Cisco Unified CDR Analysis and Reporting アドミニストレーション ガイド リリース 9.1(1)
CDR Analysis and Reporting ツール
CDR Analysis and Reporting ツール
発行日;2013/05/07   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

CDR Analysis and Reporting ツール

Cisco Unified Communications Manager CDR Analysis and Reporting(CAR)ツールは、QoS、トラフィック、ユーザのコール量、課金、およびゲートウェイについての情報のレポートを生成します。

CDR Analysis and Reporting の生成

CDR Analysis and Reporting の生成 に、CDR Analysis and Reporting を設定する手順の概要を示します。

表 1 CAR の設定チェックリスト

設定手順

手順および関連項目

 

適切なサーバ上で CDR サービスをアクティブにします。

CAR のアクティブ化

 

CDR Repository Manager を設定します。

Cisco Unified Serviceability Administration Guide』の「Configuring CDR Repository Manager」の章を参照してください。

 

次の Cisco Unified Communications Manager エンタープライズ パラメータをイネーブルにします。

  • CDR File Time Interval
  • クラスタ ID(Cluster ID)
  • Allowed CDRonDemand get_file Queries Per Minute
  • Allowed CDRonDemand get_file_list Queries Per Minute

CDR エンタープライズ パラメータ

 

Cisco Unified Communications Manager サービス パラメータ、CDREnabled Flag および CallDiagnosticsEnabled をイネーブルにして、CDR レコードがフラット ファイルに書き込まれ、CMR レコードが作成されるようにします。 固有のインストールにおいて必要なサービス パラメータ(Add Incoming Number Prefix to CDRCDR Log Calls with ZeroDurationFlagDisplay FAC in CDR、および Show Line Group Member DN in finalCalledPartyNumber CDR Field)のいずれかをイネーブルにします。

CDR サービス パラメータ

 

Cisco Unified Communications Manager Administration で、CAR 管理者、マネージャ、およびユーザを設定します。

CAR ユーザの生成

CAR のレポート生成に関するシステム パラメータを設定します。

  • メール サーバを設定します。
  • ダイヤル プランを設定します。
  • ゲートウェイを設定します。
  • システム設定を設定します。
 

ジッター、遅延、および損失パケットについて、最高、高、中、低と見なす値の範囲を指定します。

CAR レポートの QoS 値

 

必要な場合には、時間の経過に伴って加算されていくコールのコストに関して、基本的な料金レートを設定します。 時刻および音声品質のファクタを適用することで、コストをさらに適正化できます。

CAR 評価エンジン

 

[自動作成/警告オプション(Automatic Generation/Alert Option)] ウィンドウを使用して、自動生成するレポートをイネーブルにします。

CAR レポートの自動生成とアラート

 

CAR システム スケジューラを設定して、CAR が CDR をロードするタイミングを、日次、週次、月次のレポートとともにスケジュールします。

CAR システム スケジューラ

 

CAR データベースの自動消去のパラメータを設定します。 設定できるのは、システムで CAR データに使用する CAR データベースの割合(%)、および CAR データがデータベース サイズ制限を超えたときに、削除の対象となる CAR データの保持時間です。

データベースの自動消去はディセーブルにできますが、デフォルトではイネーブルになっています。

CAR システム データベース

 

イベント ログの生成を設定します。

イベント ログの生成

 

料金限度通知(指定した 1 日あたりの利用限度額をユーザが超過したことを示す)、および QoS 通知(最高品質コールの割合(%)が指定範囲を下回ったか、低品質コールの割合(%)が指定した制限値を超えたことを示す)を設定します。

CAR レポートの通知限度

 

ユーザがローカライズ済みのユーザ レポートやマネージャ レポートを利用することを希望している場合は、必要なロケールをインストールします。

『Cisco Unified Communications Operating System Administration Guide』

 

CAR をバックアップします(データベースおよび事前生成レポートを含む)。 Cisco Unified Communications Manager ディザスタ リカバリ システム(DRS)を使用します。

