Cisco IP Conference Phone 8832
IP Conference Phone 8832 は、ユーザ中心の通信を強化します。中規模から大規模の会議室や役員室で 360 度の範囲をカバーする高解像度(HD)のオーディオ性能を実現します。また、全二重の双方向ワイドバンド(G.722)オーディオ ハンズフリー スピーカーにより、高品質のサウンドを実現しています。この電話機では、シンプルなソリューションを提供することで、大部分の会議室が抱える課題に答えます

会議電話機は、360 度のカバレッジを実現する感度の良いマイクを備えています。このカバレッジにより、普通の声で話しても、最大 3 メートル離れた場所から相手にはっきりと聞こえます。また、電話機やその他のワイヤレス デバイスからの干渉に抵抗する技術が採用されており、妨害のないクリアな通信を確実に実現します。電話機はカラー画面と、さまざまなユーザ機能を操作するためのソフトキー ボタンを備えています。ベースユニットのみの場合、会議電話は、6.1 x 6.1 m の部屋で 10 人までのカバレッジを実現できます。
2 つの有線拡張マイクを使用できます。拡張マイクをベース ユニットから離れた場所に設置することで、より大きな会議室に対応できるカバレッジを実現できます。ベースユニットと有線拡張マイクを使用した場合、会議電話は、6.1 × 10 m の部屋で 22 人までのカバレッジを実現できます。
電話機は、オプションのワイヤレス拡張マイク 2 個のセットもサポートしています。ベースユニットとワイヤレス拡張マイクを使用した場合、会議電話は、6.1 × 12.2 m の部屋で 26 人までのカバレッジを実現できます。6.1 x 12.2 m の部屋をカバーするには、各マイクをベースから最大 3 m の距離に配置することを推奨します。
他のデバイスと同様に、Cisco IP Phone は設定し、管理する必要があります。これらの電話機は、次のコーデックのエンコードとデコードを行います。
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G.711 a-law
- G.711 mu-law
- G.722
- G722.2 AMR-WB
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G729a
- iLBC
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Opus
![]() (注) |
セル方式の電話、携帯電話、GSM 電話、または双方向ラジオを Cisco IP Phone のすぐ近くで使用すると、相互干渉が発生することがあります。詳細については、干渉が発生するデバイスの製造元のマニュアルを参照してください。 |
Cisco IP Phone は、コール転送や転送、リダイヤル、スピード ダイヤル、会議コール、ボイス メッセージング システムへのアクセスなど、従来のテレフォニー機能を提供します。Cisco IP Phone では、さらにその他の各種の機能も提供します。
Cisco IP Phone は、他のネットワーク デバイスと同様に、サードパーティ サーバおよび IP ネットワークの他の部分にアクセスできるように設定する必要があります。DHCP を使用すると、電話機上で設定する内容が少なくなります。ただし、お使いのネットワークで必要な場合は、IP アドレス、TFTP サーバ、サブネット情報などの情報を手動で設定できます。
Cisco IP Phone は、IP ネットワーク上の他のサービスやデバイスと連携することで、高度な機能を提供できます。たとえば、サードパーティ サーバを社内の Lightweight Directory Access Protocol 3(LDAP3)標準ディレクトリと統合すると、ユーザが同僚の連絡先情報を IP Phone で直接検索できるようになります。
さらに、Cisco IP Phone はネットワーク デバイスであるため、詳細なステータス情報を電話機から直接取得することができます。この情報は、ユーザが IP Phone を使用しているときに生じた問題をトラブルシューティングするのに役立ちます。また、アクティブ コールに関する統計情報や、ファームウェアのバージョンも電話機で取得できます。
Cisco IP Phone を IP テレフォニー ネットワークで機能させるには、IP Phone を Cisco Catalyst スイッチなどのネットワーク デバイスに接続する必要があります。また、コールを送受信する前に、Cisco IP Phone をサードパーティ サーバに登録する必要があります。