Courtesy Callback の設定
次の図に、サービス コールバック用に構成する必要があるコンポーネントを示します。
サービス コールバックを構成するには、以下の手順を実行します。
ゲートウェイの構成
サービス コールバック用 VXML ゲートウェイの構成
サービス コールバック用 VXML ゲートウェイを構成するには、以下の手順を実行します。
手順
ステップ 1 |
以下のように CVP オペレーションコンソールからゲートウェイのフラッシュメモリーに cvp_ccb_vxml.tcl をコピーします。
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ステップ 2 |
VXML ゲートウェイにログインします。 |
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ステップ 3 |
cvp_cc service を service cvp_cc flash:cvp_ccb_vxml.tcl の構成に追加します。 このサービスにはパラメータは必要ありません。 |
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ステップ 4 |
以下のコマンドを入力して、アプリケーションをロードします。 call application voice load cvp_cc |
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ステップ 5 |
Unified CCE からの VRU を定義する VoIP ダイヤルピアで、コーデックが録音に使用できることを確認します。 例:次の例では、g711ulaw がサービス コールバックでの録音に使用できることを確認します。
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ステップ 6 |
SIP INFO メッセージングを転送するように SIP が設定されていることを確認するには、次を構成します。
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ステップ 7 |
ビープ音を再生して、発信者に BillingQueue サンプルに 名前を録音するように促すには、構成に以下のテキストを追加します。 vxml version 2.0
例:
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サービス コールバック用イングレスゲートウェイの構成
サービス コールバックのイングレスゲートウェイを構成するには、以下の手順を実行します。
手順
ステップ 1 |
以下のように surviability.tcl をオペレーションコンソールからゲートウェイのフラッシュメモリーにコピーします。
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ステップ 2 |
イングレスゲートウェイにログインします。 |
ステップ 3 |
存続可能性サービスに以下を追加します。 param ccb id:<host name or ip of this gateway>;loc:<location name>;trunks:<number of callback trunks>
例:
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ステップ 4 |
着信 POTS ダイヤルピアを作成するか、着信 POTS ダイヤルピアで存続可能性サービスが使用されていることを確認します。 例:
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ステップ 5 |
コールバック用の発信 POTS ダイヤルピアを作成します。これらは、実際のコールを PSTN に戻すダイヤルピアです。 例:
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ステップ 6 |
SIP INFO メッセージングを転送するように SIP が設定されていることを確認するには、次の構成を使用します。 voice service voip signaling forward unconditional |
サービス コールバック用 CUBE-E の構成
(注) |
CUBE-E を使用している場合は、SIP プロファイル構成が必要であり、cvp を介してアウトバウンドダイヤルピアに適用します。以下の例を参照してください。 |
「sip-profile」構成は、ISR CUBE E でサービス コールバック機能に対して必要です。「sip-profile」を構成するには、以下を追加する必要があります。
voice class sip-profiles 103
request INVITE sip-header Call-Info add "X-Cisco-CCBProbe: <ccb param>"
「<ccb param>」は、サバイバビリティサービスに定義される「CCB」パラメータです。この「sip-profile」を CVP へのアウトバウンドダイヤルピアに追加します。
次に、構成例を示します。
voice class sip-profiles 103
request INVITE sip-header Call-Info add "X-Cisco-CCBProbe: id:10.10.10.180;sydlab;trunks:4"
dial-peer voice 5001 voip
description Comprehensive outbound route to CVP
destination-pattern 5001
session protocol sipv2
session target ipv4:10.10.10.10
dtmf-relay rtp-nte
voice-class sip profiles 103
codec g711ulaw
no vad
上記の例では、10.10.10.180 がCUBE IP で、10.10.10.10 が CVP コールサーバー IP です。
(注) |
CUBE E がサービスコールバックに使用される場合、CUBE E の音声サービス voip クラスには、サービスコールバックが動作するためのメディアフロースルーが必要です。 |
Unified CVP の構成
サービス コールバック用レポーティングサーバーの構成
レポーティングサーバーは、サービス コールバック機能に対して必要です。サービス コールバックに対してレポーティングサーバーを構成するには、以下の手順を実行します。
