ルートプロセッサカードの交換
ルータは、最大 2 つの冗長ルートプロセッサ(RP)カードをサポートしています。2 つの RP カードがルータに取り付けられると、一方はアクティブカードとして機能し、もう一方はスタンバイカードとして機能します。ルータに RP カードが 1 つしか取り付けられていない場合、運用中に空の RP スロットに新しい RP を取り付けることができます。
(注) |
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警告 |
ステートメント 1029:ブランクの前面プレートおよびカバー パネル ブランクの前面プレートおよびカバー パネルには、3 つの重要な機能があります。シャーシ内の危険な電圧および電流による感電を防ぐこと、他の装置への電磁干渉(EMI)の影響を防ぐこと、およびシャーシ内の冷気の流れを適切な状態に保つことです。システムは、必ずすべてのカード、前面プレート、前面カバー、および背面カバーを正しく取り付けた状態で運用してください。 |
始める前に
ルートプロセッサ(RP)カードを交換する前に、ディスクの破損を防ぐために、カードのグレースフルシャットダウンを実行する必要があります。カードのグレースフルシャットダウンを実行するには、次のいずれかの手順を使用します。
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非脱落型ネジを緩め、リリースラッチを引き下げ、イジェクタレバーを開いてカードの自動シャットダウンをトリガーし、ステータス LED がオフ状態であることを確認します。
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管理 EXEC モードで shutdown location location コマンドを使用し、カードをシャットダウンします。次に、show platform コマンドを使用して、ステータス LED がオフ状態であることを確認します。
手順
ステップ 1 |
新しい RP カードのパッケージを開き、カードに破損がないかを点検し、カードがシャーシに搭載されている他の RP カードと同じタイプであることを確認します。 RP カードが損傷している場合は、テクニカル アシスタンス センター(TAC)に報告してください。 |
ステップ 2 |
空のスロットに RP カードを取り付ける場合は、非脱落型ネジを緩めてスロットから抜き、そのスロットに搭載されているブランクカードを取り外します。ステップ 4 に進みます。 |
ステップ 3 |
現在シャーシに取り付けられている RP カードを交換する場合は、次の手順に従って、シャーシから既存のカードを取り外します。 |
ステップ 4 |
新しいカードを取り付けるには、次の手順を実行します。 |
シングル ルート プロセッサ システムからデュアルルート プロセッサ システムへの移行
Cisco 8608 ルータは、シングルルートプロセッサ(RP)システムとデュアル ルータ プロセッサ システムをサポートします。ここでは、シングル RP システムからデュアル RP システムに移行する手順について説明します。
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新しい SC を取り付ける SC スロットから、ファントレイを取り外し、ファンスピナーを取り外します。詳細については、「 ファンスピナーの取り外し」を参照してください。
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ファンスピナーを取り外したスロットに、スタンバイスイッチカード(SC)を挿入します。詳細については、「 スイッチカードの取り付け」を参照してください。
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SC の取り付けが完了したら、ファントレイを取り付け、RP カードを取り付けます。詳細については、「 ルートプロセッサカードの交換」を参照してください。
デュアルルート プロセッサ システムからシングル ルート プロセッサ システムへの移行
ここでは、デュアル RP システムからシングル RP システムに移行する手順について説明します。
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取り外すスタンバイ SC からファントレイを取り外します。
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スロットからスタンバイ SC を取り外します。詳細については、「 スイッチカードの取り外し」を参照してください。
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スタンバイ SC を取り外したスロットにファンスピナーを取り付けます。詳細については、「 ファンスピナーの取り付け」を参照してください。
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ファンスピナーの取り付けが完了したら、ファントレイを取り付けます。詳細については、「 ファンモジュールの交換」を参照してください。