscoJMSServer 」と入力します。
手順 4 [永続ストア(Persistent Store)] ドロップダウン リストから CiscoFileStore という名前の永続ストアを選択します。
手順 6 [ターゲット(Target)] ドロップダウン リストでご使用の WebLogic サーバを選択します(WebLogic クラスタ環境を使用している場合は [Service Link WebLogic サーバ(Service Link WebLogic Server)] をクリックします)。
手順 1 WebLogic Administration Console で、[サービス(Services)] > [メッセージング(Messaging)] > [JMSモジュール(JMS Modules)] を選択します。
手順 2 [新規(New)] をクリックします。[JMS システムモジュールの作成(Create JMS System Module)] パネルが表示されます。
手順 3 [名前(Name)] フィールドに CiscoJMSModule と入力し、[次へ(Next)] をクリックします。
手順 4 ご使用の WebLogic サーバをターゲットとして選択します。(WebLogic クラスタ環境を使用している場合は [Service Link WebLogic サーバ(Service Link WebLogic Server)] を選択します)。[次へ(Next)] をクリックします。
手順 6 新規に作成した JMS モジュール CiscoJMSModule をクリックし、そのプロパティを表示します。
手順 7 [サブデプロイメント(Subdeployments)] タブを開き、[新規(New)] をクリックします。
手順 8 [サブデプロイメント名(Subdeployment Name)] フィールドに CiscoSubdeployment と入力し、[次へ(Next)] をクリックします。
手順 9 JMS サーバ「 CiscoJMSServer 」を選択し、[完了(Finish)] をクリックします。
手順 1 WebLogic Administration Console で、[サービス(Services)] > [メッセージング(Messaging)] > [JMS モジュール(JMS Modules)] を選択します。
手順 2 JMS モジュール [CiscoJMSModule] をクリックし、そのプロパティを表示します。
手順 3 [設定(Configuration)] タブを開き、[新規(New)] をクリックします。
手順 4 [接続ファクトリ(Connection Factory)] オプションを選択し、[次へ(Next)] をクリックします。
手順 5 [名前(Name)] フィールドと [JNDI 名(JNDI Name)] フィールドに NSConnectionFactory と入力し、[次へ(Next)] をクリックします。
(注) NSConnectionFactory という値は、Prime Service Catalog で使用されるため、メモしておきます。
手順 6 [詳細なターゲット設定(Advanced Targeting)] をクリックします。
手順 7 [サブデプロイメント(Subdeployments)] ドロップダウン リストから [CiscoSubdeployment] を選択します。画面が更新され、JMS サーバ CiscoJMSServer がすでに選択されていることが示されます。
手順 1 WebLogic Administration Console で、[サービス(Services)] > [メッセージング(Messaging)] > [JMS モジュール(JMS Modules)] を選択します。
手順 2 JMS モジュール [CiscoJMSModule] をクリックし、そのプロパティを表示します。
手順 3 [設定(Configuration)] タブを開き、[新規(New)] をクリックします。
手順 4 [JMS テンプレート(JMS Template)] オプションを選択し、[次へ(Next)] をクリックします。
手順 5 [名前(Name)] フィールドに CiscoQueueTemplate と入力し、[OK] をクリックします。
手順 1 WebLogic Administration Console で、[サービス(Services)] > [メッセージング(Messaging)] > [JMS モジュール(JMS Modules)] を選択します。
手順 2 JMS モジュール [CiscoJMSModule] をクリックし、そのプロパティを表示します。
手順 3 [設定(Configuration)] タブを開き、[新規(New)] をクリックします。
手順 4 [キュー(Queue)] オプションを選択します。
手順 6 [名前(Name)] フィールドと [JNDI 名(JNDI Name)] フィールドに ISEEInboundQueue と入力します。
手順 7 [テンプレート(Template)]ドロップダウン リストで、作成した [CiscoQueueTemplate] を選択し、[次へ(Next)] をクリックします。
手順 8 [サブデプロイメント(Subdeployments)] ドロップダウン リストから [CiscoSubdeployment] を選択します。画面が更新され、JMS サーバ CiscoJMSServer がすでに選択されていることが示されます。
手順 10 上記の手順をさらに 4 回繰り返し、次の名前の JMS キューを 4 つ作成します。
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手順 11 WebLogic が PRODUCTION モードでインストールされている場合は [変更を有効にする(Activate Changes)] をクリックします。それ以外の場合は、このステップを省略できます。