バックアップ データベース

関連資料

CAR のアクティブ化

CAR は一連の補完サービスで構成されており、これらのサービスは、Cisco Unified Serviceability の [サービス アクティベーション(Service Activation)] ウィンドウでアクティブにできます。 Cisco Unified Serviceability の [ツール(Tools)] メニューから CAR を起動できるようにするには、次の手順に従って、CAR サービスをアクティブにする必要があります。

手順
    ステップ 1   [ツール(Tools)] > [サービス アクティベーション(Service Activation)] を選択します。

    [サービス アクティベーション(Service Activation)] ウィンドウが表示されます。

    ステップ 2   [サーバ(Servers)] ドロップダウン リスト ボックスを開きます。

    Cisco Unified Communications Manager

    クラスタのサーバ名の最初のノードを選択します。

    Cisco Unified Communications Manager Business Edition 5000

    サーバ名を選択します。

    選択したサーバのサービス名、サービス タイプ、およびサービスのアクティベーション ステータスがウィンドウに表示されます。

    ステップ 3   次の CDR サービスの隣にあるチェックボックスをオンにします。
    1. Cisco SOAP-CDRonDemand Service(任意)。 HTTPS または SOAP インターフェイスを通じて CDR データにアクセスするサードパーティ製の課金アプリケーションを使用している場合は、このサービスをアクティブにします。
    2. Cisco CAR Web Service
      ヒント   

      CDR サービスの隣にあるチェックボックスをオフにして [更新(Update)] をクリックすると、サービスが無効になります。 Cisco CAR Web サービスを無効にすると、Cisco Unified Serviceability の [ツール(Tools)] メニューから CAR が削除されます。

    ステップ 4   必要な変更が完了したら、[更新(Update)] をクリックします。

    関連資料

    CDR Repository Manager

    CDR Repository Manager は FTP/SFTP を使用することにより、設定した最大 3 つの接続先(課金サーバ)に CDR ファイルを送信します。 また、ストレージ使用率が事前定義済みの制限を超えないように、ディスク上のファイルのメンテナンスも行います。 事前定義済みの制限を超えた場合、CDR Repository Manager は古いファイルを削除することにより、事前定義済みの下限までディスク使用率を下げます。 ファイルは、コンフィギュレーションに基づく一定の日数にわたり保持されます。 保持期間の範囲外に達した古いファイルは、自動的に削除されます。


    (注)  


    任意の SFTP サーバ製品を使用できますが、Cisco Technology Developer Partner Program(CTDP)を介してシスコが認定する SFTP 製品を使用することを推奨します。 CTDP パートナー(GlobalSCAPE など)は、特定のバージョンの Cisco Unified Communications Manager で自社製品を認定しています。


    シスコでは社内テストに次のサーバを使用しています。 いずれかのサーバを使用できますが、サポートについては各ベンダーにお問い合わせください。

    • Open SSH
    • Cygwin
    • Titan

    (注)  


    CTDP プロセスでまだ認定されていないサードパーティ製品で問題が発生した場合、サポートについてはそのサードパーティ ベンダーに問い合わせてください。


    シスコでは、CAR 課金サーバに対して次のバージョンの FTP または SFTP をテストし、サポートしています。

    • Linux/Unix
      • FTP:Unix(SunOS 5.6 Generic_105181-10)および Linux サーバ(2.4.21-47.ELsmp および 2.6.9-42.7.ELsmp)
      • SFTP:Unix(SunOS 5.6 Generic_105181-10)および Linux サーバ(2.4.21-47.ELsmp および 2.6.9-42.7.ELsmp)
    • Windows
      • FTP:Microsoft FTP サービス(Windows 2000 5.00.2195 sp4、IIS 5.0)および WAR FTP Daemon(1.82.0.10)

    Cisco Unified Serviceability の [CDR 管理(CDR Management)] 設定ウィンドウを使用して、次の項目を設定します。

    • コール詳細レコード(CDR)ファイルおよびコール管理レコード(CMR)ファイルに割り当てるディスク領域を設定する。
    • 上限(HWM)と下限(LWM)を設定する。
    • 削除されるまでの CDR/CMR ファイルの保持日数を設定する。
    • HWM に基づく CDR/CMR ファイルの削除をディセーブルにする。

    [CDR Repository Manager] 設定ウィンドウにアクセスするには、Cisco Unified Serviceability を開き、[ツール(Tools)] > [CDR 管理(CDR Management)] を選択します。

