Cisco Nexus 9000 シリーズ NX-OS QoS コンフィギュレーション ガイド リリース 6.x
モジュラ QoS コマンドライン インターフェイス(MQC) の使用
モジュラ QoS コマンドライン インターフェイス(MQC) の使用
発行日;2014/01/21 | 英語版ドキュメント(2013/11/21 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 1MB) | フィードバック

目次

モジュラ QoS コマンドライン インターフェイス(MQC) の使用

MQC について

システム クラス

デフォルトのシステム クラス

MQC オブジェクトを使用するためのライセンス要件

MQC オブジェクトの使用

タイプ qos ポリシー

タイプ キューイング ポリシー

システム定義の MQC オブジェクト

MQC オブジェクトの設定

クラス マップの設定または変更

ポリシー マップの設定または変更

MQC オブジェクトへの説明の適用

MQC オブジェクトの確認

QoS ポリシー アクションの付加および消去

レイヤ 3 インターフェイスのサービス ポリシーの設定

システム サービス ポリシーの追加

Session Manager による QoS サポート

モジュラ QoS コマンドライン インターフェイス(MQC) の使用

この章では、Quality of Service(QoS)機能の設定に使用できるモジュラ QoS CLI(MQC)オブジェクトを Cisco NX-OS ソフトウェアを使用して設定する方法を説明します。

この章は、次の項で構成されています。

「MQC について」

「MQC オブジェクトを使用するためのライセンス要件」

「MQC オブジェクトの使用」

「QoS ポリシー アクションの付加および消去」

「システム サービス ポリシーの追加」

「Session Manager による QoS サポート」

MQC について

MQC は、QoS ポリシーを定義するための言語を提供します。

QoS ポリシーは次の 3 つの手順を使用して設定します。

1. トラフィック クラスを定義します。

2. 各トラフィック クラスにポリシーおよびアクションをアソシエートします。

3. ポリシーを論理または物理インターフェイスに付加します。

MQC には、トラフィックのクラスとポリシーを定義するために、2 つのコマンド タイプが用意されています。

class-map :パケット一致基準に基づいてトラフィックのクラスを表すクラス マップを定義します。クラス マップはポリシー マップ内で参照されます。

クラス マップは、IEEE 802.1p サービス クラス(CoS)値などの一致基準に基づいて、着信パケットを分類します。ユニキャスト パケットおよびマルチキャスト パケットが分類されます。


class-map type qos match-all コマンドを入力して QoS クラス マップに match all を設定する場合、match-all オプションは機能しません。代わりに、一致基準は常に match any として扱われます。


policy-map :クラス単位でクラス マップに適用するポリシーのセットを表すポリシー マップを定義します。

ポリシー マップは、帯域幅の制限やパケットのドロップなど、アソシエートされたトラフィック クラスで実行するアクション セットを定義します。

クラス マップおよびポリシー マップを作成するときに、次のオブジェクト タイプを定義します。

network qos システム レベル関連のアクションに使用できる MQC オブジェクトを定義します。

qos :マーキングおよびポリシングに使用できる MQC オブジェクトを定義します。

queuing :キューイングおよびスケジューリングに使用できる MQC オブジェクトを定義します。


) デフォルトは qos タイプです。


service-policy コマンドを使用して、ポリシーをポート、ポート チャネル、またはサブインターフェイスに付加できます。

show class-map コマンドおよび show policy-map コマンドを使用して、MQC オブジェクトのすべてまたは個々の値を表示できます。


注意 インターフェイス コンフィギュレーション モードでは、インターフェイスがホストとなっているラインカードがアップしているか、ダウンしているかに関係なく、デバイスは QoS およびアクセス コントロール リスト(ACL)コマンドを受け入れます。ただし、ラインカードがダウンしている場合は、デバイスが事前設定情報をどれも受け入れないため、インターフェイス サブモードにはできません。

システム クラス

システム qos は一種の MQC ターゲットです。サービス ポリシーを使用して、ポリシー マップをシステム qos ターゲットに関連付けます。特定のインターフェイスでサービス ポリシー設定を上書きしない限り、システム qos ポリシーはデバイスのインターフェイス全体に適用されます。システム qos ポリシーは、システム クラス、デバイス全体のトラフィック クラス、およびその属性を定義するために使用します。