この項では、Service Catalog データベースの設定作成した ServiceCatalog データベースを指すように JDBC データ ソースを設定します。
Service Catalog データベースの設定の終わりに記入したワークシートから、データベースに関する必要な情報を確認します。
手順 1 WebLogic Administration Console にログインします。
手順 2 WebLogic が PRODUCTION モードでインストールされている場合は [ロックして編集(Lock & Edit)] をクリックします。それ以外の場合は、このステップを省略できます。
手順 3 [サービス(Services)] > [データソース(Data Sources)] を選択します。
手順 4 [新規(New)] > [汎用データソース(Generic Data Source)] を選択します。
表 5-2 に示すようにこのパネルの情報を更新し、[次へ(Next)] をクリックします。
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手順 5 次のパネルで、[データベースドライバ(Database Driver)] ドロップダウン リストから次のいずれかの値を選択し、[次へ(Next)] をクリックします。
– データベースが MS SQL Server の場合は [Microsoft の MS SQL Server ドライバ(タイプ 4)バージョン: 2005 以上(Microsoft's MS SQL Server Driver (Type 4) Version:2005 and later)] を選択します。
– データベースが Oracle であり、SID を使用して接続する場合は、[Oracle のインスタンス接続用ドライバ(シン): バージョン 9.0.1 以上(Oracle's Driver (Thin) for Instance connections; Version:9.0.1 and later)] を選択します。
– データベースが Oracle であり、サービス名を使用して接続する場合は、[Oracle のサービス接続用ドライバ(シン): バージョン 9.0.1 以上(Oracle's Driver (Thin) for Service connections; Version:9.0.1 and later)] を選択します。
手順 6 次のパネルで、[グローバルトランザクションのサポート(Support Global Transactions)] オプションと [1 フェーズコミット(One-Phase Commit)] オプションを選択し、[次へ(Next)] をクリックします。
手順 7 表 5-3 に示すようにこのパネルの情報を更新し、[次へ(Next)] をクリックします。
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ServiceCatalog データベースの db_owner(またはスキーマ ユーザ)の名前を入力します(例: CPSCUser と入力します)。 |
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手順 8 表 5-4 に示すようにこのパネルの情報を更新し、[次へ(Next)] をクリックします。
手順 9 ご使用の WebLogic サーバをターゲットとして選択します。
(注) WebLogic クラスタ環境を使用している場合は、クラスタ名と「Service Link WebLogic サーバ」の両方をこのデータ ソースのターゲットとして選択します。
新規に作成されたデータ ソース「 REQUESTCENTERDS 」が [JDBCデータソースの要約(Summary of JDBC Data Sources)] パネルに表示されます。このデータソースの JNDI 名とターゲットの情報が正しいかどうかを確認します。
手順 11 [REQUESTCENTERDS] をクリックしてそのプロパティを表示します。
手順 12 [設定(Configuration)] > [接続プール(Connection Pool)] を選択します。
手順 15 パネル下部にある [接続プール(Connection Pool)] タブで、[詳細(Advanced)] を選択します。
図 5-5 [接続プール(Connection Pool)] - [詳細設定(Advanced Settings)]
手順 16 [逆方向の接続テスト(Test Connections On Reserve)] オプションをクリックします。
手順 17 [テーブル名のテスト(Test Table Name)] フィールドに次の値を入力し、[保存(Save)] をクリックします。
手順 18 WebLogic が PRODUCTION モードでインストールされている場合は [変更を有効にする(Activate Changes)] をクリックします。それ以外の場合は、このステップを省略できます。
新しい JMS 設定とデータ ソース設定を反映するため、WebLogic サーバを再起動する必要があります。
(注) WebLogic クラスタ環境を使用している場合は、クラスタ内のすべての WebLogic サーバと「Service Link WebLogic サーバ」を再起動します。
手順 2 WebLogic サーバが正常に起動したら、このサーバの [設定(Configuration)] > [一般(General)] タブに移動します。
手順 3 [名前(Name)] フィールドのすぐ上にある [JNDI ツリーの表示(View JNDI Tree)] というリンクをクリックします。[JNDI ビューア(JNDI Viewer)] ウィンドウが表示されます。
