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このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
ご使用のソフトウェア リリースでは、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。 最新の機能情報と注意事項については、ご使用のプラットフォームとソフトウェア リリースに対応したリリース ノートを参照してください。
プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 Cisco Feature Navigator には、http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。 Cisco.com のアカウントは必要ありません。
無線リソース管理を設定するには、controllerをモビリティ アンカーではなくモビリティ コントローラとして設定する必要があります。 また、ホーム AP で動的なチャネル割り当て機能のサポートが必要な場合があります。
(注) |
モビリティ コントローラとモビリティ エージェントの設定については、『モビリティ コンフィギュレーション ガイド』を参照してください。 |
RF グループの AP の数は 2000 に限定されています。
AP の最大数をすでに保持している RF グループに AP が join しようとすると、デバイスはアプリケーションを拒否し、エラーをスローします。
RRM は、ネットワークに追加された新しいcontrollersや Lightweight アクセス ポイントを自動的に検出して設定します。 その後、アソシエートされている近くの Lightweight アクセス ポイントを自動的に調整して、カバレッジとキャパシティを最適化します。
(注) |
音声トラフィックやその他の重要なトラフィックがある場合(過去 100 ミリ秒内)、アクセス ポイントはオフチャネル測定を延期できます。 また、WLAN スキャンの延期プライオリティ設定に基づいて、延期されます。 |
各アクセス ポイントがオフチャネルになるのはすべての時間のわずか 0.2% です。 この動作はすべてのアクセス ポイントに分散されるので、隣接するアクセス ポイントが同時にスキャンを実行して、ワイヤレス LAN のパフォーマンスに悪影響を及ぼすことはありません。
RF グループは、無線単位でネットワークの計算を実行するために、グローバルに最適化された方法で RRM の実行を調整する Cisco WLC の論理的な集合です。 802.11 ネットワーク タイプごとに RF グループが存在します。 単一の RF グループに Cisco WLC をクラスタリングすることによって、RRM アルゴリズムは単一の Cisco WLC の機能を拡張できます。
MC 間で実行する RF グループ化。
Lightweight アクセス ポイントは、定期的にネイバー メッセージを無線で送信します。 同じ RF グループ名を使用しているアクセス ポイントは、相互に送信されたメッセージを検証します。
検証されたネイバー メッセージを、異なるコントローラ上のアクセス ポイントが -80 dBm 以上の信号強度で受信すると、Cisco WLC によって自動モードの RF 領域が動的に形成されます。 静的モードで、リーダーは手動で選択され、メンバが RF グループに追加されます。 RF グループ モードに関する詳細については、「RF グループ リーダー」の項を参照してください。
(注) |
RF グループとモビリティ グループは、どちらも Cisco WLC のクラスタを定義するという点では同じですが、用途に関しては異なります。 RF グループはスケーラブルでシステム全体にわたる動的な RF 管理を実現するのに対して、モビリティ グループはスケーラブルでシステム全体にわたるモビリティと Cisco WLC の冗長性を実現します。 |
7.0.116.0 のリリースから、RF グループ リーダーを次の 2 つの方法で設定することができます。
自動モード:このモードでは、RF グループのメンバによって、グループの「マスター」電力およびチャネル スキームを管理する RF グループ リーダーが選ばれます。 RF グループ アルゴリズムは、RF グループ リーダーを動的に選択し、RF グループ リーダーが常に存在していることを確認します。 グループ リーダーの割り当ては変更されることがあります(たとえば、現在の RF グループ リーダーが動作しなくなった場合、または RF グループ メンバが大幅に変更された場合)。
静的モード:このモードでは、ユーザは RF グループ リーダーとして Cisco WLC を手動で選択します。 このモードでは、リーダーおよびメンバは手動で設定され、固定されます。 メンバが RF グループに join できない場合は、理由が表示されます。 リーダーは、メンバが前の試行で join しなかった場合、1 分ごとにメンバとの接続を確立しようとします。
RF グループ リーダーは、システムによって収集されたリアルタイムの無線データを分析して、パワーおよびチャネルの割り当てを算出し、RF グループの各 Cisco WLC に送信します。 RRM アルゴリズムによって、システム全体の安定性が保証され、チャネルおよびパワー スキームの変更を適切なローカル RF 領域に制限します。
6.0 より前の Cisco WLC ソフトウェア リリースでは、動的チャネル割り当て(DCA)の検索アルゴリズムによって、RF グループの Cisco WLC にアソシエートされた無線について適切なチャネル計画を判別しますが、現在の計画よりも大幅に優れていない限り、新しいチャネル計画は適用されません。 両方の計画で最も不適切な無線のチャネル メトリックにより、適用する計画が決定されます。 新しいチャネル計画を適用するための唯一の基準として最もパフォーマンスの低い無線を使用すると、ピンニングまたはカスケードの問題が発生する可能性があります。
ピンニングが発生するのは、アルゴリズムによって RF グループの一部の無線に適したチャネル計画が検出されても、ネットワーク内の最も条件の悪い無線には適したチャネル オプションがないため、チャネル計画の変更が実施されない場合です。 RF グループ内の最も条件の悪い無線によって、グループ内の他の無線がより適切なチャネル計画を探すことができなくなる場合があります。 ネットワークの規模が大きければ大きいほど、よりピンニングになりやすくなります。
1 つの無線のチャネルが変更された場合に、RF 領域の残りの無線を最適化するため、連続してチャネル変更が行われると、カスケードが発生します。 このような無線を最適化すると、ネイバーおよびネイバーのネイバーのチャネル計画が次善のものになり、チャネル最適化が起動されます。 この影響は、すべてのアクセス ポイント無線が同じ RF グループに属している場合、複数のフロアまたは複数の建物に広がることがあります。 この変更は、大きなクライアントの混乱を引き起こし、ネットワークを不安定にします。
ピンニングとカスケードの主な原因は、新しいチャネル計画を検索する方法と、起こる可能性のあるチャネル計画の変更が単一の無線の RF 状態によって制御されていることです。 Cisco WLC ソフトウェア リリース 6.0 の DCA アルゴリズムは、ピンニングとカスケードを回避するよう再設計されました。 次の変更が実装されました。
複数のローカル検索:DCA 検索アルゴリズムでは、単一の無線による単一のグローバル検索ではなく、同じ DCA の処理内で異なる無線によって開始される複数のローカル検索が実行されます。 この変更によって、ピンニングとカスケードの両方に対応できるだけでなく、安定性を損なうことなく、DCA に必要な柔軟性と適合性が維持されます。
複数のチャネル計画変更イニシエータ(CPCI):以前は、最も条件の悪い単一の無線が、チャネル計画変更の唯一のイニシエータでした。 しかし、RF グループ内の各無線が評価されて、イニシエータ候補として優先順位付けされるようになりました。 生成されたリストはインテリジェントにランダム化されるので、最終的にすべての無線が評価され、ピンニングが発生する可能性はなくなります。
チャネル計画変更の適用制限(ローカリゼーション):各 CPCI 無線の場合、DCA アルゴリズムは適切なチャネル計画を求めてローカル検索を実行しますが、実際には CPCI 無線自身および 1 ホップ近隣のアクセス ポイントのみが現在の送信チャネルを変更できます。 アクセス ポイントによるチャネル計画変更のトリガーの影響は、そのアクセス ポイントの 2 RF ホップ内だけで認識され、実際のチャネル計画変更は 1 ホップ RF 領域内に制限されます。 この制限はすべての CPCI 無線にわたって適用されるため、カスケードが発生する可能性はありません。
非 RSSI ベースの累積コスト メトリック:累積コスト メトリックによって、全範囲、領域、またはネットワークが指定のチャネル計画でどの程度のパフォーマンスを示すのかを測定します。 チャネル計画の品質全体を把握する目的で、その領域内にあるすべてのアクセス ポイントに関する個々のコスト メトリックが考慮されます。 これらのメトリックを使用することで、すべてのチャネル計画変更に単一の各無線の品質の向上または低下が含まれるようになります。 その目的は、単一の無線の品質は向上するが、他の複数の無線のパフォーマンスが大幅に低下するような、チャネル計画変更を避けることです。
RRM アルゴリズムは、指定された更新間隔(デフォルトでは 600 秒)で実行されます。 更新間隔の合間に、RF グループ リーダーは各 RF グループ メンバにキープアライブ メッセージを送信し、リアルタイムの RF データを収集します。
(注) |
複数の監視間隔を使用することもできます。 詳細については、「RRM の設定」の項を参照してください。 |
Cisco WLC には RF グループ名が設定されます。この RF グループ名は、その Cisco WLC に join しているすべてのアクセス ポイントに送信され、アクセス ポイントでは、この名前がハッシュ MIC をネイバー メッセージで生成するための共有秘密として使用されます。 RF グループを作成するには、グループに含めるすべての Cisco WLC に同じ RF グループ名を設定します。
Cisco WLC に join しているアクセス ポイントが別の Cisco WLC 上のアクセス ポイントから RF 伝送を受け取る可能性がある場合は、それらの Cisco WLC に同じ RF グループ名を設定する必要があります。 アクセス ポイント間の RF 伝送を受信する可能性がある場合、802.11 干渉およびコンテンションをできるだけ回避するには、システム全体にわたる RRM が推奨されます。
(注) |
MC 内には MA の機能があります。 |
MA は、MC と通信します。 MA と通信している場合は、MC にはスイッチ/コントローラの MAC または IP アドレスが含まれます。
MC から指示された場合、MA は無線のチャンネル、電源、チャネル幅を設定します。 DFS、カバレッジ ホールの検出/緩和、静的なチャネル/電源の設定は、MA によって実行されます。
Cisco WLC の RF グループを作成したら、不正アクセス ポイントを検出するように、Cisco WLC に接続されたアクセス ポイントを設定する必要があります。 アクセス ポイントによって、近隣のアクセス ポイントのメッセージ内のビーコン/プローブ応答フレームが選択され、RF グループの認証情報要素(IE)と一致するものが含まれているかどうかが確認されます。 選択が正常に終了すると、フレームは認証されます。 正常に終了しなかった場合は、認証されているアクセス ポイントによって、近隣のアクセス ポイントが不正アクセス ポイントとして報告され、その BSSID が不正テーブルに記録されます。さらに、このテーブルは Cisco WLC に送信されます。
AP には、モビリティ エージェントとメッセージを交換する RRM CAPWAP サブシステムがあります。
controllerは、リアルタイムの無線 LAN 状況に基づいて、アクセス ポイントの送信電力を動的に制御します。
送信電力制御(TPC)アルゴリズムによって、RF 環境での変化に応じて、アクセス ポイントの電力が増減します。 多くの場合、TPC は干渉を低減させるため、アクセス ポイントの電力を下げようとします。ただし、アクセス ポイントで障害が発生したり、アクセス ポイントが無効になったりして、RF カバレッジに急激な変化があると、TPC は周囲のアクセス ポイントで電力を上げることもあります。 この機能は、主にクライアントと関係があるカバレッジ ホールの検出とは異なります。 TPC はアクセス ポイント間におけるチャネルの干渉を最小限に抑えながら、必要なカバレッジ レベルを達成するため、十分な RF 電力を提供します。
TPC アルゴリズムは、数多くのさまざまな RF 環境で RF 電力を分散させます。 ただし、自動パワー制御では、アーキテクチャの制約事項またはサイトの制約事項のため、適切な RF 設計を実装できなかった一部のケースは解消できない可能性があります。たとえば、すべてのアクセス ポイントを互いに近づけて中央の廊下に設置する必要があるが、建物の端までカバレッジが必要とされる場合などです。
このようなケースでは、最大および最小の送信電力制限を設定し、TPC の推奨を無効化することができます。 最大および最小の TPC 電力設定は、RF ネットワークの RF プロファイルを通じてすべてのアクセス ポイントに適用されます。
[Maximum Power Level Assignment] および [Minimum Power Level Assignment] を設定するには、[Tx Power Control] ページのテキスト ボックスに RRM が使用する最大および最小の送信電力を入力します。 これらのパラメータの範囲は -10 ~ 30 dBm です。 最小値を最大値よりも大きくしたり、最大値を最小値よりも小さくしたりすることはできません。
最大送信電力を設定すると、RRM では、controllerに接続されているすべてのアクセス ポイントはこの送信電力レベルを上回ることはできません(電力が RRM TPC またはカバレッジ ホールの検出のどちらで設定されるかは関係ありません)。 たとえば、最大送信電力を 11 dBm に設定すると、アクセス ポイントを手動で設定しない限り、アクセス ポイントが 11 dBm を上回る伝送を行うことはありません。
同じチャネル上の 2 つの隣接するアクセス ポイントによって、信号のコンテンションや信号の衝突が発生することがあります。 衝突の場合、アクセス ポイントではデータが受信されません。 この動作は問題になることがあります。たとえば、誰かがカフェで電子メールを読むことで、近隣の会社のアクセス ポイントのパフォーマンスに影響が及ぶような場合です。 これらがまったく別のネットワークであっても、チャネル 1 を使用してカフェにトラフィックが送信されることによって、同じチャネルを使用している会社の通信が妨害される可能性があります。 Controllersはアクセス ポイント チャネル割り当てを動的に割り当てて、衝突を回避し、キャパシティとパフォーマンスを改善することができます。 チャネルは「再利用」され、希少な RF リソースが浪費されるのを防ぐことができます。 つまり、チャネル 1 はカフェから離れた別のアクセス ポイントに割り当てられます。これは、チャネル 1 をまったく使用しない場合に比べてより効率的です。
controllerの動的チャネル割り当て(DCA)機能は、アクセス ポイント間における隣接するチャネルの干渉を最小限に抑える上でも役立ちます。 たとえば、1 や 2 など、802.11b/g 帯域の 2 つのオーバーラップするチャネルでは、両方が同時に 11/54Mbps を使用することはできません。 controllerは、チャネルを効果的に再割り当てすることによって、隣接するチャネルを分離します。
(注) |
重複しないチャネル(1、6、11 など)だけの使用を推奨します。 |
controllerは、さまざまなリアルタイムの RF 特性を検証して、次のようにチャネルの割り当てを効率的に処理します。
アクセス ポイントの受信エネルギー:各アクセス ポイントとその近隣のアクセス ポイント間で測定された受信信号強度。 チャネルを最適化して、ネットワーク キャパシティを最大にします。
ノイズ:ノイズによって、クライアントおよびアクセス ポイントの信号の品質が制限されます。 ノイズが増加すると、有効なセル サイズが小さくなり、ユーザ エクスペリエンスが低下します。 controllerでは、ノイズ源を避けるようにチャネルを最適化することで、システム キャパシティを維持しながらカバレッジを最適化できます。 過剰なノイズのためにチャネルが使用できない場合は、そのチャネルを回避できます。
802.11 干渉:干渉とは、不正アクセス ポイントや近隣のワイヤレス ネットワークなど、ワイヤレス LAN に含まれない 802.11 トラフィックのことです。 Lightweight アクセス ポイントは、常にすべてのチャネルをスキャンして干渉の原因を調べます。 802.11 干渉の量が定義済みの設定可能なしきい値(デフォルトは 10 % )を超えると、アクセス ポイントからcontrollerにアラートが送信されます。 その場合、controllerでは、RRM アルゴリズムを使用してチャネルの割り当てを動的に調整することで、干渉がある状況でシステム パフォーマンスを向上させることができます。 このような調整によって、隣接する Lightweight アクセス ポイントが同じチャネルに割り当てられることがあります。ただし、この設定は、干渉している外部アクセス ポイントが原因で使用できないチャネルにアクセス ポイントを割り当てたままにしておくよりも効果的です。
