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この章では、1 ポートの PA-E3 および 2 ポートの PA-2E3 Serial Port Adapter の概要を説明します。具体的な内容は、次のとおりです。
• 「LED」
• 「MIB」
PA-E3 は、Data Service Unit(DSU; データ サービス ユニット)機能をシスコ ルータに統合する、シングル幅の 1 ポートまたは 2 ポート ポート アダプタです(図1-1 および図1-2 を参照)。各ポート アダプタは、1 つまたは 2 つの高速シリアル E3 インターフェイスを備えています。
(注) ポート アダプタにはハンドルがありますが、ポート アダプタ前面プレートの細部を示すために、このマニュアルの図ではハンドルを省略しています。
図1-1 1 ポートの PA-E3 Serial Port Adapter
図1-2 2 ポートの PA-2E3 Serial Port Adapter
1 ポートの PA-E3 は、Catalyst 5000 ファミリー スイッチの Catalyst RSM/VIP2、Catalyst 6000 ファミリー スイッチに搭載の Catalyst 6000 ファミリー FlexWAN モジュール、Cisco 7000 シリーズおよび Cisco 7500 シリーズ ルータに搭載の VIP ごとに最大 2 つのネットワーク インターフェイスを提供し、Cisco 7100 シリーズ ルータ、Cisco 7200 シリーズ ルータ、Cisco 7200 VXR ルータ、Cisco uBR7200 シリーズ ルータ、Cisco 7201 ルータ、Cisco 7301 ルータ、Cisco 7401 ASR ルータ、および Cisco 7304 ルータに搭載の Cisco 7304 PCI ポート アダプタ キャリア カードには 1 つの高速インターフェイスを提供します。
2 ポートの PA-E3 は、Catalyst 5000 ファミリー スイッチの Catalyst RSM/VIP2、Catalyst 6000 ファミリー スイッチに搭載の Catalyst 6000 ファミリー FlexWAN モジュール、Cisco 7000 シリーズおよび Cisco 7500 シリーズ ルータに搭載の VIP ごとに最大 4 つのネットワーク インターフェイスを提供し、Cisco 7100 シリーズ ルータ、Cisco 7200 シリーズ ルータ、Cisco 7200 VXR ルータ、Cisco uBR7200 シリーズ ルータ、Cisco 7201 ルータ、Cisco 7301 ルータ、Cisco 7401ASR ルータ、および Cisco 7304 ルータに搭載の Cisco 7304 PCI ポート アダプタ キャリア カードには 2 つの高速インターフェイスを提供します。
シリアル ネットワーク インターフェイスは、モジュラ型のポート アダプタ上にあり、ルータの高速バスと外部ネットワークを直接接続します。PA-E3 には、最大 34 Mbps でデータを送受信できる全二重同期シリアル E3 インターフェイスが搭載されています。
このポート アダプタは、16 および 32 ビット両方の Cyclic Redundancy Check(CRC; 巡回冗長検査)をサポートします。デフォルトの設定は 16 ビットの CRC です。32 ビットの CRC をイネーブルにするには、コンフィギュレーション コマンドを使用します。CRC 機能については、「CRC の設定」を参照してください。
(注) Catalyst RSM/VIP2、Catalyst 6000 ファミリー FlexWAN モジュール、VIP、および Cisco 7304 PCI ポート アダプタ キャリア カードは、活性挿抜(Online Insertion and Removal; OIR)対応ですが、個々のポート アダプタはホットスワップ対応ではありません。ポート アダプタを交換する場合は、先にシャーシから Catalyst RSM/VIP2、Catalyst 6000 ファミリー FlexWAN モジュール、VIP、または Cisco 7304 PCI ポート アダプタ キャリア カードを取り外し、そのあとで必要に応じてポート アダプタを交換する必要があります。
Cisco 7100 シリーズ ルータ、Cisco 7200 シリーズ ルータ、および Cisco 7200 VXR ルータ、Cisco uBR7200 シリーズ ルータ、Cisco 7201 ルータ、Cisco 7301 ルータ、および Cisco 7401ASR ルータに搭載されたポート アダプタは、活性挿抜可能です。