手順 4 左側の [JNDI ツリー構造(JNDI Tree Structure)] で次のエントリを見つけます。
手順 5 クラスタ WebLogic 環境を使用している場合は、WebLogic クラスタの JNDI ツリーには次のエントリのみが含まれている必要があります。
「Service Link WebLogic サーバ」の JNDI ツリーには次のエントリが含まれている必要があります。
「WebLogic アプリケーション サーバ情報ワークシート」の「値」列に設定値を記入してください。このワークシートの情報は、Prime Service Catalog インストール ウィザードの実行時に必要となります。
Prime Service Catalog には、標準とカスタムの 2 種類の WebLogic インストール タイプがあります。標準インストールでは、デフォルト設定の適用によりインストールが効率的に実行されます。また、Service Catalog アプリケーション、Service Link アプリケーション、JMS サービスという 3 つの基本的なアプリケーション コンポーネントが同一のアプリケーション サーバでホストされるため、フットプリントも小さくて済みます。サンドボックス環境を設定する場合は、標準インストールを実行するのが一般的です。カスタム インストールでは、異なる展開トポロジを設定し、アプリケーションをカスタマイズすることができます。要件として次のいずれかを満たす必要がある場合は、カスタム インストール モードを使用します。
WebLogic 環境の準備が完了したら、WebLogic の標準またはカスタム インストールの実行に進むことができます。
Prime Service Catalog インストーラの実行が正常に完了したら、次の「インストール後の設定:WebLogic」の項の手順に従って残りの設定手順を完了します。
このシナリオでは、新規にインストールされる Prime Service Catalog の新しいデータベース スキーマが作成されます。「標準」インストール タイプは、デフォルト設定を適用してインストールを効率的に実行する場合にインストール ウィザードで選択します。
手順 1 Windows オペレーティング システムでは、管理権限を持つユーザとしてログインし、setup.cmd をダブルクリックして GUI インストール ウィザードを起動します。
Linux オペレーティング システムでは、「root」ユーザとしてログインし、グラフィカル インターフェイス(X Window など)から./setup.sh を実行して、GUI インストール ウィザードを起動します。
手順 2 [概要(Introduction)] パネルが表示されたら、[次へ(Next)] をクリックして開始します。
手順 3 [インストールフォルダの選択(Choose Install Folder)] パネルで、Service Catalog のインストール先フォルダのディレクトリ パスを入力(または [選択(Choose)] ボタンをクリックしてディレクトリを選択)し、[次へ(Next)] をクリックします。
(注) WebLogic ルート ディレクトリのインストール フォルダを入力しないでください。アプリケーション サーバ ディレクトリ外部にインストール フォルダを作成することを推奨します。
このマニュアルでは、このインストール先フォルダを <ServiceCatalog_Install_Dir> と表記します。
WebLogic では、このディレクトリに Service Catalog インストーラが Service Catalog アプリケーションの WAR ファイルを作成します。
手順 4 [アプリケーションサーバの選択(Application Server Selection)] パネルでアプリケーション サーバとして [WebLogic] を選択し、[次へ(Next)] をクリックします。「付録 A」に記入したアプリケーション サーバ情報ワークシートを参照してください。
手順 5 [インストールタイプ(Installation Type)] パネルで [標準(Typical)] オプション ボタンを選択し、[次へ(Next)] をクリックします。
手順 6 [データベースの選択(Database Selection)] パネルで、データベース プラットフォーム(Microsoft SQL Server または Oracle)を選択して、[次へ(Next)] をクリックします。これ以降表示されるパネルは、この時点で選択したデータベース プラットフォームによって異なります。「付録 A」に記入した データベース情報ワークシート を参照して、データベース プラットフォームを決定してください。
手順 7 [Service Catalog データベース作成(Service Catalog Database Creation)] パネルで次の操作を行います。
手順 8 [Service Catalog データベース(Service Catalog Database)] パネルで、Service Catalog データベースの情報を入力します。
(注) 「データベース作成」機能により、Service Catalog アプリケーションが機能するための最小限の要件に対応した非常に基本的な Service Catalog データベースが作成されます。デモ システムまたはテスト システムではこの機能を使用することが推奨されます。実稼働システムでは、事前にデータベース管理者に連絡し、データベースの設定に関する項で説明するすべての製品要件と、企業ポリシーに準拠したパフォーマンス、信頼性、およびセキュリティの要件に対応した Service Catalog データベースを作成するよう依頼してください。