また、他のワイヤレス ネットワークがある場合、controllerは、他のネットワークを補足するようにチャネルの使用を変更します。 たとえば、チャネル 6 に 1 つのネットワークがある場合、隣接するワイヤレス LAN はチャネル 1 または 11 に割り当てられます。 この調整によって、周波数の共有が制限され、ネットワークのキャパシティが増加します。 チャネルにキャパシティがほとんど残っていない場合、controllerはそのチャネルを回避できます。 すべての非オーバーラップ チャネルが使用される非常に高密度の展開では、controllerでも最適な処理が行われますが、期待値を設定する際に RF 密度を考慮する必要があります。
負荷および利用率:利用率の監視が有効な場合、(たとえば、ロビーとエンジニアリング エリアを比較して)一部のアクセス ポイントが他のアクセス ポイントよりも多量のトラフィックを伝送するように展開されていることを、キャパシティの計算で考慮できます。 これにより、controllerは、最も低いパフォーマンスが報告されているアクセス ポイントを改善するようにチャネルを割り当てることができます。 チャネル構造を変更する際には、負荷を考慮して、現在ワイヤレス LAN に存在するクライアントへの影響を最小限に抑えるようにします。 このメトリックによって、すべてのアクセス ポイントの送信パケットおよび受信パケットの数が追跡されて、アクセス ポイントのビジー状態が測定されます。 新しいクライアントは過負荷のアクセス ポイントを回避し、別のアクセス ポイントにアソシエートします。 このパラメータはデフォルトではディセーブルになっています。
controllerは、この RF 特性情報を RRM アルゴリズムとともに使用して、システム全体にわたる判断を行います。 相反する要求の解決にあたっては、軟判定メトリックを使用して、ネットワーク干渉を最小限に抑えるための最善の方法が選択されます。 最終的には、3 次元空間における最適なチャネル設定が実現します。この場合、上下のフロアにあるアクセス ポイントが全体的なワイヤレス LAN 設定において主要な役割を果たします。
(注) |
2.4GHz 帯域の 40 MHz チャネル、または 80 MHz チャネルを使用する無線は、DCA ではサポートされていません。 |
RRM スタートアップ モードは、次のような状況で起動されます。
シングルcontroller環境では、RRM スタートアップ モードは、controllerがリブートしてから起動されます。
マルチcontroller環境では、RRM スタートアップ モードは、RF グループ リーダーが選定されてから起動されます。
CLI から RRM スタートアップ モードを開始できます。
RRM スタートアップ モードは、100 分間(10 分間隔で 10 回繰り返し)実行されます。 RRM スタートアップ モードの持続時間は、DCA 間隔、感度、およびネットワーク サイズとは関係ありません。 スタートアップ モードには、定常ステート チャネル計画に収束するために 10 回の高感度な(チャネルを容易に環境に対して敏感に変更する)DCA 実行が含まれます。 スタートアップ モードが終了した後、DCA は指定した間隔と感度で実行を継続します。
RRM カバレッジ ホール検出アルゴリズムは、堅牢な無線パフォーマンスに必要なレベルに達しないワイヤレス LAN の無線カバレッジの領域を検出することができます。 この機能によって、Lightweight アクセス ポイントを追加(または再配置)する必要があるというアラートが生成されます。
RRM 設定で指定されたレベルを下回るしきい値レベル(RSSI、失敗したクライアントの数、失敗したパケットの割合、および失敗したパケットの数)で Lightweight アクセス ポイント上のクライアントが検出されると、アクセス ポイントからcontrollerに「カバレッジ ホール」アラートが送信されます。 このアラートは、ローミング先の有効なアクセス ポイントがないまま、クライアントで劣悪な信号カバレッジが発生し続けるエリアが存在することを示します。 controllerでは、修正可能なカバレッジ ホールと不可能なカバレッジ ホールが識別されます。 修正可能なカバレッジ ホールの場合、controllerでは、その特定のアクセス ポイントの送信電力レベルを上げることによってカバレッジ ホールが解消されます。 送信電力を増加させることが不可能なクライアントや、電力レベルが静的に設定されているクライアントによって生じたカバレッジ ホールがcontrollerによって解消されることはありません。ダウンストリームの送信電力を増加させても、ネットワーク内の干渉を増加させる可能性があるからです。
1. configure terminal
2. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm ccx location-measurement interval
3. end
1. configure terminal
2. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm ndp-type {protected | transparent}
3. end
ステップ 1 | または を選択して、RRM の [General] ページを開きます。 | ||
ステップ 2 |
次のように、アラームに使用されるプロファイルしきい値を設定します。
|
||
ステップ 3 |
[Channel List] ドロップダウン リストから次のオプションのいずれかを選択して、アクセス ポイントで RRM によるスキャンに使用されるチャネルのセットを指定します。
|
||
ステップ 4 |
次のように、監視間隔を設定します。
|
||
ステップ 5 | [Apply(適用)] をクリックします。 | ||
ステップ 6 |
[Save Configuration]
をクリックします。
|
ここでは、GUI または CLI によって RF グループを設定する方法について説明します。
(注) |
通常、RF グループ名は展開時にスタートアップ ウィザードを使用して設定されます。 ただし、必要に応じて変更できます。 |
(注) |
複数の Country Code 機能を使用している場合、同じ RF グループに join する予定のすべての Cisco WLC は、同じ国を同じ順序で設定する必要があります。 |
(注) |
Cisco Prime インフラストラクチャを使用して RF グループを設定することもできます。 |
1. configure terminal
2. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm group-mode{auto | leader | off}
3. end
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: Controller# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm group-mode{auto | leader | off} 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm group-mode leader
|
802.11 帯域の RF グループ選択モードを設定します。 |
ステップ 3 | end 例: Controller(config)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 また、Ctrl+Z キーを押しても、グローバル コンフィギュレーション モードを終了できます。 |
1. configure terminal
2. wireless rf-network name
3. end
4. show network profile profile_number
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: Controller# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | wireless rf-network name 例: Controller (config)# wireless rf-network test1 |
RF グループを作成します。 グループ名は、最大 19 文字の ASCII 文字列で、大文字と小文字が区別されます。
|
||
ステップ 3 | end 例: Controller(config)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 また、Ctrl+Z キーを押しても、グローバル コンフィギュレーション モードを終了できます。 |
||
ステップ 4 | show network profile profile_number |
RF グループを表示します。
|
ステップ 1 | を選択して、[General] ページを開きます。 |
ステップ 2 | [RF Network Name] テキスト ボックスに RF グループの名前を入力します。 名前は最大 19 の ASCII 文字を含むことができ、大文字と小文字が区別されます。 |
ステップ 3 | [Apply] をクリックして、変更を確定します。 |
ステップ 4 | [Save Configuration] をクリックして、変更を保存します。 |
ステップ 5 | RF グループに含める各コントローラについて、この手順を繰り返します。 |
1. configure terminal
2. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm group-member group_name ip_addr
3. end
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: Controller# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm group-member group_name ip_addr 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm group-member Grpmem01 10.1.1.1
|
802.11 静的 RF グループにメンバを設定します。 グループ メンバをアクティブにするには、グループ モードをリーダーに設定する必要があります。 |
ステップ 3 | end 例: Controller(config)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 また、Ctrl+Z キーを押しても、グローバル コンフィギュレーション モードを終了できます。 |
1. configure terminal
2. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm tpc-threshold threshold_value
3. end
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: Controller# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm tpc-threshold threshold_value 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm tpc-threshold -60
|
自動電力割り当てのために RRM が使用する送信電力制御のしきい値を設定します。 範囲は -80 ~ -50 です。 |
ステップ 3 | end 例: Controller(config)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 また、Ctrl+Z キーを押しても、グローバル コンフィギュレーション モードを終了できます。 |
1. configure terminal
2. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm txpower{trans_power_level | auto | max | min | once}
3. end
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: Controller# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm txpower{trans_power_level | auto | max | min | once} 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm txpower auto
|
802.11 の送信電力レベルを設定します。 |
ステップ 3 | end 例: Controller(config)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 また、Ctrl+Z キーを押しても、グローバル コンフィギュレーション モードを終了できます。 |
ステップ 1 | または を選択して、RRM の [Tx Power Control (TPC)] ページを開きます。 | ||||||
ステップ 2 |
[Transmit Power Control] を選択します。 [Coverage Optimal Mode (TPCv1)]:強力な信号カバレッジと安定性を提供します。 このモードでは、送信電力を低く維持することでキャパシティを増やし、干渉を減らします。 |
||||||
ステップ 3 |
[Power Level Assignment Method] ドロップダウン リストから次のオプションのいずれかを選択して、Cisco WLC の動的電力割り当てモードを指定します。
|
||||||
ステップ 4 | [Maximum Power Level Assignment] および [Minimum Power Level Assignment] テキスト ボックスに最大および最小の電力レベル割り当て値を入力します。 | ||||||
ステップ 5 |
[Power Threshold] テキスト ボックスに、アクセス ポイントの電力を減らすかどうか判断する際に RRM で使用する切断信号レベルを入力します。 このパラメータのデフォルト値は –70 dBm(TPCv1)ですが、アクセス ポイントの伝送パワー レベルが必要以上に高い(または低い)場合は変更できます。 このパラメータの範囲は –80 ~ –50 dBm です。 この値を –65 ~ –50 dBm の範囲で増やすと、アクセス ポイントは高い送信電力で動作するようになります。 値を減らすと、逆の効果が得られます。 多数のアクセス ポイントを使用しているアプリケーションでは、ワイヤレス クライアントが認識する BSSID(アクセス ポイント)やビーコンの数を少なくするために、しきい値を –80 dBm または –75 dBm に下げるのが有用です。 一部のワイヤレス クライアントは多数の BSSID や高速ビーコンを処理できない場合があり、デフォルトのしきい値では、問題のある動作を起こす可能性があります。 |
||||||
ステップ 6 | [Apply(適用)] をクリックします。 | ||||||
ステップ 7 | [Save Configuration] をクリックします。 |
1. configure terminal
2. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm channel cleanair-event sensitivity {high | low | medium}
3. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm channel dca{channel number| anchor-time | global{auto| once}| interval | min-metric | sensitivity{high | low | medium}}
4. ap dot11 5ghz rrm channel dca chan-width-11n {20 | 40}
5. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm channel dca{{add | remove} channel number| anchor-time | global{auto| once}| interval | min-metric | sensitivity{high | low | medium}}
6. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm channel device
7. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm channel foreign
8. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm channel load
9. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm channel noise
10. end
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: Controller# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm channel cleanair-event sensitivity {high | low | medium} 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm channel cleanair-event sensitivity high
|
|
ステップ 3 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm channel dca{channel number| anchor-time | global{auto| once}| interval | min-metric | sensitivity{high | low | medium}} 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm channel dca interval 2
