Cisco Nexus 5000 シリーズ NX-OS ユニキャスト ルーティング コマンド リファレンス
P コマンド
P コマンド
発行日;2013/04/23 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 6MB) | フィードバック

目次

P コマンド

preempt(VRRP)

priority(VRRP)

P コマンド

この章では、P で始まる Cisco NX-OS 仮想ルータ冗長プロトコル(VRRP)コマンドについて説明します。

preempt(VRRP)

高いプライオリティのバックアップ仮想ルータによる低いプライオリティのマスター仮想ルータに対するプリエンプションをイネーブルにするには、 preempt コマンドを使用します。高いプライオリティのバックアップ仮想ルータによる低いプライオリティのマスター仮想ルータに対するプリエンプションをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

preempt

no preempt

 
構文の説明

このコマンドには、引数またはキーワードはありません。

 
コマンド デフォルト

イネーブル

 
コマンド モード

VRRP コンフィギュレーション モード

 
コマンド履歴

リリース
変更内容

5.0(3)N1(1)

このコマンドが追加されました。

 
使用上のガイドライン

Virtual Router Redundancy Protocol(VRRP; 仮想ルータ冗長プロトコル)を使用すると、故障した仮想ルータ マスターを引き継いだ仮想ルータ バックアップを、使用可能になった高いプライオリティの仮想ルータ バックアップでプリエンプションすることができます。

デフォルトでは、プリエンプション スキームがイネーブルです。使用可能になる高いプライオリティのバックアップ仮想ルータは、仮想ルータ マスターになるように選出されていたバックアップ仮想ルータを引き継ぎます。プリエンプションをディセーブルにした場合、仮想ルータ マスターになるように選出されているバックアップ仮想ルータは、元の仮想ルータ マスターが回復して再びマスターになるまでマスターであり続けます。


) このプリエンプションは、プライマリ IP アドレスには適用されません。


仮想 IP アドレスがインターフェイスの IP アドレスでもある場合には、プリエンプトが適用されます。

このコマンドには、ライセンスは必要ありません。


) レイヤ 3 インターフェイスをイネーブルにするため、LAN Base Services ライセンスがスイッチにインストールされていることを確認します。


次に、高いプライオリティのバックアップ仮想ルータによる低いプライオリティのマスター仮想ルータに対するプリエンプションをイネーブルにする例を示します。

switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 2/1
switch(config-if)# no switchport
switch(config-if)# vrrp 250
switch(config-if-vrrp)# preempt
switch(config-if-vrrp)#

 
関連コマンド

コマンド
説明

clear vrrp

指定の仮想ルータの全ソフトウェア カウンタを消去します。

show vrrp

VRRP 設定情報を表示します。

vrrp

VRRP グループを設定します。

 

priority(VRRP)

仮想ルータ冗長プロトコル(VRRP)のプライオリティを設定するには、 priority コマンドを使用します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

priority level [ forwarding-threshold lower lower-value upper upper-value ]

no priority level [ forwarding-threshold lower lower-value upper upper-value ]

 
構文の説明

level

仮想ルータのインターフェイス プライオリティ。値の範囲は 1 ~ 254 です。このルータが IP アドレスのオーナーである場合、この値は自動的に 254 に設定されます。デフォルトは 100 です。

forwarding-threshold

(任意)仮想ポート チャネル(vPC)トランクへのフェールオーバーのタイミングを決定するために vPC で使用されるしきい値を設定します。

lower lower-value

(任意)下限しきい値を設定します。範囲は 1 ~ 254 です。デフォルトは 1 です。

upper upper-value

(任意)上限しきい値を設定します。範囲は 1 ~ 254 です。デフォルトは 254 です。

 
コマンド デフォルト

デフォルト値は 100 です。インターフェイス IP アドレスがプライマリ仮想 IP アドレスと同じであるスイッチの場合、デフォルト値は 254 です。

 
コマンド モード

VRRP コンフィギュレーション モード

 
コマンド履歴

リリース
変更内容

5.0(3)N1(1)

このコマンドが追加されました。

 
使用上のガイドライン

このプライオリティでは、VRRP ルータが仮想ルータ バックアップとして機能するかどうかや、仮想ルータ マスターの障害が発生した場合に VRRP ルータが仮想ルータ マスターになる優先順位、各 VRRP の役割、および仮想ルータ マスターの障害が発生した場合の動作が決定されます。

VRRP ルータが仮想ルータの IP アドレスと物理インターフェイスの IP アドレスを所有している場合は、このルータが仮想ルータ マスターとして機能します。

デフォルトでは、プリエンプション スキームがイネーブルです。使用可能になる高いプライオリティのバックアップ仮想ルータは、仮想ルータ マスターになるように選出されていたバックアップ仮想ルータを引き継ぎます。プリエンプションをディセーブルにした場合、仮想ルータ マスターになるように選出されているバックアップ仮想ルータは、元の仮想ルータ マスターが回復して再びマスターになるまでマスターであり続けます。

このコマンドには、ライセンスは必要ありません。

次に、仮想ルータのプライオリティを指定する例を示します。

switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 2/1
switch(config-if)# no switchport
switch(config-if)# vrrp 250
switch(config-if-vrrp)# priority 2
switch(config-if-vrrp)#

 
関連コマンド

コマンド
説明

feature vrrp

VRRP をイネーブルにします。

preempt

仮想ルータでプリエンプションをイネーブルにします。

show vrrp

VRRP 設定情報を表示します。

shutdown(VRRP)

VRRP 設定をディセーブルにします。

vrrp

VRRP グループを設定します。