手順 9 [次へ(Next)] をクリックして続行します。インストーラがデータベースに接続し、データベースの必須設定が検証されます。インストーラによってデータベースが作成される場合、このデータベースはすべての必須設定に対応しており、検証テストは成功します。既存のデータベースの情報を入力した場合、欠落しているデータベース設定があると検証エラーがインストーラから報告されます。データベースの要件については、ソフトウェア要件を参照してください。データベース検証エラーが発生した場合は、次の操作を実行できます。
手順 10 [マスターキーパスワード(Master Key Password)] パネルで、マスター キー パスワードを入力します。
セキュリティ要件の一部として、アプリケーションで使用可能なすべてのパスワードを暗号化するためのマスター キー パスワードを指定する必要があります。このパネルで説明されるすべてのパスワード ルールに一致するパスワードを指定する必要があります。
マスター キー パスワードは、<ServiceCatalog_Install_Dir>/dist ディレクトリ内の 2 つのファイル kek_new.txt および kek_old.txt に保存されます。kek_new.txt および kek_old.txt ファイルのバックアップを作成し、安全な場所に保存しておく必要があります。マスター キー パスワード ファイルがない場合、アプリケーション サーバは ServiceCatalog データベースにログインできません。これらのマスター キー パスワード ファイルを紛失した場合は、Cisco TAC に連絡してください。
手順 11 [Service Catalog 設定(Service Catalog Configuration)] パネルに、Service Catalog アプリケーション(RequestCenter.war)の展開先 WebLogic サーバの情報を入力します。「付録 A」に記入したWebLogic アプリケーション サーバ情報ワークシートを参照してください。詳細については、「 WebLogic の Service Catalog 設定 」を参照してください。
手順 12 [次へ(Next)] をクリックします。[メッセージング設定(Messaging Configuration)] パネルが表示されます。JMS キュー接続ファクトリの情報を入力します。「付録 A」に記入した WebLogic アプリケーション サーバ情報ワークシートを参照してください。詳細については、「 メッセージング設定の表 」を参照してください。
手順 13 [次へ(Next)] をクリックします。[メッセージングキュー設定(Messaging Queues Configuration)] パネルが表示されます。WebLogic サーバ向けに準備したキューの名前を入力します。「付録 A」に記入した WebLogic アプリケーション サーバ情報ワークシートを参照してください。
手順 14 [次へ(Next)] をクリックします。[サービスカタログ管理設定(Service Catalog Administration Configuration)] パネルが表示されます。「 Service Catalog 管理設定の表 」に従って詳細情報を入力し、[次へ(Next)] をクリックします。
手順 15 [インストール前の要約(Pre-Installation Summary)] パネルで [インストール(Install)] をクリックし、インストールを開始します。
インストーラに進捗バーが表示されます。インストーラが完了するまでに最大 30 分間かかります。このプロセスの実行中にインストーラを中断または終了しないでください。
手順 16 インストール プロセスが正常に完了すると、[インストール完了(Install Complete)] パネルが表示されます。[完了(Done)] をクリックして、インストール ウィザードを終了します。
これで Service Catalog インストーラの実行が完了しました。該当するアプリケーション サーバの「インストール後の設定」の項に戻り、残りの設定手順を実行できます。
このシナリオでは、デフォルトを受け入れる代わりにインストールのさまざまな設定をカスタマイズするため、インストール ウィザードで「カスタム」インストール タイプを選択します。
手順 1 Windows オペレーティング システムでは、管理権限を持つユーザとしてログインし、setup.cmd をダブルクリックして GUI インストール ウィザードを起動します。
Linux オペレーティング システムでは、「root」ユーザとしてログインし、グラフィカル インターフェイス(X Window など)から./setup.sh を実行して、GUI インストール ウィザードを起動します。
手順 2 [概要(Introduction)] パネルが表示されたら、[次へ(Next)] をクリックして開始します。
手順 3 [インストールフォルダの選択(Choose Install Folder)] パネルで、Service Catalog のインストール先フォルダのディレクトリ パスを入力(または [選択(Choose)] ボタンをクリックしてディレクトリを選択)し、[次へ(Next)] をクリックします。
(注) WebLogic ルート ディレクトリのインストール フォルダを入力しないでください。アプリケーション サーバ ディレクトリ外部にインストール フォルダを作成することを推奨します。
このマニュアルでは、このインストール先フォルダを <ServiceCatalog_Install_Dir> と表記します。WebLogic では、このディレクトリに Service Catalog インストーラが Service Catalog アプリケーション用に生成される WAR ファイルを作成します。WildFly では、このディレクトリに Services Catalog インストーラが WildFly アプリケーション サーバ ソフトウェアをインストールして設定します。