PA-E3 Serial Port Adapter は、次の機能を備えています。
• 1 ポートまたは 2 ポートを E3 レート(34 Mbps)で接続可能
• 高速 High-Level Data Link Control(HDLC; ハイレベル データリンク コントロール)データ
• G.751 フレーミングまたはバイパス フレーミングのサポート
• ATM-DXI、フレームリレー、HDLC、Switched Miltimegabit Data Service(SMDS)、および PPP(ポイントツーポイント)シリアル カプセル化のサポート
1 ポートの PA-E3 には、シリアル E3 ポートに対応するステータス LED が 1 個、アップリンク ポート ステータス LED が 6 個(RCLK、FERF、OOF、AIS、RL、LL)あります(図1-3 を参照)。
図1-3 1 ポートの PA-E3 の LED --前面図(部分)
2 ポートの PA-2E3 には、シリアル E3 ポートごとにステータス LED が 1 個、アップリンク ポート ステータス LED が 6 個(RCLK、FERF、OOF、AIS、RL、LL)あります(図1-4 を参照)。
図1-4 2 ポートの PA-2E3 の LED --前面図(部分)
システムの初期化が終了すると、ENABLED LED が点灯し、ポート アダプタが動作可能になったことが示されます。
PA-E3 が動作可能になるには、次の条件が満たされていなければなりません。
• ポート アダプタに有効なバージョンのマイクロコードが正常にダウンロードされて組み込まれている。
• ポート アダプタが Catalyst RSM/VIP2 マザーボード、Catalyst 6000 ファミリー FlexWAN モジュール、VIP、または Cisco 7304 PCI ポート アダプタ キャリア カードに正しく接続されていて、電力が供給されている。
上記のいずれかの条件が満たされていない場合、または他の理由で正しく初期化できなかった場合には、ENABLED LED は点灯しません。
表1-1 で PA-E3 の LED について説明します。
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PA-E3 のシリアル インターフェイス ケーブル(75 Ω 同軸ケーブル)を使用して、ルータを E3 シリアル ネットワークに接続します。シリアル ケーブルは、EIA/TIA-612 および EIA/TIA-613 の仕様に適合しています。PA-E3 のシリアル ポートは、Data Terminal Equipment(DTE; データ端末装置)デバイスとみなされます。
1 つの PA-E3 には 1 つまたは 2 つの E3 シリアル ポートがあり、各ポートにはコネクタが 2 つ(送受信)備わっています。このコネクタに Cisco 75 Ω 同軸ケーブルを接続します。PA-E3 に利用できるのは、Cisco 75 Ω 同軸ケーブル(シスコ部品番号:CAB-ATM-DS3/E3)だけです。他社製品は 使用できません 。
Cisco E3 75 Ω 同軸ケーブル(図1-5 を参照)は、フェライトスリーブ付きの 10 フィート(3.05 m)の長さのもの 1 種類だけです。回線ビルドアウトは、最大 450 フィートの 734A(または相当する同軸ケーブル)、または最大 225 フィートの 728A(または相当する同軸ケーブル)として設定可能です。
(注) E3(75 Ω)接続の場合、75 Ω 同軸ケーブルにはフェライト ビードが必要です。また、放出電流制御に関する欧州での電磁波要件に適合する必要がある場合(放出レベルに関する EN55022/CISPR22 クラス B)、ケーブルの受信端には EMI(電磁波干渉)非干渉クリップが必要です(図1-5 を参照)。
DTE/DCE 間のケーブル接続をテストするには、 loopback dte コマンドを使用します。詳細については、「loopback コマンドの使用例」を参照してください。
Management Information Base(MIB)アトリビュートは、SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)を使用することにより、Integrated Local Management Interface(ILMI)上で読み書き可能です。
1 ポートの PA-E3 は、MIB-II(RFC 1213)および E3 インターフェイス MIB(RFC 1407)をサポートします。
2 ポートの PA-2E3 は、MIB-II(RFC 1213)および E3 インターフェイス MIB(RFC 1407)をサポートします。
次に、ポート アダプタのスロット位置および関連情報について説明します。
