Cisco IP 電話 キー拡張モジュール セットアップの概要
キー拡張モジュールを使用すると、ライン アピアランス、短縮ダイヤル、またはプログラム可能ボタンが電話機に追加されます。[プログラム可能な機能ボタン(Programmable feature buttons)] は、電話回線ボタン、短縮ダイヤル ボタンまたは電話機能ボタンとして設定できます。しかし、拡張モジュールでは簡易ダイヤリングがサポートされません。
注意 |
電話機の側面にあるスロットは、キー拡張モジュールのスパイン コネクタ専用です。その他の物を挿入すると、電話機が損傷して回復不能になります。 |
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Cisco IP 電話 8800キー拡張モジュール:シングル LCD 画面モジュール、18 回線キー、2 ページ、1 列表示または 2 列表示の設定。
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Cisco IP 電話 8851/8861 キー拡張モジュール:音声電話用のデュアル LCD 画面モジュール、14 回線キー、2 ページ、1 列表示のみの設定。拡張回線モードを使用し、キー拡張回線上でコールを受信している場合、電話機にコール アラートが表示され、拡張モジュール回線に発信者 ID が表示されます。
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Cisco IP 電話 8865 キー拡張モジュール:ビデオ電話用のデュアル LCD 画面モジュール、14 回線キー、2 ページ、1 列表示のみの設定。キー拡張回線上でコールを受信している場合、電話機にコール アラートが表示され、拡張モジュール回線に発信者 ID が表示されます。
Cisco IP 電話 8851/8861 キー拡張モジュール および Cisco IP 電話 8865 キー拡張モジュール を機能させるには、ファームウェア リリース 12.0(1) 以降と、Cisco Unified Communications Manager 10.5(2) 以降が必要です。拡張回線モード(ELM)は、Cisco IP 電話 8851/8861 キー拡張モジュール および Cisco IP 電話 8865 キー拡張モジュール でのみサポートされています。ELM は、単一の LCD 拡張モジュールではサポートされていません。
1 台の電話機に複数の拡張モジュールを使用できます。Cisco IP 電話 8851 および 8851NR は、最大 2 台のモジュールをサポートします。Cisco IP 電話 8861、8865、および 8865NR は、最大 3 台のモジュールをサポートします。ただし、各モジュールが同じタイプである必要があります。つまり、音声用の拡張モジュールとビデオ用の拡張モジュールを混在させることはできません。また、音声電話にビデオ拡張モジュールを使用したり、ビデオ電話に音声拡張モジュールを使用することもできません。
ほとんどのコール機能は拡張モジュールでサポートされており、Cisco Unified Communications Manager から管理者によって設定されます。セルフ ケア ポータルで機能が利用可能な場合は、その機能を拡張モジュールに追加できます。
拡張モジュールに機能を追加する場合は、各回線ボタンが 1 つの機能のみをサポートすることに留意してください。拡張モジュールのプログラム可能回線キーの数より多くの機能を追加することはできません。
また、キー拡張モジュールを使用するときは、回線モードにも注意してください。拡張モジュールの 1 番目の回線キーは、セッション回線モードの場合は、電話テンプレートの回線 6 です。拡張回線モードの場合は、電話テンプレートの回線 11 です。1 つの行には最初の 25 文字だけが表示されます。
Cisco IP 電話 モデル |
シングル LCD 画面拡張モジュール |
デュアル LCD 画面拡張モジュール |
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Cisco IP 電話 8851 および 8851NR |
セッション回線モード:77 |
セッション回線モード:61 |
拡張回線モード:サポートされていません |
拡張回線モード:66 |
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Cisco IP 電話 8861 Cisco IP 電話 8865 および 8865NR |
セッション回線モード:113 |
セッション回線モード:89 |
拡張回線モード:サポートされていません |
拡張回線モード:94 |