電話機の概要
Cisco IP 電話 8800 シリーズは、Internet Protocol(IP)ネットワーク経由の音声通信を提供します。Cisco IP 電話は、デジタル ビジネス フォンとほぼ同様に機能し、電話の発信に加えて、ミュート、保留、転送などの機能を使用できます。また、データ ネットワークに接続するため、IP テレフォニー機能が拡張され、ネットワーク情報やサービス、およびカスタマイズ可能な機能やサービスにアクセスできるようになります。
Cisco IP 電話 8811 は、グレースケール LCD 画面を備えています。Cisco IP 電話 8841、8845、8851、8851NR、8861、8865、および 8865NR は、24 ビット カラー LCD 画面を備えています。
電話回線キーに機能を追加する場合、使用できる回線キーの数には制限があります。使用している電話機の回線キーの数を超えて機能を追加することはできません。
Cisco IP 電話の機能は次のとおりです。
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[セッション回線モード(Session Line Mode)] で最大 5 回線、[拡張回線モード(Enhanced Line Mode)] で最大 10 回線をサポートするプログラム可能な機能ボタン。
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フル ビデオ機能(Cisco IP 電話 8845、8865、および 8865NR のみ)
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ギガビット イーサネット接続機能
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ワイヤレス ヘッドセット用 Bluetooth のサポート(Cisco IP 電話 8845、8851、8861、および 8865 のみ。この機能は、Cisco IP 電話 8811、8841、8851NR、および 8865NR ではサポートされていません)
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外部マイクロフォンとスピーカーのサポート(Cisco IP 電話 8861、8865、および 8865NR のみ)
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Wi-Fi によるネットワーク接続機能(Cisco IP 電話 8861 および 8865 のみ。Wi-Fi は、Cisco IP 電話 8865NR ではサポートされません)
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USB ポート:
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Cisco IP 電話 8851 および 8851NR には USB ポート X 1
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Cisco IP 電話 8861、8865、8865NR には USB ポート X 2
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Cisco IP 電話 8845、8865、および 8865NR は、内蔵ビデオ カメラによるビデオ コールをサポートしています。この機能を使用すれば、友人や同僚とコラボレーションしたり、電話機を使ってフェイスツーフェイス会議を開催することができます。
(注) |
Cisco IP 電話 8845、8865、および 8865NR では、ボックスと梱包を保存する必要があります。これらの電話機のカメラは脆弱です。電話機を移動する場合は、電話機を元のボックスにパックしてカメラを保護することを推奨します。詳細については、ビデオフォンのカメラの保護を参照してください。 |
ビデオ コールには次の機能があります。
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[PIP]:右下、右上、左上、左下の 4 つのポジションから選択します。PIP 表示をオフにすることもできます。
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[スワップ(Swap)]:PIP ビュー内で表示を切り替えます。[スワップ(Swap)] ソフトキーは PIP がオフになっているときは無効です。
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[ビデオのセルフビュー(Self-view Video)]:[ビデオのセルフビュー(Self-view Video)] を選択すると、ビデオに表示される場合と同様に画像が表示されます。
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[ビデオ UI および会議/転送開始(Video UI and Conference/Transfer Initiation)]:会議を開始する場合に選択します。
ビデオ コールの詳細については、『Cisco IP 電話 8800 Series User Guide for Cisco Unified Communications Manager』および該当する Cisco Unified Communications Manager リリースのマニュアルを参照してください。
他のデバイスと同様に、Cisco IP 電話 は設定し、管理する必要があります。これらの電話機は、次のコーデックのエンコードとデコードを行います。
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G.711 a-law
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G.711 mu-law
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G.722
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G722.2 AMR-WB
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G.729a/G.729ab
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G.726
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iLBC
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Opus
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iSAC
注意 |
セル方式の電話、携帯電話、GSM 電話、または双方向ラジオを Cisco IP 電話のすぐ近くで使用すると、相互干渉が発生することがあります。詳細については、干渉が発生するデバイスの製造元のマニュアルを参照してください。 |
Cisco IP 電話は、コール転送や転送、リダイヤル、短縮ダイヤル、会議コール、ボイス メッセージング システムへのアクセスなど、従来のテレフォニー機能を提供します。Cisco IP 電話では、さらにその他の各種の機能も提供します。
Cisco IP 電話は、他のネットワーク デバイスと同様に、Cisco Unified Communications Manager および IP ネットワークの他の部分にアクセスできるように設定する必要があります。DHCP を使用すると、電話機上で設定する内容が少なくなります。ただし、お使いのネットワークで必要な場合は、IP アドレス、TFTP サーバ、サブネット情報などの情報を手動で設定できます。
Cisco IP 電話は、IP ネットワーク上の他のサービスやデバイスと連携することで、高度な機能を提供できます。たとえば、Cisco Unified Communications Manager を社内の Lightweight Directory Access Protocol 3(LDAP3)標準ディレクトリと統合すると、ユーザが同僚の連絡先情報を IP 電話で直接検索できるようになります。XML を使用すると、天気予報、株価情報、商品相場などの Web ベースの情報にユーザがアクセスできるようになります。
さらに、Cisco IP 電話はネットワーク デバイスであるため、詳細なステータス情報を電話機から直接取得することができます。この情報は、ユーザが IP 電話を使用しているときに生じた問題をトラブルシューティングするのに役立ちます。また、アクティブ コールに関する統計情報や、ファームウェアのバージョンも電話機で取得できます。
Cisco IP 電話を IP テレフォニー ネットワークで機能させるには、IP 電話を Cisco Catalyst スイッチなどのネットワーク デバイスに接続する必要があります。また、コールを送受信する前に、Cisco IP 電話を Cisco Unified Communications Manager システムに登録する必要があります。