手順 4 [アプリケーションサーバの選択(Application Server Selection)] パネルで アプリケーション サーバのオプション ボタンのいずれかを選択し、[次へ(Next)] をクリックします。
手順 5 [インストールタイプ(Installation Type)] パネルで [カスタム(Custom)] オプション ボタンを選択し、[次へ(Next)] をクリックします。
手順 6 [コンポーネント選択(Component Selection)] パネルでコンポーネントを選択し、[次へ(Next)] をクリックします。
WildFly のカスタム インストール モードでは、次をインストールすることができます
手順 7 [データベースの選択(Database Selection)] パネルで該当するデータベース プラットフォーム(Microsoft SQL Server または Oracle)を選択し、[次へ(Next)] をクリックします。
これ以降表示されるパネルは、選択するデータベース プラットフォームによって異なります。 データベース情報ワークシート を参照して、データベース プラットフォームを決定してください。
手順 8 [Service Catalog データベース作成(Service Catalog Database Creation)] パネルで次の操作を行います。
手順 9 [Service Catalog データベース(Service Catalog Database)] パネルで、ServiceCatalog データベースの情報を入力します。
(注) 「データベース作成」機能により、Service Catalog アプリケーションが機能するための最小限の要件に対応した非常に基本的な Service Catalog データベースが作成されます。デモ システムまたはテスト システムではこの機能を使用することが推奨されますが、実稼働システムではデータベース管理者と協力し、データベースの設定に関する項で説明するすべての製品要件と、企業ポリシーに準拠したパフォーマンス、信頼性、およびセキュリティの要件に対応した ServiceCatalog データベースを作成することが推奨されます。
インストーラがデータベースに接続し、データベースの必須設定が検証されます。インストーラによってデータベースが作成される場合、このデータベースはすべての必須設定に対応しており、検証テストは成功します。既存のデータベースの情報を入力した場合、特定の必須データベース設定が欠落していることが検出されると、検証エラーがインストーラから報告されます(データベースの要件については「 Service Catalog データベースの設定 」を参照)。データベース検証エラーが発生した場合は、次の操作を実行できます。
手順 11 [マスターキーパスワード(Master Key Password)] パネルで、マスター キー パスワードを入力します。
このパネルで説明されるすべてのパスワード ルールに一致するパスワードを指定する必要があります。マスター キー パスワードは、<ServiceCatalog_Install_Dir>/dist ディレクトリ内の 2 つのファイル kek_new.txt および kek_old.txt に保存されます。
kek_new.txt および kek_old.txt ファイルのバックアップを作成し、安全な場所に保存しておく必要があります。マスター キー パスワード ファイルがない場合、アプリケーション サーバは Service Catalog データベースにログインできません。これらのマスター キー パスワード ファイルを紛失した場合は、Cisco TAC に連絡してください。
手順 12 [Service Catalog 設定(Service Catalog Configuration)] パネルで次の操作を行います。
[Service Link 設定(Service Link Configuration)] ウィンドウが表示されます。
手順 13 Service Link アプリケーション(ISEE.war)の展開先 WebLogic サーバの情報を入力し、[次へ(Next)] をクリックします。以前に記入したアプリケーション サーバ情報ワークシートを参照してください。 WildFly サーバを使用したカスタム インストールでの Service Link 設定の表 を参照してください。
(注) Service Catalog がクラスタ WebLogic に展開されている場合、Service Link は、このクラスタに属していない別の WebLogic サーバに展開する必要があります。
手順 14 [メッセージング設定(Messaging Configuration)] ウィンドウに JMS Queue Server の情報を入力し、[次へ(Next)] をクリックします。「付録 A」に記入した WebLogic アプリケーション サーバ情報ワークシートを参照してください。詳細については、「 カスタム インストールのメッセージング設定の表 」を参照してください。
手順 15 [次へ(Next)] をクリックします。[メッセージングキュー設定(Messaging Queues Configuration)] パネルが表示されます。WebLogic サーバ向けに準備したキューの名前を入力します。「付録 A」に記入した WebLogic アプリケーション サーバ情報ワークシートを参照してください。
手順 16 [サービスカタログ管理設定(Service Catalog Administration Configuration)] パネルで、SMTP サーバに関する情報と、サイト管理者のパスワードを入力します。このパネルの各フィールドの説明については、 Service Catalog 管理設定の表 を参照してください[次へ(Next)] をクリックします。