|
|
ステップ 4 | ap dot11 5ghz rrm channel dca chan-width-11n {20 | 40} |
5 GHz 帯域のすべての 802.11n 無線に対して DCA チャネル幅を設定します。 |
ステップ 5 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm channel dca{{add | remove} channel number| anchor-time | global{auto| once}| interval | min-metric | sensitivity{high | low | medium}} 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm channel dca interval 2
|
|
ステップ 6 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm channel device 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm channel device
|
802.11 チャネル割り当てで、非 Wi-Fi デバイスの継続的な回避を設定します。 |
ステップ 7 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm channel foreign 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm channel foreign
|
チャネル割り当てで、外部 AP の 802.11 干渉の回避を設定します。 |
ステップ 8 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm channel load 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm channel load
|
チャネル割り当てで、Cisco AP の 802.11 負荷の回避を設定します。 |
ステップ 9 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm channel noise 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm channel noise
|
チャネル割り当てで、802.11 ノイズの回避を設定します。 |
ステップ 10 | end 例: Controller(config)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 また、Ctrl+Z キーを押しても、グローバル コンフィギュレーション モードを終了できます。 |
RRM によるスキャンに使用するチャネルの選択時に、Cisco WLC の GUI を使用して動的チャネル割り当て(DCA)アルゴリズムで考慮されるチャネルを指定できます。
(注) |
この機能は、クライアントが古いデバイスであるため、またはクライアントに特定の制約事項があるために、クライアントで特定のチャネルがサポートされないことがわかっている場合に役立ちます。 |
ステップ 1 | 次のように、802.11a/n/ac または 802.11b/g/n ネットワークをディセーブルにします。 | ||||||||||||
ステップ 2 | または を選択して、[Dynamic Channel Assignment (DCA)] ページを開きます。 | ||||||||||||
ステップ 3 |
[Channel Assignment Method] ドロップダウン リストから次のオプションのいずれかを選択して、Cisco WLC の DCA モードを指定します。
|
||||||||||||
ステップ 4 | [Interval] ドロップダウン リストで、[10 minutes]、[1 hour]、[2 hours]、[3 hours]、[4 hours]、[6 hours]、[8 hours]、[12 hours]、または [24 hours] のいずれかのオプションを選択し、DCA アルゴリズムを実行する間隔を指定します。 デフォルト値は 10 分です。 | ||||||||||||
ステップ 5 | [AnchorTime] ドロップダウン リストで、DCA アルゴリズムの開始時刻を指定する数値を選択します。 オプションは、午前 12 時から 午後 11 時の時刻を表す、0 ~ 23(両端の値を含む)の数値です。 | ||||||||||||
ステップ 6 | [Avoid Foreign AP Interference] チェックボックスをオンにすると、Cisco WLC の RRM アルゴリズムで、Lightweight アクセス ポイントにチャネルを割り当てるときに、外部アクセス ポイント(ワイヤレス ネットワークに含まれないもの)からの 802.11 トラフィックが考慮されます。この機能をディセーブルにする場合は、オフにします。 たとえば RRM では、外部アクセス ポイントに近いチャネルをアクセス ポイントが回避するようにチャネル割り当てを調整できます。 デフォルト値はオンです。 | ||||||||||||
ステップ 7 | [Avoid Cisco AP Load] チェックボックスをオンにすると、Cisco WLC の RRM アルゴリズムで、チャネルを割り当てるときに、ワイヤレス ネットワーク内の Cisco Lightweight アクセス ポイントからの 802.11 トラフィックが考慮されます。この機能をディセーブルにする場合は、オフにします。 たとえば RRM では、トラフィックの負荷が高いアクセス ポイントに適切な再利用パターンを割り当てることができます。 デフォルト値はオフです。 | ||||||||||||
ステップ 8 | [Avoid Non-802.11a (802.11b) Noise] チェックボックスをオンにすると、Cisco WLC の RRM アルゴリズムで、Lightweight アクセス ポイントにチャネルを割り当てるときに、ノイズ(802.11 以外のトラフィック)が考慮されます。この機能をディセーブルにする場合は、オフにします。 たとえば RRM では、電子レンジなど、アクセス ポイント以外を原因とする重大な干渉があるチャネルをアクセス ポイントに回避させることができます。 デフォルト値はオンです。 | ||||||||||||
ステップ 9 | [Avoid Persistent Non-WiFi Interference] チェックボックスをオンにして、Cisco WLC が継続的な Wi-Fi 以外の干渉を無視できるようにします。 | ||||||||||||
ステップ 10 |
[DCA Channel Sensitivity]
ドロップダウン リストから、次のオプションのいずれかを選択して、チャネルを変更するかどうかを判断する際の、信号、負荷、ノイズ、干渉などの環境の変化に対する DCA アルゴリズムの感度を指定します。
デフォルト値は [Medium] です。 DCA の感度のしきい値は、次の表で示すように、無線帯域によって異なります。 |
||||||||||||
ステップ 11 |
802.11a/n/ac ネットワークの場合のみ、次のいずれかのチャネル幅オプションを選択し、5 GHz 帯域のすべての 802.11n 無線でサポートするチャネル帯域幅を指定します。
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ステップ 12 |
[DCA Channel List] 領域の [DCA Channels] テキスト ボックスには、現在選択されているチャネルが表示されます。 チャネルを選択するには、[Select] カラムでそのチャネルのチェックボックスをオンにします。 チャネルの選択を解除するには、チャネルのチェックボックスをオフにします。
|
||||||||||||
ステップ 13 | [Apply(適用)] をクリックします。 | ||||||||||||
ステップ 14 | 次の手順で、802.11 ネットワークを再度イネーブルにします。 | ||||||||||||
ステップ 15 | [Save Configuration] をクリックします。 |
1. configure terminal
2. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm coverage data{fail-percentage | packet-count | rssi-threshold}
3. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm coverage exception global exception level
4. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm coverage level global cli_min exception level
5. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm coverage voice{fail-percentage | packet-count | rssi-threshold}
6. end
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: Controller# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm coverage data{fail-percentage | packet-count | rssi-threshold} 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm coverage data fail-percentage 60
|
|
ステップ 3 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm coverage exception global exception level 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm coverage exception global 50
|
802.11 Cisco AP のカバレッジ例外レベルを、0 ~ 100 % の範囲で設定します。 |
ステップ 4 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm coverage level global cli_min exception level 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm coverage level global 10
|
802.11 Cisco AP クライアントの最小例外を、1 ~ 75 の範囲で指定します。 |
ステップ 5 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm coverage voice{fail-percentage | packet-count | rssi-threshold} 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm coverage voice packet-count 10
|
|
ステップ 6 | end 例: Controller(config)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 また、Ctrl+Z キーを押しても、グローバル コンフィギュレーション モードを終了できます。 |
ステップ 1 | 次の手順で 802.11 ネットワークをディセーブルにします。 | ||
ステップ 2 | または を選択して、[coverage] ページを開くきます。 | ||
ステップ 3 | カバレッジ ホールの検出をイネーブルにする場合は、[Enable Coverage Hole Detection] チェックボックスをオンにします。この機能をディセーブルにする場合は、オフにします。 カバレッジ ホールの検出をイネーブルにすると、カバレッジが不完全な領域に位置する可能性のあるクライアントを持つアクセス ポイントがあるかどうかを、アクセス ポイントから受信したデータに基づいて Cisco WLC が自動的に判断します。 デフォルト値はオンです。 | ||
ステップ 4 | [Data RSSI] テキスト ボックスに、アクセス ポイントで受信されたデータ パケットの最小の受信信号強度インジケータ(RSSI)値を入力します。 入力する値は、ネットワーク内のカバレッジ ホール(またはカバレッジが不完全な領域)を特定するのに使用されます。 アクセス ポイントによって、ここで入力する値より RSSI 値が小さいパケットがデータ キューに受信される場合、潜在的なカバレッジ ホールが検出されています。 有効な値の範囲は –90 ~ –60 dBm で、デフォルト値は –80 dBm です。 アクセス ポイントでは、データ RSSI が 5 秒おきに測定され、それらが 90 秒間隔で Cisco WLC にレポートされます。 | ||
ステップ 5 | [Voice RSSI] テキスト ボックスに、アクセス ポイントで受信された音声パケットの最小の受信信号強度インジケータ(RSSI)値を入力します。 入力する値は、ネットワーク内のカバレッジ ホールを特定するのに使用されます。 アクセス ポイントによって、ここで入力する値より RSSI 値が小さいパケットが音声キューに受信される場合、潜在的なカバレッジ ホールが検出されています。 有効な値の範囲は –90 ~ –60 dBm で、デフォルト値は –80 dBm です。 アクセス ポイントでは、音声 RSSI が 5 秒おきに測定され、それらが 90 秒間隔で Cisco WLC にレポートされます。 | ||
ステップ 6 | [Min Failed Client Count per AP] テキスト ボックスに、RSSI 値がデータ RSSI または音声 RSSI のしきい値以下である、アクセス ポイント上のクライアントの最小数を入力します。 有効な範囲は 1 ~ 75 で、デフォルト値は 3 です。 | ||
ステップ 7 |
[Coverage Exception Level per AP] テキスト ボックスに、信号レベルが低くなっているにもかかわらず別のアクセス ポイントにローミングできない、アクセス ポイント上のクライアントの割合を入力します。 有効な値の範囲は 0 ~ 100% で、デフォルト値は 25% です。
|
||
ステップ 8 | [Apply(適用)] をクリックします。 | ||
ステップ 9 | 次の手順で 802.11 ネットワークを再度イネーブルにします。 | ||
ステップ 10 | [Save Configuration] をクリックします。 |
1. configure terminal
2. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm logging{channel | coverage | foreign | load | noise | performance | txpower}
3. end
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: Controller# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm logging{channel | coverage | foreign | load | noise | performance | txpower} 例: Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm logging channel Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm logging coverage Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm logging foreign Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm logging load Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm logging noise Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm logging performance Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm logging txpower |
各種パラメータに対するイベント ロギングを設定します。
|
ステップ 3 | end 例: Controller(config)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 また、Ctrl+Z キーを押しても、グローバル コンフィギュレーション モードを終了できます。 |
1. configure terminal
2. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm monitor channel-list{all | country | dca}
3. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm monitor coverage interval
4. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm monitor load interval
5. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm monitor noise interval
6. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm monitor signal interval
7. end
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: Controller# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm monitor channel-list{all | country | dca} 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm monitor channel-list all
|
|
ステップ 3 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm monitor coverage interval 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm monitor coverage 600
|
802.11 のカバレッジ測定間隔を、60 ~ 3600 秒の範囲で設定します。 |
ステップ 4 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm monitor load interval 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm monitor load 180
|
802.11 負荷測定間隔を、60 ~ 3600 秒の範囲で設定します。 |
ステップ 5 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm monitor noise interval 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm monitor noise 360
|
802.11 のノイズ測定間隔(チャネル スキャン間隔)を、60 ~ 3600 秒の範囲で設定します。 |
ステップ 6 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm monitor signal interval 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm monitor signal 480
|
802.11 の信号測定間隔(ネイバー パケットの頻度)を、60 ~ 3600 秒の範囲で設定します。 |
ステップ 7 | end 例: Controller(config)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 また、Ctrl+Z キーを押しても、グローバル コンフィギュレーション モードを終了できます。 |
1. configure terminal
2. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm profile clients cli_threshold_value
3. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm profile foreign int_threshold_value
4. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm profile noise for_noise_threshold_value
5. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm profile throughput throughput_threshold_value
6. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm profile utilization rf_util_threshold_value
7. end
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: Controller# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm profile clients cli_threshold_value 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm profile clients 20 |
802.11 Cisco AP クライアント数のしきい値を、1 ~ 75 の範囲で設定します。 |
ステップ 3 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm profile foreign int_threshold_value 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm profile foreign 50
|
802.11 外部干渉のしきい値を、0 ~ 100 % の範囲で設定します。 |
ステップ 4 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm profile noise for_noise_threshold_value 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm profile noise -65
|
802.11 外部ノイズのしきい値を、-127 ~ 0 dBm の範囲で設定します。 |
ステップ 5 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm profile throughput throughput_threshold_value 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm profile throughput 10000
|
802.11 Cisco AP スループットのしきい値を、1000 ~ 10000000 バイト/秒の範囲で設定します。 |
ステップ 6 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm profile utilization rf_util_threshold_value 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm profile utilization 75
|
802.11 RF 使用率のしきい値を、0 ~ 100% の範囲で設定します。 |
ステップ 7 | end 例: Controller(config)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 また、Ctrl+Z キーを押しても、グローバル コンフィギュレーション モードを終了できます。 |
(注) |
この名前は、すべてのビーコン フレーム内の認証 IE を検証するために使用されます。 Cisco WLC に異なる名前が設定されている場合は、誤ったアラームが生成されます。 |
1. ap name Cisco_AP mode {local | monitor}
2. end
3. configure terminal
4. wireless wps ap-authentication
5. wireless wps ap-authentication threshold value
コマンドまたはアクション | 目的 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
ステップ 1 | ap name Cisco_AP mode {local | monitor} 例: Controller# ap name ap1 mode local |
ローカル(通常)モードまたはモニタ(リッスン専用)モードの特定アクセス ポイントを設定します。 Cisco WLC に接続されたすべてのアクセス ポイントについて、次の手順を実行します。 |
||||
ステップ 2 | end 例: Controller(config)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 また、Ctrl+Z キーを押しても、グローバル コンフィギュレーション モードを終了できます。 |
||||
ステップ 3 | configure terminal 例: Controller# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||||
ステップ 4 | wireless wps ap-authentication 例: Controller (config)# wireless wps ap-authentication |
不正なアクセス ポイントの検出をイネーブルにします。 |
||||
ステップ 5 | wireless wps ap-authentication threshold value 例: Controller (config)# wireless wps ap-authentication threshold 50 |
不正アクセス ポイント アラームが生成されるタイミングを指定します。 検出期間内にしきい値(無効な認証 IE を含むアクセス ポイント フレームの数を示します)に達した場合またはしきい値を超えた場合に、アラームが生成されます。 しきい値の有効範囲は 1 ~ 255 で、デフォルトのしきい値は 1 です。 アラームの誤判定を防止するには、しきい値を高い値に設定してください。
|
ステップ 1 |
RF グループ内の各 Cisco WLC に同じ RF グループ名が設定されていることを確認します。
|
||
ステップ 2 | を選択して、[All APs] ページを開きます。 | ||
ステップ 3 | アクセス ポイントの名前をクリックして、[All APs] > [Edit] ページを開きます。 | ||
ステップ 4 | [AP Mode] ドロップダウン リストから [local] または [monitor] を選択し、[Apply] をクリックして変更を確定します。 | ||
ステップ 5 | [Save Configuration] をクリックして、変更を保存します。 | ||
ステップ 6 | Cisco WLC に接続されているすべてのアクセス ポイントについて、ステップ 2 からステップ 5 を繰り返します。 | ||
ステップ 7 | を選択して、[AP Authentication Policy] ページを開きます。 | ||
ステップ 8 | [Protection Type] ドロップダウン リストから [AP Authentication] を選択して、不正アクセス ポイントの検出をイネーブルにします。 | ||
ステップ 9 |
[Alarm Trigger Threshold] 編集ボックスに数値を入力して、不正アクセス ポイント アラームがいつ生成されるようにするかを指定します。 検出期間内にしきい値(無効な認証 IE を含むアクセス ポイント フレームの数を示します)に達した場合またはしきい値を超えた場合に、アラームが生成されます。
|
||
ステップ 10 | [Apply] をクリックして、変更を確定します。 | ||
ステップ 11 | [Save Configuration] をクリックして、変更を保存します。 | ||
ステップ 12 |
RF グループ内のすべての Cisco WLC について、この手順を繰り返します。
|
コマンド | 説明 |
---|---|
show ap dot11 24ghz ccx |
すべての Cisco AP に対して 802.11b CCX 情報を表示します。 |
show ap dot11 24ghz channel |
802.11b チャネル割り当ての設定および統計情報を表示します。 |
show ap dot11 24ghz coverage |
802.11b カバレッジの設定と統計情報を表示します。 |
show ap dot11 24ghz group |
802.11b グループ化の設定と統計情報を表示します。 |
show ap dot11 24ghz l2roam |
802.11b l2roam 情報を表示します。 |
show ap dot11 24ghz logging |
802.11b イベント ロギングの設定と統計情報を表示します。 |
show ap dot11 24ghz monitor |
802.11b モニタリングの設定および統計情報を表示します。 |
show ap dot11 24ghz profile |
すべての Cisco AP の 802.11b プロファイル情報を表示します。 |
show ap dot11 24ghz receiver |
802.11b レシーバの設定と統計情報を表示します。 |
show ap dot11 24ghz summary |
802.11b Cisco AP の設定と統計情報を表示します。 |
show ap dot11 24ghz txpower |
802.11b 送信電力制御の設定と統計情報を表示します。 |
show ap dot11 5ghz ccx |
すべての Cisco AP の 802.11a CCX 情報を表示します。 |
show ap dot11 5ghz channel |
802.11a チャネル割り当ての設定および統計情報を表示します。 |
show ap dot11 5ghz coverage |
802.11a カバレッジの設定と統計情報を表示します。 |
show ap dot11 5ghz group |
802.11a グループ化の設定と統計情報を表示します。 |
show ap dot11 5ghz l2roam |
802.11a l2roam 情報を表示します。 |
show ap dot11 5ghz logging |
802.11a イベント ロギングの設定と統計情報を表示します。 |
show ap dot11 5ghz monitor |
802.11a モニタリングの設定および統計情報を表示します。 |
show ap dot11 5ghz profile |
すべての Cisco AP の 802.11a プロファイル情報を表示します。 |
show ap dot11 5ghz receiver |
802.11a レシーバの設定と統計情報を表示します。 |
show ap dot11 5ghz summary |
802.11a Cisco AP の設定と統計情報を表示します。 |
show ap dot11 5ghz txpower |
802.11a 送信電力制御の設定と統計情報を表示します。 |
ここでは、RF グループ ステータスの新しいコマンドについて説明します。
コマンド |
目的 |
show ap dot11 5ghz group | 802.11a RF ネットワークの RF グループ リーダーである Cisco WLC の名前が表示されます。 |
show ap dot11 24ghz group | 802.11b/g RF ネットワークの RF グループ リーダーである Cisco WLC の名前が表示されます。 |
ステップ 1 |
を選択して、[RF Grouping Algorithm] ページを開きます。 このページは RF グループの詳細を示し、設定可能なパラメータ [Group mode]、この Cisco WLC の [Group role]、[Group Update Interval]、およびこの Cisco WLC の [Group Leader] の Cisco WLC 名と IP アドレスを表示します。
|
||
ステップ 2 | (任意)選択しなかったネットワーク タイプ(802.11a/n または 802.11b/g/n)について、この手順を繰り返します。 |
Controller# configure terminal Controller(config)# wireless rf-network test1 Controller(config)# ap dot11 24ghz shutdown Controller(config)# end Controller # show network profile 5
Controller# ap name ap1 mode local Controller# end Controller# configure terminal Controller(config)# wireless wps ap-authentication Controller(config)# wireless wps ap-authentication threshold 50 Controller(config)# end
関連項目 | マニュアル タイトル |
---|---|
RRM コマンドと詳細 |
RRM コマンド リファレンス、Cisco IOS XE リリース 3SE(Cisco WLC 5700 シリーズ) |
MIB | MIB のリンク |
---|---|
本リリースでサポートするすべての MIB | 選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、およびフィーチャ セットに関する MIB を探してダウンロードするには、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。 |
説明 | リンク |
---|---|
