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Cisco CDM 4630コンテント配信マネージャストリーミングメディアなどのリッチコンテンツをイントラネットとエクストラネットWebサイトに配信

[目次]
[小規模サイトでの展開または部署単位での試験運用向けの製品設計]
[コンテンツネットワーキングのポリシー管理]
[特許技術]
[HTTPリダイレクション]
[Cisco CDM 4630の機能と特徴]
[Cisco CDM 4630の仕様]
[物理的特性および動作環境]
[電気的特性]
[認証]
[発注情報]

 Cisco CDM 4630 コンテント配信マネージャは、企業、小売業、およびその他のブロードバンドイントラネットおよびインターネットサービス向けのコンパクトかつ高性能なソリューションです。Cisco CDM(Content Distribution Manager)はインテリジェントなコンテンツネットワークソリューションの中心部になります。Cisco Content Distribution Managerを使用すると、エンドユーザーサイトに配置されたCisco Content Engineとともにコンテンツ配信ネットワークを構成できます。Cisco Content Engineは、LANを介してメディアを受信したり視聴者にメディアを流したりします。強力でシンプルなWebブラウザベースのユーザーインタフェースを通じ、世界中のどこに配置されたCisco Content Engineに対しても設定や監視を行うことができ、テレビ品質のビデオなどのリッチメディアコンテンツのインポートやプレビュー、イントラネットやエクストラネットWebサイト向けのメディアURL生成などを行えます。また、WAN経由でCisco CEにメディアを配信するための最大帯域幅使用率と、LAN経由でコンテンツエンジンからエンドユーザーにメディアを配信するための最大帯域幅使用率を設定することで、ネットワークの輻輳を回避できます。
小規模サイトでの展開または部署単位での試験運用向けの製品設計
 Cisco CDM 4630は、シスコのe-CDN(Enterprise Content Delivery Network)ソフトウェアを実行し、小規模な展開や部署単位での試験運用向けの設計および価格設定されています。高速のIntel Pentium IIIプロセッサを1つ、256 MBのRAM、および36 GBの内蔵ストレージを搭載してパワーアップしたCisco CDM 4630は、顧客が設定できるネットワークポリシー設定を可能にします。Cisco CDM 4630は、25台までのCEのネットワーク規模に適しています。
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コンテンツネットワーキングのポリシー管理
 Cisco CDM 4630アーキテクチャは、Cisco CEを管理するために構築され、性能、インテリジェンス、およびWebベースの管理システムを統合しています。これにより、システム管理者はCDNのポリシー設定を指定および制御できます。Cisco CDM 4630は、中央集中型のグラフィカルユーザーインタフェースにより、遠隔オフィス、時にはITスタッフのいないオフィスに配置された複数のCEを個別に顧客が管理する場合のコストを削減できるようにしています。
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特許技術
 Cisco SODA(Self-Organizing Distributed Architecture)は、シスコが特許権を保有しているテクノロジであり、これによりCDNデバイスは1つの連動システムとして自動的に配置されるようになります。Cisco CDM 4630は、ネットワークポリシーを定義してからSODAネットワーク情報を自動的に保管し、各コンテンツ用のルーティングテーブルを構築します。デバイスがネットワークに追加されると、そのデバイスは自動的にネットワークトポロジとコンテンツの要件に基づいてネットワーク内に自身を構成します。ネットワーク内におけるその位置は、帯域幅、ネットワークの輻輳、地理的ロケーション、および他のノードとの関連に基づいて最適化されます。

 Cisco CDM 4630は、Cisco CEとともに現在のネットワーク状況を監視し、変化する状況に自動的に適応します。各ノードは、洗練されたスパニングツリーのルーティング階層の一部を構成しており、ライブコンテンツを分割したり、発行済みおよびライブの両方のコンテンツを提供したりします。Cisco CDM 4630は、ノードがいつネットワークから削除されたか、ネットワークは輻輳しているか、またはノードに過大な負荷はかかっていないかなどを自動的に検知します。状況が変化するとほとんど即座に検出されて訂正が行われるので、サービス割り込みもなく運用が継続されます。

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HTTPリダイレクション
 Cisco CDM 4630には、ユーザーの要求をネットワーク内の最適な配信ポイントに転送するリダイレクションテクノロジが組み込まれています。この柔軟なアーキテクチャにより、ユーザーはWebサイト全体またはドメインの一部をコンテンツ配信システムに委ねることができます。

 コンテンツ配信は、Webサイト全体、またはコンテンツのサブセットをユーザーが定義したルールセットに基づいて実行されるように指定できます。コンテンツはCisco CDMにインポートされると、自動的にユニークなURLが割り当てられます。次にURLがWebサーバに挿入されてCDMへのハイパーリンクが作成されます。デスクトップユーザーがWebサイトからCDN対応コンテンツを選択すると、デスクトップブラウザはCisco CDMに接続されます。Cisco CDMは、送信元IPアドレスからユーザーを識別し、ブラウザをエッジにあるCisco CEにリダイレクトして、コンテンツを高帯域幅で配信できるようにします。

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Cisco CDM 4630の機能と特徴
図1
図1:エンタープライズCDN
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Cisco CDM 4630の仕様
仕様 Cisco CDM-4630
プロセッサ 600-MHz PIII
RAM 256 MB
NIC 10/100BaseT
内部記憶装置 18-GB SCSIハードディスク×2
外部記憶装置 将来的に対応
ネットワークのサイズ 25 CE未満のネットワークに推奨(設定による[*])
Cisco Content Engineとの互換性 CE-507-CDN、CE-507AV-CDN、CE-560-CDN、およびCE-560AV-CDN
コンテンツルータとの互換性 CR-4430
ソフトウェアイメージ Cisco eCDN V2.1以降
ラックユニット数 1 RU
冗長電源 なし
テープバックアップ 含まない

[*] Cisco CDM 4630は25を超えるCEもサポートしますが、シスコでは拡張性、冗長性、および処理能力のためCisco CDM 4650を推奨しています。 物理的特性および動作環境 電気的特性 認証
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発注情報
パーツ番号 仕様
CDM-4630 Cisco Content Distribution Manager(18 GB内部記憶装置×2)

return to top 更新日:2001年6月22日