手順 17 [インストール前の要約(Pre-Installation Summary)] パネルで [インストール(Install)] をクリックし、インストールを開始します。
インストーラに進捗バーが表示されます。インストーラが完了するまでに最大 30 分間かかります。このプロセスの実行中にインストーラを中断または終了しないでください。
手順 18 インストール プロセスが正常に完了すると、[インストール完了(Install Complete)] ウィンドウが表示されます。[完了(Done)] をクリックして、インストール ウィザードを終了します。
これで Service Catalog インストーラの実行が完了しました。「インストール後の設定:WebLogic」の項に進んで、残りの設定手順を実行できます。
Prime Service Catalog インストール ウィザードが完了すると、「<ServiceCatalog_Install_Dir>\dist」ディレクトリ内に次の WAR ファイルが作成されます。
WebLogic サーバ上では、Prime Service Catalog インストール ウィザードによりこれらの WAR ファイルが自動的に展開されることはありません。これらの WAR ファイルは、この項で説明する手順に従って手動で展開する必要があります。付録 A で記入した「WebLogic アプリケーション サーバ情報ワークシート」を参照し、展開時に必要なパラメータ値を確認してください。
RequestCenter.war と ISEE.war を解凍した形式で展開する必要があります。WAR ファイルを解凍するには、次の手順を実行します。
手順 1 「<ORACLE_HOME>\ user_projects\domain\<your_domain>」ディレクトリの中に applications サブディレクトリがまだない場合は、このサブディレクトリを作成します。この操作は WebLogic Administration Server が稼働するコンピュータで実行する点に注意してください。
手順 2 「applications」の下に次の 3 つのサブディレクトリを作成します。
手順 3 Prime Service Catalog インストール ウィザードにより生成された WAR ファイルを、直前に作成した新しいディレクトリに解凍します。
a. 「<ServiceCatalog_Install_Dir>\dist\ISEE.war」ファイルを「<ORACLE_HOME>\user_projects\domain\<your_domain>\applications\ServiceLink」ディレクトリに解凍します。
b. 「<ServiceCatalog_Install_Dir>\dist\RequestCenter.war」ファイルを「<ORACLE_HOME>\user_projects\domain\<your_domain>\applications\RequestCenter」ディレクトリに解凍します。
(注) すべての WAR ファイルを解凍したら、必ず、元のパスから.war ファイルを削除します。
(注) 「<ORACLE_HOME>\user_projects\domain\<your_domain>\applications」ディレクトリ内の RequestCenter サブディレクトリまたは ServiceLink サブディレクトリが空ではない場合は、そこへ新しい RequestCenter.war または ISEE.war ファイルを解凍する前に、そのディレクトリ全体を空にする必要があります。これは、Unzip ユーティリティでは同名のファイルがすべて上書きされるためです。宛先ディレクトリに、誤って展開された可能性のある古いファイルの「残り」が含まれていることがあります。
WAR ファイルの展開は、次の順序でのみ行う必要があります。
wls-management-services.war ファイルを解凍および展開するには、次のステップを実行します。
手順 1 WebLogic Administration Console にログインします。
手順 2 スタンドアロンまたはクラスタのすべてのサーバ インスタンスを停止し、その後に、WebLogic サーバや Node Manager などを停止します。
手順 3 wls-management-services.war を /WL_HOME/server/lib of node1 cluster/standalone からパス「<ORACLE_HOME>\user_projects\domain\<your_domain>\applications\WL-Management」に移動します。
手順 4 ノード 2 の /WL_HOME/server/lib から wls-management-services.war を削除します。
手順 5 /tmp フォルダを、AdminServer から、Service Link サーバのノード 1 から、また、Request Center サーバのノード 1 およびノード 2 から、それぞれ削除します。
手順 6 WL-Management を再展開する場合は、/mydomain/config/deployment フォルダから WAR ファイルを削除します。このステップは、新規インストールの場合は省略できます。
手順 7 wls-management-services.war は < ORACLE_HOME >\user_projects\domain\<your_domain>\applications フォルダだけに存在することを確認します。
手順 8 ノード 1 および ノード 2 と、WebLogic サーバの ノード 1 で Node Manager を開始します。
手順 9 Service Link のサーバ インスタンスを開始します。