始める前に
レポーティングサーバーをインストールして構成します。
手順
ステップ 1 |
オペレーションコンソールで、[システム(System)] > [サービス コールバック(Courtesy Callback)] の順に選択します。 サービス コールバック構成ページが表示されます。 |
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ステップ 2 |
[General] タブを選択します。 |
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ステップ 3 |
[Unified CVPレポーティングサーバー(Unified CVP Reporting Server)] ドロップダウンリストで、レポーティングサーバーをセンタ記して、サービス コールバックデータを保存します。 |
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ステップ 4 |
必要に応じて、[サービス コールバック データベースへのセキュア通信を有効化(Enable secure communication with the Courtesy Callback database)] を選択します。 |
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ステップ 5 |
許可および無効なダイヤル番号を構成します。 これらは、システムが発信者にサービス コールバックを発信するときに発信する必要がある番号です。
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ステップ 6 |
[発信者番号ごとの最大通話数(Maximum Number of Calls per Calling Number)] を目的の番号に調整します。 デフォルトでは 0 に設定されており、制限はありません。この設定により、同じ発信番号からコールバックを受ける通話数を制限することができます。 このフィールドが正の数(X)に設定されている場合、Courtesy Callback Validate 要素では、発信番号ごとに X のコールバックのみがpreemptive exit 状態を通過できます。 発信番号に対してすでに X コールバックがある場合、新しい通話はValidate 要素の none exit 状態を通過できます。 また、通話に使用可能な発信番号がない場合、通話は常に Validate 要素の none exit 状態を通過します。 |
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ステップ 7 |
[コールサーバー展開(Call Server Deployment)] タブを選択し、サービス コールバックに使用するコールサーバーを [利用可能(Available)] ボックスから [選択済み(Selected)] ボックスに移動します。 |
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ステップ 8 |
[保存(Save)] をクリックします。 構成は、次回レポーティングサーバーが再起動したときにアクティブになります(展開されます)。 |
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ステップ 9 |
[保存して展開(Save&Deploy)] をクリックすると、新しいレポーティングサーバー構成をすぐに展開できます。
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サービス コールバック用 Call Studio スクリプトの構成
手順
ステップ 1 |
C:\Cisco\CVP\OPSConsoleServer\StudioDownloads\CourtesyCallbackStudioScripts.zip の CVP OAMP マシンから .zip ファイルにアクセスします。 |
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ステップ 2 |
CourtesyCallbackStudioScripts.zip に含まれる Call Studio Courtesy Callback スクリプトサンプルを、CallStudio が実行されているコンピュータにあるフォルダに解凍します。 各フォルダには、フォルダを同名の Call Studio プロジェクトが含まれています。5 つの個別プロジェクトは、サービス コールバック機能から構成されています。
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ステップ 3 |
ビジネスニーズに合わせて、BillingQueue, CallbackEntry および CallbackWait スクリプトを変更します。 |
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ステップ 4 |
[スタート(Start)] > [すべてのプログラム(All Programs)] > [Cisco] > [Cisco Unified Call Studio] の順に選択して、Call Studioを起動します。 |
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ステップ 5 |
[ファイル(File)] > [インポート(Import)] の順に選択します。 [インポート(Import)] ダイアログボックスが表示されます。 |
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ステップ 6 |
Call Studio フォルダを展開し、ワークスペースの [既存Call Studio(Existing Call Studio)] プロジェクトを選択します。 |
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ステップ 7 |
[次へ(Next)] をクリックします。 [ファイルシステムからCall Studioプロジェクトをインポート(Import Call Studio Project From File System)] が表示されます。 |
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ステップ 8 |
