シスコユニファイドコンピューティングシステム導入事例

帝人株式会社(インフォコム株式会社)

帝人グループが利用する基幹システムを更新 SAP HANA に最適な高機能サーバを採用 帝人株式会社(インフォコム株式会社)

帝人株式会社 (以下帝人) は、1918 年に日本で初めてのレーヨン メーカーとして発足しました。現在は高機能素材、ヘルスケア、IT の 3 つの事業領域に携わっており、それぞれの事業の強みをさらに推し進め、他社には真似のできない新たな価値の創造を目指しています。また、抜本的な業務構造の改革に取り組み、グループ全体で 「ソリューション提供型事業体」 へ進化しようとしています。


シスコと SAP 社の緊密な関係、Cisco UCS のシェアや価格、そして導入支援から導入後の保守対応まで、すべてに納得できたことが、今回の導入の決め手になりました。
インフォコム株式会社 エンタープライズ事業本部
TGサポート部 基幹業務グループ 課長 村上 俊孝 氏

帝人では、帝人本社およびグループを構成する国内/海外企業が利用する基幹システムを設けており、そのシステム規模はサーバ台数で 400 ~ 500 台という大きなものです。サーバやネットワークなどインフラの構築と運用保守、各種業務アプリケーションの開発と構築など一連の対応はグループ会社のインフォコム株式会社がほぼ全面的に担い、日々の業務を支えています。


課題

今回、経理業務で用いているシステムの老朽化対策とアプリケーションのバージョン アップ対応が必要となり、帝人とインフォコムでは今後を見据えた検討を行いました。従来のアプリケーションの継続利用と、新しい製品アプリケーションへの入れ替えを比較した結果、全面的に入れ替えることとし、そこで SAP HANA の導入を決断しました。同時に、SAP HANA を稼働させるサーバ プラットフォームの選定を行い、Cisco Unified Computing System (UCS) を採用しました。


インフォコム株式会社 エンタープライズ事業本部 TGサポート部 基幹業務グループ 課長の村上俊孝氏は、次のように話します。


「今回の劣化更新においては、後継機種で継続したほうが投資コストを抑制できそうではありましたが、中期的に見て比較検討した結果、今回の更新で SAP HANA にしたほうがよいという結論になりました。


ここ数年はシステムを構成するサーバのほとんどを仮想化しており、物理サーバを導入する機会が減っており、久しぶりにサーバの選定も行うことになりました。


SAP 社から Cisco UCS をご紹介いただいたのが検討のスタートでしたね。


SAP HANA の導入は我々にとっても大きなチャレンジで、これまで導入に苦労されたという事例もいろいろ聞いていたので、実際にSAP HANAを導入した会社の関係者に、帝人のプロジェクト担当の方と一緒に直接話を聞きました。そして、プロジェクトを成功させるには、多少コストがかかっても SAP HANA の実績があるベンダーにお願いするのが、安心、安全につながると判断したのです。」


インフォコム株式会社 エンタープライズ事業本部 TGサポート部 基幹業務グループの白石和司氏は次のように話します。


「従来のアプリケーションを継続利用した場合、2019 年には保守が終了することはわかっていました。その時点でまたシステムの検討を行うのは大変ですし、対象となった基幹システムは帝人グループの中でも最大規模のものなので、今後もきちんと保守対応できることは重要だったのです。


今回はシステム インテグレーションの部分をシスコに全部お任せすることにしました。シスコはネットワークの部分から上位のアプリケーションの部分まで、トータルに対応していただきました。サーバやネットワークを別々の構築ベンダーが担当したことにより、ベンダー間の連携が難しくなるケースは多く、シスコのトータルな対応に期待した面もありました。」


シスコの対応はとてもスピーディでした。
目標に向かって前向きに取り組んでいただき感謝しています。


ソリューション

シスコ HANA 認定サーバとしての Cisco UCS

Cisco UCS は、ブレード サーバの B シリーズ、ラック サーバの C シリーズなどのラインアップを持ち、利用規模や目的に最適なモデルを選択できます。グラフィカルな画面でシステム全体の一元的な管理が可能な Cisco UCS Manager、サーバの設定と展開を容易にするサービス プロファイル機能など、初期の構築から日々の運用までトータルな効率性の高さと使いやすさを実現しています。


Cisco UCS は「シスコ HANA 認定サーバ」として、大容量のインメモリとストレージ、高速かつ低遅延な I/O インターフェイスによって SAP ERP と SAP HANA データベース間の膨大なデータ転送をリアルタイムで処理することができます。帝人では SAP HANA に移行してパフォーマンスが向上し、決算時などに行う夜間のバッチ処理は数時間ほど短縮されました。


Cisco UCS C460 M4 ラック サーバを 2 台導入し、1 台を本番用、1 台を開発用/品質検証用としています。開発用と品質検証用は SAP vHANA を用いて構築したと白石氏は話します。


「開発と品質検証は仮想環境上でも十分なパフォーマンスを担保できるというご提案から、このような構成にしています。本番用は独立させたほうが良いというご提案のとおりですね。本番環境を従来システムから切り替えるときは皆緊張していたのですが、何事もなく時間どおりに完了して安心しました。」