サービス ポリシーがインターフェイス レベルで設定されている場合、インターフェイス レベルのポリシーは常にシステム クラス設定またはデフォルト値よりも優先されます。

Cisco Nexus スイッチでは、システム クラスは qos-group 値によって一意に識別されます。全体で 4 つのシステム クラスがサポートされています。デバイスは、デバイスに常に存在する 1 つのデフォルト クラスをサポートします。最大 3 つの追加システム クラスを管理者が作成できます。システム QoS ターゲットでは、出力キューイングと network-qos ポリシーのみサポートされます。QoS ポリシーはサポートされません。

デフォルトのシステム クラス

デバイスは、次のシステム クラスを提供します。

• ドロップ システム クラス

デフォルトでは、すべてのユニキャストおよびマルチキャスト イーサネット トラフィックは、デフォルトのドロップ システム クラスに分類されます。このクラスは qos-group 0 で識別されます。

MQC オブジェクトを使用するためのライセンス要件

次の表に、この機能のライセンス要件を示します。

 

製品
ライセンス要件

Cisco NX-OS

QoS 機能にライセンスは必要ありません。ライセンス パッケージに含まれていない機能は NX-OS イメージにバンドルされており、無料で提供されます。Cisco NX-OS のライセンス スキームの詳細については、『 Cisco NX-OS Licensing Guide 』を参照してください。

MQC オブジェクトの使用

QoS ポリシーとキューイング ポリシーを設定するには、MQC のクラス マップおよびポリシー マップを使用します。クラス マップとポリシー マップを設定したら、各タイプのポリシー マップを 1 つ、インターフェイスに付加できます。QoS ポリシーは、入力方向だけに適用できます。キューイング ポリシーは、出力方向だけに適用できます。

図 2-1 に、各インターフェイスで定義できる QoS ポリシーとキューイング ポリシーの最大数を示します。

ポリシー マップには、QoS ポリシーまたはキューイング ポリシーのいずれかが含まれます。ポリシー マップからは、トラフィック クラスを表すクラス マップの名前を参照します。トラフィックの各クラスについて、デバイスはユーザが選択したインターフェイスにポリシーを適用します。

パケットとトラフィックのクラスが、1 番目のトラフィック クラス定義から順に照合されます。一致するものが見つかった場合は、そのクラスのポリシー アクションがパケットに適用されます。

予約済みのクラス マップ class-default は、タイプ qos ポリシー内の一致しないすべてのトラフィックを受け取り、デバイスは他のすべてのトラフィック クラスと同様にポリシー アクションを適用します。

この項では、次のトピックについて取り上げます。

「タイプ qos ポリシー」

「タイプ キューイング ポリシー」

「システム定義の MQC オブジェクト」

「MQC オブジェクトの設定」

「MQC オブジェクトへの説明の適用」

「MQC オブジェクトの確認」

タイプ qos ポリシー

タイプ QoS ポリシーは、パケットのマーキング、およびポリシングに使用します。

図 2-1 に、タイプ qos の関連する MQC オブジェクトを持つ QoS ポリシーの構造を示します。MQC オブジェクトは太字で示しています。

図 2-1 タイプ qos の MQC オブジェクトの使用を示す QoS ポリシーの図

 

タイプ キューイング ポリシー

タイプ キューイング ポリシーは、パケットのシェーピングおよびキューイングに使用します。

図 2-2 に、タイプ キューイングの関連する MQC オブジェクトを持つ QoS ポリシーの構造を示します。MQC オブジェクトは太字で示しています。

図 2-2 タイプ キューイングの MQC オブジェクトの使用を示す QoS ポリシーの図

 

システム定義の MQC オブジェクト


表 2-1 に示すシステム定義の各 MQC オブジェクトはデフォルトです。


ユーザが QoS 機能を設定する場合、およびシステムが MQC オブジェクトを要求する場合に、システム定義オブジェクトの 1 つを使用できます。 表 2-1 に、システム定義の MQC オブジェクトを示します。

 