Call Studio プロジェクトを抽出した場所を参照します。解凍された各フォルダで、フォルダ(BillingQueueなど)を選択し、[完了(Finish)] を選択します。 プロジェクトが Call Studio にインポートされます。 |
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ステップ 9 |
5 つのフォルダのそれぞれに対して、前の手順のアクションを繰り返します。 [ナビゲータ(Navigator)] Windowsの左上に 5 つのプロジェクトが表示されます。 |
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ステップ 10 |
Call Studio の [デフォルトオーディオパスURI(Default Audio Path URI)] フィールドを更新して、メディアサーバの IP アドレスとポート値を含めます。 |
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ステップ 11 |
以前に解凍した Call Studio プロジェクトごとに、以下の手順を実行します。
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ステップ 12 |
[BillingQueueプロジェクト(BillingQueue Project)]で、必要に応じて保留中に発信者に再生する音楽を変更します。
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ステップ 13 |
CallbackEntry プロジェクトで、必要に応じて、 SetQueueDefault_01 ノードの発信者インタラクション設定を変更します。
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ステップ 14 |
CallbackEntry プロジェクトのコールバックをするページで、次の項目を構成します。 |
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ステップ 15 |
[ナビゲータ(Navigator)] ウィンドウで各サービス コールバック プロジェクトを右クリックし、[検証(Validate)] を選択します。 |
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ステップ 16 |
プロジェクトの 1 つを右クリックし、[展開(Deploy)] をクリックします。 |
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ステップ 17 |
各プロジェクトのチェックボックスをオンにして、必要なプロジェクトを選択します。 |
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ステップ 18 |
[展開先(Deploy Destination)] 領域で、[アーカイブファイル(Archive File)] を選択し、[参照(Browse)] をクリックします。 |
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ステップ 19 |
設定したアーカイブフォルダに移動します。 例: |
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ステップ 20 |
ファイルの名前を入力します。 例: |
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ステップ 21 |
[保存(Save)] をクリックします。 |
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ステップ 22 |
[展開先(Deploy Destination)] 領域で、[完了(Finish)] をクリックします。 |
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ステップ 23 |
OAMP にログインし、[一括管理(Bulk Administration)] > [ファイル転送(File Transfer)] > [VXMLアプリケーション(VXMLApplications)] の順に選択します。 |
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ステップ 24 |
アプリケーションを展開する VXML サーバーを選択します。 |
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ステップ 25 |
アプリケーションを含む zip ファイルを選択します。 例: |
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ステップ 26 |
[転送(Transfer)] をクリックします。 |
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ステップ 27 |
各プロジェクトを右クリックし、[展開(Deploy)] をクリックして、[完了(Finish)] をクリックします。 |
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ステップ 28 |
Windows Explorer を使用して、%CVP_HOME%\VXMLServer\applications に移動します。 |
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ステップ 29 |
5 つのサービス コールバック アプリケーションで、%CVP_Home%\VXMLServer\applications にあるプロジェクトの管理者フォルダを開き、deployApp.bat をダブルクリックして、 VXML サーバーにアプリケーションを展開します。 |
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ステップ 30 |
%CVP_HOME%\VXMLServer\admin に移動し、すべてのアプリケーションが実行されているか確認したら、status.bat をダブルクリックします。5 つすべてののアプリケーションが、[アプリケーション名(Application Name)] 配下で、ステータスが [実行中(Running)] として表示されます。 |
サービス コールバック用メディアサーバーの構成