シスコのサポート Web サイトでは、シスコの製品やテクノロジーに関するトラブルシューティングにお役立ていただけるように、マニュアルやツールをはじめとする豊富なオンライン リソースを提供しています。 お使いの製品のセキュリティ情報や技術情報を入手するために、Cisco Notification Service(Field Notice からアクセス)、Cisco Technical Services Newsletter、Really Simple Syndication(RSS)フィードなどの各種サービスに加入できます。 シスコのサポート Web サイトのツールにアクセスする際は、Cisco.com のユーザ ID およびパスワードが必要です。 |
リリース | 機能情報 |
---|---|
Cisco IOS XE 3.3SE | この機能が導入されました。 |
目次
ご使用のソフトウェア リリースでは、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。 最新の機能情報と注意事項については、ご使用のプラットフォームとソフトウェア リリースに対応したリリース ノートを参照してください。
プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 Cisco Feature Navigator には、http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。 Cisco.com のアカウントは必要ありません。
RRM は、ネットワークに追加された新しいcontrollersや Lightweight アクセス ポイントを自動的に検出して設定します。 その後、アソシエートされている近くの Lightweight アクセス ポイントを自動的に調整して、カバレッジとキャパシティを最適化します。
(注) |
音声トラフィックやその他の重要なトラフィックがある場合(過去 100 ミリ秒内)、アクセス ポイントはオフチャネル測定を延期できます。 また、WLAN スキャンの延期プライオリティ設定に基づいて、延期されます。 |
各アクセス ポイントがオフチャネルになるのはすべての時間のわずか 0.2% です。 この動作はすべてのアクセス ポイントに分散されるので、隣接するアクセス ポイントが同時にスキャンを実行して、ワイヤレス LAN のパフォーマンスに悪影響を及ぼすことはありません。
RF グループは、無線単位でネットワークの計算を実行するために、グローバルに最適化された方法で RRM の実行を調整する Cisco WLC の論理的な集合です。 802.11 ネットワーク タイプごとに RF グループが存在します。 単一の RF グループに Cisco WLC をクラスタリングすることによって、RRM アルゴリズムは単一の Cisco WLC の機能を拡張できます。
MC 間で実行する RF グループ化。
Lightweight アクセス ポイントは、定期的にネイバー メッセージを無線で送信します。 同じ RF グループ名を使用しているアクセス ポイントは、相互に送信されたメッセージを検証します。
検証されたネイバー メッセージを、異なるコントローラ上のアクセス ポイントが -80 dBm 以上の信号強度で受信すると、Cisco WLC によって自動モードの RF 領域が動的に形成されます。 静的モードで、リーダーは手動で選択され、メンバが RF グループに追加されます。 RF グループ モードに関する詳細については、「RF グループ リーダー」の項を参照してください。
(注) |
RF グループとモビリティ グループは、どちらも Cisco WLC のクラスタを定義するという点では同じですが、用途に関しては異なります。 RF グループはスケーラブルでシステム全体にわたる動的な RF 管理を実現するのに対して、モビリティ グループはスケーラブルでシステム全体にわたるモビリティと Cisco WLC の冗長性を実現します。 |
7.0.116.0 のリリースから、RF グループ リーダーを次の 2 つの方法で設定することができます。
自動モード:このモードでは、RF グループのメンバによって、グループの「マスター」電力およびチャネル スキームを管理する RF グループ リーダーが選ばれます。 RF グループ アルゴリズムは、RF グループ リーダーを動的に選択し、RF グループ リーダーが常に存在していることを確認します。 グループ リーダーの割り当ては変更されることがあります(たとえば、現在の RF グループ リーダーが動作しなくなった場合、または RF グループ メンバが大幅に変更された場合)。
静的モード:このモードでは、ユーザは RF グループ リーダーとして Cisco WLC を手動で選択します。 このモードでは、リーダーおよびメンバは手動で設定され、固定されます。 メンバが RF グループに join できない場合は、理由が表示されます。 リーダーは、メンバが前の試行で join しなかった場合、1 分ごとにメンバとの接続を確立しようとします。
RF グループ リーダーは、システムによって収集されたリアルタイムの無線データを分析して、パワーおよびチャネルの割り当てを算出し、RF グループの各 Cisco WLC に送信します。 RRM アルゴリズムによって、システム全体の安定性が保証され、チャネルおよびパワー スキームの変更を適切なローカル RF 領域に制限します。
6.0 より前の Cisco WLC ソフトウェア リリースでは、動的チャネル割り当て(DCA)の検索アルゴリズムによって、RF グループの Cisco WLC にアソシエートされた無線について適切なチャネル計画を判別しますが、現在の計画よりも大幅に優れていない限り、新しいチャネル計画は適用されません。 両方の計画で最も不適切な無線のチャネル メトリックにより、適用する計画が決定されます。 新しいチャネル計画を適用するための唯一の基準として最もパフォーマンスの低い無線を使用すると、ピンニングまたはカスケードの問題が発生する可能性があります。
ピンニングが発生するのは、アルゴリズムによって RF グループの一部の無線に適したチャネル計画が検出されても、ネットワーク内の最も条件の悪い無線には適したチャネル オプションがないため、チャネル計画の変更が実施されない場合です。 RF グループ内の最も条件の悪い無線によって、グループ内の他の無線がより適切なチャネル計画を探すことができなくなる場合があります。 ネットワークの規模が大きければ大きいほど、よりピンニングになりやすくなります。
1 つの無線のチャネルが変更された場合に、RF 領域の残りの無線を最適化するため、連続してチャネル変更が行われると、カスケードが発生します。 このような無線を最適化すると、ネイバーおよびネイバーのネイバーのチャネル計画が次善のものになり、チャネル最適化が起動されます。 この影響は、すべてのアクセス ポイント無線が同じ RF グループに属している場合、複数のフロアまたは複数の建物に広がることがあります。 この変更は、大きなクライアントの混乱を引き起こし、ネットワークを不安定にします。
ピンニングとカスケードの主な原因は、新しいチャネル計画を検索する方法と、起こる可能性のあるチャネル計画の変更が単一の無線の RF 状態によって制御されていることです。 Cisco WLC ソフトウェア リリース 6.0 の DCA アルゴリズムは、ピンニングとカスケードを回避するよう再設計されました。 次の変更が実装されました。
複数のローカル検索:DCA 検索アルゴリズムでは、単一の無線による単一のグローバル検索ではなく、同じ DCA の処理内で異なる無線によって開始される複数のローカル検索が実行されます。 この変更によって、ピンニングとカスケードの両方に対応できるだけでなく、安定性を損なうことなく、DCA に必要な柔軟性と適合性が維持されます。
複数のチャネル計画変更イニシエータ(CPCI):以前は、最も条件の悪い単一の無線が、チャネル計画変更の唯一のイニシエータでした。 しかし、RF グループ内の各無線が評価されて、イニシエータ候補として優先順位付けされるようになりました。 生成されたリストはインテリジェントにランダム化されるので、最終的にすべての無線が評価され、ピンニングが発生する可能性はなくなります。
チャネル計画変更の適用制限(ローカリゼーション):各 CPCI 無線の場合、DCA アルゴリズムは適切なチャネル計画を求めてローカル検索を実行しますが、実際には CPCI 無線自身および 1 ホップ近隣のアクセス ポイントのみが現在の送信チャネルを変更できます。 アクセス ポイントによるチャネル計画変更のトリガーの影響は、そのアクセス ポイントの 2 RF ホップ内だけで認識され、実際のチャネル計画変更は 1 ホップ RF 領域内に制限されます。 この制限はすべての CPCI 無線にわたって適用されるため、カスケードが発生する可能性はありません。
非 RSSI ベースの累積コスト メトリック:累積コスト メトリックによって、全範囲、領域、またはネットワークが指定のチャネル計画でどの程度のパフォーマンスを示すのかを測定します。 チャネル計画の品質全体を把握する目的で、その領域内にあるすべてのアクセス ポイントに関する個々のコスト メトリックが考慮されます。 これらのメトリックを使用することで、すべてのチャネル計画変更に単一の各無線の品質の向上または低下が含まれるようになります。 その目的は、単一の無線の品質は向上するが、他の複数の無線のパフォーマンスが大幅に低下するような、チャネル計画変更を避けることです。
RRM アルゴリズムは、指定された更新間隔(デフォルトでは 600 秒)で実行されます。 更新間隔の合間に、RF グループ リーダーは各 RF グループ メンバにキープアライブ メッセージを送信し、リアルタイムの RF データを収集します。
(注) |
複数の監視間隔を使用することもできます。 詳細については、「RRM の設定」の項を参照してください。 |
Cisco WLC には RF グループ名が設定されます。この RF グループ名は、その Cisco WLC に join しているすべてのアクセス ポイントに送信され、アクセス ポイントでは、この名前がハッシュ MIC をネイバー メッセージで生成するための共有秘密として使用されます。 RF グループを作成するには、グループに含めるすべての Cisco WLC に同じ RF グループ名を設定します。
Cisco WLC に join しているアクセス ポイントが別の Cisco WLC 上のアクセス ポイントから RF 伝送を受け取る可能性がある場合は、それらの Cisco WLC に同じ RF グループ名を設定する必要があります。 アクセス ポイント間の RF 伝送を受信する可能性がある場合、802.11 干渉およびコンテンションをできるだけ回避するには、システム全体にわたる RRM が推奨されます。
(注) |
MC 内には MA の機能があります。 |
MA は、MC と通信します。 MA と通信している場合は、MC にはスイッチ/コントローラの MAC または IP アドレスが含まれます。
MC から指示された場合、MA は無線のチャンネル、電源、チャネル幅を設定します。 DFS、カバレッジ ホールの検出/緩和、静的なチャネル/電源の設定は、MA によって実行されます。
Cisco WLC の RF グループを作成したら、不正アクセス ポイントを検出するように、Cisco WLC に接続されたアクセス ポイントを設定する必要があります。 アクセス ポイントによって、近隣のアクセス ポイントのメッセージ内のビーコン/プローブ応答フレームが選択され、RF グループの認証情報要素(IE)と一致するものが含まれているかどうかが確認されます。 選択が正常に終了すると、フレームは認証されます。 正常に終了しなかった場合は、認証されているアクセス ポイントによって、近隣のアクセス ポイントが不正アクセス ポイントとして報告され、その BSSID が不正テーブルに記録されます。さらに、このテーブルは Cisco WLC に送信されます。
AP には、モビリティ エージェントとメッセージを交換する RRM CAPWAP サブシステムがあります。
controllerは、リアルタイムの無線 LAN 状況に基づいて、アクセス ポイントの送信電力を動的に制御します。
送信電力制御(TPC)アルゴリズムによって、RF 環境での変化に応じて、アクセス ポイントの電力が増減します。 多くの場合、TPC は干渉を低減させるため、アクセス ポイントの電力を下げようとします。ただし、アクセス ポイントで障害が発生したり、アクセス ポイントが無効になったりして、RF カバレッジに急激な変化があると、TPC は周囲のアクセス ポイントで電力を上げることもあります。 この機能は、主にクライアントと関係があるカバレッジ ホールの検出とは異なります。 TPC はアクセス ポイント間におけるチャネルの干渉を最小限に抑えながら、必要なカバレッジ レベルを達成するため、十分な RF 電力を提供します。
TPC アルゴリズムは、数多くのさまざまな RF 環境で RF 電力を分散させます。 ただし、自動パワー制御では、アーキテクチャの制約事項またはサイトの制約事項のため、適切な RF 設計を実装できなかった一部のケースは解消できない可能性があります。たとえば、すべてのアクセス ポイントを互いに近づけて中央の廊下に設置する必要があるが、建物の端までカバレッジが必要とされる場合などです。
このようなケースでは、最大および最小の送信電力制限を設定し、TPC の推奨を無効化することができます。 最大および最小の TPC 電力設定は、RF ネットワークの RF プロファイルを通じてすべてのアクセス ポイントに適用されます。
[Maximum Power Level Assignment] および [Minimum Power Level Assignment] を設定するには、[Tx Power Control] ページのテキスト ボックスに RRM が使用する最大および最小の送信電力を入力します。 これらのパラメータの範囲は -10 ~ 30 dBm です。 最小値を最大値よりも大きくしたり、最大値を最小値よりも小さくしたりすることはできません。
最大送信電力を設定すると、RRM では、controllerに接続されているすべてのアクセス ポイントはこの送信電力レベルを上回ることはできません(電力が RRM TPC またはカバレッジ ホールの検出のどちらで設定されるかは関係ありません)。 たとえば、最大送信電力を 11 dBm に設定すると、アクセス ポイントを手動で設定しない限り、アクセス ポイントが 11 dBm を上回る伝送を行うことはありません。
同じチャネル上の 2 つの隣接するアクセス ポイントによって、信号のコンテンションや信号の衝突が発生することがあります。 衝突の場合、アクセス ポイントではデータが受信されません。 この動作は問題になることがあります。たとえば、誰かがカフェで電子メールを読むことで、近隣の会社のアクセス ポイントのパフォーマンスに影響が及ぶような場合です。 これらがまったく別のネットワークであっても、チャネル 1 を使用してカフェにトラフィックが送信されることによって、同じチャネルを使用している会社の通信が妨害される可能性があります。 Controllersはアクセス ポイント チャネル割り当てを動的に割り当てて、衝突を回避し、キャパシティとパフォーマンスを改善することができます。 チャネルは「再利用」され、希少な RF リソースが浪費されるのを防ぐことができます。 つまり、チャネル 1 はカフェから離れた別のアクセス ポイントに割り当てられます。これは、チャネル 1 をまったく使用しない場合に比べてより効率的です。
controllerの動的チャネル割り当て(DCA)機能は、アクセス ポイント間における隣接するチャネルの干渉を最小限に抑える上でも役立ちます。 たとえば、1 や 2 など、802.11b/g 帯域の 2 つのオーバーラップするチャネルでは、両方が同時に 11/54Mbps を使用することはできません。 controllerは、チャネルを効果的に再割り当てすることによって、隣接するチャネルを分離します。
(注) |
重複しないチャネル(1、6、11 など)だけの使用を推奨します。 |
controllerは、さまざまなリアルタイムの RF 特性を検証して、次のようにチャネルの割り当てを効率的に処理します。
アクセス ポイントの受信エネルギー:各アクセス ポイントとその近隣のアクセス ポイント間で測定された受信信号強度。 チャネルを最適化して、ネットワーク キャパシティを最大にします。
ノイズ:ノイズによって、クライアントおよびアクセス ポイントの信号の品質が制限されます。 ノイズが増加すると、有効なセル サイズが小さくなり、ユーザ エクスペリエンスが低下します。 controllerでは、ノイズ源を避けるようにチャネルを最適化することで、システム キャパシティを維持しながらカバレッジを最適化できます。 過剰なノイズのためにチャネルが使用できない場合は、そのチャネルを回避できます。
802.11 干渉:干渉とは、不正アクセス ポイントや近隣のワイヤレス ネットワークなど、ワイヤレス LAN に含まれない 802.11 トラフィックのことです。 Lightweight アクセス ポイントは、常にすべてのチャネルをスキャンして干渉の原因を調べます。 802.11 干渉の量が定義済みの設定可能なしきい値(デフォルトは 10 % )を超えると、アクセス ポイントからcontrollerにアラートが送信されます。 その場合、controllerでは、RRM アルゴリズムを使用してチャネルの割り当てを動的に調整することで、干渉がある状況でシステム パフォーマンスを向上させることができます。 このような調整によって、隣接する Lightweight アクセス ポイントが同じチャネルに割り当てられることがあります。ただし、この設定は、干渉している外部アクセス ポイントが原因で使用できないチャネルにアクセス ポイントを割り当てたままにしておくよりも効果的です。
また、他のワイヤレス ネットワークがある場合、controllerは、他のネットワークを補足するようにチャネルの使用を変更します。 たとえば、チャネル 6 に 1 つのネットワークがある場合、隣接するワイヤレス LAN はチャネル 1 または 11 に割り当てられます。 この調整によって、周波数の共有が制限され、ネットワークのキャパシティが増加します。 チャネルにキャパシティがほとんど残っていない場合、controllerはそのチャネルを回避できます。 すべての非オーバーラップ チャネルが使用される非常に高密度の展開では、controllerでも最適な処理が行われますが、期待値を設定する際に RF 密度を考慮する必要があります。