シスコと SAP 社の強い連携が導入を後押し

シスコは SAP 社と緊密に連携して、両社の標準技術に基づいた最適なソリューションを提供しています。シスコの東京オフィスには、SAP HANA の導入、構築、運用をトータルに支援する SAP コンピテンス センターがあり、サーバからネットワークまで包括的な提案を行っています。


この両社の協業体制は、今回の SAP HANA 導入の決断に大きく影響したと村上氏は話します。


「シスコと SAP 社のつながりが太く、技術面でも安心できること。Cisco UCS は世界シェアがトップ クラスであり、価格も安価だったこと。これらはすべて今回の決断の後押しになりました。我々は保守も担当していますので、そこも気になりましたが、ネットワーク製品と同じようにサポート拠点があり、速やかに対応いただけることがわかったので大丈夫だと判断しました。」


白石氏は、次のように話します。


「保守については何度も打ち合わせをさせていただきました。導入やマイグレーションのプロジェクトは 1 年ほどで終わりますが、保守運用はそれ以降、5 年、10 年と続いていくものなので、しっかりした対応をお願いしたいと思っていました。プロジェクトの最中もシスコの対応はとてもスピーディで多くの方が積極的に携わっていただけましたし、プロジェクト マネージャが全体をしっかりまとめていただいたのは良かったです。」


無線 LAN の見える化で有線 LAN 並みの管理を実現
※画像をクリックすると、大きな画面で表示されますpopup_icon


結果~今後

基幹システムを SAP HANA へ移行させるという目標を無事達成し、2016 年 5 月の稼働開始から現在まで、新しいシステムはグループ各社の業務で問題なく利用されています。


その他の詳細情報

Cisco UCS の詳細は、www.cisco.com/jp/go/ucs を参照してください。

メディアの選択

製品 & サービス

  • Cisco Unified Computing System(UCS)
  • SAP HANA
  • シスコ アドバンスド サービス

課題

  • グループで利用している基幹システム(経理システム) の老朽化対策、アプリケーションの更新が必要

ソリューション

  • アプリケーションは SAP HANA を導入し、そのプラットフォームとして Cisco UCS を採用
  • パフォーマンス向上により業務処理に要する時間を短縮
  • シスコと SAP 社の緊密な連携による技術支援、保守対応
  • シスコ アドバンスド サービスによるシステム インテグレーション全体のプロジェクト管理

結果~今後

  • 基幹システムの移行を完了し、ディザスタ リカバリなどを検討
インフォコム株式会社エンタープライズ事業本部TGサポート部 基幹業務グループ課長村上 俊孝様

インフォコム株式会社
エンタープライズ事業本部
TGサポート部 基幹業務グループ
課長
村上 俊孝様

インフォコム株式会社エンタープライズ事業本部TGサポート部 基幹業務グループ白石 和司様

インフォコム株式会社
エンタープライズ事業本部
TGサポート部 基幹業務グループ
白石 和司様

帝人株式会社

帝人株式会社
所在地: 大阪本社 大阪府大阪市中央区南本町一丁目 6 番 7 号 帝人ビル
東京本社 東京都千代田区霞が関三丁目 2 番 1 号 霞が関コモンゲート西館
創立: 1918 年 (大正 7 年) 6 月 17 日
資本金: 70,816 百万円 (2016 年 3 月 31 日現在)
業種: 製造業、サービス業
高機能繊維・複合材料事業、電子材料・化成品事業、ヘルスケア事業、繊維製品・流通事業、IT事業 など
規模: 従業員 国内 9,265 名、海外 6,491 名 合計 15,756 名 (2016 年 3 月 31 日現在)
URL: http://www.teijin.co.jp

帝人グループは、炭素繊維複合材料をはじめとする高機能繊維や樹脂・フィルムなどの高付加価値素材、ヘルスケア、製品、IT といった事業をグローバルに展開している企業グループで、「モビリティ」 「情報・エレクトロニクス」 「ライフプロテクション」 「環境・エネルギー」 「ヘルスケア」 といった領域で、先進的なソリューションを提供しています。


インフォコム株式会社

インフォコム株式会社
所在地: 東京都渋谷区神宮前 2-34-17
創立: 1983 年 2 月
資本金: 15.9 億円 (2016 年 3 月 31 日現在)
業種: サービス業
  • 携帯電話事業者、一般企業、医薬医療関係の機関や官公庁、教育研究機関の顧客向けに 情報システムの企画/開発/コンサルテーションなどの各種 IT ソリューションや、情報通信シス テムの企画/運用/管理などの各種サービスの提供
  • 消費者が利用する携帯電話やスマートフォンへのコンテンツ配信や e コマースなどのサー ビスの提供
規模: 従業員 655 名(単体)、1,109 名(連結)
(2016 年 3 月 31 日現在)
URL: http://www.infocom.co.jp

ICT の進化を通じて社会のイノベーションに貢献することを企業理念としており、現在は国内 8 社、海外 2 社によるインフォコム グループを構成。一般企業をはじめ携帯電話事業者、医療関係機関、官公庁、教育研究機関などに各種 IT サービスを提供するとともに、消費者が利用する携帯電話などへのコンテンツ配信、e コマースなどのサービスを提供しています。