    詳細については、『Cisco Unified Serviceability Administration Guide』の「CDR Repository Manager」の章を参照してください。

    関連資料

    CDR エンタープライズ パラメータ

    これらの CDR パラメータは、Cisco Communications Manager Administration の [エンタープライズ パラメータ設定(Enterprise Parameters Configuration)] ウィンドウで設定します。 [エンタープライズ パラメータ設定(Enterprise Parameters Configuration)] ウィンドウにアクセスするには、Cisco Unified Communications Manager を開き、[システム(System)] > [エンタープライズ パラメータ(Enterprise Parameters)] を選択します。

    • CDR パラメータ
      • CDR File Time Interval:このパラメータでは、CDR データを収集する時間間隔を指定します。 たとえば、この値を 1 に設定すると、各ファイルには 1 分間の CDR データ(イネーブルに設定されている場合は、CDR と CMR)が含まれます。 この間隔が経過するまで、CAR データベースは各ファイルのデータを受信しません。したがって、このパラメータに設定する間隔を決める際には、どのくらい早く CDR データにアクセスする必要があるかを考慮してください。 たとえば、このパラメータを 60 に設定すると、各ファイルには 60 分のデータが含まれますが、60 分が経過してレコードが CDR データベースに書き込まれるまで、そのデータは使用できません。 デフォルト値は 1 です。 最小値は 1 で、最大値は 1440 です。 この必須フィールドの測定単位は分です。 CDR データを収集する時間間隔パラメータは任意の時間に設定できます。 新しい設定値は、前のパラメータ値での最後のフラット ファイルの生成後に有効になります。 新しい値でフラット ファイルを生成するために Cisco CallManager サービスを再起動する必要はありません。 Cisco CallManager サービスが特定のシステムで再起動した場合、Progress 状態のフラット ファイルは、既存の間隔に関係なく正常に書き込まれます。 Cisco CallManager サービスは再開後、新しい設定値を使用してフラット ファイルを生成します。
      • Cluster ID:このパラメータでは、サーバまたはクラスタの一意の ID を指定します。 このパラメータは CDR で使用されるため、複数のクラスタから収集された CDR をソースまでトレースできます。 デフォルト値は StandAloneCluster です。 最大長は 50 文字で、A ~ Z、a ~ z、0 ~ 9、ピリオド(.)、ハイフン(-)の任意の文字で構成される有効なクラスタ ID を指定します。
    • CCM Web サービス パラメータ
      • Allowed CDRonDemand get_file Queries Per Minute:このパラメータでは、1 分あたりにシステムで許容される、CDRonDemand get_file クエリーの最大値を指定します。 この必須フィールドのデフォルト値は 10 です。 最小値は 1 で、最大値は 20 です。
      • Allowed CDRonDemand get_file_list Queries Per Minute:このパラメータでは、1 分あたりにシステムで許容される、CDRonDemand get_file_list クエリーの最大値を指定します。 この必須フィールドのデフォルト値は 20 です。 最小値は 1 で、最大値は 40 です。

    関連項目を参照してください。

    CDR サービス パラメータ

    CAR は、CAR および CDR のレポートを生成するために、CDR レコードと CMR レコードに含まれているデータを利用しています。 CAR では、CAR にアクセスするサーバ上のフラット ファイルから CDR レコードを入手できることが要件になります。 CDR レコードを生成し、特定のシステムで使用できるようにするには、Cisco Unified Communications Manager の特定のサービス パラメータをイネーブルにする必要があります。

    これらのパラメータは、Cisco Communications Manager Administration の [サービス パラメータ設定(Service Parameters Configuration)] ウィンドウで設定できます。 [サービス パラメータ設定(Service Parameters Configuration)] ウィンドウにアクセスするには、Cisco Unified Communications Manager Administration を開き、[システム(System)] > [サービス パラメータ(Service Parameters)] を選択します。 [詳細設定(Advanced)] ボタンを選択して、サービス パラメータのすべてのリストを表示します。 次に示すサービス パラメータは、CDR/CMR レコードに影響を及ぼすことがあります。

