Cisco IP Phone ハードウェアの概要
Cisco IP Phone は、インターネット プロトコル(IP)ネットワーク経由の音声通信を提供します。Cisco IP Phone は、デジタル ビジネス フォンとほぼ同様に機能し、電話コールの発受信に加えて、ミュート、保留、転送、短縮ダイヤル、コール転送などの機能を使用できます。また、データ ネットワークに接続するため、IP テレフォニー機能が拡張され、ネットワーク情報やサービス、およびカスタマイズ可能な機能やサービスにアクセスできるようになります。
Cisco IP Phone 7841 は、ギガビット イーサネット接続をサポートしています。
電話回線キーに機能を追加する場合、使用できる回線キーの数には制限があります。使用している電話機の回線キーの数を超えて機能を追加することはできません。
[電話] |
サポートされる回線キー |
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Cisco IP Phone 7811 |
0 |
Cisco IP Phone 7821 |
2 |
Cisco IP Phone 7841 |
4 |
Cisco IP Phone 7861 |
16 |
Cisco IP Phone は、他のネットワーク デバイスと同様に設定と管理を行う必要があります。これらの電話機は、G.711 a-law、G.711 mu-law、G.722、G.722.2/AMR-WB、G.729a、G.729ab、および iLBC コーデックのエンコード、および G.711 a-law、G.711 mu-law、G.722、G.722.2/AMR-WB、G.729a、G.729ab、および iLBC コーデックのデコードをサポートしています。
注意 |
セル方式の電話、携帯電話、GSM 電話、または双方向ラジオを Cisco IP Phone のすぐ近くで使用すると、相互干渉が発生することがあります。詳細については、干渉が発生するデバイスの製造元のマニュアルを参照してください。 Cisco IP Phone は、コール転送や転送、リダイヤル、短縮ダイヤル、会議コール、ボイス メッセージング システムへのアクセスなど、従来のテレフォニー機能を提供します。Cisco IP Phone では、さらにその他の各種の機能も提供します。 Cisco IP Phone は、他のネットワーク デバイスと同様に、サードパーティ コール制御システムおよび IP ネットワークの他の部分にアクセスできるように設定する必要があります。DHCP を使用すると、電話機上で設定する内容が少なくなります。ただし、お使いのネットワークで必要な場合は、IP アドレス、TFTP サーバ、サブネット情報などの情報を手動で設定できます。 Cisco IP Phone は、IP ネットワーク上の他のサービスやデバイスと連携することで、高度な機能を提供できます。たとえば、サードパーティ コール制御システムを社内の Lightweight Directory Access Protocol 3(LDAP3)標準ディレクトリと統合すると、ユーザが同僚の連絡先情報を IP Phone で直接検索できるようになります。XML を使用すると、天気予報、株価情報、商品相場などの Web ベースの情報にユーザがアクセスできるようになります。 さらに、Cisco IP Phone はネットワーク デバイスであるため、詳細なステータス情報を電話機から直接取得することができます。この情報は、ユーザが IP Phone を使用しているときに生じた問題をトラブルシューティングするのに役立ちます。また、現在のコールに関する統計情報や、ファームウェアのバージョンも電話機で取得できます。 Cisco IP Phone を IP テレフォニー ネットワークで機能させるには、IP Phone を Cisco Catalyst スイッチなどのネットワーク デバイスに接続する必要があります。また、コールを送受信する前に、Cisco IP Phone をサードパーティ コール制御システムに登録する必要があります。 |