Cisco MDS 9000 ファミリ CLI コンフィギュレーション ガイド リリース 3.x Cisco MDS SAN-OS for Release 3.0(1) ~ 3.3(3)
ファイバ チャネル書き込みアクセラレーションの設定
ファイバ チャネル書き込みアクセラレーションの設定
発行日;2013/09/03 | 英語版ドキュメント(2011/01/05 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 17MB) | フィードバック

目次

ファイバ チャネル書き込みアクセラレーションの設定

ファイバ チャネル書き込みアクセラレーション

ファイバ チャネル書き込みアクセラレーションの概要

ファイバ チャネル書き込みアクセラレーションのイネーブル化

ファイバ チャネル書き込みアクセラレーション情報の表示

デフォルト設定

ファイバ チャネル書き込みアクセラレーションの設定

ストレージ サービス モジュール(SSM)は、Cisco SAN-OS Release 2.0(2b) 以降が稼働する Cisco MDS 9000 ファミリ スイッチ上で、ファイバ チャネル書き込みアクセラレーションをサポートします。

この章は、次の項で構成されています。

「ファイバ チャネル書き込みアクセラレーション」

「ファイバ チャネル書き込みアクセラレーション情報の表示」

「デフォルト設定」

ファイバ チャネル書き込みアクセラレーション

ファイバ チャネル書き込みアクセラレーションは、アプリケーション遅延を最小にしたり、長距離間の 1 秒間のトランザクション数を削減します。同期データ レプリケーションを行う場合にファイバ チャネル書き込みアクセラレーションを使用すると、レプリケーション距離が伸び、有効遅延が短縮されて、パフォーマンスが向上します。この機能を利用するには、発信側およびターゲット デバイスを SSM に直接接続する必要があります。

この項では、次のトピックについて取り上げます。

「ファイバ チャネル書き込みアクセラレーションの概要」

「ファイバ チャネル書き込みアクセラレーションのイネーブル化」

ファイバ チャネル書き込みアクセラレーションの概要

ファイバ チャネル書き込みアクセラレーション機能では、バッファ数の設定も可能です。SCSI フローのターゲット側 DPP に予約されたバッファ数(2 KB)を変更できます。

設定するバッファ数を見積もるには、次の式を使用します。

(同時 SCSI 書き込み数 * SCSI 書き込みサイズ(バイト))/FCP データ フレーム サイズ(バイト)

たとえば、HDS 9970 間で HDS TrueCopy を実行すると 1 KB の FCP データ フレームを使用します。15 トラックがある 16-LUN TrueCopy グループ、または LUN あたり 768 KB の初期同期には、約 16*(768*1024)/1024 または 12248 の書き込みバッファが必要です。


) ファイバ チャネルの書き込みアクセラレーション機能を使用するには、発信側およびターゲット スイッチの両方に Enterprise Package ライセンスをインストールする必要があります。



) 発信側およびターゲットは、同一の Cisco MDS スイッチには接続できません。ファイバ チャネル書き込みアクセラレーションでは、発信側とターゲットを異なる Cisco MDS スイッチの SSM モジュールに接続する必要があります。


ファイバ チャネル書き込みアクセラレーションのイネーブル化

ファイバ チャネル書き込みアクセラレーションをイネーブルにし、任意で書き込みアクセラレーション バッファ数を変更するには、次の手順を実行します。

コマンド
目的

ステップ 1

switch# config t

switch(config)#

コンフィギュレーション モードに入ります。

ステップ 2

switch(config)# ssm enable feature scsi-flow module 2

スロット 2 の SSM の SCSI フロー サービスをイネーブルにします。

(注) ファイバ チャネル書き込みアクセラレーションは、インターフェイスのグループではなく、SSM のすべてのインターフェイスでのみ設定できます。

ステップ 3

switch(config)# scsi-flow flow-id 3 initiator-vsan 2 initiator-pwwn 21:00:00:e0:8b:07:5f:aa target-vsan 4 target-pwwn 2a:20:00:05:30:00:77:e0