負荷および利用率:利用率の監視が有効な場合、(たとえば、ロビーとエンジニアリング エリアを比較して)一部のアクセス ポイントが他のアクセス ポイントよりも多量のトラフィックを伝送するように展開されていることを、キャパシティの計算で考慮できます。 これにより、controllerは、最も低いパフォーマンスが報告されているアクセス ポイントを改善するようにチャネルを割り当てることができます。 チャネル構造を変更する際には、負荷を考慮して、現在ワイヤレス LAN に存在するクライアントへの影響を最小限に抑えるようにします。 このメトリックによって、すべてのアクセス ポイントの送信パケットおよび受信パケットの数が追跡されて、アクセス ポイントのビジー状態が測定されます。 新しいクライアントは過負荷のアクセス ポイントを回避し、別のアクセス ポイントにアソシエートします。 このパラメータはデフォルトではディセーブルになっています。
controllerは、この RF 特性情報を RRM アルゴリズムとともに使用して、システム全体にわたる判断を行います。 相反する要求の解決にあたっては、軟判定メトリックを使用して、ネットワーク干渉を最小限に抑えるための最善の方法が選択されます。 最終的には、3 次元空間における最適なチャネル設定が実現します。この場合、上下のフロアにあるアクセス ポイントが全体的なワイヤレス LAN 設定において主要な役割を果たします。
(注) |
2.4GHz 帯域の 40 MHz チャネル、または 80 MHz チャネルを使用する無線は、DCA ではサポートされていません。 |
RRM スタートアップ モードは、次のような状況で起動されます。
シングルcontroller環境では、RRM スタートアップ モードは、controllerがリブートしてから起動されます。
マルチcontroller環境では、RRM スタートアップ モードは、RF グループ リーダーが選定されてから起動されます。
CLI から RRM スタートアップ モードを開始できます。
RRM スタートアップ モードは、100 分間(10 分間隔で 10 回繰り返し)実行されます。 RRM スタートアップ モードの持続時間は、DCA 間隔、感度、およびネットワーク サイズとは関係ありません。 スタートアップ モードには、定常ステート チャネル計画に収束するために 10 回の高感度な(チャネルを容易に環境に対して敏感に変更する)DCA 実行が含まれます。 スタートアップ モードが終了した後、DCA は指定した間隔と感度で実行を継続します。
RRM カバレッジ ホール検出アルゴリズムは、堅牢な無線パフォーマンスに必要なレベルに達しないワイヤレス LAN の無線カバレッジの領域を検出することができます。 この機能によって、Lightweight アクセス ポイントを追加(または再配置)する必要があるというアラートが生成されます。
RRM 設定で指定されたレベルを下回るしきい値レベル(RSSI、失敗したクライアントの数、失敗したパケットの割合、および失敗したパケットの数)で Lightweight アクセス ポイント上のクライアントが検出されると、アクセス ポイントからcontrollerに「カバレッジ ホール」アラートが送信されます。 このアラートは、ローミング先の有効なアクセス ポイントがないまま、クライアントで劣悪な信号カバレッジが発生し続けるエリアが存在することを示します。 controllerでは、修正可能なカバレッジ ホールと不可能なカバレッジ ホールが識別されます。 修正可能なカバレッジ ホールの場合、controllerでは、その特定のアクセス ポイントの送信電力レベルを上げることによってカバレッジ ホールが解消されます。 送信電力を増加させることが不可能なクライアントや、電力レベルが静的に設定されているクライアントによって生じたカバレッジ ホールがcontrollerによって解消されることはありません。ダウンストリームの送信電力を増加させても、ネットワーク内の干渉を増加させる可能性があるからです。
1. configure terminal
2. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm ccx location-measurement interval
3. end
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: Controller# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm ccx location-measurement interval 例:
Controller(config)# ap dot11 24ghz rrm ccx location-measurement 15
|
802.11 CXX クライアントのロケーション測定の間隔を設定します。 範囲は 10 ~ 32400 秒です。 |
ステップ 3 | end 例: Controller(config)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 また、Ctrl+Z キーを押しても、グローバル コンフィギュレーション モードを終了できます。 |
1. configure terminal
2. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm ndp-type {protected | transparent}
3. end
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: Controller# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm ndp-type {protected | transparent} 例: Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm ndp-type protected Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm ndp-type transparent |
ネイバー探索タイプを設定します。 デフォルトでは、モードは「transparent」に設定されます。 |
ステップ 3 | end 例: Controller(config)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 また、Ctrl+Z キーを押しても、グローバル コンフィギュレーション モードを終了できます。 |
ステップ 1 | または を選択して、RRM の [General] ページを開きます。 | ||
ステップ 2 |
次のように、アラームに使用されるプロファイルしきい値を設定します。
|
||
ステップ 3 |
[Channel List] ドロップダウン リストから次のオプションのいずれかを選択して、アクセス ポイントで RRM によるスキャンに使用されるチャネルのセットを指定します。
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||
ステップ 4 |
次のように、監視間隔を設定します。
|
||
ステップ 5 | [Apply(適用)] をクリックします。 | ||
ステップ 6 |
[Save Configuration]
をクリックします。
|
ここでは、GUI または CLI によって RF グループを設定する方法について説明します。
(注) |
通常、RF グループ名は展開時にスタートアップ ウィザードを使用して設定されます。 ただし、必要に応じて変更できます。 |
(注) |
複数の Country Code 機能を使用している場合、同じ RF グループに join する予定のすべての Cisco WLC は、同じ国を同じ順序で設定する必要があります。 |
(注) |
Cisco Prime インフラストラクチャを使用して RF グループを設定することもできます。 |
ステップ 1 | または を選択して、[RF Grouping] ページを開きます。 | ||||||
ステップ 2 |
[Group Mode]
ドロップダウン リストで、この Cisco WLC に設定するモードを選択します。
|
||||||
ステップ 3 | [Apply] をクリックして設定を保存し、[Restart] をクリックして RRM RF グループ化アルゴリズムを再起動します。 | ||||||
ステップ 4 | この Cisco WLC に対して、スタティック リーダーとして RF グループ化モードを設定した場合、次のように [Group Members] セクションからグループ メンバを追加することができます。 | ||||||
ステップ 5 | [Apply(適用)] をクリックします。 | ||||||
ステップ 6 | [Save Configuration] をクリックします。 |
1. configure terminal
2. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm group-mode{auto | leader | off}
3. end
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: Controller# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm group-mode{auto | leader | off} 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm group-mode leader
|
802.11 帯域の RF グループ選択モードを設定します。 |
ステップ 3 | end 例: Controller(config)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 また、Ctrl+Z キーを押しても、グローバル コンフィギュレーション モードを終了できます。 |
1. configure terminal
2. wireless rf-network name
3. end
4. show network profile profile_number
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: Controller# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | wireless rf-network name 例: Controller (config)# wireless rf-network test1 |
RF グループを作成します。 グループ名は、最大 19 文字の ASCII 文字列で、大文字と小文字が区別されます。
|
||
ステップ 3 | end 例: Controller(config)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 また、Ctrl+Z キーを押しても、グローバル コンフィギュレーション モードを終了できます。 |
||
ステップ 4 | show network profile profile_number |
RF グループを表示します。
|
1. configure terminal
2. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm group-member group_name ip_addr
3. end
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: Controller# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm group-member group_name ip_addr 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm group-member Grpmem01 10.1.1.1
|
802.11 静的 RF グループにメンバを設定します。 グループ メンバをアクティブにするには、グループ モードをリーダーに設定する必要があります。 |
ステップ 3 | end 例: Controller(config)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 また、Ctrl+Z キーを押しても、グローバル コンフィギュレーション モードを終了できます。 |
1. configure terminal
2. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm tpc-threshold threshold_value
3. end
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: Controller# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm tpc-threshold threshold_value 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm tpc-threshold -60
|
自動電力割り当てのために RRM が使用する送信電力制御のしきい値を設定します。 範囲は -80 ~ -50 です。 |
ステップ 3 | end 例: Controller(config)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 また、Ctrl+Z キーを押しても、グローバル コンフィギュレーション モードを終了できます。 |
1. configure terminal
2. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm txpower{trans_power_level | auto | max | min | once}
3. end
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: Controller# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm txpower{trans_power_level | auto | max | min | once} 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm txpower auto
|
802.11 の送信電力レベルを設定します。 |
ステップ 3 | end 例: Controller(config)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 また、Ctrl+Z キーを押しても、グローバル コンフィギュレーション モードを終了できます。 |
ステップ 1 | または を選択して、RRM の [Tx Power Control (TPC)] ページを開きます。 | ||||||
ステップ 2 |
[Transmit Power Control] を選択します。 [Coverage Optimal Mode (TPCv1)]:強力な信号カバレッジと安定性を提供します。 このモードでは、送信電力を低く維持することでキャパシティを増やし、干渉を減らします。 |
||||||
ステップ 3 |
[Power Level Assignment Method] ドロップダウン リストから次のオプションのいずれかを選択して、Cisco WLC の動的電力割り当てモードを指定します。
|
||||||
ステップ 4 | [Maximum Power Level Assignment] および [Minimum Power Level Assignment] テキスト ボックスに最大および最小の電力レベル割り当て値を入力します。 | ||||||
ステップ 5 |
[Power Threshold] テキスト ボックスに、アクセス ポイントの電力を減らすかどうか判断する際に RRM で使用する切断信号レベルを入力します。 このパラメータのデフォルト値は –70 dBm(TPCv1)ですが、アクセス ポイントの伝送パワー レベルが必要以上に高い(または低い)場合は変更できます。 このパラメータの範囲は –80 ~ –50 dBm です。 この値を –65 ~ –50 dBm の範囲で増やすと、アクセス ポイントは高い送信電力で動作するようになります。 値を減らすと、逆の効果が得られます。 多数のアクセス ポイントを使用しているアプリケーションでは、ワイヤレス クライアントが認識する BSSID(アクセス ポイント)やビーコンの数を少なくするために、しきい値を –80 dBm または –75 dBm に下げるのが有用です。 一部のワイヤレス クライアントは多数の BSSID や高速ビーコンを処理できない場合があり、デフォルトのしきい値では、問題のある動作を起こす可能性があります。 |
||||||
ステップ 6 | [Apply(適用)] をクリックします。 | ||||||
ステップ 7 | [Save Configuration] をクリックします。 |
1. configure terminal
2. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm channel cleanair-event sensitivity {high | low | medium}
3. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm channel dca{channel number| anchor-time | global{auto| once}| interval | min-metric | sensitivity{high | low | medium}}