手順 10 RequestCenter のサーバ インスタンスを開始します。クラスタの場合、両方のサーバ インスタンス(ノード 1 およびノード 2)を開始します。
手順 11 wls-management-services.war をクラスタに、またはスタンドアロンの場合は RequestCenter サーバ インスタンスに展開し、STATE_ACTIVE の状態にします。
手順 12 展開され、STATE_ACTIVE の状態になっている wls-management-services.war をクリックし、展開の順序を 1 に変更します。変更を有効化します。
手順 13 Service Link を Service Link 用のサーバ インスタンスに展開し、STATE_ACTIVE の状態にします。
手順 14 RequestCenter を RequestCenter 用のサーバ インスタンスに展開します。クラスタの場合、RequestCenter をクラスタに展開します。STATE_ACTIVE の状態にします。
ISEE.war ファイルを展開するには、次の手順を実行します。
手順 1 WebLogic Administration Console にログインします。
手順 2 WebLogic サーバがまだ稼働していない場合は、WebLogic サーバを起動します(WebLogic クラスタ環境では「Service Link WebLogic サーバ」を起動します。Service Link アプリケーションはクラスタに展開できません)。
手順 3 WebLogic が PRODUCTION モードでインストールされている場合は、変更作業を行えるようにするため [ロックして編集(Lock & Edit)] をクリックします。それ以外の場合は、このステップを省略できます。
手順 4 左側のペインで、[展開(Deployments)] をクリックします。
手順 5 [Install(インストール)] をクリックします。
手順 6 「<ORACLE_HOME>\user_projects\domain\<your_domain>\applications」ディレクトリを参照します(またはフルパス名を入力します)。「RequestCenter」と「ServiceLink」という 2 つのサブディレクトリが表示されます。
手順 7 [ServiceLink] のオプション ボタンをクリックし、[次へ(Next)] をクリックします。
手順 8 [このデプロイメントをアプリケーションとしてインストールする(Install this deployment as an application)] オプションを選択し、[次へ(Next)] をクリックします。
手順 9 ご使用の WebLogic サーバをターゲットとして選択します(WebLogic クラスタを使用している場合は、ターゲットとしてスタンドアロンの「Service Link WebLogic サーバ」を選択します)。次に、[次へ(Next)] をクリックします。
手順 10 [名前(Name)] フィールドに ServiceLink と入力します。[このアプリケーションをすべてのターゲットにコピーする(Copy this application onto every target for me)] オプションを選択します。[次へ(Next)] をクリックします。
手順 11 [いいえ、設定を後で確認します(No, I will review the configuration later)] オプションを選択し、[終了(Finish)] をクリックします。進捗インジケータが開始されます。終了するまでに数分かかる場合があります。
手順 12 画面が更新され、「ServiceLink」アプリケーションの [状態(State)] が [アクティブ(Active)]、[正常性(Health)] が [OK] と表示されるまで待ちます。WebLogic アプリケーション サーバが PRODUCTION モードでインストールされている場合は、[変更を有効にする(Activate Changes)] をクリックするまでは [状態(State)] が [準備完了(Prepared)] に設定されていることがあります。
RequestCenter.war ファイルを展開するには、次の手順を実行します。
手順 1 WebLogic Administration Console にログインします。
手順 2 WebLogic サーバ(または WebLogic クラスタ)がまだ稼働していない場合は、WebLogic サーバ(または WebLogic クラスタ)を起動します。
手順 3 WebLogic が PRODUCTION モードでインストールされている場合は、変更作業を行えるようにするため [ロックして編集(Lock & Edit)] をクリックします。それ以外の場合は、このステップを省略できます。
手順 4 左側のペインで、[展開(Deployments)] をクリックします。
手順 5 [Install(インストール)] をクリックします。
手順 6 「<ORACLE_HOME>\user_projects\domain\<your_domain>\applications」ディレクトリを参照します(またはフルパス名を入力します)。「RequestCenter」と「ServiceLink」という 2 つのサブディレクトリが表示されます。
手順 7 [RequestCenter] のオプション ボタンをクリックし、[次へ(Next)] をクリックします。
手順 8 [このデプロイメントをアプリケーションとしてインストールする(Install this deployment as an application)] オプションを選択し、[次へ(Next)] をクリックします。
手順 9 WebLogic サーバ(または WebLogic クラスタ)をターゲットとして選択し、[次へ(Next)] をクリックします。