    • システム パラメータ
      • CDR Enabled Flag:CDR を生成するかどうかを決定します。 有効な値は、True(CDR を生成する)または False(CDR を生成しない)です。 この必須フィールドのデフォルト値は False です。 すべてのサーバ上で、このパラメータをイネーブルにします。
      • CDR Log Calls With Zero Duration Flag:接続されなかったコール、または接続時間が 1 秒未満のコールに関する CDR のロギングをイネーブルまたはディセーブルにします。 Cisco Unified Communications Manager は、このフラグの設定に関係なく、失敗したコール(転送ディレクティブの失敗や使用中のトランクを経由しようとしたコールなどが原因で結果的にリオーダーになったコール)をログに記録します。 これは必須フィールドです。 デフォルト値は False です。
    • クラスタ全体のパラメータ(デバイス~全般)
      • Call Diagnostics Enabled:コール管理レコード(CMR、診断レコードとも呼ばれる)を生成するかどうかを決定します。 有効な値は、Disabled(CMR を生成しない)、Enabled Only When CDR Enabled Flag is True(CDR Enabled Flag サービス パラメータが True に設定されている場合のみ CMR を生成する)、または Enabled Regardless of CDR Enabled Flag(CDR Enabled Flag サービス パラメータの設定値に関係なく CMR を生成する)です。 これは必須フィールドです。 デフォルトでは、無効になっています。
      • Display FAC in CDR:コールに関連付けられた強制承認コード(FAC)を CDR に表示するかどうかを決定します。 この必須フィールドの有効な値は True(CDR に承認コードを表示する)または False(CDR に承認コードを表示しない)です。 デフォルト値は False です。
      • Show Line Group Member DN in finalCalledPartyNumber CDR Field:CDR の [finalCalledPartyNumber] フィールドに、コールに応答した回線グループ メンバの電話番号(DN)を表示するか、またはハント パイロット DN を表示するかを決定します。 有効な値は、True(CDR の [finalCalledPartyNumber] にコールに応答した電話の DN を表示する)または False(CDR の [finalCalledPartyNumber] にハント パイロット DN を表示する)です。 このパラメータは、機能インタラクション(転送、会議、コール バックなど)が含まれない、ハント リストを介してルーティングされる基本コールにのみ適用されます。 機能が含まれるコールの場合は、このパラメータの設定値に関係なく、ハント パイロット DN が [finalCalledPartyNumber] フィールドに表示されます。 このパラメータは、Cisco Unified Communications Manager Attendant Console には適用されません。 この必須フィールドのデフォルト値は False です。
    • クラスタ全体のパラメータ(デバイス - 電話機)
      • Add Incoming Number Prefix to CDRCisco Unified Communications Manager がそのコールの CDR の発信者番号に(National Number Prefix、International Number Prefix、Subscriber Number Prefix、および Unknown Number Prefix サービス パラメータに指定されている)着信プレフィックスを追加するかどうかを決定します。 プレフィックスがコールの着信側に適用される場合、このパラメータが False に設定されている場合でも、プレフィックスは常にそのコールの CDR 内の発信側番号に追加されます。 プレフィックスがコールの発信側に適用される場合、このパラメータが True に設定されている場合にのみ、プレフィックスはそのコールの CDR 内の発信側番号に追加されます。 コールの接続先がゲートウェイの場合、Cisco Unified Communications Manager は、このパラメータがイネーブルになっている場合でも、プレフィックスを CDR に追加しません。 このパラメータはクラスタ全体に適用されます。 この必須フィールドのデフォルト値は False です。
      • CDR サービス パラメータ に、このサービス パラメータの動作に関する例を示します。 次の表に、コールの着信側および発信側に適用されるプレフィックスの値を示します。
     

    コールの着信側

    コールの発信側

    国内番号プレフィックス

    1214

    国際番号プレフィックス

    011

    加入者番号プレフィックス

    214

    不明番号プレフィックス

    972

    コールの番号のタイプが次の項目に該当する場合、サービス パラメータ applyIncomingPrefixToCDR が無効になっている場合は、発信者番号に追加されるプレフィックスが CDR に含まれます。