4. ap dot11 5ghz rrm channel dca chan-width-11n {20 | 40}
5. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm channel dca{{add | remove} channel number| anchor-time | global{auto| once}| interval | min-metric | sensitivity{high | low | medium}}
6. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm channel device
7. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm channel foreign
8. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm channel load
9. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm channel noise
10. end
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: Controller# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm channel cleanair-event sensitivity {high | low | medium} 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm channel cleanair-event sensitivity high
|
|
ステップ 3 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm channel dca{channel number| anchor-time | global{auto| once}| interval | min-metric | sensitivity{high | low | medium}} 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm channel dca interval 2
|
802.11 帯域の動的チャネル割り当て(DCA)アルゴリズム パラメータを設定します。
|
ステップ 4 | ap dot11 5ghz rrm channel dca chan-width-11n {20 | 40} |
5 GHz 帯域のすべての 802.11n 無線に対して DCA チャネル幅を設定します。 |
ステップ 5 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm channel dca{{add | remove} channel number| anchor-time | global{auto| once}| interval | min-metric | sensitivity{high | low | medium}} 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm channel dca interval 2
|
802.11 帯域の動的チャネル割り当て(DCA)アルゴリズム パラメータを設定します。
|
ステップ 6 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm channel device 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm channel device
|
802.11 チャネル割り当てで、非 Wi-Fi デバイスの継続的な回避を設定します。 |
ステップ 7 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm channel foreign 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm channel foreign
|
チャネル割り当てで、外部 AP の 802.11 干渉の回避を設定します。 |
ステップ 8 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm channel load 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm channel load
|
チャネル割り当てで、Cisco AP の 802.11 負荷の回避を設定します。 |
ステップ 9 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm channel noise 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm channel noise
|
チャネル割り当てで、802.11 ノイズの回避を設定します。 |
ステップ 10 | end 例: Controller(config)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 また、Ctrl+Z キーを押しても、グローバル コンフィギュレーション モードを終了できます。 |
RRM によるスキャンに使用するチャネルの選択時に、Cisco WLC の GUI を使用して動的チャネル割り当て(DCA)アルゴリズムで考慮されるチャネルを指定できます。
(注) |
この機能は、クライアントが古いデバイスであるため、またはクライアントに特定の制約事項があるために、クライアントで特定のチャネルがサポートされないことがわかっている場合に役立ちます。 |
ステップ 1 | 次のように、802.11a/n/ac または 802.11b/g/n ネットワークをディセーブルにします。 | ||||||||
ステップ 2 | または を選択して、[Dynamic Channel Assignment (DCA)] ページを開きます。 | ||||||||
ステップ 3 |
[Channel Assignment Method] ドロップダウン リストから次のオプションのいずれかを選択して、Cisco WLC の DCA モードを指定します。
|
||||||||
ステップ 4 | [Interval] ドロップダウン リストで、[10 minutes]、[1 hour]、[2 hours]、[3 hours]、[4 hours]、[6 hours]、[8 hours]、[12 hours]、または [24 hours] のいずれかのオプションを選択し、DCA アルゴリズムを実行する間隔を指定します。 デフォルト値は 10 分です。 | ||||||||
ステップ 5 | [AnchorTime] ドロップダウン リストで、DCA アルゴリズムの開始時刻を指定する数値を選択します。 オプションは、午前 12 時から 午後 11 時の時刻を表す、0 ~ 23(両端の値を含む)の数値です。 | ||||||||
ステップ 6 | [Avoid Foreign AP Interference] チェックボックスをオンにすると、Cisco WLC の RRM アルゴリズムで、Lightweight アクセス ポイントにチャネルを割り当てるときに、外部アクセス ポイント(ワイヤレス ネットワークに含まれないもの)からの 802.11 トラフィックが考慮されます。この機能をディセーブルにする場合は、オフにします。 たとえば RRM では、外部アクセス ポイントに近いチャネルをアクセス ポイントが回避するようにチャネル割り当てを調整できます。 デフォルト値はオンです。 | ||||||||
ステップ 7 | [Avoid Cisco AP Load] チェックボックスをオンにすると、Cisco WLC の RRM アルゴリズムで、チャネルを割り当てるときに、ワイヤレス ネットワーク内の Cisco Lightweight アクセス ポイントからの 802.11 トラフィックが考慮されます。この機能をディセーブルにする場合は、オフにします。 たとえば RRM では、トラフィックの負荷が高いアクセス ポイントに適切な再利用パターンを割り当てることができます。 デフォルト値はオフです。 | ||||||||
ステップ 8 | [Avoid Non-802.11a (802.11b) Noise] チェックボックスをオンにすると、Cisco WLC の RRM アルゴリズムで、Lightweight アクセス ポイントにチャネルを割り当てるときに、ノイズ(802.11 以外のトラフィック)が考慮されます。この機能をディセーブルにする場合は、オフにします。 たとえば RRM では、電子レンジなど、アクセス ポイント以外を原因とする重大な干渉があるチャネルをアクセス ポイントに回避させることができます。 デフォルト値はオンです。 | ||||||||
ステップ 9 | [Avoid Persistent Non-WiFi Interference] チェックボックスをオンにして、Cisco WLC が継続的な Wi-Fi 以外の干渉を無視できるようにします。 | ||||||||
ステップ 10 | [DCA Channel Sensitivity] ドロップダウン リストから、次のオプションのいずれかを選択して、チャネルを変更するかどうかを判断する際の、信号、負荷、ノイズ、干渉などの環境の変化に対する DCA アルゴリズムの感度を指定します。 | ||||||||
ステップ 11 |
802.11a/n/ac ネットワークの場合のみ、次のいずれかのチャネル幅オプションを選択し、5 GHz 帯域のすべての 802.11n 無線でサポートするチャネル帯域幅を指定します。
|
||||||||
ステップ 12 | [DCA Channel List] 領域の [DCA Channels] テキスト ボックスには、現在選択されているチャネルが表示されます。 チャネルを選択するには、[Select] カラムでそのチャネルのチェックボックスをオンにします。 チャネルの選択を解除するには、チャネルのチェックボックスをオフにします。 | ||||||||
ステップ 13 | [Apply(適用)] をクリックします。 | ||||||||
ステップ 14 | 次の手順で、802.11 ネットワークを再度イネーブルにします。 | ||||||||
ステップ 15 | [Save Configuration] をクリックします。 |
1. configure terminal
2. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm coverage data{fail-percentage | packet-count | rssi-threshold}
3. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm coverage exception global exception level
4. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm coverage level global cli_min exception level
5. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm coverage voice{fail-percentage | packet-count | rssi-threshold}
6. end
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: Controller# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm coverage data{fail-percentage | packet-count | rssi-threshold} 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm coverage data fail-percentage 60
|
|
ステップ 3 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm coverage exception global exception level 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm coverage exception global 50
|
802.11 Cisco AP のカバレッジ例外レベルを、0 ~ 100 % の範囲で設定します。 |
ステップ 4 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm coverage level global cli_min exception level 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm coverage level global 10
|
802.11 Cisco AP クライアントの最小例外を、1 ~ 75 の範囲で指定します。 |
ステップ 5 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm coverage voice{fail-percentage | packet-count | rssi-threshold} 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm coverage voice packet-count 10
|
|
ステップ 6 | end 例: Controller(config)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 また、Ctrl+Z キーを押しても、グローバル コンフィギュレーション モードを終了できます。 |
ステップ 1 | 次の手順で 802.11 ネットワークをディセーブルにします。 | ||
ステップ 2 | または を選択して、[coverage] ページを開くきます。 | ||
ステップ 3 | カバレッジ ホールの検出をイネーブルにする場合は、[Enable Coverage Hole Detection] チェックボックスをオンにします。この機能をディセーブルにする場合は、オフにします。 カバレッジ ホールの検出をイネーブルにすると、カバレッジが不完全な領域に位置する可能性のあるクライアントを持つアクセス ポイントがあるかどうかを、アクセス ポイントから受信したデータに基づいて Cisco WLC が自動的に判断します。 デフォルト値はオンです。 | ||
ステップ 4 | [Data RSSI] テキスト ボックスに、アクセス ポイントで受信されたデータ パケットの最小の受信信号強度インジケータ(RSSI)値を入力します。 入力する値は、ネットワーク内のカバレッジ ホール(またはカバレッジが不完全な領域)を特定するのに使用されます。 アクセス ポイントによって、ここで入力する値より RSSI 値が小さいパケットがデータ キューに受信される場合、潜在的なカバレッジ ホールが検出されています。 有効な値の範囲は –90 ~ –60 dBm で、デフォルト値は –80 dBm です。 アクセス ポイントでは、データ RSSI が 5 秒おきに測定され、それらが 90 秒間隔で Cisco WLC にレポートされます。 | ||
ステップ 5 | [Voice RSSI] テキスト ボックスに、アクセス ポイントで受信された音声パケットの最小の受信信号強度インジケータ(RSSI)値を入力します。 入力する値は、ネットワーク内のカバレッジ ホールを特定するのに使用されます。 アクセス ポイントによって、ここで入力する値より RSSI 値が小さいパケットが音声キューに受信される場合、潜在的なカバレッジ ホールが検出されています。 有効な値の範囲は –90 ~ –60 dBm で、デフォルト値は –80 dBm です。 アクセス ポイントでは、音声 RSSI が 5 秒おきに測定され、それらが 90 秒間隔で Cisco WLC にレポートされます。 | ||
ステップ 6 | [Min Failed Client Count per AP] テキスト ボックスに、RSSI 値がデータ RSSI または音声 RSSI のしきい値以下である、アクセス ポイント上のクライアントの最小数を入力します。 有効な範囲は 1 ~ 75 で、デフォルト値は 3 です。 | ||
ステップ 7 |
[Coverage Exception Level per AP] テキスト ボックスに、信号レベルが低くなっているにもかかわらず別のアクセス ポイントにローミングできない、アクセス ポイント上のクライアントの割合を入力します。 有効な値の範囲は 0 ~ 100% で、デフォルト値は 25% です。
|
||
ステップ 8 | [Apply(適用)] をクリックします。 | ||
ステップ 9 | 次の手順で 802.11 ネットワークを再度イネーブルにします。 | ||
ステップ 10 | [Save Configuration] をクリックします。 |
1. configure terminal
2. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm logging{channel | coverage | foreign | load | noise | performance | txpower}
3. end
