このドキュメントでは、Cisco Intrusion Prevention System(IPS)センサーによってイベント ルールがトリガーされた際に、電子メールによる通知メッセージ(アラート)を送信するように Cisco IPS Manager Express(IME)を設定する手順について説明します。
このドキュメントに関しては個別の前提条件はありません。
このドキュメントの情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づいています。
ソフトウェア バージョン 6.0 およびそれ以降が実行されている Cisco 4200 シリーズ IPS デバイス
Cisco IPS Manager Express(IME)バージョン 6.1.1 およびそれ以降
注:IMEはCisco IPS 5.0以降を実行するセンサーデバイスの監視に使用できますが、IMEで提供される新機能の一部は、Cisco IPS 6.1以降を実行するセンサーでのみサポートされます。
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期(デフォルト)設定の状態から起動しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのようなコマンドについても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。
この設定は、次のセンサーにも使用できます。
IPS-4240
IPS-4255
IPS-4260
IPS-4270-20
AIP-SSM
ドキュメント表記の詳細については、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。
Cisco Intrusion Prevention System(IPS)には、それ自体で電子メール アラートを送信する機能はありません。Cisco IPS Manager Express(IME)には、イベント ルールがトリガーされた際に電子メール通知を送信する機能があります。各イベントの電子メール通知の中で使用できる変数には、署名 ID、アラートの送信元と宛先などの情報が含まれます。
このセクションでは、Cisco IPS Manager Express で電子メール通知を設定するための情報を提供してます。
Cisco IPS Manager Express を使用して電子メール通知を設定するには、次の手順を実行してください。
スクリーン ショットに従って、[Tools] > [Preferences] の順に選択します。
開いた [Preferences] ウィンドウで、[Notification ] タブを選択します。[Enable email/epage notifications] の隣のチェックボックスがオンになっていることを確認します。これは、IME が電子メール通知を送信するのに必須です。[Mail Server]、[From Address]、および [Recipient Address(es)] の各フィールドにスクリーン ショットに従って必要な情報を入力します。この例では、使用される [Mail Server] は [test.com]、使用される [From email Address] は [abc@xyz.com]、[Recipient email Address] は [admin@mycompany.com] です。
[High]、[Medium]、[Low]、または [Informational level] アラートの隣にあるボックスのいずれかをオンにし、アラートを送信する必要のあるレベルを選択します。また、通知メールの中に表示されるように選択するには、フィールド名の隣にあるボックスをオンにします。この例では、選択されたフィールドは、[Sub Sig ID] および [Sig Name] です。その後、表示されているように [send summarized notifications] および [send detailed notifications] の隣にあるチェック ボックスをオンにして、[Notification Type] を選択します。次に [Apply] をクリックします。
[OK] をクリックしてから、[send a Test Mail] ボタンをクリックし、IME が設定に従って電子メール アラートを送信できるかチェックします。設定した受信者が電子メールを受信すれば、設定は正常に動作しています。
これで電子メール通知の設定手順は完了です。
現在、この設定に関する特定のトラブルシューティング情報はありません。
改定 | 発行日 | コメント |
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1.0 |
05-Feb-2010 |
初版 |