    • 国内番号
    • 加入者番号 コールの番号のタイプが次の項目に該当する場合、サービス パラメータ applyIncomingPrefixToCDR が有効になっている場合は、発信者番号に追加されるプレフィックスが CDR に含まれます。
    • 国内番号
    • 国際番号(接続先がゲートウェイでない場合のみ)
    • 加入者番号
    • 不明な番号(接続先がゲートウェイでない場合のみ)
    関連資料

    CAR のシステム設定

    CDR Analysis and Reporting では、すべてのシステム パラメータがデフォルト値に設定されます。 CAR のレコードを生成する前に、いくつかのシステム パラメータをカスタマイズすることを推奨します。 すべてのシステム パラメータにはデフォルト値が用意されているため、カスタマイズは推奨されますが必須ではありません。


    (注)  


    次のシステム パラメータは、CAR のサービス パラメータを指しています。 これらは、前項で説明した Cisco Unified Communications Manager のエンタープライズ パラメータおよびサービス パラメータとは個別の異なるパラメータであることに注意してください。


    CAR では、次のパラメータを設定できます。

    • メール サーバ基準:CAR は、この情報を使用して電子メール サーバに正常に接続し、アラートおよびレポートを電子メールで送信します。 アラートやレポートを電子メールで送信しない場合は、この情報を指定する必要はありません。
    • ダイヤル プラン:CAR のデフォルト ダイヤル プランには、北米番号計画(NANP)が指定されています。 レポートのコール分類を正しくするため、ダイヤル プランが適切に設定されていることを確認してください。 Cisco Unified Communications Manager Administration で提供されているデフォルトの NANP を変更する場合、または NANP の外にいる場合は、Cisco Unified Communications Manager のダイヤル プランに従いダイヤル プランを設定してください。
    • ゲートウェイ:ゲートウェイ レポートを利用するには、CAR でゲートウェイを設定する必要があります。 これは、Cisco IP テレフォニー システム内のすべての既存のゲートウェイを設置した後、およびシステムにゲートウェイを追加したときに行う必要があります。 システムによりゲートウェイが削除された場合、CAR はゲートウェイの最新のリストを取得し、CAR で指定されている削除されたゲートウェイのすべての設定が削除されます。 CAR は、市外局番情報を使用して、コールがローカルか長距離かを判断します。 CAR で使用状況レポートを生成できるようにするには、各ゲートウェイのポート数の情報を指定する必要があります。
    • システム設定:Company Name パラメータの CAR システム設定を設定できます。

    関連項目を参照してください。

    CAR ユーザの生成

    どのユーザでも CAR 管理者(アプリケーション ユーザを含む)になることができますが、Cisco Unified Communications Manager Administration で、該当のエンド ユーザを Cisco CAR 管理者ユーザ グループ(標準の CAR 管理者ユーザ)に追加する必要があります。 CAR 管理者として識別されたエンド ユーザは、CAR システムを完全に制御できます。 管理者はシステムとレポートに関連するすべてのパラメータを変更できます。 CAR 管理者として識別されていないエンド ユーザは、指定された CAR レポートにのみアクセスできます。


    (注)  


    CAR 管理者として行動するアプリケーション ユーザは、すべてのレポート(個人用課金レポートを除く)を設定できます。 CAR 管理者として行動するアプリケーション ユーザは、エンド ユーザ(CCM ユーザ)のウィンドウにアクセスできません。 アプリケーション ユーザのメール ID は存在しないため、CAR 通知はアプリケーション ユーザには送信されません。



    ヒント


    CAR を使用するには、Cisco Unified Communications Manager データベースに少なくとも CAR 管理者が 1 名存在することを確認してください。


    CAR にログインするには、管理特権を持つ CAR ユーザを CAR に少なくとも 1 名設定しておく必要があります。 CAR 管理者、マネージャ、およびユーザを設定するには、次の手順を実行します。

    手順
      ステップ 1   Cisco Unified Communications Manager Administration で、[ユーザ管理(User Management)] > [エンド ユーザ(End User)] を選択して、エンド ユーザを追加します。 このタスクの実行方法の詳細については、『Cisco Unified Communications Manager Administration Guide』を参照してください。 マネージャを作成する場合は、[マネージャのユーザ ID(Manager User ID)] フィールドに必ず値を入力してください。
      (注)     

