Cisco Nexus 5000 シリーズ NX-OS ユニキャスト ルーティング コマンド リファレンス Cisco NX-OS Release 5.x
R コマンド
R コマンド
発行日;2012/07/19 | 英語版ドキュメント(2012/07/12 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

R コマンド

redistribute(OSPF)

redistribute maximum-prefix(OSPF)

restart(OSPF)

retransmit-interval(OSPF 仮想リンク)

rfc1583compatibility

router ospf

router-id(OSPF)

R コマンド

この章では、R で始まる Cisco NX-OS Open Shortest Path First(OSPF)コマンドについて説明します。

redistribute(OSPF)

1 つのルーティング ドメインからのルートを OSPF に注入するには、 redistribute コマンドを使用します。コンフィギュレーション ファイルから redistribute コマンドを削除し、ルートの再配布をしないデフォルトの状態にシステムを戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

redistribute { bgp as-number | direct | eigrp id | ospf instance-tag | rip instance-tag | static } [ route-map map-name ]

no redistribute { bgp as-number | direct | eigrp as-number | ospf instance-tag | rip instance-tag | static }

 
構文の説明

bgp as-number

ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)からのルートを配布します。 as-number は、2 バイトまたは 4 バイトの自律システム番号です。2 バイト番号の範囲は 1 ~ 65535 です。4 バイト番号の範囲は 1 ~ 4294967295 です。

direct

インターフェイス上の直接接続されているルートを配布します。

eigrp id

EIGRP からのルートを配布します。 id 引数には、大文字と小文字が区別される任意の英数字文字列を指定できます。

ospf instance-tag

OSPF プロトコルからのルートを配布します。このプロトコルは IPv4 アドレス ファミリでサポートされています。 instance-tag 引数には、大文字と小文字が区別される最大 20 文字の任意の英数字文字列を指定できます。

rip instance-tag

RIP プロトコルからのルートを配布します。 instance-tag には、最大 20 文字の英数字を指定できます。

static

デフォルト スタティック ルートを含む IP スタティック ルートを再配布します。

route-map map-name

(任意)設定したルート マップの識別情報を指定します。ルート マップを使用して、EIGRP に再配布するルートをフィルタリングします。 map-name 引数には、最大 63 文字の英数字を指定できます。

 
コマンド デフォルト

ルートの再配布はディセーブルです。

 
コマンド モード

ルータ コンフィギュレーション モード
ルータ VRF コンフィギュレーション モード

 
コマンド履歴

リリース
変更内容

5.0(3)N1(1)

このコマンドが追加されました。

 
使用上のガイドライン

他のルーティング プロトコルからのルートを OSPF にインポートするには、 redistribute コマンドを使用します。これらのルートのフィルタリングには必ずルート マップを使用して、意図したルートのみ OSPF から再配布されるようにしてください。

別のプロトコルからのルートを OSPF に再配布するには、デフォルト メトリックを設定する必要があります。デフォルト メトリックは、 default-metric コマンドを使用して設定するか、 redistribute コマンドで設定したルート マップを使用して設定できます。


) スタティック ルートを再配布すると、Cisco NX-OS はデフォルトのスタティック ルートも再配布します。


このコマンドには、LAN Base Services ライセンスが必要です。

次に、BGP ルートを OSPF 自律システムに再配布する例を示します。

switch(config)# router ospf 209
switch(config-router)# redistribute bgp 64496
witch(config-router)#
 

 
関連コマンド

コマンド
説明

copy running-config startup-config

コンフィギュレーションの変更をスタートアップ コンフィギュレーション ファイルに保存します。

default-metric(OSPF)

OSPF に再配布されるルートのデフォルト メトリックを設定します。

show ip ospf

OSPF 情報を表示します。

redistribute maximum-prefix(OSPF)

OSPF に再配布されるルートの数を制限するには、 redistribute maximum-prefix コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

redistribute maximum-prefix max [ threshold ] [ warning-only | withdraw [ num-retries timeout ]]

no redistribute maximum-prefix max [ threshold ] [ warning-only | withdraw
[ num-retries timeout ]