手順 10 [名前(Name)] フィールドに RequestCenter と入力します。[このアプリケーションをすべてのターゲットにコピーする(Copy this application onto every target for me)] オプションを選択します。[次へ(Next)] をクリックします。
手順 11 [いいえ、設定を後で確認します(No, I will review the configuration later)] オプションを選択し、[終了(Finish)] をクリックします。進捗インジケータが開始されます。終了するまでに数分かかる場合があります。
手順 12 画面が更新され、「RequestCenter」アプリケーションの [状態(State)] が [アクティブ(Active)]、[正常性(Health)] が [OK] と表示されるまで待ちます。WebLogic アプリケーション サーバが PRODUCTION モードでインストールされている場合は、[変更を有効にする(Activate Changes)] をクリックするまでは [状態(State)] が [準備完了(Prepared)] に設定されていることがあります。
手順 1 新しいブラウザ ウィンドウを開いてインストールをテストし、次の URL に接続します。
http://<AppServer_Host>:<Port>/RequestCenter
<AppServer_Host> は WebLogic サーバのホスト名、<Port> は WebLogic サーバにより使用されるポート番号です。
http://mypsc.mydomain.com:8001/RequestCenter
手順 2 サイト管理者としてログインします。Service Catalog の新規インストールでは、サイト管理者のユーザ名は「admin」、パスワードはインストール ウィザードの [Service Catalog 管理設定(Service Catalog Administration Configuration)] パネルに入力した値です。
手順 3 Service Link モジュールに移動します。
手順 4 パネル左側の [Service Link のステータス(Service Link Status)] で、接続のステータスが緑色であることを確認します。
これで、WebLogic への Cisco Prime Service Catalog のインストールが完了しました。
WebLogic サービスの開始および停止を必要とするパッチの適用、アップグレードの実行、またはメンテナンス アクティビティを行うためには、サーバの再展開が必要になる場合があります。サーバを再展開するには、次の手順を実行します。
手順 1 WebLogic Administration Console にログインします。
手順 2 RequestCenter、ServiceLink、および WL-Management の展開が準備状態であることを確認します。それぞれの展開を選択し、[停止(Stop)] をクリックします。
手順 3 Service Link(スタンドアロン)を展開するために作成された管理対象サーバを停止します。
手順 4 Request Center および WL-Management(クラスタまたはスタンドアロン)を展開するために作成された管理対象サーバを停止します。
手順 5 Service Link を展開するために作成された管理対象サーバを起動し、アップしていることを確認します。
手順 6 RequestCenter および WL-Management を展開するために作成された管理対象サーバを起動します。
すべての管理対象サーバがアップすると、すべての展開が [準備(Prepare)] 状態になります。
手順 7 展開に戻り、WL-Management、Service Link、および Request Center を起動します。
手順 8 すべてのサーバが [アクティブ(Active)] 状態であることを確認します。
次に、WebLogic サーバ(または WebLogic クラスタ)を指し示すように Web サーバのプラグインを設定します。WebLogic サーバでサポートされている Web サーバを以下に示します。
この章では、Web サーバ プラグインの設定方法については説明しません。Prime Service Catalog インストーラ プログラムでは、Web サーバと WebLogic の間のプラグインの設定は行われません。Web サーバのインストール時にインストールまたは設定する必要がある Cisco ライブラリまたはバイナリはありません。Oracle(WebLogic プラグインの場合)またはご使用の Web ブラウザのベンダーから提示される指示に従ってください。
この項では、Web サーバ設定ファイルに追加できる設定の例のみを記載しています。
スタンドアロン モードでの HTTP Web サーバの設定例を次に示します。以下のエントリをファイル httpd.conf の終わりに追加します。
IIS 8.5 Web サーバの設定例を次に示します。以下のエントリをファイル iisproxy.ini に追加します。
プラグインの設定が完了したら、Web サーバと WebLogic アプリケーション サーバの両方を再起動する必要があります。
インストールの確認で説明する手順を繰り返し、Web サーバ プラグインが WebLogic サーバを指し示すように正しく設定されていることを確認します。ただし、この場合は接続先 URL は次のようになります。
http://< WebServer_Host >:< WebServer_Port >/RequestCenter
ただし、<WebServer_Host> は Web サーバのホスト名、< WebServer_Port > は Web サーバにより使用されるポート番号です(80 に設定されている場合はポート番号を省略)。