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Catalystインラインパワーパッチパネル



[目次]
[インラインパワー]
[フォンディスカバリ]
[柔軟な構成要素]
[プラグ&プレイ]
[発注情報]
[仕様]
[寸法]
[重量]
[設置]
[電源要件]
[インラインパワー仕様]
[放熱量]
[モジュラジャック]
[規格準拠]
[モジュラ]
[ピンアウト]
[機械的パフォーマンス]
[挿入ライフタイム]
[プラグ/ジャック接触力]
[プラグ維持力]
[環境条件]
[適合基準]
[安全保証]
[電磁波放射認定]
[サービスとサポート]

ワイヤリングクローゼットに配備されるCatalystインラインパワーパッチパネルは、マルチサービスネットワーキングに必要とされるファーストイーサネット拡張機能を提供するとともに、既存のCatalyst®スイッチ機器への投資を保護します。

Catalystインラインパワーパッチパネルは、Catalystスイッチの機能を拡張します。
製品イメージ


インラインパワー

 Catalystインラインパワーパッチパネルは、マルチサービス対応のCatalystスイッチに対するインラインパワーを実現します。この製品が提供するインラインパワーという新しい機能は、最長100メートルのカテゴリ5 UTP(非シールドツイストペア)ケーブルでDC 48 Vの電力を供給します。IPフォンなどの端末機器は、壁面の電源を使う代わりに、Catalystインラインパワーパッチパネルから供給される電力を利用することができます。この機能によって、ネットワーク管理者は電力を集中制御することができ、ネットワークの可用性が大幅に向上されます。UPS(無停電電源)システムを備えたCatalystスイッチがワイヤリングクローゼットに配備されていれば、ビルの停電時にもネットワークの接続が継続され、電話機能に影響しなくなります。

 インラインパワー機能は、既存のカテゴリ5 UTPケーブルを使用します。Catalystインラインパワーでは、国内ならびに国際安全規制と準拠基準を満たす仕様を実装しています。これらのモジュールは、インラインパワーが供給されていない状態では、802.3標準に完全に準拠しています。802.3標準には、イーサネット上の電力供給に関する仕様が含まれていません。インラインパワーの仕様については、現在、IEEE(米国電気電子学会)802.3af委員会によって修正が進められています。シスコは、標準に準拠したオペレーションを遂行し、IEEEが取り組んでいる802.3イーサネット標準へのイーサネット電力仕様の追加を支援する方針です。


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フォンディスカバリ

 シスコのフォンディスカバリ機能は、インラインパワー機能を自動化し、ネットワーク管理の負荷を軽減します。Catalystインラインパワーパッチパネルは、フォンディスカバリを使用して自動的にIPフォンを検出し、インラインパワーによって電力を供給します。つまり、ネットワーク管理者が手動で各ポートのインラインパワー供給を設定する必要はなく、継続的に電力を集中制御することができます。フォンディスカバリメカニズムは、IPフォンとNIC(ネットワークインタフェースカード)とを自動的に区別するため、インラインパワーを使用するように設計されていない装置にインラインパワーが供給されることはありません。このため、ネットワーク管理者は、インラインパワーを自動的かつ集中的に制御して、安全に配備および維持することができます。


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柔軟な構成要素

 Catalystインラインパワーパッチパネルは、最大48ユーザーをサポートします。ワイヤリングクローゼットに複数のCatalystインラインパワーパッチパネルを配備することで、さらに多くのユーザーをサポートできます。すべてのインタフェースには前面からアクセスでき、ワイヤリングクローゼット接続を担当するネットワーク管理者にとって理想的な配置となっています。48ユーザーをサポートするために、インラインパワーパッチパネルには96のRJ-45ポートがあります。これは、48ポートでCatalystスイッチポートと接続して、48ポートでエンドステーションや端末機器と接続します。図1は、従来のRJ-45パッチパネルなしで使用されるインラインパワーパッチパネルの例を示します。