 
構文の説明

max

OSPF が配布するプレフィックスの最大数。指定できる範囲は 0 ~ 65535 です。

threshold

(任意)警告メッセージをトリガーする最大プレフィックス数のパーセンテージ。範囲は 1 ~ 100 です。デフォルトは 75% です。

warning-only

(任意)プレフィックスの最大数を超えた場合に警告メッセージを記録します。

widthdraw

(任意)再配布されたすべてのルートを取り消します。

num-retries

(任意)OSPF が再配布されたルートの取得を試みる回数。範囲は 1 ~ 12 です。デフォルトは 1 です。

timeout

(任意)再試行のインターバル。値の範囲は 60 ~ 600 秒です。デフォルト値は 300 です。

 
コマンド デフォルト

制限なし

 
コマンド モード

ルータ コンフィギュレーション モード
VRF コンフィギュレーション モード

 
コマンド履歴

リリース
変更内容

5.0(3)N1(1)

このコマンドが追加されました。

 
使用上のガイドライン

clear ip ospf redistribute コマンドは、すべてのルートが取り消された場合に使用します。

このコマンドには、LAN Base Services ライセンスが必要です。

次に、OSPF に再配布されるルートの数を制限する例を示します。

switch# configure terminal
switch(config)# router ospf 201
switch(config-router)# redistribute bgp route-map FilterExternalBGP
switch(config-router)# redistribute maximum-prefix 1000 75
 

 
関連コマンド

コマンド
説明

copy running-config startup-config

コンフィギュレーションの変更をスタートアップ コンフィギュレーション ファイルに保存します。

show ip ospf

OSPF 情報を表示します。

show running-config ospf

OSPF の実行コンフィギュレーションを表示します。

restart(OSPF)

Open Shortest Path First version 2(OSPFv2)インスタンスを再起動し、関連付けられたすべてのネイバーを削除するには、 restart コマンドを使用します。

restart ospf instance-tag

 
構文の説明

instance-tag

内部で使用される OSPF ルーティング インスタンスの識別パラメータ。ローカルに割り当てられ、任意の文字または正の整数を使用できます。 instance-tag 引数には、最大 20 文字の英数字を指定できます。

 
コマンド デフォルト

なし

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション モード

 
コマンド履歴

リリース
変更内容

5.0(3)N1(1)

このコマンドが追加されました。

 
使用上のガイドライン

このコマンドには、LAN Base Services ライセンスが必要です。

次に、OSPFv2 インスタンスを再起動し、すべてのネイバーを削除する例を示します。

switch(config)# restart ospf 12
switch(config)#
 

 
関連コマンド

コマンド
説明

show ip ospf

OSPF 情報を表示します。

retransmit-interval(OSPF 仮想リンク)

仮想リンクに属している隣接関係に対する Link-State Advertisement(LSA; リンクステート アドバタイズメント)の再送信間隔を指定するには、 retransmit-interval コマンドを使用します。デフォルトに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

retransmit-interval seconds

retransmit-interval

 
構文の説明

seconds

再送信間の時間(秒単位)。接続ネットワーク上の任意の 2 台のルータ間で想定される往復遅延より大きな値にする必要があります。指定できる範囲は 1 ~ 65535 秒です。デフォルトは 5 秒です。

 
コマンド デフォルト

5 秒

 
コマンド モード

仮想リンク コンフィギュレーション モード

 
コマンド履歴

リリース
変更内容

5.0(3)N1(1)

このコマンドが追加されました。

 
使用上のガイドライン

このコマンドは、LSA 再送信時間を設定するために使用します。ルータは、LSA が受信されたことを示す Acknowledgment(ACK; 確認応答)を受信しなかった場合、再送信間隔で LSA を再送信します。

仮想リンクにはより大きな値を設定するようにしてください。

このコマンドには、LAN Base Services ライセンスが必要です。

次に、再送信インターバルの値を 8 秒に設定する例を示します。

switch(config)# router ospf 109
switch(config-router)# area 33 virtual-link 192.0.2.2
switch(config-router-vrf)# retransmit-interval 8
 