• 「Catalyst 6000 ファミリー FlexWAN モジュールのスロット番号」
• 「Cisco 7100 シリーズ ルータのスロット番号」
• 「Cisco 7200 シリーズ ルータおよび Cisco 7200 VXR ルータのスロット番号」
• 「Cisco uBR7200 シリーズ ルータのスロット番号」
• 「Cisco 7304 PCI ポート アダプタ キャリア カードのスロット番号」
• 「Cisco 7000 シリーズ ルータおよび Cisco 7500 シリーズ ルータの VIP スロット番号」
Catalyst RSM/VIP2 は、Catalyst 5000 ファミリー スイッチの一番上のスロット(スーパバイザ エンジン モジュールを搭載)を除く任意のスロットに搭載できます。Catalyst RSM/VIP2 はインターフェイス プロセッサ スロット番号を使用しません。したがって、搭載されたスロットではスロット番号は記載されていません。PA-E3 は、Catalyst RSM/VIP2 のポート アダプタ スロット 0 または 1 のどちらにでも搭載できます。図1-6 は、2 つのポート アダプタを搭載した Catalyst RSM/VIP2 です。
(注) Catalyst 5500 スイッチには、13 のスロットがあります。スロット 1 は、スーパバイザ エンジン モジュール専用です。冗長スーパバイザ エンジン モジュールを使用する場合は、スロット 2 に取り付けます。使用しない場合、スロット 2 は他のモジュールに使用できます。スロット 13 は、ATM Switch Processor(ASP; ATM スイッチ プロセッサ)モジュール専用のスロットです。Catalyst RSM/VIP2 のスロットに関するその他の制約については、『Catalyst 5000 Series Route Switch Module Installation and Configuration Note』を参照してください。
図1-6 Catalyst RSM/VIP2 にポート アダプタを搭載した Catalyst 5000 ファミリー スイッチ
Catalyst 6000 ファミリー FlexWAN モジュールは、Catalyst 6000 ファミリー スイッチのスーパバイザ エンジン専用のスロット 1 を除く任意のスロットに搭載できます。PA-E3 は、FlexWAN モジュール上のポート アダプタ ベイ 0 または 1 のどちらかに搭載できます。図1-7 は、2 つのブランク ポート アダプタを搭載した FlexWAN モジュールを示しています。
(注) スロット 1 は、スーパバイザ エンジン専用です。冗長スーパバイザ エンジンを使用する場合は、スロット 2 に取り付けます。使用しない場合、スロット 2 は他のモジュールに使用できます。
図1-7 FlexWAN モジュールにポート アダプタを搭載した Catalyst 6000 ファミリー スイッチ
Cisco 7120 シリーズ ルータのポート アダプタ スロット 3、および Cisco 7140 シリーズ ルータのポート アダプタ スロット 4 に、ポート アダプタを搭載できます。図1-8 は、Cisco 7120 シリーズ ルータのスロット番号を示しています。図1-9 は、Cisco 7140 シリーズ ルータのスロット番号を示しています。
図1-8 Cisco 7120 シリーズ ルータのポート アダプタ スロット
図1-9 Cisco 7140 シリーズ ルータのポート アダプタ スロット
Cisco 7202 ルータには、ポート アダプタ用スロットが 2 つあります。スロットは、左から右に番号が付けられています。ポート アダプタは、どちらのスロット(スロット 1 またはスロット 2)にも取り付けることができます。Cisco 7202 ルータの図はありません。
Cisco 7204 ルータおよび Cisco 7204VXR ルータには、ポート アダプタ用スロットが 4 つ、input/output(I/O; 入力/出力)コントローラ用スロットが 1 つあります。スロットは左下から右上に番号が付けられ、スロット 1 からスロット 4 になります。ポート アダプタは、任意のスロット(スロット 1 ~ 4)に取り付けることができます。スロット 0 は、常に I/O コントローラ専用です。Cisco 7204 ルータおよび Cisco 7204VXR の図はありません。