表 2-1 システム定義の MQC オブジェクト

表およびページ
説明

表 2-2

タイプ qos クラス マップ

表 2-5

タイプ キューイング クラス マップ

表 2-4

タイプ ネットワーク QoS クラス マップ

表 2-5

ポリシー マップ

表 2-2 に、システムによって定義されているタイプ qos クラス マップを示します。

 

表 2-2 システム定義のタイプ qos クラス マップ

クラス マップ名
説明

class-default

タイプ qos ポリシー マップで定義したトラフィック クラスの基準のどれにも一致しないパケットがすべて割り当てられる、タイプ qos クラス マップ。

表 2-3 には、システム定義の type queuing クラス マップが示されています。

 

表 2-3 システム定義のタイプ キューイング クラス マップ

クラス マップ キュー名
説明

c-out-q-default

出力デフォルト キュー:QoS グループ 0

c-out-q1

出力キュー:QoS グループ 1

c-out-q2

出力キュー:QoS グループ 2

c-out-q3

出力キュー:QoS グループ 3

表 2-4 に、システムによって定義されているタイプ ネットワーク QoS クラス マップを示します。

 

表 2-4 システム定義のタイプ ネットワーク QoS クラス マップ

クラス マップ ネットワーク QoS 名
説明

c-nq-default

ネットワーク QoS クラス:QoS グループ 0

c-nq1

ネットワーク QoS クラス:QoS グループ 1

c-nq2

ネットワーク QoS クラス:QoS グループ 2

c-nq3

ネットワーク QoS クラス:QoS グループ 3

表 2-5 には、システム定義のポリシー マップが示されています。

表 2-5 システム定義のキューイング ポリシー マップ

キューイング ポリシー マップ名
説明

default-out-policy

キューイング ポリシー マップを適用しないすべてのモジュール ポートに付加される出力キューイング ポリシー マップ。デフォルトの設定値は次のとおりです。

policy-map type queuing default-out-policy

class type queuing c-out-q3

priority level 1

class type queuing c-out-q2

bandwidth remaining percent 0

class type queuing c-out-q1

bandwidth remaining percent 0

class type queuing c-out-q-default

bandwidth remaining percent 100

default-network-qos-policy

キューイング ポリシー マップを適用しないすべてのモジュール ポートに付加されるネットワーク QoS キューイング ポリシー マップ。デフォルトの設定値は次のとおりです。

policy-map type network-qos default-nq-policy

class type network-qos c-nq3

match qos-group 3

mtu 1500

class type network-qos c-nq2

match qos-group 2

mtu 1500

class type network-qos c-nq1

match qos-group 1

mtu 1500

class type network-qos c-nq-default

match qos-group 0

mtu 1500

MQC オブジェクトの設定

MQC オブジェクト コマンドを指定すると、デバイスは、オブジェクトが存在しない場合にオブジェクトを作成し、それからマップ モードを開始します。

クラス マップまたはポリシー マップ オブジェクトを削除するには、オブジェクトの作成に使用したコマンドの no 形式を使用します。

MQC オブジェクト モードで使用できるコマンドについては、設定に関する次の各章を参照してください。

「分類の設定」

「マーキングの設定」

「ポリシングの設定」

「キューイングおよびスケジューリングの設定」

この項では、次のトピックについて取り上げます。

「クラス マップの設定または変更」

「ポリシー マップの設定または変更」

クラス マップの設定または変更

クラス マップを作成または変更できます。以降は、クラス マップをポリシー マップで参照できるようになります。


キューイング クラス マップは作成できません。いずれかのシステム定義のキューイング クラス マップを使用する必要があります。


手順の概要

1. configuration terminal

2. class-map type qos [ match-any | match-all ] class-name

3. exit

4. class-map type queuing match-any class-name

5. exit

6. (任意) show class-map [ type qos [ class-name ]]

7. (任意) show class-map [type queuing [ class-name ]]

8. (任意)copy running-config startup-config

手順の詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

 

Example:

switch# configure terminal

switch(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

class-map type qos [ match-any | match-all ] class-name

 

