Cisco Digital Media System:Cisco Digital Media Encoder 2000

データ シート

ダウンロード オプション

  • PDF
    (721.7 KB)
    Adobe Reader を使ってさまざまなデバイスで表示
Updated: 2009 年 2 月 14 日

偏向のない言語

この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください

翻訳について

このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。

ダウンロード オプション

  • PDF
    (721.7 KB)
    Adobe Reader を使ってさまざまなデバイスで表示
Updated: 2009 年 2 月 14 日
 

データシート





Cisco Digital Media System:Cisco Digital Media Encoder 2000



Cisco® Digital Media System(DMS)を使用すると、魅力的なデジタル メディアを作成、管理、利用して、顧客、従業員、パートナー、または学生に、いつでもどこでもメッセージを伝えることができます。Cisco Digital Media System は、業務用のデジタル サイネージ(電子看板)およびデスクトップの両方に動的コンテンツを発行するための柔軟かつ包括的なソリューションです。

Cisco Digital Media Encoder(DMM)2000 は、Cisco Digital Media System for Cisco Desktop Video の統合コンポーネントです。

Cisco Digital Media Encoder 2000

Cisco Digital Media Encoder 2000(図 1)は、マルチプロセッサのスタジオ品質レベルの音声およびビデオのエンコーディング アプライアンスで、IP ネットワークによるライブおよびオンデマンドのストリーミング デジタル メディアを提供します。

Cisco Digital Media Encoder 2000 は、複数の音声およびビデオ入力オプション、多彩なエンコーディング形式と機能、高帯域幅エンコーディングを必要とする上級ユーザ向けに設計されています。フロント パネルに取り付けられたカラー ディスプレイと音声出力モニタから、ビデオおよび音声のエンコーディングを視覚的にモニタリングできます。このエンコーダは、埋め込み LCD を通じてローカルから管理したり、Cisco Digital Media System の別のコンポーネントである Cisco Digital Media Manager を通じてリモートから管理することができます。マルチプロセッサのパワーと多様な入力オプションを備えたこのエンコーダは、洗練された魅力的なデジタル メディア コンテンツの作成を必要とする企業のオフィスやデータ センターなどに最適です。

product_data_sheet0900aecd8052f400-1.jpg

図 1 Cisco Digital Media Encoder 2000


Cisco Digital Media Encoder 2000 は、2 つの 10/100/1000 MB イーサネット接続だけでなく、さまざまなコンポジット、デジタル音声およびビデオ接続を提供します。マルチプロセッサのパワーを備え、さまざまなビデオおよび音声入力を利用できるこのエンコーダは、ライブとオンデマンド両方の洗練されたストリーミング コンテンツの作成や、コンテンツの変換またはトランスコーディングのプラットフォームとして最適です。

Cisco Digital Media Encoder 2000 は、スタンドアロン エンコーダまたは Cisco Digital Media System の統合コンポーネントとして使用できます(図 2)。Cisco Digital Media Manager には、Cisco Digital Media Encoder の設定および制御、ライブ ストリーミング イベントのスケジュール設定、および IP ネットワーク上の任意の場所にいる視聴者へのオンデマンドおよびライブのストリーミング コンテンツの発行などの機能があります。

product_data_sheet0900aecd8052f400-2.jpg

図 2 Cisco Digital Media System


最適なネットワーク性能およびエンド ユーザへのデジタル メディアの配信を実現するため、Cisco Digital Media Encoder 2000 は Cisco Application and Content Networking System(ACNS)をはじめ、さまざまなストリーミング システムに接続できます。Cisco ACNS は、ライブのユニキャストおよびマルチキャスト ストリーミング サービスと、デジタル メディア ファイルをローカルでキャッシュし、LAN 速度で LAN を介して視聴するオンデマンド アクセスの両方を提供します(図 3)。

product_data_sheet0900aecd8052f400-3.jpg

図 3 Cisco Digital Media Encoder 2000 と Cisco ACNS


Cisco ACNS の詳細:http://www.cisco.com/go/acns/

主な機能と利点

表 1 に Cisco Digital Media Encoder 2000 の機能と利点を示します。

表 1 Cisco Digital Media Encoder 2000 の機能と利点

機能 利点
マルチプロセッサ 複数の入力から高品質ストリーミングを提供します。
複数のビデオ入力および音声入力 多様なカメラおよびその他のソースからのビデオ入力と音声入力の利用が可能です。
フロント パネルのビデオおよび音声モニタ エンコーディング機能を視覚的に確認できます。
Cisco Digital Media System との統合 Web ベースの Cisco Digital Media Manager から複数のエンコーダを使ってライブ イベントを容易にスケジューリングおよび管理できます。