Cisco 7206 ルータおよび Cisco 7206VXR ルータ(Cisco AS5800 ユニバーサル アクセス サーバに搭載のルータ シェルフとしての Cisco 7206 および Cisco 7206VXR ルータを含む)には、ポート アダプタ用スロットが 6 つ、I/O コントローラ用スロットが 1 つあります。スロットは左下から右上に番号が付けられ、スロット 1 からスロット 6 になります。ポート アダプタは、6 つのスロットのうち、任意のスロット(スロット 1 ~ 6)に取り付けることができます。スロット 0 は、常に I/O コントローラ専用です。図1-10 は、Cisco 7206 ルータのスロット番号を示しています。Cisco 7206VXR ルータの図はありません。
図1-10 Cisco 7206 ルータのポート アダプタ スロット
Cisco uBR7223 ルータには、ポート アダプタ用スロットが 1 つあります(スロット 1)。スロット 0 が存在する場合、常に I/O コントローラ専用になります。Cisco uBR7223 ルータの図はありません。
Cisco uBR7246 ルータおよび Cisco uBR7246VXR ルータには、ポート アダプタ用スロットが 2 つがあります(スロット 1 およびスロット 2)。スロット 0 が存在する場合、常に I/O コントローラ専用になります。図1-11 は、Cisco uBR7246 ルータまたは Cisco uBR7246VXR ルータのポート アダプタのスロット番号を示しています。
図1-11 Cisco uBR7246 および Cisco uBR7246VXR ルータのポート アダプタ スロット
図1-12 に、ポート アダプタを搭載した Cisco 7201 ルータの前面図を示します。Cisco 7201 ルータには、ポート アダプタ用スロットが 1 つしかありません(スロット 1)。
図1-12 Cisco 7201 ルータのポート アダプタ スロット
図1-13 に、ポート アダプタを搭載した Cisco 7301 ルータの前面図を示します。Cisco 7301 ルータには、ポート アダプタ用スロットが 1 つしかありません(スロット 1)。
図1-13 Cisco 7301 ルータのポート アダプタ スロット
Cisco 7304 PCI ポート アダプタ キャリア カードは、Cisco 7304 ルータのモジュール スロット 2 ~ 5 に搭載します。図1-14 に、ポート アダプタを搭載した Cisco 7304 PCI ポート アダプタ キャリア カードを示します。Cisco 7304 PCI ポート アダプタ キャリア カードには、シングル幅のポート アダプタを 1 つ取り付けることができます。
図1-15 は、Cisco 7304 ルータのモジュール スロット番号を示しています。ポート アダプタのスロット番号は、モジュールのスロット番号と同じです。スロット 0 とスロット 1 は、NPE モジュールまたは NSE モジュール専用です。
図1-14 Cisco 7304 PCI ポート アダプタ キャリア カード-- ポート アダプタを搭載
図1-15 Cisco 7304 ルータのモジュール スロット
図1-16 に、ポート アダプタを搭載した Cisco 7401ASR ルータの前面図を示します。Cisco 7401ASR ルータには、ポート アダプタ用スロットが 1 つしかありません(スロット 1)。
図1-16 Cisco 7401ASR ルータのポート アダプタ スロット
ポート アダプタは、Cisco 7000 シリーズおよび Cisco 7500 シリーズ ルータで使用されている VIP(Versatile Interface Processor)でサポートされています。Cisco 7010 ルータおよび Cisco 7505 ルータの場合、VIP スロットに VIP マザーボードを水平方向に搭載します。Cisco 7507 ルータおよび Cisco 7513 ルータの場合、VIP スロットに VIP マザーボードを垂直方向に搭載します。ポート アダプタは、VIP のどちらのベイにも搭載できます(ポート アダプタ スロット 0 または 1)。ベイは、VIP 上で左から右に番号付けられています。図1-17 に、VIP 上のスロット番号を示します。
Cisco 7010 ルータにはポート アダプタ用スロットが 3 つ、Route Switch Processor(RSP)用スロットが 2 つあります。スロットは、下から上へ番号が付けられています。ポート アダプタは、任意の VIP インターフェイス スロット(スロット 0 ~ 2)に取り付けることができます。スロット 3 および 4 は、常に RSP 専用です。Cisco 7010 ルータの図はありません。
Cisco 7505 ルータには、ポート アダプタ用スロットが 4 つ、RSP 用スロットが 1 つあります。スロットは、下から上へ番号が付けられています。ポート アダプタは、任意の VIP インターフェイス スロット(スロット 0 ~ 3)に取り付けることができます。1 つのスロットは、常に RSP 専用です。図1-18 は、Cisco 7505 ルータのスロット番号を示しています。