Example:

switch(config)# class-map type qos class1

switch(config-cmap-qos)#

タイプ qos のクラス マップを作成するか、タイプ qos のクラス マップにアクセスし、クラス マップ qos モードを開始します。クラス マップ名には、アルファベット、ハイフン、またはアンダースコア文字を含めることができます。クラス マップ名は大文字と小文字が区別され、最大 40 文字まで設定できます。

ステップ 3

exit

 

Example:

switch(config-cmap-qos)# exit

switch(config)#

クラス マップ qos モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

class-map type queuing match-any class-name

 

Example:

switch(config)# class-map type queuing match-any c-out-q2

switch(config-cmap-que)#

タイプ キューイングのクラス マップを作成するか、タイプ キューイングのクラス マップにアクセスし、クラス マップ キューイング モードを開始します。

ステップ 5

exit

 

Example:

switch(config-cmap-que)# exit

switch(config)#

クラス マップ キューイング モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 6

show class-map [ type qos [ class-name ]]

 

Example:

switch(config)# show class-map type qos

(任意)設定済みのすべてのクラス マップ、すべてのタイプ qos のクラス マップ、または選択したタイプ qos のクラス マップについて、情報を表示します。

ステップ 7

show class-map [ type queuing [ class-name ]]

 

Example:

switch(config)# show class-map type queuing

(任意)設定済みのすべてのクラス マップ、すべてのタイプ キューイングのクラス マップ、または選択したタイプ キューイングのクラス マップについて、情報を表示します。

ステップ 8

copy running-config startup-config

 

Example:

switch(config)# copy running-config startup-config

(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションに保存します。

ポリシー マップの設定または変更

ポリシー マップを作成または変更できます。ポリシー マップを使用して、クラス マップに対して実行するアクションを定義できます。

手順の概要

1. configure terminal

2. policy-map type qos { [ match-first ] policy-map-name }

3. exit

4. policy-map type queuing {[ match-first ] policy-map-name}

5. exit

6. (任意) show policy-map [ type qos [ policy-map-name ]]

7. (任意) show policy-map [type queuing [ policy-map-name | default-out-policy ]]

8. (任意)copy running-config startup-config

手順の詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

 

Example:

switch# configure terminal

switch(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

policy-map type qos {[ match-first ] policy-map-name }

 

Example:

switch(config)# policy-map type qos policy1

switch(config-pmap-qos)#

タイプ qos のポリシー マップを作成するか、タイプ qos のポリシー マップにアクセスし、ポリシー マップ モードを開始します。ポリシー マップ名は、最大 40 文字の英字、ハイフン、または下線文字を使用でき、大文字と小文字が区別されます。

ステップ 3

exit

 

Example:

switch(config-tmap)# exit

switch(config)#

ポリシー マップ モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

policy-map type queuing {[ match-first ] policy-map-name }

 

Example:

switch(config)# policy-map type queuing policy_queue1

switch(config-pmap-que)#

タイプ キューイングのポリシー マップを設定し、指定したポリシー マップ名のポリシー マップ モードを開始します。ポリシー マップ名は、最大 40 文字の英字、ハイフン、または下線文字を使用でき、大文字と小文字が区別されます。

ステップ 5

exit

 

Example:

switch(config-tmap)# exit

switch(config)#

ポリシー マップ モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 6

show policy-map [type qos [ policy-map-name ]]

 

Example:

switch(config)# show policy-map type qos

(任意)設定済みのすべてのポリシー マップ、すべてのタイプ qos のポリシー マップ、または選択したタイプ qos のポリシー マップについて、情報を表示します。

ステップ 7

show policy-map [type queuing [ policy-map-name | default-out-policy ]]

 

Example:

switch(config)# show policy-map type queuing

(任意)設定済みのすべてのポリシー マップ、すべてのタイプ キューイングのポリシー マップ、選択したタイプ キューイングのポリシー マップ、またはデフォルトの出力キューイング ポリシーについて、情報を表示します。

ステップ 8

copy running-config startup-config

 

Example:

switch(config)# copy running-config startup-config

(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションに保存します。

MQC オブジェクトへの説明の適用

description コマンドを使用すると、MQC オブジェクトに説明を追加できます。

手順の概要

1. configure terminal

2. class-map [ type qos ] [ match-any | match-all ] class-name
または
policy-map [ type qos] { [ match-first ] policy-map-name }