      エンド ユーザを作成したら、パスワードのテキスト ボックスの近くにある [クレデンシャルの編集(Edit Credentials)] ボタンをクリックして、ユーザのパスワード クレデンシャルを編集します。 [ユーザは次回ログイン時に変更する必要あり(User Must Change at Next)] チェックボックスをオフにします。 この操作を行わないと、IMS_ERROR_CODE_5(CAR にログオンするCAR にログオンするを参照)が出力され、CAR にログインできなくなります。 その場合、Cisco Unified Communications Manager Administration にログインして、パスワードを手動でリセットする必要があります。

      ヒント   

      CAR の使用を開始する前に、管理特権を持つ CAR ユーザを CAR に少なくとも 1 名設定しておくことを推奨します。 CAR 管理者を設定していない場合、または別の CAR 管理者を設定する場合は、次の手順に進みます。

      ステップ 2   [ユーザ管理(User Management)] > [ユーザ グループ(User Group)] を選択し、[検索(Find)] をクリックします。

      [ユーザ グループの検索と一覧表示(Find and List User Groups)] ウィンドウが表示されます。

      ステップ 3   [標準の CAR 管理ユーザ(Standard CAR Admin Users)] をクリックします。

      [CAR ユーザ グループ(CAR User Group)] ウィンドウが表示されます。

      ステップ 4   [グループにエンドユーザを追加(Add End Users to Group)] ボタンをクリックします。
      ステップ 5   グループに追加するユーザのチェックボックス(複数可)をオンにし、[選択項目の追加(Add Selected)] をクリックします。

      [グループ内のユーザ(Users in Group)] グループ ボックスにユーザが表示されます。

      ヒント   

      CAR 管理特権を無効にするには、[グループ内のユーザ(Users in Group)] グループ ボックス内にあるユーザのチェックボックスをオンにし、[選択項目の削除(Delete Selected)] をクリックします。 警告メッセージが表示されたら、[OK] をクリックします。 管理特権は、ただちに無効になります。


      関連資料

      CAR にログオンする

      CAR の Web インターフェイスにログインできるのは、CAR 管理者と通常のエンド ユーザだけです。 ユーザは、CAR 管理者になるために、標準の CAR 管理者グループのメンバである必要はありません。 「Standard Admin Rep Tool Admin」ロールがユーザ ID に関連付けられているユーザは、CAR 管理者として CAR にアクセスできます。 ユーザ ID とロールの関連付けは、目的のロールが関連付けられているユーザ グループにユーザを追加することにより行います。 「Standard CAR Admin Group」と「Standard CCM Super Users」は、それらに関連付けられた「Standard Admin Rep Tool Admin」ロールを持つ 2 つのグループを構成します。 インストール時には、デフォルトのアプリケーション ユーザが作成されます。このユーザは「Standard CCM Super Users」グループのメンバであり、CAR 管理者として CAR にログインできますが、アプリケーション ユーザとしてのみログインできます。 このユーザは、個人用課金レポートにはアクセスできません。

      CAR では、カスタムの CAR 管理者グループがサポートされています。 「Standard CAR Admin Group」ロールが関連付けられているカスタム グループを使用すると、CAR の Web インターフェイスへのログイン時に CAR 管理者として見なされるユーザを追加できます。

      CAR 管理者ではないエンド ユーザが CAR にログインできるのは、エンド ユーザに「Standard CCM End Users」ロールが関連付けられている場合だけです。 このようなユーザ ID とロールの関連付けを行うには、「Standard CCM End Users」グループ、または指定したロールが関連付けられている他のグループに、目的のエンド ユーザを追加します。 「Standard CCM End Users」グループに関連付けられていないエンド ユーザは、CAR の Web インターフェイスにログインできません。

      「Standard CCM End Users」または「Standard Admin Rep Tool Admin」ロールがないエンド ユーザは、CAR にログインできません。 このユーザが CAR へのログインを試みると、403 エラーが生成され、エラー メッセージが表示されていないログイン ウィンドウに戻ります。 また、アプリケーションへのアクセスを試みたユーザのユーザ名が、CAR Web サービスのトレースに記録されます。