図1-18 Cisco 7505 ルータの VIP スロット
Cisco 7507 ルータには、ポート アダプタ用スロットが 5 つ、RSP 用スロットが 2 つあります。スロットは、左から右に番号が付けられています。ポート アダプタは、任意の VIP インターフェイス スロット(スロット 0、1、4、5、または 6)に取り付けることができます。スロット 2 および 3 は、常に RSP 専用です。Cisco 7507 ルータの図はありません。
Cisco 7513 ルータには、ポート アダプタ用スロットが 11 個、RSP 用スロットが 2 つあります。スロットは、左から右に番号が付けられています。ポート アダプタは、任意の VIP インターフェイス スロット(スロット 0 ~ 5、またはスロット 9 ~ 12)に取り付けることができます。スロット 6 および 7 は、常に RSP 専用です。Cisco 7513 ルータの図はありません。
ここでは、サポート対象プラットフォームで PA-E3 のインターフェイス アドレスを識別する方法について説明します。 インターフェイス アドレスで、ルータまたはスイッチ上の各インターフェイスの物理位置を指定します。
ルータに搭載された PA-E3 上のインターフェイスは、他のポート アダプタの取り付けおよび取り外しに関係なく、常に同じアドレスを維持します。ただし、ポート アダプタを別のスロットに移した場合は、インターフェイス アドレスの最初の数値が新しいポート アダプタ スロット番号に変わります。
VIP または FlexWAN モジュールに搭載された PA-E3 のインターフェイスは、他のインターフェイス プロセッサまたはモジュールの取り付けまたは取り外しに関係なく、常に同じアドレスを維持します。ただし、VIP または FlexWAN モジュールを別のスロットに移した場合は、インターフェイス プロセッサまたはモジュールのスロット番号が新しいインターフェイス プロセッサまたはモジュールのスロット番号に変わります。
(注) インターフェイス ポートは、0 から始まり、左から右に向かって、順に番号が付けられています。
次のサブセクションでは、サポート対象プラットフォームのインターフェイス アドレスのフォーマットについて説明します。
• 「Catalyst RSM/VIP2 のインターフェイス アドレス」
• 「Catalyst 6000 ファミリー FlexWAN モジュールのインターフェイス アドレス」
• 「Cisco 7100 シリーズ ルータのインターフェイス アドレス」
• 「Cisco 7200 シリーズ ルータおよび Cisco 7200 VXR ルータのインターフェイス アドレス」
• 「Cisco uBR7200 シリーズ ルータのインターフェイス アドレス」
• 「Cisco 7201 ルータのインターフェイス アドレス」
• 「Cisco 7301 ルータのインターフェイス アドレス」
• 「Cisco 7301 ルータのインターフェイス アドレス」
• 「Cisco 7304 PCI ポート アダプタ キャリア カードのインターフェイス アドレス」
• 「Cisco7401ASR ルータのインターフェイス アドレス」
• 「Cisco 7000 シリーズ ルータおよび Cisco 7500 シリーズ ルータの VIP インターフェイス アドレス」
表1-2 に、サポート対象プラットフォームのインターフェイス アドレスのフォーマットをまとめています。
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フォーマット |
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Catalyst 6000 ファミリー |
モジュール スロット -- 2 1 ~ 13(スイッチのスロット数によって異なる) |
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ポート アダプタ スロット -- 1 ~ 6(ルータのスロット数によって異なる) 2 |
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ポート アダプタ スロット -- 常に 1 3 |
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ポート アダプタ スロット -- 1 または 2 3 |