3. description string

4. exit

5. (任意) copy running-config startup-config

手順の詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

 

Example:

switch# configure terminal

switch(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

class-map [ type qos ] [ match-any | match-all ] class-name

 

Example:

switch(config-cmap)# class-map class1

switch(config-cmap)#

クラス マップを作成するか、クラス マップにアクセスし、クラス マップ モードを開始します。クラス マップ名には、アルファベット、ハイフン、またはアンダースコア文字を含めることができます。クラス マップ名は大文字と小文字が区別され、最大 40 文字までの英数字を設定できます。

policy-map [type qos] {[ match-first ] policy-map-name }

 

Example:

switch(config)# policy-map policy1

switch(config-pmap)#

ポリシー マップを作成するか、ポリシー マップにアクセスし、ポリシー マップ モードを開始します。ポリシー マップ名には、アルファベット、ハイフン、またはアンダースコア文字を含めることができます。ポリシー マップ名は大文字と小文字が区別され、最大 40 文字まで設定できます。

ステップ 3

description string

 

Example:

switch(config-cmap)# description my traffic class

switch(config-cmap)#

説明文字列を MQC オブジェクトに追加します。説明には最大 200 文字の英数字を使用できます。

(注) システム定義のキューイング クラス マップの説明を変更することはできません。

ステップ 4

copy running-config startup-config

 

Example:

switch(config)# copy running-config startup-config

(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションに保存します。

MQC オブジェクトの確認

MQC オブジェクトの設定情報を表示するには、次の作業のいずれかを行います。

 

コマンド
目的

show class-map [ type qos [ class-name ]]

設定済みのすべてのクラス マップ、すべてのタイプ qos のクラス マップ、または選択したタイプ qos のクラス マップについて、情報を表示します。

show class-map [type queuing [ class-name ]]

設定済みのすべてのクラス マップ、すべてのタイプ キューイングのクラス マップ、または選択したタイプ キューイングのクラス マップについて、情報を表示します。

show policy-map [ type qos [ policy-map-name ]]

設定済みのすべてのポリシー マップ、すべてのタイプ qos のポリシー マップ、または選択したタイプ qos のポリシー マップについて、情報を表示します。

show policy-map [type queuing [ policy-map-name | default-out-policy ]]

設定済みのすべてのポリシー マップ、すべてのタイプ キューイングのポリシー マップ、または選択したタイプ キューイングのポリシー マップ、またはデフォルトの出力キューイング ポリシーについて、情報を表示します。

QoS ポリシー アクションの付加および消去

ソフトウェアのコンフィギュレーション コマンドを使用して QoS 機能をイネーブルまたはディセーブルにすることはできません。QoS 機能をイネーブルまたはディセーブルにするには、ここで説明する方法を使用して、インターフェイスに対して QoS ポリシーを付加または消去する必要があります。

別のクラス マップを具体的に付加しない限り、システム定義のタイプ キューイング クラス マップが各インターフェイスに付加されます。


) デバイスでは、インターフェイスごとに 1 つの入力 QoS ポリシーと 1 つのの出力キューイング ポリシーだけ利用可能です。


複数のインターフェイスで定義されているポリシーには次の制限があります。

物理ポートに付加された QoS ポリシーは、ポートがポート チャネルのメンバーとなっていない場合に有効になります。

ポート チャネルに付加された QoS ポリシーは、ポリシーがメンバー ポートに付加されている場合でも有効になります。

各レイヤ 3 ポートおよびレイヤ 3 ポート チャネル インターフェイスについて、1 つの入力 QoS ポリシーがサポートされています。

各レイヤ 3 ポートおよびレイヤ 3 ポート チャネル インターフェイスについて、1 つの出力キューイング ポリシーがサポートされています。

ポート チャネルが複数のフォワーディング エンジンに接続すると、レートを強制するすべてのポリシーがフォワーディング エンジンごとに強制されます。


) 別のポリシーを設定して適用しない限り、デフォルトのキューイング ポリシーはアクティブです。


表 2-6 に、QoS ポリシーが適用されるインターフェイスを示します。各行はインターフェイスのレベルを表しています。項目の説明は次のとおりです。

適用済み(Applied):付加されたポリシーが適用されているインターフェイス

存在(Present):ポリシーが付加されているものの適用されていないインターフェイス

非存在(Not present):ポリシーが付加されていないインターフェイス

存在または非存在(Present or not):ポリシーが付加されているかどうかが不明で、適用されていないインターフェイス

 