      CAR ではユーザ パスワードの有効期限が切れた場合、[パスワードの変更(Change Password)] ウィンドウからパスワードを簡単に変更できます。 パスワードの有効期限が切れたユーザが CAR へのログインを試みると、IMS_Error_Code 5、IMS_Error_Code 6、または IMS_Error_Code 8 が表示されます。 上記のいずれかのエラー コードを受信した場合、CAR は ccmadmin の ChangePasswordFilter を使用して、ユーザを change-password.jsp にリダイレクトします。

      ユーザ パスワードをリセットしている間にエラーが発生した場合は、[パスワードの変更(Change-Password)] ウィンドウに次のメッセージが表示されます。「ユーザのパスワードの変更中にシステムエラーが発生しました。システム管理者に連絡してください。(System error while changing password for user. Please contact system administrator.)」。

      CAR 管理者のステータスは「Standard Admin Rep Tool Admin」ロールが関連付けられた任意のユーザに拡張されますが、CAR の通知、アラート、および事前生成レポートは、「Standard CAR Admin Group」グループのメンバに対してのみ送信されます。すべての CAR 管理者に送信されるわけではありません。

      CAR にログインするには、次の手順を実行します。

      はじめる前に

      次の作業を実行します。

      • CAR にログインする前に、Cisco CAR Web サービスと Cisco CAR Scheduler サービスが最初のサーバ上で稼働していることを確認します。これらのサービスをアクティブにすると、[CDR Analysis and Reporting] オプションが Cisco Unified Serviceability の [ツール(Tools)] メニューに表示されます。 サービスをアクティブにする方法については、CAR のアクティブ化を参照してください。
      • CAR ユーザの生成の説明に従って、CAR 管理者、マネージャ、およびユーザを設定します。
      手順
        ステップ 1   CAR にログインするには、次のいずれかの作業を実行します。
        1. CAR システム管理者の場合のみ:Cisco Unified Serviceability で、[ツール(Tools)] > [CDR Analysis and Reporting] を選択します。
        2. CAR のユーザまたは管理者の場合:Web ブラウザで、https://<Server-ip/name>:8443/car/ と入力します。
        ステップ 2   CAR のログイン ウィンドウが表示されたら、[ユーザ名(User Name)] フィールドにユーザ ID を入力します。
        ステップ 3   [パスワード(Password)] フィールドにパスワードを入力します。 [ログイン(Login)] をクリックします。

        CAR のウィンドウが表示されます。

        ユーザ ID またはパスワードが無効な場合は、CAR にログオンするに記載されている Identity Management System(IMS)メッセージのいずれかが CAR に表示されます。

        表 2 CAR の無効なログイン メッセージ

        エラー コード

        メッセージ

        IMS_ERROR_CODE 1

        入力されたユーザ名またはパスワードが無効です。 CAR 管理者または通常のエンドユーザとして CAR にログインしようとしていることを確認してください。

        IMS_ERROR_CODE 2

        このアカウントは、システム管理者によってロックされています。 管理者にお問い合わせください。

        IMS_ERROR_CODE 3

        このアカウントは、一時的にロックされています。 システム管理者にお問い合わせください。または、後でログインを試してください。

        IMS_ERROR_CODE 4

        このアカウントは、アクティビティが不足しているために無効になっています。 システム管理者にお問い合わせください。

        IMS_ERROR_CODE 5

        このアカウントは、パスワードの有効期限が切れているためロックされています。 パスワードをリセットしてください。または、システム管理者にお問い合わせください。

        IMS_ERROR_CODE 6

        このアカウントは、パスワードの有効期限が切れているためロックされています。 システム管理者にお問い合わせください。

        IMS_ERROR_CODE 7 = ERROR: LDAP_INACTIVE

        システムは LDAP 認証の使用に移行していますが、このユーザは古いデータベースに残ったままになっています。 システム管理者にお問い合わせください。 このエラー コードは、Cisco Unified Communications Manager Business Edition 5000 では使用されません。

        IMS_ERROR_CODE 8

        このアカウントは、ユーザが手動でログインし、まずクレデンシャルを変更する必要があるためロックされています。 [Cisco Unified Communications Manager Administration] ページからパスワードをリセットしてください。または、システム管理者にお問い合わせください。