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: Controller# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm logging{channel | coverage | foreign | load | noise | performance | txpower} 例: Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm logging channel Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm logging coverage Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm logging foreign Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm logging load Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm logging noise Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm logging performance Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm logging txpower |
各種パラメータに対するイベント ロギングを設定します。
|
ステップ 3 | end 例: Controller(config)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 また、Ctrl+Z キーを押しても、グローバル コンフィギュレーション モードを終了できます。 |
1. configure terminal
2. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm monitor channel-list{all | country | dca}
3. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm monitor coverage interval
4. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm monitor load interval
5. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm monitor noise interval
6. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm monitor signal interval
7. end
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: Controller# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm monitor channel-list{all | country | dca} 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm monitor channel-list all
|
|
ステップ 3 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm monitor coverage interval 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm monitor coverage 600
|
802.11 のカバレッジ測定間隔を、60 ~ 3600 秒の範囲で設定します。 |
ステップ 4 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm monitor load interval 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm monitor load 180
|
802.11 負荷測定間隔を、60 ~ 3600 秒の範囲で設定します。 |
ステップ 5 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm monitor noise interval 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm monitor noise 360
|
802.11 のノイズ測定間隔(チャネル スキャン間隔)を、60 ~ 3600 秒の範囲で設定します。 |
ステップ 6 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm monitor signal interval 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm monitor signal 480
|
802.11 の信号測定間隔(ネイバー パケットの頻度)を、60 ~ 3600 秒の範囲で設定します。 |
ステップ 7 | end 例: Controller(config)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 また、Ctrl+Z キーを押しても、グローバル コンフィギュレーション モードを終了できます。 |
1. configure terminal
2. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm profile clients cli_threshold_value
3. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm profile foreign int_threshold_value
4. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm profile noise for_noise_threshold_value
5. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm profile throughput throughput_threshold_value
6. ap dot11 24ghz | 5ghz rrm profile utilization rf_util_threshold_value
7. end
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: Controller# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm profile clients cli_threshold_value 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm profile clients 20 |
802.11 Cisco AP クライアント数のしきい値を、1 ~ 75 の範囲で設定します。 |
ステップ 3 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm profile foreign int_threshold_value 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm profile foreign 50
|
802.11 外部干渉のしきい値を、0 ~ 100 % の範囲で設定します。 |
ステップ 4 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm profile noise for_noise_threshold_value 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm profile noise -65
|
802.11 外部ノイズのしきい値を、-127 ~ 0 dBm の範囲で設定します。 |
ステップ 5 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm profile throughput throughput_threshold_value 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm profile throughput 10000
|
802.11 Cisco AP スループットのしきい値を、1000 ~ 10000000 バイト/秒の範囲で設定します。 |
ステップ 6 | ap dot11 24ghz | 5ghz rrm profile utilization rf_util_threshold_value 例:
Controller(config)#ap dot11 24ghz rrm profile utilization 75
|
802.11 RF 使用率のしきい値を、0 ~ 100% の範囲で設定します。 |
ステップ 7 | end 例: Controller(config)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 また、Ctrl+Z キーを押しても、グローバル コンフィギュレーション モードを終了できます。 |
1. ap name Cisco_AP mode {local | monitor}
2. end
3. configure terminal
4. wireless wps ap-authentication
5. wireless wps ap-authentication threshold value
コマンドまたはアクション | 目的 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
ステップ 1 | ap name Cisco_AP mode {local | monitor} 例: Controller# ap name ap1 mode local |
ローカル(通常)モードまたはモニタ(リッスン専用)モードの特定アクセス ポイントを設定します。 Cisco WLC に接続されたすべてのアクセス ポイントについて、次の手順を実行します。 |
||||
ステップ 2 | end 例: Controller(config)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 また、Ctrl+Z キーを押しても、グローバル コンフィギュレーション モードを終了できます。 |
||||
ステップ 3 | configure terminal 例: Controller# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||||
ステップ 4 | wireless wps ap-authentication 例: Controller (config)# wireless wps ap-authentication |
不正なアクセス ポイントの検出をイネーブルにします。 |
||||
ステップ 5 | wireless wps ap-authentication threshold value 例: Controller (config)# wireless wps ap-authentication threshold 50 |
不正アクセス ポイント アラームが生成されるタイミングを指定します。 検出期間内にしきい値(無効な認証 IE を含むアクセス ポイント フレームの数を示します)に達した場合またはしきい値を超えた場合に、アラームが生成されます。 しきい値の有効範囲は 1 ~ 255 で、デフォルトのしきい値は 1 です。 アラームの誤判定を防止するには、しきい値を高い値に設定してください。
|
ステップ 1 |
RF グループ内の各 Cisco WLC に同じ RF グループ名が設定されていることを確認します。
|
||
ステップ 2 | を選択して、[All APs] ページを開きます。 | ||
ステップ 3 | アクセス ポイントの名前をクリックして、[All APs] > [Edit] ページを開きます。 | ||
ステップ 4 | [AP Mode] ドロップダウン リストから [local] または [monitor] を選択し、[Apply] をクリックして変更を確定します。 | ||
ステップ 5 | [Save Configuration] をクリックして、変更を保存します。 | ||
ステップ 6 | Cisco WLC に接続されているすべてのアクセス ポイントについて、ステップ 2 からステップ 5 を繰り返します。 | ||
ステップ 7 | を選択して、[AP Authentication Policy] ページを開きます。 | ||
ステップ 8 | [Protection Type] ドロップダウン リストから [AP Authentication] を選択して、不正アクセス ポイントの検出をイネーブルにします。 | ||
ステップ 9 |
[Alarm Trigger Threshold] 編集ボックスに数値を入力して、不正アクセス ポイント アラームがいつ生成されるようにするかを指定します。 検出期間内にしきい値(無効な認証 IE を含むアクセス ポイント フレームの数を示します)に達した場合またはしきい値を超えた場合に、アラームが生成されます。
|
||
ステップ 10 | [Apply] をクリックして、変更を確定します。 | ||
ステップ 11 | [Save Configuration] をクリックして、変更を保存します。 | ||
ステップ 12 |
RF グループ内のすべての Cisco WLC について、この手順を繰り返します。
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コマンド | 説明 |
---|---|
show ap dot11 24ghz ccx |
すべての Cisco AP に対して 802.11b CCX 情報を表示します。 |
show ap dot11 24ghz channel |
802.11b チャネル割り当ての設定および統計情報を表示します。 |
show ap dot11 24ghz coverage |
802.11b カバレッジの設定と統計情報を表示します。 |
show ap dot11 24ghz group |
802.11b グループ化の設定と統計情報を表示します。 |
show ap dot11 24ghz l2roam |
802.11b l2roam 情報を表示します。 |
show ap dot11 24ghz logging |
802.11b イベント ロギングの設定と統計情報を表示します。 |
show ap dot11 24ghz monitor |
802.11b モニタリングの設定および統計情報を表示します。 |
show ap dot11 24ghz profile |
すべての Cisco AP の 802.11b プロファイル情報を表示します。 |
show ap dot11 24ghz receiver |
802.11b レシーバの設定と統計情報を表示します。 |
show ap dot11 24ghz summary |
802.11b Cisco AP の設定と統計情報を表示します。 |
show ap dot11 24ghz txpower |
802.11b 送信電力制御の設定と統計情報を表示します。 |
show ap dot11 5ghz ccx |
すべての Cisco AP の 802.11a CCX 情報を表示します。 |
show ap dot11 5ghz channel |
802.11a チャネル割り当ての設定および統計情報を表示します。 |
show ap dot11 5ghz coverage |
802.11a カバレッジの設定と統計情報を表示します。 |
show ap dot11 5ghz group |
802.11a グループ化の設定と統計情報を表示します。 |
show ap dot11 5ghz l2roam |
802.11a l2roam 情報を表示します。 |
show ap dot11 5ghz logging |
802.11a イベント ロギングの設定と統計情報を表示します。 |
show ap dot11 5ghz monitor |
802.11a モニタリングの設定および統計情報を表示します。 |
show ap dot11 5ghz profile |
すべての Cisco AP の 802.11a プロファイル情報を表示します。 |
show ap dot11 5ghz receiver |
802.11a レシーバの設定と統計情報を表示します。 |
show ap dot11 5ghz summary |
802.11a Cisco AP の設定と統計情報を表示します。 |
show ap dot11 5ghz txpower |
802.11a 送信電力制御の設定と統計情報を表示します。 |
Controller# configure terminal Controller(config)# wireless rf-network test1 Controller(config)# ap dot11 24ghz shutdown Controller(config)# end Controller # show network profile 5
Controller# ap name ap1 mode local Controller# end Controller# configure terminal Controller(config)# wireless wps ap-authentication Controller(config)# wireless wps ap-authentication threshold 50 Controller(config)# end
説明 | リンク |
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