この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
次の例では、寛容モードがすでに設定済みかどうかを確認し、寛容モードが「厳格」に設定されている場合は「寛容」に設定して、寛容モードの変更を確認します。
~/#stcli cluster get-cluster-access-policy strict ~/#stcli cluster set-cluster-access-policy --name lenient stcli cluster info | grep -i policy
次の手順では、vMotion が機能するために必要な VMkernel インターフェイスを追加します。
新しいリリースでは、作成済み vSwitch を使って vMotion ネットワークが事前定義され、UCS Manager で vNIC と VLAN がすでに定義されています。
各 HyperFlex ノードで次の検証を実行してから、クラスタ内の次のノードをアップグレードしてください。
HyperFlex クラスタが正常な状態であり、オンラインであることを確認します。すべての HyperFlex クラスタ ノードが vCenter に接続されており、オンラインであることを確認します。
HX クラスタの各コントローラ VM に SSH でログインし、df -h /var/stv コマンドを使用して、/var/stv にアップグレード用のスペースがあることを確認します。
Output example /dev/sdb1 63G 2.7G 58G 5% /var/stv
十分なスペースがない場合(使用率が 50% を超えている場合)は、Cisco TAC までお問い合わせください。
vSphere Web クライアント内の HyperFlex クラスタについて主要なアラームが報告されていないことを確認します。
DRS が有効であり完全自動化に設定されていることを確認します。
vSphere サービスが実行中であり、ESXi Agent Manager(EAM)の状態が正常であることを確認します。
Cisco UCS Manager でクラスタの状態を確認します。
vSphere の Web クライアントにログインします。
[Home] > [Hosts and Clusters] に移動します。
[HX Cluster] が含まれている [Datacenter] を展開します。
[HX Cluster] を展開し、ノードを選択します。
ノードを右クリックし、[Cisco HX Maintenance Mode] > [Enter HX Maintenance Mode] の順に選択します。
root 権限を持つユーザとして、ストレージ コントローラ クラスタのコマンド ラインにログインします。
ノードを HX メンテナンス モードにします。
ノード ID と IP アドレスを特定します。
# stcli node list --summary
ノードを HX メンテナンス モードにします。
# stcli node maintenanceMode (--id ID | --ip IP Address) --mode enter
(stcli node maintenanceMode --help も参照してください)
root 権限を持つユーザとして、このノードの ESXi コマンド ラインにログインします。
ノードが HX メンテナンス モードになったことを確認します。
# esxcli system maintenanceMode get
vSphere Web クライアントの タブで [Enter Maintenance Mode] タスクの進行状況をモニタできます。
操作に失敗した場合は、エラー メッセージが表示されます。根本的な問題を修正してからもう一度メンテナンス モードに入ります。問題を解決できない場合は、Cisco TAC までお問い合わせください。
vSphere Web クライアントにログインします。
[Home] > [Hosts and Clusters] に移動します。
[HX Cluster] が含まれている [Datacenter] を展開します。
[HX Cluster] を展開し、ノードを選択します。
ノードを右クリックして、[Cisco HX Maintenance Mode] > [Exit HX Maintenance Mode] を選択します。
root 権限を持つユーザとして、ストレージ コントローラ クラスタのコマンド ラインにログインします。
ノードの HX メンテナンス モードを終了します。
ノード ID と IP アドレスを特定します。
# stcli node list --summary
ノードの HX メンテナンス モードを終了します。
# stcli node maintenanceMode (--id ID | --ip IP Address) --mode exit
(stcli node maintenanceMode --help も参照してください)
root 権限を持つユーザとして、このノードの ESXi コマンド ラインにログインします。
ノードの HX メンテナンス モードが終了したことを確認します。
# esxcli system maintenanceMode get
vSphere Web クライアントの タブで [Exit Maintenance Mode] タスクの進行状況を監視できます。
操作に失敗した場合は、エラー メッセージが表示されます。根本的な問題を修正してからもう一度メンテナンス モードに入ります。問題を解決できない場合は、Cisco TAC までお問い合わせください。
アップグレード プロセスを開始する前に、HX サーバのファームウェア バージョンを更新します。
アップグレード開始前に正しいファームウェア バージョンを準備するために、記載された手順に従ってください。