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1.スロット 1 は、スーパバイザ エンジン専用です。冗長スーパバイザ エンジンを使用する場合は、スロット 2 に取り付けます。使用しない場合、スロット 2 は他のモジュールに使用できます。 |
Catalyst 5000 ファミリー スイッチの場合、Catalyst RSM/VIP2 は、最上段のスロット(スーパバイザ エンジン モジュールを搭載)を除く任意のスロットに搭載できます。Catalyst 5000 ファミリー スイッチの Catalyst RSM/VIP2 は、インターフェイス プロセッサ スロット番号を使用しません。したがって、搭載されたスロットではスロット番号は記載されていません。ポート アダプタは、Catalyst RSM/VIP2 のポート アダプタ スロット 0 またはスロット 1 のいずれかに搭載できます。図1-6 を参照してください。
インターフェイス アドレスは 2 つの番号からなり、形式は、 ポート アダプタ スロット 番号 /インターフェイス ポート番号 です。 表1-2 を参照してください。たとえば、Catalyst 5000 ファミリー スイッチの Catalyst RSM/VIP2 のポート アダプタ スロット 1 にシングルポートの PA-E3 を搭載した場合、インターフェイス アドレスは 1/0 になります。Catalyst 5000 ファミリー スイッチの Catalyst RSM/VIP2 のポート アダプタ スロット 1 にデュアルポートの PA-2E3 を搭載した場合、インターフェイス アドレスは 1/0 および 1/1 になります。
Catalyst 6000 ファミリー スイッチの場合、Catalyst 6000 ファミリー FlexWAN モジュールをモジュール スロットの 2 ~ 13 に搭載できます(ルータのスロット数によって異なる)。スロット 1 は、スーパバイザ エンジン専用です。ポート アダプタは、FlexWAN モジュールのポート アダプタ ベイ 0 またはベイ 1 に搭載できます。図1-7 を参照してください。
インターフェイス アドレスは、3 つの番号からなり、形式は、 モジュール番号/ポート アダプタ ベイ番号/インターフェイス ポート番号 です。 表1-2 を参照してください。
最初の番号は、FlexWAN モジュールが搭載されているシャーシのモジュール スロットを示しています(シャーシのスロット数に応じてスロット 2 ~ 3、6、9、または 13)。これらのモジュール スロットは、通常、上から下へ、1 から番号が付けられています。
2 番めの番号は、ポート アダプタが搭載されている FlexWAN モジュールのベイ(0 または 1)を示しています。FlexWAN モジュール上のベイは左から右に番号が付けられています。
3 番めの番号は、ポート アダプタの物理ポート番号を示しています。PA-E3 はシングルポート ポート アダプタなので、ポートは常に 0 になります。PA-2E3 はデュアルポート ポート アダプタなので、ポートは 0 または 1 になります。
たとえば、シングルポート PA-E3 をモジュール スロット 3、ポート アダプタ ベイ 0 の FlexWAN モジュールに搭載した場合、インターフェイス アドレスは 3/0/0(モジュール スロット 3、ポート アダプタ ベイ 0、インターフェイス 0)です。デュアルポート PA-2E3 をモジュール スロット 3、ポート アダプタ ベイ 0 の FlexWAN モジュールに搭載した場合、インターフェイス アドレスは 3/0/0 および 3/0/1(モジュール スロット 3、ポート アダプタ ベイ 0、インターフェイス 0)です。
(注) FlexWAN モジュールの物理ポート アドレスは、従来のスロット 1 から始まる Catalyst 6000 ファミリーのポート アドレスとは異なり、スロット 0 から始まります。
Cisco 7120 シリーズ ルータでは、ポート アダプタ スロット 3 にポート アダプタを取り付けます。図1-8 を参照してください。Cisco 7140 シリーズ ルータでは、ポート アダプタ スロット 4 にポート アダプタを取り付けます。図1-9 を参照してください。
インターフェイス アドレスは、2 つの番号からなり、形式は、ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号です。 表1-2 を参照してください。たとえば、Cisco 7120 ルータにシングルポート PA-E3 を搭載した場合、インターフェイス アドレスは 3/0 になります。たとえば、Cisco 7120 ルータにデュアルポート PA-2E3 を搭載した場合、インターフェイス アドレスは 3/0 および 3/1 になります。Cisco 7140 ルータにシングルポート PA-E3 を搭載した場合、インターフェイス アドレスは 4/0 になります。たとえば、Cisco 7140 ルータにデュアルポート PA-2E3 を搭載した場合、インターフェイス アドレスは 4/0 および 4/1 になります。
