シスコシステムズ コンテンツ・スイッチの新機種
「CSS 11500シリーズ」の国内出荷開始

~本格的なブロードバンド時代に対応した負荷分散ソリューションを拡充~



October 15, 2002
No. 2002053

 インターネット向けネットワーキング機器ベンダーの最大手であるシスコシステムズ株式会社(代表取締役社長:黒澤保樹、資本金22億2千万円、東京都港区赤坂2-14-27、以下「シスコ」)は、ブロードバンド時代におけるサーバーファームの可用性を飛躍的に向上させる、中、大規模向けコンテント・サービス・スイッチである「CSS 11500シリーズ」の国内出荷開始を発表しました。

 「Cisco CSS 11500シリーズ」コンテント・サービス・スイッチは、従来の「CSS 11050」や「CSS 11150」、「CSS 11800シリーズ」、コンテント・サービス・スイッチの新機種としてシスコが市場に投入するものであり、ブロードバンド時代のサーバーファームに十分に対応するパフォーマンスと機能向上が施されています。

 「CSS 11500シリーズ」製品には、2ラック ユニット、3スロットの「Cisco CSS 11503」(20-Gbps の集約スループット)と、5 ラック ユニット、6スロットの 「Cisco CSS 11506」(40-Gbps の集約スループット)という2種類のモデルがあり、それぞれ、2ポートのギガビット・イーサネットが標準で装備されています。
 それぞれの空きスロットには、オプションで8ポート又は16ポートの10/100Base-Tx ファースト・イーサーネット・モジュールや2ポートのギガビット・イーサネット・モジュールを搭載することが可能で、様々なポート構成への柔軟な対応が可能です。

 「Cisco CSS 11500シリーズ」では完全な分散アーキテクチャが採用されています。これにより、システムを構成するすべてのモジュールが、ポリシーベースのフロー設定とフロー転送に関する処理全体とメモリ要求に対応します。このアーキテクチャによって、モジュールの数が増えるにつれて装置全体のパフォーマンスが向上し、単一のモジュールに集中しがちな大量のトラフィックを同じシステム内の他のモジュールに分散させることが可能となります。 このようにして、データセンター内だけでなく、スイッチの内部モジュールにわたってトラフィックの負荷分散が実行されます。

 更に、「Cisco CSS 11500」に、空きスロットに搭載が可能な高性能SSL(セキュア・ソケット・レイヤー)アクセラレータ・モジュールが提供される予定であり、SSLを利用した様々なアプリケーションに対してもシームレスなL7(レイヤーセブン)負荷分散を提供することが可能です。

製品の特徴



「CSS 11500シリーズ」製品の希望小売価格



シスコシステムズ株式会社について
 インターネット/イントラネットの基盤となるネットワーク関連機器を提供する世界的なプロバイダ米国Cisco Systems Inc.(NASDAQ:CSCO)の日本法人です。1992年に設立されました。シスコはネットワークの「エンド・ツー・エンド」の製品を提供しており、ルータ「Cisco」シリーズ、LANスイッチ「Catalyst」をはじめ、ATM、フレーム・リレー等のハードウエアから、世界のデファクトスタンダードとなっているルータ制御用ソフトウエア「Cisco IOS」やネットワーク新技術「VoIP」等を、幅広くかつ多国籍に提供しております。シスコシステムズ株式会社の会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
http://www.cisco.com/jp/