MAC 移動ポリシーについて
スタンドアロン ファブリックでは、ホストはハードウェアで学習され、プログラミングされます。構成ミスが原因で、MAC がファブリック内を移動して、ネットワークが不安定になり、L2FM で異常活動が発生する場合があります。
L2FM が MTS のビルドアップが原因でクラッシュすることや、ファブリック内の移動によって生じた新しい学習が原因でログがロールオーバーすることなどがあり得ます。L2FM にはループ検出メカニズムがありますが、これは単一の不正な移動に対して VLAN にペナルティを課すものです。
ループ中の L2FM MAC 学習動作を無効にするために、MAC 移動が MAC レベルごとに追跡され、移動カウントがしきい値を超えると、学習が VLAN レベルで無効化されるようになっています。MAC 移動の構成については、MAC 移動ポリシーの構成 を参照してください。
MAC 移動追跡メカニズムでは、顧客はパラメータを柔軟に変更できます。L2FM での異常活動の発生を防止するには、この柔軟なパラメータ設定により、MTS ビルドアップ チェック機能を有効にします。この機能は、システムでの MTS のビルドアップを定期的にチェックし、MAC 移動をデフォルト値にリセットします。デフォルト値は 30 秒で 6 移動で、保持間隔は 120 秒です。
MTS ビルドアップ チェック機能を有効にする方法については、MAC 移動ポリシーの構成を参照してください。