Cisco 7200 シリーズ ルータおよび Cisco 7200 VXR ルータでは、ポート アダプタ スロットが左下から右上に番号が付けられ、Cisco 7202 の場合はスロット 1 からスロット 2、Cisco 7204 および Cisco 7204VXR の場合はスロット 1 からスロット 4、Cisco 7206 および Cisco 7206VXR の場合はスロット 1 からスロット 6 になります。ポート アダプタは、スロット 1 ~ 6 の任意のポート アダプタ スロットに搭載できます(ルータのスロット数によって異なる)(スロット 0 は、I/O コントローラ専用です)。図1-10 を参照してください。
インターフェイス アドレスは、2 つの番号からなり、形式は、 ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号 です。 表1-2 を参照してください。たとえば、Cisco 7200 シリーズ ルータのスロット 1 にシングルポート PA-E3 を搭載した場合、インターフェイス アドレスは 1/0 になります。スロット 1 にデュアルポート PA-2E3 を搭載した場合、インターフェイス アドレスは 1/0 および 1/1 になります。
Cisco uBR7223 ルータの場合、ポート アダプタを取り付けることができるのは 1 つのスロットだけです(スロット 1)。
Cisco uBR7246 ルータおよび Cisco uBR7246VXR ルータでは、2 つのポート アダプタ スロットにポート アダプタを搭載できます(スロット 1 およびスロット 2)。スロット 0 が存在する場合、常に I/O コントローラ専用になります。図1-11 を参照してください。
インターフェイス アドレスは、2 つの番号からなり、形式は、ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号です。 表1-2 を参照してください。たとえば、Cisco uBR7223 シリーズ ルータのスロット 1 にシングルポート PA-E3 を搭載した場合、インターフェイス アドレスは 1/0 になります。Cisco uBR7223 シリーズ ルータのスロット 1 にデュアルポート PA-2E3 を搭載した場合、インターフェイス アドレスは 1/0 および 1/0 になります。Cisco uBR7246 または Cisco uBR7246VXR ルータのスロット 2 にシングルポート PA-E3 を搭載した場合、インターフェイス アドレスは 2/0 になります。Cisco uBR7246 または Cisco uBR7246VXR ルータのスロット 2 にデュアルポート PA-2E3 を搭載した場合、インターフェイス アドレスは 2/0 および 2/1 になります。
Cisco 7201 ルータの場合、ポート アダプタを取り付けることができるのは 1 つのスロットだけです(スロット 1)。図1-12 を参照してください。
インターフェイス アドレスは、2 つの番号からなり、形式は、 ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号 です。 表1-2 を参照してください。たとえば、Cisco 7201 ルータにシングルポート PA-E3 を搭載した場合、インターフェイス アドレスは 1/0 になります。Cisco 7201 ルータにデュアルポート PA-2E3 を搭載した場合、インターフェイス アドレスは 1/0 および 1/1 になります。
Cisco 7301 ルータの場合、ポート アダプタを取り付けることができるのは 1 つのスロットだけです(スロット 1)。図1-13 を参照してください。
インターフェイス アドレスは、2 つの番号からなり、形式は、 ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号 です。 表1-2 を参照してください。たとえば、Cisco 7301 ルータにシングルポート PA-E3 を搭載した場合、インターフェイス アドレスは 1/0 になります。Cisco 7301 ルータにデュアルポート PA-2E3 を搭載した場合、インターフェイス アドレスは 1/0 および 1/1 になります。
