この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
インターフェイス グループは、インターフェイスの論理的なグループです。インターフェイス グループを使用すると、同じインターフェイス グループを複数の WLAN で設定するユーザ設定や、AP グループごとに WLAN インターフェイスを上書きすることが容易になります。インターフェイス グループには隔離済みまたは隔離済みでないインターフェイスを排他的に含めることができます。1 つのインターフェイスを複数のインターフェイス グループに含めることができます。
WLAN は、インターフェイスまたはインターフェイス グループに関連付けることができます。インターフェイス グループの名前とインターフェイスの名前を同じにすることはできません。
この機能を使用すると、クライアントを特定のサブネットに、そのサブネットが接続している外部コントローラに基づいて関連付けることができます。必要に応じて、外部コントローラの MAC と特定のインターフェイスまたはインターフェイス グループ(外部マップ)との間のマッピングを維持するように、アンカー コントローラ WLAN を設定できます。このマッピングが設定されていない場合、その外部コントローラ上のクライアントが WLAN に設定されたインターフェイス グループから関連付けられた VLAN を取得します。
インターフェイス グループには AAA Override を設定することもできます。この機能では、現行の AP グループと AAA Override アーキテクチャが拡張され、AP グループと AAA Override が、インターフェイスがマッピングされているインターフェイス グループ WLAN よりも優先されるように設定できます。これは、インターフェイス グループを使用した複数のインターフェイスに対して行われます。
この機能により、ネットワーク管理者はゲスト アンカー制限を設定できます。それにより、外部ロケーションにいる無線ゲスト ユーザは、同じアンカー コントローラ内から、外部ロケーションとコントローラ上の複数のサブネットのうちの 1 つの IP アドレスを取得できます。
WLC に VLAN グループを作成するには、次のコマンドを使用します。
vlan group word vlan-list 100-200
WLAN に VLAN グループをマッピングするには次のコマンドを使用します。
コントローラ上に最大 512 の WLAN を作成した後では、さまざまな AP に WLAN を選択的に公開(AP グループを使用して)することで、ワイヤレス ネットワークの管理を向上させることができます。一般的な展開では、WLAN 上のすべてのユーザはコントローラ上の 1 つのインターフェイスにマップされます。したがって、その WLAN にアソシエートされたすべてのユーザは、同じサブネットまたは VLAN 上にあります。ただし、複数のインターフェイス間で負荷を分散すること、または AP グループの作成によって個々の部門(たとえばマーケティング部門)などの特定の条件に基づくグループ ユーザへと負荷を分配することを選択できます。さらに、ネットワーク管理を簡素化するために、これらの AP グループを別個の VLAN で設定できます。
図 11-1 では、3 つの設定された動的インターフェイスが、3 つの異なる VLAN(VLAN 61、VLAN 62、および VLAN 63)にマップされています。3 つの AP グループが定義されており、各グループは異なる VLAN のメンバですが、すべてのグループが同じ SSID のメンバとなっています。ワイヤレス SSID 内のクライアントには、その AP がメンバとなっている VLAN サブネットから IP アドレスが割り当てられています。たとえば、AP グループ VLAN 61 のメンバである AP に関連する任意のユーザには、そのサブネットから IP アドレスが割り当てられます。
図 11-1 の例では、コントローラは内部的には AP 間のローミングをレイヤ 3 ローミング イベントとして扱います。
こうすることで、WLAN クライアントは元の IP アドレスを保持します。
すべての AP をコントローラに結合した後は、AP グループを作成して、最大 16 の WLAN を各グループに割り当てることができます。各 AP は、有効化されている WLAN のうち、その AP グループに属する WLAN だけをアドバタイズします。AP は、AP グループで無効化されている WLAN または別のグループに属する WLAN はアドバタイズしません。
ap group <WORD> wlan <apgroup> vlan < VLAN#>
次のコマンドは、AP グループに AP をマッピングします。