図1:従来のRJ-45パッチパネルなしで使用されるCatalystインラインパワーパッチパネル 図1:従来のRJ-45パッチパネルなしで使用されるCatalystインラインパワーパッチパネル

 Catalystインラインパワーパッチパネルは、既存のパッチパネルと共存させることもできます(図2参照)。イーサネットのデータ伝送にはピン1、2、3、および6が使用されるため、Catalystインラインパワーパッチパネルはこれらのワイヤに対してはアクセスしたり電力を供給したりしません。Catalystインラインパワーパッチパネルはインラインパワーを必要としないイーサネット接続に対しては通常のパッチパネルとして機能して、不要な回路を通常のパッチパネル接続に接続しないようにすることで信頼性の高い動作を保証します。Catalystインラインパワーパッチパネルは、使用されていないファーストイーサネットのピン4、5、7、および8のみに電力を供給します。このため、ネットワーク動作に影響を与えることなく、インラインパワーによる信頼性の高い電力供給が保証されます。


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プラグ&プレイ

 Catalystインラインパワーパッチパネルのインストールに、特別なツールやトレーニングは必要ありません。フォンディスカバリメカニズムはデフォルトでオンになっており、自動的に電話を検出してインラインパワーを供給します。堅牢な自己完備型のデザインによって、日々の信頼性ある動作を保証しています。高さはわずか2ラックユニット(RU)とコンパクトで、簡単にラックに組み込むことができ、ワイヤリングクローゼットのスペースを節約できます。

図2:既存のパッチパネルと一緒に使用されるCatalystインラインパワーパッチパネル 図2:既存のパッチパネルと一緒に使用されるCatalystインラインパワーパッチパネル

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発注情報
製品番号 説明
WS-PWR-PANEL Catalystインラインパワーパッチパネル


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仕様

寸法

(H×W×D)8.6×43.7×30.5 cm(3.4×17.2×12.0インチ)

重量

5.4 kg(12ポンド

設置

19インチラック互換(ラックおよびケーブルガイドハードウェアを含む)

電源要件

AC入力電圧:85~264 VAC

AC周波数:47~63 Hz

AC入力電流:4A @ 100 VAC、2A @ 240 VAC

システム放電:330W

定格KVA:最大 0.35 KVA

インラインパワー仕様

ピン配置:4&5、7&8

出力電圧:-48 VDC(公称)

放熱量

最大1125 BTU/時

モジュラジャック

規格準拠

 8ピンモジュラジャックは、FCC規定(Part 68、Subpart F、"Connectors")およびISO 8877、First Edition("Information Processing Systems--Interface connector and contact assignments for ISDN basic access interface located at reference points S and T")で制定されている全要件に準拠

モジュラ

8ピン、4ペア

ピンアウト

EIA T568AおよびT568B

機械的パフォーマンス

挿入ライフタイム

最低750サイクル

プラグ/ジャック接触力

FCC認可プラグを使って最小100 g

プラグ維持力

最小30ポンド(133ニュートン)


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環境条件
動作温度 0~40℃(32~104°F)
保管時温度 -40~85℃(-40~185°F)
相対湿度 10~90%(結露しないこと)

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適合基準

安全保証 電磁波放射認定
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サービスとサポート

 Cisco AVVID(Architecture for Voice, Video and Integrated Data)サポートソリューションには、1つの目的があります。それは、プロアクティブなサービスを提供することによって、お客様の成功を保証することです。シスコのインターネットワーキングサービスおよびサポートは、販売前のネットワーク監査計画、設計コンサルティング、ネットワークの実装、運用サポート、およびネットワークの最適化を提供します。シスコの対話式知識転送ソリューションは、シスコの専門知識と経験を活用することにより、お客様を成功に導くお手伝いをします。Cisco AVVID製品の購入時にサービスとサポートを含めることにより、お客様は、シスコの専門知識、経験、およびリソースを利用し、確信を持ってAVVIDネットワークを展開することができます。



return to top 更新日:2000年9月26日