製品仕様

表 2 に、Cisco Digital Media Encoder 2000 の仕様を示します。

表 2 製品仕様

項目 仕様
サポートするライブ ストリーミング形式
  • Windows Media
  • MPEG-4/H.264
サポートするオンデマンド形式
  • Flash(.flv)
  • Windows Media
  • MPEG-4/H.264
ビデオ入力
  • コンポジット 2
  • S-ビデオ 2
  • 埋め込み音声入力(AES/EBU)の SDI(SMPTE-259M)ビデオ 2 ビデオ形式
  • NTSC(National Television System Committee):M、M-J
  • PAL (Phase Alternation Line):B、D、H、I
音声入力
  • アンバランス ステレオ(RCA) 2 対
  • バランス ステレオ(RCA) 2 対
  • SDI 入力経由のデジタル音声(AES/EBU) 2対
イーサネット ポート 10/100/1000 Mbps × 2
ハードディスク容量 85 GB
RAM 1 Gb
プロセッサ Dual Core AMD Opteron、1.81 GHz
追加ポート 2 個の USB 2.0 および VGA モニタ
寸法
  • サイズ(高さ × 幅 × 奥行き):8.89 × 48.26 × 60.96 cm(3.5 × 19 × 24 インチ)
  • 重量:19.05 kg(42 ポンド)
標準フォーム ファクタ 2 ラック ユニット(RU) × 2
動作温度の範囲 0 〜 40℃(32 〜 104°F)
動作湿度の範囲 温度 40℃で 5 〜 85%(結露なし)
動作高度の範囲 0 〜 3,048 m(0 〜 10,000 フィート)
電力
  • 110 〜 220 VAC
  • 50 〜 60 Hz
  • 4 〜 8A、負荷および入力電圧に依存
  • 510W 電源
  • 1,740 BTU/時
平均故障間隔(MTBF; 概算) >100,000 時間


使用にあたっての推奨事項

Cisco Digital Media Encoder 2000 は、一般的なスタンダード(SD)Web キャスト品質のライブおよびオンデマンド ストリームのエンコーディングに使用することを目的に設計されています。表 3 に、エンコーダ形式の設定に関する推奨上限値と Cisco Digital Media Encoder 2000 の使用目的を示しますウィンドウ サイズとビット レートの推奨上限値は、Cisco Digital Media Encoder 2000 上で最大 CPU 使用率を 75% と想定した場合の数値です。Cisco Digital Media Encoder 2000 は、Cisco Digital Media Manager Live Event モジュールのスライド同期機能とも互換性があります。

表 3 使用にあたって推奨事項

アプリケーション エンコーダ タイプ 最大ウィンドウ サイズ 最大ビット レート 同時出力ストリーム数
ライブおよびオンデマンド コンテンツの一般的なWeb キャスティング Windows Media 640 × 480 2 Mbps 2:この数はウィンドウ サイズが小さくなり、ビット レートが低くなると増えることがあります。
ライブおよびオンデマンド コンテンツの一般的な Web キャスティング MPEG-4/H.264 640 × 480 2 Mbps 2:この数はウィンドウ サイズが小さくなり、ビット レートが低くなると増えることがあります。
Cisco Digital Media Manager Live Event モジュール(ライブ イベントに対するスライド同期機能と併用) Windows Media 640 × 480 2 Mbps 2:この数はウィンドウ サイズが小さくなり、ビット レートが低くなると増えることがあります。


発注情報

シスコ製品の購入方法の詳細については、「購入案内」および表 4 を参照してください。

表 4 発注情報

製品名 製品番号
Cisco Digital Media Encoder 2000 DMS-DME-2000


サービスおよびサポート

シスコシステムズとそのパートナーが提供する幅広いエンドツーエンドのサービスおよびサポートは、お客様のネットワークの総所有コストを軽減し、ビジネス アジリティ(俊敏な対応力)を高め、ネットワークの可用性を高めることによって、ネットワークのビジネス上の利点と投資回収率を拡大するお手伝いをしています。これらのサービスおよびサポートは、Cisco Lifecycle Services と呼ばれるアプローチに基づいています。このアプローチでは、準備、計画、設計、導入、運用、および最適化というネットワークのライフサイクルにおける 6 つの段階を通じて、テクノロジーまたは複雑なネットワークに対応するために必要な作業を定義しています。

ネットワーク ライフサイクルの準備、計画、設計、および導入の各段階における Cisco Services は、高い信頼性とハイパフォーマンスを備えた Cisco Digital Media System の効果的な導入をお手伝いします。その中には、具体的に次の項目が含まれます。

  • ユーザの機能に関する要件の確認
  • アーキテクチャの確認
  • ネットワークおよび運用に関する準備状態の評価
  • 設計および導入に関する詳細なスケジュールの作成
  • システム受領テストの計画の作成
  • 人員配置計画の作成
  • 導入、構成、および統合のサポート

運用段階における Cisco Services が、シスコ製品の効率的な運用と最新のシステム ソフトウェアの利用を保証します。Cisco SMARTnet® および SMARTnet Onsite サポートは、オンラインで技術支援を行う Cisco.com へのアクセス、Cisco Technical Assistance Center(TAC)へのアクセス、Cisco IOS® ソフトウェアの更新とアップグレード、障害発生時の代替ハードウェアの発送などのサービスを提供します。

Cisco Services for Cisco Digital Media System の詳細については、最寄りのシスコ代理店にお問い合わせください。Cisco SMARTnet および Cisco SMARTnet Onsite サポートの詳細については、次の URL を参照してください。http://www.cisco.com/web/JP/services/portfolio/tss/snt.html

関連情報

Cisco Digital Media Encoder 2000 の詳細については、を参照してください。

spacer.gif

Learn more