        IMS_ERROR_CODE UNKNOWN

        システム エラー。 システム管理者にお問い合わせください。

        IMS_EXCEPTION(IMS から戻されるすべての例外)= AUTHENTICATION FAILURE

        システム エラーにより、ユーザを認証できませんでした。 システム管理者にお問い合わせください。

        CAR にログインすると、次の警告メッセージ(ある場合)がダッシュボードに表示されます。

        1. CallManager サービスがアクティブになっていて、CDR Enabled フラグがイネーブルになっていないノードのリストが表示されます。 または、CDR がリストされたノード上で生成されないことを指定します。
        2. クラスタ全体のパラメータ Call Diagnostics Enabled フラグが無効の場合、フラグが無効であることが表示され、コールに対して QoS 情報は生成されてないことが示されます。
        3. CAR Scheduler サービスおよび Cisco Repository Manager サービスが、パブリッシャ上で停止している場合、各サービスのステータスが表示されます。
        4. 2M または HWM の制限に違反している場合、違反ステータスが表示されます。
        5. CDR ローダのステータスが表示されます。
        1. ローダがディセーブルの場合、ローダがディセーブルであることが示されます。
        2. ローダがイネーブルの場合、CDR ローダの最後のロード ステータスがチェックされます。 CDR ローダの最後のロード ステータスが Failed の場合、CDR ローダのロードが失敗したことが表示され、CAR スケジューラ ログを確認するように通知されます。
          1. Tbl_System_Preferences テーブル列のいずれかに予想される値が設定されていない場合、ダッシュボードに例外とともに [デフォルトに戻す(Restore Defaults)] ボタンが表示されます。 [デフォルトに戻す(Restore Defaults)] ボタンをクリックして、CAR ローダとレポートをスムーズに機能させるために必要なデフォルト値を Tbl_System_Preferences テーブルに入力できます。 次の通知メッセージ(ある場合)の一覧がダッシュボードに表示されます。
          2. CDR Log Calls with Zero Duration フラグがアクティブになっている場合、ダッシュボードにフラグがアクティブであることが表示され、期間がゼロの CDR が大量に生成される可能性があることが示されます。 このため、課金テーブルがすぐにいっぱいになり、2M または HWM 制限をすぐに違反してしますことになります。
          3. ローダのスケジュールが連続的か、または断続的かが表示されます。
          4. [CDR ロード(CDR Load)] ページ [CDR ロードのみ(CDR Load Only)] オプションを選択した場合、ダッシュボードに CMR が CAR データベースにロードされていないことが示されます。
          5. メール パラメータが設定されていない場合、ダッシュボードにメール パラメータを設定していないことが表示され、メール パラメータを設定するためのパスが表示されます。
          6. CAR 管理者のメール ID が設定されていない場合、ダッシュボードに CAR 管理者のメール ID を設定していないことが表示されます。
          7. 課金テーブルの次のステータスが表示されます。
          • Tbl_Billing_Data 内のレコード数。
          • Tbl_Billing_Error 内のレコード数。
          • Tbl_Billing_Data テーブルと Tbl_Billing_Error テーブルの最大日付と最小日付。

        関連資料

        CAR からログアウトする

        この項では、CAR からログアウトする方法について説明します。

        手順
          ステップ 1   CAR のウィンドウで、[ログアウト(Logout)] を選択します。
          ステップ 2   プロンプト メッセージ「セキュリティ上の理由から、ログアウト時には、ブラウザのウィンドウを閉じることをお勧めします。ブラウザのウィンドウを閉じますか?(For security reasons, it is advisable to close the browser window on Logout. Do you want to close the browser window?)」が表示されます。 CAR のウィンドウ(ブラウザ)を閉じるには、[OK] をクリックします。[キャンセル(Cancel)] をクリックすると、CAR のログイン ウィンドウが表示されます。

          関連資料

          その他の資料

          • 『Cisco Unified Communications Operating System Administration Guide』
          • 『Cisco Unified Serviceability Administration Guide』
          • 『Cisco Unified Communications Manager Call Detail Records Administration Guide』