発信側およびターゲットの pWWN を使用して SCSI フロー ID 3 を設定します。フロー ID の範囲は 1 ~ 65535 です。

ステップ 4

switch(config)# scsi-flow distribute

SCSI フローの CFS 配信をイネーブルにします。

(注) SCSI フローには、CFS 設定のコミット操作は必要ありません。SCSI Flow Manager はターゲットの検証に CFS を使用します。

ステップ 5

switch(config)# scsi-flow flow-id 3 write-acceleration

SCSI フロー ID 3 のファイバ チャネル書き込みアクセラレーションをイネーブルにします。

switch(config)# no scsi-flow flow-id 3 write-acceleration

SCSI フロー ID 3 の SCSI フロー書き込みアクセラレーションをディセーブルにします。デフォルトではディセーブルになっています。

ステップ 6

switch(config)# scsi-flow flow-id 3 write-acceleration buffer 2048

SCSI フロー ID 3 のファイバ チャネル書き込みアクセラレーションをイネーブルにして、バッファ数を 2048 に設定します。指定できる範囲は 1 ~ 40000 です。

switch(config)# no scsi-flow flow-id 3 write-acceleration buffer 1024

書き込みアクセラレーション バッファをデフォルト数に戻します。デフォルト値は 1024 です。

ファイバ チャネル書き込みアクセラレーション情報の表示

ファイバ チャネル書き込みアクセラレーション設定のステータスに関する情報を表示するには、 show scsi-flow コマンドを使用します(例 49-1 および例 49-2 を参照)。

例 49-1 すべての SCSI フロー ID のファイバ チャネル書き込みアクセラレーションの設定を表示

switch# show scsi-flow
Flow Id: 3
Initiator VSAN: 101
Initiator WWN: 21:00:00:e0:8b:05:76:28
Target VSAN: 102
Target WWN: 21:00:00:20:37:38:7f:7d
Target LUN: ALL LUNs
Flow Verification Status:
-------------------------
Initiator Verification Status: success
Target Verification Status: success
Initiator Linecard Status: success
Target Linecard Status: success
Feature Status:
---------------
Write-Acceleration enabled
Write-Acceleration Buffers: 1024
Configuration Status: success
Statistics enabled
Configuration Status: success
 
Flow Id: 4
Initiator VSAN: 101
Initiator WWN: 21:00:00:e0:8b:05:76:28
Target VSAN: 102
Target WWN: 21:00:00:20:37:38:a7:89
Target LUN: ALL LUNs
Flow Verification Status:
-------------------------
Initiator Verification Status: success
Target Verification Status: success
Initiator Linecard Status: success
Target Linecard Status: success
Feature Status:
---------------
Write-Acceleration enabled
Write-Acceleration Buffers: 1024
Configuration Status: success
Statistics enabled
Configuration Status: success
 

例 49-2 特定の SCSI フロー ID のファイバ チャネル書き込みアクセラレーションの設定を表示

switch# show scsi-flow flow-id 3
Flow Id: 3
Initiator VSAN: 101
Initiator WWN: 21:00:00:e0:8b:05:76:28
Target VSAN: 102
Target WWN: 21:00:00:20:37:38:7f:7d
Target LUN: ALL LUNs
Flow Verification Status:
-------------------------
Initiator Verification Status: success
Target Verification Status: success
Initiator Linecard Status: success
Target Linecard Status: success
Feature Status:
---------------
Write-Acceleration enabled
Write-Acceleration Buffers: 1024
Configuration Status: success
Statistics enabled
Configuration Status: success

デフォルト設定

表 49-1 に、ファイバ チャネル書き込みアクセラレーション パラメータのデフォルト設定を示します。

 

表 49-1 ファイバ チャネル書き込みアクセラレーション パラメータのデフォルト値

パラメータ
デフォルト

ファイバ チャネル書き込みアクセラレーション

ディセーブル

ファイバ チャネル書き込みアクセラレーション バッファ

1024