 
関連コマンド

コマンド
説明

area virtual-link

OSPF エリア内に仮想リンクを作成します。

rfc1583compatibility

サマリー ルート コストを計算するために使用される方法として RFC 1583 互換性を設定するには、 rfc1583compatibility コマンドを使用します。RFC 1583 互換性をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

rfc1583compatibility

no rfc1583compatibility

 
構文の説明

このコマンドには、引数またはキーワードはありません。

 
コマンド デフォルト

RFC 1583 の適合性がディセーブルです。

 
コマンド モード

ルータ コンフィギュレーション モード

 
コマンド履歴

リリース
変更内容

5.0(3)N1(1)

このコマンドが追加されました。

 
使用上のガイドライン

ルーティング ループの機会を最小化するには、Open Shortest Path First(OSPF)ルーティング ドメイン内のすべての OSPF ルータに等しく RFC に対する準拠性が設定されている必要があります。

RFC 2328 の導入により、サマリー ルート コストの計算方法である OSPF Version 2 が変更されました。RFC 2328 に沿った計算方法をイネーブルにするには、 no rfc1583compatibility コマンドを使用します。

この例は、ルータ プロセスが RFC 1583 と互換性があることを指定します。

switch# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch(config)# router ospf 2
switch(config-router)# rfc1583compatibility
 

 
関連コマンド

コマンド
説明

show ip ospf

OSPF ルーティング インスタンスに関する一般的な情報を表示します。

 

router ospf

OSPF ルーティング インスタンスを設定するには、 router ospf コマンドを使用します。OSPF ルーティング プロセスを終了するには、このコマンドの no 形式を使用します。

router ospf instance-tag

no router ospf instance-tag

 
構文の説明

instance-tag

内部で使用される OSPF ルーティング インスタンスの識別パラメータ。ローカルに割り当てられ、任意の文字または正の整数を使用できます。 instance-tag 引数には、最大 20 文字の英数字を指定できます。

 
コマンド デフォルト

OSPF ルーティング インスタンスは定義されていません。

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション モード

 
コマンド履歴

リリース
変更内容

5.0(3)N1(1)

このコマンドが追加されました。

 
使用上のガイドライン

各ルータに複数の OSPF ルーティング インスタンスを指定するには、 router ospf コマンドを使用します。

このコマンドには、LAN Base Services ライセンスが必要です。

次に、基本的な OSPF インスタンスを設定する例を示します。

switch(config)# router ospf 12
switch(config-router)#
 

次に、OSPF インスタンスを削除する例を示します。

switch(config)# no router ospf 12
switch(config)#
 

 
関連コマンド

コマンド
説明

copy running-config startup-config

コンフィギュレーションの変更をスタートアップ コンフィギュレーション ファイルに保存します。

show ip ospf

OSPF 情報を表示します。

router-id(OSPF)

OSPF インスタンス用の固定ルータ ID を使用するには、 router-id コマンドを使用します。以前の OSPF ルータ ID の動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

router-id ip-address

no router-id ip-address

 
構文の説明

ip-address

IP アドレス形式でのルータ ID。

 
コマンド デフォルト

このコマンドが設定されていない場合、OSPF はルータのいずれかのインターフェイスの IPv4 アドレスをルータ ID として選択します。

 
コマンド モード

ルータ コンフィギュレーション モード

 
コマンド履歴

リリース
変更内容

5.0(3)N1(1)

このコマンドが追加されました。

 
使用上のガイドライン

router-id コマンドは、ルータ ID の一意の 32 ビット数値を指定するために使用します。この処理によって、インターフェイス アドレスの設定に関係なく、EIGRP が機能することが保証されます。

隣接ルータを持つ OSPF にこのコマンドを使用した場合、OSPF は新しいルータ ID を OSPF が起動される次のリロード時に使用します。

このコマンドには、LAN Base Services ライセンスが必要です。

次に、ルータ ID を設定する例を示します。

switch(config)# router ospf 12
switch(config-router)# router-id 192.0.2.1

 
関連コマンド

コマンド
説明

router ospf

OSPF ルーティング プロセスを設定します。