表 2-6 QoS ポリシー インターフェイス

ポート ポリシー
ポート チャネル ポリシー

Applied

Not present

Present or not

Applied

Not present

Not present

ポリシー マップをインターフェイスに付加するには、 service-policy コマンドを使用します。ポリシー マップで定義したポリシーをインターフェイス上のパケットの入力ストリームに適用します。

インターフェイスからポリシー マップを消去するには service-policy コマンドの no 形式を使用します。

レイヤ 3 インターフェイスのサービス ポリシーの設定

手順の概要

1. configure terminal

2. interface interface slot / port

3. no switchport

4. service-policy type {qos | queuing output } policy-map-name [ no-stats ]

5. (任意) show policy-map interface interface slot / port type { qos | queuing }

6. (任意)copy running-config startup-config

手順の詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

 

Example:

switch# configure terminal

switch(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface interface slot/port

 

Example:

switch(config)# interface ethernet 1/1

switch(config-if)#

設定インターフェイス モードを開始します。

ステップ 3

no switchport

 

Example:

switch(config-if)# no switchport

レイヤ 3 インターフェイスを選択します。

ステップ 4

service-policy type {qos | queuing output} policy-map-name [ no-stats ]

 

Example:

switch(config-if)# service-policy input policy1

switch(config-if)#

ポリシー マップをレイヤ 3 インターフェイスのサービス ポリシーとして使用するように指定します。2 つのポリシー マップ コンフィギュレーション モードがあります。

qos:分類モード。これがデフォルト モードです。

queuing:キューイング モード。

のみ適用できます。

ステップ 5

show policy-map interface interface slot/port type { qos | queuing }

 

Example:

switch(config)# show policy-map interface ethernet 1/1 type qos

(任意)指定したインターフェイスに適用したポリシー マップについての情報を表示します。デバイスが表示する内容を、qos またはキューイング ポリシーに制限できます。

ステップ 6

copy running-config startup-config

 

Example:

switch(config)# copy running-config startup-config

(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションに保存します。

システム サービス ポリシーの追加

service-policy コマンドは、システムのサービス ポリシーとしてシステム クラス ポリシー マップを指定します。

手順の概要

1. configure terminal

2. system qos

3. service-policy type {network-qos | queuing output } policy-map-name

手順の詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

 

Example:

switch# configure terminal

switch(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

system qos

 

Example:

switch(config)# system qos
switch(config-sys-qos)#

システム クラス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

service-policy type {network-qos | queuing output} policy-map-name

 

Example:

switch(config-sys-qos)# service-policy input policy1

 

ポリシー マップをシステムのサービス ポリシーとして使用するよう指定します。2 つのポリシー マップ コンフィギュレーション モードがあります。

network-qos:ネットワーク全体(system qos)モード

queuing:キューイング モード(システム qos およびインターフェイスの output)。

のみ適用できます。

形式を使用します。

Session Manager による QoS サポート

Session Manager は QoS の設定をサポートしています。この機能によって、QoSの設定を確認し、設定を実行コンフィギュレーションにコミットする前に、その設定が必要とするリソースが利用可能かどうかを確認できます。セッション マネージャについては、『 Cisco Nexus 9000 Series NX-OS System Management Configuration Guide 』を参照してください。

コンフィギュレーション セッションを開始すると、コンフィギュレーション セッションが中断されるかコミットされるまで、configure terminal コンフィギュレーション モードを使用してコンフィギュレーション コマンドを開始できません。並行設定(一方でコンフィギュレーション セッションを使用し、もう一方で configuration terminal コンフィギュレーション モードを使用)を開始すると、コンフィギュレーション セッション モードで確認エラーが発生する可能性があります。