Cisco 7304 ルータでは、ポート アダプタは Cisco 7304 PCI ポート アダプタ キャリア カードに取り付けられます。Cisco 7304 PCI ポート アダプタ キャリア カードは、Cisco 7304 ルータのモジュール スロット 2 ~ 5 に取り付けます。ポート アダプタのスロット番号は、モジュールのスロット番号と同じです。図1-15 を参照してください。
インターフェイス アドレスは、2 つの番号からなり、形式は、 モジュール スロット番号/インターフェイス ポート番号 です。 表1-2 を参照してください。たとえば、Cisco 7304 ルータのモジュール スロット 3 の Cisco 7304 PCI ポート アダプタ キャリア カードにシングルポート PA-E3 を搭載した場合、インターフェイス アドレスは 3/0 になります。Cisco 7304 ルータのモジュール スロット 3 の Cisco 7304 PCI ポート アダプタ キャリア カードにデュアルポート PA-2E3 を搭載した場合、インターフェイス アドレスは 3/0 および 3/1 になります。
Cisco 7401ASR ルータの場合、ポート アダプタを取り付けることができるのは 1 つのスロットだけです。図1-12 を参照してください。
インターフェイス アドレスは、2 つの番号からなり、形式は、 ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号 です。 表1-2 を参照してください。たとえば、Cisco 7401ASR ルータにシングルポート PA-E3 を搭載した場合、インターフェイス アドレスは 1/0 になります。Cisco 7401ASR ルータにデュアルポート PA-2E3 を搭載した場合、インターフェイス アドレスは 1/0 および 1/1 になります。
Cisco 7000 シリーズ ルータおよび Cisco 7500 シリーズ ルータの場合、ポート アダプタは VIP に取り付けられます。VIP はインターフェイス プロセッサ スロット 0 ~ 12 に取り付けます(ルータのスロット数によって異なる)。ポート アダプタは、VIP のどちらのベイにも搭載できます(ポート アダプタ スロット 0 または 1)。図1-17 および図1-18 を参照してください。
VIP のインターフェイス アドレスは、3 つの番号からなり、形式は、 インターフェイス プロセッサ スロット番号/ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号 です。 表1-2 を参照してください。
最初の番号は、VIP が搭載されているスロットを示しています(スロット 0 ~ 12、ルータのスロット数によって異なる)。
2 番めの番号は、ポート アダプタが搭載された VIP のベイ(ポート アダプタ スロット)を示しています。ベイは、VIP 上で左から右に番号が付けられています。
3 番めの番号は、ポート アダプタの物理ポート番号(インターフェイス ポート番号)を示しています。ポート番号は常に 0 から始まり、左から右に番号が付けられています。追加のポート数は、ポート アダプタ上のポート数によって異なります。PA-E3 はシングルポート ポート アダプタなので、ポートは常に 0 になります。PA-2E3 はデュアルポート ポート アダプタなので、ポートは 0 または 1 になります。
たとえば、インターフェイス プロセッサ スロット 3、ポート アダプタ スロット 1 の VIP にシングルポート PA-E3 を搭載した場合、インターフェイス アドレスは 3/1/0 になります(インターフェイス プロセッサ 3、ポート アダプタ スロット 1、インターフェイス 0)。たとえば、インターフェイス プロセッサ スロット 3、ポート アダプタ スロット 1 の VIP にデュアルポート PA-2E3 を搭載した場合、インターフェイス アドレスは 3/1/0 および 3/1/1 になります(インターフェイス プロセッサ 3、ポート アダプタ スロット 1、インターフェイス 0 および 1)。
(注) プロセッサ スロットは、7 スロットの Cisco 7000、Cisco 7507 シャーシ、および 13 スロットの Cisco 7513 と Cisco 7576 シャーシでは垂直方向ですが、5 スロットの Cisco 7010 および Cisco 7505 シャーシでは水平方向です。スロットおよびポート番号の付け方は、すべての Cisco 7000 シリーズ ルータおよび Cisco 7500 シリーズ ルータで共通です。
PA-E3 は、数種類の統合化 DSU をサポートします。 表1-3 に、PA-E3 DSU に関する機能の互換性を示します。
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