サービス コールバックのサンプルスクリプトには、サービス コールバック固有のメディアファイルがいくつか含まれています。サービス コールバック用にメディアサーバを構成するには、以下の手順を実行します。
手順
ステップ 1 |
Unified CVPのインストール中、メディアファイルは %CVP_HOME%\OPSConsoleServer\CCBDownloads\CCBAudioFiles.zip としてコピーされます。 |
ステップ 2 |
特殊なオーディオファイルを解凍し、メディアサーバー VXMLServer\Tomcat\webapps\CVP\audio にコピーします。 サンプルスクリプトは、オーディオファイルのデフォルトロケーションである「\CVP\audio」を使用するように設定されています。 |
ステップ 3 |
サンプルスクリプトのオーディオファイルのデフォルトロケーションをメディアサーバーパスに変更します。 |
設定 Unified CCE
サービス コールバック用 ICM スクリプトの構成
以下の図は、サンプルのサービス コールバック ICM スクリプトを示しています。
ICM を構成して、サンプル サービス コールバック ICM スクリプトを使用するには、以下の手順を実行します。
手順
ステップ 1 |
CCE サンプルスクリプトと CourtesyCallback.ICMS を CCE Admin Workstation にコピーします。
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ステップ 2 |
Script Editor で、[ファイル(File)] > [スクリプトのインポート...(Import Script...)] の順に選択します。
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ステップ 3 |
[スクリプトの場所(Script Location)] ダイアログボックスで、 CourtesyCallback.ICMS を選択し、[開く(Open)] をクリックします。VXML サーバー、コールサーバー、およびメディアサーバーが同じ場所に配置されているため、サービス コールバック ICM スクリプトのサンプル で 番号 1 ノードとして強調表示されている設定変数「Set media server」をバイパスできます。 |
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ステップ 4 |
サービス コールバックに対して新しい ECC 変数を定義します。 新しい ECC 変数は、発信者がキューに入り、コールバックを提供できるかどうかを判断するために使用されます。 |
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ステップ 5 |
[ICM Admin Workstation] > [ICM構成マネージャ(ICM Configuration Manager)] > [拡張コール変数リストツール(Expanded Call Variable List tool)] の順に選択し、サービス コールバック専用の ECC 変数である user.CourtesyCallbackEnabled を作成します。 |
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ステップ 6 |
CallbackEntry(VXML アプリケーション)に渡される以下のパラメータを設定します。 例:
ewt は Block #2 で計算されます。 qname は、コールが配置される VXML サーバーキューの名前です。一意のリソースプールキューごとに一意の qname が必要です。 queueapp は、このキューに対して実行される VXML サーバー キューイング アプリケーションの名前です。 ani は、発信者の発信側回線 ID です。 |
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ステップ 7 |
ネットワーク VRU スクリプトを作成します。 |
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ステップ 8 |
[ICM構成マネージャ(ICM Configuration Manager)] > [ネットワークCRUスクリプトリストツール(Network VRU Script List tool)] の順に選択し、以下の割り込み可能スクリプトネットワーク VRU スクリプトを作成します。 名前:VXML_Server_Interruptible ネットワーク VRU:Type 10 CVP VRU を選択します。 VRU スクリプト名:GS、サーバー、V、割り込み可 タイムアウト:9000 秒 割り込み可能:オン |
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ステップ 9 |
[ICM構成マネージャ(ICM Configuration Manager)] > [ネットワークCRUスクリプトリストツール(Network VRU Script List tool)] の順に選択し、以下の割り込み不可スクリプトネットワーク VRU スクリプトを作成します。 名前:VXML_Server_NonInterruptible ネットワーク VRU:Type 10 CVP VRU を選択します。 VRU スクリプト名:GS、サーバー、V、割り込み不可 タイムアウト:9000 秒(Unified CVP の最大コールライフよりも長くする必要があります)割り込み可能:オフ |
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ステップ 10 |
user.microapp.ToExtVXMLECC 変数が最小サイズ 60 文字の 5 つの項目の配列に設定され、user.microapp.FromExtVXML 変数が最小サイズ 60 文字の 4 つの配列に設定されていることを確認します。
サンプルスクリプトのルートとスキルグループにマッピングするために、少なくとも 1 つの使用可能なルートとスキルグループがあることを確認します。 |
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ステップ 11 |
スクリプトを保存し、コールタイプを関連付けてスクリプトをスケジュールします。
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