この準備は、アップグレード自体とほぼ同じ時間に実行すべきです。
Cisco UCS Manager にログインします
下位組織 [hx-cluster] を展開します。
HX クラスタの下位組織がインストール中にユーザ定義された場合は、このステップでその特定の下位組織を必ず選択してください。
[Host Firmware Packages] を展開します。
[HyperFlex Host Firmware Package] を選択します。
[Modify package Versions] をクリックします。
適切なラックおよびブレード パッケージ バージョンを選択します。
[OK] をクリックします。すべての警告に対して「はい」をクリックします。
[Pending Activities] を確認します。
新しいリリースでは、アップグレード中にいくつかのポリシーがサービス プロファイル テンプレートに自動的に適用されます。
次の UCS ポリシーが自動的に有効になります。
HyperFlex メンテナンス ポリシー内の on-next-reboot 機能。
on-next-reboot 機能を使用すると、設定変更が保留中になっている HyperFlex サービス プロファイルを自動的に受け入れることができます。
ホストがリブートするとき、ファームウェア ポリシーを介して HyperFlex サービス プロファイルに関連付けられたすべてのサーバに、ホスト ファームウェア パッケージ(HFP)の変更内容が自動的に適用されます。
HFP には、サーバ、アダプタ、CIMC、BIOS、ボード コントローラ、ストレージ コントローラ、HBA オプション ROM、ローカル ディスク、および FC アダプタに関する一連のファームウェア バージョンが含まれています。ただし、同じ種類、ベンダー、モデル番号に対しては 1 つのファームウェア バージョンだけを含めることができます。ファームウェア パッケージ内のエンドポイントのファームウェア バージョンを変更した場合、次回のリブート時に、その影響を受けるすべてのサービス プロファイルに新しいバージョンがただちに適用されます。
ホスト ファームウェア ポリシーにより、同じポリシーを使用するサービス プロファイルに関連付けられているすべてのサーバで、ホスト ファームウェアが同一となります。したがって、サービス プロファイルをあるサーバから別のサーバに移動した場合でも、ファームウェア バージョンはそのまま変わりません。このポリシーはサービス プロファイルにインクルードする必要があります。また、このサービス プロファイルを有効にするには、サーバに関連付ける必要があります。
HyperFlex アダプタ ポリシーでの TCP セグメンテーション オフロード
1.8 リリースでは TCP セグメンテーション オフロードが有効で、HyperFlex システムのパフォーマンス向上に役立ちます。大きな TCP パケットをハードウェアに送ってセグメント化することで、CPU 使用量を減らします。
アダプタ ポリシーは、アダプタによるトラフィック処理方法など、アダプタのホスト側の動作を制御します。たとえばアダプタ ポリシーを使用して、キュー、RSS ハッシュ、割り込み処理、パフォーマンス改善に関するデフォルト設定を変更できます。
vNIC 冗長性機能
冗長性 vNIC および vHBA テンプレート ペアを使用すると、特定のサーバに属する vNIC または vHBA をグループ化できます。たとえば 1 つの vNIC または vHBA テンプレートを作成し、ファブリック A に割り当てられるプライマリ テンプレートとしてそれを指定できます。次に、別の vNIC または vHBA テンプレートを作成し、ファブリック B に割り当てられるセカンダリ テンプレートとしてそれを指定できます。2 つのテンプレートをリンクさせると、プライマリ テンプレートで定義された属性を共有するペアになります。セカンダリ テンプレートはプライマリ テンプレートから属性を継承し、プライマリ テンプレートの変更内容がテンプレート ペアのセカンダリ テンプレートにすべて伝播されます。また、ペアの各テンプレートで非共有設定を変更することもできます。
この機能により、HA ペアで設定される vNIC が同じ VLAN を使って対称的に設定され、プライマリ vNIC の VLAN が変更されるときにセカンダリ vNIC にも変更内容が自動的に適用されるため、管理操作の数が減ります。
明示的な vNIC 配置設定
新しいリリースでは、HyperFlex サービス プロファイル テンプレートの下で vNIC ごとにホスト管理ポートが明示的に割り当てられます。これにより、HyperFlex クラスタの導入後にユーザが vNICs を追加しても ESXi vNIC 命名規則は影響を受けません。アップグレード中に、コンピューティング専用ノードおよび HX ノード サービス プロファイル テンプレートに vNIC 配置ポリシーが適用されます
vNIC 配置ポリシーは、サービス プロファイルでの vNIC/vHBA の配置順序を制御します。
これらのポリシーが使用可能かどうかは、ユーザ環境によって異なります。
既存の 1.7.x クラスタを 1.8.1x バージョンにアップグレードする場合、中断のないローリング アップグレードが開始する前に、新しいポリシーがサービス プロファイル テンプレートに適用されます。その結果、すべてのサービス プロファイルが保留アクティビティに移行します。ローリング アップグレード中に、これらのサービス プロファイルが自動的に受け入れられ(確認応答)、新しいポリシーが有効になります。
バージョン 1.8 ソフトウェアの新しい HX クラスタを既存の 1.7.x クラスタに追加する場合、今後の 1.8.x アップグレードの一環として新しいポリシーがサービス プロファイル テンプレートに適用されます。